JPS6311283Y2 - - Google Patents

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JPS6311283Y2
JPS6311283Y2 JP1316482U JP1316482U JPS6311283Y2 JP S6311283 Y2 JPS6311283 Y2 JP S6311283Y2 JP 1316482 U JP1316482 U JP 1316482U JP 1316482 U JP1316482 U JP 1316482U JP S6311283 Y2 JPS6311283 Y2 JP S6311283Y2
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JP
Japan
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hollow shaft
hollow
metal
shaft
camshaft
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JP1316482U
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JPS58116705U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、中空カムシヤフトの改良に関するも
のである。
近年、カムシヤフトの軽量化を図るため中空カ
ムシヤフトが提案されている。
しかしながら、軽量化を十分に図るためには、
中空シヤフト自体の厚みを薄くせざるを得ず、そ
の結果剛性が低下する。
したがつて、剛性を高めるために、たとえば、
実開昭55−161003号公報で、金属製中空カムシヤ
フト内にプラスチツクスを補強のために充填する
技術が提案されている。
ところが、プラスチツクスは撓みやすく、補強
材としては不適当であり、自動車等のカムシヤフ
トに必要な剛性を得るためには金属製中空シヤフ
トの厚みを大にせざるを得ず、十分な軽量化を図
ることができない。
また、中空カムシヤフトを、金属製中空シヤフ
トにバルジ加工を施すことによつて製造する場
合、普通、使用できる金属製中空シヤフトの肉厚
は、成形精度あるいはバルジ加工に必要な液圧発
生装置等の関係から、1.2〜2.3mm程度であり、こ
れ以上の厚みの金属製中空シヤフトを使用するに
は特別の装置を必要とするばかりか、カム部ある
いはジヤーナル部を精度よく成形することができ
ないという種々の問題を有する。
本考案者らは、金属製中空シヤフトの厚みを大
にすることなく、中空カムシヤフトの剛性を向上
させることのできる補強材について種々検討の結
果、セラミツクス、たとえば、アルミナ
(Al2O3)、窒化ケイ素(Si3N4)、炭化ケイ素
(SiC)等は、その剛性が金属製中空シヤフトの
一種である鋼管の約1.5倍以上で、かつ、その比
重は約1/2であり、補強材として最適であること
を見出した。
本考案は前記知見にもとずいてなされたもの
で、カム部およびジヤーナル部を備えた金属製の
中空シヤフトの内周面にセラミツクスからなる中
空シヤフトを固着して、金属製中空シヤフトの肉
厚を薄くしても十分な剛性を有し、かつ軽量化を
図ることのできる中空カムシヤフトを提供するこ
とを目的とする。
つぎに、本考案を実施例である図面にしたがつ
て説明する。
第1図、第2図は、本考案の第1実施例を示
し、鋼管からなる金属製中空シヤフト1の内面
に、たとえば、アルミナからなるセラミツクス製
中空シヤフト2を焼ばめにて一体化し、その後、
この一体化したシヤフトを鋳型内に位置させて金
属製中空シヤフト1の外周の所定位置に、カム部
4およびジヤーナル部5を鋳ぐるんで設けること
により中空カムシヤフト3としたものである。
第3図、第4図は、本考案の第2実施例を示
し、鋼管からなる金属製中空シヤフト1を成形型
内に位置させ、バルジ加工によりその一部を外方
に膨出させてカム部4およびジヤーナル部5(図
示せず)を成形し、その後、金属製中空シヤフト
1内にセラミツクス製中空シヤフト2を前記同
様、焼ばめし中空カムシヤフト3としたものであ
る。なお、本実施例においては、カム部4および
ジヤーナル部5は、金属製中空シヤフト1の一部
を膨出させて形成したものであるため、セラミツ
クス製中空シヤフト2との間には空所6が形成さ
れている。
なお、前記各実施例において、両中空シヤフト
1,2は焼ばめで固着したものを示したが、セラ
ミツクス製中空シヤフト2の外周に金属製中空シ
ヤフト1を鋳ぐるむようにしてもよい。
以上の説明で明らかなように、本考案にかかる
中空カムシヤフトによれば、カム部およびジヤー
ナル部を備えた金属製の中空シヤフトの内周面
に、剛性が大きく、かつ軽量なセラミツクス製の
中空シヤフトを固着したため、金属製の中空シヤ
フトを薄肉としても十分剛性をもち、かつ全体と
して軽量な理想的な中空カムシヤフトとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案にかかる中空カムシヤ
フトの第1実施例を示し、第1図は正面図、第2
図は第1図の−線拡大断面図、第3図、第4
図は第2実施例を示し、第3図は一部断面図で、
第4図は第3図の−線断面図である。 1……金属製中空シヤフト、2……セラミツク
ス製中空シヤフト、3……中空カムシヤフト、4
……カム部、5……ジヤーナル部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カム部およびジヤーナル部を備えた金属製の中
    空シヤフトと、該シヤフトの内周面に固着したセ
    ラミツクス製の中空シヤフトから構成したことを
    特徴とする中空カムシヤフト。
JP1316482U 1982-02-01 1982-02-01 中空カムシヤフト Granted JPS58116705U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1316482U JPS58116705U (ja) 1982-02-01 1982-02-01 中空カムシヤフト

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JP1316482U JPS58116705U (ja) 1982-02-01 1982-02-01 中空カムシヤフト

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Publication Number Publication Date
JPS58116705U JPS58116705U (ja) 1983-08-09
JPS6311283Y2 true JPS6311283Y2 (ja) 1988-04-02

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ID=30025693

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JP1316482U Granted JPS58116705U (ja) 1982-02-01 1982-02-01 中空カムシヤフト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011220266A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Toyota Motor Corp カムシャフト

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JPS58116705U (ja) 1983-08-09

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