JPS63106364A - 内燃機関の点火時期制御方法 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御方法

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JPS63106364A
JPS63106364A JP25261486A JP25261486A JPS63106364A JP S63106364 A JPS63106364 A JP S63106364A JP 25261486 A JP25261486 A JP 25261486A JP 25261486 A JP25261486 A JP 25261486A JP S63106364 A JPS63106364 A JP S63106364A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の点火時期制御方法に係り、特にノッ
キング制御システムを備えた内燃機関の点火時期制御方
法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、気筒内エンドガスの自己着火に伴って発生す
る気柱振動であるノッキングが発生したか否かを検出し
て、ノッキングを制御するノッキング制御システムを備
えた点火時期制御装置が知られている。この点火時期制
御装置においては、各気筒点火後の所定クランク角度範
囲(例えば、10”CA  ATDC〜50°CA  
ATDC)における機関振動のピーク値aと、ノッキン
グによらない機関振動のレベルすなわちバックグラウン
ドレベルbに定数Kを乗算して求めた判定レベルkbと
、を比較してノッキングが発生したか否かを判定するよ
うにしている。ここでピーク値aは機関振動を電気信号
に変換する圧電素子や磁歪素子等で構成されたノッキン
グセンサをシリンダブロックに取付け、ノッキング固有
の周波数帯域(6〜8KHz>の信号が通過可能なバン
ドパスフィルタを介して電気信号をピークホールド回路
に入力し、所定クランク角度範囲におけるピーク値をホ
ールドすることにより得られる。また、判定レベルkb
はノッキングによらない機関振動に対応する電気信号を
積分回路によって積分した値(バックグラウンドレベル
)に定数kを乗算することにより求められる。そして、
ノッキングが発生したと判定されたときはノッキングの
発生が判定される毎に点火時期を所定量遅角しかつ所定
点火回数の間ノッキングが発生しないと判断されたとき
は点火時期を進角させる補正遅角量を演算し、この補正
遅角量を用いて点火時期を補正することによりノッキン
グが発生しない最大進角(ノッキング限界)に点火時期
を制御するようにしている。
一方、現在市場に流通している車両用燃料、例えばガソ
リンには、高オクタン価燃料と低オクタン価燃料とがあ
る。このため高オクタン価燃料に適した仕様のガソリン
機関や、低オクタン価燃料に適した仕様のガソリン機関
が存在している。このような状況下で、高オクタン価燃
料に適した仕様のガソリン機関に低オクタン価燃料を使
用すると、ノッキングが頻発して機関の性能を充分に発
揮することができず、最悪の場合には機関が損傷するこ
ともある。逆に、低オクタン価燃料に適した仕様のガソ
リン機関に高オクタン価燃料が供給されると、ノッキン
グが発生し始める点火進角からかなり遅角した領域で点
火時期が制御されるためそのガソリン機関の有する性能
を十分発揮できなくなる。このため従来では、上記のノ
ッキング制御システムにおける補正遅角量を利用してノ
ッキングが開票に発生しているか否かを判断して高オク
タン価燃料に適した仕様のガソリン機関に低オクタン価
燃料が供給されているが否が等を判断していた(例えば
、特開昭61−85578号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のノッキング制御システムを備えた
点火時期制御装置では、機関及びノッキングセンサの製
造誤差等によって補正遅角量がばらつ(と共に、気象条
件の変化によってノッキングの発生状態が変化したり電
気ノイズによってノッキングの発生が誤判定されるとこ
れに伴って補正遅角量がばらつき、このような補正遅角
量のばらつきによって正確な点火時期制御ができず、点
火時期が要求点火時期より進角側になってノッキングが
発生したり、点火時期が要求点火時期より遅角側になっ
て出力が低下するという問題があった。また、このよう
にばらついた補正遅角量を用いて燃料のオクタン価を判
