JPS63114844A - 回動位置決め解除装置 - Google Patents

回動位置決め解除装置

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Publication number
JPS63114844A
JPS63114844A JP61256908A JP25690886A JPS63114844A JP S63114844 A JPS63114844 A JP S63114844A JP 61256908 A JP61256908 A JP 61256908A JP 25690886 A JP25690886 A JP 25690886A JP S63114844 A JPS63114844 A JP S63114844A
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JP
Japan
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pallet
arm
mounting table
bridge
positioning
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Pending
Application number
JP61256908A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotatsu Takeuchi
竹内 広達
Takehiko Miyazaki
宮崎 孟彦
Yasuo Kazama
保夫 風間
Naoya Kurihara
栗原 直哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基台に回動可能に軸支したアームを所定の回
動位置に位置決め支持すると共に、その状態を解除する
操作性を向上させた回動位置決め解除装置に関するもの
である。
〔従来技術〕
機械装置類には、基台に回動可能に軸支したアームを必
要に′応じて上昇回動させて所定の回動位置に支持する
と共に、不要なときはその状態を解除してアームを下向
きにしておくような回動位置決め解除装置を含むものが
あり、例えば、作業テーブルに対して補助的に利用可能
な補助テーブルを必要に応じて水平状態に保つための機
構や、また、工作機械や自動組み立て機に処理対象物を
供給するような移送装置において、処理対象物を対象機
器との間で受は渡すためのブリッジを、処理対象物の移
送ラインに従って必要なものだけ対象機器と接続するた
めに水平状態に保つ機構などに適用されている。
従来の回動位置決め解除機構としては、例えば基台に回
動可能に軸支したアームを所定の回動位置で掛止するフ
ックレバーを基台に設け、当該フックレバーの係脱操作
によってアームの位置決め解除を行う極めて構造の簡単
なものが提供されているが、そのような構造では、アー
ムの回動操作と共にフックレバーの係脱操作が必要とさ
れるためにその操作をワンタッチで行うことはできず、
更に1片手でフックレバーの係脱操作を行わなければな
らない関係上、アームに重量物が付加されている場合に
はアームを容易に且つ安全に回動操作することができな
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したような基台に回動可能に軸支したアームを所定
の回動位置で掛止するフックレバーの係脱操作によって
アームの位置決め解除を行う形式の従来の回動位置決め
解除機構では、アーム位置決め解除操作をワンタッチで
行うことはできず、更に、アームに重量物が付加されて
いる場合にはアームを容易に且つ安全に回動操作するこ
とができないという問題点があった。
本発明は斯る問題点を解決するもので、比較的簡単な構
成によってアームを選択的に所定の回動位置にワンタッ
チで位置決め解除可能な回動位置決め解除装置を提供し
ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を解決するための手段として、基
台にアームを回動可能に軸支し、アームの所定回動位置
において、基台の端縁に所定の間隙をもって対向的位置
を採ることで当該端縁との間に嵌入空間を形成可能な係
止面を上記アームに形成すると共に、上記嵌入空間に嵌
入することにより、嵌入空間の幅が狭まる方向へのアー
ムの回動変位を阻止するストップレバーを基台に回動可
能に軸支し、更に、アームに設けた突起に係合しながら
アームの回動変位に追従してストップレバーを嵌入空間
へ向けて回動変位させると共に、ストップレバーがアー
ムの係止面に押圧係止され得る状態から更にアームを同
方向に所定量回動変位させることによって上記突起から
離脱する従動係合部材を、ストップレバーと一体的に回
動可能に設けた構成を採用するものである。
〔作 用〕
本発明の回動位置決め解除装置は、アームを所定の回動
位置に向けて回動変位すると、同アームの突起に係合す
る従動係合部材が、アームの回動変位に追従してストッ
プレバーを、嵌入空間を形成する基台の端縁に同けて回
動させ、そのストップレバーが嵌入空間に嵌入したとこ
ろでアームから手を離すと、嵌入空間に位置するストッ
プレバーがアームの係止面に当接することで、嵌入空間
の幅が狭まる方向へのアームの回動変位を阻止するよう
にしてアームを所定の回動位置に位置決め保持する。ア
ームの位置決め状態から同アームを更に同じ方向に所定
量回動変位すると、アームの突起が従動係合部材から離
脱することによって、その従動係合部材と一体的に回動
可能なストップレバーは、嵌入空間から自然に離脱して
アームの位置決め状態を解除する。
〔実施例〕
本発明に係る回動位置決め解除装置を適用した本実施例
のパレットチェンジャは、第1図に示すように、マシニ
ングセンタのような数値制御工作機械のワークテーブル
1上に固定したクランプ装[IAと、Wi送車などのパ
レットストッカ2との間に配置され、基台3上に旋回可
能に軸支されたパレット載置台4を旋回移動させてクラ
ンプ装置IAとパレットストッカ2、又はクランプ装置
IAとの間で、パレットの交換を行うものである。
上記クランプ装[IAは、その詳細を図示はしないが、
パレットチェンジャから搬入されるパレット11を仮位
置決めすると共に、仮位置決めされたパレット11を工
作機械による加工位置に位置決めして固定可能に構成さ
れ、加工終了後にはパレット11の固定状態を解除して
当該パレット11をパレットチェンジャに搬出可能とさ
れる。
先ず、パレットチェンジャの全体を第1図に基づいて概
略的に説明すると、アンカボルト6を介して床に固定し
たベース7の上に、詳細を後述する据付装置9を介して
を昇降台8を固定し、その昇降台8の上面に基台3を固
定配置すると共に。
同基台3上には、パレット載置台4を水平方向に旋回可
能に軸支する。上記昇降台8は、パレットチェンジャの
据付に際してパレット載置台4とワークテーブル1上に
固定したクランプ装置IAの高さをほぼ等しく調整設定
するもので、更に、据付装置9は、パレットチェンジャ
の据付時における同チェンジャの前後左右位置や水平状
態並びに昇降台8によって設定された高さ位置の微!!
