JPS63113786A - 文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は光学的に文字を読取る文字読取装置に関する。

（従来の技術） 光学的に文字を読取る文字読取装置は、帳票を搬送しつ
つ一次元のラインイメージセンサで光電変換しながら帳
票に記録された文字を読取っていくものである。

ここで、上記帳票の搬送において、従来の文字読取装置
では、帳票給紙時、帳票操作時および帳票排出時の各搬
送速度が一定の値に決められている。ところが、上記帳
票は搬送しやすいものと、搬送しにくいものとがある。

すなわち、紙厚の大きい帳票（以下、厚紙帳票と称す）
は弾力性があるため搬送しやすいが、紙厚の小さい帳票
（以下、薄紙帳票と称す）は弾力性がないため搬送しに
くい。このため、従来の文字読取装置では薄紙帳票の使
用時には、搬送速度を落すことにより上記不具合を解決
していた。

しかしながら、従来の文字読取装置において、例えば厚
紙帳票と薄紙帳票との混在読取りを行なった場合には、
帳票の搬送速度を上記理由より薄紙帳票に合せて落とす
必要があり、このため、厚紙帳票における処理速度が通
常の場合（厚紙帳票だけの場合）の処理速度に比べて大
幅に低下する欠点があった。

（発明が解決しようとする問題点） 上記したように、従来の文字読取装置では、厚紙帳票と
薄紙帳票との混在読取りにおける厚紙帳票の処理速度が
低下する欠点があった。

本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、厚紙帳
票の処理速度を低下させることなく厚紙帳票と薄紙帳票
との混在読取りを可能とした文字読取装置を提供するこ
とを目的とする。

［発明の構成〕 （問題点を解決するための手段） すなわち、本発明に係わる文字読取装置にあっては、帳
票搬送路上に帳票の紙厚を検出する紙厚検出センサを設
け、この紙厚検出センサによって検出された紙厚に基づ
いて上記帳票の搬送速度を決定し、この決定した搬送速
度で上記帳票を搬送するものであり、上記決定された搬
送速度で搬送される帳票を光電変換し、この光電変換し
た結果の画像データを上記決定された搬送速度に基づき
必要に応じて間引きして文字認識処理を行なうことを特
徴とする。

（作用） すなわち、本発明の文字読取装置にあっては、帳票の搬
送時に紙厚が検出されて、この検出された紙厚に応じて
帳票が搬送される。したがって、厚紙帳票の読取り時に
は搬送速度が速くなり、薄紙帳票の読取り時には搬送速
度が遅くなる。このため、厚紙帳票の処理速度を低下さ
せることなく厚紙帳票と薄紙帳票との混在読取りが可能
となる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
１図は一実施例に係わる文字読取装置の構成を示す図で
ある。すなわち、この文字読取装置は、紙厚検出センサ
１２、光電変換部１３、走査搬送制御部１４および認識
部１５からなり、給紙ローラ１Ｂによって帳票１７を１
枚毎に搬送しつつ帳票１７に記録された文字を読取るよ
うに構成されている。

紙厚検出センサ１２は、帳票１７の搬送路上に設けられ
ており帳票１７の紙厚を検出して、その検出信号を走査
搬送制御部１４に出力するように構成されている。光電
変換部１３は、給紙ローラ１６によって搬送された帳票
１７が読取りステーションに設定された際に、光を当て
て帳票１７に記録された文字からの反射光から文字像を
電気信号に変換して画像データを得え、この画像データ
を走査搬送制御部１４に出力するように構成されている
。

走査搬送制御部１４は、第２図に示すように紙厚検出回
路２１．判別制御回路２２、機構系制御回路２３および
走査量引き制御回路２４からなり、帳票１７の搬送速度
の制御と、光電変換部１３によって得られた画像データ
の間引きを行なうように構成されている。紙厚検出回路
２１は、紙厚検出センサ１２からの検出信号に基づいて
帳票１７の紙厚を検出し、その結果を例えばコード情報
して判別制御回路２２に出力している。判別制御回路２
２は、紙厚検出回路２１からのコード情報（以下、紙厚
データと称す）により予め決められている帳票１７の搬
送速度、画像データの間引き数の決定を行ない、この決
定した結果の各データ（搬送速度デニタおよび間引きデ
ータ）を機Ｎ、ｉ系制御回路２３および走査量引き制御
回路２４に出力するように構成きている二機（１４系制
御回路２３は、判別制御回路２２から搬送速度データに
基づき帳票１７を搬送するための各機構系を駆動制御す
る。また、走査量引き制御回路２４は、判別制御回路２
２からの間引きデータに基づき光電変換部１３からの画
像データの間引きを行ない、間引きした画像データを認
識部１５に出力するように構成されている。

認識部１５は走査量引き制御回路２４によって間引きさ
れた画像データを図示せぬイメージバッファに格納し、
このイメージバッファから一文字づつ切出して、切出し
た文字を予め基準となる文字バターンと比較して文字認
識処理を行なうように構成されている。

以下、上記のようにして構成される文字読取装置の動作
を説明する。すなわち、まず、給紙ローラ１Ｇによって
帳票１７が読取りステーションまで搬送される。このと
き、紙厚検出センサ１２により帳票１７の紙厚が検出さ
れ、その検出信号が走査搬送制御部１４の紙厚検出回路
２１に出力される。紙厚検出回路２１はこの検出信号を
入力することにより帳票１７の紙厚を検出して、その検
出した結果の紙厚データを判別制御回路２２に出力する
。