別すると、誤判定され、点火時期が使用燃料に適合しな
くなる、という問題が発生する。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、ノッ
キング制御システムの制御のばらつきを吸収してノッキ
ングを抑制すると共に出力を最大る。
(問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するために本発明は、ノッキングが発生
したとき点火時期を遅角しかつノッキングが発生しない
とき点火時期を進角する補正遅角量を求めると共に、運
転領域を機関回転速度に応じて低回転速度域と中回転速
度域とを含む複数の領域に区分して各領域で運転中にお
ける前記補正遅角量の最大値になるように更新される学
習値を各領域毎に求め、前記低回転速度域と前記高回転
速度域とを通過したときに対応するwI31iの前記学
習値が第1の所定値以下の状態が所定回以上継続し、か
つ前記補正遅角量が第2の所定値以下のとき点火時期を
進角させることを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、ノッキングが発生したとき点火時期を
遅角しかつノッキングが発生しないとき点火時期を進角
させる補正遅角量が求められ、運転SN域を機関回転速
度に応じて低回転速変域と中回転速度域とを含む複数の
領域に区分して各領域で運転中における補正遅角量の最
大値を各蹟域毎に学習して学習値が求められる。すなわ
ち、機関回転速度に応じて区分された各領域で運転中に
おける補正遅角量の最大値に基づいて学習値が更新され
、各領域で運転中での補正遅角量の最大値が学習値とし
て各領域毎に記憶される。そして、運転状態が低回転速
度域と中回転速度域とを通過したときに対応する領域の
学習値が第1の所定値以下の状態が所定回以上m続した
か否かが判断される。すなわち低、中回転速度の一般の
運転領域を通過したときにノッキングの発生頻度が低か
ったか否かが判断される。一般の運転領域を通過してノ
ッキングの発生頻度が低かったときには、補正遅角量が
所定値以下か否か、すなわち現在のノッキング発生頻度
が低いか否かが判断され、現在のノッキング発生頻度が
低いときには点火時期が進角するように制御される。一
方、学習値が第1の所定値以下の状態が所定回数以上継
続したときにおいても補正遅角量が第2の所定値を超え
てノッキングの発生頻度が高くなったときには点火時期
の進角が停止されて点火時期が例えば基本点火進角にな
るように制御される。
また、高オクタン価燃料に適した仕様のガソリン機関に
低オクタン価燃料が供給された場合には、ノッキングの
発生頻度が高くなって上を巳の学習値が第1の所定値を
超えるため点火時期の進角は行なわれず、逆に低オクタ
ン価燃料に通したガソリン機関に高オクタン価燃料が供
給されて点火時期が遅角側に制御された場合にはノッキ
ングの発生頻度が低くなるため上記の学習値が第1の所
定値以下になり点火時期が徐々に進角される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ノッキングの発生
を抑制し機関出力を最大限に発揮させる信軒性の高い点
火時期制御方法を提供できるという効果が得られる。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第2図には、本発明が適用可能な点火時期制御装置を備
えた内燃機関(エンジン)の−例が示されている。4サ
イクル6気筒ガソリン1lz10のディストリビュータ
14には、ディストリビュータシャフトに固定されたシ
グナルロータとディストリビュータハウジングに固定さ
れたピックアップとで各々構成された気筒判別センサ1
6及び回転角センサ18が取付けられている。気筒判別
センサ16は、ディストリビュータシャフトが1回転す
る毎、すなわちクランク軸が2回転する毎(720”C
A毎)に1つのパルスを発生する。このパルスの発生位
置は、例えば第1気筒の上死点(T D C)である0
回転角センサ18はディストリビュータシャフトが1回
転する毎に例えば24個のパルス、従って30°CA毎
に1つのパルスを発生する。気筒判別センサ16及び回
転角センサ18は、マイクロコンピュータ等で構成され
た制御回路20に接続され、各センサで発生された電気
信号が制御回路20に入力されている。
また、制御回路20には、吸気通路22のスロットル弁
25上流側に取付けられたエアフローセンサ24からの
吸入空気量信号が入力されている。
