JP2999325B2 - スクリュロータ - Google Patents

スクリュロータ

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JP2999325B2
JP2999325B2 JP8369592A JP8369592A JP2999325B2 JP 2999325 B2 JP2999325 B2 JP 2999325B2 JP 8369592 A JP8369592 A JP 8369592A JP 8369592 A JP8369592 A JP 8369592A JP 2999325 B2 JP2999325 B2 JP 2999325B2
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JP
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screw rotor
core
injection molding
screw
rotor
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勉 堀井
正樹 松隈
朋士 穴吹
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリュ式圧縮機、ス
クリュ式真空ポンプ等に好適なスクリュロータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリュ式流体機械のスクリュロ
ータは、一般的に、金属材料からなり、加工に多大な工
数を要すること、寸法精度のばらつきが生じ易いこと、
および慣性が大きいために大きな起動動力を要すること
等の問題点を有している。そして、斯る問題点を解決す
るために、軸穴の周囲に、合成樹脂材料を射出成形する
ことによりスクリュ部を形成したスクリュロータ(特開
平2−27180号公報)が提案されている。さらに、
図3、4に示すように、金属製シャフト11上にアルミ
ニウム等でコア部12を形成し、その上に合成樹脂を射
出成形して表層部13を形成したスクリュロータ(特表
平2−500678号公報)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平2−271
80号公報に開示のスクリュロータの場合、ロータ歯の
部分すべてを合成樹脂材料を用いて形成しているため、
厚肉の成形にならざるを得ない。このため、高精度の成
形を行なうことが困難なことから、後加工によって所定
の寸法、形状に仕上加工することが必要となり、金属材
料のみからなるスクリュロータの場合に比して、工数の
低減にならないという問題が生じる。一方、図3,4に
示すスクリュロータの場合、表層部のみに合成樹脂材料
を用いた構成となっている。しかしながら、コア部12
の断面形状は、ロータ歯の断面形状をそのまま縮小した
形状になっており、スクリュロータの歯元部に符号Cで
示すアンダーカット部ができて、分割金型を用いた射出
成形は不可能となる。
【0004】これに対して、一体形の金型を用いた場
合、コア部12はねじ状であるため、金型からの取出し
の際、コア部12を回転させながら行なうことが必要と
なるが、コア部12を回転させることにより金型が損傷
するため、斯る金型によるスクリュロータは量産には向
かないという問題がある。さらに、砂型やロストワック
スを用いた重力鋳造によってコア部を形成する場合は、
工数が増大するという問題が生じる。本発明は、斯る従
来の問題点を課題としてなされたもので、製造容易で、
かつ最終寸法精度の向上を可能とした射出成形による軽
量化されたスクリュロータを提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、金属材料からなるシャフトの回りに、射
出成形により形成したコア部と、このコア部上を射出成
形により被覆させた合成樹脂材料からなる表層部とを備
えたスクリュロータにおいて、上記コア部を金属材料か
ら形成するとともに、アンダーカット部を有しない形状
に成形した。
【0006】
【作用】上記発明のように構成することにより、分割金
型を用いてロータ歯の芯部を形成するコア部の成形が可
能になる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1、2は、本発明に係るスクリュロータを
示し、このうち図1は、金属材料からなるシャフト1の
回りに、例えばアルミニウム、或はアルミニウム合金を
射出成形により形成したコア部2を成形した段階のもの
を示している。なお、本明細書では、射出成形なる語
は、ダイキャスト鋳造の意味も含めて用いてある。本実
施例では、4分割金型を用いた場合を示し、図1中矢印
で示す方向に型抜きが行われる。また、図1中破線Aは
スクリュロータの断面形状をそのまま縮小した形状を示
し、一点鎖線Bは上記縮小した断面形状のロータのピッ
チ円を示し、破線Aで示す形状の場合に生じる符号Cで
示すアンダーカット部は、実線で示す本実施例の場合に
は生じていない。したがって、このようにした場合に
は、上記金型の型抜きが可能となっている。
【0008】ついで、図2はコア部2上を射出成形によ
り合成樹脂材料を被覆して、スクリュロータとしての外
形に表層部3を形成した、完成した状態のスクリュロー
タを示し、ロータ歯全体を合成樹脂で形成する場合に比
して、表層部3は薄肉となっている。一方、表層部3は
場所によって肉厚が変化しており、熱収縮量に差異が生
じるが、その差異を考慮して、最終寸法精度を低下させ
ない合成樹脂の射出成形条件を決めることは可能であ
る。
【0009】上記実施例のようにスクリュロータを形成
することにより、分割金型を用いてロータ歯の芯部を形
成するコア部2の成形が可能になり、かつ合成樹脂材料
を用いた表層部3の肉厚も小さくでき、軽量化されたス
クリュロータの製造が容易になるとともに、最終寸法精
度の向上が可能となる。なお、上記分割金型は、4分割
に限るものではないが、6分割、8分割等、偶数分割が
好ましい。
【0010】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、金属材料からなるシャフトの回りに、射出成
形により形成したコア部と、このコア部上を射出成形に
より被覆させた合成樹脂材料からなる表層部とを備えた
スクリュロータにおいて、上記コア部を金属材料から形
成するとともに、アンダーカット部を有しない形状に成
形してある。このため、分割金型を用いてロータ歯の芯
部を形成するコア部の成形が可能になり、かつ合成樹脂
材料を用いた表層部の肉厚も小さくでき、軽量化された
スクリュロータの製造が容易になるとともに、最終寸法
精度の向上が可能となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスクリュロータのコア部を成形
した段階のものを示す一部断面側面図である。
【図2】 本発明に係るスクリュロータの断面図であ
る。
【図3】 従来のスクリュロータの一部断面側面図であ
る。
【図4】 図3のIV−IV線部の上部のみを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 シャフト 2 コア部 3 表層部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 穴吹 朋士 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所西神総合研究地区 内 (56)参考文献 特開 平2−27180(JP,A) 特公 昭56−27712(JP,B2) 特表 平2−500678(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料からなるシャフトの回りに、射
    出成形により形成したコア部と、このコア部上を射出成
    形により被覆させた合成樹脂材料からなる表層部とを備
    えたスクリュロータにおいて、上記コア部を金属材料か
    ら形成するとともに、アンダーカット部を有しない形状
    に成形したことを特徴とするスクリュロータ。
JP8369592A 1992-04-06 1992-04-06 スクリュロータ Expired - Fee Related JP2999325B2 (ja)

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