1111を行ってその昇降台8をベース7に固定するも
のである。
上記パレット載置台4の長手方向両端部はパレット11
の第1搬入出口12及び第2搬入出口13とされ、その
第1搬入出口12と旋回中心部の間には、第1搬入出口
12を介して搬入出されるパレット11を案内支持する
適宜個数のガイドローラ15を備えて成る2対の第ルイ
ル16を敷設し、同様に、第2搬入出口13と旋回中心
部の間には、第2搬入出口13を介して搬入出されるパ
レット11を案内支持する適宜個数のガイドローラ17
を備えて成る2対の第2レイル18を敷設する。一方、
クランプ装@IAに対向する基台3の一端部には、その
クランプ装[IAとパレット載置台4の間で受は渡しす
るパレット11を支えて案内するガイドローラ2oを持
つ1対のブリッジ21を固定配置すると共に、上記パレ
ットストッカ2に対向する基台3の他端部には、そのパ
レットストッカ2とパレット載置台4の間で受は渡しす
るパレット11を支えて案内するガイドローラ22を持
つ1対のブリッジ23を、本発明に係る回動位置決め解
除装置15を介して、概ね水平又は鉛直状態に選択的に
ワンタッチで位置決めすることができるように設ける。
第1図のように、パレット載置台4の第1搬入出口12
及び第2搬入出口13を夫々クランプ装ffff1lA
及びパレットストッカ2に対向させたとき、未加工ワー
クを取付けた図示しないパレットを第2搬入出口13を
介してパレットストッカ2からパレット載置台4の第2
レイル18に搬入載置してクランプ装RIAへの移送を
待機させると共に、加工終了後には、パレット載置台4
の第1搬入出口12を介して加工済みワークが取り付け
られているパレット11を工作機械のクランプ装ft1
Aから第ルイル16に搬入載置し、その後にパレット載
置台4を180@を旋回して、一方では、加工済みワー
クが取り付けられているパレット11をパレットストッ
カ2に搬出し、他方では、未加工ワークを取付けた図示
しないパレットを工作機械のワークテーブル1に固定し
たクランプ装置IAに搬出させる。
尚、第1図において、パレット載置台4の面長手織には
、同載置台4の旋回中心から角部に至る回転半径にほぼ
等しい曲率をもったガードリング25を防護用に設ける
と共に、そのガードリング25をパレット載置台4の旋
回操作用握り手として兼用させる。
次に、パレットチェンジャの各部を詳細に説明する。
先ず、上記昇降台8の詳細を第2図及び第3図を中心に
説明する。
昇降台8は、据付装置9を介してベース7に固定可能な
基板30上に第1ドラム31を固定して成る下部ボディ
ー32と、上記基台3の下に、第1ドラム31を僅かな
間隙をもって収容し得る第2ドラム33を固定して成る
上部ボディー34とを主体とする2重ドラム構造を有し
、その第1ドラム31の外周部に台形ねじ36を刻設し
て、同ねじ36に、ストップリングナツト37をねじ嵌
合すると共に、その上から支持リングナツト38をねじ
嵌合する。
第2ドラム33の下端部はフランジ39を成し、同フラ
ンジ39を支持リングナツト38上に載置して、上部ボ
ディー34を支持リングナツト38で支える。上部ボデ
ィー34は、支持リングナツト38の回転操作にともな
って昇降するが、そのときに上部ボディー34が支持リ
ングナツト38と共に回転しないようにするため、第2
ドラム33の内面には、その軸方向に長尺の丸型キー4
゜を固定し、更に、同キー40を1対の頭部で挾んで摺
接し得るように1対のガイドねじ41を第1ドラム31
の上端外周部に固定する。
上記第2ドラム33のフランジ39には、その軸心に対
して同心で等間隔に例えば12個の取り付は孔42を表
裏面に貫通形成すると共に、回礼42に連通し得る例え
ば4個の取り付は雌ねじ43を、支持リングナツト38
の表裏面に等間隔で貫通形成する。
昇降台8は、パレットチェンジャの据付に際し、ワーク
テーブル1に固定したクランプ装置IAの高さに従って
その高さ位置を調整設定するもので、パレット載置台4
の高さをクランプ装置11Aの高さと等しくするように
、正確には、上記ガイドローラ15.17..20及び
22によるパレット11の案内支持面がクランプ装置!
lA上におけるパレット11の支持面に一致するように
、支持リングナツト38を回して、上部ボディー34を
昇降させる。上部ボディー34の高さ位置を設定した後
には、支持リングナツト38に形成されている4個の取
り付は雌ねじ43が、上部ボディー34のフランジ39
に形成した12個の取り付は孔42の内の4個に連通す
るように支持リングナツト38を僅かに回す、それら連
通した取り付は孔42及び取り付は雌ねじ43にはロッ
クナツト44を介して夫々止めねじ45を嵌入すると共
に、上記ストップリングナツト37を回転操作して支持
リングナツト38の底面をそのストップリングナツト3
7で押圧し、その状態で止めねじ45の先端部がストッ
プリングナツト37を押圧するまで当該止めねじ45を
締め付け、且つ、同ねじ45をロックナツト44で回り
止めして、上部ボディー34を下部ボディー32に完全
固定する。
このように比較的外径の大きな上部ボディー34と下部
ボディー32から成る2重ドラム構造の昇降台8を採用
すると、それが支える上部構造を安定的に支持すること
ができると共に、下部ボディー32に刻設する台形ねじ
35のピッチ円直径を大きくすることができるから、下
部ボディー32に対する上部ボディー34の高さ調整を
極めて高精度に行うことができる。
取り付は孔42と取り付は雌ねじ43の位置合せの際に
必要とされる支持リングナツト38の回転量の最大限度
は、隣合う取り付は孔42相互の円周ピッチの半分、即
ち本実施例に従えば回転角度で15°分で済む。したが
って、その操作によって生ずる上部ボディー34の高さ
位置の変化量、即ち、高さ位置設定の誤差量は、最大限
度で、台形ねじ36の1ピッチ寸法の1/24で済み、
それは極めて微小であるから、その誤差は、据付装[9
による水平状態や高さ位置並びに前後左右位置の微調整
で相殺可能となり、実質的に問題にならない。
次に上記据付装[9の詳細を第4図及び第5図に基づい
て詳細に説明する。
上記ベース7の概略4隅には、夫々スタッドボルト50
を起立固定し、同ボルト50には、フランジ状のハイド
アジャスタ51をそのフランジ部51Aを下にしてねじ
嵌合する。昇降台8の底部に位置する基板3oには、ス
タッドボルト50の配置にほぼ等しい配置でそのハイド
アジャスタ51のフランジ部51A外径よりも小さな貫
通孔53を4個形成し、同貫通孔53をハイドアジャス
タ51のボス部51Bに挿入して、その基板30をハイ
ドアジャスタ51のフランジ部51A上面に載置する。
この状態でハイドアジャスタ51をその頭部51Cを介
して回すと、その回転量に応じてハイドアジャスタ51
が上下し、4個のハイドアジャスタ51の回転量を相互
に調整することによって、昇降台8さらにはパレット載
置台4の水平状態並びに高さ位置を微調整することがで
きる。
上記ベース7の夫々の外縁部には、所定の間隔をもって
ブロック55を2個づつ固定し、同ブロック55に、上
記基板30の端面を抑圧可能な押しねじ56を夫々ねじ
嵌合する。押しねじ56を回してその先端を徐々に突出
させながら基板30を側方から押圧すると、その基板3
oは、それに形成されている貫通孔53の内周部とハイ
ドアジャスタ51のボス部51B外周部の間隙によって
許容される範囲でハイドアジャスタ51のフランジ部5
1A上面を摺動変位し、それら押しねじ56相互の突出
量を調整することにより、同押しねじ56は、ベース7
に対する昇降台4の前後左右位置を微調整する。
上記ハイドアジャスタ51のボス部51B外周部には、
そのハイドアジャスタ51のフランジ部51A外径にほ
ぼ等しい外径を持つロックナツト58をねじ嵌合して、
基板30の貫通孔53周りを、ハイドアジャスタ51の
フランジ部51Aとそのロックナツト58によって挟着
固定可能にすると共に、スタッドボルト50の頭部を押
圧可能な止めねじ59をハイドアジャスタ51にねじ嵌
合する。
据付装置9は、上記昇降台8による高さ設定後に、パレ
ット載置台4の前後左右位置や水平状態並びに昇降台8
によって設定された高さ位置の微調整をしてその昇降台
8をベース7に据付固定する。夫々のハイドアジャスタ
51及び押しねじ56の回転操作によって、パレット載
置台4の水平状態や高さ位置並びに前後左右位置を微調
整した後に、止めねじ59でスタッドボルト50の頭部
