JPS6310734A - リンホトキシンの安定化方法 - Google Patents

リンホトキシンの安定化方法

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Publication number
JPS6310734A
JPS6310734A JP61154740A JP15474086A JPS6310734A JP S6310734 A JPS6310734 A JP S6310734A JP 61154740 A JP61154740 A JP 61154740A JP 15474086 A JP15474086 A JP 15474086A JP S6310734 A JPS6310734 A JP S6310734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lymphotoxin
albumin
globulin
activity
gelatin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61154740A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Okajima
岡島 敏広
Yoshiko Yanagiya
柳谷 佳子
Hiroko Kamegawa
亀川 裕子
Kazuteru Hane
羽根 一輝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP61154740A priority Critical patent/JPS6310734A/ja
Publication of JPS6310734A publication Critical patent/JPS6310734A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 星策上座五月±1 この発明はリンホトキシンの安定化方法に関するもので
ある。さらに詳細には、リンホトキシンにアルブミン、
グロブリンおよびゼラチンの一種または二種以上を添加
することを特徴とするリンホトキシンの安定化方法に関
するものである。
従来の 術および 明の 決しようとする1△ リンホトキシンは抗腫瘍活性を有する公知物質として知
られている(例えば、特開昭59−84827号公報、
特開昭61−56197号公報参照)。
本発明者等はリンホトキシンについて研究の途上、リン
ホトキシン、特にそれが溶液の状態にある時には不安定
で、凍結融解、凍結乾燥等の製造工程および製剤化工程
、輸送時の振動等によりその活性が著るしく低下するこ
とを見い出した。そこで、この発明者等はリンホトキシ
ンの活性低下を未然に防止し、安定化する方法の開発を
企図した。
明の 成および 果 この発明者等は種々研究の末、リンホトキシンにアルブ
ミン、グロブリンおよびゼラチンの一種または二種以上
を添加することにより、リンホトキシンの活性低下を未
然に防止し、安定性を著るしく向上できることを見い出
し、さらに鋭意研究の結果、この発明を完成した。
この発明の方法で安定化されるリンホトキシンとしては
、ヒトリンパ芽球様m胞RPMI−1788細胞の培養
物から単離きれた天然型リンホトキシン(例えば特開昭
59−84827号、ザ・ジャーナル・オプ争バイオロ
ジカル・ケミストリー第259巻第686〜691頁お
尖び第260巻第2334〜2344頁参照)および遺
伝♀組′換え技術により製造されるリンホトキシン(例
えば特開昭61−56197号公報およびネイチャー第
312巻第721〜728頁参照)が挙げられる。天然
型リンホトキシンとしては、上記文献記載のアミン末端
ロイシンから初まりカルボキシ末端ロイシンで終わる1
71個のアミノ酸残基からなるリンホトキシンおよびそ
のアミン末端の23個のアミノ酸残基が欠如してアミン
末端ヒスチジンから初まりカルボキシ末端ロイシンで終
わる148個のアミノ酸残基からなるリンホトキシンが
挙げられ、遺伝子組換え技術により製造きれるリンホト
キシンとしては □上記171個または148個のアミ
ノ酸残基からなるリンホトキシン、それらのアミン末端
にきらにメチオニンが結合したメチオニン・ロイシンア
ミノ末端リンホトキシン(アミノ酸残基:172個)お
よびメチオニン・ヒスチジンアミノ末端リンホトキシン
(アミノ酸残基:149個)が挙げられ、さらにこれら
のアミノ酸残基の1部が欠如および他のアミノ酸で置換
され、リンホトキシンとしての性質を保持するものが含
まれ、これらのリンホトキシンは上記文献記載の製法ま
たはこれと同様な方法で製造することができる。
アルブミンの好ましい例としてはヒト血清アルブミン、
ウシ血清アルブミン等が挙げ′られる。
グロブリンの好ましい例としてはヒトガンマグロブリン
が挙げられる。
アルブミン、グロブリンおよびゼラチンはそれぞれ単独
でまたは二種以上を組合せて、リンホトキシンの製造工
程または製剤化工程において、リンホトキシン蕊粉末ま
たはリンホトキシンを水、緩衝液等の水性媒質に溶解し
た溶液に添加すればよい、添加量は一般的には、アルブ
ミン、グロブリンおよびゼラチンの一種または二種以上
をリンホトキシンの溶液に1 ppm以上の濃度、好ま
