JPH06150746A - 超電導成形撚線の製造方法 - Google Patents

超電導成形撚線の製造方法

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JPH06150746A
JPH06150746A JP4314348A JP31434892A JPH06150746A JP H06150746 A JPH06150746 A JP H06150746A JP 4314348 A JP4314348 A JP 4314348A JP 31434892 A JP31434892 A JP 31434892A JP H06150746 A JPH06150746 A JP H06150746A
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JP
Japan
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superconducting
wire
bobbin
stranded wire
braking
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Pending
Application number
JP4314348A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Shimada
達夫 島田
Itaru Inoue
至 井上
Hitoshi Shiyou
仁 尚
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Wire Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 所要本数の超電導線3を撚り合わせ、撚り合
わせ直後の撚線19を偏平に圧縮成形して超電導成形撚線
1を製造する場合に、撚線機11に、サプライボビン13に
制動をかけるボビン制動装置27と、超電導素線3に直接
制動をかける素線制動装置29とを設け、ボビン制動装置
27により超電導素線3に加えるバックテンションを、素
線制動装置29により超電導素線3に加えるバックテンシ
ョンより小さくして撚り合わせを行う。 【効果】 サプライボビンの巻き径の変化によるバック
テンションの変化を小さく抑えることができるため、撚
り合わせ条件が安定し、全長にわたってクロス部や撚り
ムラのない均質で長尺な超電導成形撚線を製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超電導成形撚線の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超電導成形撚線は一般に図2または図3
のような断面構造を有している。図2の超電導成形撚線
1は、所要本数の超電導線(単線)3を偏平に撚り合わ
せたものを、さらに偏平に圧縮成形したものである。ま
た図3の超電導成形撚線5は、所要本数の超電導撚線
(複数本の超電導線3を撚り合わせたもの)7を、補強
材または安定化材としての芯材9の周囲に撚り合わせた
ものである。芯材9としては銅、アルミ、ステンレスな
どが用いられる。図3のような芯材9を有する超電導成
形撚線5は、撚り合わせ後に圧縮成形される場合と、圧
縮成形されない場合とがある。
【0003】図2の超電導成形撚線1を製造する方法の
全体を図4に、要部を図5に示す。撚線機11の各サプ
ライボビン13には超電導線(単線)3が巻かれてい
る。サプライボビン13から引き出された所要本数の超
電導線3は目板15を通って周方向に等間隔に配列され
た後、平角状のマンドレル(成形治具)17上に撚り合
わされる。マンドレル17は静止しているので、撚り合
わされた超電導線3はマンドレル17を通過すると偏平
な撚線19となり、この偏平撚線19はマンドレル17
を通過した直後に成形ロール21により平角状に圧縮成
形されて、図2のような超電導成形撚線1となる。この
超電導成形撚線1は引取キャプスタン23により引き取
られ、巻取ドラム25に巻き取られる。
【0004】また図3の超電導成形撚線5を製造する場
合は、前述のマンドレル17は用いずに、撚線機11の
ホローシャフト26内に芯材9を走行させ、芯材9の上
に直接超電導撚線7を撚り合わせるという方法がとられ
る。撚り合わせ後の圧縮成形は前記のように行う場合
と、行わない場合とがある。
【0005】上記のような超電導成形撚線を製造する場
合、撚線機のサプライボビンにはバンドブレーキまたは
電磁ブレーキ等の制動装置が取り付けられており、この
制動装置によりサプライボビンから引き出される超電導
素線(単線または撚線)にバックテンションがかかるよ
うになっている。すなわち超電導素線はバックテンショ
ンのかかった状態で、一定速度で回転する目板を出た
後、回転しないマンドレルまたは芯材に巻き付くことに
なる。このときの超電導素線の巻き付き位置は、超電導
素線に加えられるバックテンションと、キャプスタンに
よる超電導成形撚線の引取張力とのつりあいにより定ま
る。撚りムラ等のない良好な超電導成形撚線を製造する
ためには、上記の巻き付き位置を安定させることが重要
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の製造方法
では次のような理由により良好な超電導成形撚線を製造
することが困難であった。すなわち、サプライボビンに
巻かれている超電導素線の巻き径は、製造開始時が最も
大きく、製造が進むにつれ小さくなって行き、製造終了
時に最小となる。これに対しサプライボビンには制動装
置により常に一定トルクの制動が与えられている。この
ためサプライボビンの巻き径が小さくなっていくと、超
電導素線のバックテンションが大きくなっていく。この
バックテンションの変化は製造条長が長いほど大きくな
る。
【0007】このように従来の製造方法では超電導素線
のバックテンションが製造の進行にともない変化するた
め、撚り合わせ条件が安定せず、製造された超電導成形
撚線にクロス部(超電導素線の重なり合い)や撚りムラ
が発生しやすく、長尺で均質な超電導成形撚線を製造す
ることが困難であった。またクロス部や撚りムラは超電
導成形撚線の超電導特性を低下させる原因となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決した超電導成形撚線の製造方法を提供するも
