JPS63124332A - ブラウン管およびその製造方法 - Google Patents

ブラウン管およびその製造方法

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JPS63124332A
JPS63124332A JP26964186A JP26964186A JPS63124332A JP S63124332 A JPS63124332 A JP S63124332A JP 26964186 A JP26964186 A JP 26964186A JP 26964186 A JP26964186 A JP 26964186A JP S63124332 A JPS63124332 A JP S63124332A
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glass
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Hajime Morishita
森下 ▲はじめ▼
Saburo Nonogaki
野々垣 三郎
Nobuaki Hayashi
伸明 林
Yoshiyuki Odaka
小高 芳之
Seiji Miura
清司 三浦
Shoko Nishizawa
西沢 昌紘
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 OC 〔産業上の利用分野〕 本発明はガラスの表面の反射率を小さくする低反射膜の
形成方法に係り、特にブラウン管の外面の反射を小さく
するのに好適な反射防止膜を形成する方法に関する。
〔従来の技術〕
特公昭50−23312号明細書にはフッ化マグネシウ
ムの膜が反射防止性膜の最外層に設けられていた無反射
円偏光板が示されている。これはガラス面をノングレア
処理した後、その上にフッ化マグネシウム膜を形成する
ものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ガラスの反射を小さくするため、低屈折率の物質の薄膜
をガラス面に形成する方法が知られてる。
低屈折率の物質としては氷晶石、フッ化マグネシウム等
がある。これらの膜をガラス面に形成する方法は通常真
空蒸着方法によって行われている。この方法によって硬
い膜を得るために1通常、上記蒸着は高真空度下でガラ
ス板を加熱しながら行われる。
)□ ところで最近テレビ用ブラウン管は非常に大型化されて
きているが、こうした大きなガラス面に反射防止膜を形
成するためには、大きな蒸着装置が必要となシ、加熱装
置を含めるとその設備費用は極めて高価となる。
フッ化マグネシウムは水に難溶性であり、コロイド液と
して塗布することができる。フッ化マグネシウムの安定
なコロイド液が得られればこれを回転塗布又はスプレィ
塗布等の方法によってガラス面に膜を形成することがで
きる。この方法による膜の形成は大きなガラスから小さ
なガラス迄自由に対処することができる。本発明の目的
は上記塗布方法による反射防止膜を形成することにある
〔問題点を解決するための手段〕
フッ化マグネシウムのコロイド液は酸性側で安定である
ことがわかった。酢酸マグネシウム・4水塩と保護コロ
イド剤としてのポリビニルアルコールの稀い水溶液にフ
ッ化水素酸の稀い水溶液を加えて、よく攪拌すると安定
なフッ化マグネシウムコロイド液が得られることがわか
った。この液の調製方法は下記反応式に基づいて行われ
る。副M g (CH3CO0) 2 + 2 HF−
+Mg F 2 + 2 CH3CO0H生成物の酢酸
がこの方法によって生成したフッ化マグネシウムのコロ
イドを安定にしている。この酢酸は塗布の際揮発し、膜
中には残らない。酢酸の蒸気は比較的人体への毒性も弱
い。しかし、この調製液から塗布によって形成した膜は
、′きず″がつきゃすい。塗布後、加熱処理を行っても
その膜の強度は上がらなかった。このコロイド液に水i
5 ス(Li 20 ・n5iOz 、に20−nS 
io2* Na2O・ns 1Ch)の稀釈水溶液を添
加し、よく攪拌した液は塗布し加熱することによって、
硬い膜が形成された。水ガラス組成のモル比を表わすn
は通常2〜4である。
膜の強度は水ガラスの添加量が増すと増大する。
十分な強度になる水ガラスの添加量は水ガラスの組成が
Na2O・2SiQ2の場合、これを使用して、フッ化
マグネシウム(MgF2)の水ガラス中のS s 02
に対するモル比MgFz/Sio2は2〜4であった。
この硬化に作用する5iozの量が多い程。
硬化するが、水ガラス中のもう一つの成分のN8.0が
少ないと硬化は十分に進行しない。他の水ガラスのLi
2O・ns 1O2p K2O・n5iOzについても
、アルカリ金属酸化物成分とSiO+成分の関係は上記
で述べたことと同じ結果を示した。
フッ化マグネシウムのコロイド液はフッ化マグネシウム
1モルに対して酢酸が2モル生成する。
