JPS63112355A - 巻ウエブ用自動テ−プ仕立装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、塗工機巻出部、オフセット新聞輪転機、その
他巻ウェブ（布、フィルム、ラミネート紙等）の連続供
給を要する機械等に利用できる巻ウェブ用自動テープ仕
立装置に関するものである。

（従来の技術） ターレフト方式、あるいはトランスファ一方式の塗工機
巻出部、オフセット新聞輪転機、その他巻ウェブ使用機
は、新コイルウェブ（巻取ウェブ）を順次に送り込んで
先行ウェブ端に継いでいく必要がある。

そして、そのウェブ継ぎを行なうには、具合よく先行ウ
ェブに継承できる状態に事前に、両面粘着テープ２１、
抑え用ラベル用紙１９等より成るリード部５（第９図）
を形成しておくことが必要である。

１例として特開昭６１−１３６８５１号公報で開示され
たコイル紙用自動テープ仕立装置（ターレット方式）の
概要を第８図の側面図により説明すると、ナイロン等に
て包装されマーキングを有した新コイル紙４をクレーン
等にて懸吊してコイル搬入装置２の台車６上に載置し、
同台車６によりスプライス用テープ仕立装置１に自動搬
送して、リフト７により上昇させ、新コイル紙４の両端
をチャック（図示せず）により正、逆転可能に装着する
。

一端に螺装した回転するねじ棒９、同ねじ棒９の他端に
螺装された外装切りカッタがあり、外装（ナイロンを含
む。）の切断は前記マーキング位置を、機械に付設され
たモータを回動して水平位置にセットし、外装切り回転
カッタを新コイル紙４の表層に押し付け、ねじ棒９を回
転させると同回転カッタは走行し、一定の深さに外装紙
を切断する。

外装紙の切断を終えると、損紙はライディングロール１
０によりガイドされながら新コイル紙４を矢印Ａで示す
方向に１回転させベルトコンベア１３により排出される
。

ここで、損紙の最下層の１枚は半切れの場合もあり、そ
れが正規の紙に巻き込まれると枠替失敗の危険が生じる
ため、さらに新コイル砥４を若干回転させ、コ字状部材
の先端の上・下にゴム板１４が付着されているコ状体表
層紙浮かし装置８により表層の１枚の紙を浮き上がらせ
、その間隙に１枚切りカッタの刃先端が入って走行切断
し、これを前記ベルトコンベア１３にて排出する。

次に、新コイル祇４を矢印Ｂの方向に繰り出す時、サク
ションボックス１５付レールが新コイル紙４の径に応じ
た位置まで上昇し、その後に紙が操り出され、光電管１
６が遮断された時に停止し、このとき紙はサクション吸
引によりサクションボックス１５に密着している。この
状態で新コイル祇４を前記光電管１６の遮断が切れるま
で少し巻き上げ、紙のしわを取る。

その後、自動粘着テープ貼り装置１７により緊張されて
いる前記紙に対し、両面粘着テープ２１を貼る。

この自動粘着テープ貼り装置１７はコンピュータ指示に
よって走行指令が出されるようになつている。

ここで、特開昭６１−１３６８６４号公報で開示された
自動粘着テープ貼り装置１７を簡単に説明すると、第１
Ｏ図は自動粘着テープ貼り装置１７の平面図、第１２図
及び第１３図は第１４図に示す共有タブ部１日に抑え用
ラベル用紙１９を供給するための抑え用ラベル供給装置
２０を示す裏面図及び側面図である。

第１０図に示す摺動レール２２は、第８図に示す如くＹ
方向に自動粘着テープ貼り装置１７を動かせるよう、摺
動台２３の上部に設けられたモータ等を有している。

また、第８図に図示するようにねじ棒２４を介してモー
タ２５にて摺動台２３が紙面に直交するＸ方向く第１０
図左右方向）に移動するので、自動粘着テープ貼り装置
１７はＸ方向、Ｙ方向に移動でき、しかも両面粘着テー
プ２１の繰り出しが走行方向と平行になる様に回転装置
２６（第１０．１１図）が設けられ、第１４図及び第１
５図に示すように自動粘着テープ貼り装置１７をθ＝ｔ
ａｎ−’（Ｙ／Ｘ）だけ回転するよう、コンピュータで
演算しθ１．θ２と、つぎつぎ角度をもたせながら両面
粘着テープ２１を貼り付けていく。

