JPS6311232A - ワイヤカツト放電加工機のワイヤ切断片の処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はワイヤカット放電加工機のワイヤ切断片の処理
方法に係るものであり、さらに詳細には、電極用ワイヤ
の断線に際して生じるワイヤ切断片を特定部位に収容す
るようにしたワイヤ切断片の処理方法に関する。

［従来の技術］ 連続的に供給される電極用ワイヤとワークの間にパルス
電流を流して放電加工を行うワイヤカット放電加工機 ット放電加工機においては、ワークに孔加工等のａ１曲
線図形の切扱き加工を次々に行う場合、一つの孔加工を
終るごとに、連続供給さ、れるワイヤをワーク手前でい
ったん切断づる。そして次の加工予定孔のワイヤロ通用
下孔にワイヤ喘を通してワーク下方のワイヤガイドや、
７０　数個配設されたガイドロール等を経てろさ取りリ
ールにまでワイヤを張設して、いわゆる結線を行なう。

更に、連続加工中にも何らかの原因でワイヤが切１ｇｉ
する場合があり、この時にも断線したワイヤを前記のよ
うに結線し直す必要がある。以上のような結線操作を自
動的に行う自動結線装置も公知である。しかし、前記後
者のような不虞のワイＶ切所の際は切断端部の形状が一
定にならず、そのままで、は自動結線装置ににり結線動
作が円滑に行われないことが多い。この状態を避け、確
実な結線動作を行わせるため、自動結線装置には構成の
一部として備えられているワイヤ切断保持装置を次のよ
うに操作する。

すなわち、ワイヤ切断保持装置は、不虞の断線発生詩に
、この状態をセンサＣ検出し、断線部を所定長さだけ引
き出してから、例えば通電加熱等を行ってワイＶの切断
をする。この操作でワイヤ端部はぽぼ一定の円錐形状と
なり、自動結線装置により結線動作が円滑、確実に行わ
れるようになる。

［発明が解決しようどする問題点］ しかしながら、上記ワイＡｌｌ；７］断を行うと、ワイ
？ＩＪ）断片が、ワーク周辺を包囲して設【ノられてい
る加工槽内に放出される。このワイヤ切断片が加工槽底
面に沈降し静止しておれば特に問題はないが現実には加
工液の噴出、循環に伴い移動し、時には放電電極間に引
っかかって短絡状態を生じることがある。つまり、ワイ
ヤ切断片が電極ワイヤか、これに接する通電部材、ある
いはガイドホルダ側部材と、ワークか、ワーククランプ
側部材等との間にまたがると短絡状態と、なる。万一、
このような状態になると安定した放電加工のｆｌ！続は
不可能となる。

又、前記ワイｊｚ　１．７１断片が加工槽から加工液循
環供給系内に移動してｇＪ１弁等にＶつかかると、その
円滑な作動を妨げる重態を１３り。又、この事悪を避け
るため加工槽内のワイヤ切断片をその都度取除（とずれ
ば機械の稼８率を低下ざヒてしまう。

本発明は上記のような従来の問題点にかんがみて創案し
たもので、電極用［ツイヤの切断片が上記障害を招くこ
とのないワイヤカッ１−放電加工ぼのワイヤ切断片の処
理方法の１ｆ供を目的とする。

［問題点を解決するための手段ｊ 上記の目的を達成するために本発明は、ワイヤカット放
電加工部の電極用ワイヤ切断時、該ワイヤを適宜長さに
切断し、該ワイヤ切断片を保持手段により、前記放電用
通電部材間か１う電気的に絶縁された処理部位に相対的
に移動運搬し、次に前記保持手段を解放して前記ワイヤ
切断片を館記処理部位内に回収するようにしてワイヤカ
ット放電加工機のワイヤ切断片の処理方法を実施した。

［作用］ 従って、電極用ワイヤの断線時に生じるワイヤ切断片は
放電加工条件に影響を及ぼすことのない部位に回収され
る。すなわち、放電用通７８部月間から電気的に絶縁さ
れた、つまり前記通電部材間にワイヤ切断片がまたがる
恐れのない部位に回収されるため、前記した従来のよう
な放電用通電部材間の短絡を招くことがない。