を押圧して、スタッドボルト50に対するハイドアジャ
スタ51の周り止めを施し、次いで、ロックナツト58
を締め付は方向に回して、基板30をハイドアジャスタ
31のフランジ部51Aとロックナツト58によって挟
着固定することにより、昇降台8は、ベース7に対して
高さ位置及び前後左右位置が微調整された状態を強固に
保ち得るようにベース7に完全固定される。したがって
、パレットチェンジャは、床にアンカボルト6で固定し
たベース7と強固に一体的となって据付られ、衝撃や振
動が加えられても、その据付位置が容易にずれることは
ない。
次に、パレット載置台4を旋回させてワークテーブル1
上に固定したクランプ装置111Aとパレットストッカ
2との間でパレット11の交換を行うとき、パレットス
トッカ2及びクランプ装置111Aに対するパレット載
置台4の位置決めを行う割り出し機構と、それによる位
置決め及びその解除動作を、同載置台4の旋回操作から
その載置台4に対するパレット11の搬入操作に至る一
連の操作に連動してメカニカルシーケンシャルに制御す
るだめの係脱制御機構10とを説明する。
第6図は第1図における第1搬入出口12側の概ね半分
を示す平面図、第7図はその縦断面図、第8図は第2搬
入出口13側の概ね半分を示す縦断面図である。
上記基台3の中央部には、外周部にベアリング61を嵌
着固定したスタッドリング62A及びディスク62Bか
ら成るベースブロック62を固定すると共に、その上に
、概略環状のセンタブロック63をベアリング61と同
心で固定する。センタブロック63にはパレット載置台
4を回転可能に嵌入し、そのパレット載置台4を、同載
置台4の下面に取付けたベアリングホルダ64を介して
上記ベアリング61で旋回可能に支持する。
パレット載置台4の上には、その旋回中心に対して左右
対称に、且つ、1対の第ルイル16に平行に、1対のセ
ンタプレート66及び67を固定配置し、旋回中心に対
して第1搬入出口12寄りの両センタプレート66及び
67の間に隔板68及び69を固定する。第6図及び第
7図に示すように、センタブロック63寄りの一方の隔
板68の中央にパイプ70を第ルイル16の長手方向に
摺動可能に嵌入すると共に、他方の隔板69に上記パイ
プ70と同心で摺動可能なロッド72を嵌入し、そのロ
ッド72及びパイプ70に、中間部にねじを持つブツシ
ュロッド73をねじ嵌合して両者を結合する。ブツシュ
ロッド73の中間部には、ロッド72及びパイプ70に
対するブツシュロッド73のねじ込み量を調整可能に緩
み止めを施すロックナツト74及び75をねじ嵌合し、
パイプ70の左側端面からブツシュロッド73の先端部
を突出させる。ブツシュロッド73の軸線延長上には、
パレット載置台4の表裏に亘って貫通固定したブツシュ
77に、位置決めピン78を摺動自在に嵌入し、同ピン
78の頭部及びロッド72の右端部を、センタプレート
66及び67に軸支したL型リンク80に接続する。上
記ロッド72には1両端部を隔板69とロックナツト7
5に当接させて圧縮コイルスプリング81を挿入するこ
とにより、ブツシュロッド73はセンタブロツク63に
向けて弾発付勢され、それによって、位置決めピン78
を常時降下方向に付勢するようになっている。
第8図に示すように、パレット載置台4の旋回中心に対
して第2搬入出口13寄りの両センタプレート66及び
67の間にも、上記同様に、隔板88及び89を固定し
、その一方の隔板88の中央にパイプ90を第2レイル
18の長手方向に摺動可能に嵌入すると共に、他方の隔
板89に上記パイプ90と同心で摺動可能なロッド92
を嵌入し、そのロッド92及びパイプ9oに、ブツシュ
ロッド93をねじ嵌合して両者を結合する。ブツシュロ
ッド93の中間部には、ロッド92及びパイプ90に対
するブツシュロッド93のねじ込み量を調整可能に緩み
止めを施すロックナツト94及び95をねじ嵌合し、パ
イプ90の左側端面からブツシュロッド93の先端部を
突出させる。ブツシュロッド93の軸線延長上には、パ
レット載置台4の表裏に亘って貫通固定したブツシュ9
7に、位置決めピン98を摺動自在に嵌入し、同ピン9
8の頭部及びロッド92の右端部を、センタプレート6
6及び67に軸支したL型リンク1゜Oに接続する。尚
、旋回中心から位置決めピン98に至る距離は旋回中心
から上記位置決めピン78までの距離に等しくされてい
る。上記ロッド92には、両端部を隔板89とロックナ
ツト95に当接させて圧縮コイルスプリング101を挿
入することにより、ブツシュロッド93はセンタブロッ
ク63に向けて弾発付勢され、それによって、位置決め
ピン98を常時降下方向に付勢するようになっている。
第1搬入出口12及び第2搬入出口13がブリッジ21
及び23に対向して、同ブリッジ21及び23とパレッ
ト載置台4の間でパレット11を受は渡し可能な状態に
おいて、上記位置決めピン78の直下には、第7図に示
すように同ピン78(及び他方の位置決めピン98)を
嵌入可能なストッパ82を基台3に固定すると共に、上
記位置決めピン98の直下には、第8図に示すように同
ピン98(及び位置決めピン78)を嵌入可能なストッ
パ102を基台3に固定し、パレット載置台4の旋回を
抑制して基台3に位置決め可能になっている。更に、パ
レット載置台4をその状態から90°旋回させた状態に
おいて、上記位置決めピン78及び98を嵌入可能な一
対のストッパ103及び104を、第6図に示すように
旋回中心に対して対称に基台3上に固定する。即ち、セ
ンタブロック63の、中心に対して夫々90°の間隔を
持つPl、P2、P3、P4方向に向けてストッパ82
,103.102、及び104を配置する。
上記ストッパ82.102.103、及び104は、基
本的に同一の構成とされ、その縦断面を示す第9図及び
その平面状態が示されている第6図のように、パレット
載置台4を旋回させるとき、その下方に突出されている
位置決めピン78(98)の下端部に摺接して同ピン7
8(98)を圧縮コイルスプリング81 (101)の
付勢力に抗して上昇移動させ得る上向き斜面110A及
び110Bを位置決めピン78(98)の通過経路の両
側に持つストッパホルダ111を基台3に固定し、その
中央開口には、上記圧縮コイルスプリング81 (10
1)よりも加重の小さな圧縮コイルスプリング112A
及び112Bで上方に弾発付勢した一対のスライドスト
ッパ113A及び113Bを、相互に所定の間隔をもっ
てスライドガイド112で昇降可能に支持して挿入する
と共しこ、上方に弾発付勢されているそれらスライドス
トッパ113A及び113Bの上端に当接するストップ
プレート114を、位置決めピン78(98)の通過経
路側方のストッパホルダ111上に固定する。上記スラ
イドストッパ113A及び113Bの対向面中央部には
、位置決めピン78(98)を嵌入可能にその曲率にほ
ぼ等しい湾曲部115A及び115Bを形成して、位置
決め穴116を構成する。
上記割り出し機構において、位置決めピン78(98)
が圧縮コイルスプリング81 (101)の付勢力によ
って降下されている状態において、パレット載置台4の
旋回途上でその位置決めピン78(98)が上向き斜面
11oAに摺接すると、同ピン78(98)は、パレッ
ト載置台4の旋回動にしたがって徐々にその圧縮コイル
スプリング81 (101)の付勢力に抗して上昇変位
され、位置決めピン78(98)の下端面がスライドス
トッパ113Aの上に到達したとき、位置決めピン78
(98)は、スライドストッパ113Aを下方に弾発変
位させながら降下する。更にパレット載置台4を旋回動
させて位置決めピン78(98)の外周部が他方のスラ
イドストッパ113Bに当接すると、それに呼応して位
置決めピン78(98)の下端面がスライドストッパ1
13Aの上端面から離脱することによって、同ストッパ
113Aが弾発的に上昇変位され、それによって、一対
のスライドストッパ113A及び113Bは、位置決め
ピン78(98)を、湾曲面115A及び115Bで構
成されている位置決め穴116に嵌入拘束する。したが
って、位置決めピン78(98)が位置決め穴116と
同心状態を採り得る位置でパレット載置台4の旋回移動
を積極的に停止させる操作を行う必要はなく、単に位置
決めピン78(98)がスライドストッパ113Bに当
接するまでパレット載置台4を旋回操作するだけで自動
的に位置決めピン78(98)を嵌入拘束させてパレッ
