JPH09214673A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH09214673A
JPH09214673A JP8035796A JP3579696A JPH09214673A JP H09214673 A JPH09214673 A JP H09214673A JP 8035796 A JP8035796 A JP 8035796A JP 3579696 A JP3579696 A JP 3579696A JP H09214673 A JPH09214673 A JP H09214673A
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JP8035796A
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Inventor
Toshio Seto
敏男 瀬戸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セットされた原稿のセット態様によらず、そ
の原稿の画情報を有する面のみについての所定の向きの
画像データを得ることができる画像読取装置を提供する
こと。 【解決手段】 原稿の表裏両面のそれぞれについて画情
報の有無を検出する白面検出手段と、前記原稿の主走査
方向の幅を検出する手段と、前記原稿の副走査方向の長
さを検出する手段と、画情報を含まない面の画像データ
を除外する白面画像データ除外手段と、前記原稿の主走
査幅及び副走査長が原稿を所定の向きにセットして検出
される主走査幅及び副走査長と逆の場合に読み取った面
の画像データを縦横変換する画像回転手段とを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置関
し、特に原稿の表裏両面をそれぞれ読み取って表面側画
像データと裏面側画像データとを得る画像読取装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置や複写機等の、
原稿をスキャナで読み取ってその原稿の画像データを得
るための画像読取装置を構成の一部として含む装置にお
いては、その画像読取装置により得た原稿の画像データ
に対して、相手装置に送信したり、自身が備えるプロッ
タで記録出力したりする処理を行うことで、ファクシミ
リ装置や複写機等としての動作を行っている。
【0003】それらの従来装置が備える画像読取装置
は、通常、原稿の両面のうちの一方の面のみを読み取る
ものである。そのような片面原稿対応の画像読取装置に
おいては、画像読取装置にセットされた状態の原稿の上
側の面(表面)と下側の面(裏面)のうちのどちらの面
(読取面)を読み取るようにするかは任意であり、装置
のメーカまたは種類によりまちまちである。
【0004】したがって、両面のうちの一方の面のみに
文字や絵等の画情報が記載され、他方の面には画情報が
記載されずに無地のままの原稿(片面原稿)を、前記画
像読取装置に正しく読み取らせるには、その片面原稿の
取り扱い者であり、前記画像読取装置の操作者であるで
あるユーザが、セットされた状態の原稿の上側の面また
は下側の面のうちのどちらの面を前記画像読取装置が読
み取るのかを判断して、上側の面を読み取るものであれ
ば画情報が記載された側の面(有画情報面)を上側に、
画情報が記載されていない側の面(白面)を下側にして
に片面原稿を画像読取装置にセットし、下側の面を読み
取るものであれば、その逆にセットすることにより、片
面原稿の有画情報面が画像読取装置の読取面の側になる
ようにする必要がある。
【0005】しかし、メーカや機種毎に上側の面(表
面)であったり下側の面(裏面)であったりして統一さ
れていない画像読取装置の読取面の側に、片面原稿の有
画情報面が向くように当該片面原稿を画像読取装置にセ
ットする責任はユーザ側にあり、画像読取装置側は、セ
ットされた片面原稿の有画情報面が自身の読取面の側に
なっているか否かについては全く関知していない。
【0006】したがって、ユーザのセットミスにより有
画情報面が画像読取装置の読取面とは反対の面の側にな
るように片面原稿がセットされてしまった場合、読み取
られるのは画情報が記載されていない側の白面であり、
前記ファクシミリ装置であれば、本来相手装置に送信す
べき有画情報面の画像データが送信されずに、白面の画
像データが送信されてしまい、その白面の画像データは
相手装置に受信されて意味不明な白紙原稿として記録出
力されてしまう。また前記複写機であれば、白面がコピ
ーされ、結果として何も記録されていない用紙がそのま
ま出力されてしまう。
【0007】なお、片面原稿の有画情報面が上側になる
ようにセットされようが下側になるようにセットされよ
うが、その有画情報面を必ず読み取れるようにするに
は、特開昭60‐126964号公報や、特開平2‐1
24680号公報等に見られるような装置によって片面
原稿の両面の画像データを両方共読み取ることが考えら
るが、その場合、読み取った画像データが有画情報面の
ものであるか白面のものであるかについては何ら考慮さ
れないため、読み取った画像データのうちの半分が不要
な白面の画像データのものとなり、無駄が多過ぎる。
【0008】また、上記従来のファクシミリ装置や複写
機等が備える画像読取装置においては、もっとサイズの
大きい原稿を読み取りたいという市場の要請により、例
えば、それまではA4サイズ(幅約210mm、長さ約
297mm)までしか読み取れなかったものが、幅広の
スキャナを搭載することによりA3サイズ(幅約297
mm、長さ約420mm)までの大きさの原稿を読み取
ることができるようになってきている。
【0009】そのような大きいサイズの原稿に対応した
画像読取装置では、読取可能な最大サイズ(例えばA
3)の原稿に合わせて、原稿がセットされる原稿積載台
をA3サイズ程度の広さにしている。
【0010】A3サイズ程度の広さの原稿積載台にA3
サイズの原稿をセットする場合は、それぞれのサイズが
ほぼ一致しているため、本来のセット方向(例えば、原
稿の幅方向及び長さ方向がそれぞれ画像読取装置の主走
査方向及び副走査方向に一致する向き:このような関係
になるセット方向を以後縦方向と称する)でしかセット
できないため問題はないが、A3サイズ程度の広さの原
稿積載台に、それよりも小さなサイズ(例えばA4)の
原稿をセットする場合は、A4サイズの原稿の長さが、
A3サイズの原稿の幅と同じであるため、本来のセット
方向(縦方向)にセット可能であるばかりでなく、本来
のセット方向でない、原稿の幅方向及び長さ方向がそれ
ぞれ画像読取装置の副走査方向及び主走査副走査方向に
一致する向き(このような関係になるセット方向を以後
