JPS63120608A - 易剥離性の発泡層を形成するための一体発泡成形方法 - Google Patents

易剥離性の発泡層を形成するための一体発泡成形方法

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JPS63120608A
JPS63120608A JP61265833A JP26583386A JPS63120608A JP S63120608 A JPS63120608 A JP S63120608A JP 61265833 A JP61265833 A JP 61265833A JP 26583386 A JP26583386 A JP 26583386A JP S63120608 A JPS63120608 A JP S63120608A
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
urethane
insert material
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP61265833A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Sasaki
佐々木 良二
Yoshimi Tanaka
義美 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、インサート材等をウレタン発泡液と共に一体
で発泡成形する際のウレタンの発泡状態、流動軌跡等を
調査、検討するために一体成形品からウレタン発泡層を
剥離する際の剥離性を改善する方法忙関する。
(従来の技術) 最近、自動車等にお偽では、その内装部材として軽量か
つソフト感のある一体発泡成形品が多く用いられるよう
になってきている。
該成形品は圧縮性、復元性に富むため、事故等による乗
員と単室との衝突の際の衝撃緩和に役立っている。
第3図は、この一体発泡成形品の裏造工穆の一例を図示
したものである。
第3図に於て、樹脂成形品乃至鉄板等からなるインサー
ト部材1はその表面を清浄圧したc図イ)後、その表面
にウレタン系接着剤4が塗布される(図口)。
次いで、インサート部材1は専用の治具6にセヴトした
後(図ハ)、真空引きにてインサート部材10表面に塩
化ビニル樹脂フィルム5をコーテングする(図工)。こ
のワークを一方の型とし、他方のfjlK軟質ビニール
シート等の表皮材を載置し、両鳳内にウレタンの発泡性
原液を注入して、ウレタンの一体発泡成形を行うと第5
図(ホ)K示すように塩化ビニル樹脂表皮層−ウレタン
発泡体層−インサート材からなる一体発泡成形品がえら
れる。この方法は、裏パリ(インサート部材の開孔部よ
シ裏面へ押し出されるウレタン発泡体)の発生を防止し
、パリ取り作業を廃止するとともに、ウレタンの歩留)
を向上させコストダウンもはかることができる好適な成
形方法である。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような成形方法に於て、ウレタン原料の改善、新
形状でのウレタン原液の成形性等を検討する場合は、ウ
レタン原液の発泡状態、流動軌跡等を調査するため製品
からウレタン発泡層を剥離する必要がある。しかしなが
ら、塩化ビニル樹脂フィルムとインサート及び塩化ビニ
ル樹脂フィルムとウレタン発泡層は、それぞれ二液性の
ウレタン接着剤及び発泡層自体により化学的結合力、分
子間力及び凝集力で密着しておりそれぞれの接着力は、
塩化ビニル樹脂フィルム、発泡層の破断力よシ大きいた
め、製品から発泡層を剥離する際に、塩化ビニル樹脂フ
ィルムにウレタンが付着し、正確な観察ができない。
また発泡層の断面のみを観察する場合でも、インサート
と塩化ビニル樹脂フィルムが密着しておシ、サンプルの
作成が困難である。
本発明は、このような問題を解決するものであシ、製品
からウレタン発泡層が部分的に、ちるいは全面的に容易
に剥離することのできる一体発泡成形方法を提供するも
のである。
(+fla・口1決するための手段) 即ち、本発明は、インサート材の表面に接着剤を塗布し
、塩化ビニール樹脂被膜をコーテングした後、これをウ
レタン発泡液と一体で発泡成形する方法に於て、インサ
ート材の表面、接着剤の塗布面または塩化ビニル樹脂コ
ーテング被膜の表面に離型剤を塗布す名ことを特徴とす
る易剥離性の発泡層を形成するための一体発泡成形方法
である。
