JPH0232844Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0232844Y2 JPH0232844Y2 JP1984162203U JP16220384U JPH0232844Y2 JP H0232844 Y2 JPH0232844 Y2 JP H0232844Y2 JP 1984162203 U JP1984162203 U JP 1984162203U JP 16220384 U JP16220384 U JP 16220384U JP H0232844 Y2 JPH0232844 Y2 JP H0232844Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- cylinder block
- oil passage
- frp
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 3
- 239000011152 fibreglass Substances 0.000 description 16
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、外壁部をFRP(ガラス繊維強化プ
ラスチツク)で構成したようなエンジンのシリン
ダブロツクに関する。
ラスチツク)で構成したようなエンジンのシリン
ダブロツクに関する。
(従来技術)
従来、シリンダライナ部を金属で、外壁部を
FRPでそれぞれ形成してなるエンジンのシリン
ダブロツクとしては例えば実開昭57−10438号公
報に記載のものが知られている。
FRPでそれぞれ形成してなるエンジンのシリン
ダブロツクとしては例えば実開昭57−10438号公
報に記載のものが知られている。
一般に外壁部をFRPで形成したシリンダブロ
ツクにおいては、従来の金属製シリンダブロツク
中に孔穿け加工して設けていたオイル通路を、ど
のように形成するかが課題となつていて、上述し
た各公報に記載のものは、この点に関する何等の
記載も示唆もない。
ツクにおいては、従来の金属製シリンダブロツク
中に孔穿け加工して設けていたオイル通路を、ど
のように形成するかが課題となつていて、上述し
た各公報に記載のものは、この点に関する何等の
記載も示唆もない。
(考案の目的)
この考案は、少なくとも外壁部をFRPで構成
したエンジンのシリンダブロツクにおいて、簡単
にオイル通路およびオイルフイルタ取付口を形成
することができ、加えてオイル通路体を補強リブ
と兼用することができるうえ、上述のオイル通路
と連通するオイルフイルタ取付口を機械加工によ
り別途形成する必要がないエンジンのシリンダブ
ロツクの提供を目的とする。
したエンジンのシリンダブロツクにおいて、簡単
にオイル通路およびオイルフイルタ取付口を形成
することができ、加えてオイル通路体を補強リブ
と兼用することができるうえ、上述のオイル通路
と連通するオイルフイルタ取付口を機械加工によ
り別途形成する必要がないエンジンのシリンダブ
ロツクの提供を目的とする。
(考案の構成)
この考案は、少なくとも外壁部をFRPで構成
したエンジンのシリンダブロツクであつて、オイ
ルポンプからのオイルをオイルフイルタ、シリン
ダヘツドを介してオイルパンに復帰させるオイル
通路体を、シリンダブロツクとは別個に樹脂もし
くは金属製パイプ材で形成し、このオイル通路体
を前記FRP製シリンダブロツク外壁部に一体的
に固着し、上記オイル通路体にオイルフイルタ取
付口を一体形成すると共に、このオイルフイルタ
取付口を上記FRP製シリンダブロツク外壁部の
外部に露出させたエンジンのシリンダブロツクで
あることを特徴とする。
したエンジンのシリンダブロツクであつて、オイ
ルポンプからのオイルをオイルフイルタ、シリン
ダヘツドを介してオイルパンに復帰させるオイル
通路体を、シリンダブロツクとは別個に樹脂もし
くは金属製パイプ材で形成し、このオイル通路体
を前記FRP製シリンダブロツク外壁部に一体的
に固着し、上記オイル通路体にオイルフイルタ取
付口を一体形成すると共に、このオイルフイルタ
取付口を上記FRP製シリンダブロツク外壁部の
外部に露出させたエンジンのシリンダブロツクで
あることを特徴とする。
この考案によれば、オイル通路体をシリンダブ
ロツクとは別体にて形成し、このオイル通路体を
FRP製シリンダブロツク外壁部に固着させたも
のであるから、オイル通路を簡単に形成すること
ができ、そのうえ、オイル通路体により外壁部の
強度の補強を図ることができる効果がある。
ロツクとは別体にて形成し、このオイル通路体を
FRP製シリンダブロツク外壁部に固着させたも
のであるから、オイル通路を簡単に形成すること
ができ、そのうえ、オイル通路体により外壁部の
強度の補強を図ることができる効果がある。
加えて、上述のオイル通路体にはオイルフイル
タ取付口を一体形成して、このオイルフイルタ取
付口をFRP製シリンダブロツク外壁部の外部に
露出させたので、このオイルフイルタ取付口を機
械加工より別途形成する必要がなく、加工工数の
低減と、オイル通路体への切粉混入防止との両立
を図ることができる効果がある。
タ取付口を一体形成して、このオイルフイルタ取
付口をFRP製シリンダブロツク外壁部の外部に
露出させたので、このオイルフイルタ取付口を機
械加工より別途形成する必要がなく、加工工数の
低減と、オイル通路体への切粉混入防止との両立
を図ることができる効果がある。
(実施例)
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
する。
図面はエンジンのシリンダブロツクを示し、第
1図、第2図において、1は金属製のシリンダラ
イナ部、2はFRP製の外壁部、3はこれら両者
1,2間に形成したウオータジヤケツトである。
1図、第2図において、1は金属製のシリンダラ
イナ部、2はFRP製の外壁部、3はこれら両者
1,2間に形成したウオータジヤケツトである。
上述のFRP製の外壁部2は第3図に示す如く、
プリプレグシート4……の積層体で形成したもの
で、このプリプレグシート4,4間にオイル通路
体5を介設することにより、該オイル通路体5を
前述の外壁部2に一体的に固着させている。
プリプレグシート4……の積層体で形成したもの
で、このプリプレグシート4,4間にオイル通路
体5を介設することにより、該オイル通路体5を
前述の外壁部2に一体的に固着させている。
このオイル通路体5は、第2図乃至第4図にも
示す如く、オイルポンプ6からのオイルを、オイ
ルフイルタ、シリンダヘツド8内の動弁機構を介
してオイルパン9に復帰させるためのもので、樹
脂パイプ材もしくは金属製パイプ材により、第4
図に示すようにその全体を逆T字状に形成したも
のであり、このオイル通路体5の逆T字状の中点
部分にはオイルフイルタ取付口7を一体形成し、
このオイルフイルタ取付口7をFRP製シリンダ
ブロツクの外壁部2の外部に露出させるように、