横方向と称する)でのセットも可能になってしまう。
【0011】したがって、A4サイズの原稿をA3サイ
ズ程度の広さの原稿積載台にセットした場合、画像読取
装置は、そのセット方向が本来のセット方向である縦方
向であれば、セットされた原稿の主走査幅を検出するこ
とによりA4サイズの原稿として読み取ることができる
が、本来のセット方向でない横方向であれば、画像読取
装置は、セットされた原稿の主走査幅(A3サイズの幅
と等しいA4サイズの長さ)を検出することによりA3
サイズの原稿として読み取ってしまう。
【0012】そのように横方向にセットされたA4サイ
ズの原稿が画像読取装置によりA3サイズの原稿として
読み取られた場合、前記ファクシミリ装置であれば、読
み取られたA4サイズの原稿の画情報を含むA3サイズ
の画像データが相手装置に送信される。そこでもし相手
装置がA4サイズのみにしか対応していない場合、受信
されたA3サイズの画像データは、A4サイズに変換さ
れてA4サイズの用紙に記録出力され、送信元で読み取
られたA4サイズの原稿が、実質的にA5サイズに縮小
されてしまい、判読不能になってしまう場合があった。
また前記複写機であれば、A3サイズの用紙に記録出力
されても、実質的にはA4サイズの画像しか記録されず
に、A4サイズ分の余白が生じてしまい紙資源を無駄に
消費してしまう問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の画像読取装置においては、原稿はユーザにより自
装置に適合する正しいセット態様でセットされるものと
仮定して原稿の画像データを読み取っていたため、原稿
がユーザにより誤ったセット態様でセットされた場合に
は、読み取るべき画情報を読み落したり、不必要な画情
報を読み取ってしまったり、得られた画像データの向き
が原稿の本来のセット方向に対応する向きとは異なるも
のになったりする等の問題がある一方、これから原稿を
読み取らせようとする画像読取装置に適合するセット態
様を確認してそれに合わせて間違わないように原稿をセ
ットしなければならないという精神的負担をユーザに与
えてしまうという問題点があった。
【0014】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、セットされた原稿のセット態様によらず、その原
稿の画情報を有する面のみについての所定の向きの画像
データを得ることができる画像読取装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の画像読取装置は、セットされた原稿
の表裏両面をそれぞれ読み取って表面側画像データと裏
面側画像データとを得る画像読取装置において、前記原
稿の表裏両面のそれぞれについて画情報の有無を検出す
る白面検出手段と、前記原稿の主走査方向の幅を検出す
る主走査幅検出手段と、前記原稿の副走査方向の長さを
検出する副走査長検出手段と、前記白面検出手段の検出
結果に応じて前記表面側及び裏面側画像データのうち画
情報を含まない面側の画像データを除外する白面画像デ
ータ除外手段と、前記主走査幅検出手段及び副走査長検
出手段によりそれぞれ検出された前記原稿の主走査幅及
び副走査長が原稿を所定の向きにセットして検出される
主走査幅及び副走査長と逆の場合に読み取った面の画像
データを縦横変換する画像回転手段とを備えたことを特
徴とする。
【0016】請求項2記載の画像読取装置は、請求項1
記載の画像読取装置において、複数枚の原稿を連続して
読み取る場合においては、前記白面検出手段、主走査幅
検出手段及び副走査長検出手段は、1枚目の原稿につい
てのみ各検出を行う一方、前記白面画像データ除外手段
は、2枚目以降の原稿については、その表面側及び裏面
側画像データのうち前記白面検出手段の1枚目の原稿に
ついての検出結果によって画情報を含まないとされた面
側の画像データを除外すると共に、前記画像回転手段
は、2枚目以降の原稿については、前記主走査幅検出手
段及び副走査長検出手段によりそれぞれ検出された前記
1枚目の原稿についての検出結果に基づいて画像データ
を縦横変換することを特徴とする。
【0017】請求項3記載の画像読取装置は、請求項1
記載の画像読取装置において、セットされた複数枚の原
稿を1枚ずつ上または下から分離して画像読取部へ給送
する原稿送り装置を備える一方、読み取った複数枚の原
稿の画像データを順次記憶蓄積する画像データ蓄積メモ
リと、読み取った複数枚の原稿のそれぞれについての前
記白面検出手段の検出結果の全てが表裏両面のうちの特
定の面が白面であるという結果であった場合は、その特
定の面が表面または裏面のどちらであるかと、前記原稿
送り装置が複数枚の原稿を上から分離給送するものであ
るか下から分離給送するものであるかとの対応に応じ
て、読取り順序と同順または逆順で前記画像データ蓄積
メモリに蓄積された画像データを読み出す画像データ並
べ換え手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項4記載の画像読取装置は、請求項2
記載の画像読取装置において、セットされた複数枚の原
稿を1枚ずつ上または下から分離して画像読取部へ給送
する原稿送り装置を備える一方、読み取った複数枚の原
稿の画像データを順次記憶蓄積する画像データ蓄積メモ
リと、読み取った複数枚の原稿のうちの1枚目の原稿に
ついての前記白面検出手段の検出結果が表裏両面のうち
の特定の面が白面であるという結果であった場合は、そ
の特定の面が表面または裏面のどちらであるかと、前記
原稿送り装置が複数枚の原稿を上から分離給送するもの
であるか下から分離給送するものであるかとの対応に応
じて、読取り順序と同順また逆順で前記画像データ蓄積
メモリに蓄積された画像データを読み出す画像データ並
べ換え手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は、原稿の両面を読取可能な本発明に
係る画像読取装置を構成の一部として含むファクシミリ
装置の概念構成を示している。
【0021】同図において、原稿積載台1に積載される
原稿は、繰出しローラ2により上側から繰り出されて分
離給送ローラ3により1枚ずつに分離されて給送され、
複数の搬送ローラ対により形成される搬送経路Kに沿っ
て、それらの搬送ローラ対により搬送され、排紙トレー
4に排紙される。
【0022】その間に、搬送されることにより副走査さ
れる原稿の表面及び裏面の画像は、各光学系を介してそ
れぞれ表面側読取センサ5及び裏面側読取センサ6によ
り主走査ライン単位で読み取られる。なお、各読取セン
サの原稿表面上の読取位置(スキャンライン)は、裏写
り防止のために副走査方向に少しずらしている。なお、
