JP2003055257A - 安定な血液凝固第xiii因子製剤 - Google Patents

安定な血液凝固第xiii因子製剤

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宇人 松尾
Hiroshi Kaneko
博 金子
Kazunori Oshima
一紀 大嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】凍結乾燥物の収縮や器壁からの剥離がなく、且
つ乾燥加熱や保存中も活性の低下が少なく、また水への
溶解も短時間に実施でき、得られた溶液も澄明であるよ
うな第XIII因子凍結乾燥製剤の提供。 【解決手段】精製された第XIII因子に、スクロース、L
−アミノ酸およびアルブミンのそれぞれ一定量を配合
し、必要によりさらに界面活性剤、キレート化剤および
/または還元剤を配合した製剤が、上記課題を解決し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凍結乾燥後に安定
である血液凝固第XIII因子(第XIII因子という。)の製
剤及びそれを水に溶解して得られる製剤に関する。特に
凍結乾燥後の保存時の活性の低下が少なく、乾燥品の収
縮や器壁からの剥離がなく、且つ短時間に水に溶解させ
ることができ、得られた溶液が澄明である第XIII因子乾
燥製剤およびその製剤を水に溶解して得られる液剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】血液凝固第XIII因子は、血漿、血小板、
単球、マクロファージなどの中にプロ酵素として存在す
る血液凝固にとって重要な因子である。そして、動物の
胎盤や血漿から単離、精製された第XIII因子や、遺伝子
組み換え技術により製造された第XIII因子が、該因子欠
乏症の治療に使用されている。この第XIII因子は、それ
自体比較的不安定な物質であり、溶液の状態で保存する
のは困難である。そこで通常乾燥品として保存する方法
が採られている。
【0003】しかし、乾燥品はまずウイルス不活化のた
めの加熱処理時にかなり活性の低下が起こり、又乾燥に
より製剤が収縮したり、容器の器壁から剥離したりして
商品価値を低下させることがある。さらに乾燥品は保存
中にも活性が次第に低下してゆくうえ、乾燥物を水に溶
解する際時間がかかり、得られた溶液に混濁がみられる
こともある。これらの現象を極力防止するために、製剤
に種々の安定剤を添加する試みがなされてきた。その1
つに、多量のアルブミンを基にし、比較的高い濃度の塩
類を添加する方法(特開昭53−59018)がある
が、アルブミンという異質蛋白の比較的多量添加により
血液凝固活性が低下するという問題がある。特開平8−
245418には、精製された第XIII因子に、グリシ
ン、アルギニン以外のアミノ酸、糖または糖アルコール
を配合した安定な第XIII因子の製剤が示されている。し
かしこれらの製剤のいずれもが、活性の低下が起こり難
く、乾燥物に収縮や器壁からの剥離がなく、長期の保存
によっても活性が維持され、且つ短時間で溶解すること
ができ、溶解された液に濁りがみられないという要件を
満たすような製品は得がたい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、乾燥
加熱時および保存時の活性低下率が低く、乾燥品に収縮
等の外観上商品価値を低下させるような変化がなく、短
時間で溶解し、溶解液に濁りがない第XIII因子製剤を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、一定量のスクロ
ース、L−アミノ酸および比較的少量のアルブミンを配
合した第XIII因子乾燥製剤が上記課題のすべてを解決す
ることを見知し、さらに検討を重ねて本発明を完成し
た。すなわち、本発明は、(1)凍結乾燥以後安定であ
り、水に溶解したとき、精製された血液凝固第XIII因子
を0.0005〜5w/v%、スクロースを1〜12w
/v%、L−アミノ酸又はその塩を0.3〜4.0w/
v%、およびアルブミンを0.5〜3w/v%含有して
なる液剤とすることができる第XIII因子製剤、(2)ス
クロースを2〜10w/v%、アルギニン、グリシン、
イソロイシンおよびヒスチジンから選ばれた少なくとも
一種のL−アミノ酸を0.3〜4w/v%およびアルブ
ミンを0.6〜2.5w/v%含有してなる液剤とする
ことができる(1)記載の第XIII因子製剤、(3)アル
ギニンとグリシンの合計又はイソロイシンとヒスチジン
の合計を0.5〜4w/v%含有してなる液剤とするこ
とができる(2)記載の第XIII因子製剤、
【0006】(4)アルギニンとグリシンを重量比で2
〜1:1〜2、又はイソロイシンとヒスチジンを重量比
で2〜1:1〜4含有してなる液剤とすることができる
(3)記載の第XIII因子製剤、(5)スクロースを4〜
8w/v%、アルギニンを0.5〜2w/v%、グリシ
ンを0.5〜2w/v%およびアルブミンを0.6〜2
w/v%含有してなる液剤とすることができる(3)記
載の第XIII因子製剤、(6)スクロースを4〜8w/v
%、イソロイシンを0.5〜1.0w/v%、ヒスチジ
ンを1.0〜1.5w/v%およびアルブミンを0.6
〜2w/v%含有してなる液剤とすることができる
(3)記載の第XIII因子製剤、(7)さらに界面活性剤
を0.00001〜1w/v%及び/又はキレート化剤
または還元剤を0.001〜2w/v%含有してなる液
剤とすることができる(1)〜(6)のいずれかに記載
の第XIII因子製剤、および(8)(1)〜(7)のいず
れかに記載の製剤を水に溶解してなる第XIII因子製剤、
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる第XIII因子と
しては、好ましくは血漿、胎盤、血小板、マクロファー
ジ、単球から得られるもの、あるいは遺伝子組み換え技
術により得られた第XIII因子を、公知の方法により精製
したものが用いられる。第XIII因子の使用時水に溶解し
た製剤中の濃度は、通常0.0005−5w/v%、好
ましくは、0.001−2w/v%である。第XIII因子
含有溶液の活性は、例えば、ダンシルカダベリン法(Tr
omb. Res., 36, 123-131(1984))やクロット溶解法(J.
