JP2542588Y2 - 電子部品の実装構造 - Google Patents

電子部品の実装構造

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JP2542588Y2
JP2542588Y2 JP4623491U JP4623491U JP2542588Y2 JP 2542588 Y2 JP2542588 Y2 JP 2542588Y2 JP 4623491 U JP4623491 U JP 4623491U JP 4623491 U JP4623491 U JP 4623491U JP 2542588 Y2 JP2542588 Y2 JP 2542588Y2
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heat
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和典 久保
秀雄 宮城
武 柴田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、発熱量の大きい抵抗を
備えた電子回路を印刷配線板に実装する際の放熱を考慮
した電子部品の実装構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、蛍光灯用の点灯装置として、イン
バータ装置が増加してきている。この種のインバータ装
置1は、図4に示すように、商用交流電源ACをブリッ
ジ整流器等の整流器Reおよび平滑用コンデンサCを用
いて得た直流電源を、高周波電力に変換して蛍光灯2に
供給するように構成されている。また、インバータ装置
1を駆動したりインバータ装置1の出力を制御したりす
るために、制御回路3が設けられている。したがって、
制御回路3の電源となる数V〜数十Vの直流電源を得る
ために、降圧用の抵抗R1 ,R2 とツェナーダイオード
ZDとの直列回路を直流電源の両端間に接続するととも
に、ツェナーダイオードZDの両端間にコンデンサC1
を並列接続している。このような降圧用の抵抗R1 ,R
2 や、インバータ装置1の内部で用いているドライブ用
の抵抗などは、発熱量が大きいものであるから、2〜3
Wの酸化金属皮膜抵抗等を用いるのが普通である。ま
た、他の電子部品をともに実装している印刷配線板の温
度が上昇することがないように、図5に示すように、発
熱量の大きい抵抗5′はリード5aを長くして印刷配線
板4に実装しているのが現状である。
【0003】とくに、多灯用の点灯装置では、発熱量の
大きな抵抗の数も増加するとともに、蛍光灯からの発熱
量も多くなるから、印刷配線板4の周辺の雰囲気の温度
が高くなるのであって、放熱を考慮することが必要にな
る。そこで、図6に示すように、印刷配線板4を収納し
ているケースや器具本体などの取付部材6と発熱量の大
きな抵抗5′との間にシリコンゴム等からなる熱伝導体
7を介在させて、取付部材6を介して放熱効率を高める
ようにした構造が考えられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、発熱量の大きな抵抗5′のリード5aを長くし
たり、抵抗5′と取付部材6との間に熱伝導体7を介在
させたりしているから、印刷配線板4の厚み方向におけ
る取付部材6の厚みが大きくなり、結果的に薄型化を阻
害する要因になっていた。
【0005】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、発熱量の大きな抵抗からの熱を効率よく放熱
するとともに、印刷配線板の厚み方向における取付部材
の寸法を小さくした電子部品の実装構造を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、発熱量の大きい複数個の抵抗にチップ
抵抗を用いるとともに、印刷配線板の端部の所定領域の
一面に上記複数個のチップ抵抗を集中的に配置し、印刷
配線板の上記領域の他面に放熱板を密着する形で固着す
るとともに、印刷配線板を取り付ける取付部材の定位置
に放熱板を固定しているのである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、発熱量の大きな抵抗をチッ
プ抵抗として印刷配線板の所定領域の一面に集中的に実
装し、かつ、印刷配線板の上記領域の反対面に密着させ
た放熱板を取付部材に固定しているので、チップ抵抗か
ら発生した熱は、ただちに放熱板に伝達され、放熱板を
介して取付部材に伝導するのであって、熱流が主として
放熱板を流れることになるから、印刷配線板の他の部分
には伝達されず、他部品への熱的影響が抑制されるので
ある。また、印刷配線板にチップ抵抗を実装するととも
に放熱板を用いて放熱するから、従来のように抵抗のリ
ードが長くなったり、シリコンゴム等の熱伝導体を用い
たりする必要がなくなり、結果的に、印刷配線板の厚み
方向における取付部材の薄型化が可能になるのである。
【0008】
【実施例】図1ないし図3に示すように、インバータ装
置等の電子回路を構成する電子部品を実装した印刷配線
板4には、電子回路を構成する部品のうち発熱量の大き
い抵抗がチップ抵抗5を用いて実装される。すなわち、
チップ抵抗5を用いるのは、降圧用の抵抗やドライブ用
の抵抗であって、印刷配線板4における導電パターンを
