JPS63112512A - リポソ−ム製剤およびその製造法 - Google Patents

リポソ−ム製剤およびその製造法

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JPS63112512A
JPS63112512A JP61257180A JP25718086A JPS63112512A JP S63112512 A JPS63112512 A JP S63112512A JP 61257180 A JP61257180 A JP 61257180A JP 25718086 A JP25718086 A JP 25718086A JP S63112512 A JPS63112512 A JP S63112512A
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ribosomes
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blood
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伊賀 勝美
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浜口 直
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はリボソーム製剤およびその製造法に関する。
従来の技術 薬物を封入したリボソームを静脈内投与し、体内の限定
された:πく位に薬物をターゲットさせろDrug  
Delivery  System  (D D S 
)はすてに−膜化されている [ジ・グレゴリアゾイス
ら皆;リセプター・メディエイテソド・ターゲツティン
グ・オブ・ドラッグス、ブレナム・プレス(G。
GregOriadiS  Ot  al、、  Re
ceptor−mediatedtargeting 
 of  drugs、  Plenum  Pres
s、  NewYork、I)243−266  (1
980)]。そのようなりDSにおいてまず第一義的に
要求されるリボソームの特性は静脈内投与されたリボソ
ームがより長時間安定に血液とともに体内を循環するこ
とである。本来リボソームは、その膜成分である脂質と
血液中のリボブロテイノなとの成分とのインターラクシ
ョンにより、血液中ではそれほど安定ではない。また、
静脈内投与されfこリボソームはその物理的形状や生化
学的特性によって、網内系(REs)により異物として
認識され血中から’iNi失しやすい特性を持つ。その
ため静脈内投与されたリボソームの血中からの消失は期
待に反して速い。
従って、いかに血中てのリボソームの安定化をはかり、
RESによる認識を回避さけて、リボソームの血中から
の消失時間を延長させろかが、従来より重要な検討課題
とされてきた。例えば、リボソームの膜組成にコレステ
ロールを添加することにより血中でのリボソームの安定
性を増大させる報告がある[シ・ジ・ナイト著、「リボ
ソーム;物理構造から治療的応用までj  (C,G、
  Knight。
Liposomes ;  from  physic
al  5tructureto  therapeu
tic  applications”、Elsevi
er。
North  l1olland  p310−311
(1981)]。
しかしその添加効果はbともと用いられているリボソー
ムの膜組成に依存して大きく異なるといえる[バイオチ
ミカ・工・バイオフイジカ・アクタ(Biochemi
ca  et  Biophysica  Acta)
839.1−8  (1985)]。またこれとは別に
リボソームの膜組成にジアール基を有する糖蛋白を用い
てリボソームの膜表面をジアール酸で被覆することによ
りRESへの分布が抑えられるという報告がある[ケミ
カル・アンド・ファーマシュティカル・プラタン(Ch
em、  Pharm’、  Bull、)。
旦、  2979−2988(1986)’)。また、
それとは反対にそのようなジアール酸を有する糖脂質が
RE Sのひとつである肝臓によく分布するという報告
もある( Biochemica  et Biopb
ysicaActa、  ±97. 760−765 
 (1977))。
一方、これまでに硫酸基を打する糖脂質の一つであるス
ルファチドを用いて、薬物の血液脳関門(BBバリアー
