JPS63120119A - 紡機用バル−ンコントロ−ルリングの製造方法及び紡機用バル−ンコントロ−ルリング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は精紡機、撚糸機等において、糸のバルーニング
制御の際に問題となる糸毛羽、溶融糸の発生全防止する
ためのバルーンコントロールリングを製造する紡機用バ
ルーンコントロールリングの製造方法及び紡機用バルー
ンコントロールリングに関するものである。

従来の技術 従来、この種のバルーンコントロールリングは、円形断
面を有する複数本の素巌を撚り合わせて撚線を形成し、
上記撚線を環状とし、その端部を導糸口が形成されるよ
う互いに外方に向は交叉状に重ね合せ、またその端面部
は撚合構造が解けな−よう溶着、接着等の手段で一体的
に固定されて形成されて−た。

発明の構成 第一の発明の紡機用バルーンコントロールリングの製造
方法は、第１図に示すように、一本の心線を有する撚Ｓ
を製造する撚線工程と、上記撚線工程にお−て製造され
た撚線を一定長さに切断する定寸切断工程と、上記一定
長さに切断された短尺の撚線の両端部を止める先端溶接
工程と、上記短尺の撚線を所要の径に巻き上げて円環を
形成する輪巻き工程と、上記円環に取付は板を溶接して
バルーンフントロールリングを形成する溶接工程ト、上
記バルーンコントロールリングの表面を研摩する研摩工
程とから成り、これらの各工程を順次通過することによ
りバルーンコントロールリングを製造するものである。

また第２の発明の紡機泪バルーンコントロールリングは
、第１の発明の方法によって得られた物であって、第３
〜４図に示すよって、鉄線又は硬Ｗ４ｆｊｌよりなる一
本の心線１とステンレス線よりなる複数本の側ｌ１Ａ３
を撚合せ、表面にり７トライド処理を施してなるもので
ある。

実施例 以下、本発明の一実施例ｆ：図面に基いて説明する。

第１図に示すように、本発明のバルーンコントロールリ
ングの製造方法は、少くとも撚線工程、定寸切断工程、
先端溶接工程輪巻き工程、溶接工程及び研摩工程から構
成されている。

撚線工程では、第２図に示すように心線Ｉｔ繰り出す供
給リール２と、心Ｉｓ１の周囲に撚り合せる側ｇＪ３を
繰シ出す複数個の供給リールを備えた回転体４と、撚り
合された撚線５ｔ−引き取るキャプスタンローラ６と、
上記撚６５を巻き取る巻取りリール７とから構成された
チューブラ型撚線機８によシ、第３図に示される撚線５
が形成される。

定寸切断工程は、上記撚線工程で撚り合された撚１ｓ５
ｔ−、リールから引き出し、プレス、切断機などの切断
装置を用いて一定長さに切断する粗切り工程と、上記一
定長さに切断された一定長さの撚線を所要の長さに切断
する定寸切断工程とから構成されている。

上記切断工程では二工程で所要長の撚線を得ることがで
きたが、リールから引き出された撚［５を所要の長さく
揃うよう、−度で切断することも可能である。

先端溶接工程は、上記定寸切断工程で得られた所要長さ
の撚線の両端を、ガス溶接によ）溶着させ、撚線の先端
がバラケルのを防止する。

なお、溶接手段としてはガス溶接に限らず、他の手段を
用−て行ってもよいものである。

輪巻き工程は、第４図＜ａ＞に示すように内面が略真円
で、両端部８Ｂ、８１）が互いに交差して交差部人が形
成されるようにマウンティングマシンにより巻き上げて
リング状とするか、第４図（１））に示すようにあらか
じめ、両端部９６．９ｂをスェージング加工、研削加工
等により先端にいくに従−琺７ 細くなるよう加工した熟線の棒状体を、内面が略真円で
、両端部９ａ、９ｂが重なるようマウンティングマシン
により巻き上げ、上記両端部９　’　＋９ｂの重なり部
分を夫々ガス溶接により固着し、リング状に形成する。

溶接工程は、上記のように形成されたリング状の撚線に
、第４図（１り及び（１））に示すように機台への取付
板１Ｏｔ−ガス溶接、電気溶接等の溶接により一体的に
固着してバルーンコントロールリンク１１ヲ形成する。