しくは約1(10ppm以上の濃度となるように添加す
ればよい。
試験管内試験法によるリンホトキシンの活性測鎖は、た
とえば、アガルワル(Aggarwal )らの[ザ・
ジャーナル豐オブ・バイオロジカル・ケミストリー、第
259巻第686〜691頁(1984)コの方法があ
げられる。
本発明者らが用いている方法は、これを改良したもので
リンホトキシンがL929細胞(例えば、NCTCクロ
ーン−929、ATCCCCL−1として一般に入手可
能)を殺す効果を測定するものである。すなわち、96
穴の組織培養用マイクロプレート(ファルコン社)の各
穴にそれぞれ倍(注)              (
注)地  Q、1mQを加える0次に、培地  で適当
な濃度に希釈(たとえば、5.5x10.5×102.
5X103.5X10’及び5×105倍希釈)した試
料溶液Q、1mQをプレートの第1列目の穴に加え連続
的に2倍希釈し、2 K / IIIQのアクチ(注〉 ノマインンDを含む培地  で調製したL929細胞懸
濁液o、tmuを加える。このマイクロプレートを5%
の炭酸ガスを含む空気中にて37℃で18時間培養する
。培養後、培地上清を捨て、 0.5w/v%クリスタ
ルバイオレットを含む20v/v%メタノール溶液を加
えて細胞を固定染色する。余分なりリスタルバイオレッ
トを除いてプレートを水洗し、乾燥した後、各穴に残存
するクリスタルバイオレットを、 3Qv/v%のメタ
ノールを含むpH3,0の0.1Mグリシン塩酸緩衝液
で抽出し、タイターチック・マルチスキャン(フローラ
ボラトリー社)により波長510nmにおける吸光度を
測定する。試料を加えない対照(L929細胞及び培地
のみ)の吸光度を細胞生存率100%とし、細胞生存率
50%の値に相当するリンホトキシンの希釈率を、グラ
フ又は計算によって求め、壬の希釈率を単位(U)/1
ltllとする。
(注)培地:5v/v%のウシ胎児血清を含むイーグル
の最小必須培地、その組成は、 たとえば、「細胞培養マニュアル。
宗村庚修編、講談社、1982年及び 1組織培養の技法」黒田行昭編、 ニューサイエンス社、1984年に記載きれている。
次に、この発明を実施例により説明する。
実施例1 各種濃度のウシ血清アルブミン、ヒト血清アルブミン及
びゼラチンをそれぞれ含むpH7,4の200mMの塩
化ナトリウム含有10mMリン酸緩衝液により、メチオ
ニン・ヒスチジンアミノ末端リンホトキシン(2に/躯
)の試料溶液を調製し、これらのリンホトキシン試料溶
液につき、室温で30分間及び60分間激しく振とうし
た後、先に記載した方法でそれぞれリンホトキシンの残
存活性を測定し、振とう前の活性に対する活性残存率(
%)を次式により求めた。
表1 振とう処理後の活性残存率 実施例2 5mg/rM1のウシ血清アルブミン、ヒト血清アルブ
ミン、ゼラチン及びヒトガンマグロブリンをそれぞれ含
むpH7,4の200mMの塩化ナトリウムを含む10
mMリン酸緩衝液により、メチオニン・ヒスチジンアミ
ノ末端リンホトキシン(20x/m1l)の試料溶液を
調製し、これらのリンホトキシンの試料溶液につき、凍
結(−20°C)及び融解の繰り返しく10回)、並び
に凍結乾燥を行い、先に記載した方法でそれぞれ残存活
性を測定し、凍結融解前及び凍結乾燥前の活性に対する
それぞれの活性残存率を次のそれぞれの式により求めた
結果を表2及び表3に示した。
表2 凍結融解後の残存活性率 *3 凍結乾燥後の残存活性率

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. リンホトキシンにアルブミン、グロブリンおよびゼラチ
    ンの一種または二種以上を添加することを特徴とするリ
    ンホトキシンの安定化方法。
JP61154740A 1986-07-01 1986-07-01 リンホトキシンの安定化方法 Pending JPS6310734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61154740A JPS6310734A (ja) 1986-07-01 1986-07-01 リンホトキシンの安定化方法

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JP61154740A JPS6310734A (ja) 1986-07-01 1986-07-01 リンホトキシンの安定化方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6310734A true JPS6310734A (ja) 1988-01-18

Family

ID=15590885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61154740A Pending JPS6310734A (ja) 1986-07-01 1986-07-01 リンホトキシンの安定化方法

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JP (1) JPS6310734A (ja)

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