ト載置台4を基台3に位置決めすることができる。各ス
トッパ82,102,103、及び104は、左右対称
構造を成すから、パレット載置台4を上記とは逆方向に
旋回させる場合にも同様に作用する。
係脱制御機構1oは上記センタブロック63の回りに構
成する。即ち、センタブロック63の内側に位置するセ
ンタプレート66及び67の中央には、夫々上記ブツシ
ュロッド73及び93に対向して揺動可能なフックレバ
ー120及び121を同心で軸支し、フックレバー12
0及び121と、センタプレート66及び67との対向
端面間には、図示しない皿ばねのような摩擦部材を介在
させて、夫々のフックレバー120及び121を、所定
の外力が作用されない限りその回動位置を保持し得るよ
うに構成する。フックレバー120及び121には、パ
レット11の端面に当接可能なりッション122と、ブ
ツシュロッド73及び93に対向するボール123を固
定すると共に、パレット11の下端部に形成した溝11
Aを係止可能なフック124を立設する。フックレバー
120及び121は、その下端が上記センタブロック6
3の円周上表面に沿って摺接し得るようになっており、
そのセンタブロック63の円周上表面には、上記ストッ
パ82.103.102.104に向けて夫々90’間
隔で逆台形状の凹部126を形成する。したがって、一
対の位置決めピン78及び98がセンタブロック63を
挾んで一対のストッパ82及び102 (103及び1
04)に嵌入拘束された状態において、フック124の
下端が上記凹部126に嵌入してフックレバー120及
び121が下方へ回動されると、それによって、フック
124がパレット11の溝11Aから離脱してパレット
11の搬入出を可能とする。センタブロック63の円周
上表面のその他の部位は、フック124をパレット11
の溝11Aに係止維持させ得る一定の高さに保つ案内平
面127とされている。
上記ブツシュロッド73(93)に対向するセンタブロ
ック63の外周面は、そのブツシュロッド73(93)
の突出端に摺接可能な円周面128とされ、その円周面
128には、上記ストッパ82.103,102,10
4に向けて夫々90°間隔で放射状に貫通孔129を形
成し、それら貫通孔129には、アイドルビン130を
出没自在に嵌入して、その両端面をブツシュロッド73
(93)とボール123に当接可能とする。夫々のアイ
ドルピン130の上方に位置するセンタブロック63の
外周面には、ねじりコイルスプリング125の弾発付勢
力によって概ね水平状態まで回動して上記パイプ70(
90)の端面に当接し得るストップレバー131を枢支
する。
ストップレバー131が概ね水平状態を採るとき、その
下端面は上記パイプ70 (90)の軸心よりも上方に
位置するようになっているから、パレット載置台4を旋
回させながらパイプ7o(90)の外周面にストップレ
バー131を当接させると、そのレバー131はパイプ
70 (90)の外周面によって押し上げられて、同パ
イプ7゜(90)上に載り、例えば、第7図の状態を採
り得る。
第7図に従えば、パレット載置台4の第1搬入出口12
がクランプ装置EIAに対向するとき、ストップレバー
131はパイプ70の外周に載り、同パイプ70と一体
のブツシュロッド73の変位を拘束しない、したがって
、リンク80を介してそれに連結される位置決めピン7
8の圧縮コイルスプリング81による降下移動は抑止さ
れず、それによって、位置決めピン78がストッパ82
に嵌入されて、パレット載置台4は基台3に位置決めさ
れる。この状態において、圧縮コイルスプリング81に
よって弾発付勢されているブツシュロッド73は、それ
に対向するアイドルピン130及びボール123を介し
てフックレバー120を強制的に降下する方向に回動し
て、フック124をパレット11の溝11Aから強制的
に離脱させ、そのパレット11をパレット載置台4から
搬出可能にする。斯るパレット11に未加工ワークが取
り付けられているとするなら、そのパレット11は、工
作機械のワークテーブル1上に固定したクランプ装fi
lAに搬出され、加工終了後に再び搬入される。
加工済みワークを有するパレット11を第1搬入出口1
2を介してパレット載置台4に搬入するとき、第10図
に示すように、パレット11の搬入力に基づいてその先
端部をフックレバー120のクッション122に押圧当
接させると、その力によってフックレバー120は反時
針方向に回動し、ボール123及びアイドルピン130
を介してブツシュロッド73を圧縮コイルスプリング8
1の弾発付勢力に抗して図の右方向に変位させ、それに
連動して位置決めピン78が上昇変位してストッパ82
から離脱すると共に、ストップレバー131がパイプ7
0の外周部からブツシュロッド73の外周部に落ちる。
したがって、第11図に示すように、パレット11が搬
入されて同パレット11によるフックレバー120の押
圧作用が解除されても、ストップレバー131は、パイ
プ70の先端部を係止することにより、ストッパ82に
対する位置決めピン78の離脱状態を維持させる。この
とき、半時針方向に回動変位したフックレバー120は
、図示しない皿ばねの摩擦制動作用により、その回動位
置を維持し、それによって、フック124はパレット1
1の溝11Aに嵌入維持される。
反対側の位置決めピン98も同様にしてストッパ102
から離脱維持されると、パレット載置台4は、センタブ
ロック63の周りに旋回移動が許容される。第11図の
状態からパレット載置台4を旋回させると、それにした
がって、パイプ70(90)がストップレバー131の
端面を側方に摺動し、位置決めピン78(98)がスト
ッパ82 (102)の直上位置から離れたところで、
そのストップレバー131がパイプ70(90)の端面
から離脱する。そうすると、第12図に示すように、ブ
ツシュロッド73(93)は、圧縮コイルスプリング8
1 (101)の弾発付勢力によってその先端がセンタ
ブロック63の円周面128に当接するまで変位され、
それに追従して位置決めピン78(98)は降下変位さ
れる。したがって、パレット載置台4を第7図に示すよ
うな位置決め状態から少なくとも90”旋回させると、
その旋回操作だけで再び第7図に示すような位置決め状
態を自動的に達成する。
このように、係脱制御機構10は、ストッパ82及び1
02 (103及び104)に位置決めピン78及び9
8を係止させた状態において、パレット搬入出口12及
び13からパレット載置台4に搬入されるパレット11
の搬送力に基づいて夫々の位置決めピン78及び98を
個別的にストッパから離脱上昇させると共に、両位置決
めピン78及び98の上昇状態を、それによって許容さ
れるパレット載置台4の旋回動によって自動的に解除す
るから、基台3に対するパレット載置台4の位置決め及
びその解除動作を、同載置台4の旋回操作からそのパレ
ット載置台4に対するパレット11の搬入操作に至る一
連の操作だけで、それに直接機械的に連動させてシーケ
ンシャルに行う。
第12図に示すように、パレット載置台4の旋回途上に
おいて、フックレバー120のフック124下端部は、
センタブロック63上表面凹部126から離脱して案内
面127上を摺動するから、このとき、フック124は
、パレット11の溝11Aに係合し、それによって、パ
レット11は、パレット載置台4の旋回による遠心力で
外方へ移動したり脱落することが防止される。
上記係脱制御機構10は、パレット載置台4の旋回操作
だけで自動的に且つシーケンシャルに位置決めピン78
及び98をストッパ82及び1゜2(103及び104
)に嵌入離脱させて、基台3に対するパレット載置台4
の位置決め状態を90°毎に4通りとするが、ワークテ
ーブル1及びパレットストッカ2が第1図のように夫々
ブリッジ21及び23に対向配置されているとき、上記
ストッパ103及び104は実質的に不要であり、その
場合には、それらストッパ103及び104の位置決め
穴116にそれを閉塞する栓体117(第9図参照)を
嵌入しておく。この栓体117はその上端部が山型緩斜
面を成して位置決め穴116から僅かに突出し、且つ、
上記スライドストッパ113A及び113Bの最小幅寸
法Wは位置決めピン78及び98の直径よりも小さく設
定されているから、位置決めピン78及び98はスライ
ドストッパ113A及び113Bを押し下げ変位させる
ことなくその栓体117上を通過し、それによって、ス
トッパ103及び104は実質的に機能しなくなる。ス