)透過性をあげて薬物を脳内にターゲットさせた報告が
ある(バイオケミストリー・インターナ7ョナル(Bi
ochemistry  International
)。
1.267−272(1984)、特開昭57−146
710)。すなわちスルファチドを構成成分として調製
したリボソームは、スルファチドを含まないコントロー
ルリボソームでは認められない(f怠に高いBBバリア
ー透過性を示した。しかしRESへの分布の指標となる
肝臓への薬物の分布はスルファチド添加によってかえっ
て増大する傾向を示した。このようなスルファチドの効
果は、膜組成として、不飽和のアシル基を有する天然の
ホスファチノルコリンとコレステロールの組合せにおい
てえられたしのである。
発明が解決しようとする問題、張 リボソームV、組成を改質することにより、静脈内投与
後の血中からの消失時間を延長させろ効果的でかつ実用
性の高い手段はまた開発されていない。
間m点を解決するための手段 上記の状況に鑑み、本発明者等は静脈内投与されたリボ
ソームが、より長時間、安定に血液とと乙に体内に循環
させるための方法をリボソーム膜組成に膜数質成分を添
加して膜を改質することに乙とめて、種々検討した結果
、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、■)アシル基が飽和アシル基であ
るリン脂質と硫酸基を有する糖脂質とを膜構成成分とす
るリボソーム内に薬物を封入してなるリボソーム製剤お
よび2)薬物を封入してなるリボソーム製剤の製造に際
し、アシル基が飽和アシル基であるリン脂質と硫酸基を
有する糖脂質とを用いてリボソート膜を構成させること
を特徴と才ろリボソーム製剤の製造法、である。
本発明のリボソーム製剤の製造に用いられるリン脂質と
しては、アシル基が飽和アシル基であるグリセロリン脂
質あるいはスフィンゴリン脂質があげられる。本すン指
質としては、たとえばその2個のアシル基が炭素数8以
上の飽和アルキルであり、少なくともその一方が炭素数
10以上、好ましくは12〜18の飽和アルキル基であ
るものがあげられる。さらに両方の飽和アシル基が炭素
数12〜18の飽和アルキルであるものがより好ましく
用いられる。このようなリン脂質としては、動植物起源
のレシチン(例、卵黄レシチン、大豆レシチン)に水素
添加して得られろ水添レシチンやラウリル、ミリストイ
ル、バルミトイル、ステアロイルなどの組合4からなる
半合成によりえられるホスファチノルコリン、ホスファ
デジルエタノールアミン、ホスファチノルセリン、ホス
ファデジルグリセロール、ホスファデジルイノシトール
、スフィンゴミエリンなどがあげられる。ざらに具体的
には、それぞれの相転移温度の実測値が()内で示され
るような、シミリストイルホスファチジルコリン(DM
PC,23,9℃)、パルミトイルミリストイルホスフ
ァチジルコリン(PMPC。
27.2℃)、ミリストイルバルミトイルホスファチジ
ルコリン0,4P P C,35、3°C)、ジパルミ
トイルホスファチジルコリン(DPPC,41,4℃)
、ステアロイルバルミトイルホスファチジルコリン(S
PPC,44,06C)、バルミトイルステアロイルホ
スファチジルコリン(PSPC。
47.4°C)、ジステアロイルホスファチジルコリン
(DSPC,54,9°C)、シミリストイルホスファ
デジルエタノールアミン(DMPE、50℃)、ジパル
ミトイルホスファチジルエタノールアミン(DPPE、
60°C)、ジステアロイルホスファチジルエタノール
アミン(DSPE、60℃以上)、シミリストイルホス
ファチジルセリン(DMPS。
386C)、ジパルミトイルホスファチジルセリン(D
PPS、510C)、ジステアロイルホスファチジルセ
リン(DSP8.50°C以上)、シミリストイルホス
ファデジルグリセロール(DMPG、23°C)、ンパ
ルミトイルホスファチジルグリセ凸−ル(D P P 
G、41 ’C)、ジステアロイルホスファチノルグリ
セロール(DS、PC,55°C)、ジパルミトイルス
フィンゴミエリン(D P S M、41 ’C)、ノ
ステアロイルスフィンゴミエリン(DSSM。
57℃)などがあげられる。リン脂質は単独で用いてら
よく併用してもよい。
次に、本発明のリボソーム製剤に用いられる硫酸基を有
する糖脂質としては、硫酸エステルを含むスルファトス
フィンゴ糖、例えばスルファチド[相転移温度は34.