Biol. Chem., 236, 2625-2633(1961))等により測定す
ることができる。実際には、市販の第XIII因子活性測定
用キットにより比較的簡単にその活性を測定することが
できる。本発明に用いられるスクロースとしては、なる
べく高度に精製されたもの、例えば純度99%以上のも
のを用いるのがよい。スクロースの使用は乾燥製品、特
に凍結乾燥品の第XIII因子に対する安定化、並びに再溶
解時間を短縮するのに効果がある。スクロースの使用量
は、使用時水に溶解した製剤に対し通常1〜12w/v
%、好ましくは2〜10w/v%さらに好ましくは4〜
8w/v%である。本発明に用いられるL−アミノ酸と
しては、例えば、アルギニン(Arg)、グリシン(G
ly)、ヒスチジン(His)、グルタミン(Gl
u)、メチオニン(Met)、スレオニン(Thr)、
リジン(Lys)、アラニン(Ala)およびイソロイ
シン(Ile)等が挙げられる。これらのL−アミノ酸
の塩としては、薬学的に許容される塩、例えば塩酸、硫
酸、炭酸などの無機酸塩、酢酸、クエン酸等の有機酸塩
等が挙げられる。
【0008】L−アミノ酸又はその塩は、乾燥時、特
に、凍結乾燥時および乾燥後の加熱や保存期間中におけ
る第XIII因子の活性の低下を抑制するのに効果がある。
アミノ酸の中でも、アルギニン、グリシン、イソロイシ
ン、ヒスチジンが好ましく、特にアルギニンとグリシン
との併用、グリシリンとイソロイシンとの併用又はイソ
ロイシンとヒスチジンとの併用が好ましい。アルギニン
とグリシン、グリシンとイソロイシン又はイソロイシン
とヒスチジンを併用する場合、それぞれの合計使用量
は、使用時水に溶解した製剤中通常0.5〜4w/v
%、好ましくは1〜3w/v%である。特にアルギニン
とグリシンを用いる場合、アルギニン0.5〜2w/v
%、グリシン0.5〜2w/v%が好ましく、グリシン
とイソロイシンを用いる場合は、グリシン0.5〜2w
/v%、イソロイシンを0.5〜1.5w/v%が好ま
しく、イソロイシンとヒスチジンを用いる場合は、イソ
ロイシン0.5〜1w/v%、ヒスチジン1.0〜1.