トッパ103又は104は。
スペースファクタの観点から、パレットストッカ2をブ
リッジ23に対向させることができない場合に、同スト
ッカ2をストッパ103又は104に対向配置するとき
に実質的に必要とされる補助的なものである。また、不
必要なストッパ103゜104に対しては、栓体117
に代えてそれを取り外してもよい。尚、不要なストッパ
103.10に対して、栓体117を挿入し、または当
該ストッパ自体を取り外すときは、第6図に示されるよ
うに当該ストッパに対応するセンタブロック63上の凹
部126を、着脱可能な栓体133で埋めることが望ま
しい。そのようにすればフック124はパレット11の
溝11Aに係合したままで栓体133上を通過すること
ができるから、それを通過する途上においてパレット1
1はパレット載置台4の旋回による遠心力で外方へ移動
したり脱落することが防止される。
本実施例のパレットチェンジャは、上述のように、基本
的には、工作機械のワークテーブル1上に固定したクラ
ンプ装置IAとパレットストッカ2との間でパレット1
1の交換を行うためのものであるが、加工済みワークが
取付けられているパレットをパレット載置台4から搬出
せずに、その場所でワークを交換するような段取り作業
を行うことができるようになっている。
即ち、第8図、第13図及び第14図に示すように、上
記ストッパ102には、その位置決め孔116から山型
先端部140Aを突出可能にL型のスイングレバー14
0をストッパホルダ111に枢支し、その側方の基台3
上には、スインブレ/<−140を押圧して回動変位さ
せるブツシャ141を先端に持つブツシュロッド142
を、基台3上に固定した1対のガイドピース143及び
144に摺動可能に支持する。ブツシュロッド142の
先方に位置する基台3の短手縁には、ブラケット146
及び147を介してシャフト148を軸支し、そのシャ
フト148の中央には、上記ブツシュロッド142の後
端に当接してそれを摺動変位させるフェースカム149
を固定する。ガイドピース143とブツシュロッド14
2の間には圧縮コイルスプリング145を介在させ、そ
の弾発付勢力によってブツシュロッド142を常時フェ
ースカム149に押圧当接させるようになっている。
上記シャフト148には、上記1対のブリッジ23を一
体回転可能に固定し、同ブリッジ23を第8図のように
水平状態にしたとき、ブツシュロッド142は、フェー
スカム149の最小半径点に当接して、上記スイングレ
バー140の山型先端部140Aを位置決め孔116の
奥部に収容させ、それによって、当該ストッパ102を
位置決めピン78お余ぞ98の係止を可能に機能させる
一方、ブリッジ23を第13図に示すように概ね鉛直状
態にしたとき、ブツシュロッド142は、フェースカム
149の最大半径点に当接して、スイングレバー140
の山型先端部140Aを位置決め孔116から上方に突
出させ、それによって、上記栓体117同様に当該スト
ッパ102の実質的な機能を抑制し、且つ、位置決めピ
ン78(98)を余分に上昇変位させる。
上記のようにストッパ102を実質的に機能させないと
き、それに対向するストッパ82は必ず機能するように
なっているから、一方の位置決めピン98 (78)が
ストッパ102に嵌入されなくても、他方の位置決めピ
ン98 (78)は必ずストッパ82に嵌入されること
になり、それによって、パレット載置台4を、その第1
搬入出口12又は第2搬入出口13を工作機械のワーク
テーブル2に対向させて位置決めすることができ、その
場合に、上記係脱制御機構10は、クランプ装[A1か
らパレット11を搬入する操作によって、パレット載置
台4を旋回可能な状態に制御する。
スイングレバー140の作用によって位置決めピン78
 (98)を余分に上昇変位させたとき、当該位置決め
ピンの頭部は、パレット11に下向きに形成した位置決
め穴11Bに嵌入するようになっており、それによって
、パレット載置台4上のパレット11を同載置台4に位
置決め固定する。
したがって、パレット11をパレット載置台4に載せた
ままでそのパレット11上の加工済みワークを未加工ワ
ークに交換して取付する段取り作業の安定化を図ること
ができる。
上記一対のブリッジ23は、本発明に係る回動位置決め
解除装置5の作用によってワンタッチで水平又は鉛直状
態に設定操作することができるようになっている。
即ち、第13図に示すようにブリッジ23の鉛直状態に
おいて概略上を向き、且つ、第8図に示すようにブリッ
ジ23の水平状態において基台3の右側端縁に所定の間
隙をもって対向的位置を採ることで、当該端縁との間に
嵌入空間150を形成可能な係止面150Aを、夫々の
ブリッジ23に形成し、ブリッジ23の水平状態におい
てその嵌入空間150に係合可能なストップレバー15
1を、回動可能に上記夫々のブラケット147に止めね
じ152で軸支する。上記ストップレバー151には、
第13図に示すように、止めねじ152の軸心を中心に
90”の範囲で円周溝170を形成し、間溝170に嵌
入するピン171をブラケット147に突出固定するこ
とにより、ストップレバー151の回動範囲を、概ね水
平乃至鉛直の範囲に規制するようになっている。各止め
ねじ152には、一端部を上記ストップレバー151に
固定したねじりコイルスプリング153(154)を挿
入すると共に、同ねじりコイルスプリング153 (1
54)の他端部に固定した従動係合部材としての端面カ
ム155 (156)を挿入し、その端面カム155 
(156)をストップレバー151と弾性的に一体回動
可能にする。端面カム155及び156は、相互に鏡面
対称構造を成し、第14図に示すように、概ね90’の
範囲で一方に傾斜するカム面157を有し、その両端に
おいてカムライズH1及びH2を採るようになっている
端面カム155 (156)は、ねじりコイルスプリン
グ153 (154)を介して弾性的に結合されている
ストップレバー151 (151)及びブリッジ23が
概ね鉛直状態を採るとき、それに呼応してカムライズH
1の部位を下にしてイニシャル状態を採り得るようにス
トップレバー151との相対位置が規制されている。各
ブリッジ23の側面には、同ブリッジ23を鉛直状態か
ら水平状態に回動変位させるときに端部カム155(1
56)のカム面157に当接しながらその端部カム15
5 (156)を第14図の矢印へ方向に回動させるピ
ン158 (159)を立設する。ピン158 (15
9)をカム面157に係合させながら端面カム155 
(156)を矢印A方向に回動させて、ブリッジ23を
水平状態まで変位させると、第8図に示すように、端面
カム155 (156)は、そのカムライズH1の部位
がピン158(159)に係合する位置まで回動変位さ
れる。
そのときのピン158 (159)の位置は、相対的に
止めねじ152の軸心上方に位置するから、イニシャル
状態から回動変位される端面カム155(156)の最
大回動角度は90°よりも大きく変位され、それによっ
て、ねじりコイルスプリング153 (154)により
端面カム155(156)と一体内に回動可能に連結さ
れているストップレバー151は、90°回動変位され
て、上記嵌入空間150に嵌入する。その状態でブリッ
ジ23の回動操作を止めてブリッジ23から手を離すと
、それに追従して端面カム155 (156)も下方へ
回動変位するが、上記したように端面カム155 (1
56)はねじりコイルスプリング153 (154)の
弾性によりストップレバー151よりも大きく回動変位
されているから、その角度分だけブリッジ23が下方に
回動されるまでの間、ストップレバー151は強制的に
嵌入空間15o内における嵌入状態を維持することにな
り、それによって、嵌入空間150に位置するストップ
レバー151がブリッジ23の係止面150Aに当接す
ることで、ブリッジ23の下方への回動変位を阻止して
当該ブリッジ23を水平に保持する。
したがって、ブリッジ23を水平状態まで回動操作する
だけで、ストップレバー151を係合溝150に嵌入さ
せてそのブリッジ23の水平状態を維持させることがで
きる。尚、その場合に、端面カム155 (156)の
回動角度が90@を超えても、その端面カム155 (
156)は、ねじりコイルスプリング153 (154
)の弾性によ 。
リスト、ツブレバー151に対して相対的に回動し得る
から、無理な力がストップレバー151や端面カム15