本実施の形態では、原稿の両面のうち、原稿積載台にセ
ットされた状態において上側に向いている面を、(画像
読取装置にとっての)表面、下側に向いている面を(画
像読取装置にとっての)裏面としている。これは、片面
原稿単独で考えた場合に、一般に文字等が記載された側
の面を表面、反対の無地の面を裏面と呼ぶのとは異なる
定義である。
【0023】さて、表面側読取センサ5及び裏面側読取
センサ6で読み取られた原稿の表面及び裏面の画像デー
タは、制御基板7により処理されて相手装置に送信され
る。その相手装置が図1に示すものと同一構成のファク
シミリ装置であるとすると、相手装置で受信された画像
データは、サーマルヘッド8により感熱紙9に記録さ
れ、カッタ10によりページ毎に裁断されて出力される
(ファクシミリ動作)。なお、表面側読取センサ5及び
裏面側読取センサ6で読み取られた原稿の表面及び裏面
の画像データを自身が備えるサーマルヘッド8により感
熱紙9に記録することも可能である(コピー動作)。
【0024】図2は、図1に示したファクシミリ装置の
原稿積載台1の概略上面図であり、その原稿積載台1
は、最大A3サイズの原稿をセット可能である。A3サ
イズの原稿をセットする場合は、原稿の幅方向及び長さ
方向がそれぞれ画像読取装置の主走査方向及び副走査方
向に一致するセット方向(縦方向)でセットする。ま
た、そのセットされたA3サイズの原稿が、左右(主走
査方向)にふらつかないようにするために原稿積載台1
には、固定された幅ガイド11と、図示しない既知のス
ライド機構により左右にスライド可能な可動幅ガイド1
2とが設けられている。可動幅ガイド12は、原稿積載
台1にセットされたA3サイズの原稿の幅と、幅ガイド
11と可動幅ガイド12の間隔とが一致するようにユー
ザによりスライドされる。
【0025】A3サイズの原稿はセット方向を縦方向に
することしかできないが、A4サイズの原稿をセットす
る場合は、A4サイズの原稿の長さと、A3サイズの原
稿の幅とが同じであるため、図2に示すように、幅ガイ
ド11と可動幅ガイド12との間隔をA4サイズの幅と
一致するように可動幅ガイド12をスライドさせて、縦
方向にセットする場合と、幅ガイド11と可動幅ガイド
12との間隔をA4サイズの長さ(A3サイズの幅)と
一致するように可動幅ガイド12をスライドさせて、横
方向にセットする場合とがある。
【0026】なお、セットされる原稿のサイズに応じて
変化する可動幅ガイド12のスライド量は、後述する主
走査幅検出センサにより検出される。
【0027】図3は、本発明に係る画像読取装置100
を含むファクシミリ装置のブロック構成図である。同図
において、表面側読取センサ5及び裏面側読取センサ6
は、前述したように、原稿の表裏両面をそれぞれ主走査
ライン単位で読み取ってアナログ画像信号を出力するも
のである。表面側画像信号変換回路20及び裏面側画像
信号変換回路21は、それぞれ、表面側読取センサ5及
び裏面側読取センサ6からそれぞれ出力される主走査ラ
イン単位のアナログ画像信号をA/Dして2値化された
主走査ライン単位の画像データを出力するものである。
【0028】表面側画像信号変換回路20及び裏面側画
像信号変換回路21からそれぞれ出力される主走査ライ
ン単位の画像データは、それぞれ表面側ラインバッファ
22及び裏面側ラインバッファ23によりバッファリン
グされつつ、表面側データ圧縮器24及び裏面側データ
圧縮器25により読み出される。それらの読み出された
画像データは、各圧縮器により、画像蓄積メモリ27の
記憶容量節約のために所定の画像圧縮方式(MH、M
R、MMR、JBIG等の各種方式が採用できるが、本
実施の形態ではMH方式で圧縮するものとする)で圧縮
される。なお、表面側及び裏面側のそれぞについて表面
側データ圧縮器24及び裏面側データ圧縮器25の2つ
の圧縮器を用いるのではなく、1つの圧縮器をライン周
期で表面側と裏面側とにトグル切換えして用いることも
可能である。
【0029】また、表面側データ圧縮器24及び裏面側
データ圧縮器25は、それぞれ白面検出器24a及び2
5aを備えている。それらの白面検出器24a及び25
aは、それぞれ、読み取った原稿の表面及び裏面のそれ
ぞれについて画情報の有無を検出するものである。画情
報の有無の具体的な検出方法としては、1主走査ライン
中に白画素から黒画素に、または黒画素から白画素に変
化する白黒変化点のある主走査ライン数をカウントし、
そのカウント数が、1ページ分の画像データについて所
定のしきい値以上であば、画情報が有る面(有画情報
面)と判断し、前記所定のしきい値以下であれば、それ
は、画情報が記載されていない原稿の無地の面(白面)
を読み取ったために白黒変化点が少なかったのだと判断
する方法が採用できる。
【0030】表面側データ圧縮器24及び裏面側データ
圧縮器25は、それぞれ白面検出器24a及び25aの
判断結果をCPU26に通知する。
【0031】表面側データ圧縮器24及び裏面側データ
圧縮器25圧縮された主走査ライン単位の圧縮画像デー
タは順次画像蓄積メモリ27に蓄積され、1枚の原稿を
読み取る毎に、その原稿の表面側画像データと裏面側画
像データとが画像蓄積メモリ27に蓄積される。なお、
図1に示した原稿積載台1に複数枚の原稿が積載された
場合には、その複数枚分の画像データが読み取った順に
蓄積される。また、同一原稿の表面と裏面とは、同時的
に読み取られるが、本実施の形態では便宜的に表面側が
先に読み取られ、裏面側が後に読み取られるものとす
る。
【0032】画像蓄積メモリ27に蓄積された面単位の
画像データは、1面分ずつデータ伸長器28により元の
画像データに伸長されてビットマップメモリ29に格納
される。画像回転回路30は、CPU26から画像回転
の指示があった場合は、ビットマップメモリ29に格納
された画像データの縦横を逆にして、ライン単位で読み
出すことで90度回転させる。つまり、ビットマップメ
モリ29に格納された画像データは、1ラインが所定の
画素数で構成される主走査ラインが、所定の副走査長分
積み重なって構成されていると考えることができ、それ
を90度回転させて考えれば、所定の画素数で構成され
る副走査ラインが、所定の主走査幅分積み重なって構成
されていると考えることができるため、画像データの縦
横を逆にしてライン単位で読み出せば、90度回転した
画像データが得られることになる。なお、画像回転回路
30は、CPU26から画像回転の指示がない場合は、
ビットマップメモリ29に格納された画像データをその
まま読み出す。
【0033】なお、この画像回転回路30からの出力画
像データPoutは、本発明に係る画像読取装置100
から出力される画像データである。本実施の形態では、