8℃および47.3℃、Biochimica  at
  Biophysica  Acta 、  859
 。
24G−256(1986)]やラクトンルスルファヂ
ドなど、まLは硫酸エステルを含むスルファトグリセロ
糖脂質、例えばセミノリピッドやスルホグリセロ糖脂質
などがあげられろ。なかでもスルファチドが好ましく用
いられろ。
本発明においては、上記のようなリン脂質および糖脂質
を構成成分としてリボソーム膜を構成させる。
本発明におけるリン脂質と糖脂質の使用割合は、一般に
リン脂質の100重量部に対し糖脂質を約05〜50重
量部、好ましくは約2〜20重量部である。
本リボソーム膜は、その相転移温度か一般に約37〜6
0℃、好ましくは約40〜55℃を示すように調製され
る。この相転移l益度の調整は、用いるリン脂質および
糖脂質の各種類や配合割合などを適宜に選択ずろことに
よって行なうことができろ。
一般にリボソーム膜の相転移温度は用いられる側々の脂
質の相転移温度を重は比例配分して求められる理論的相
転移温度に近いので[文献、 C,Q。
Knigh5 ” Liposomes ; from
  physicalStrLIClUr(!  to
  therapeutlc  applicatio
ns”。
Elsevier、  North  1lollan
d  p310−311(1981)l、この関係を用
いて、希望する膜の相転移温度となるように脂質組成を
選ぶことができる。
通常、上記のような使用割合にすることにより膜の相転
f多温度を」二足に示すよう体範囲に調整することがで
き、得られるリボソーム製剤の血中での消失時間を長く
するという本発明の目的が達せられる。本リボソームの
調製に際しては、本発明の目的を阻害しない範囲におい
て、抗酸化剤等の安定化剤やその他の添加物(例、浸透
圧調整剤としての糖類)を用いてもよい。
本発明はリボソーム膜の構成成分として上記のようなリ
ン脂質および糖脂質を用いることが特徴であって、リボ
ソーム製剤の製法自体には公知の技術が用いられろ。例
えば、飽和アンル基を存するリン脂質と硫酸基を有する
糖脂質を含む上記リボソーム膜構成成分をジエヂルエー
テル、イソプロピルエーテル、またはクロロポルムなど
の有機溶媒に溶解した後、さらに薬物水溶液を加えて乳
化し、W10型エマルジョンをえて、710℃以上の温
度の減圧下で有機溶媒を蒸発除去してリバースフェーズ
エバボレイションヘンクル(REV)をえることができ
る。また」二足脂質有機溶媒溶液のYT賎溶媒を減圧下
で蒸発除去して薄膜とした後に、薬物溶液を加えて、4
0°C以上の温度で、見合することによって、マルチラ
メラ−ベシクル(MLV)をえることができる。またさ
らに、MLVをプローブ型超音波振イコ機で振丑するこ
とによってスモールユニラメラ−ベンクル(SUV)を
えることができる。さらに他のリボソーム製法としては
ステイブル ブルリラメラー ベシクル法(特開昭59
−00952)や、デハイドレインヨン レハイドレイ
ンヨン ベンクル法[C,Kirby  etat、、
バイオチクノロノー(Biotechnology)。
Nov、、  979(1984)コが挙げられろ。ま
た上記のように硫酸基を有する糖脂質を有機溶媒に溶解
させるかわりに薬物水溶液に分散して用いることらでき
る。さらに、飽和アシル基を有ずろリン脂質で予じめ薬
物を封入するりボソームを調製した後に、これを硫酸基
を存する糖脂質を含む分散液に加えて加温下で混合する
ことにより、既にできたリボソーム膜に硫酸基を何ずろ
糖脂質を配列さける方法を採用することもてきる。
また脂溶性てあって水への溶解度が低い薬物の場合は、
薬物を」二足脂質有機溶媒溶液に溶かして薬物を封入す
るリボソームをえることができる。
このようにしてえられる薬物を封入したリボソームは必
要とあらば好ましい粒子サイズに調製することかできる
。このリボソームはそのまま使用してらよいが、例えば
、遠心分離、ゲルろ過あるいは透析によって封入されな
いlli >%iの薬物を分離除去した後に使用するの
が好ましい。
次に、本発明において使用される薬物は、DDSの目的
で使用されろものであれば特に限定されず、親水性薬物
と親油性薬物のいずれかあるいは両者の混合物を用いろ
ことができる。たとえばシスブラチンおよびその誘導体
(例、カルボブラヂン、スピロブラヂン)、アトリヤマ
イシン、マイトマイシンC1アクヂノマインン、アトリ
マイシン、プレオマイシン、5−FU、メトトレキセー