5及び156に作用することはない。
ストップレバー151が係合溝150に嵌入している状
態において、端面カム155 (156)は、そのカム
ライズH1の部位がピン158(159)に係合してい
るから、ブリッジ23を水平状態から更に上方に回動変
位させてピン158(159)がカムライズH1の部位
を超えると、ピン158 (159)が端面カム155
 (156)から離脱し、それによって、端面カム15
5(156)は、ピン158 (159)による拘束状
態から開放され、ねじりコイルスプリング153(15
4)の付勢力により少なくともカムライズH2の部位の
端面が概ね上を向く位置まで回動変位される。この状態
で、ブリッジ23を水平状態から更に上方へ僅かに回動
変位させる上記操作に起因して、ストップレバー151
と嵌入空間150の幅が増大することでストップレバー
151がその自重により自然に下方へ回動変位すれば、
ストップレバー151及び端面カム155 (156)
は、第13図に示すイニシャル状態に自然に復帰する。
このとき、ストップレバー151が円滑に下方に回動変
位しない場合であっても、その後のブリッジ23の降下
回動変位に追従して、ピン158 (159)が、その
とき概ね上を向くカムライズH2の部位の端面に当接す
ることにより、端面カム155 (156)を強制的に
下方へ回動変位させ、それによって、当該端面カム15
5 (156)と一体内に結合されているストップレバ
ー151が端面カム155 (156)と共にイニシャ
ル状態に復帰する。
したがって、水平状態のブリッジ23を僅かに持ち上げ
てから下方に回動させるだけで、ストップレバー151
を嵌入空間150の係止面15Aから離脱させて、その
ブリッジ23をワンタッチで鉛直状態に復帰させること
ができる。
次にパレットチェンジャにおける切削油回収のための構
造を第15図を中心に説明する。
工作機械のワークテーブル1との間でパレット11の交
換を行うとき、加工済みワークを載せたパレット11が
搬入されると、パレット11やワーク上に溜まっている
切削油がパレット載置台4上に滴下して溜まるが、それ
を回収するために、パレット載置台4の表面には、セン
タブロック63の近傍に向けて緩やかに傾斜して切削油
を導く油導通溝160を放射状に複数条形成し、同溝1
6oに夫々連通してパレット載置台4の裏面に至る油導
通孔161を貫通形成する。尚、油導通溝160は、パ
レット載置台4の表面を油導通孔161に向けて緩やか
に傾斜させる構造に代えてもよい、上記ベースブロック
62の外方に位置する基台3の表面には、油導通孔16
1から滴下する切削油を受ける円周溝162を、ベース
ブロック62に向けて緩やかに傾斜させて形成すると共
に、その円周溝162の最も低い部分から基台3の下に
切削油を導く油導通管164を基台3に固定配置し、油
導通管164の下端部を、上記下部ボディー32の筒内
に引出自在に配置した油溜165の上方に位置させて、
油導通管164に導かれた切削油をその油溜165に回
収するようになっている。尚、油溜165の前面には、
切削油の回収量を示すための図示しないインジケータを
設ける。
したがって、切削油がパレット載置台4から床に溢れ出
ることはなく、それによって、パレット載置台4の旋回
操作並びにパレット11の交換作業時に、その作業者が
溢れ出た切削油ですべって転ぶような危険性を完全に防
止することができる。
次に、本実施例のパレットチェンジャによるパレット交
換作用を全体的に説明する。
第16図はワークテーブル1上に固定したクランプ族[
IA及びパレットストッカ2が第1図のように夫々ブリ
ッジ21及び23に対向配置されている場合の作用説明
図である。このとき、上記ストッパ103及び104は
実質的に不必要であるから、それらの位置決め穴116
には上記栓体117を嵌入して、ストッパ103及び1
04を実質的に機能させない。また、ブリッジ23は水
平に設定して第8図の状態にしておく、尚、両ストッパ
103及び104を基台3から取り外してもよい。
例えば、第16図に示すように、パレット載置台4の第
1搬入出口12をクランプ装置IAに対向させると共に
、第2搬入出口13をパレットストッカ2に対向させた
状態において、一方の位置決めピン78がストッパ82
に嵌入されると共に、他方の位置決めピン98がストッ
パ102に嵌入されて、上記係脱制御機構10が第7図
及び第8図の状態を採ることにより、パレット載置台4
は基台3に位置決めされる。このとき、パレット載置台
4は、未加工ワークを載せたパレットllaを1対の第
ルイル16に支持している。この状態で、先ず、そのパ
レットllaをクランプ装置IAに搬出して工作機械の
加工に委ねる。次に、未加工ワークを載せたパレットl
lbをパレットストッカ2から1対の第2レイル18に
搬入して、クランプ族[LAへの移送を待機させる。こ
のときパレット載置台4に搬入されるパレットllbの
先端部がクッション122に当接してフックレバー12
1をその力で回動変位させるため、第11図に示すと同
様に、位置決めピン98がストッパ102から上昇離脱
されて、その状態がストップレバー131によって維持
される。なお、このとき、位置決めピン72は未だスト
ッパ82に嵌入されているから、パレット載置台4の旋
回は許容されない。次いで、加工終了後に、加工済みワ
ークを載せたパレットllaを1対の第ルイル16に搬
入すると、その搬入されたパレット11aの先端部がク
ッション122に当接してフックレバー120をその力
で回動変位させるため、第11図に示すように、位置決
めピン78がストッパ82から上昇離脱して、その状態
がストップレバー131によって維持される。このよう
に、次の加工に供するための未加工ワークを載せたパレ
ットllbと、加工済みワークを載せたパレット11a
がパレット載置台4に搬入されてはじめて、パレット載
置台4の旋回操作が許容される。
そして、パレット載置台4を旋回操作すると、同載置台
4が18o°旋回されたところで、自動的に位置決めピ
ン78(98)がストッパ102(82)に嵌入されて
、位置決めされる。この状態で未加工ワークを載せたパ
レットllbをクランプ族[IAに搬出すると共に、前
回加工された加工済みワークを載せたパレットllaを
パレットストッカ2に搬出して、次の加工処理のための
パレットの交換を行い、以下必要に応じて同様の操作を
繰り返す。
このように、パレット載置台4を旋回操作してクランプ
装[IAとパレットストッカ2の間でパレットの交換を
行うとき、クランプ装置IA及びパレットストッカ2に
対するパレット載置台4の位置決め及びその解除動作は
、係脱制御機構1゜の作用により、パレット載置台4の
旋回操作からその載置台4に対するパレットの搬入操作
に至る一連の操作に連動してシーケンシャルに実行され
る。即ち、パレット載置台4を旋回操作すると、第1搬
入出口12及び第2搬入出口13が夫々ワークテーブル
1及びパレットストッカ2に対向する位置で、位置決め
ピン78及び98が自動的にストッパ82及び102に
嵌入して、パレット載置台4を基台3に位置決めし、そ
の状態で、加工済みワークを載せたパレットのパレット
ストッカ2への搬出操作、未加工ワークを載せたパレッ
トのパレットストッカ2からパレットチェンジャへの搬
入操作、未加工ワークを載せたパレットのクランプ装置
IAへの搬出操作、及び、加工済みワークを載せたパレ
ットのクランプ装置IAからパレットチェンジャへの搬
入操作という、パレット交換に必要な予め定められた一
連のパレット搬入出操作が行われてはじめて、次のパレ
ット交換のためにパレット載置台4の旋回操作が許容さ
れる。
したがって、パレットチェンジャは、パレット載置台4
の旋回操作、及びパレットの搬入出操作を、予め定めら
れた操作の順番に従ってメカニカルシーケンシャルにの
み許容するように制御し、且つ、基台3に対するパレッ
ト載置台4の位置決め及びその解除動作に対し、パレッ
ト載置台4の旋回操作、及びパレットの搬入出操作以外
に特別な操作を必要としない。
第17図は加工済みワークが取付けられているパレット
をパレット載置台4から搬出させずにその場所でワーク
を交換するような段取り作業をパレットストッカ2を用
いずに行う場合の作用説明図である。この場合にも上記
同様、ストッパ103及び104は実質的に不必要であ
るから、それらの位置決め穴116には上記栓体117
