JPS61501510A - ビ−ルスリスクを減らしたヘモグロビンおよびその製造方法 - Google Patents

ビ−ルスリスクを減らしたヘモグロビンおよびその製造方法

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JPS61501510A JP60500980A JP50098085A JPS61501510A JP S61501510 A JPS61501510 A JP S61501510A JP 60500980 A JP60500980 A JP 60500980A JP 50098085 A JP50098085 A JP 50098085A JP S61501510 A JPS61501510 A JP S61501510A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ビー・ルスリスクを減らしたヘモグロビンおよびその製造方法本発明はヘモグロ ビン製剤中のビールスを不活性化する方法に関する。特にそれはヘモグロビンの 生物学的活性を最小に不活性化しながら、そのようなビールスの生物学的感染性 を破壊ることに関する。
種々の文献および特許ソースは血漿タンパク分画中のビールスを不活性化する方 法の開示を含んでいる。効果的な方法は乾熱不活性化、すなわちビールス汚染を 保持している疑いのある凍結乾燥したタンパクを、所望のビールス不活性が得ら れるまで、約50℃以上の温度で乾燥状態において単に加熱する方法を採用して いる。この種の代表的方法はPCT公開WO32103871に開示されている 。
他の技術も熱を使用するが、しかしながらタンパク分画は乾燥でitなく水溶液 中において加熱される。所望のタンパクの生物学的活性を保存するために安定剤 が溶液中に含まれる。例えば、米国特許第4,297,344号および第4 、 327 、086号、ヨーロッパ特許出願第53゜338号および第52.82 7号を見よ。この目的に使用された安定剤はグリシン、アルファもしくはベータ ーアラニン、ヒドロキシプロリン、グルタミン、アルファ、ベーターもしくはガ ンマアミノ酪酸、モノサッカライド、オリゴサツカライド、糖アルコール、有機 カルボン酸、中性アミノ酸、キレート剤およびカルシウムイオンである。
どの発表もビールス熱不活性化プロセスにおける安定剤として抗酸化剤の使用を 開示もしくは示唆していない。
これら方法は両方とも、熱が研究した不安定なタンパクよりも大きい速度でビー ルスを不活性化するとの発見を基礎とするが、しかしながら溶液中の加熱の場合 、所望のタンパクを安定化するが、しかしビールス汚染物を同時に同様に安定化 しない試薬もしくは安定剤が存在することを条件とする。
抗酸化剤は過去においてヘモグロビンに関連して使用されている。
Ho1locher、 ” J、 Biol、 Che+i、 ” 241 :  9 (1966)はチオシアネートがヘモグロビンの熱安定性を低下させるこ とを観察している。
ヨーロッパ特許出[78961号は、抗酸化剤の使用によって架橋したヘモグロ ビンを酸化に対して安定化することを教える。
Daland et al、、 ” J、 Lab、 Cl1n、 Med、  ” 314 : 1082−1088 (194B)は、鎌状赤血球血症をアッ セイするため、赤血球ヘモグロブリンを還元するために還元剤を使用している。
アスコルビン酸ナトリウムは長期保存中の劣化からヘモグロビン分子を保護する のに効果がないことが開示された。 Radiner et al、+” An n、 Surg、 ” 171 : 615 (1970)。
ヘモグロビン溶液は、結晶ヘモグロビンの溶液として、または他のヘモグロビン もしくはポリサンカライドのようなマクロ分子へ架橋されたポリマーとして、代 用血液として使用することが提案された。例えば米国特許第4,001,401 ; 4,061,735; 4.053.590; 4゜OQl、200 ;お よび西ドイツ公開特許302’11307および2616086を見よ。
これらの製品のすべては出発物質として全血からのヒト赤血球を使用するプロセ スによって得られる。ヘモグロビンは溶解および遠心し、ピリドキサール基の置 換を含む既知の技術に従って処理することにより、赤血球の生成した物質(支質 を含む)から分離される。