ト え型インターフェロン(α,β、γ)や天然型あるいは
逍伝子組換え型インターロイキン2のようなリンホカイ
ン類、マンガンスーパーオキサイドデスムクーゼ(SO
D)あるいはその誘導体であるスーパーオキザイドデス
ムターセPEG(PEGー5000)(特開昭58−1
6685)のような生理活性ペブヂド類、スルファセン
ンのようなベーターラクタム系抗生物質、ゲンタマイシ
ン、ストレプトマイシン、カナマイノンのようなアミノ
配糖体系抗生vり質、ンアノコバラミン、ユビキノンの
ようなビタミン類、アンヂモン酸メグルミンのような抗
原虫薬、アルカリホスファターゼ等の酵素剤、ヘパリン
等の抗血液凝固剤、アモキザノクス等の抗アレルギー剤
、ムラミシジペプチド、ムラミルトリペプヂド、TMD
−6Ci  (Gann  74(2)、192〜!9
5(1983)のような免疫賦活剤、プロプラノロル、
グルタチオンのような一般薬があげられる。
本発明のリボソーム製剤は一般に水剤あるいは乳剤とし
て治療目的に応じて適宜の量を生理食塩水あるいはリン
酸緩衝生理食塩液等に分散して注射あるいは点滴なとに
より静脈内に投与して用いられる。
実施例 以下に実施例、試験例および実験例をあげて本発明をさ
らに具体的に説明する。なお、以下に用いられるスルフ
ァチドは牛脳より抽出精製してえられたものである。
相転移温度の測定は示差熱分升法によった。
実施例1 270mgのDPPC,30mgのDSPCおよび30
mgのスルファチドを1リツターのビーカー内でクロロ
ホルムとイソプコビルエーテルのl;1の,見合溶液7
0轍に溶解させた。それにあらかじめ生理食塩液と同じ
浸透圧となるように調製しておいたpl−17の6−カ
ルポキシフルオレツセイン(6−CF)溶液を101n
1.加えプローブ型超音波振盪機(Ohtake)で乳
化し、W10型エマルジョンを作製した。超音波の照射
は50ワツトの条件で30秒間、10回くりかえして行
った。このようにしてえたエマルジョンをロータリーエ
バポレーターにかけて、60℃、減圧下で有機溶媒を留
去しREVをえfこ。エバポレーターの真空度は初めは
高く、何機溶媒の蒸発が進むにつれて真空度をさげて突
l弗しないように調節した。その後さらにREV中に残
存する少量の有機溶媒をg素ガスをふきつけることによ
り留去した。次いで、えられたREVに適当量の生理食
塩溶液を加え10dとし、1.2ミクロンのフィルター
(Acrodisc。
Ge1mar+)でろ過し、透析膜(Spectrap
or、 SpectrumMedical)を用いて生
理食塩溶液下で24時間透析することにより6−CFを
封入したリボソームをえた。さらに、リボソーム中に封
入された6−CFの量を定量することにより(註I)、
6−CFの封入率は、22.4%であることがゎがっf
こ。また、このリボソーム膜の相転移温度は42.1℃
であった。
リボソーム0.1蔵をリン酸緩衝生理食塩液(PBS、
1)H7,2)で100倍希釈後、さらに0.02%)
1,1トンx−100を含有するPBSで100倍希択
し、60°C130分加温して、リボソームを破壊し、
その溶液の蛍光強度を測定(日立、F3000蛍光スペ
クトロメーター、励起波長494 nm、 ifり定波
長515nm)することによりリボソーム分散液中の総
6−CP量を求めた。またそれとは別にリボソームO,
!−をP B Sで10000倍希釈し、その2.5旋
を遠心分離型フィルター(CentrisartSS 
M  I 3249 E 。
5artorius)でろ過し、そのろ液の蛍光強度を
測定することにより封入されないでリボソーム分散液中
に残存するJ雌の6−CF量をしとめん。
実施例2 実施例[て用いられる30mgスルファチドの代わりに
15mgのスルファチドを用いて、実II 例1と同じ
方法で封入率が23.3%の6−CFを封入し、相転移
温度・124℃のリボソームをえ)こ。
実施例3 実施例1て用いられる30mgスルファチドの代わりに
45mgのスルファチドを用いて、実施例1と同じ方法
て封入率が18.9%の6−CFを封入し、相転移温度
42,4°Cのリボソームをえた。
実施例4 実施例Iで用いられる270mgのDPPCおよび30
mgのDSPCの代イつりに、210mgのDPpcお
よび90mgのDSPCを用いて、実施例1と同じ方法
で封入率が29.1%のG−CFを封入し、相転移温度
41,7℃のリボソームをえた。
実施例5 実施例1て用いられるスルファチドをクロロポルム、イ