を嵌入して、ストッパ103及び104を実質的に機能
させない。更に、ブリッジ23を第13図の鉛直状態に
設定して、ストッパ102による位置決めピン78及び
98の係止機能を抑止させる。
例えば、第17図に示すように、パレット載置台4の第
1搬入出口12をクランプ装置IAに対向させた状態に
おいて、一方の位置決めピン78がストッパ82に嵌入
されて、上記係脱制御機構10が第7図の状態を採るこ
とにより、パレット載置台4はその位置決めピン78と
ストッパ82の作用によって基台3に位置決めされる。
他方の位置決めピン98は、第13図に示すようにスト
ッパ102の位置決め穴116から突出するスイングレ
バー140の山型先端部140Aの上に載っている。こ
のとき、パレット載置台4は、未加工ワークを載せたパ
レット11Cを1対の第ルイル16に支持していると共
に、前回の処理で加工された加工済みワークを載せたパ
レット11dを1対の第2レイル18に支持している。
この状態で、先ず、そのパレットllcをワークテーブ
ル1に固定したクランプ装[IAに搬出して工作機械の
加工に委ねる。その加工中には、未加工ワークを載せた
パレットlidを第2レイル18に支持したままで当該
加工済みワークを未加工ワークに交換してそのパレット
lid取付ける。次いで、加工終了後に、加工済みワー
クを載せたパレットllcを1対の第ルイル16に搬入
すると、その搬入されたパレットllcの先端部がクッ
ション122に当接してフックレバー120をその力で
回動変位させるため、第11図に示すように、位置決め
ピン78がストッパ82から上昇離脱して、その状態が
ストップレバー131によって維持される。このように
、パレットlid上のワーク交換のための段取り作業を
終了した後に、加工済みワークを載せたパレットllc
がパレット載置台4に搬入されることによって、パレッ
ト載置台4の旋回操作が許容される。
そして、パレット載置台4を旋回操作すると、同載置台
4が180”旋回されたところで、自動的に位置決めピ
ン98がストッパ82に嵌入されて、位置決めされる。
この状態で未加工ワークを載せたパレットlidをクラ
ンプ装置IAに搬出して、次の加工処理のためのパレッ
トの交換を行い、以下必要に応じて同様の操作を繰り返
す。
このように、本実施例のパレットチェンジャは、スイン
グレバー140の先端部をストッパ102の位置決め穴
116から突出させる操作を選択することによって、加
工済みワークを載せたパレットをパレットf[台4から
搬出せずにそのままの状態でワーク交換の段取り作業を
行うことができるが、その場合にも上記同様に、クラン
プ装置IAに対するパレット載置台4の位置決め及びそ
の解除動作は、係脱制御機構1oの作用により、パレッ
ト載は台4の旋回操作からその載置台4に対するパレッ
トの搬入操作に至る一連の操作に機械的に連動してシー
ケンシャルに実行される。但し、その場合には、パレッ
ト載置台4上でのワークの交換段取り作業を終了した後
に、加工済みワークを載せたパレットを工作機械のワー
クテーブルから搬入しなければならない。先に加工済み
ワークを載せたパレットを搬入すると、それに連動して
パレット載置台4の旋回動が許容されてしまうため、そ
の後ではパレット載置台4上でのワークの交換段取り作
業を安定的に行うことができなくなるからである。
第18図は、パレットストッカ2をストッパ1o3に対
向する位置に配置した場合の作用説明図である。この場
合には、ストッパ102及び104は実質的に不必要で
あるから、ストッパ104の位置決め穴116には上記
栓体117を嵌入すると共に、ブリッジ23を鉛直に設
定して第13図の状態にし、ストッパ102及び104
を実質的に機能させない。このとき、栓体117の使用
に代えてストッパ104自体を基台3から取り外しても
よい。
例えば、第18図の実線で示すように、パレット載置台
4の第1搬入出口12を工作機械のワークテーブル1に
固定したクランプ装!LA対向させて、一方の位置決め
ピン78がストッパ82に嵌入されると、上記係脱制御
機構10が第7図の状態を採ることにより、パレット載
置台4はその位置決めピン78及びストッパ82の作用
によって基台3に位置決めされる。このとき、パレット
載置台4は、未加工ワークを載せたパレット11eを1
対の第ルイル16に支持している。この状態で、先ず、
そのパレットlieをクランプ装置1flAに搬出して
工作機械の加工に委ねる。加工終了後に、加工済みワー
クを載せたパレット11eを1対の第ルイル16に搬入
すると、その搬入されたパレットlieの先端部がクッ
ション122に当接してフックレバー120をその力で
回動変位させるため、第11図に示すように、位置決め
ピン78がストッパ82から上昇離脱し、その状態がス
トップレバー131によって維持されて、パレット載置
台4の旋回操作が許容される。
そして、パレット載置台4を旋回操作すると、同載置台
4が90°旋回されたところで、自動的に位置決めピン
78がストッパ103に嵌入され、2点鎖線で示すよう
にパレット載置台4の第1搬入出口12がパレットスト
ッカ2に対向して位置決めされる。この状態で加工済み
ワークを載せたパレットlieをパレットストッカ2に
搬出すると共に、未加工ワークを載せた別のパレット1
1fをパレットストッカ2からパレット載置台4に搬入
する。このときパレット載置台4に搬入される新たなパ
レットllfの先端部がクッション122に当接してフ
ックレバー120をその力で回動変位させるため、上記
同様に、位置決めピン98がストッパ103から上昇離
脱維持されて、パレット載置台4の旋回操作が許容され
る。次いでパレットav!1台4を逆方向に90″′旋
回したところで、自動的に位置決めピン78が再びスト
ッパ82に嵌入されて位置決めされ、その状態で未加工
ワークを載せたパレットllfをクランプ装置IAに搬
出して、次の加工処理のためのパレットの交換を行い、
以下必要に応じて同様の操作を繰り返す。
このように、本実施例のパレットチェンジャは、スペー
スファクタの観点から、パレットストッカ2をブリッジ
23に対向させることができない場合に、同ストッカ2
をストッパ103又は104に対向配置したときにも、
クランプ装fQ I Aとパレットストッカ2との間で
パレットの交換を行うことができる汎用性を有する。そ
の場合にも上記同様に、クランプ装[IA及びパレット
ストッカ2に対するパレット載置台4の位置決め及びそ
の解除動作は、係脱制御機構10の作用により、パレッ
ト載置台4の旋回操作からその載置台4に対するパレッ
トの搬入操作に至る一連の操作に機械的に直接連動して
シーケンシャルに実行可能である。
以上本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが1本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、上記実施例では、従動係合部材としての端面カ
ム155 (156)にストップレバー151をねじり
コイルスプリング153 (154)を介して相互に弾
性的に一体回動可能に構成し、アームとしてのブリッジ
23の回動変位に追従してストップレバー151を従動
的に回動変位させる端面カム155 (156)を、ス
トップレバー151がイニシャル位置から嵌入空間15
0に到達するもでの回転角度以上に回動変位させるよう
に構成した。それによって、ストップレバー151が嵌
入空間150に到達した後にブリッジ23から手を離し
たとき、同ブリッジ23の押圧面150Aによるストッ
プレバー151を当接係止可能なタイミング、言い換え
るなら、ブリッジ23から手を離して同ブリッジ23が
降下回動変位するときストップレバーを嵌入空間150
に嵌入維持させることができるブリッジ23の回動角度
に余裕を持たせることができ、しかも、端面カム155
 (156)の回動角度がストップレバー151の回動
角度を超えても、ねじりコイルスプリング153 (1
54)の弾性により無理な力がストップレバー151や
端面カムL55 (156)に作用されることを防止す
ることができる。ところで1本発明においては、ストッ
プレバーと従動係合部材とをねじりコイルスプリング等
を介して弾性的に一体回転可能にすることを必須の要件
とするものではないから、従動係合部材をストップレバ
ーに直接固定してもよい、更に、従動係合部材は上記実
施例の端面カムに限定されず、アームに設けた突起に係