本発明に係る画像読取装置100をファクシミリ装置に
適用したため、出力画像データPoutを以下説明する
構成要素により処理しているが、それに限らず、出力画
像データPoutをプロッタで記録出力する画像データ
とすれば、複写機に適用することが可能であり、パソコ
ンなどの他の装置に転送する画像データとすれば、スキ
ャナ装置に適用することが可能であり、ファイリングす
る画像データとすれば、画像ファイリング装置に適用す
ることが可能であり、その他種々の応用が可能なもので
ある。
【0034】さて、データ圧縮器31は、画像回転回路
30から出力されるライン単位の画像データを、伝送時
間節約のためにMH方式により再圧縮する。なお、デー
タ圧縮器31は、表面側データ圧縮器24または裏面側
データ圧縮器25と兼用することも可能である。
【0035】データ圧縮器31で圧縮された画像データ
は、モデム32により回線の特性に適合する信号に変調
され、その変調信号は、網制御装置33を介して回線を
送出され、相手装置に送信される。
【0036】主走査幅検出センサ34は、前述したよう
に、図2に示す可動幅ガイド12のスライド量を検出す
ることにより、原稿積載台1にセットされた原稿の主走
査幅を検出してCPU26に通知するものである。副走
査長検出センサ35は、図1に示した搬送経路Kに沿っ
て原稿を搬送すると共に副走査する各搬送ローラ対を駆
動する図示しないステッピングモータによる副走査送り
量から原稿積載台1にセットされた原稿の副走査長を検
出してCPU26に通知するものである。
【0037】以上のように構成される本発明に係る画像
読取装置を構成の一部として含むファクシミリ装置にお
ける原稿読取処理手順について説明する。なお、本実施
の形態では、原稿読取処理手順には、第1及び第2の2
通りの手順がある。また、以下説明する原稿読取処理手
順においては、その前提条件として、原稿積載台1にセ
ットされ得る原稿のサイズは、A3またはA4のいずれ
かであり、それらの原稿を原稿積載台1にセットするユ
ーザは、原稿のセット方向や、原稿の有画情報面を上向
きにセットするか下向きにセットするか等の、原稿のセ
ット態様については、頓着しないものとする。
【0038】先ず、図4及び図5に示される第1の原稿
読取処理手順について説明する。
【0039】それらの図において、CPU26は、送信
ボタンが押下されたかを監視する(判断101のNoル
ープ)。その送信ボタンは、セット態様については頓着
することなく読み取らせたい原稿を原稿積載台1にセッ
トし相手先のファクシミリ番号を図示しない操作部から
入力したユーザが、送信動作の開始をファクシミリ装置
に指示するためのものである。
【0040】送信ボタンが押下された場合(判断101
のYes)は、原稿積載台1に積載された原稿を上から
順に1枚だけ分離給送する(処理102)。そして、そ
の分離給送した原稿を搬送しつつ副走査して、表面側読
取センサ5及び裏面側読取センサ6により、表裏両面の
画像データをそれぞれ読み取って表面側データ圧縮器2
4及び裏面側データ圧縮器25により圧縮して画像蓄積
メモリ27に蓄積する(処理103)。
【0041】そして、読み取った原稿が、表裏両面共が
有画情報面である両面原稿であるか、表裏両面うちの一
方の面のみが有画情報面で他方の面が白面である片面原
稿であるか、片面原稿であれば、それは表面が有画情報
面である原稿(表面原稿)であるか、あるいは裏面が有
画情報面である原稿(裏面原稿)であるかの原稿種別を
判定する(処理104)。なお、この原稿種別の判定法
については後述する。
【0042】そして、その判定結果が、両面原稿であれ
ば(判断105のYes)、なにもしないで処理108
に移り、片面原稿であって(判断105のNo)表面原
稿であれば画像蓄積メモリ27に蓄積された表面側及び
裏面側画像データのうちの裏面側画像データを削除する
ことにより除外してから処理108に移り、片面原稿で
あって(判断105のNo)裏面原稿であれば画像蓄積
メモリ27に蓄積された表面側及び裏面側画像データの
うちの表面側画像データを削除することにより除外して
から処理108に移る。
【0043】処理108では、原稿積載台1にセットさ
れた原稿のセット方向を判定する(処理108)。な
お、この原稿のセット方向の判定法については後述す
る。
【0044】そして、処理104により判定された原稿
種別と、処理108により判定さた原稿のセット方向に
ついての判定結果を、当該原稿を読み取って得た画像デ
ータの属性データとして記憶する(処理109)。
【0045】ここで、原稿種別及び原稿のセット方向の
判定法について、図2及び図6を参照して説明する。
【0046】先ず、原稿種別の判定法について説明す
る。この原稿種別の判定は、図2に示した表面側データ
圧縮器24及び裏面側データ圧縮器25がそれぞれ備え
る白面検出器24a及び25aがそれぞれ原稿の表面及
び裏面が白面であると検出したかをチェックすることに
より行う。つまり、白面検出器25aが裏面が白面であ
ることを検出した場合は、読み取られた原稿は、片面原
稿(表面原稿)であり、白面検出器24aが表面が白面
であることを検出した場合は、読み取られた原稿は、片
面原稿(裏面原稿)であり、白面検出器24a及び白面
検出器25aが共に白面を検出しない場合は、読み取ら
れた原稿は、両面原稿であると判定できる。
【0047】次に、原稿のセット方向の判定法について
説明する。このセット方向の判定は、図3に示した主走
査幅検出センサ34及副走査長検出検査35が検出する
原稿積載台1にセットされた原稿の主走査幅及び副走査
長と、その原稿の主走査幅及び副走査長により求められ
る当該原稿の本来の幅及長さの対応関係を調べることに
より行うことができる。
【0048】つまり、セットされた原稿がA3サイズで
あれば、図2に示すように、許されるセット方向は縦方
向のみで横方向にセットすることはできない。したがっ
て、原稿を読み取った際に検出された主走査幅及び副走
査長がそれぞれ約297mm及び約420mmであれ
ば、セットされた原稿は、縦方向にセットさたA3原稿
であると一義的に判断できる。
【0049】一方、セットされた原稿がA4サイズであ
れば、図2に示すように、許されるセット方向は縦方向
のみばかりでなく横方向も可能である。したがって、原
稿を読み取った際に検出された主走査幅及び副走査長が
それぞれ約210mm及び約297mm、または、約2
97mm及び約210mmであれば、セットされた原稿
は、本来の幅及び長さがそれぞれ210mm及び297
mmのA4の原稿であると判断できる。
【0050】また、さらに、その本来のA4原稿の幅及
び長さ(約210mm及び約297mm)と、主走査幅
