JPS63113913A - 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法

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JPS63113913A
JPS63113913A JP26146686A JP26146686A JPS63113913A JP S63113913 A JPS63113913 A JP S63113913A JP 26146686 A JP26146686 A JP 26146686A JP 26146686 A JP26146686 A JP 26146686A JP S63113913 A JPS63113913 A JP S63113913A
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JP
Japan
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thin film
yoke
magnetoresistive thin
magnetic
magnetic head
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JP26146686A
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Takao Maruyama
丸山 隆男
Kazuhiko Yamada
一彦 山田
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NEC Corp
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NEC Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
    • G11B5/3906Details related to the use of magnetic thin film layers or to their effects
    • G11B5/3916Arrangements in which the active read-out elements are coupled to the magnetic flux of the track by at least one magnetic thin film flux guide
    • G11B5/3919Arrangements in which the active read-out elements are coupled to the magnetic flux of the track by at least one magnetic thin film flux guide the guide being interposed in the flux path
    • G11B5/3922Arrangements in which the active read-out elements are coupled to the magnetic flux of the track by at least one magnetic thin film flux guide the guide being interposed in the flux path the read-out elements being disposed in magnetic shunt relative to at least two parts of the flux guide structure
    • G11B5/3925Arrangements in which the active read-out elements are coupled to the magnetic flux of the track by at least one magnetic thin film flux guide the guide being interposed in the flux path the read-out elements being disposed in magnetic shunt relative to at least two parts of the flux guide structure the two parts being thin films

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気ディスク装置、フロッピーディスク装置、
磁気テープ装置等に用いられる磁気抵抗効果型薄膜磁気
ヘッドに関する。
(従来の技術) 近年、鉄ニツケル合金、ニッケル・コバルト合金など、
磁界によって抵抗が変化する磁気抵抗効果かた薄膜磁気
ヘッドに関する研究開発が活発になり、一部、磁気テー
プ装置において実用化がなされた。従来用いられてきた
インダクティブ型ヘッドが電磁誘導により、磁気コアに
巻かれたコイルに誘起される電圧、すなわち、信号磁界
の時間変化を検出するのに対し、磁気抵抗効果型ヘッド
では、信号磁界そのものを検出するので、再生出力電圧
の絶対値がヘッド−磁気記録媒体間の相対速度に依存し