粘着テープ貼り付は後の切断は第１６図に示すＣＯ□分
子の振動エネルギーを利用したＣ　Ｏｚレーザ切断機２
７を切断線２８（第１４図）に沿って、コンピュータ指
令により走行させ行なう。

切断後は、光電管等により切断紙の共有タブ部１８の凸
起片を、シリコン面２９塗着ゾーンまで少し巻き上げ自
動粘着テープ貼り装置１７に隣り合って設置されている
抑え用ラベル供給装置２０をコンピュータで制御して抑
え用ラベル用紙１９を貼着する。

また、該ラベル用紙がサクションボックス１５に付着し
ないようにするため、サクションボックス１５の一部の
面にシリコン面２９を設けており、リード部５が自動的
に形成されると、剥離しやすいようシリコンゴム被覆の
ライディングロール１０により、抑え用ラベル用紙１９
の粘着面は新コイル祇４に圧着されリード端部が完成す
る。

次に、サクションボックス１５付レールを下降させると
共に、リフト７を上昇させ、チャックを新コイル祇４か
ら抜き取り、台車６上に新コイル祇４を載置し、再びリ
フト７を下降させターレット巻出装置３方向へ自動搬送
する。なお、レーザによる切断後の損紙は排出装置３０
により圧縮され図示せぬ排出ベルトによりホッパへ送ら
れる。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、以上の如き従来の巻ウェブ用自動テープ仕立
装置が有する構造上の問題点として、平板のサクション
ボックスを使用していること、及び台車の昇降リフト、
損紙排出装置等の設置のために掘り込みが必要で、その
分大きなスペースが必要であった。

また、仕立用の粘着テープ貼り装置、ラベル供給装置及
びＣＯ２レーザ切断機を搭載している摺動台がＸ−Ｙ方
向の双方に移動可能にされているため、慣性が太き（デ
ユティサイクル上不利となり、ラインの高速化に対応で
きないものであった。

従って、本発明は以上の問題点を解決すべく開発された
もので、装置の設置スペースを小さくし、同時に運転の
高速化を可能にすると共に全自動化を図った巻ウェブ用
自動テープ仕立装置を提供することを目的とするもので
ある。

（問題点を解決するための手段） このため本発明は、巻ウェブの両端を正逆回転可能に支
持し、主軸上を摺動可能に構成された一対のチャックア
ームと、同チャックアームに隣接して前記ウェブの幅方
向に平行して配設されるサクションロールと、同サクシ
ョンロールの吸引面に対向して配設される自動テープ仕
立機と、前記チャックアームとサクションロール間を移
動する先端ウェブリード用把持装置と、前記チャックア
ームと外装排出部間を移動する外装巻取用ボビンと、装
置全体の動作を自動的に制御する制御手段とからなるこ
とを特徴とする巻ウェブ用自動テープ仕立装置を構成と
し、これを上記問題点を解決するための手段とするもの
である。

（作用） 主軸の回動により昇降するチャックアームに新巻ウェブ
を装着し、エアー管等により外装シートの貼り目を表面
に浮き上がらせて、膨れた外装シート部分を外装巻取用
ボビンで把持すると同時に巻き取り、同ボビンが排出部
まで移動して外装シートを排出する。

次いで、表層ウェブをカッタで切断し、その端部は先端
ウェブリード用把持装置により把持され、同先端ウェブ
リード用把持装置がサクションロール位置まで移動し、
同位置で把持を解くと、表層ウェブの先端が落下し、こ
れをサクションロールが継承して吸引し、同ロールの回
転により表層ウェブを排出する。

その後、サクションロールを設定された時間内正逆転さ
せながらロール外周面を使用して、粘着テープ貼り・Ｃ
Ｏｚレーザ切りラベル貼り等のウェブ端テープ仕立てを
行なう。

