JPS6311393Y2 - - Google Patents

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JPS6311393Y2
JPS6311393Y2 JP4856180U JP4856180U JPS6311393Y2 JP S6311393 Y2 JPS6311393 Y2 JP S6311393Y2 JP 4856180 U JP4856180 U JP 4856180U JP 4856180 U JP4856180 U JP 4856180U JP S6311393 Y2 JPS6311393 Y2 JP S6311393Y2
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JP
Japan
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plate
clutch
sub
spline hub
torsion
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JP4856180U
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JPS56149128U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車の駆動軸系(エンジンから駆
動輪に至る動力伝達系)においてその動力伝達を
断続するクラツチのクラツチデイスクに関する。
上記した駆動軸系においては、周知ごとく、特
定の条件下にて駆動軸系を構成する要素が捩り共
振し、これに起因して騒音が発生するため、従
来、これに対処すべくクラツチデイスクにフリク
シヨンダンパを付加したものが種々提案された。
しかしながら、従来提案されたクラツチデイスク
によつては、全てのトルク伝達時において十分に
騒音を抑制できない場合があつた。
本考案者等は、かかる点に関して、多数の実例
から、上記した騒音の発生原因、並びにこれに対
する対応策は、上記した駆動軸系の各要素が異な
れば、それに伴なつて異なることが多く、前記フ
リクシヨンダンパの特性、すなわちヒステリシス
を、クラツチデイスクの低トルク伝達時において
は大きくし、かつ中トルク伝達時においては小さ
くし、更に高トルク伝達時においては大きくする
ことによつて、全てのトルク伝達時において騒音
を効果的に抑制することができる場合のあること
を知得した。
本考案は、上記した特性を備える構造簡単なク
ラツチデイスクを提供しようとするもので、以下
にその一実施例を図面に基づいて説明する。第1
図及び第2図において、クラツチデイスクCのス
プラインハブ10はフランジ部10aを有してお
り、このフランジ部10aの両側には摩擦係数の
比較的低い環状のフリクシヨンプレート11がそ
れぞれ回転可能に組付けられている。またフラン
ジ部10aには矩形の窓10b,10cが4個周
方向において等間隔に設けられており、各窓10
b内には圧縮コイルスプリング12が予備荷重を
付与してそれぞれ組込まれ、各窓10c内にはト
ーシヨンゴム22が予備荷重を付与してそれぞれ
組込まれている。また両フリクシヨンプレート1
1の外側には制御板13がそれぞれスプラインハ
ブ10に対して相対回転可能に組付けられてい
る。各制御板13は一対の腕部13a,13bを
有しており、腕部13a,13bは図示上方にあ
る圧縮コイルスプリング12の両端にそれぞれ係
合している。また両制御板13の外側には摩擦係
数の比較的高い環状のフリクシヨンプレート14
がそれぞれスプラインハブ10に対して相対回転
可能に組付けられており、各フリクシヨンプレー
ト14の外側にはクラツチプレート15とサブプ
レート16がスプラインハブ10及び制御板1
3,13に対して相対回転可能に組付けられてい
る。クラツチプレート15とサブプレート16は
ピン17(スプラインハブ10のフランジ部10
aと当接して相対回転を規制するストツパ機能を
も有している)により一体的に結合されており、
クラツチプレート15の外周にはクツシヨニング
プレート18を介してクラツチフエーシング19
が取付けられている。しかして、クラツチプレー
ト15とサブプレート16には、圧縮コイルスプ
リング12に対応して上記したフランジ部10a
の窓10bより周方向にそれぞれ所定量長い窓1
5aと16aが設けられており、各圧縮コイルス
プリング12はスプラインハブ10のフランジ部
10aとクラツチプレート15及びサブプレート
16間においてこれらが図示状態から所定捩り角
θ1以上相対回転したとき回転方向に収縮してト
ーシヨンバネとして作用する。また、クラツチプ
レート15とサブプレート16には、各トーシヨ
ンゴム22に対応して上記したフランジ部10a
の窓10cより周方向にそれぞれ所定量長い窓1
5bと16bが設けられており、各トーシヨンゴ
ム22はスプラインハブ10のフランジ部10a
とクラツチプレート15及びサブプレート16間