上述のプリプレグシート4……を順次積層して外
壁部2を形成したものである。
示す如く、オイルポンプ6からのオイルを、オイ
ルフイルタ、シリンダヘツド8内の動弁機構を介
してオイルパン9に復帰させるためのもので、樹
脂パイプ材もしくは金属製パイプ材により、第4
図に示すようにその全体を逆T字状に形成したも
のであり、このオイル通路体5の逆T字状の中点
部分にはオイルフイルタ取付口7を一体形成し、
このオイルフイルタ取付口7をFRP製シリンダ
ブロツクの外壁部2の外部に露出させるように、
上述のプリプレグシート4……を順次積層して外
壁部2を形成したものである。
このように構成したエンジンのシリンダブロツ
クは、オイル通路を簡単に形成することができる
うえ、オイル通路体5により外壁部2の強度の補
強を図ることができる。
クは、オイル通路を簡単に形成することができる
うえ、オイル通路体5により外壁部2の強度の補
強を図ることができる。
しかも、上述のオイルフイルタ取付口7を
FRP製シリンダブロツクの外壁部2の外部に露
出させたので、FRP製の外壁部2にオイルフイ
ルタ取付けのための機械加工を後加工により別途
形成する必要がなく、加工工数の低減と、オイル
通路体5内部への切粉等の混入防止との両立を図
ることができる効果がある。
FRP製シリンダブロツクの外壁部2の外部に露
出させたので、FRP製の外壁部2にオイルフイ
ルタ取付けのための機械加工を後加工により別途
形成する必要がなく、加工工数の低減と、オイル
通路体5内部への切粉等の混入防止との両立を図
ることができる効果がある。
さらに第5図に示す如く、上述のオイル通路体
5をFRP製シリンダブロツク外壁部2における
内面に一体的固着させてもよいことは勿論で、こ
の第5図の実施例では上述のオイル通路体5をブ
ロツクコアのバルクに溶接することができ、この
ように構成すると上述の効果に加えて、バルク間
振動の低減を図ることができる。
5をFRP製シリンダブロツク外壁部2における
内面に一体的固着させてもよいことは勿論で、こ
の第5図の実施例では上述のオイル通路体5をブ
ロツクコアのバルクに溶接することができ、この
ように構成すると上述の効果に加えて、バルク間
振動の低減を図ることができる。
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はエ
ンジンのシリンダブロツクを示す断面図、第2図
は同シリンダブロツクの斜視図、第3図は第2図
の要部の断面図、第4図はオイル通路体の斜視
図、第5図はエンジンのシリンダブロツクの他の
実施例を示す断面図である。 2……外壁部、5……オイル通路体、6……オ
イルポンプ、7……オイルフイルタ取付口、8…
…シリンダヘツド、9……オイルパン。
ンジンのシリンダブロツクを示す断面図、第2図
は同シリンダブロツクの斜視図、第3図は第2図
の要部の断面図、第4図はオイル通路体の斜視
図、第5図はエンジンのシリンダブロツクの他の
実施例を示す断面図である。 2……外壁部、5……オイル通路体、6……オ
イルポンプ、7……オイルフイルタ取付口、8…
…シリンダヘツド、9……オイルパン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも外壁部をFRPで構成したエンジン
のシリンダブロツクであつて、 オイルポンプからのオイルをオイルフイルタ、
シリンダヘツドを介してオイルパンに復帰させる
オイル通路体を、シリンダブロツクとは別個に樹
脂もしくは金属製パイプ材で形成し、このオイル
通路体を前記FRP製シリンダブロツク外壁部に
一体的に固着し、 上記オイル通路体にオイルフイルタ取付口を一
体形成すると共に、このオイルフイルタ取付口を
上記FRP製シリンダブロツク外壁部の外部に露
出させた エンジンのシリンダブロツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984162203U JPH0232844Y2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984162203U JPH0232844Y2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6176148U JPS6176148U (ja) | 1986-05-22 |
JPH0232844Y2 true JPH0232844Y2 (ja) | 1990-09-05 |
Family
ID=30720090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984162203U Expired JPH0232844Y2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0232844Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5168590B2 (ja) * | 2009-02-19 | 2013-03-21 | 豊田合成株式会社 | ウォータジャケット構造 |
JP5908364B2 (ja) * | 2012-08-03 | 2016-04-26 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の油路構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5979019A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-08 | Hino Motors Ltd | シリンダ・ブロツク |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58124605U (ja) * | 1982-02-18 | 1983-08-24 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 内燃機関用給油構造 |
JPS58173752U (ja) * | 1982-05-14 | 1983-11-19 | マツダ株式会社 | エンジンのシリンダブロツク |
-
1984
- 1984-10-25 JP JP1984162203U patent/JPH0232844Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5979019A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-08 | Hino Motors Ltd | シリンダ・ブロツク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6176148U (ja) | 1986-05-22 |
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