ない。また、磁化とセンス電流のなす角が45度程度と
なるように、適切なバイアスを与えてやれば、直線性の
良い大きな再生出力が得られるので、磁気ディスク装置
、フロッピーテ゛イスク装置、磁気テープ装置等の小型
化、高密度化に対して有力な再生専用デバイスである。
磁気抵抗効果型ヘッドでは抵抗値が大きいほど、少ない
投入電力で大きな再生出力が得られるので、一般にスト
ライプ幅を狭く(+数ミクロン以下)、膜厚を厚く(数
百オングストローム程度)した磁気抵抗効果薄膜のスト
ライプを用いる。このような狭ストライプ膜をヘッド−
磁気記録媒体対向面に露出させて用いると、腐食により
特性が劣化しやすく、また、機械的耐久性に問題がある
ので好ましくない。さらに、ヘッド−磁気記録媒体間の
接触によって生じる雑音を拾いやすいので、磁気抵抗効
果薄膜を磁気記録媒体対向面より後退させ、軟質強磁性
薄膜を用いたヨークによって、磁気記録媒体より発する
信号磁束を磁気抵抗効果薄膜に導く、ヨーク磁気抵抗効
果型ヘッドが提案された。
第8図はこのヨーク磁気抵抗効果型ヘッドの構造を示す
断面図であり、1は軟磁性体基板、2は磁気抵抗効果薄
膜、3はフロントヨーク、4はバックヨーク、5は絶縁
膜、6は磁気記録媒体、7は信号磁束である。第8図に
おいて、磁気記録媒体6に記録された記録磁化より発す
る信号磁束7は、フロントヨーク3を経て、磁気抵抗効
果薄膜2に伝わり、さらに、バックヨーク4および軟磁
性基板1を通って磁気記録媒体6に戻る。一方、ヘッド
−磁気記録媒対向面で発生する雑音は、磁気抵抗効果薄
膜2に到達するまでに減衰するので、良好な信号対雑音
比を実現できる。
(発明が解決しようとする問題点) 第8図に示す構造のヨーク型ヘッドにおいて、信号磁束
7の経路中、フロントヨーク3と磁気抵抗効果薄膜2間
は絶縁5によって分離されている。信号磁束7の経路の
磁気抵抗を低減するためには、この絶縁膜は薄いほど好
ましいが、磁気抵抗効果膜2とヨークの絶縁を確保する
ためには、薄膜化に限界がある。そこで、第8図に示す
ようにフロントヨーク3と磁気抵抗効果薄膜2、および
、バックヨーク4と磁気抵抗効果薄膜2の端部それぞれ
重ね合わせ、磁束経路の断面積を広げて、磁気抵抗の低
減を狙った構成が考えられてきた。
ところで、フロントヨーク3とバックヨーク4の膜厚は
、信号磁束7の経路の磁気抵抗低減のためにミクロンの
オーダであり、磁気抵抗効果薄膜の膜厚(数百オングス
トローム)の数十倍になっている。
従って、フロントヨーク3およびバックヨーク4内の信
号磁束7の通過方向に対し、僅かでも残留磁f、ヒがあ
ると、その磁化の影響により、磁気抵抗効果薄膜2の磁
化のバイアスレベルが変動し、ひいては、磁気抵抗効果
型薄膜磁気ヘッドの感度の変動を引き起こす場合があっ
た。
特に、第8図に示す構成のようにフロントヨーク3と磁
気抵抗効果薄膜2、および、バックヨーク4と磁気抵抗
効果薄膜2のそれぞれの端部が互いに重なり合う場合で
は、磁気抵抗効果薄膜2中、ヨークと重なり合う部分で
はヨークの残留磁化の影響をほとんど受けないのに対し
、ヨークと重なり合う部分では、ヨークの残留磁化の影
響により、大きな磁化変化が起こる。このように、磁気
抵抗効果薄膜2中で磁化の大きさの不均一な領域ができ
ると、その境界には磁壁が発生しやすくなり、信号磁界
検出時に磁壁の移動によって生ずるバルクハウゼン雑音
を発生することがあった。
本発明の目的は、このようなヨークの僅かな残留磁化に
起因する感度が変化が小さく、雑音の小さな磁気抵抗効
果型薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、磁気記録媒体より発生する信号磁束を
、軟質磁性体材料を用いたヨークによって磁気抵抗効果
薄膜に導き、磁気抵抗効果薄膜の抵抗変化によって信号
磁束の変化を検出するヨーク磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドにおいて、ヨークの端部と磁気抵抗効果薄膜の端部
が膜厚方向に対し、互いに重なり合わない磁気抵抗効果
型薄膜磁気ヘッド、ヨークを加工するためのマスクパタ
ーンの端部を磁気抵抗効果薄膜の端部と一致させ、斜め
入射イオンエツチング法によりヨークを加工する磁気抵
抗効果型薄膜磁気ヘッドの製造方法、および、垂直入射
イオンエツチング法によりヨークを加工するとともにオ
ーバーエツチングを行い、ヨーク近傍の磁気抵抗効果薄
膜を除去する磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの製造方法
を得ることができる。
(作用) ヨークおよび磁気抵抗効果薄膜のそれぞれの端部の重な
り幅(以下、オーバーラツプ幅と呼ぶ)は、ヨーク磁気
抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの感度および安定性に大きな
影響を与える。
第1図は、ヨークを用いた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッ
ドのモデルを示す断面図であり、8はオーバーラツプ幅
である。第1図に示すモデルにおいて、フロントヨーク
3およびバックヨーク4の残留磁化が大きい場合、外部
磁界に対する磁気抵抗効果薄膜2の抵抗変化曲線を第2
図に示す。第2図において、抵抗変化曲線ヒステリシス