及び副走査長が一致する対応の場合(主走査幅及び副走
査長がそれぞれ約210mm及び約297mm)は、原
稿は、縦方向にセットされたと判断でき、逆に、本来の
A4原稿の幅及び長さ(約210mm及び約297m
m)と、主走査幅及び副走査長が逆の対応の場合(主走
査幅及び副走査長がそれぞれ約297mm及び約210
mm)は、原稿は、横方向にセットされたと判断でき
る。
【0051】図6は、以上説明した、原稿積載台1にセ
ットされた原稿のサイズ、原稿種別、及びセット方向の
有り得る組み合わせについて、原稿のサイズが、A4で
ある場合と、A3である場合とに分類し、さらにそれぞ
れの原稿サイズについて、原稿種別とセット方向との有
り得る組み合わせを場合分けすることにより示してい
る。原稿種別は、前述したように、両面原稿と片面原稿
とに分類され、片面原稿はさらに表面原稿と裏面原稿と
に分類される。セット方向は、縦または横に分類され、
それらの組み合わせにより、A4の場合は6通り、A3
の場合はセット方向が横方向である場合はないため3通
りに分類される。
【0052】原稿種別が両面原稿である場合は、セット
方向に関係なく、読み取った表裏両面の画像データの両
方を維持する必要がある。原稿種別が表面原稿である場
合は、同図中に丸印の識別子で示されるように、不要な
裏面側の画像データを画像蓄積メモリ27から削除する
ことにより除外する必要がある。逆に、原稿種別が裏面
原稿である場合は、同図中に三角印の識別子で示される
ように、不要な表面側の画像データを画像蓄積メモリ2
7から削除することにより除外する必要がある。
【0053】また、セット方向が横方向である場合は、
同図中に四角印の識別子で示されるように、原稿種別に
関係なく画像を回転して、縦方向にセットされて読み取
られた場合と同様の主走査幅及び副走査長の画像データ
になるように縦横変換する必要がある。
【0054】さて、以上のように判定された原稿種別及
び原稿のセット方向が、処理109により、読み取られ
た画像データ毎にその画像データの属性データとして記
憶された後、読み取るべき次原稿がまだ有るか、すなわ
ち、原稿積載台1にまだ原稿が残っているかを調べ(判
断110)、残っている場合(判断110のYes)
は、処理102に戻り、全ての原稿を読取終わる(判断
110がNo)まで、処理109までの処理を繰り返
す。
【0055】ここまでの手順により、相手装置に送信す
べき原稿画像の読取が完了すると、次に相手先に発呼し
て、回線接続する(処理111)。そして、画像蓄積メ
モリ27に蓄積された画像データの全てについてそれぞ
れの属性データをチェックする(処理112)。
【0056】そしてそのチェックの結果、原稿種別が全
て同じであり(判断113のYes)、かつ、全て両面
原稿でない(判断114のNo)場合において、さらに
全て裏面原稿であった場合(判断115のNo)は、以
後の画像データの読み出し順序を読取順序とは逆順とす
る(処理117)。
【0057】全ての画像データの原稿種別が裏面原稿で
あった場合(判断115のNo)以外(判断113のN
o、判断114のYes、判断115のYes)は、以
後の画像データの読み出し順序を読取順序と同順とする
(処理116)。
【0058】そして、処理116または117で設定さ
れた読み出し順序で1面分の画像データを、画像蓄積メ
モリ27から読み出し、データ伸長器28で元の画像デ
ータに伸長してビットマップメモリ29に展開すること
により読み出す(処理118)。この場合、先述したよ
うに、両面原稿の画像データの場合は、表面側画像デー
タが、1面分の画像データとして読み出され、その後に
裏面側画像データが読み出される。表面原稿の場合は、
その表面側画像データが、裏面原稿の場合は、その裏面
側画像データが読み出される。
【0059】次に、読み出した画像データの属性データ
をチェックし(処理119)、画像回転が必要な画像デ
ータであるかを判断し(判断120)、必要であれば
(判断120のYes)、画像データを画像回転回路3
0で回転させてデータ圧縮器31で圧縮して送信する
(処理121)。必要でなければ(判断120のN
o)、画像データを画像回転回路30で回転させずにそ
のままデータ圧縮器31で圧縮して送信する(処理12
2)。
【0060】このようにして1面分の画像データの送信
が完了した後、送信すべき画像データがまだ有るかを調
べ(判断123)、ある場合(判断123のYes)
は、処理118に戻り、送信すべき画像データがなくな
る(判断123がNo)まで、上記処理を繰り返す。
【0061】以上の処理手順により、画像回転回路30
から出力される本発明に係る画像読取装置100からの
出力画像データPoutは、片面原稿の白面を読み取っ
た不要な画像データを含まず、また、読み取った原稿の
原稿種別やセット方向によらずに、最終的には、主走査
幅及び副走査長と、原稿の本来の幅及び長さの対応関係
(本実施の形態における所定の対応)が、縦方向にセッ
トされた表面原稿(または裏面原稿)を表面側読取セン
サ5(または裏面側読取センサ6)で読み取った場合と
同じになるように、必要に応じて回転処理される。な
お、画像回転の条件となる主走査幅及び副走査長と、原
稿の本来の幅及び長さの対応は、本実施の形態における
所定の対応と逆に設定することも可能である。その場
合、出力画像データPoutは、横方向にセットされた
表面原稿(または裏面原稿)を表面側読取センサ5(ま
たは裏面側読取センサ6)で読み取った場合と同じ、横
向きの画像データとなる。ただし、一般的には、原稿の
幅方向を主走査し、原稿の長さ方向に副走査して得た縦
向き画像データを縦向き画像データのまま扱う場合がほ
とんどであるため、本実施の形態における所定の対応の
方が実用的である。
【0062】また、読み取った原稿が全て表面原稿であ
れば、原稿を読み取った順に画像データを読み出し、読
み取った原稿が全て裏面原稿であれば、原稿を読み取っ
た順とは逆順で画像データを読み出し、読み取った原稿
が全て表面原稿であるか、または、全て裏面原稿である
場合以外は、原稿を読み取った順に画像データを読み出
すため、ユーザが意図する原稿順序と、出力画像データ
Poutの出力順序をできるだけ一致させることができ
る。
【0063】そのことを図7及び図8を参照して説明す
る。
【0064】図7は、読み取った原稿がすべて表面原稿
である場合を示している。同図において、読み取った原
稿がすべて表面原稿であるということは、原稿積載台1
に積載されてセットされた状態の原稿の、それぞれの有
画情報面が(画像読取装置100から見た場合の)上側
を向いているということである。
【0065】また、通常、ユーザは、複数枚(n枚)の
まとまった片面原稿を取り扱う場合は、それらの片面原