［実施例］ 以下、図面を用いて本発明の一実施例について詳細に説
明する。

第１図に示ずように、ワイヤカット放電加工様１は、ベ
ース３上にコラム５を立設して、このコラム５の」−下
部に上部アーム７、下部アーム９を水平に備えてなるも
のである。上部アーム７および下部アーム９の先端部は
ベース３上に設けた加工槽１１に臨んで設けられている
。前記上部アーム７および下部アーム９の先端部には、
供給り一方１３から膠取りリール１５へ連続的に供給さ
れる細い電極用ワイヤ１７を垂直に案内づるワイヤガイ
ド装ｆａ２１９．２１が設【ノられている。上部のワイ
ヤガイド装置１９は上下に位＠調整自在な構造としであ
る。

この種のワイヤカット放電加工ｌＸ１１においては、上
下のワイヤガイド装置１９．２１間における電極用ワイ
ヤ１７の垂直な部分と、加工槽１１内に設けたワーク支
持台２３に支持されたワークＷとが放電用通電部材とな
り、これらの間において放電加工が行われるものである
。ワイヤ１７とワークＷとの間隙部（放電加工部）への
加工液の供給は、上下のワイヤガイド装置１９．２１の
いずれか一方、あるいは両方の内部に備えられた図外の
ノズル装置によって行われる。

このワイヤカット放電加工！３１の白ｖＪ結線装置の基
本部分は従来のものと同様、ワイヤ１７の張設経路に沿
って分割して配設された図外のワイヤローディング装置
からなっている。すなわち、ワイＶ１７の前記供給リー
ル１３から複数のガイドロール２５を経て上部ワイヤガ
イド装置１９までの間に、ワイヤ１７の経路に沿って図
外の上部側ワイヤローディング装置が設【プられている
。上部ワイヤガイド装置１９からワークＷの放電加工部
を経て下部ワイヤガイド装置２１にまでジェット水流に
よってワイヤ１７の先端を導人員通させる図外の中央部
ワイヤローディング装置が次に続く。

そして、下部ワイヤガイド装置２１から下部側の各ガイ
ドｒコール２７を経て乙取りリール１５にまでワイヤ１
７を送り込むようにワイヤ１７の経路に沿って配設され
た図外の下部ワイヤローディング装置を含む３部分のワ
イヤローディング装置から構成されている。

以上の基体部分に対して更に次の各装置が設けられてい
る。すなわら、第２図、第３図に示すように、上部ワイ
ヤガイド装置１９の側方に、図外の駆動装置の駆動によ
りＰ降と回動を行うように構成された垂直スピンドル２
つを持つアーム３１が備えである。アーム３１の先端に
はワイヤ切断を行い、そのワイヤ切断片を保持する保持
手段としての保持装置３３が配設されている。又、アー
ム３１の先端には前記保持手段の一部である図外のワイ
ヤクランプが内蔵されている。更に、前記放電用通電部
材間から電気的に絶縁された条件の処理部位である加工
槽１１の内側コーナ部（第２図右上部）にワイヤ切断片
の受（プ入れ容器３５が着脱可能に配設されている。そ
して、この受は入れ容器３５の配設位置は前記ワイヤ切
断装置３３の移動範囲内にあるようにしている。前記受
は入れ容器３５はプラスチック等電気的絶縁材で製作す
ることが好ましい。

なお、上記ワイヤ切断装置３３の移ｖｊ範囲とはワーク
Ｗを支持するワーク支持台２３のＸ軸す向及びＹ＠力方
向の移動可能範囲に対して前記ワイヤ切断装置３３のア
ーム３１先端部の回動範囲を含／νだものである。更に
、実際には後述するワイ％）ＶＪ断片の受は入れ操作の
ｒＡ係から、前記加工槽１１内の一隅付近とすることが
好ましい。

以上のように構成した本実施例のワイヤカッ１ル放電加
工機１のワイヤ切断片の処理は次のようにＪ３こなわれ
る。すなわち、ワイヤ１７がワークＷの放電加工部付近
で、加工中に断線すると、図外のセンサがこの状態を検
出する。そして、図外の制御ｌ装匠に前記ＶＪ断検出信
号を送り込むと、折り返し指令信号が制御装置から発゛
Ｕられ、ワイヤ切断を兼ねたワイヤの保持装置３３が作
動を開始する。この時は第３図に示すように、上部ワイ
ヤガイド装置１９の上部側方に配設されているピンチロ
ール３７がワイ曳７１７を挾持して、上部ライ１＝ガイ
ド装首１９が上昇する。