続いて、ウェブ端は巻き戻され、巻取ウェブ先端の前記
ラベルは、押えロール等により新巻ウェブ表面に貼着さ
れて自動仕立てが終了する。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面によって説明すると、第１
図は側面図、第２図は第１図のＣ−Ｃ矢視図、第３図は
同じくＤ矢視略示的立体図、第４図はサクションロール
の要部を切開した正面図、第５図は第４図のＥ−Ｅ断面
図、第６図はサクションロールの立体図、第７図はサク
ションロールセル部の展開斜視説明図である。

自動テープ仕立装置５１を保持している架台５４があり
、この架台５４には軸受５５を介して図示せぬ主軸駆動
装置に連結されている主軸５６が取り付けられている。

第２図に明示されている如く、主軸５６にはコ字型バラ
ンスウェイト５７がキー等で固定されると共に、左右対
称に配置されたチャックアーム５８が摺動機構を有して
装着されている。

左右のチャックアーム５８には、センター振り分けで左
ねじ、右ねじの螺刻されたねじ棒５９が螺入されており
、バランスウェイト５７のアームに設置されているねじ
捧駆動装置６０によりねじ棒５９が回動され、チャック
アーム５８は、主軸５６に装着されると共にバランスウ
ェイト５７の摺動溝６１に係合して、同摺動溝６１を介
して新コイル紙ルの紙幅に応じて摺動するようになって
いる。

チャックアーム５８の先端近傍にはチャック６２が設け
てあり、該チャック６２は円筒の中に回転軸がついてお
り、同回転軸はシリンダ６３（第２図）によるチャック
６２の出入の際にも、回転が可能になるようスプライン
を介してモータよりチェーンで回転し、コアーを通じて
新コイル紙４を正逆転するようになっている。

新コイル祇４は前記したようにクレーン等で懸吊され、
コイル搬入装置５２の台車６４上に載置され、自動テー
プ仕立装置５１へ自動搬送される。

その搬送中に光電管等によりコイル径、コイル幅が自動
演算され、主軸５６に設けられたロークリエンコーダが
働き、チャックアーム５８は主軸５６の回動により新コ
イル祇４の装着高さに、同じくねじ棒５９の回動でその
装着幅をセフティングされて待機し、新コイル紙４が搬
入され停止するとチャック６２が自動装着し、装着後回
コイル祇４は仕立作業を行なう定位置に持ち上げられる
ようになっている。

また、チャックアーム５８には第１図及び第２図に示す
如く偏芯カッター６７が表層紙を押えると共にコイル径
の大小に対応できるようシリンダー６８のロンドにより
伸縮可能に、かつ、複数のレール６９により、カッター
６５が新コイル祇４のセンターに指向するよう定着され
ている。同偏芯カッター６７は切断する紙数が調節でき
るように偏芯軸機構でカッター６５の山幅が微調整でき
、上下の押えロール６６の間から刃面を出してコイル表
層紙を切断する構造をもち、走行シリンダー７１により
、左右のチャックアーム５８に設けられた。ヘッド７０
が該アーム間に架設されたレール６９を介して同コイル
紙の幅間を、シリンダーロンドを伸・縮させて走行およ
びリターンして表層の不良紙を切断できるようになって
いる。

また、チャックアーム５８に隣接して、第４図〜第７図
に示す如き構造をもつサクシボンロール７２が設置され
ている。

サクションロール７２は紙の吸着側に複数の吸引孔７６
を有する中間胴７４、および多数個の吸引孔７５を有す
るセル部７３、中間胴７４とセル部７３とを間仕切する
２個一対の仕切板７７．７８　、及び同仕切仮７７．７
８を移動させるねじ棒７９より構成されている。中間胴
７４は吸引孔７６を紙吸着側に向けて固設される。上記
側仕切板７７．７８は幅方向仕切部と円周方向仕切部か
らなり、幅方向仕切部のロール端側は中間胴７４に外嵌
している筒状部を有し、円周方向仕切部はロール中央で
一部が切欠けされた重合部を有している。そして、側仕
切板７７．７８の前記円周方向仕切部には軸心に向けて
突出片８１．８１が設けられ、同突出片８１は中間胴７
４の一部に削成された軸線方向に伸びる長月孔８０を通
って中間胴７４内部に延び、その突出片８１の端部にセ
ンターで左ねし・右ねじに振り分けられて螺刻されたね
じ棒７９が螺入される。同ねじ棒７９は駆動装置８３に
より回動され、要部にシール材を有する仕切板７７．７
８は前記突出片８１．８１を介して新コイル紙４の紙幅
に応じて所定方向に拘束された状態、つまり半面が吸引
ゾーンとなったままで、矢印のようにその軸線方向を摺
動移動できる。