稿のそれぞれの有画情報面を(ユーザが原稿を扱う場合
における)上側に向け、さらに、ユーザが認識している
原稿の1枚(ページ)目P1を、(ユーザが原稿を扱う
場合における)一番上側にし、2枚目P2以降n枚目P
nまでを順に(ユーザが原稿を扱う場合における)下側
に重ねた状態で取り扱う。
【0066】そのようにユーザによりページ順に重ねら
れた複数枚(n枚)のまとまった片面原稿が、その有画
情報面を(画像読取装置100から見た場合の)上側に
向けてセットされた場合、画像読取装置100は、原稿
積載台1にセットされたそれらn枚の原稿を(画像読取
装置100から見た場合の)上側から順に読み取る。
【0067】したがって、図7に示すように、画像読取
装置100は、ユーザが認識している原稿の1ページ目
P1からnページ目Pnまで順に読み取り、読み取った
順に画像蓄積メモリ27に蓄積し、読み取った順と同順
で読み出して出力画像データPoutを得る。したがっ
て、出力画像データPoutは、ユーザが認識している
ページ順に読み出されることになる。
【0068】一方、図8は、読み取った原稿がすべて裏
面原稿である場合を示している。同図において、読み取
った原稿がすべて裏面原稿であるということは、原稿積
載台1に積載されてセットされた状態の原稿の、それぞ
れの有画情報面が(画像読取装置100から見た場合
の)下側を向いているということである。
【0069】また、通常、ユーザは、前述したように、
複数枚(n枚)のまとまった片面原稿を取り扱う場合
は、それらの片面原稿のそれぞれの有画情報面を(ユー
ザが原稿を扱う場合における)上側に向け、さらに、ユ
ーザが認識している原稿の1枚(ページ)目P1を、
(ユーザが原稿を扱う場合における)一番上側にし、2
枚目P2以降n枚目Pnまでを順に(ユーザが原稿を扱
う場合における)下側に重ねた状態で取り扱う。
【0070】そのようにユーザによりページ順に重ねら
れた複数枚のまとまった片面原稿が、その有画情報面を
(画像読取装置100から見た場合の)下側に向けてセ
ットされた場合でも、画像読取装置100は、原稿積載
台1にセットされた原稿を(画像読取装置100から見
た場合の)上側から順に読み取る。
【0071】したがって、図8に示すように、画像読取
装置100は、ユーザが認識している原稿のnページ目
Pnから順に1ページ目P1まで読み取って、読み取っ
た順に画像蓄積メモリ27に蓄積する。ここで、もし読
み取った順と同順で読み出しすと、ユーザが認識してい
るページ順とは逆順で読み出されてしまうが、読み取っ
た順と逆順で読み出して出力画像データPoutを得る
ため、出力画像データPoutは、ユーザが認識してい
るページ順に読み出されることになる。
【0072】なお、本実施の形態の画像読取装置100
は、原稿積載台1に積載された複数枚の原稿を上から分
離給送するものであるため、全ての原稿が裏面原稿であ
る場合に、画像蓄積メモリ27からの画像データの読み
出し順序を読み取り順序と逆順にしたが、もし、原稿積
載台1に積載された複数枚の原稿を下から分離給送する
ものである場合は、逆に、全ての原稿が表面原稿である
場合に、画像蓄積メモリ27からの画像データの読み出
し順序を読み取り順序と逆順にする一方、全ての原稿が
裏面原稿である場合は、画像蓄積メモリ27からの画像
データの読み出し順序を読み取り順序と同順にする必要
がある。そのことは図7及び図8を参照すれば容易に理
解できる。
【0073】また、前記第1の画像読取処理では、1枚
の原稿を読み取る毎にその原稿種別を検出して、それぞ
れの原稿毎に独立して白面削除処理を行うことで、それ
ぞれ原稿種別の異なる複数枚の原稿の連続読取が可能で
あるため、原稿種別が全て両面原稿である場合の他に、
全ての原稿の原稿種別が同じではない場合、すなわち、
ユーザの意図する原稿順序を正しく判断することができ
ない場合は、単に読み取った順と同順で読み出してい
る。
【0074】さて、以上説明した第1の画像読取処理
は、原稿を読み取る毎にその原稿種別やセット方向を検
出して、それぞれの原稿毎に独立して白面削除処理や画
像回転処理を行うことで、セット態様の異なる複数枚の
原稿の連続読取が可能である利点を有する一方、そのた
めに全ての原稿について表裏両面を必ず読み取る必要が
あり、また、原稿種別やセット方向の判定についても全
ての原稿について行わなければならない。
【0075】両面読取りは片面のみの読取りに比較して
処理する画像データ量も倍になる上白紙検出器24a及
び25aを動作させるため片面だけの読取りに比較し両
面読み取りは2倍以上の処理時間がかかることになり、
読み取り時間が延びたり、読取処理以外の処理が遅くな
る等の弊害が生じ得る。
【0076】以下説明する図9及び図10に示される第
2の画像読取処理手順は、第1の画像読取処理手順の作
用効果ほぼ維持しつつ読み取るべき複数枚の原稿のうち
の1枚目原稿についてのみ原稿種別やセット方向を判断
し、2枚目以降の原稿については1枚目の原稿について
の判断結果により処理することで、複数枚の原稿の読取
速度の高速化を可能とするものである。
【0077】図9及び図10において、CPU26は、
送信ボタンが押下されたかを監視する(判断201のN
oループ)。その送信ボタンは、セット態様については
頓着することなく読み取らせたい原稿を原稿積載台1に
セットし相手先のファクシミリ番号を図示しない操作部
から入力したユーザが、送信動作の開始をファクシミリ
装置に指示するためのものである。
【0078】送信ボタンが押下された場合(判断201
のYes)は、原稿積載台1に積載された原稿を上から
順に1枚だけ分離給送する(処理202)。そして、そ
の分離給送した1枚目原稿を搬送しつつ副走査して、表
面側読取センサ5及び裏面側読取センサ6により、表裏
両面の画像データをそれぞれ読み取って表面側データ圧
縮器24及び裏面側データ圧縮器25により圧縮して画
像蓄積メモリ27に蓄積する(処理203)。
【0079】そして、読み取った1枚目の原稿が、両面
原稿であるか、片面原稿であるか、片面原稿であれば、
表面原稿であるか、あるいは裏面原稿であるかの原稿種
別を、第1の画像読取処理手順と同様に判定する(処理
404)。
【0080】そして、その判定結果が、両面原稿であれ
ば(判断205のYes)、なにもしないで処理208
に移り、片面原稿であって(判断205のNo)表面原
稿であれば画像蓄積メモリ27に蓄積された表面側及び
裏面側画像データのうちの裏面側画像データを削除する
ことにより除外してから処理208に移り、片面原稿で
あって(判断205のNo)裏面原稿であれば画像蓄積
メモリ27に蓄積された表面側及び裏面側画像データの
うちの表面側画像データを削除することにより除外して