この上部ワイヤガイド装ご１９の上昇と同時に、ワイＸ
７の保持装置３３のアーム３１が回動、降下し、アーム
３１の先端部に内蔵されている図外のワイヤクランプが
ワイヤ１７を挟持する。挟持位置は上部ワイヤガイド装
”；！１１９のすぐ下方付近であり、挟持後、ワイヤ１
７を通電加熱する。通電はアーム３１先端内部の前記図
外のワイヤクランプと、上部ワイヤガイド装ｆＴｈ１９
内でワイヤ１７に接している図外の通電電極を用いて行
う。この通電加熱に、前記上部ワイヤガイド装置１９の
上昇に伴う（ノイｒ１７に対するデンション付与作用が
加わってワイレ１７は前記加熱部でＶ）断されろ。

ワイヤ１７が切断され、下方部分、つまりワイヤ切断片
３９はアーム３１先端の保持装置３３の内部のワイヤク
ランプに挟持保持されたままになっている。この状態で
ワーク支持台２３を移動させる。これで加工槽１１及び
その内側の一隅に設けられている受は入れ容器３５も一
緒に移動する。

そして、アーム３１も同時に回動させ、第２図、第３図
中に２点ｆ１線で承りようにアーム３１の先端部つまり
保持装置３３が受シブ入れ容器３５上方に到達して停止
するように制１Ｊｆｌ　Ｖる。上記アーム３１の先端部
、すなわら、アーム３１の先端の保持装置３３のワイヤ
クランプが挟持しているワイヤ切断片３９が受は入れ容
器３５上に到達停止するとワイヤクランプを解放する。

これでワイヤ切断片３９は確実に受は入れ容器３５内に
投下される。

以上のようにして放電加工中に断線が発生した場合、必
然的に生じていたワイヤ切断片３つが、確実に受【プ入
れ容器３５に投下収容される。この動作は自動結線装置
を自動的に作動させる時も、又、これを手動操作とする
時にも同様に行われる。

かつ、上下の各ワイレガイド装置１９．２１とワークＷ
との相対加工位置に関係なく、どの位置で断線が発生し
ても、第２図、第３図中に２点鎖線で示す位置にアーム
３１の先端の保持装置３３が移動してワイヤ切断片３９
の放出が行われるよう制御されている。

従って、ワイＶＬＪＪ断片３９が前記従来のように加工
槽１１内に放出され、移動して短絡状態を生じたり、加
工液循環系の弁故障を生じたりする原因どなることがな
くなる。しかむ、本実施例の方法ににる操作は前記のよ
うな１１４成であるため、極めて小形、軽量にまどめら
れ、安価に設置できる。

更に、既設の従来の自動結線装置にも容易に後付は適用
が可能であり、極めて適用範囲が広い。

なお、本発明の方法は前ｊボの実施例のみに限定される
ものでなく、適宜の変更を行うことで、その他の態様で
実／Ｉ色し得る。例えば、加工槽の側縁上部を適宜切欠
いて、ワイヤ切断片用の受は入れ容器を加工槽の外側面
に装着する形態として、加工（ｎ内の放電加工操作への
影響を一層少なくすることもできる。

［効果］ 以上の説明で明らかなように、本発明のソイＸ／カット
放電加工機のワイヤ切断片の処理方法によれば、放電加
工中のワイヤ切断片１．１に生じるワイヤ切断片に起因
する前記従来の各種陣害を確実に排除できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例のワイヤカット放電加工機の正面図、
第２図は第１図の■−■矢視図、第３図は第２図の■−
■矢視図である。 （図面の主要な部分を表わす符号の説明）１・・・ワイ
ヤカット放電加工機 １７・・・電極用ワイヤ　　３３・・・保持装置３９・
・・ワイヤ切断片 代理人　弁理士　　三　好　保　男 第１図 第２８ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワイヤカット放電加工機の電極用ワイヤの断線時に、該
   ワイヤを適宜長さに切断し、該ワイヤ切断片を保持手段
   により、前記放電用通電部材間から電気的に絶縁された
   処理部位にまで総体的に移動運搬し、次に前記保持手段
   を解放して前記ワイヤ切断片を前記処理部位内に収容す
   ることを特徴とするワイヤカット放電加工機のワイヤ切
   断片の処理方法。