を有し、かつ、磁界の値を0に戻しても抵抗変化は0に
復帰しない。ヨークの残留磁化により、磁気抵抗効果薄
膜の磁化が一部拘束されるためである。第2図で最大変
化ΔRmaxに対する実効的な抵抗変化ΔReの比を取
り、オーバーラツプ幅をパラメータとしてプロットする
と第3図のようになる。第3図において、オーバーラツ
プ幅が正、すなわち、フロントヨーク3あるいはバック
ヨーク4と磁気抵抗効果薄膜2が重なると、ΔRe/Δ
Rmaxは急激に減衰する。−方、オーバーラツプ幅が
負の領域、すなわち、フロントヨーク3あるいはバック
ヨーク4と磁気抵抗効果薄膜が重ならない場合には、Δ
Re/ΔRmaxは1に近い一定値を取る。従って、ヨ
ークに残留磁化の影響を軽減し、磁気抵抗効果薄膜2の
ダイナミックレンジを大きく取るためには、フロントヨ
ーク3あるいはバックヨーク4と磁気抵抗効果薄膜2は
互いに重ならないことが必要である。
また、ヨーク磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを作製する
場合に、フォトマスクの目金せずれがあっても、フロン
トヨーク3あるいはバックヨーク4と磁気抵抗効果薄膜
2が重なることがないように、ヨークのパターン形成時
に、フロントヨーク3あるいはバックヨーク4と磁気抵
抗効果薄膜2の間にすきまが形成される加工方法を用い
る必要がある。その方法のひとつは、フォトレジストパ
ターンをマスクとしたイオンエツチング加工において、
イオンビームを基板に斜めに入射させると、フォトレジ
ストパターンが面内方向に後退する効果を用いる方法で
ある。もうひとつは、フォトレジストパターンをマスク
としたイオンエラチン加工において、イオンビームを基
板に垂直に入射させ、オーバーエツチングを行うと、ヨ
ーク近傍のみオーバーエツチングが速く進行するので、
その部分の磁気抵抗効果膜を除去してしまう方法である
(実施例) 以下、実施例により、本発明の磁気抵抗効果型薄膜磁気
ヘッドおよびその実施例について説明する。
第4図は、本発明による第1の実施例を示す斜視図であ
り、2は磁気抵抗効果薄膜、3はフロントヨーク、4は
バックヨーク、9は電極、10はギャップである。第4
図において、まず、セラミック基板上にニッケル鉄合金
よりなる磁気抵抗効果薄膜2を厚さ400オングストロ
一ム真空蒸着し、次に、金からなる電極9を厚さ0.5
ミクロン連続して真空蒸着した。そして、フォトリソグ
ラフィー技術とイオンエツチング技術を用いて電極9の
パターンを形成後、化学エツチングにより、フロントヨ
ーク3およびバックヨークに挟まれた部分の電極9を除
去し、幅10ミクロンの磁気抵抗効果薄膜2を露出させ
た。
その上に、厚さ0.2ミクロンの二酸化ケイ素絶縁膜を
高周波スパッタ法により成膜後、コバルト・ニオブ・ジ
ルコニウム・アモルファス合金を高周波スパッタ法によ
り厚さ3ミクロン成膜し、フォトリソグラフィー技術と
イオンエツチング技術により、ヨークパターンを形成し
た。ヨークパターンを形成するためのマスクとなる7オ
トレジストパターンは、その端部が磁気抵抗効果薄膜2
の端部と接するように形成し、斜め入射イオンエツチン
グによりヨークパターンを加工した。エツチング中にフ
ォトレジストパターンの後退がみちれ、エツチング終了
時にはヨークパターンの端部と磁気抵抗効果薄膜2の端
部の間には1ミクロンの間隔を生じた。
その後、電極9に銅による端子用厚膜をめっきし、厚さ
20ミクロンの二酸化ケイ素絶縁膜を高周波スパッタ法
で成膜してトランスデユーサを完成させた。さらに、機
械加工と配線を施して、磁気ディスク用スライダ形状と
した。
尚、第4図に示した第1の実施例による磁気抵抗効果型
薄膜磁気ヘッドにおいて、基板として他に非磁性フェラ
イト基板やチタン酸カルシウム基板、チタン酸バリウム
基板などを用いることができ、磁気抵抗効果薄膜2とし
て、ニッケル、コバルト合金を用いることができる。ま
た、電極9として、銅やアルミニウムなどの良導電体を
用いることができる。さらに、絶縁膜としてアルミナや
窒化シリコンなどを用いることができ、ヨーク材料とし
て、コバルト系アモルファス材料を始めとして、ニッケ
ル鉄合金、センダスト、窒化鉄等を用いることができる
作製した磁気抵抗効果型薄膜ヘッドに対して、外部均一
磁界を与えて磁界−抵抗変化特性を測定したところ、第
5図(a)に示すようにヒステリシスのない良好な曲線
が得られた。また、長手記録用薄膜磁気記録媒体と組合
わせて再生特性を測定したところ、バルクハウゼン雑音
がなく、偶数次高周波の小さい良好な再生出力波形が得
られた。
一方、第1の実施例に対する比較例として、第4図に示
した斜視図において、フロントヨーク3およびバックヨ
ーク4の端部と磁気抵抗効果薄膜2の端部が、それぞれ
4ミクロンずつ重なる形状にパターン化した磁気抵抗効
果型薄膜磁気ヘッドに対して、外部均一磁界を与えて、
磁界−抵抗変化曲線を測定したところ第5図(b)に示
すように得られた曲線はヒステリシスを生じ、かつ、左
右の対称性が悪かった。さらに、長手記録用薄膜磁気記
録媒体と組み合わせて再生特性を評価したところバルク
ハウゼン雑音を生じた。
第6図は本発明による第2の実施例を示す断面図であり
、11はバイアス印加用導体である。第6図において、
まず、ニッケル亜鉛軟磁性フェライト基板1上に、二酸