ソプロピルエーテルの混合溶液に溶解さUoる代わりに
、そこで用いられる6−CF溶液に分散さけて、実施例
1と同し方法で封入率か18.8%の6−CFをよ・1
人し、惧転移温度、12 、1 ’Cのリボソームをえ
た。
実施例6 360mgのDPPC,40mgのDSPCおよび11
0mgのスルファチドを1リツターヒーカー内で、クロ
ロポルム40bJに溶解させた。さらに、ロータリーエ
バポレーク−を用いて有機溶媒を留去し、カラス壁に指
質薄、膜を形成させた。薄膜中に残存する微岸の有機溶
媒は、窒素ガスをふきつけることにより除去しノこ。こ
のようにして作製した薄膜に、60℃の、凭度下で、あ
らかじめ60℃に保っておいた実2旌例1で用いたG−
CF溶液を105−加えて、ポルテックスずろことによ
りM L Vをえた。このようにしてえられたM L 
Vに対して、実施例1で用いられろプローブ型超音波振
付機を用いて超音波の照射を50ワットの条件て約10
分間行いSUVをえf二。さらに実施例1と同じ方、去
でろ過および透析を行い、封入率が5.5%の6−CF
を封入し、相転移i:l!1度421℃のリボソームを
えた。
実i+i!i例7 実施例6て用いられろ360mgのDPPCお上び40
mgのDSPCの代イつりに、280mgのDPpcお
よび120mgのDSPCを用いて、実施例6と同じ方
法で封入率が6.0%の6−CFを封入し、相転移温度
42.ピCのリボソームをえた。
実施例8 実施例6で用いられる360mgのDPPCおよび40
mgのD S I) Cの代イつりに、400mgのD
SPCを1−T11.”で、実施例6と同し方法で封入
率が70%の6−CFを封入し、相転移温度52.9°
Cのリボソームをえた。
実施例9 実施例6の方法において、スルファチドを初めからM 
L Vの膜成分とする代わりに、あらかじめスルファチ
ド抜きのM L Vを実施例6と同じ条件で作製した後
、40mgのスルファチドを分散する生理食塩液10y
Jを加え60’Cの温度下で約30分間混合することに
よりM L V膜にスルファチドがスパイクしたM L
 Vを作製し、以下実施例6と同じ方法で封入率が4.
5%の6−CFを封入し、相転移温度42.10Cのリ
ボソームをえた。
実験例1−1 上記実施例1,2.3.4および6のリボソームに対し
て、スルファチドを含まないリボソームを作製した。ま
た、実施例Iの270mgのDPPC130mg0′)
DSPCおよび30mgのスルファチドの代わりに、2
50mgの卵黄レシチン、40mgのコレステロールお
よび40mgのスルファチドを用いて実、IiI例1と
同じ方法でリボソームを作製した。また、さらにこのリ
ボソームに対してスルファチドを含まないリボソームを
作製した。
実験例1−2 上記実施例1.2.3.4および6で得られたリボソー
ムと、スルファチドを加えないで同様に調製したリボソ
ームの各0.1−0.5dをラットに静脈内投与するこ
とにより血中からのリボソームの消失を調べると(註2
)、第1.2.3.4および5図の結果をえた。これら
の各図に示されろように、スルファチドを含むリボソー
ムの1時間後、2時間後、4時間後および6時間後の血
中濃度はいずれムそれを含まない対照リボソームよりも
高く、それぞれ、平均11.4.14.G、T5.2お
よび209倍となった。一方、卵黄レシチンおよびコレ
ステロールより調製したスルファチドを含むリボソーム
の血中からの消失は、第6図に示されるように対照リボ
ソームと間柱に速いことがわかった。これらの結果が示
すように、リボソームjlQ組成として飽和系のアンル
基を有するリン脂質と硫酸基を有する糖指質を用いる本
発明のリボソームの製法は、リボソームの静脈内投与後
の血液中からの消失時間の延長のために効果的でかつ実
用性の高い手段といえろ。
実験例1−3 実験例1−2で用いたリボソームをラットに静脈内投与
して1時間後の肝臓中の6CF&’3度を測定しリボソ
ームのRESへの分布を調べろと(註2)、表1の結果
をえた。 これらの結果は、+1ボソームの血中からの
消失時間が延長し、肝臓などのn CS−\の分布か減
少したことを示していた 表11時間後のリボソームの1lT−臓中濃度(%)リ
ボソーム   スルファチド スルファチドの種類  
   在り      無し実施例1      8.
0    30.1実施例2      7.2   
 30.1実施例3      7.6    30.