から処理208に移る。
【0081】処理208では、原稿積載台1にセットさ
れた1枚目の原稿のセット方向を、第1の画像読取処理
手順と同様に判定する(処理208)。
【0082】そして、処理204により判定された原稿
種別と、処理208により判定さた原稿のセット方向に
ついての判定結果を、当該1枚目の原稿を読み取って得
た画像データの属性データとして記憶する(処理20
9)。
【0083】以上のように判定された原稿種別及び原稿
のセット方向が、処理209により1枚目の原稿から読
み取った画像データの属性データとして記憶された後、
読み取るべき次原稿がまだ有るか、すなわち、原稿積載
台1にまだ原稿が残っているかを調べ(判断210)、
残っている場合(判断210のYes)は、原稿を1枚
分離給送し(処理211)、1枚目の原稿の原稿種別に
応じた面のみを読み取って、すなわち、1枚目の原稿の
原稿種別が両面原稿であれば、表裏両面共読取り、表面
原稿であれば、表面のみを読取り、裏面原稿であれば、
裏面のみを読取って、各面毎に表面側データ圧縮器24
及び/または裏面側データ圧縮器25により圧縮して画
像蓄積メモリ27に蓄積して(処理212)判断210
に戻り、全ての原稿を読取終わる(判断210がNo)
まで繰り返す。
【0084】ここまでの手順により、相手装置に送信す
べき原稿画像の読取が完了すると、次に相手先に発呼し
て、回線接続する(処理213)。そして、画像蓄積メ
モリ27に蓄積された画像データのうちの1枚目の原稿
を読み取った画像データの属性データをチェックする
(処理214)。
【0085】そしてそのチェックの結果、1枚目の原稿
の原稿種別が両面原稿でなく(判断215のNo)、か
つ、裏面原稿であった場合(判断216のNo)は、以
後の画像データの読み出し順序を読取順序とは逆順とす
る(処理218)。
【0086】1枚目の画像データが両面原稿であった場
合(判断215のYes)、及び、表面原稿であった場
合(判断216のYes)は、以後の画像データの読み
出し順序を読取順序と同順とする(処理217)。
【0087】そして、処理217または218で設定さ
れた読み出し順序で1面分の像データを、画像蓄積メモ
リ27から読み出し、データ伸長器28で元の画像デー
タに伸長してビットマップメモリ29に展開することに
より読み出す(処理219)。この場合、先述したよう
に、両面原稿の画像データの場合は、表面側画像データ
が、1面分の画像データとして読み出され、その後に裏
面側画像データが読み出される。表面原稿の場合は、そ
の表面側画像データが、裏面原稿の場合は、その裏面側
画像データが読み出される。
【0088】次に、1枚目の原稿の画像データの属性デ
ータをチェックし(処理220)、画像回転が必要かを
判断し(判断221)、必要であれば(判断221のY
es)、画像データを画像回転回路30で回転させてデ
ータ圧縮器31で圧縮して送信する(処理222)。必
要でなければ(判断221のNo)、画像データを画像
回転回路30で回転させずにそのままデータ圧縮器31
で圧縮して送信する(処理223)。
【0089】このようにして1面分の画像データの送信
が完了した後、送信すべき画像データがまだ有るかを調
べ(判断224)、ある場合(判断224のYes)
は、処理219に戻り、送信すべき画像データがなくな
る(判断224がNo)まで、上記処理を繰り返す。
【0090】以上の処理手順により、セットされた複数
枚の原稿のセット態様が互いに異なる場合には対応でき
ないこと以外は、第1の画像読取処理手順の作用効果を
維持しつつ、複数枚の原稿が画像読取装置にセットされ
る場合のほとんどは、それらの原稿種別及びセット方向
が互い同じであることに着目して、1枚目の原稿のみに
ついてその原稿種別を判定し、2枚目以降については、
第1の画像読取処理手順のように、不要な白面の画像デ
ータをとりあえず読み取った後に、その要不要を判断し
て削除するのではなく、初めから読み取らないため、読
取速度が向上する。また、セット方向についても、1枚
目の原稿についてのみ判定し、2枚目以降の原稿のセッ
ト方向を、1枚目の原稿のセット方向と同一と仮定する
ことで、処理手順が簡素化され、読取処理速度さらに向
上する。
【0091】なお、以上説明した本発明の実施の形態で
は、原稿の表面側及び裏面側のそれぞれを同時的に読み
取るために、表面側及び裏面側読取センサの2つの読取
センサを備えた画像読取装置に本発明を適用したが、そ
れに限らず、1つの読取センサで先ず片面を読取り、次
に原稿反転装置で原稿を表裏反転させてもう一方の面を
読取る構成の画像読取装置等、その他の構成の画像読取
装置についても同様に適用可能であることはいうまでも
ない。また、以上説明した本発明の実施の形態では、原
稿積載台1にセットされ得る原稿のサイズ、及び、サイ
ズの組み合わせとして、A3及びA4のみについて説明
したが、本発明はそれに限らず、その他のサイズ及び組
み合わせについても、同様に適用できるものである。
【0092】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、原稿のセ
ット態様によらず、原稿の表裏両面のうちの白面の画像
データが除外され、画情報を有する面の画像データのみ
が、所定の向きで読み取られればそのままに、所定の向
きとは逆の向きで読み取られれば所定の向きで読み取ら
れたのと同様の向きに縦横変換されるため、画像読取装
置にとっては、ユーザのセットミスによる原稿の読取り
不良を無くすことができ、ユーザにとっては、原稿のセ
ット態様について気にする必要がないため、精神的負担
が低減される効果がある。
【0093】請求項2に係る発明によれば、連続して読
み取られる複数枚の原稿は、通常は、全て互いに同じセ
ット態様でセットされることに着目して、1枚目の原稿
についてのみそのセット態様を検出し、2枚目以降の原
稿については、1枚目の原稿と同一のセット態様でセッ
トされるものとして、白面の読取などの不要な処理を省
略しているため、原稿読取処理が高速化されると共にシ
ステム全体の負荷が低減され利点がある。
【0094】請求項3に係る発明によれば、複数枚の原
稿の全ての表面が白面か、または、全て裏面が白面かど
うかと、原稿送り装置が複数枚の原稿を上から分離給送
するものであるか下から分離給送するものであるかの対
応に応じて、読み取り順序と同順または逆順で画像デー
タを読み出すため、ユーザの意図する順番通りの画像デ
ータを得ることができる。
【0095】請求項4に係る発明によれば、複数枚の原
稿のセット態様を代表する1枚目の原稿の表面が白面
か、または、裏面が白面かどうかと、原稿送り装置が複
数枚の原稿を上から分離給送するものであるか下から分
