JPS6312560Y2 - - Google Patents

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JPS6312560Y2
JPS6312560Y2 JP9348481U JP9348481U JPS6312560Y2 JP S6312560 Y2 JPS6312560 Y2 JP S6312560Y2 JP 9348481 U JP9348481 U JP 9348481U JP 9348481 U JP9348481 U JP 9348481U JP S6312560 Y2 JPS6312560 Y2 JP S6312560Y2
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JP
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case
nonlinear capacitor
discharge lamp
fixed
lamp
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JP9348481U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は放電灯起動装置に係り、特に非線形コ
ンデンサを用いて高電圧を発生させるものに関す
る。
近年、放電灯起動装置においてグロースタータ
方式に変つて半導体を利用した方式が多く提案さ
れている。その一つの方法として特公昭48−
28726号公報などに代表される非線形コンデンサ
を使用した回路が提案されている。
この回路例を第1図に示す。1,2は交流電源
3の出力端子、4は限流インダクタンス、5は螢
光灯ランプ、6,7はこのランプ5のフイラメン
トである。8は放電灯起動回路で、双方向性サイ
リスタ9、ダイオード10,11、非線形コンデ
ンサ12、コンデンサ13および抵抗14,1
5,16,17にて構成されている。
この放電灯起動回路8の動作は、端子1,2間
に図示の極性の電圧が印加され、双方向性サイリ
スタ9の導通電圧に達すると、端子1、限流イン
ダクタンス4、フイラメント6、ダイオード1
0、サイリスタ9、フイラメント7、端子2を介
して電流が流れランプ5のフイラメント6,7を
予熱する。このとき他の回路に電流が流れるが回
路抵抗が大きいためほとんど問題にならない。
次に電源電圧の位相が反転すると、ダイオード
10で阻止されるためほとんどの電流は、端子
2、フイラメント7、ダイオード11、非線形コ
ンデンサ12、抵抗17、フイラメント6、限流
インダクタンス4、端子1を介して流れ、非線形
コンデンサ12の両端の電圧は上がり、第2図に
示すこの非線形コンデンサ12が固有する特性に
従い、電荷Qが飽和点に達すると電流は急減す
る。この非線形コンデンサ12のスイツチ作用に
より、限流インダクタンス4のインダクタンスを
Lとするとランプ5の両端にはパルス電圧VP
L・di/dtが発生する。すなわち電源電圧の1サイ クルのうち、半サイクルはフイラメント6,7を
予熱し、残りの半サイクルはパルス電圧VPを発
生する。以後ランプ5が点灯するまでこれを繰返
す。
次にランプ5が点灯すると、電源電圧をV1
ランプ5の点灯時のフイラメント6,7間電圧を
VLとした場合、双方向性サイリスタ9の導通電
圧VB0は、V1>VB0>VLに設定してあるため、双
方向性サイリスタ9は導通されなくなり、ランプ
5には予熱電流は流れなくなり、また、他の半サ
イクルでは回路が遮断されていないため、パルス
電圧が発生するが、ランプ5が点灯しているため
ほとんどの電流はランプ電流として流れ、フイラ
メント6,7間電圧VLは、電源電圧V1に比べ大
幅に低くなつている。このため両端電圧は非線形
コンデンサ12の電荷Qが飽和するまで上昇せ
ず、また、上昇してもランプ5にパルス電圧が吸
収されるため点灯時パルス電圧は低くなる。な
お、第3図a,bは非線形コンデンサ12の平面
図および正面図で、18はセラミツク、19は電
極、20はリード線である。
このように非線形コンデンサ12を使用した放
電灯起動回路8が比較的安価に形成できるため注
目されている。
しかしながら、この起動回路8は非線形コンデ
ンサ12が第2図に示す特性を有しているため、
この非線形コンデンサ12自身歪み振動を発生
し、振動音を出し、固い物体とぶつかると振動音
は大きくなる。また、起動回路8は一般的にケー
ス内に収納されているため、このケースが共鳴箱
となり振動音が増大する。しかもこれはランプ起
動時には非常に大きく、点灯時には小さくなるが
消えることはなく、使用者に耳ざわりで不快感を
与えるという欠点がある。
そこで従来の放電灯起動装置は、この非線形コ
ンデンサ12の振動を防止するため、非線形コン
デンサ12は第4図に示すように照明器具本体に
固定される起動固定脚21,21を有するケース
22の底蓋23の内面に振動吸収体24を介して
接着固定されており、第1図に示す振動回路8の
双方向性サイリスタ9、ダイオード10,11を
除く他の部品は、非線形コンデンサ12の上方に
非線形コンデンサ12の振動音の伝達防止のため
の空間を介して位置し両側をケース22の両側面
より突出した固定片25にねじ26または熔着に
て固定した印刷配線基板27の上面に印刷形成さ
れ、この印刷面に双方向性サイリスタ9、ダイオ
ード10,11が配設固定されている。そして、
前記非線形コンデンサ12はリード線20にて配
線基板27の所定位置に接続されている。
しかしながらこの構造では配線基板27の周囲
が空気であるため放熱効果が悪く、半導体部品の
各容量を大きくとる必要があり、外形が大きくな
ることがある。また、配線基板27と非線形コン
デンサ12との間が空間であるため経時変化によ
り接着が外れると非線形コンデンサ12は固定さ
れず配線基板27に接触し振動音が大となること
がある。
本考案は上記点に鑑み放熱効果がよく小形で、
かつ振動音を小さくすることを目的とするもの
で、ケースと、このケース内に収納され非線形コ
ンデンサを用いて起動電圧を発生させる放電灯起
動回路と、前記非線形コンデンサを除く放電灯起
動回路の各部品を印刷面上に配設固定し非印刷面
を前記ケースの外部露出面とした片面印刷基板
と、振動吸収体を介して前記ケースと前記基板に
固定された部品とにて挾持固定された非線形コン
デンサとを備えた放電灯起動装置を提供するもの
である。