これらの方法は、全血出発物質中に存在するビールスが感染性の形で最終ヘモグ ロビン製品中に移行しないことを保証することに関心がない。全血は肝炎A、B および非A$Bビールス、サイトメガロビールス、エプスタイン−バービールス を含み得ること、および後天性免疫欠乏症候群(AIDS)のビールス性病因剤 を含むものと推測されていることは良く知られている。
本発明の目的は、患者へ投与されたヘモグロビン含有組成物の外来ビールス性汚 染物による患者の感染のリスクを減らすことである。
他の目的は、ヘモグロビンがその生体内における酸素運搬機能を果たし得なくな るようにヘモグロビンの実質的な割合を変性することなく、そのようにすること である。
以下に使用するヘモグロビンなる術語は、特記しない限り、オキシカルボキシ− およびデオキシヘモグロビン、およびビルドキサール化(ピリドキサール−5”  −リン酸との反応によってピリドキサール基へ共有結合された)および/また はそれらの架橋誘導体について共用される。架橋誘導体は、グルタルアルデヒド 、開環したジオール、または3,5−ジブロムサリチルルビスーツマレート(D BBF)架橋ヘモグロビンを含む。これらヘモグロビン誘導体は良く知られてい る。
盟−一1 私は、(alヘモグロビン含有組成物と(bl還元剤とを、ヘモグロビンを実質 上生物学的に不活性化することなくビールスが実質上生物学的に不活性化される ような条件下で加熱することよりなる、ヘモグロビン含有組成物中の生物学的に 感染性ビールスのリスクを減らす方法を発見した。この方法の製品は、生物学的 に活性なヘモグロブリンと、熱で不活性化されたビールス残渣とを含み、生物学 的に不活性なヘモグロビンを実質上音まない。最終製品は還元剤を含み得る。そ して組成物は乾燥物もしくは水溶液でよい。
皿皿坐五里星皮肌 第1図は、溶液中56℃で10時間加熱後のヘモグロビンに対する亜ニチオン酸 塩還元剤の安定効果を開示する。
韮豊亙澹ユ 生物学的に活性なヘモグロビンは、生体内において天然のヘモグロビンの酸素運 搬機能を果たすことのできるグロブリンである。しかしながら、該ヘモグロビン はその赤血球環境において見られる効率をもって機能することは必要ではない。
むしろここでの熱処理なしの材料と、そのような熱処理後の匹敵するロフトの間 に比較がなされる。この比較はこの分野で既知の生体内もしくは試験管内アッセ イにより、例えばテスト組成物による交換輸血の後ラットの動脈静脈酸素差の測 定により、または処理前後のヘモグロビンの吸収スペクトルの変化によって実施 することができる。生物学的に不活性なヘモグロビンは、そのタンパク成分が熱 により変性または他に悪く衝撃を受けていれば、例えばメトヘモグロビンへ変化 している。
ヘモグロビン組成物は、結晶ヘモグロビンを含む、天然の実質上精製したヘモグ ロビンのほかに、上で論じたヘモグロビン誘導体を含む。通常人はメトヘモグロ ビンもしくはその誘導体には、それらは前のパラグラフにおいて論じたように生 物学的に不活性であるため、関心がないであろう。適当なヘモグロビン組成物は 、理想的には総タンパクの重量の少なくとも99%のヘモグロビンを含み、約3 μg / m1未満の総リン脂質含量と、フォスファチジルセリンもしくはフす スファチジルエタノールアミンのどちらかの約μg/d未満と、6%未満の不活 性ヘム色素と、約24ないし321m)1gの酸素親和性(Pso)(37℃、 p H7,4、I)CO240mHg、および1mMヘモグロビン)と、少なく とも約1.8のヒル氏定数と、そして少なくとも約17.dOz/aJヘモグロ ビン/8液の酸素結合能力とを有するであろう。こら仕様書は臨界的ではなく、 他のものも使用することができる。
ヘモグロビン組成物は、一般に水中に約1ないし40 g/d!、好ましくは1 ないし14.5g/d1の濃度で熱処理前に溶解されるであろう。選択される濃 度は、溶液がそのまま治療用途にされるのか、または限外口過等によってさらに 処理もしくは凍結乾燥されるのかによるであろう。後者の場合、濃度は後の処理 工程において便利に取扱える任意の濃度でよいや製品が注入される場合は、それ は好ましくは約13.5ないし14.5gヘモグロビン組成物/diの濃度を持 ゛つであろう。