ので、その構成は、所要本数の超電導素線(単線または
撚線)を撚り合わせ、撚り合わせ直後の撚線を偏平に成
形して超電導成形撚線を製造する方法において、撚線機
に、超電導素線のサプライボビンに制動をかけるボビン
制動装置と、サプライボビンと目板の間で超電導素線に
直接制動をかける素線制動装置とを設け、ボビン制動装
置により超電導素線に加えるバックテンションを、素線
制動装置により超電導素線に加えるバックテンションよ
り小さくして撚り合わせを行うことを特徴とするもので
ある。
【0009】
【作用】このようにすると、サプライボビンの巻き径の
変化によるバックテンションの変化の影響が小さくな
り、製造開始から製造終了までの超電導素線のバックテ
ンションの変化が小さくなるため、撚り合わせ条件が安
定し、クロス部や撚りムラのない長尺で均質な超電導成
形撚線を製造することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す。この実施
例は図2のような超電導成形撚線1を製造するものであ
るが、ここで使用する撚線機11は、サプライボビン1
3に制動をかけるボビン制動装置27と、サプライボビ
ン13と目板15の間で超電導線3に直接制動をかける
素線制動装置29とを備えている。各々の制動装置2
7、29は例えば電磁ブレーキで構成される。
【0011】ボビン制動装置27の制動トルクは伝達機
構31によりサプライボビン13に伝達され、サプライ
ボビン13から引き出される超電導線3に制動を加え
る。サプライボビン13から引き出された超電導線3
は、素線制動装置29のブレーキプーリー33に巻き付
けられた後、目板15を通ってマンドレル17上に撚り
合わされるが、このとき素線制動装置29の制動トルク
に逆らってブレーキプーリー33を回転させるため、こ
こでもバックテンションが加えられる。
【0012】ボビン制動装置27により超電導線3に加
えるバックテンションは超電導線3がたるまない程度の
弱いものでよく、撚り合わせに必要なバックテンション
は主として素線制動装置29により加えられる。これに
より超電導線3が撚り合わされるときのバックテンショ
ンは、サプライボビン13の巻き径にほとんど関係なく
ほぼ一定に保たれ、超電導素線3のマンドレル17への
巻き付き位置が安定するため、マンドレル17を通過し
た偏平撚線19を成形ロール21で平角状に圧縮成形し
て得られる超電導成形撚線1は全長にわたってクロス部
や撚りムラのない均質なものとなる。
【0013】この方法で製造した超電導成形撚線と、従
来の方法で製造した超電導成形撚線の比較を表1に示
す。使用した超電導線は、外径0.648mmφ、NbT
iフィラメント径6μm 、NbTiフィラメント数42
00本、銅比1.8である。また製造した超電導成形撚
線は、撚り本数36本、撚りピッチ95mm、成形断面寸
法1.18×11.50mmである。
【0014】
【表1】
【0015】表1より明らかなように、従来の製造方法
ではクロス部が発生しやすく、製造終了端側で、成形加
工後の超電導線の臨界電流にバラツキがみられたが、本
発明の製造方法では、長尺加工にもかかわらずクロス部
の発生はなく、かつ製造終了端側での、成形加工後の超
電導線の臨界電流のバラツキを小さく抑えることができ
た。
【0016】なお以上の実施例は図2のような超電導成
形撚線を製造する場合について説明したが、本発明はこ
れに限らず図3のような超電導成形撚線の製造にも同様
に適用できるものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
プライボビンの巻き径の変化によるバックテンションの
変化を小さく抑えることができるため、撚り合わせ条件
が安定し、全長にわたってクロス部や撚りムラのない均
質で長尺な超電導成形撚線を製造することができ、超電
導特性もきわめて優れた超電導成形撚線が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る超電導成形撚線の製
造方法を示す説明図。
【図2】 超電導成形撚線の一例を示す断面図。
【図3】 超電導成形撚線の他の例を示す断面図。
【図4】 従来の超電導成形撚線の製造方法を示す説明
図。
【図5】 図4の製造方法の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
1:超電導成形撚線 3:超電導線(単線) 5:超電導成形撚線 7:超電導撚線 9:芯材 11:撚線機 13:サプライボビン 15:目板 17:マンドレル 19:偏平撚線 21:成形ロール 27:ボビン制動装置 29:素線制動装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要本数の超電導素線(単線または撚線)
    を撚り合わせ、撚り合わせ直後の撚線を偏平に成形して
    超電導成形撚線を製造する方法において、撚線機に、超
    電導素線のサプライボビンに制動をかけるボビン制動装
    置と、サプライボビンと目板の間で超電導素線に直接制
    動をかける素線制動装置とを設け、ボビン制動装置によ
    り超電導素線に加えるバックテンションを、素線制動装
    置により超電導素線に加えるバックテンションより小さ
    くして撚り合わせを行うことを特徴とする超電導成形撚
    線の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100707680B1 (ko) 2006-02-21 2007-04-13 엘에스전선 주식회사 선재의 후방 장력을 제어하는 연선장치
CN105989930A (zh) * 2016-01-28 2016-10-05 中国科学院等离子体物理研究所 一种高温超导材料的电缆的制造方法
KR102535114B1 (ko) * 2023-01-30 2023-05-30 박미연 서지보호장치용 눌린납 자동 제조장치

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CN105989930B (zh) * 2016-01-28 2018-08-14 中国科学院等离子体物理研究所 一种高温超导材料的电缆的制造方法
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