5w/v%が好ましい。アルギニンとグリシンの重量割
合は2〜1:1〜2、好ましくは1:1〜2、グリシン
とイソロイシンの重量割合は4〜1:1〜2、好ましく
は3〜1:1であり、またイソロイシンとヒスチジンの
重量割合は、2〜1:1〜4、好ましくは1:1〜3で
ある。
【0009】本発明に用いられるアルブミンの由来には
特に制限がなく、具体的には哺乳動物、例えばヒト、ウ
シ、ウサギ等に由来するものがあげられ、特にヒト由来
のものが好ましく使用される。アルブミンを調製するた
めの出発原料としては、例えば、コーン氏の冷アルコー
ル分画によって得られた第V画分等が例示される。そし
て、得られた精製アルブミン水溶液を加熱処理すると、
混入が危惧されるウイルスが不活化されたアルブミン製
剤が得られる。アルブミンも乾燥製剤および水性製剤に
おける第XIII因子の安定化、収縮抑制、溶解後の液の混
濁防止に効果がある。特に、L−アミノ酸としてアルギ
ニンやグリシンを用いた場合でも、一定量のスクロース
とアルブミンを併用すると安定な第XIII因子製剤が得ら
れる。アルブミンの使用量は、使用時水に溶解した製剤
中0.5〜3w/v%、好ましくは0.6〜2.5w/
v%である。
【0010】更に必要により、界面活性剤、還元剤また
はキレート化剤を配合してもよい。界面活性剤として
は、例えば、ツィーン80又は20、ポリエチレングリ
コール類、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコー
ル、ラノリンアルコール、ソルビタンモノオレエートな
どが挙げられる。界面活性剤の濃度は、0.00001
〜1w/v%、好ましくは、0.0005〜0.5w/
v%である。還元剤としては、例えば、システイン、亜
硝酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、チオグリセロール、
グルタチオンなどが挙げられる。還元剤の濃度は、0.
001〜2w/v%、好ましくは、0.005〜0.5
%w/v%である。キレート化剤としては、例えば、ク
エン酸やその塩(特にクエン酸ナトリウム)、EDTA
などが挙げられる。キレート化剤の濃度は、0.001
〜2w/v%、好ましくは、0.005〜0.5w/v
%である。
【0011】溶液のpHは通常6〜9,好ましくは6.
5〜8である。乾燥製剤は各成分を含有する水溶液から
適宜の方法で、水を取り除けばよく、例えば、自体公知
の凍結乾燥法により、乾燥製剤とすることができる。必
要により、乾燥製剤を55〜100℃、0.5〜120
時間加熱することにより、ウィルス不活化工程を実施し
てもよい。本発明の製剤はこのような苛酷な条件下にお
いても、第XIII因子製剤を安定に保つことができる。乾
燥製剤を注射用蒸留水に溶解すれば注射剤が得られる。
【0012】
【実施例】以下に実施例および比較例をあげて本発明を
さらに具体的に説明する。 実施例1〜10、比較例1〜2 精製第XIII因子を0.15w/v%、およびヒト血漿由
来の血清アルブミン、スクロース、アミノ酸、界面活性
剤、キレート剤および/又は還元剤を〔表1〕に示す割
合で含む水溶液を調製した。得られた溶液5mlを、1
0ml容量のガラスバイアル瓶に分注脂、減圧下で凍結
乾燥した。凍結乾燥後バイアル内に窒素ガスを封入して
平圧とし密栓した。得られた凍結乾燥品を40℃で3ヶ
月間保存した。凍結乾燥後および保存後、各バイアルに
5mlの注射用水を加えて溶解し、各項目についての検
査を行い、その結果を〔表1〕に示した。
【0013】各試験項目の検査方法 第XIII因子の活性は、血液凝固試験用標準ヒト血漿(デ
イドベーリングマールブルグ社)を標準としてダンシル
カタベリン法により測定し、凍結乾燥後の第XIII因子活
性と40℃、3ヶ月保存後とを比較した。残存率(%)
は凍結乾燥後の活性を100%として、40℃、3ヶ月
後の活性を百分率で示した。凍結乾燥状態は、40℃、
3ヶ月保存後に色調、バイアル内での状態を目視により
評価した。溶解時間(秒)は、40℃、3ヶ月保存後に
凍結乾燥品を収容したバイアル瓶に注射用水5mlを加
え、緩やかに瓶を手で振って目視により内容物が完全に
溶解するまでの時間(秒)を測定した。溶解後の性状
は、色調、濁りの有無等を目視により観察した。
【0014】
【表1】
【0015】結果 〔表1〕から明らかな通り、スクロース、アミノ酸およ
びアルブミンの組み合わせは、比較例であるスクロース
及びアルブミンの組み合わせ、あるいはスクロース、ア
ミノ酸及び過少量のアルブミンの組み合わせと比べ、凍
結乾燥後の第XIII因子の活性保持、凍結乾燥状態の維
持、短時間の溶解において優れていた。イソロイシンと
ヒスチジンの組み合わせはアミノ酸単独のものと比べ第
XIII因子の活性保持、凍結乾燥状態の維持、短時間の溶
解で優れており、特にイソロイシン:ヒスチジン=1:
2の場合が特に優れていた。また、キレート剤、還元剤
をさらに加えることにより、凍結乾燥の状態を良好に維
持できた。