還元剤はヘモグロビンを加熱の間デオキシ形に維持する物質もしくは薬品もしく は生理的妨害であるが、しかし一般に生理学的に許容でき、かつアスコルビン酸 塩よりも大きいもしくはもっと効果的な還元電位を持つ化学還元剤である。私は 、アスコルビン酸はここでの目的のためヘモグロビンを熱安定化するのに比較的 効果的でないことを発見した。還元したレドックス染料およびスルフヒドリルま たはスルホキシ化合物は多数の許容し得る試薬を包含する。適当な還元剤はアル カリ金属亜ニチオン塩酸、重亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩または亜硫酸塩、還元し たグルタチオンおよびジチオトレイトールである。亜ニチオン酸塩が好ましい。
これら試案は後記実施例2に示した方法によって、有効性について容易にアノセ セイすることができる。
ヘモグロビン組成物の水溶液中に含むべき還元剤の量は、還元剤の還元力、ヘモ グロビンの量、推定されるビールス負荷(そしてその結果熱処理の強さ)、酸化 性溶質および酸素の存在、および当業者には自明である他のファクターに依存し て変化するであろう。従って、最適濃度は日常的な実験によって決定されるであ ろう。これは、ビールス不活性化条件下ヘモグロビンの生物学的活性の実質的割 合を保存するのに十分であるがしかし酸量より多くない還元剤が含まれるように 、後記実施例2に記載するように、ヘモグロビンスピクトルの試験管内変化を追 従することによって実施することができる。亜ニチオン酸塩は、ヘモグロビン溶 液巾約10ないし1001、好ましくは約20ないし40mMの濃度で使用する ことができる。
還元剤に加えて種々の添加剤が組成物中に存在してもよい。例えば、リン酸塩、 重炭酸塩またはトリスのような緩衝剤(pH約7〜8へ)、血景中に見られるよ りも一般に少ない濃度の無機イオン(例えば、約150 meq/ l各自以下 のナトリウムおよび塩素イオン)。
およびアミノ酸およびサツカライドのような凍結乾燥安定剤である。
凍結乾燥したヘモグロビンが熱処理される時は、マンノースまたは糖アルコール のような非還元糖を使用すべきである。
還元剤を含有しているヘモグロビン溶液の熱処理は、マイクロウェーブ、赤外線 、または抵抗ヒーターもしくは水浴のような器具による熱接触のような、任意の 加熱方法によって実施することができる。組成物の温度は、局部過熱を避けるた めに、比較的均一な加熱と矛盾せずにできるだけ速くビールス不活性化温度まで 上昇させられる。この温度は、もし不活性化を合理的な短時間で発生させるべき であれば、約50℃ないしSO℃、好ましくは約60’Cの範囲であろう。この 時間は、典型的には溶液については約5ないし15時間、好ましくは約10時間 であり、乾燥した組成物については約20ないし96時間の範囲であろう。温度 が高ければ高い程短いインキュベーションが使用されるであろう。不活性化の時 間および温度は・ビールス生物負荷、タンパク濃度、ヘモグロビンの性格(架橋 されているか否か)、および還元剤濃度のような多数のファクターに依存するで あろう。ビールス殺滅のための処理プロセスの有効性は、処理すべき組成物の部 分標本へ、動物ビールスまたはハタテリオファージ、例えばシンドビス、サイト メガロビールスもしはT4のようなヒトに対し非感染性の候補ビールスを接種す ることによって最良にアッセイされる。そのようなアッセイのための適当な方法 は、PCT公開WO32103871に開示されている。還元剤濃度および候補 ビールス不活性化の時間および温度は、熱不活性化のための最適条件に達するよ うに、ヘモグロビン生物学的活性の損失に対してバランスされる。候補ビールス の不活性化は、ビールス活性の少なくとも3および好ましくは6対数の減少が得 られるまで進めなければならない。これは、本発明により、ヘモグロビン生物学 的活性の実質的損失なしに、すなわちヘモグロビンのたった工ないし15モルパ ーセントが晋通の場合生物学的に不活性になるだけで達成される。
生成する製品は生物学的に活性なヘモグロビンを含有し、生物学的に不活性なヘ モグロビンを実質上含有せず、そして生物学的に非感染性のビールスを含有する であろう。生物学的に非感染性のビールスの残渣は、生体内(組織培養または宿 主動物)ビールス感染性アッセイに匹敵する、一般にこの方法によって免疫学的 に破壊されないビールス抗原についての免疫アッセイによって検出することがで きる。ビールス感染性の損失もしくは欠除と組み合わせたビールス抗原の存在は 、本発明方法に従って処理された製品の指標である。