においてこれらが図示状態から所定捩り角θ2
(θ1より大きい)以上相対回転したとき回転方
向に収縮してトーシヨンバネとして作用する。
また本実施例においては、各フリクシヨンプレ
ート14の動摩擦係数が各フリクシヨンプレート
11の静摩擦係数より高くしてあり、制御板13
とクラツチプレート15間、及び制御板13とサ
ブプレート16間にて各フリクシヨンプレート1
4の介在によつて得られる摩擦抵抗力が、各制御
板13とスプラインハブ10のフランジ部10a
間にて各フリクシヨンプレート11の介在によつ
て得られる摩擦抵抗力より大としてある。この構
成は、フリクシヨンプレート11をフランジ部1
0a又は制御板13に貼着しても、またフリクシ
ヨンプレート14を制御板13又はクラツチプレ
ート15(又はサブプレート16)に貼着して
も、なし得るものである。
このように構成したクラツチデイスクCはその
トルク伝達時、トルクに応じてスプラインハブ1
0とクラツチフエーシング19間に相対回転(捩
り)が生じ、第3図にて示した捩り特性を発揮す
る。すなわち、このクラツチデイスクCにおいて
は、低トルク伝達時(スプラインハブ10とクラ
ツチフエーシング19間の捩り角θが所定の値θ
1以下である時)、各スプリング12及び各トー
シヨンゴム22はクラツチプレート15及びサブ
プレート16によつて収縮されず、両制御板1
3,13は図示上方のスプリング12によりその
回動を規制される。このため、このときには、制
御板13とクラツチプレート15間及び制御板1
3とサブプレート16間の摩擦抵抗力によりクラ
ツチフエーシング19とスプラインハブ10との
相対回転(捩り)に抵抗トルクが作用し、第3図
図示のごとく比較的大きなヒステリシスが得られ
る。また、このクラツチデイスクCにおいては、
中トルク伝達時(スプラインハブ10とクラツチ
フエーシング19間の捩り角θがθ1〜θ2間で
ある時)、各スプリング12はクラツチプレート
15及びサブプレート16によつて収縮され、両
制御板13,13は共に回動可能となる。ところ
で、本実施例においては、上記構成にて説明した
ように、制御板13とクラツチプレート15間、
及び制御板13とサブプレート16間にて得られ
る摩擦抵抗力が各制御板13とスプラインハブ1
0のフランジ部10a間にて得られる摩擦抵抗力
より大としてあるため、上記のように各スプリン
グ12が収縮して両制御板13,13が回動可能
となると、両制御板13,13はクラツチプレー
ト15及びサブプレート16と一体となつて図示
上方のスプリング12の収縮に応じてスプライン
ハブ10に対して相対回転する。このため、この
ときには、両制御板13,13とスプラインハブ
10のフランジ部10a間の摩擦抵抗力によりク
ラツチフエーシング19とスプラインハブ10と
の相対回転(捩り)に抵抗トルクが作用し、第3
図図示のごとく比較的小さなヒステリシスが得ら
れる。
更に、このクラツチデイスクCにおいては、高
トルク伝達時(スプラインハブ10とクラツチフ
エーシング19間の捩り角θがθ2以上である
時)、各スプリング12及び各トーシヨンゴム2
2はクラツチプレート15及びサブプレート16
によつて収縮される。このため、このときには、
中トルク伝達時において得られたヒステリシスに
各トーシヨンゴム22自体のヒステリシスが相乗
的に加わつて、第3図にて示した捩り特性が得ら
れる。したがつて、このクラツチデイスクCは、
ヒステリシスを、クラツチデイスクCの低トルク
伝達時において大きくし、かつ中トルク伝達時に
おいて小さくし、更に高トルク伝達時において大
きくすることによつて、全てのトルク伝達時にお
いて騒音を効果的に抑制することができる自動車
の騒音軸系において実施するに最適である。
なお、上記実施例においては、制御板13と摩
擦係数の比較的高いフリクシヨンプレート14を
別体とした例について説明したが、第4図にて示
したように、制御板23それ自体を摩擦係数の比
較的高い摩擦材料により構成して、制御板23の
内周部に上記したフリクシヨンプレート14と同
じ機能をもたせることも可能である。また、これ
とは反対に制御板それ自体を摩擦係数の比較的低
い摩擦材料により構成して、当該制御板の内周部
に上記したフリクシヨンプレート11と同じ機能
をもたせることも可能である。
また、上記実施例においては、制御板をスプラ
インハブのフランジ部の両側に介装した例につい
て説明したが、本考案の実施に際しては、少なく
とも一方に制御板を介装して実施することも可能
である。
要するに本考案においては、スプラインハブの
フランジ部の両側にフリクシヨンプレートをそれ
ぞれ設け、これら両フリクシヨンプレートの外側
にクラツチフエーシングを取付けたクラツチプレ
ートとこれにピンにより一体的に結合されるサブ
プレートとをそれぞれ相対回転可能に設け、かつ
前記スプラインハブのフランジ部と前記クラツチ
プレート及びサブプレートとの間に、これらが所
定捩り角以上相対回転したとき回転方向に収縮し
て作用するトーシヨンバネを介装してなるクラツ