合しながらアームの回動変位に追従してストップレバー
を嵌入空間へ向けて回動変位させると共に、ストップレ
バーが嵌入空間に係止された後に更にアームを同方向に
所定量回動変位させることによって上記突起から離脱す
る機能を有するピンなどの係合突起を上記実施例のカム
面の代わりに設けたり、更に、そのような係合突起をス
トップレバーに直接形成するようにしてもよい。
以上の説明では本発明の回動位置決め解除装置をパレッ
トチェンジャに適用した場合について説明したが、本発
明はそれに限定されるものではなく、補助テーブルを必
要に応じて水平状態に保つための機構や、その他種々の
機械装置に適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明の回動位置決め解除装置は、基台にアームを回動
可能に軸支し、アームの所定回動位置において、基台の
端縁に所定の間隙をもって対向的位置を採ることで当該
端縁との間に嵌入空間を形成可能な係止部を上記アーム
に形成すると共に、  −上記嵌入空間に嵌入すること
により、嵌入空間の幅が狭まる方向へのアームの回動変
位を阻止するストップレバーを基台に回動可能に軸支し
、更に、アームに設けた突起に係合しながらアームの回
動変位に追従してストップレバーを嵌入空間へ向けて回
動変位させると共に、ストップレバーがアームの係止部
に押圧係止され得る状態から更にアームを同方向に所定
量回動変位させることによって上記突起から離脱する従
動係合部材を、ストップレバーと一体的に回動可能に設
けた構成であるから、アームを所定の回動位置に向けて
回動変位すれば、同アームの突起に係合して追従回動変
位可能な従動係合部材が、ストップレバーを、基台の端
縁とアームの当接面で成る嵌入空間に嵌入させ、その状
態でアームから手を離すと、嵌入空間に位置するストッ
プレバーがアームの係止部を当接係止することで、アー
ムを所定の回動位置に位置決め保持し、また、アームの
位置決め状態から同アームを更に同じ方向に所定量回動
変位すれば、アームの突起が従動係合部材から離脱する
ことによって、その従動係合部材と一体的に回動可能な
ストップレバーは、嵌入空間から自然に離脱してアーム
の位置決め状態を解除することにより、アームの回動操
作だけで、アームを選択的に所定の回動位置に位置決め
し、また、その位置決め状態を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る回動位置決め解除装置をパレットチ
ェンジャに適用した場合の1実施例を示すもので、第1
図はパレットチェンジャの外観斜視図、第2図は昇降台
の部分縦断側面図、第3図は昇降台の一部平断面図、第
4図は据付装置の部分縦断側面図、第5図は据付装置の
部分平断面図、第6図は第1図におけるパレット載置台
周りの概ね左半分を示す平面図、第7図は第6図のa−
a線矢視断面図、第8図は第1図におけるパレット載置
台周りの概ね右半分を示す縦断面図、第9図はストッパ
の縦断面図、第10図、第11図及び第12図は係脱制
御機構の作用説明のための第7図に対応する縦断面図、
第13図は回動位置決め解除装置周りを示す縦断面図、
第14図は第13図の平面図、第15図はパレットチェ
ンジャにおける切削油回収のための構成を示す縦断面図
、第16図は工作機械のワークテーブル及びパレットス
トッカが第1図のように夫々ブリッジに対向配置されて
いる状態においてパレット載置台を180″づつ旋回さ
せてパレットの交換を行う場合の作用説明図、第17図
は第16図においてパレットストッカを用いずにパレッ
トの交換を行う場合の作用説明図、第18図はパレット
載置台を90°づつ往復的に旋回させながらパレットの
交換を行う場合の作用説明図である。 1・・・工作機械のワークテーブル、2・・・パレット
ストッカ、3・・・基台、4・・・パレット載置台、6
・・・アンカボルト、7・・・ベース、8・・・昇降台
、9・・・据付装置、1o・・・係脱制御機構、11・
・・パレット、11A・・・溝、IIB・・・位置決め
穴、12・・・第1搬入出口、13・・・第2搬入出口
、16・・・第ルイル、18・・・第2レイル、23・
・・ブリッジ(アーム)、25・・・ガードリング、3
0・・・基板、32・・・下部ボディー、34・・・上
部ボディー、36・・・台形ねじ、37・・・ストップ
リングナツト、38・・・支持リングナツト、50・・
・スタッドボルト、51・・・ハイドアジャスタ、53
・・・貫通孔、56・・・押しねじ、58・・・ロック
ナツト、62・・・ベースブロック、63・・・センタ
ブロック、66及び67・・・センタプレート、73及
び93・・・ブツシュロッド、79及び98・・・位置
決めピン、81及び101・・・圧縮コイルスプリング
、82,102,103.及び104・・・ストッパ、
110A及びll0B・・・上向き斜面、111・・・
ストッパホルダ、113A及び113B・・・スライド
ストッパ、115A及び115B・・・圧縮コイルスプ
リング、117・・・栓体、120及び121・・・フ
ックレバー、126・・・凹部、127・・・案内平面
、130・・・アイドルビン、131・・・ストップレ
バー、140・・・スイングレバー、141・・・ブツ
シャ、142・・・ブツシュロッド、149・・・フェ
ースカム、150・・・係止溝、151・・・ストップ
レバー、153及び154・・・ねじりコイルスプリン
グ、155及び156・・・端面カム(従動係合部材)
、158及び159・・・ビン(突起)、160・・・
油導通溝、164・・・油導通管、165・・・油溜。 特許出願人   日東工器株式会社 第3図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基台にアームを回動可能に軸支し、アームの所定回動位
    置において、基台の端縁に所定の間隙をもって対向的位
    置を採ることで当該端縁との間に嵌入空間を形成可能な
    係止面を上記アームに形成すると共に、上記嵌入空間に
    嵌入することにより、嵌入空間の幅が狭まる方向へのア
    ームの回動変位を阻止するストップレバーを基台に回動
    可能に軸支し、更に、アームに設けた突起に係合しなが
    らアームの回動変位に追従してストップレバーを嵌入空
    間へ向けて回動変位させると共に、ストップレバーがア
    ームの係止面に押圧係止され得る状態から更にアームを
    同方向に所定量回動変位させることによって上記突起か
    ら離脱する従動係合部材を、ストップレバーと一体的に
    回動可能に設けた回動位置決め解除装置。
JP61256908A 1986-10-04 1986-10-30 回動位置決め解除装置 Pending JPS63114844A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61256908A JPS63114844A (ja) 1986-10-30 1986-10-30 回動位置決め解除装置
KR1019870010777A KR910007253B1 (ko) 1986-10-04 1987-09-28 팔렛트 첸저(Pallet Changer)
US07/103,420 US4832170A (en) 1986-10-04 1987-10-01 Pallet changer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61256908A JPS63114844A (ja) 1986-10-30 1986-10-30 回動位置決め解除装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63114844A true JPS63114844A (ja) 1988-05-19

Family

ID=17299055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61256908A Pending JPS63114844A (ja) 1986-10-04 1986-10-30 回動位置決め解除装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63114844A (ja)

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