1実施例4     12,4    59.7実施例
6     1=1.2     =14.7卵黄レシ
チン− コレステロール 32.3    33.9尾静脈より
えたヘパリン処理血液0.2顧に107禮のP B S
を加えた血l夜分散液をえた。さらにこれを遠心分離(
3000rpm、] 00分してえられろ分離上清5轍
にトリトンx−iooを005轍加えて60−70℃加
温下でリボソームを破壊し、放出される6−CFの蛍光
を411定することにより、血中のリボソーム濃度を求
めた。
また開腹脱血後えられた肝臓を0.02%l・リドンX
、−100を含有するPBSにつ(す、I 00 rt
=1の容積とし組織破壊M’J(Polytron、 
 Kinematjca)て組織を破壊し、さらに60
−70°Cて加温処理した後、6−CFがすべて遊離す
るホモシネ−1・をえた。このホモジネートは超遠心分
離型(50000g、10分)した後20−50倍希釈
後0.45ミクロンのメンブランフィルタ−(Acro
disk、  Gelman)でろ退役その蛍光を測定
することにより肝臓中のリボソーム濃度をらとめfこ。
実験例1−4 」二足実施例1.2.3および11のリボソームとこれ
らのリボソームに対するスルファチドを含まないリボソ
ームのPBSてtoooo倍希釈したものの熱放出性を
昇温ンステンムと連結した蛍光測定装置を用いて、リボ
ソームからの6− CFの放出量を連続的に測定するこ
とにより求め、リボソーム膜の田変化(ゲルから液晶へ
の変化)を調べた。この牧山曲線より求められる熱放出
開始温度は表2の結果となった。
表2 リボソームj漠の相転移温度(0C)とリボソー
ムからの6−CFの熱放出開始温度(°C)実施例I(
スルファチド有り)      42,1   37.
2実施例2(スルファチド有り)      42.4
   37.0実施例3(スルファチド有り)    
  41.7   35.5実施例1.2.3のスルフ
ァチド無し)  42.8   39.0実施例4(ス
ルファチド有り)     44.5   37.2実
施例IO 実施例1で用いられる6−CF溶液の代わりに、500
μg/藏濃度のシスブラチン(CDDP)生理食塩溶液
を用いて、実施例1と同じ方法でCDD I)の封入率
が21,5%で、相転移温度・12.1°Cのリボソー
ム製剤をえた。
(註3)リボソーム中のCD D P含量の測定方法リ
ボソーム0 、1 nrlを0 、5 rr&の生理食
塩溶液に分散させ、その2 、5 haを凍結ならびに
加温処理し、えられfニリボソームの破壊夜釣2.5雁
をCcntrisaltてろ過し、そのろ液0 、1.
 raにジエチルジヂオカルハメート(DDTC)を1
0%含有するO 、 I N  NaOI−r溶液を2
m+2加え、30分間室温下で放置後えられるアダクト
をn−ヘキサン5藏で抽出して、その抽出、夜をHP 
L C(カラム;2orbax  CN 、溶液;n−
ヘキサン/イソプロピルアルコール−8/2:UV−2
50nm)で定量し、リボソーム分散液の総CDDP量
をもとめた。またそれとは別に、リボソームの生理食塩
液の残り約2 、5 rnllをCentrisalt
でろ過し、同上の条件でアダクトとしてリボソーム分散
中のリボソームに封入されないて存在する遊離のCI)
 D P fftを定量した。
実施例11 実施例10で用いられろCD I) P溶液の代わりに
6−CFとCDDPの濃度がそれぞれ25mM。
250μg/yuである混合溶液を用いて、実施例10
と同し方法で6〜CFおよびCDDPをそれぞれ封入率
18.2%および17.6%で同時に封入し、相転移温
度42 、1℃のリボソーム製剤をえた。
実施例12 実施例10て用いられる30mgスルファチドの代わり
に15mgのスルファチドを用いて、実施例IOと同じ
方法で封入率均相84%のCD D I)を封入し、相
転移を語文/12  ll’Cのリボソーム製剤をえた
実施例13 実施例IIで用いられる30mgスルファチドの代わり
に15mgのスルファチドを用いて、実施例IIと同じ
方法で6−CFおよびCD D Pをそれぞれ封入率1
6.5%および16.2%で同時r、= if人し、相
転移温度42 、11. ’Cのリボソーム製剤をえに
実施例14 実施例10で用いられる30mgスルファチドの代わり
45mgのスルファチドを用いて、実施例1Oと同じ方
法で封入率19.4%のCDDPを封入し、相転移温度
41.7℃のリボソーム製剤をえた。
実施例15 実施例IIで用いられる30mgスルファチドの代わり
に45mgのスルファチドを用いて、実施例11と同じ
方法で6−CFおよびCDDPをそれぞれ封入率17.
6%および16.8%で同時に封入し、相転移温度41
.7°Cのリボソーム製剤をえた。
実施例16 実施例1Oで用いられる270mgのDPPCおよび3
0mgのDSPCの代わりに、210mgのDPPCお
よび90mgのDSPCを用いて、実施例IOと同じ方
法で封入率23.4%のCDDPを封入し、を回転移温
度44,5°Cのリボソーム製剤をえた。
実施例17 実施例11て用いられる270mgのDPPCおよび3
0mgのDSPCの代わりに、210mgのDPPCお
よび90mgのDSPCを用いて、実施例11と同じ方
法で6−CFおよびCDDPをそれぞれ封入率21.7
%および18.1%で同時に封入し、相転移温度44.