化ケイ素の絶縁膜を0.3ミクロン、金のバイアス用印
加導体11を0.5ミクロン順次高スパッタ法により成
膜し、フォトリソグラフィー技術とイオンエツチング技
術を用いてバイアス印加用導体のパターン化を行った。
次に二酸化ケイ素による絶縁膜を1ミクロン高周波スパ
ッタ法により成膜した後、ニッケル鉄合金よりなる磁気
抵抗効果薄膜2を、厚さ400オングストロ一ム真空蒸
着法により成膜した。磁気抵抗効果薄膜2は、フォトリ
ソグラフィー技術とイオンエツチング技術を用いて、幅
10ミクロンにパターン化した。その後、二酸化ケイ素
による絶縁膜5を高周波スパッタ法により成膜し、バッ
クヨーク4と軟磁性体基板の連続たのための穴をあけ処
理をフォトリソグラフィー技術とイオンエツチング技術
を用いた行った。次に、鉄ニツケル合金からなるフロン
トヨーク3およびバックヨーク4をそれぞれ厚さ1ミク
ロン高周波スパッタ法により成膜し、フォトリソグラフ
ィー技術とイオンエツチング技術を用いてパターン化し
た。その際、フロントヨーク3およびバックヨーク4を
カロエするためのフォトレジストパターンは、その端部
が磁気抵抗効果薄膜2と接するように形成し、垂直入射
によるイオンエツチングを用い、ヨークパターン形成後
もオーバーエツチングを行ったところ、ヨークパターン
周辺の磁気抵抗効果薄膜2が除去され、フロントヨーク
3とバックヨーク4の端部と磁気抵抗効果薄膜2の端部
の間隔はともに1ミクロンとなった。最後に二酸化ケイ
素による保護膜を20ミクロン高周波スパッタ法により
成膜した後、軟磁性体基板に機械加工をほどこして、磁
気へラドスライダとした。
尚、第6図に示した第2の実施例において、基板1とし
て絶縁膜で被覆したマンガン亜鉛軟磁性フェライト基板
を用いることができ、絶縁膜としてアルミナおよび窒化
ケイ素などを用いることができる。また、バイアス印加
用導体として、銅あるいはアルミニウム銅合金などを用
いることができ、磁気抵抗効果薄膜2としてニッケル・
コバルト合金などを用いることができる。さらに、フロ
ントヨーク3およびバックヨーク4としてコバルト系軟
磁性アモルファス薄膜やセンダスト、あるいは、窒化鉄
などを用いることができる。
第2の実施例により作製した磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドに対し、長手記録用薄膜磁気記録媒体と組み合わせ
て再生特性を評価したところ、バルクハウゼン雑音がな
く、波形歪の小さな再生出力波形が得られた。
一方、第2の実施例に対する比較例として、フロントヨ
ーク3およびバックヨーク4の端部と磁気抵抗効果薄膜
2の端部が、それぞれ4ミクロンずつ重なるように作製
した磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにおいては、本発明
によるヘッドに比較して、再生出力の電圧は約二割大き
かったが、再生出力波形中にバルクハウゼン雑音が頻繁
にみちれた。
第7図(a)、(b)、および(c)は、それぞれ、本
発明による第3、第4、および第5の実施例を示す断面
図である。第7図(a)において、フロントヨーク3お
よびバックヨーク4および磁気抵抗効果薄膜2の作製順
序は、フロントヨーク3およびバックヨーク4、磁気抵
抗効果薄膜2であり、第7図(b)においては、フロン
トヨーク3、磁気抵抗効果薄膜2、バックヨーク4の順
序である。また、第7図(C)においては、作製順序は
バックヨーク4、磁気抵抗効果薄膜2、フロントヨーク
3である。第7図(a)、(b)および(c)に示すよ
うに、フロントヨーク3、バックヨーク4および磁気抵
抗効果薄膜2の作製順序が異なり、フロントヨーク3と
バックヨーク4が必ずしも同一平面に形成されていなく
とも、本発明の効果が損なわれないことは当然である。
また、磁気抵抗効果薄膜2を成膜した後でフロントヨー
ク3あるいはバックヨーク4を形成する場合には、本発
明による磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの製造方法が適
用できることも明らかである。またフロントヨークとバ
ックヨーク端部間の間隔に対して磁気抵抗効果薄膜の巾
は約1/2程度までならば可能である。
(発明の効果) 以上のように、本発明による磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドおよびその製造方法によれば、ヨークの残留磁化の
影響によるバイアスレベルの変動が抑制され、従って、
バルクハウゼン雑音の小さい、良好な再生出力波形が得
られる。このことは、磁気ディスク装置、磁気テープ装
置およびフロッピーディスク装置の信頼性の向上に対し
て、大きな寄与が期待され、工業的価値が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図はヨークを用いた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
のモデルを示す断面図、第2図は外部磁界に対する磁気
抵抗効果薄膜の抵抗変化曲線、第3図は、最大抵抗変化
に対する実効的な抵抗変化の比を示すグラフ、第4図は
、本発明による第1の実施例の磁気抵抗効果型薄膜磁気
ヘッドの斜視図、第5図(a)および(b)は磁界−抵