判別制御回路２２は、まず、」二記紙厚データによって
帳票１７の搬送速度の決定を行ない、この決定した結果
の搬送速度データを機構系制御回路２３に出力する。こ
の場合、判別制御回路２２は、上記紙厚データにより帳
票１７の紙厚が厚いと判断したならば、帳票１７の搬送
速度を装置使用の上限となるような搬送速度データを機
構系制御回路２３に出力する。また、上記紙厚データに
より帳票１７の紙厚が薄いと判断したならば、帳票１７
の搬送速度を低く設定した搬送速度データを機構系制御
回路２３に出力する。機構系制御回路２３は、この搬送
速度データを入力することにより帳票１７を搬送するた
めの各機構系を駆動制御する。

このようにして、機構系制御回路２３が駆動制御される
と帳票１７がその紙厚に応じた速度で搬送されるように
なり、光電変換部１３は帳票１７に光を当て、帳票１７
に記録された文字からの反射光から文字像を電気信号に
変換して画像データを得て、この画像データを走査搬送
制御部１４の走査量引き制御回路２４に出力する。

このとき、上記判別制御回路２２は上記決定した搬送速
度データにより光電変換部１３で得られた画像データの
間引き数の決定を行ない、この決定した結果の間引きデ
ータを走査量引き制御回路２４に出力する。

ここで、上記間引きは、光電変換部１３の１走査時間が
決められているとき、搬送方向の線密度を保証するため
に必要な機能であり、例えば光電変換部１３の走査時厚
紙帳票の搬送速度が２００ｍｍ／分のときに搬送方向線
密度が８画素／　ｒｎｒｒｔとすれば、走査時薄紙帳票
の搬送速度が１００ｍｍ／分になった場合に搬送方向線
密度を常に同一とするために１走査線のデータを１本お
きに間引く必要がある。

したがって、判別制御回路２２は、搬送方向線密度を常
に同一とするために上記搬送速度データに基づいて間引
き数の決定を行ない、この決定した結果の間引きデータ
を走査量引き制御回路２４に出力する。走査量引き制御
回路２４は、この間引きデータに基づいて光電変換部１
３からの画像データの間引きを行なった後、画像データ
を認識部１５に出力する。

認識部１５は、走査量引き制御回路２４からの画像デー
タをイメージバッファに格納し、このイメージバッファ
に例えば１ライン分の画像データが格納されたならば、
このイメージバッファから上記画像データを一文字づつ
切出して、この切出した文字を予め基阜となる文字パタ
ーンと比較して文字認識処理を行なう。

このように、この文字読取装置によれば、紙厚検出セン
サによって検出された紙°厚に基づいて帳票の搬送速度
が決定され、この決定された搬送速度で帳票が搬送され
る。そして、上記決定された搬送速度で搬送される帳票
が光電変換され、その結果の画像データが上記決定され
た搬送速度に基づき必要に応じて間引きされて文字認識
処理が行われるようになる。したがって、厚紙帳票と薄
紙帳票での読取り時の搬送速度が自動的に変化するよう
になり、しかも各搬送速度における搬送方向の線密度は
常に一定に保たれるため、厚紙帳票の処理速度を低下さ
せることなく厚紙帳票と薄紙帳票との混在読取りが可能
となる。

なお、この実施例において、検出した帳票の紙厚に応じ
て光電変換時における量子化のスライスレベルを適宜設
定することも可能であり、このようにｔｆｉ成すること
により読取り性能を向上させることができるものである
。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、帳票の紙厚を検出する紙
厚検出手段と、この検出された紙厚に基づいて上記帳票
の搬送速度を決定し、この決定した搬送速度で上記帳票
を搬送する搬送速度制御手段と、この搬送速度制御手段
によって搬送される帳票を光電変換し画像データを出力
する光電変換手段と、この光電変換手段から出力される
画像データを入力し、上記搬送速度制御手段によって決
定された搬送速度に基づき必要に応じて間引きする間引
き制御手段と、この間引き制御手段によって出力される
画像データに基づいて文字認識処理を行なう文字認識処
理手段とを具備して構成したことにより、厚紙帳票の処
理速度を低下させることなく厚紙帳票と薄紙帳票との混
在読取りが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる文字読取装置の構成
を示す図、第２図は同実施例における走査搬送制御部の
回路構成を示すブロック図である。 １２・・・紙厚検出センサ、１３・・・光電変換部、１
４・・・走査搬送制御部、１５・・・認識部、２１・・
・紙厚検出回路、２２・・・判別制御回路、２３・・・
機構系制御回路、２４・・・走査画引き制御回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 帳票の搬送路上に設けられ上記帳票の紙厚を検出する紙
   厚検出手段と、 この紙厚検出手段によって検出された紙厚に基づいて上
   記帳票の搬送速度を決定し、この決定した搬送速度で上
   記帳票を搬送する搬送速度制御手段と、 この搬送速度制御手段によって搬送される帳票を光電変
   換し、画像データを出力する光電変換手段と、 この光電変換手段から出力される画像データを入力し、
   上記搬送速度制御手段によって決定された搬送速度に基
   づき必要に応じて間引きする間引き制御手段と、 この間引き制御手段によって出力される画像データに基
   づいて文字認識処理を行なう文字認識処理手段とを具備
   したことを特徴とする文字読取装置。