一般に接着カニP(kl/i)は、二種の被接着材と接
着剤との化学的結合カニ A 、 A’(kr/d)、
分子間カニ B 、 B’(kp/cI/り  及び接
着剤自身の凝集カニC(1w/cd)によシ決まる(式
1)。
F=Min(Max(A、B) 、Max(A’B’)
、C)−−−−−、−式(1)境界面に離型剤が存在す
ると、反応性に富む活性基や、分散力に富む共tL二重
結合の侵入が離型剤膜によつて防がれる。その度合は離
型剤の表面濃度S(t/cd)K依存しゃ傘妾番4、M
a x (A 、 B )=P 、Ma x (A’ 
B’ ) =Qとすると(2)式のようになる、 F=Min(P(s) 、Q(S) =C)Sを調整し
、P(S) 、Q(S)>Cならば接着剤層が破断し、
P (S )>C>Q(8)ならばQ側で剥離し、Q(
S )>C>P(S )ならばP側で剥離する。
このように、接着カニFt:を被接着材の材質及び接着
条件が一定ならば、離型剤の種類と表面濃度及び接着剤
の種類忙依存し、あらかじめ設定することが可能である
このような原理は本発明の一体発泡成形品に於ても適用
され、塗布する離型剤の種がおよびその表面濃度を適当
に選択することによシ、得られる一体発泡成形品の界面
の接着強度を予め希望する強度のものに設定することが
できる。
離型剤としては、プラスチックの成形に用いられている
離型剤等が使用することができるが、特に有機溶剤系の
離型剤が好ましい。
離型剤は、インサート材の表面、インサート材に接着剤
を塗布した表面、インサート材に接着剤を塗布し塩化ビ
ニル樹脂被膜をコーテングした面のいずれかの面に塗布
されるが、その表面に部分的にあるいは全面的に塗布さ
れる。そして、離型剤がインサート材の表面またはイン
サート材に接着剤を塗布した表面に塗布された場合は、
塩化ビニル樹脂コーテング被膜を伴フたウレタン発泡体
が剥離され、また離型剤がインサート材に接着剤を塗布
し塩化ビニール樹脂被膜をコーテングした面に塗布され
た場合には、ウレタン発泡体のみが剥離され塩化ビニー
ル樹脂のコーテング被膜はインサート材に接着したまま
残る。
(作用) 本発明に於て、インサート材の表面、接着剤の塗布面乃
至塩化ビニール樹脂のコーテング被膜面に塗布した離型
剤は、該離壓剤塗布面に於ける接着性を低下させ、一体
発泡成形品から、発泡層を剥離する際の剥離性を良くす
る作用をする。
(実施例) 次に本願発明の実施例を図面を用いて説明する。
実施例を 第1図は本発明の一体発泡成形法の一実施例を説明する
ための図面である。
この実施例ではガラス繊維で強化されたアクリロニトリ
ル−スチレン共重合体(ASG)を射出成形によシ成形
したインストルメントパネルのインサート材1が使用さ
れる。該ASG製のインサート材1の表面を清浄Kl、
(図イ)次いで、その表面の全面または剥離したい部分
忙規定の表面濃度になるように有機溶剤系の離型剤(U
RT−105T ) 2をスプレーにて塗布する(図口
)。溶剤3を乾燥した(図ハ)後、インサート材1の全
面又は離型剤のない面に二液性ウレタン接着剤4(デス
モジュール)をスプレーにて塗布しく[g二)、これを
専用の接着治具6にセットしく図ホ)、これに予め加熱
した塩化ビニル樹脂フィル′7−5を真空吸引させて接
着コーテングアする(図へ)。
このようにして得られたワークを上型にセットシ、表面
にポリ塩化ビニル表皮材9を置いた下型と組合せ、型内
にウレタン原液を注入して一体発泡成形を行うと、塩化
ビニル樹脂表皮層−ウレタン発泡層−塩化ビニル樹脂コ
ーテング層−インサート材とからなるインストールメン
ドパネルが得られる(図ト)。
この一体成形品に於ては、インサート面に離型剤を塗布
して一体成形を行っているため、インサート面から塩化
ビニル樹脂フィルム層を伴ったウレタン発泡体層が容易
に剥離することができる。なお、この実施例ではインサ
ート面に離型剤を塗布した後、接着剤を塗布したが、離
型剤と接着剤との塗布順序が逆であっても同じ結果が得
、もれる。
実施例2 第2図は、本発明の一体発泡成形法の他の実施例を示す
ものである。インサート材10表面を清浄にした(図イ
)後、その表面に二液性ウレタン接着剤4を塗布する(
図口)。次いで、インサート材1を治具6にセットしく
図ハ)、約α15■の厚さの塩化ビニル樹脂フィルム5
を真空・接着コーテング(図工)する。このワークの全
面または剥離したい部分に有機溶剤系の離型剤2を塗布
・乾燥外(図ホ)する。このワークを用いて、塩化ビニ