熱処理された溶液はそれらを治療用途に便利とするために処理することができる 。希薄ヘモグロビン溶液は限外口過および/または凍結乾燥によって濃縮するこ とができる。限外口過は、もし過剰の還元剤を除去すること、すなわち還元剤の 濃度を生理学的に許容し得るレベルへ減らす必要がある時にも有用である。これ は通常約51未満のオーダーであろうが、しかし正確な量は注入の予測される速 さおよび還元剤の性格に依存するであろう。例えば、還元されたグルタチオンは 比較的無害であり、そして組成物中に比較的高い割合で残ってもよい。
熱処理工程は、前に述べたピリドキサール化または架橋の前または後で実施する ことができる。好ましくはヘモグロビンは熱処理前にピリドキサール化および架 橋される。これは製造中に発生し得るビールス汚染も処理されることを確実にす るのを助ける。もし熱処理中使用された還元剤の量が生理的に許容できれば、加 熱はバッグまたはバイアルのような最終充填した容器中で発生してもよい。
ヘモグロビン組成物は、熱処理される時有利には水溶液中であるが、しかし乾燥 組成物も熱処理することができる。例えば、もしヘモグロビン組成物を長期間貯 蔵しようと意図するならば、それは還元剤を含む溶液から凍結乾燥または乾燥し 、次に加熱されることができる。
以下の実施例は例証を意図し、本発明の範囲を限定するものと解してはならない 。
実施例1 この企図する操作は、本発明に従ってヘモグロビン組成物を処理し得る態様の例 証である。支質不含ヘモグロビン1g%1亜ニチオン酸ナトリウム(Na2Sz 04) 30mM+ そしてpHを7.5に維持するのに十分な重炭酸ナトリウ ム緩衝剤(0,1ないし0.3M)を含む溶液を調製する。この溶液100mJ 2をガラスバイアル中に頭部にガス空間を残さないようにシールし、水浴中に浸 漬して60℃で10時間加熱する。加熱後溶液をバイアルから除去し、過剰の亜 ニチオン酸塩を除去しそして媒体中のイオン含量を調節するため30,000  MWカットオフ膜の上で透析口過し、ヘモグロビン含量14g/dlへ限外口過 し、そして粒状物質およびバクテリアを除去するため0.2ミクロンフィルター を通過させる。
実施例2 0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液中の支質を含まないヘモグロビン溶液へ亜ニチ オン酸ナトリウム92mMを加えた2v:、料を頭部空間なしにシールしたバイ アル中で水浴中10時間56℃で加熱した。対照は1)亜に千オン酸ナトリウム が存在しないことを除いて他の点では同じヘモグロビン溶液と、2)加熱しない で室温において10時間貯蔵した亜ニチオン酸塩含有溶液であった。試料の一方 を亜ニチオン酸塩を除去するため透析した。両方の試料および両方の対照から部 分標本を取り出し、光学密度を400ないし700 mμの範囲にわたって測定 した。結果を第1図に示す。還元剤を含有している試料および対照の両方は典型 的なデオキシ−・モグロビンスベクトルを示した。亜ニチオン酸塩を除去した試 料は生物学的に活性なオキシヘモグロビンスペクトルを示した。他方、加熱した 対照ヘモグロビンはスペクトル分析により実質上全部メトヘモグロビンであり、 生物学的に不活性である。このように、ヘモグロビンの生物学的活性は還元剤の 存在下において保持されるが、しかし還元剤なしの加熱によって失われる。
実施例3 この企図する実施例においては、還元剤を含む加熱したテスト組成物について実 施例1の操作が繰り返される。この組成物は3部分標本に分けられ、それぞれは 5indbis、 encephalomyocarditis(EMC) 、  、#よびアデノタイプ5ビールスをもって、それぞれ6〜7 log+oブラ ック形成単位(PFtl ) /yrd1. 4 ]、ogm PFIJ/mお よび4.51ogm組織培養50%感染投与量(TCID−50) /dのビー ルス濃度になるように接種された。
TCID呼称は以下のように説明できる。生物学的定量化においては、エンドポ イントが通常テスト系細胞の一定割合が反応もしくは死滅する希釈度として採用 される。100%エンドポイントがしばしば使用される。しかしながらその精度 は小さいチャンスの変動によって大きく影響される。望ましいエンドポイントは テスト系の半分が反応するが、他の半分は反応しない状況を表すものである。