5℃のリボソーム製剤をえた。
実施例18 実施例6で用いられる6−CF溶液の代わりCD D 
P生理食塩溶液を用いて、実施例IOと同じ方法で封入
率6.2%のCDDPを封入し、相転移温度42.Mc
のリボソーム製剤をえた。
実施例19 実施例18で用いられるCDDF)溶液の代わり6−C
FとCDDPの混合溶液を用いて、実施例11と同じ方
法で6−CFおよびCDDPをそれぞれ封入率5.8%
および4.5%で同時に封入し、相転移lL度42.1
0Cのリボソーム製剤をえた。
実施例20 実施例I4で用いられる360mgのDPPCおよび4
.0mgのDSPCの代わりに、280mgのDPPC
および120mgのDSPCを用いて、実施例14と同
じ方法で封入率7.4%のCDDPを封入し、相転移温
度44.5℃のリボソーム製剤をえた。
実施例21 実施例20で用いられろCDDP溶液の代わり6−CF
とCDDPの混合溶液を用いて、実施例20と同じ方法
で6−CFおよびCDDPをそれぞれ封入率6.2%お
よび4,9%で同時に封入し、相転移温度44.5°C
のリボソーム製剤をえた。
実験例2−1 上記実施例11,13.17およびI9の方法において
、スルファチドを加えないほかは同様の方法によりそれ
ぞれリボソーム製剤を作製した。
実験例2−2 上記実施例II、13、I7および19のリボソーム製
剤とこれらのリボソームに対応するスルファチドを含ま
ないリボソームの各0.1−0.5蔵をラットに静脈内
投与して、6時間までの血中ての6〜CF濃度を測定す
ることにより血中からのリボソームの消失を調べろと、
スルファチドを含むリボソームの1時間後、2時間後、
4時間後および6時間後の血中濃度はいずれもそれを含
まない対照リボソームよりも高く、それぞれ平均8.5
.19.7.16.=1および285倍となっf為また
1時間までの血中でのCDDP濃度を測定すると(註4
)、いずれら6−CFと同程度の濃度を示し、CDDP
が血中で6−CFと共にリボソームに封入されて存在す
ることを示しfこ。これらの結果が示すように、リボソ
ーム膜組成として飽和系のアシル括を有ずろリン脂質と
硫酸法を有ずろ糖脂質を用いる本発明のリボソームの製
法は、リボソームの静脈内投与後の血液中からの消失時
間を延長させるために効果的でかつ実用性の高い手段と
いえろ。
(註=1 )  CD D Pの血中濃度の測定方法尾
静脈よりえたヘパリン処理血液0.2症に27111の
PBSをくわえた血液分散液をえノー。さらにこの逮心
分離してえられる分離」1清IIfにI ZJのD D
 ’I’溶液を加えて前述のCDDPの定量方法と同様
にして血中の総CDDPffkを定量した。
実施例22 実施例1て用いられる6−CF溶液の代わりに308μ
gプロティン/滅のインターロイキン2(II、−2)
水溶液(溶液のF1類;25mM酢酸アンモニウム溶液
pH6)を用いて、実施例1と同じ方法で封入率244
%のIL−2(註6)を封入し、相転移温度212.ピ
Cのリボソーム製剤をえた。
なお、リボソーム中の遊離のI L−2は、逮心分雌(
Sorvali、分離条件;50000g、30分)で
分離した。
(註6)リボソーム中のI L−2含量の測定方法超遠
心分離により遊離のIL−2を除去したI L −2を
封入するリボソームに等虫のO、=1%1・υトンX−
100水溶液(V/V)をくわえ、7°Cて30分イン
クベインヨンすることによりリボゾームを破壊し、遊離
してくるIL−2または、超遠心分離によりえられる」
−清をグラフ;エンドを用いたIIPJ、C(カラム;
Ultrapore、 UV=210nm)で定量した
。なおII I) L Cの溶離液としては、アセトニ
トリル/水(40/ 60 V / V )ニ0 、1
 %のトリフロロ酢酸(V/V)を含む液(A液)およ
びアセトニトリル/水(65/35V/V)に0.1%
のトリフロロ酢酸(V/V)を含む液(B液)を用い、
以下の条件でグラジェントを行った。
時間      A液       B液0分    
90%      10%20分     0%   
  100%25分     0%1    [OO%
実施例23 実施例22て用いられるIL−2溶液の代わりに6− 
CFとI L −2のそれぞれ25 mM、l 54/