セル部７３はベアリングを介して中間胴７４に支承され
ており、ギアを介し駆動装置８３により回動され、中間
胴７４の吸引孔７６側で紙を吸着する。

第７図、はセル部７３の展開斜視図であるが、軸方向に
１列または複数列のシリコン面８４塗着ゾーンがあり、
またロール端にはマーキングがなされて光電管等で検知
し、その位置がわかるようになっている。

本自動テープ仕立装置では、更にサクションロール７２
に隣接して自動粘着テープ貼り装置１１２及びＣＯ□レ
ーザ切断機２７を搭載した摺動台８６が配設され、ねじ
棒８７を介しモータ８８により第１図紙面に直角なＸ方
向に移動できるようにされる。

本発明における自動粘着テープ貼り装置１１２は、第１
０図に示した従来装置のように摺動レール２２により上
下のＹ方向に移動する必要がなく、摺動台８６の所定面
に定着されている。

次に、装置上方の梁８９の前後には、第１図、第３図に
示すように軸管９０が設けられ、その中に内軸９１を有
し、それぞれの軸端にスプロケットが嵌着され、各スプ
ロケットには夫々ローラチェーン９２．９３が嵌合し連
結されて、モータ９４゜９５により駆動されるローラコ
ンベアが２組作られ、その１つには外装巻取用ボビン９
６、他の１つには先端紙リード用吸盤９８が取り付けら
れている。

外装巻取用ボビン９６は、円筒管の外周面にＬ状鉤９７
が複数個固着されたもので、外装のナイロンシート等を
同鉤９７で引っ掛け、回転して巻き取るようになってお
り、その両端には前記口、−ラチェーンの１つが係着さ
れて上記両軸管９０゜９０間を移動でき、同時に回転可
能となっている。

先端紙リード用吸盤９８は長形箱の下面に軟質部材の吸
盤９９が複数個固着されており、前記長形箱は屈折管を
介してバキュームポンプに接続し、またその両端にはロ
ーラチェーンの他の１つが係着し先端紙を吸着しながら
移動ができるようになっている。

以上が本実施例装置の主要部となる構成であるが、この
他にコイル紙を押さえるシリコンゴム被覆をもったライ
ディングロール１００、所定方向に多数個のノズル孔を
有したエアー管１０１、紙をサクションロール７２まで
ガイドするガイド板（場合によっては吸引構造）１０２
、表層紙排出コンベア１０４、同じくホッパ１０３、外
装を繰り出すプルロール１０７、外装排出コンベア１０
６、同じくホッパ１０５が設けられている。

上記構成の装置において、その作用について述べるとコ
イル搬入装置５２の台車６４上に搬入、載置された新コ
イル紙４は自動テープ仕立装置５１へ自動搬送されるが
、搬送中に光電管等により、コイル径及びコイル幅を感
知し瞬時に自動演算されてロークリエンコーダに信号を
送り、ねじ捧５９はねじ捧駆動装置６０により回転され
てチャックアーム５８を紙幅に応じて移動させ、主軸５
６が回動されてチャック６２を所定高さ位置に昇降して
待機する。新コイル祇４が搬入されるとチャック６２に
より自動的にチャックアーム５８に装着され、同コイル
紙は仕立作業をする定位置にチャック６２により回転さ
れながら主軸５６を介して持ち上げられる。ここで、外
装ナイロンシートの貼り位置を検知器が感知し、所定位
置でチャック６２は回転を停止する。次に外装ナイロン
貼り目にエアー管１０１にてエアープローすると外装ナ
イロンはエアーが入り込んで脹らみ貼り目が開口し、上
方で待機していた外装巻取用ボビン９６が回転して、同
ボビン９６のＬ状鉤９７が開口部のナイロン端を引っ掛
け、同時にチャック６２が矢印１０８方向Ａに回転する
と外装ナイロンシートは繰り出され、外装巻取用ボビン
９６により全てを巻き取られる。