最良の方法は、多数のテスト系を50%反応のための値に近い接近した希釈度に おいて使用し、そして正確な値を補内することである。
TCIDioエンドポイントカ価の負対数=組織培#50%エンドポイントは、 接種した培養中の細胞の50%に細胞病変を引き起こすビールス力価を表す。濃 度の測定のため上の技術の通用において、対数希釈液が最小必須培地プラス2% ウシ胎児血清中に調製される。各希釈液0.27dがマイクロタイタープレート 中のB GMK (Buffalo Green Monkey Kidney  )の複製培養へ添加される。接種した培養物は36℃において5%COz下に おいてインキュベートされ、そして7ないし8日の期間にわたって顕微鏡的に観 察される。与えられた希釈度における培養物中の細胞の死滅パーセントが、屈折 性の細胞によって証明される細胞の退化について観察することによって測定され る。
次にTCID−50は上に示したように計算することができる。
EMC7=iヨヒ5indbisビールス感染力価は、上に記載したようにビー ルス懸濁液の希釈液を調製することによって得られる。BGMK細胞単層が35 鶴ベトリ皿に調製された。細胞へのビールスの吸着はR層へ懸濁液0.2dを加 えることによって開始された。1時間後、単層を栄養寒天培地2戚で覆い、24 〜72時間37℃でインキュベートした。生成したブラックは次に食塩水中重量 比1:2000のニュートラルレッドで細胞を染色することによって可視化され た。
ビールスについての結果は、データへ直線が適合することを許容するため最小自 乗法を使って回帰解析にかけ、そしてプロットした。
同様な結果がすべてのビールスについて得られた。3標本のすべてにおけるビー ルス感染力価は方法l熱処理によって著しく減少し、それによって肝炎その他に よる患者の感染のリスクが減った。
実施例4 この企図実施例においては、編集者Bolin et al−+ Advanc es 1nBlood 5ubstitute Re5earch、 New4 York+ Alan R,l−1ss+ (1983)中のTye et a lの論文およびそれに引用されている文献によって開示された方法に従って、支 質不含ヘモグロビンが3.5−ジブロムサリチル−ビス−フマレートによって架 橋され、次にピリドキサール化されたことを除き、実施例1の方法がくり返され た。
N か 、蜘 、祠 国際調を報告 一一−−A−a−I−N−gTNs 85 I 0025τ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ビールス性生物学的感染性を含有する疑いのあるヘモグロビン組成物のビー ルス性生物学的感染性を減らす方法であって、前記組成物と還元剤とを、ビール スは実質上生物学的に不活性になるがしかしヘモグロビンは実質上生物学的に不 活性化されない条件下で加熱することよりなる前記方法。 前記条件は加熱時間である第1項の方法。 前記加熱時間は、前記組成物の水溶液については約5ないし15時間であり、乾 燥組成物については約20ないし96時間である第2項の方法。 加熱温度は約50℃ないし80℃である第1項の方法。 還元剤は還元された染料、スルホキシまたはスルフヒドリル化合物である第1項 の方法。 6.還元剤は亜ニチオン酸塩、重亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩、亜硫酸塩、還元し たグルタチオンまたはジチオトレイトールである第5項の方法。 7.前記組成物は架橋および/またはピリドキサール化されている第1項の方法 。 8.生物学的に活性なヘモグロビンと、生物学的に非感染性のビールスを含み、 生物学的に不活性なヘモグロビンを実質上含まない組成物。 9.生物学的に不活性なヘモグロビンはメトヘモグロビンである第8項の組成物 。 10.生物学的に非感染性なビールスは免疫学的に検出可能であるが、しかし実 質上生物学的に非感染性である第8項の組成物。 11.約1ないし15モル%の生物学的に不活性なヘモグロビンを含有している 第8項の組成物。 12.ヘモグロビンは架橋および/またはピリドキサール化されている第8項の 組成物。 13.還元剤をさらに含んでいる第8項の組成物。
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