JPS63117719A - 電気炊飯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 この発明は、炊飯物の煮炊きおよび保温を行う煮炊き、
保温兼用の電気炊飯器に関する。

〔従来の技術〕

昨今では炊飯器に炊飯機能と保温機能を持たせたものが
市場に出回るようになっている。その多くは電気ヒータ
あるいはガスバーナの炊飯用熱源と別に内釜の外周側に
保温用の電気ヒータを装備し、炊飯物を煮炊１嘆調理後
に熱源を保温用電気ヒータに切換えて保温するようにし
ている。

一方、この種の炊飯器の保温装置として、前記の保温用
電気ヒータに代えてヒートパイプを炊飯器に組み込み、
そのヒートパイプの蒸発部に熱を加えて内釜の内容物を
保温するようにしたガス炊飯器が例えば実開昭５８−９
６９９１号公報で知られている。かかるガス炊飯器の構
造は、内釜を収容する中間胴の周域にヒートパイプを配
管装備するとともに、加熱源として炊飯物を煮炊きする
メインバーナと保温用バーナとを設け、かつ前記ヒート
パイプの蒸発部を保温用バーナに臨ませ、凝縮部を内釜
の外周を取り巻いて配管して構成されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、上記した炊飯器ではヒートパイプが単に保温
時にのみ使用されるに過ぎず、炊飯物の煮炊き用熱源と
して別にメインバーナを備えているだめに部品点数も多
く構造が複雑化する。またヒートパイプの凝縮部を巻装
した中間胴の周域はそのまま外方に開放されているため
に、熱放散。

したがって熱損失量が多く効率的な保温効果が望めない
。

この発明の目的は、ヒートパイプの持つ熱移送。

均温機能をフルに活用して保温のみならず炊飯物の煮炊
きも行うようにすることにより、構造の簡略化、熱効率
の向上が図れるようにした煮炊き。

保温兼用の電気炊飯器を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するために、この発明によれば、炊飯
物を入れる内釜と、該内釜の上蓋と、内釜の周域を包囲
してここに内釜を収容する容器形ヒートパイプと、該容
器形ヒートパイプの周域を包囲する断熱筐体と、容器形
ヒートパイプの作動液蒸発部となる容器底部に伝熱結合
された電気ヒータとを具備して構成するものとする。

〔作用〕

上記構成で、炊飯物の魚炊きモード、保温モードに合わ
せて電気ヒータの出力を調節することにより、ヒートパ
イプ内に封入した作動液の蒸発／凝縮サイクルに伴う熱
移送、均温作用で容器形ヒートパイプより内釜に熱を与
えて炊飯物の煮炊き。

および保温が行われる。また容器形ヒートパイプは断熱
筐体で包囲！裕いるので外方への熱放散が抑えられ、高
い熱効率が得られる。さらに熱源が電気ヒータであるの
で、例えばシーズヒータをヒートパイプの蒸発部内に直
接挿入して高い伝熱性の確保を図ること、および煮炊き
モード、保温モードに対応して電気ヒータの出力を容易
にコントロールすることが可能となる。

〔実施例〕

第１図、第２図、および第３図はこの発明の異なる実施
例の構成図、第４図はその電気回路図である。まず第１
図、第２図において、電気炊飯器は炊飯物ｌを入れる内
釜２と、内釜の上Ｍ３と、内釜２を収容する容器形ヒー
トパイプ４と、該ヒートパイプの底部へ伝熱的に配備し
た電気ヒータ５と、容器形ヒートパイプ４を包囲した断
熱筐体６と、電気ヒータ５の出力を調節するコントロー
ラ７とから構成されている。なお８は配線コード、９は
脚である。

ここで前記した容器形ヒートパイプ４は内釜２の外形と
略同じ上面開放形の受は容器形状であり、その構造は伝
熱性の高い金属で作られた内外二重構造の真空容器の内
部に少量の作！？Ｉ液４１を封入したものである。また
その底部側には作動液の液溜となる蒸発部４２が膨出形
成されており、この蒸発部４２の内部にシーズヒータで
ある前記の電気ヒータ５が作動液中に浸漬して収設され
ている。なお４３は作動液の電気を示す。また容器形ヒ
ートパイプ４を包囲する断熱筐体６はヒートパイプ４と
一体に構成され、その外壁とヒートパイプ４との間の空
間に断熱材６１が充填された構造の断熱筐体として成る
。