機関10のシリンダブロックには、機関振動を検出する
磁歪素子等で構成されたノッキングセンサ12が取付け
られており、このノッキングセンサ12から出力される
電気信号が制御回路20に入力されている。一方、制御
回路20からは、イグナイタ26に点火信号が出力され
、イグナイタ26によって形成された高電圧はディスト
リビュータ14によって分配され、各気筒毎に取付けら
れた点火プラグ28に順に供給される。
なお、通常の内燃機関には運転状態パラメータを検出す
る吸気温センサ等の各種のセンサが取付けられ、制御回
路20は燃料噴射弁29等の制inも行なうが、これら
は本発明と直接関係しないため、以下の説明ではこれら
の説明を省略する。
マイクロコンピュータを含んで構成された制御回路20
は、第3図に示すように、ランダムアクセスメモリ (
RAM)58、リードオンリメモリ(ROM)60、マ
イクロブロセツシングユニツ) (MPU)62、第1
の入出カポ−トロ4、第2の入出カポ−トロ6、第1の
出力ポートロ8、第2の出力ポードア0及びこれらを接
続するデータバスやコントロールバス等のバス72を備
えている。第1の入出カポ−トロ4は、アナログ−デジ
タル(A/D)変換器74、マルチプレクサ76及びバ
ッファ78Aを介してエアフロメータ24に接続される
と共に、図示しないバッファを介して吸気温センサや機
関冷却水温センサ等に接続されている。また、第1の入
出カポ−トロ4は、A/D変換器74及びマルチプレク
サ76に制御信号を供給するよう接続されている。上記
第2の入出カポ−トロ6には、波形整形回路80を介し
て気筒判別センサ16及び回転角センサ18が接続され
ると共に、入力回路82を介してノッキングセンサ12
が接続されている。
上記入力回路82は、第4図に示すように、一端がノッ
キングセンサ12に接続されたノックゲート回路82A
とピークホールド回路82Bとから成る直列回路と、こ
の直列回路に対して並列に接続された積分回路82Eと
、直列回路及び積分回路82Hに接続されたマルチプレ
クサ82Cと、マルチプレクサ82Cに接続されたA/
D変換器82Dとから構成されている。そしてノックゲ
ート回路82A1マルチプレクサ82C及びA/D変換
器82Dは、第2の入出カポ−トロ6からの制御信号に
よって制御されるように接続されている。
上記第1の出力ポートロ8は駆動回路86を介してイブ
ナイフ26に接続され、第2の出力ポードア0は駆動回
路88を介して燃料噴射弁29に接続されている。なお
、90はクロック、92はタイマである上記ROM60
には、以下で説明する制御ルーチンのプログラムが予め
記憶されている。
次に、上記制御ルーチンを説明しながら本発明の実施例
の作用を詳細に説明する。第5図は本実施例のメインル
ーチンを示すもので、ステップ100においてエンジン
回転速度N及び吸入空気1iQを取込みステップ102
においてエンジン回転速度Nと吸入空気量Qとから基本
燃料噴射時間TPを演算し、そして次のステップ104
において吸気温やエンジン冷却水温等に応じて基本燃料
噴射時間TPを補正すると共に0!センサ(図示せず)
から得られる空燃比フィードバック補正係数FAFを用
いて基本燃料噴射時間TPを補正して燃料噴射時間TA
υを演算する0次のステップ106では、気筒判別信号
及び回転角信号に基づいて現在のピストン位置が上死点
(TDC)か否かを判断する。TDCのときはステップ
114においてマルチプレクサ82Cを制御してノッキ
ングセンサ12出力を積分回路82E及びマルチプレク
サ82Cを介してA/D変換器82Dに入力し、積分回
路82E出力すなわちバックグラウンドレベルbのA/
D変換を開始する。これによって、ノッキングによらな
い機関振動のレベルすなわちバックグラウンドレベルb
のデジタル値が求められ、A/D変換終了時にこのデジ
タル値がRAMの所定エリアに記憶される。一方、ステ
ップ106でTDCでないと判断されたときは、ステッ
プ108において現在のピストン位置が例えば15°C
A  ATDCか否かを判断し、ステップ108の判断
が肯定のときはステップ110において第2の入出カポ
−トロ6からノックゲート回路82Aに制御信号を出力
してノックゲート回路82Aをオーブンし、ノッキング
センサ12からノックゲート回路82A、ピークホール
ド回路82B、マルチプレクサ82Cを介してノッキン
グセンサ12出力をA/D変換器82Dに入力させる0
次のステップ112では現在時刻と予め定められている
所定クランク角度範囲に対応する時間とからノックゲー