研摩工程は、上記のようにして得られたバルーンコント
ロールリング１１の内周面のキズや、パリ等を除去する
もので、粗研摩仕上げ研摩を行うものである。

なお、複数個のバルーンコントロールリング１１をバレ
ル研摩するような場合は、俵数個のバルーンコントロー
ルリング１１の取付板１Ｏｔ−ボルトやワイヤ等によタ
一体に固定して行うと為互いに接触したり、からみ合っ
たりしないので効果的に研摩を行うことが可ｕＱである
。

次に、上記バルーンコントロールリング１１は、心線１
が１本でｇｉ線３が１２本で構成した撚線５を用いてい
るが、心線１は１本で、側線３は６本〜１２本用いるこ
とが可能である。

また、バルーンコントロールリング１１の内径が２０３
　Ｍφのものでは、心線１の線径が５履φ１　側線の線
径がＬ５ｍφで、本数が１２本で構成され、内径が１３
２顛φのものでは、心線１の線径が３ｍφ、側線の線径
が１５８φで、本数が８本又は９本で構成されている。

しかし、上記構成に限られることはないものである。

さらに、心線の材質は硬鋼線、鉄線等が用いられ、側線
の材質はステンレス鋼（例えばＳＵＢ　３０６゜８Ｕ８
４１０　）、硬鋼線が用いられる。

なお、［ｉとしてステンレスｇ４を用いた場合は、タフ
トライド処理、ガス窒化処理等の窒化処理を施すことも
可能である。この窒化処理工程はバルーンコントロール
リングの形状が出来上った後に入れるのが好ましいもの
である。

撚線工程においてチューブラ型撚線機と用いたが、パン
チャー型撚線機を用いて心線を有する撚線を製造するこ
とも可能である。

発明の効果 本発明は連続して畏尺の撚線をル成し１上記撚ＩＭを必
要長さに切断すると共に両遍金溶接しているため、撚り
構造の安定した撚線が得られ、従って、輪巻き工程にお
いても真円度の優れたリングが得られる。さらに、取付
板を浴接により取り付けた後で研摩しているため、内周
面にキズを入れたりすることがなく、品質が非常に優れ
ている。

また、一本の心線の周囲に複数本の側線を配置している
ため、撚構造が安定し、表面にタフトライド処理を施し
ているため、耐鰭耗性が非常に向上する等の効果を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の紡機用バルーンコントロールリングの
製造工程を示すブロック図、第２図は本発明の撚線工程
に用−られる撚線機の一実施例を示す説明図、第３図は
撚線工程において撚シ合された撚線の一実施例を示す断
面図、第４図（１７）　、　（１））は夫々本発明のバ
ルーンコントロールリングの製造方法により製造された
バルーンコントロールリングの実施例を示す平面図であ
る。 １・・・心線、２・・・供給リール、３・・・側線、４
・・・回転体、　　５・・・撚線、　６・・・キャプス
タンローラ、７・・・巻取りリール、８ｇ、８ｂ、９ａ
、９ｂ・・・ｍ部、ｘｏ・・・］ｌ［，１１・・・バル
ーンコントロールリング。 特許出願人　　　金　井　宏　之 代　　理　　人　　　　　林　　　　　清　　明第２図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）一本の心線を有する撚線を製造する撚線工程と、
   上記撚線工程において製造された撚線を一定長さに切断
   する定寸切断工程と、上記一定長さに切断された短尺の
   撚線の両端部を止める先端溶接工程と、上記短尺の撚線
   を所要の径に巻き上げて円環を形成する輪巻き工程と、
   上記円環に取付け板を溶接してバルーンコントロールリ
   ングを形成する溶接工程と、上記バルーンコントロール
   リングの表面を研摩する研摩工程とから成る紡機用バル
   ーンコントロールリングの製造方法。
2. （２）上記輪巻き工程と溶接工程との間に、輪巻き工程
   により得られた円環の両端を夫々溶接して環体を形成す
   る輪接溶接工程を配してなる特許請求の範囲第１項記載
   の紡機用バルーンコントロールリングの製造方法。
3. （３）上記溶接工程と研摩工程との間に、表面硬化処理
   を行う窒化処理工程を配してなる特許請求の範囲第１項
   又は第２項記載の紡機用バルーンコントロールリングの
   製造方法。
4. （４）鉄線又は硬鋼線よりなる一本の心線とステンレス
   線よりなる複数本の側線を撚合せ、表面にタフトライド
   処理を施してなることを特徴とする紡機用バルーンコン
   トロールリング。