次に本考案の一実施例の構造を第5図乃至第7
図に基づいて説明する。
31は柔軟性を有する合成樹脂にて形成された
ケースで、底面が開口され、両側面下縁には連続
して外方へ向つて折曲された脚部32が形成さ
れ、この脚部32の外縁からは下方に向つて係合
縁33が突出形成されている。
34は熱伝導性のよいアルミナにて形成された
片面印刷基板で、この基板34は前記係合縁33
の内形寸法と同じかやや大きい形状に形成されて
いる。そしてこの基板34の印刷面34aには放
電灯起動回路8の部品のうち、非線形コンデンサ
12、双方向性サイリスタ9およびダイオード1
0,11を除く部品が印刷形成されている。また
双方向性サイリスタ9およびダイオード10,1
1は第6図に示すようにその高さを略同一にして
取付け固定されている。この基板34は印刷面3
4aを内面として前記係合縁33に係合されてい
る。なお、このとき係合縁33は柔軟性があるた
め基板34がやや大きくても係合できる。
非線形コンデンサ12は両面をネオプレンゴム
またはシリコンゴムのような柔軟性の優れた振動
吸収体35にて挾持され、前記ケース31の上面
に嵌挿され、前記サイリスタ9およびダイオード
10,11の頂部で上方へ押圧保持されている。
そしてこの非線形コンデンサ12はリード線20
にて基板34の印刷面34aの所定位置に接続さ
れている。
36はリード線で、第1図に示すようにランプ
5のフイラメント6,7と起動回路8とを接続し
ている。
次にこの実施例の作用を説明する。
図示しない螢光灯器具本体の金属性シヤーシに
前記起動装置の基板34の非印刷面34bを密着
させ、脚部32に対応する位置のシヤーシに切起
し片を設けて、この切起し片にて固定するか、ま
たは脚部32にねじ孔を設け前記シヤーシにねじ
止めする。
この起動装置の半導体部品は電源が投入され動
作が開始されると加熱される。特にランプ5が寿
命末期には片放電し、半波電流が起動回路8に流
れることになり、起動回路8の各部品は非常に発
熱することになる。しかし、これらの熱は基板3
4を介してシヤーシへ放熱される。このシヤーシ
は起動装置に比べ非常に大きいため放熱効果は大
となる。
なお、前記実施例では基板34のケース31へ
の係合作業を容易にするためケース31を柔軟性
の材料で形成したが、係合部33に部分的に切欠
部を設け、係合作業時に柔軟性のある構造とする
こともできる。
また、第8図および第9図に示すように、ケー
ス31は脚部32を平面状に形成し、両側内面に
上下方向に各2条の固定台41を設け、この固定
台41の下縁は前記側面の下縁より基板34の厚
さと同じだけ上方に位置している。基板34は前
記ケース31の底面開口と同一またはわずかに大
きく形成されており、前記ケース31の底面開口
部に圧入係合されている。
また、前記実施例では基板34はアルミナにて
形成したがこれに限られるものではなく熱伝導の
よいものであればよく、またシヤーシに密着する
構造でなくとも外部に露出しているため従来例に
比べ放熱効果はよい。
本考案によれば、印刷配線基板が露出している
ため放電灯起動回路の各部品が発熱しても、前記
基板を介して放熱でき、従来に比べ放熱効果が非
常に改善され、前記部品は熱容量の小さいものが
使用でき、小形かつ安価に製造できる。また前記
露出した基板を螢光灯本体のシヤーシに密着して
取付けることもでき、より放熱効果を向上でき
る。また、ケースの開口を前記基板にて覆うこと
もでき、蓋を必要とせず、材料の減少および作業
性の向上ができるものである。
さらに、非線形コンデンサを振動吸収体を介し
てケースと放電灯起動回路の各部品とで挾持固定
しているため非線形コンデンサの振動の吸収は確
実に行なえ、雑音が発生することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は放電灯起動回路の回路図、第2図は非
線形コンデンサのV−Q特性図、第3図は非線形
コンデンサでaは平面図、bは正面図、第4図は
従来の放電灯起動装置の断面図、第5図は本考案
の放電灯起動装置の斜視図、第6図は同上断面
図、第7図はケースの底面図、第8図は本考案の
他の実施例を示す断面図、第9図は同上ケースの
底面図である。 8……放電灯起動回路、12……非線形コンデ
ンサ、31……ケース、34……片面印刷基板、
34a……印刷面、34b……非印刷面、35…
…振動吸収体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースと、このケース内に収納され非線形コン
    デンサを用いて起動電圧を発生させる放電灯起動
    回路と、前記非線形コンデンサを除く放電灯起動
    回路の各部品を印刷面上に配設固定し非印刷面を
    前記ケースの外部露出面とした片面印刷基板と、
    振動吸収体を介して前記ケースと前記基板に固定
    された部品とにて挾持固定された非線形コンデン
    サとを備えたことを特徴とする放電灯起動装置。
JP9348481U 1981-06-24 1981-06-24 Expired JPS6312560Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9348481U JPS6312560Y2 (ja) 1981-06-24 1981-06-24

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JP9348481U JPS6312560Y2 (ja) 1981-06-24 1981-06-24

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Publication Number Publication Date
JPS57204697U JPS57204697U (ja) 1982-12-27
JPS6312560Y2 true JPS6312560Y2 (ja) 1988-04-11

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ID=29888450

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JP9348481U Expired JPS6312560Y2 (ja) 1981-06-24 1981-06-24

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