チデイスクにおいて、そのヒステリシスを、低ト
ルク伝達時においては大きくし、かつ中トルク伝
達時においては小さくし、更に高トルク伝達時に
おいては大きくするに際して、前記トーシヨンバ
ネとして、前記スプラインハブのフランジ部と前
記クラツチプレート及びサブプレートが第1の所
定捩り角以上相対回転したとき回転方向に収縮し
て作用する圧縮コイルスプリングを採用するとと
もに、前記第1の所定捩り角より所定量大きい第
2の所定捩り角以上に相対回転したとき回転方向
に収縮して作用するトーシヨンゴムを採用し、前
記両フリクシヨンプレートの少なくとも一方の内
側又は外側に、当該フリクシヨンプレートと当接
しかつ前記圧縮コイルスプリングと係合して当該
圧縮コイルスプリングの作用時に前記スプライン
ハブのフランジ部に対して相対回転可能となる制
御板を介装し、また当該制御板と前記クラツチプ
レート又はサブプレート間の摩擦抵抗力を前記制
御板と前記スプラインハブのフランジ部間の摩擦
抵抗力より大としたことにその特徴があり、これ
により、上述したヒステリシス特性を備えるクラ
ツチデイスクを構造簡単に構成でき、安価に実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分破断正面
図、第2図は第1図の−線に沿う部分拡大断
面図、第3図は第1図及び第2図に示したクラツ
チデイスクの捩り特性線図、第4図は変形例を示
す部分拡大断面図である。 符号の説明、10……スプラインハブ、10a
……フランジ部、11……フリクシヨンプレー
ト、12……圧縮コイルスプリング(トーシヨン
バネ)、13……制御板、14……フリクシヨン
プレート、15……クラツチプレート、16……
サブプレート、17……ピン、19……クラツチ
フエーシング、22……トーシヨンゴム(トーシ
ヨンバネ)、C……クラツチデイスク、θ1……
第1の所定捩り角、θ2……第2の所定捩り角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプラインハブのフランジ部の両側にフリクシ
    ヨンプレートをそれぞれ設け、これら両フリクシ
    ヨンプレートの外側にクラツチフエーシングを取
    付けたクラツチプレートとこれにピンにより一体
    的に結合されるサブプレートとをそれぞれ相対回
    転可能に設け、かつ前記スプラインハブのフラン
    ジ部と前記クラツチプレート及びサブプレートと
    の間に、これらが所定捩り角以上相対回転したと
    き回転方向に収縮して作用するトーシヨンバネを
    介装してなるクラツチデイスクにおいて、前記ト
    ーシヨンバネとして、前記スプラインハブのフラ
    ンジ部と前記クラツチプレート及びサブプレート
    が第1の所定捩り角以上相対回転したとき回転方
    向に収縮して作用する圧縮コイルスプリングを採
    用するとともに、前記第1の所定捩り角より所定
    量大きい第2の所定捩り角以上に相対回転したと
    き回転方向に収縮して作用するトーシヨンゴムを
    採用し、前記両フリクシヨンプレートの少なくと
    も一方の内側又は外側に、当該フリクシヨンプレ
    ートと当接しかつ前記圧縮コイルスプリングと係
    合して当該圧縮コイルスプリングの作用時に前記
    スプラインハブのフランジ部に対して相対回転可
    能となる制御板を介装し、また当該制御板と前記
    クラツチプレート又はサブプレート間の摩擦抵抗
    力を前記制御板と前記スプラインハブのフランジ
    部間の摩擦抵抗力より大としたことを特徴とする
    クラツチデイスク。
JP4856180U 1980-04-10 1980-04-10 Expired JPS6311393Y2 (ja)

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JP4856180U JPS6311393Y2 (ja) 1980-04-10 1980-04-10

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JP4856180U JPS6311393Y2 (ja) 1980-04-10 1980-04-10

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Publication Number Publication Date
JPS56149128U JPS56149128U (ja) 1981-11-09
JPS6311393Y2 true JPS6311393Y2 (ja) 1988-04-04

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JP4856180U Expired JPS6311393Y2 (ja) 1980-04-10 1980-04-10

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