ル樹脂表皮材軟質ウレタンの組合せで一体発泡成形を行
う。このようにして得られた一体発泡成形品(図へ)忙
於ては、塩化ビニル樹脂コーテング被膜面5に離型剤2
が塗布されているためその面から容易にウレタン発泡体
を剥離することができる。
(発明の効果) (イ)本発明によると、発泡層はインサート材から部分
的に、または全面的に容易に剥離することができ、実験
条件、成形作業条件に支障を与えない。従って、本発明
は一体成形品からウレタン発泡層を剥離して、原料の発
泡状態・流動軌跡等を調査する際に利用される成形方法
として極めて有効なものである。
(ロ) tた、本発明によると、接着強度は、離型剤の
種類と表面濃度を選択することによシ調節することがで
きるので、あらかじめ希望の強度を設定することができ
る。
(ハ) また、本発明によると、ウレタン発泡体の剥離
によりインサート材が破壌されないので、インサート材
の再利用が可能であり、省資源的に有効な方法である。
に)そして、離型剤の量を最小限かつ、一定にする場合
はセル荒れ等の発泡不良を防止することができ再現性が
確保でき正確な観察 可能である。
(ホ)実施例2の方法は、実施例1の方法に比重して剥
離後のインサート材には、塩化ビニル樹脂フィルムがコ
ーテングされているので、インサート材を再利用する場
合、真空・接着フーチング工程を省略することができ、
塩化ビニル樹脂フィルムとウレタン発泡層との接着力を
検討をしない場合には、短時間に再現性の良い評価・検
討を可能にする有効な手段である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の詳細な説明図であシ、 第3図は、一体発泡成形方法の説明図である。 図中、 1・・・インサート材    2・・・離型剤3・・・
溶剤        4・・・接着剤5・・・塩化ビニ
ル樹脂フィルム 6・・・治具7・・・塩化ビニル樹脂
コーテング8・−ウレタン発泡層9・・・塩化ビニル樹
脂表皮層 特許出願人    トヨタ自動車株式会社代理人・弁理
士  萼  優 美(ほか2名)i−1図 (2)       (ホ)         (w)
9・・・・倉1イ仁ビニル衝庖釆聞1 第2図 (ニ)              (ホ)第3図 (イ)              (ロ)(ハ)  
             (ニ)(本)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. インサート材の表面に接着剤を塗布し、塩化ビニル樹脂
    被膜をコーテングした後、これを、ウレタン発泡液と一
    体に発泡成形する方法に於て、インサート材の表面、接
    着剤の塗布面または塩化ビニル樹脂コーテング被膜の表
    面に離型剤を塗布することを特徴とする、易剥離性の発
    泡層を形成するための一体発泡成形方法。
JP61265833A 1986-11-08 1986-11-08 易剥離性の発泡層を形成するための一体発泡成形方法 Pending JPS63120608A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6129263A (en) * 1997-10-13 2000-10-10 Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha Mounting method of bonding insert material and jig used in the method
US6135345A (en) * 1998-02-10 2000-10-24 Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha Metal material bonding method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6129263A (en) * 1997-10-13 2000-10-10 Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha Mounting method of bonding insert material and jig used in the method
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