同ボビン９６は一方のローラチェーン９２により外装排
出位置９６′に移動し矢印方向（第１．３図）に回転す
ると、外装ナイロンが繰り出され下方のプルロールＩＯ
７に挟まれ引き抜かれてホッパ１０５に落下し、図示し
ないゴムベルトに挟まれ圧縮されながら外装排出コンベ
ア１０６により排出される。その後も同ボビン９６は光
位置で一時待機する。

次に、退避位置にあった先行紙リード用吸盤９８が他方
のローラチェーン９３により仕立新コイル祇４の真上に
移動し、ライディングロール１００で同コイル紙４を押
さえ、表層紙が４〜５枚位切断できるよう調整された偏
芯カッタ６７をシリンダー６８のロンドを伸ばして同コ
イル紙４に当接させ、走行シリンダー７１の駆動により
走行切断し、切断を終えるとロンドを縮め元の位置にリ
ターンさせる。

続いて、同コイル紙４を矢印１０９方向Ｂに回転させ、
切断口を真上に移動させて、チャック“アーム５８を所
定角（α）だけ回動させて高さ１１０だけ持ち上げ、同
コイル紙４を実線で示す位置とし、待機している破線で
示す先端紙リード用吸盤９８に切断部を吸着させ、同吸
盤９８がローラチェーン９３により移動すると同時にコ
イル紙４を矢印１０８の方向Ａに回転させて切断表層紙
を繰り出し、表層紙はサクションロール７２面置まで吸
着搬送され、実線で示す位置で吸盤９８より離されて落
下し、ガイド板１０２にガイドされて回転を始めている
サクションロール７２に吸引される。゛ 前記したようにサクションロール７２は、摺動台８６側
の半面だけが吸引ゾーンとなっており、ロール下部で吸
引を解かれた表層不良紙はホッパ１０３に落下し、外装
の排出部で述べたと同様に圧縮されながら表層紙排出コ
ンベア１０４にて排出される。

ここで、偏芯カッタ６７により半切りにされた不良紙も
ある事を勘案し、サクションロール７２は１巻分の良紙
を見込んで排出するよう回転時間が制御されており、サ
クションロール７２面で紙をすべらせながら張った状態
にして停止する。

１１１はキズ検知器であり、紙のキズを検知する。そし
て、サクションロール７２の回転を停止するときは前記
紙のキズに加え、サクションロール７２のセル部７３に
ある紙端の仕立時に使用するシリコン面８４塗エゾーン
を前記キズとは区別するべく、サクションロール端のマ
ーキングを光電管等で検知し、シリコン面８４が所定の
位置にくるように僅かだけ回転させて停止するようにす
る。

次に、サクションロール７２の吸引ゾーンに吸着され張
られている良紙に、紙端の仕立てが行なわれる。

まず、自動粘着テープ貼り装置１１２により両面粘着テ
ープ２１を貼る。該自動粘着テープ貼り装置１１２は、
従来装置として説明した特開昭６１−１３６８６４号公
報に開示された自動粘着テープ貼り装置１７とほぼ同様
であるが、本発明では前記したように摺動レール２２が
無く摺動台８６に定着されており、上下方向には移動し
ない。

ねじ棒８７を介しモータ８８にて摺動台８６がＸ方向に
移動を始めると同じく、粘着テープ貼り装置１１２は回
転装置２６（第１０図）で第１４図、第１５図に示すよ
うにθ＝ｔａｎ−’（Ｙ／Ｘ）だけ回転するようコンピ
ュータで演算しθ１．θ２とつぎつぎに角度を変えなが
ら両面粘着テープ２１を貼り着けていくが、このとき該
テープ貼り装置１１２は上下のＹ方向には移動せずサク
ションロール７２が矢印Ａ、矢印Ｂ方向に交互に回動す
る。

つまり該テープ貼り装置が上下のＹ方向に移動したのと
同じ状態となって第１４図に示すと同様に両面粘着テー
プ２１を貼り着けていく。同テープ貼り付は後の切断は
ＣＯ２レーザ切断機２７を、第７図の切断線２８に沿っ
てコンピュータ指令によって走行させて行なう。