離給送するものであるかの対応に応じて、読み取り順序
と同順または逆順で画像データを読み出すため、ユーザ
の意図する順番通りの画像データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置を構成
の一部として含むファクシミリ装置の概念構成を示す図
である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
原稿積載台の概略上面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像読取装置を含む
ファクシミリ装置のブロック構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像読取装置におけ
る第1の原稿読取処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】図4と共に本発明の実施の形態に係る画像読取
装置における第1の原稿読取処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】原稿積載台にセットされる原稿のサイズ、原稿
種別、及び、セット方向の有り得る組み合わせについて
示した図である。
【図7】セット状態の原稿の画像データと、画像蓄積メ
モリに蓄積された画像データと、出力画像データとの順
序関係を示す図である。
【図8】セット状態の原稿の画像データと、画像蓄積メ
モリに蓄積された画像データと、出力画像データとの順
序関係を示す別の図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る画像読取装置におけ
る第2の原稿読取処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】図9と共に本発明の実施の形態に係る画像読
取装置における第2の原稿読取処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 原稿積載台 2 繰出しローラ 3 分離給送ローラ 4 排紙トレー 5 表面側 6 裏面側 7 制御基板 8 サーマルヘッド 9 感熱紙 10 カッター 11 幅ガイド 12 可動幅ガイド 20 表面側画像信号変換回路 21 裏面側画像信号変換回路 22 表面側ラインバッファ 23 裏面側ラインバッファ 24 表面側データ圧縮器 24a 白面検出器 25 裏面側データ圧縮器 25a 白面検出器 26 CPU 27 画像蓄積メモリ 28 データ伸長器 29 ビットマップメモリ 30 画像回転回路 31 データ圧縮器 32 モデム 33 網制御装置 34 主走査幅検出センサ 35 副走査長検出センサ 100 画像読取装置 K 搬送経路 P1、P2、…、Pn 原稿

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セットされた原稿の表裏両面をそれぞれ
    読み取って表面側画像データと裏面側画像データとを得
    る画像読取装置において、 前記原稿の表裏両面のそれぞれについて画情報の有無を
    検出する白面検出手段と、前記原稿の主走査方向の幅を
    検出する主走査幅検出手段と、前記原稿の副走査方向の
    長さを検出する副走査長検出手段と、前記白面検出手段
    の検出結果に応じて前記表面側及び裏面側画像データの
    うち画情報を含まない面側の画像データを除外する白面
    画像データ除外手段と、前記主走査幅検出手段及び副走
    査長検出手段によりそれぞれ検出された前記原稿の主走
    査幅及び副走査長が原稿を所定の向きにセットして検出
    される主走査幅及び副走査長と逆の場合に読み取った面
    の画像データを縦横変換する画像回転手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 複数枚の原稿を連続して読み取る場合に
    おいては、前記白面検出手段、主走査幅検出手段及び副
    走査長検出手段は、1枚目の原稿についてのみ各検出を
    行う一方、前記白面画像データ除外手段は、2枚目以降
    の原稿については、その表面側及び裏面側画像データの
    うち前記白面検出手段の1枚目の原稿についての検出結
    果によって画情報を含まないとされた面側の画像データ
    を除外すると共に、前記画像回転手段は、2枚目以降の
    原稿については、前記主走査幅検出手段及び副走査長検
    出手段によりそれぞれ検出された前記1枚目の原稿につ
    いての検出結果に基づいて画像データを縦横変換するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 セットされた複数枚の原稿を1枚ずつ上
    または下から分離して画像読取部へ給送する原稿送り装
    置を備える一方、読み取った複数枚の原稿の画像データ
    を順次記憶蓄積する画像データ蓄積メモリと、読み取っ
    た複数枚の原稿のそれぞれについての前記白面検出手段
    の検出結果の全てが表裏両面のうちの特定の面が白面で
    あるという結果であった場合は、その特定の面が表面ま
    たは裏面のどちらであるかと、前記原稿送り装置が複数
    枚の原稿を上から分離給送するものであるか下から分離
    給送するものであるかとの対応に応じて、読取り順序と
    同順または逆順で前記画像データ蓄積メモリに蓄積され
    た画像データを読み出す画像データ並べ換え手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 セットされた複数枚の原稿を1枚ずつ上
    または下から分離して画像読取部へ給送する原稿送り装
    置を備える一方、読み取った複数枚の原稿の画像データ
    を順次記憶蓄積する画像データ蓄積メモリと、読み取っ
    た複数枚の原稿のうちの1枚目の原稿についての前記白
    面検出手段の検出結果が表裏両面のうちの特定の面が白
    面であるという結果であった場合は、その特定の面が表
    面または裏面のどちらであるかと、前記原稿送り装置が
    複数枚の原稿を上から分離給送するものであるか下から
    分離給送するものであるかとの対応に応じて、読取り順
    序と同順また逆順で前記画像データ蓄積メモリに蓄積さ
    れた画像データを読み出す画像データ並べ換え手段とを
    備えたことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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