このために、アルカリ性の水ガラスを加える場合は、十
分に水で稀釈し、0.5%位に稀める。これを上記コロ
イド液に、添加する。このようにするとSiO2の大き
な粒子が凝集して析出することもなく、均一なコロイド
液として、フッ化マグネシウムのコロイド液中に存在さ
せることができる。
この液の酸性度pHは3程度である。
この液から塗布によって得た膜は、その後、100Cか
ら150Cに、30分間加熱処理する。
この熱処理によりガラス面の様な硬い面が生成した。加
熱処理の温度は80′C以上であれば十分であるが、高
温で処理する方がより良い結果を生じる。通常、100
〜200tl:の加熱処理で行うのが適当である。
安定なフッ化マグネシウムコロイド液の最適濃度は低い
方にあり、0.5〜1.0重量%が適当である。約5%
の高濃度では調整後すぐにゲル化した。
又保護コロイド剤としてはポリビニルアルコールが最適
であり、その添加量の好適な範囲はフッ化マグネシウム
に対して0.5〜10%であった。
水ガラスのフッ化マグネシウムに対する望ましい添加量
の範囲は、水ガラスの組成がつぎの場合、すなわちNa
2O・nS i02. L i2O−nS i02 、
に20・n5iQ、、でnの値が2〜4であるならば、
それらの組成中のS r 02に対するMgF2のモル
比MgFz/ S i O2が1.5〜5.0であった
。この範囲の液から形成した膜は硬くきすつきにくく、
そして、良好な低反射率を示した。
〔実施例〕
A、酢酸マグネシウム(Mg(CH3COO)2・4H
2o)12.96gと2.5係濃度のポリビニルアルコ
ール7.5gを秤り採り、水を加えて全体を213gと
する。この水溶液をよく攪拌する。この液に、50%濃
度のフッ化水素酸4,8gを秤り採り、水を加えて全体
を154.8 gとした液を注ぎこみ数十分間よく攪拌
する。これにより透明な1%のフッ化マグネシウムコロ
イド液が調製される。この液は副生成物の酢酸によって
酸性でありpHは2であった。この液は2週間経過後に
おいても使用可能な安定なコロイド液であった。
B、水ガラス(Li2O・3.58 ioz ; S 
iozとしての濃度20チ)の0.6 gを秤り採り、
これを水で稀めで全体を20gとした。この液を上述の
A、で作成したフッ化マグネシウムのコロイド液の20
gに注き゛、液をよく攪拌した。この液から回転塗布に
よってガラス板上に、厚さ14Qnmの膜を形成し、1
50t:で30分間加熱処理を行ったところ硬く6きず
”つきにくい膜が形成された。膜を施した面の反射率は
波長(λ)550nmの光で1.0%であった。ちなみ
に膜を施さなかったガラス面の反射率は5.5%/λ5
50 nmであった。
C1水ガラス(K2O・38i02;5i02としての
濃度20%)の0.30gを秤り採り、これを水で稀め
て、全体を20gとした。この液をA、で製造したフッ
化マグネシウムコロイド液の20gに注ぎ、液をよく攪
拌した。以下、B、において述べた方法で膜を形成した
。反射率は1.0%/λ550nmであった。
D6水ガラス(Na 20 ・28 ioz ; 8 
iozとしテノ濃度35%)の0.34gを秤り採υ、
これを水で稀めで20gとした。この液をA、で製造し
たフッ化マグネシウムコロイド液の20gに注ぎ、液を
よく攪拌した。以下B、において述べた方法で膜を形成
した。反射率は1.2%/λ55Qnmであった。
〔発明の効果〕
本発明によって、以下に述べる利点が生じる。
1、反射防止膜として有効な膜がコロイド水溶液から形
成できるので、複雑かつ高価な蒸着装置が不要となる。
2、種々の大きさと形状のガラス基板に対して容易に反
射防止処理を施すことができる。
3、塗布した膜の加熱処理は比較的低温でよい。
4、この膜を用いて多層膜による反射防止法ができる。
すなわち、この膜は二重層、三重層あるいはそれ以上の
多層による反射防止膜としても形成することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、酢酸マグネシウムと水溶性ポリマーとからなる水溶
    液にフッ化水素酸水溶液を加える方法によつて合成され
    るフッ化マグネシウムコロイド液に、水ガラス(Li_
    2O・nSiO_2、Na_2O・nSiO_2、K_
    2O・nSiO_2)を添加した液を調製し、これを塗
    布した後、加熱することを特徴とする反射防止性膜の製
    造方法。 2、フッ化マグネシウムと水ガラスとからなるコロイド
    液が酸性であることを特徴とする第1項記載の反射防止
    性膜の製造方法。 3、酸性度がpHで2〜5であるコロイド液をもちいて
    膜を形成する第2項記載の反射防止性膜の製造方法。 4、水溶性ポリマーがポリビニルアルコールであること
    を特徴とする第1項記載の反射防止性膜の製造方法。
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