切断後はサクションロール７２を少し回転すせ、且つ新
コイル紙４も回転させて前記したサクションロール７２
のシリコン面８４塗エゾーンを検知し、同シリコン面８
４′にて切断紙の共有タブ部１８凸起片（凸起を設けず
後述の抑え用ラベル１９にスリット、くびれ等が入った
ものを使用することもある。）に自動粘着テープ貼り装
置１１２の裏面に設置された抑え用ラベル供給装置１１
３をコンピュータ制御にて抑え用ラベル用紙１９を貼着
する。

リード部５が形成されると新コイル紙４を矢印１０９方
向Ｂに回転させると、同うベル用紙１９はシリコン面８
４より容易に剥離し、同じくシリコンゴム被覆のライデ
ィングロールｌＯＯにより押さえられ、新コイル紙４に
圧着されリード端部が完成する。

次にチャックアーム５８が下降し、チャック６２を抜き
取り台車６４上に新コイル紙４を載置しターレット巻出
装置５３に搬送する。

また、レーザによる切断後の損紙は圧縮されながら表層
紙排出コンベア１０４により排出される。

これらの全装置は既述のとおり全自動コンピュータによ
り制御される。なお、チャックアーム５８の昇降は油圧
シリンダーで行なってもよい等、本発明は上記実施例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において、種々変更を加え得るものである。

（発明の効果） 以上、説明した如く本発明によるコイル紙用自動テープ
仕立装置は、従来の平板サクションボックスが円筒のサ
クションロールに替わり、更には外装巻取用ボビン、先
端ウェブリード用把持装置等の新規な構成が採用された
ため、装置の据え付けに際し、掘り込みの必要がなく、
コンパクトなスペースに設置し得るものとなり、更には
サクションロールの正逆回転によりテープ仕立時の上下
方向（Ｙ方向）の移動を司どらせているため、摺動台は
ウェブ幅方向（Ｘ方向）に移動させるだけで足り、従っ
てＸ方向とＹ方向の作動を別機構としたため、慣性が小
となり作動が速まり、精度が向上されラインの高速化に
対応可能となるものである。また、サクションロールは
仕切板の移動により、紙幅に応じサクション幅が変更さ
れるのでサクション吸引量が低減される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す自動テープ仕立装置の全
体側面図、第２図は第１図のＣ−Ｃ矢視図、第３図は第
１図のＤから視た略示的斜視図、第４図はサクションロ
ールの要部を切開した正面図、第５図は第４図のＥ−Ｅ
矢視断面図、第６図はサクションロールの斜視図、第７
図はサクションロールのセル部斜視展開説明図、第８図
は従来のテープ仕立装置側面図、第９図は一般的な紙端
仕立図、第１０図は両面粘着テープ貼り装置の一例を示
す正面図、第１１図は同装置の回転部平面図、第１２図
は同装置裏面のラベル用紙供給装置の正面図、第１３図
は同側面図、第１４図は紙切断要領を示す説明図、第１
５図は紙切断角度θ１を示す説明図、第１６図はＣＯ，
レーザ切断機の概略断面図である。 図の主要部分の説明 ４・−・新コイル紙 ５８・−・チャックアーム ７２・−サクションロール ８６−摺動台 ９６．９６’−一・−外装巻取用ボビン９８・−先端紙
リード用吸盤 １１２−・・・自動粘着テープ貼り装置時　許　出　願
　人三菱重工業株式会社第２図 第１４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 巻ウェブの両端を正逆回転可能に支持し、主軸上を摺動
   可能に構成された一対のチャックアームと、同チャック
   アームに隣接して前記ウェブの幅方向に平行して配設さ
   れるサクションロールと、同サクションロールの吸引面
   に対向して配設される自動テープ仕立機と、前記チャッ
   クアームとサクションロール間を移動する先端ウェブリ
   ード用把持装置と、前記チャックアームと外装排出部間
   を移動する外装巻取用ボビンと、装置全体の動作を自動
   的に制御する制御手段とからなることを特徴とする巻ウ
   ェブ用自動テープ仕立装置。