【0016】実施例11〜16 実施例1と同様の方法で調製した凍結乾燥品収容バイア
ル瓶を、40℃で2ヶ月間保存した。凍結乾燥後および
保存後、各バイアルに5mlの注射用水を加えて溶解
し、各項目についての検査を行い、その結果を〔表2〕
に示した。
【0017】
【表2】
【0018】結果 〔表2〕から明らかな通り、スクロース、アミノ酸およ
びアルブミンの組み合わせにおいて、グリシンと他のア
ミノ酸の組み合わせのものは良好に第XIII因子活性を維
持できた。第XIII因子活性の保持にはクエン酸ナトリウ
ムを加えることが好ましい。またイソロイシンとグリシ
ンの組み合わせではグリシンの量を増加させた方が安定
性を良好に保てた。グリシン、イソロイシン及びヒスチ
ジンの3種を用いることは活性の保持には非常に良い効
果を認めた。
【0019】実施例17〜28、比較例3〜6 実施例1と同様の方法で調製した凍結乾燥品収容バイア
ル瓶を、保存状態の劣化を検証する目的で、苛酷な条件
下である55℃、30日間の保存を実施した。所定の時
間経過後、各バイアルに5mlの注射用水を加えて溶解
し、各項目についての検査を行い、その結果を〔表3〕
に示した。
【0020】
【表3】
【0021】結果 〔表3〕から明らかな通り、スクロース、アミノ酸およ
びアルブミンの組み合わせに界面活性剤、キレート剤、
還元剤を組み合わせることにより、55℃という苛酷な
保存条件下での第XIII因子の活性低下を抑制できるこ
と、アルブミン濃度を0.8w/v%より2w/v%に
上昇させることで、さらに凍結乾燥保存時の安定性が向
上することが明らかになった。特に界面活性剤と組み合
わせることにより、良好な保存安定性を認めた。
【0022】
【発明の効果】本発明の第XIII因子凍結乾燥製剤は、収
縮、器壁からの剥離がなく外観も良好である。また凍結
乾燥品を長期保存しても活性の低下が抑制され、溶解も
短時間に実施でき、且つ得られた溶解液は澄明である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/42 A61P 7/04 A61P 7/04 A61K 37/465 (72)発明者 大嶋 一紀 千葉県成田市新泉3番地の1 日本製薬株 式会社成田工場内 Fターム(参考) 4C076 AA12 AA29 BB11 CC14 CC29 DD22 DD43 DD51 DD67 EE41 FF33 FF36 FF65 4C084 AA02 AA03 BA44 DC20 MA05 MA17 MA44 MA65 NA03 NA04 ZA53 ZC19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凍結乾燥以後安定であり、水に溶解したと
    き、精製された血液凝固第XIII因子を0.0005〜5
    w/v%、スクロースを1〜12w/v%、L−アミノ
    酸又はその塩を0.3〜4.0w/v%およびアルブミ
    ンを0.5〜3w/v%含有してなる液剤とすることが
    できる第XIII因子製剤。
  2. 【請求項2】スクロースを2〜10w/v%、アルギニ
    ン、グリシン、イソロイシンおよびヒスチジンから選ば
    れた少なくとも一種のL−アミノ酸を0.3〜4w/v
    %およびアルブミンを0.6〜2.5w/v%含有して
    なる液剤とすることができる請求項1記載の第XIII因子
    製剤。
  3. 【請求項3】アルギニンとグリシンの合計又はイソロイ
    シンとヒスチジンの合計を0.5〜4w/v%含有して
    なる液剤とすることができる請求項2記載の第XIII因子
    製剤。
  4. 【請求項4】アルギニンとグリシンを重量比で2〜1:
    1〜2又はイソロイシンとヒスチジンを重量比で2〜
    1:1〜4含有してなる液剤とすることができる請求項
    3記載の第XIII因子製剤。
  5. 【請求項5】スクロースを4〜8w/v%、アルギニン
    を0.5〜2w/v%、グリシンを0.5〜2w/v%
    およびアルブミンを0.6〜2w/v%含有してなる液
    剤とすることができる請求項3記載の第XIII因子製剤。
  6. 【請求項6】スクロースを4〜8w/v%、イソロイシ
    ンを0.5〜1w/v%、ヒスチジンを1〜1.5w/
    v%およびアルブミンを0.6〜2w/v%含有してな
    る液剤とすることができる請求項3記載の第XIII因子製
    剤。
  7. 【請求項7】さらに界面活性剤を0.00001〜1w
    /v%及び/又はキレート化剤または還元剤を0.00
    1〜2w/v%含有してなる液剤とすることができる請
    求項1〜6のいずれかに記載の第XIII因子製剤。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の製剤を水
    に溶解してなる第XIII因子製剤。
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