一方、前記の電気ヒータ５を含む電気回路は第４図のご
とくであり、電気ヒータ５の電源回路に介挿されたコン
トローラ７は例えば電圧調整器。

マイクロコンピュータ等を装備したものであり、内釜２
の温度を検出する温度センサ１０の検出信号を基に煮炊
きモード、保温モードに合わせて電気ヒータ５への給電
電圧を［ｆｆしてヒータ出力、したがって加熱温度をコ
ントロールさせるものである。なお１１は炊飯器の電源
スィッチである。

また第３図に示す実施例は、前記実施例における断熱筐
体６としてその外壁と容器形ヒートパイプ４との間の空
間を真空引きして真空空間６２とした真空断熱式の筐体
として構成されている。なおその他の構造は第１図、第
２図と同様である。

かかる構成で内釜２に炊飯物１を入れ、ここで電源スィ
ッチ１１をオンにすると煮炊きモードで炊飯を開始し、
電気ヒータ５が約ＩＫＷの出力でヒートパイプ４に封入
されている作動液４１を加熱する。

これにより作動液４１が蒸発してその蒸気が容器形ヒー
トパイプ４の蒸気空間に拡散し、内釜２に放熱して凝縮
する。また凝縮した作動液は重力によりヒートパイプ内
を流下して再び蒸発部４２に還流する。このように蒸発
／凝縮サイクルを繰り返すことにより、炊飯物１が調理
される。その炊飯調理の進行状況は第４図に示した温度
検出センサ１０で検出され、炊飯が終了するとコントロ
ーラ７の指令により電気ヒータ５の出力を自動的に数＋
Ｗ程度に下げて保温モードに切換える。こにより調理後
の炊飯物が冷めることがないように保温される。しかも
ヒートパイプ４は容器形であり、内釜２の全周面域より
炊飯物を均温加熱することができ、効果的な調理、保温
性能が発揮されるし、さらに容器形ヒートパイプ４の外
周域が断熱筐体６で包囲されているので外方への熱放散
が抑制され、少ない消費電力で効率よ（煮炊き、保温を
行うことができるようになる。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明によれば、炊飯物を入れる内
釜と、該内釜の上蓋と、内釜の周域を包囲してここに内
釜を収容する容器形ヒートパイプと、該容器形ヒートパ
イプの周域を包囲する断熱筐体と、容器形ヒートパイプ
の作動液蒸発部となる容器底部に伝熱結合された電気ヒ
ータとを具備して構成したことにより、従来の炊飯器の
ように煮炊き用熱源と保温用熱源とを別個に設けること
なく、同じヒートパイプを活用して炊飯物の煮炊き、保
温が行える構造簡単、かつ熱効率の高い煮炊き、保温兼
用の電気炊飯器を提供することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明実施例の構成断面図、第２図は第１図に
おける矢視■−■断面図、第３図は前記と異なる実施例
の構成断面図、第４図は電気回路図である。各図におい
て、 】：炊飯物、２：内釜、３：上蓋、４：容器形ヒートパ
イプ、４１：作動液、４２：蒸発部、５：電気ヒータ、
６：断熱筐体、６１：断熱材、６２：真空空間、７：コ
ントローラ。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）炊飯物を入れる内釜と、該内釜の上蓋と、内釜の周
   域を包囲してここに内釜を収容する容器形ヒートパイプ
   と、該容器形ヒートパイプの周域を包囲する断熱筐体と
   、容器形ヒートパイプの作動液蒸発部となる容器底部に
   伝熱結合された電気ヒータとを具備して構成したことを
   特徴とする電気炊飯器。 ２）特許請求の範囲第１項記載の電気炊飯器において、
   容器形ヒートパイプが内釜の外形と略同形状に成る内外
   二重構造の金属製真空容器の内部に少量の作動液を封入
   したものであることを特徴とする電気炊飯器。 ３）特許請求の範囲第１項記載の電気炊飯器において、
   電気ヒータが容器形ヒートパイプの底部内の作動液に浸
   漬して収設したシーズヒータであることを特徴とする電
   気炊飯器。 ４）特許請求の範囲第１項記載の電気炊飯器において、
   炊飯物の煮炊きモード、保温モードに応じて電気ヒータ
   の出力を調節するコントローラを備えていることを特徴
   とする電気炊飯器。 ５）特許請求の範囲第１項記載の電気炊飯器において、
   断熱筐体が容器形ヒートパイプの外周を包囲して一体構
   成され、かつヒートパイプとの間の空間を真空とした真
   空断熱式筐体であることを特徴とする電気炊飯器。 ６）特許請求の範囲第１項記載の電気炊飯器において、
   断熱筐体が容器形ヒートパイプの外周を包囲して一体構
   成され、かつヒートパイプとの間に断熱材を充填した筐
   体であることを特徴とする電気炊飯器。