1gプロティン/〃I5度である混合溶液を用いて、実
j池例22と同じ方法でG−CFおよびl L−2をそ
れぞれ封入率19,0%および18.5%で同時に封入
し、相伝fり温度=12 、1℃のリボソーム製剤をえ
た。
実験例3−1 上記実施例23の方法において、スルファチドを加えな
いほかは同(5pの方法によりリボソームを作製した。
実験例3−2 上2肥実施例23のリボソームとこのリボソームに対ず
ろスルファチドを含まないリボソーム0 、 I −0
、5rrjQをラットに静脈内投与して、6時間までの
血中での6−CF濃度をit+’l定オろことにより血
中からリボソームの消失を、凋へろと、スルファチドを
含むリボソームの1時間後、2時間後、71時間後およ
び6時間後の血中濃度はいずれもそれを含まない対照リ
ボソームよりも高く、それぞれ平均109、l 1.0
.l 5.3および1117倍となった。これらの拮果
か示すように、リボソーム膜組成として飽和系のアノル
基を有するリン脂質と硫酸拮を(T11−ろ糖脂質を用
いろ本発明のリボソームの製法は、リボソームの静脈内
投与後の+nt液中からの消失時間を延長させるために
効果的でかつ実用性の高い手段といえろ。
実施例24 実施例1で用いられる6−CF溶液の代わり、100μ
/ h=nの濃度のアンザマイトシン生理食塩溶液を用
いて、実施lと同じ方法で、アンザマイトンンを封入し
、…転移温度42.1’Cのリボソーム製剤をえた。
実施例25 実施例1て用いられろ6−CF溶液の代わり、bmg/
yの濃度のメl−トレキセート生理食塩溶液を用いて、
実施lと同じ方法で、メトトレキセー)・を封入し、(
・1]転転移度42.1’Cのリボソーム製剤をえた。
実施例26 実施(テlIで用いられろ6−CF溶液の代わり、20
011 !!/’h)濃度のマイトマインンC生理食塩
溶液を用いて、実1血lと同じ方法で、マイトマイノン
Cを」を人し、)目ト云移、語文・+ 2 、1 ’C
のリポソー ム )ソ1刊をえ ノニ。
実施例27 実施例1で用いられる6−CF、液の代わり、1mg/
成の濃度のアトリヤマイシン生理食塩溶液を用いて、実
施Iと同じ方法でアトリヤマイシンを封入し、相転移温
度42 、1 ’Cのリボソーム製剤をえた。
実施例28 実施例1で用いられる6−CF溶液の代わり、3mg/
滅の6度のプレオマイシン生理食塩溶液を用いて、実施
lと同じ方法でブレオマイシンを封入し、相転移温度4
2.1’Cのリボソーム製剤をえた。
発明の効果 本発明のリボソーム製剤は、静脈内投与後、長時間安定
に血液とともに体内を循環し、そのことにより薬物本来
の毒性を緩和するとともに特定の病巣への薬物のターゲ
ット効果を増大させ、薬物の持続的治療効果をたかめる
ために有用である。
とりわけ、抗癌剤を封入してなる本発明のリボソーム製
剤は、癌の加温療法時に投与することによりて治療効果
の向上が期待でき、この場合にはリボソーム膜の相転移
温度が約40〜55℃のものを好ましく用い得る。
【図面の簡単な説明】
第1,2.3.4および5図は、それぞれ実施例1.2
.3.4および6で得られたリボソーム製剤をラットに
静脈内投与した後の経過時間とリボソーム製剤の血中濃
度との関係を示す。また、同様に第6図は、実験例1−
1の方法で得られたリボソームの血中濃度変化を示す。 各図中、−−−−−一−・−一−−−−−はスルファチ
ドを加えないで調製したリボソームの場合の血中濃度の
変化を示す。血中濃度は、投与量に対する百分率を意味
し、ラットの全血液量は体重の1割とした。 $ 1 図 $ 2 図 時間(h「) 茅4図 時開(hr)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)アシル基が飽和アシル基であるリン脂質と硫酸基を
    有する糖脂質とを膜構成成分とするリボソーム内に薬物
    を封入してなるリボソーム製剤。 2)薬物を封入してなるリボソーム製剤の製造に際し、
    アシル基が飽和アシル基であるリン脂質と硫酸基を有す
    る糖脂質とを用いてリボソーム膜を構成させることを特
    徴とするリボソーム製剤の製造法。
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