形成した面に面実装される。印刷配線板4の両側縁には
突片4aが突設され、この突片4aにチップ抵抗5が集
中的に配置されるのである。このように発熱量の大きい
抵抗を印刷配線板4の一部の領域に集中的に配置したこ
とによって、他の領域では従来よりも温度が下がること
になる。また、発熱量の大きい抵抗については、回路定
数としては1部品であるものを、直列に接続した複数個
のチップ抵抗5に置き換えるようにすれば、個々のチッ
プ抵抗5からの発熱量を小さくすることができるととも
に、発熱する部品を分散して配置できることになる。そ
の結果、1部品を用いている場合に比較すれば、温度の
上昇を抑制することができるのである。
【0009】突片4aにおいて、チップ抵抗5を配置し
た面とは反対側の面には放熱板8が密着した形で固定さ
れる。放熱板8は、突片4aに密着する中央片8aの両
端部にそれぞれ略L形の脚片8bが連続する形状に形成
される。印刷配線板4に対しては、突片4aを通して中
央片8aの両端部に螺合する固定ねじ9によって固着さ
れる。また、器具本体やケースのような取付部材(通常
は熱良導体の金属製である)6に対しては、取付部材6
を通して脚片8bに螺合する取付ねじ10によって固着
される。したがって、チップ抵抗5から発生する熱流の
大部分は、図3に矢印で示すように、突片4aを介して
放熱板8の中央片8aに流れ、放熱板8を介して取付部
材6に伝達された後、取付部材6の表面から放熱される
のである。このように、チップ抵抗5から発生した熱
は、放熱板8にただちに伝達されるから、印刷配線板4
の他の部位に伝達される熱量は少ないのであって、他の
部品への熱的影響を抑制することができるのである。し
かも、チップ抵抗5であることによって、リードを長く
していた従来構成に比較すれば、印刷配線板4の厚み方
向の寸法が小さくなるのであり、さらには、放熱板8を
用いているから、シリコンゴム等の熱伝導体を用いてい
た場合に比較して、熱伝導性がよく、放熱効率が向上す
るのである。また、上述のように、1部品を直列接続し
た複数のチップ抵抗5で置き換えていることによって、
発熱要素と放熱板8との接触面積が大きくなり、放熱板
8への熱の伝達効率が高くなって、このことによっても
放熱効率が高まることになる。
【0010】上記構成では、放熱板8を固定ねじ9によ
って突片4aに固定していたが、接着剤を用いて放熱板
8を突片4aに固着してもよい。また、印刷配線板4と
して、ガラスエポキシ基板等の熱伝導性に優れた部材を
用いれば、効果が一層高まるものである。
【0011】
【考案の効果】本考案は上述のように、発熱量の大きな
抵抗をチップ抵抗として印刷配線板の所定領域の一面に
集中的に実装し、かつ、印刷配線板の上記領域の反対面
に密着させた放熱板を取付部材に固定しているので、チ
ップ抵抗から発生した熱は、ただちに放熱板に伝達さ
れ、放熱板を介して取付部材に伝導するのであって、熱
流が主として放熱板を流れることになるから、印刷配線
板の他の部分には伝達されず、他部品への熱的影響が抑
制されるという効果を奏する。また、印刷配線板にチッ
プ抵抗を実装するとともに放熱板を用いて放熱するか
ら、従来のように抵抗のリードが長くなったり、シリコ
ンゴム等の熱伝導体を用いたりする必要がなくなり、結
果的に、印刷配線板の厚み方向における取付部材の薄型
化が可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す側面図である。
【図2】実施例を示す斜視図である。
【図3】実施例を示す図2中のX−X線断面図である。
【図4】印刷配線板に実装する電子回路の一例を示す回
路図である。
【図5】従来の抵抗の実装状態を示す斜視図である。
【図6】従来の抵抗の他の実装状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
4 印刷配線板 5 チップ抵抗 6 取付部材 8 放熱板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 柴田 武 兵庫県姫路市西延末404−1 池田電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−70947(JP,A) 実開 昭58−92794(JP,U) 実開 昭61−42898(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱量の大きい複数個の抵抗にチップ抵
    抗を用いるとともに、印刷配線板の端部の所定領域の一
    面に上記複数個のチップ抵抗を集中的に配置し、印刷配
    線板の上記領域の他面に放熱板を密着する形で固着する
    とともに、印刷配線板を取り付ける取付部材の定位置に
    放熱板を固定して成る電子部品の実装構造。
JP4623491U 1991-06-19 1991-06-19 電子部品の実装構造 Expired - Lifetime JP2542588Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH051286U JPH051286U (ja) 1993-01-08
JP2542588Y2 true JP2542588Y2 (ja) 1997-07-30

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