抗変化曲線、第6図は本発明による第2の実施例の磁気
抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの断面図、第7図(a)、(
b)、および(c)は、本発明による第3、第4および
第5の実施例の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの断面図
、および、第8図は従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ベッ
ドを示す断面図であり、1・・・軟磁性体基板、2・・
・磁気抵抗効果薄膜、3・・・フロントヨーク、4・・
・バックヨーク、5・・・絶縁膜、6・・・磁気記録媒
体、7・・・信号磁束、8・・・オーバーラツプ幅、9
・・・電極、10・−・ギャップ、11・・・バイアス
印加用導体である。             1.:
・′・−望一 第1図 8ニオ−バーラップ幅 第2図 磁界強度 第3図 オーバーラツプ幅 第4図 10 ギャップ 第5図 (a) 磁界強度 (b) 磁界強度 第6図 2磁気抵抗効果薄膜 第7図 (a) (b) (C) 第8図 6磁気記録媒体 手続補正書(自発) 62、11.30 昭和  年  月  日 1、事件の表示  昭和61年  特許願 第2614
66号2、発明の名称 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法3、
補正をする者 事件との関係        畠願人 東京都港区芝五丁目33番1号 (423)  日本電気株式会社 代表者 関本忠弘 4、代理人 5、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄 6、補正の内容 1)特許請求の範囲を別紙の通り補正する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、磁気記録媒体に記録された記録磁化領域より発
    生する信号磁束を、軟質強磁性材料を用いたヨークによ
    り磁気抵抗効果薄膜に導き、前記磁気抵抗効果薄膜の抵
    抗変化により、前記信号磁束の変化を検出する磁気抵抗
    効果型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記ヨークの端部と前
    記磁気抵抗効果薄膜の端部が膜厚方向に対して、互いに
    重なり合わないことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁
    気ヘッド。
  2. (2)、磁気記録媒体に記録された記録磁化領域より発
    生する信号磁束を、軟質強磁性材料を用いたヨークによ
    り磁気抵抗効果薄膜に導き、前記磁気抵抗効果薄膜の抵
    抗変化により、前記信号磁束の変化を検出するヨーク磁
    気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの製造方法であって、前記
    ヨークを加工するためのマスクパターンの端部を前記磁
    気抵抗効果薄膜の端部と一致させ、斜め入射イオンエッ
    チング法により前記ヨークの加工を行うことを特徴とす
    る磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  3. (3)、磁気記録媒体に記録された記録磁化領域より発
    生する信号磁束を、軟質強磁性材料を用いたヨークによ
    り磁気抵抗効果薄膜に導き、前記磁気抵抗効果薄膜の抵
    抗変化により、前記信号磁束の変化を検出するヨーク磁
    気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの製造方法であって、前記
    ヨークの加工を垂直入射イオネンエッチング法で行うと
    ともに、オーバーエッチングにより前記ヨーク近傍の前
    記磁気抵抗効果薄膜を除去することを特徴とする磁気抵
    抗効果薄膜磁気ヘッドの製造方法。
JP26146686A 1986-10-31 1986-10-31 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法 Pending JPS63113913A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3576117A4 (en) * 2017-01-30 2020-01-01 Nissan Motor Co., Ltd. CONTACTLESS POWER SUPPLY COIL UNIT

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3576117A4 (en) * 2017-01-30 2020-01-01 Nissan Motor Co., Ltd. CONTACTLESS POWER SUPPLY COIL UNIT
US10796848B2 (en) 2017-01-30 2020-10-06 Nissan Motor Co., Ltd. Wireless power supply coil unit

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