ト回路82Aをクローズする時刻t (90°CA  
ATDCに対応する)を算出してコンベアレジスタにセ
ットする。
第6図はステップ112にセットされた時刻になったと
きに割り込まれる時刻−数刻込みルーチンを示すもので
、現在時刻がコンベアレジスタにセットされた時刻と一
敗するとステップ116において第2の入出カポ−トロ
6からA/D変換器82Dに制御信号を出力してピーク
ホールド回路82B出力のA/D変換を開始してメイン
ルーチンにリターンする。
第7図は積分回路82E出力のA/D変換が終了したと
きのA/D変換器82DからのA/D変換終了信号によ
って割り込まれる割込みルーチンを示すもので、ステッ
プ118においてA/D変換値をピーク値aとしてRA
Mの所定エリアに記憶し、ステップ120において第2
の入出力ボートロ6からノックゲート回路82Aに制御
信号を出力してノックゲート回路82Aをクローズする
第8図は点火時期を演算すると共に学習値θG(第9図
に示す領域毎に定められているが代表してθGと表わす
)を更新するルーチンを示すもので、ステップ142に
おいて負荷Q/Nが所定値(例えば、0. 71/re
v )以上か否かを判断することによりノッキング制御
領域か否かを判断し、ノッキング制御領域でないときは
ステップ144において第1図のステップ124で演算
される基本点火進角θ3^5.を実行点火進角θiとし
てメインルーチンへリターンする。一方、ステップ14
2でノッキング制御領域と判断されたときは、ピーク値
aとバックグラウンドレベルbとを取込みステップ14
6においてピーク値aと判定レベルに−bとを比較する
。ピーク値aが判定レベルに−bより大きいときはノッ
キングが発生したと判断してステップ148において補
正遅角量θ、を所定値(例えば、1°CA)大きくする
一方、ピーク値aが判定レベルに−b以下と判断された
ときには、ノッキングが発生しないと判断してステップ
150において所定点火回数(例えば、100点火)経
過したか否かを判断し、所定点火回数経過していればス
テップ152において補正遅角量θ、を所定値(例えば
、1°CA)小さくする0次のステップ154では機関
負荷Q/Nとエンジン回転速度Nとに基づいて現在の運
転状態が学習領域に属しているか否かを判断すると共に
学習領域のどの領域に属しているか否かを判断する。こ
の学習領域は、第9図に示すように、機関負荷Q/Nと
エンジン回転速度Nとに基づいて所定機関負荷(例えば
、0.11/reν)以上の領域においてエンジン回転
速度Nに応じて区分されており、エンジン回転速度が1
200〜2800rpmの領域をA?11域、2800
〜4800rpmの領域をB SN域、4800〜64
00 r pmの領域をc 95域として定められてい
る。ステップ154で現在の運転状態が学習領域に属し
ていないと判断されたときには、ステップ156におい
てフラグFをリセットとした後ステップ172に進む、
一方、ステップ154で現在の運転状態が学習領域のい
ずれかの領域(A = CftI域)に属していると判
断されたときには、ステップ166においてフラグFが
セットされているか否かを判断する。フラグFがリセッ
トされているとき、すなわち運転状態が学習領域外から
学習領域に初めて入ったときには、ステップ158にお
いて学習値θG(第9図に示す学習領域A SN域、B
wI域及びCtIl域に対応して各々の学習値θGA、
θGB。
θGCがそれぞれ定められているが以下ではいずれか1
つを代表とてθGとして表わす)から所定値(例えば、
3°CA)減算した値と補正遅角量θえとを比較する。
学習値θGから所定値減算した値が補正遅角量θ、より
も大きければステップ160において学習値θGから所
定値減算した値を補正遅角量θ、としてステップ162
に進む。
一方、補正遅角量θ、が学習値θGから所定値減算した
値より大きいときには、そのままステップ162に進む
、ステップ162では、運転状態が学習領域外から学習
領域内に初めて入ったことを示すためにフラグFをセッ
トし、ステップ164において補正遅角量θ、を学習値
θGとして記憶する。
以上の結果運転状態が学習領域外から学習領域内に初め
て入ったときには、補正遅角量と学習値から所定値減算
した値とが比較され、いずれか大きい方の値が現在の運
転状態が属する特定の学習領域の学習値として記憶され
る。
一方、ステップ166でフラグFがセットされていると
判断されたとき、すなわち運転状態が学習領域に属して
いる状態でこのルーチンの実行が2回目以降であるとき
には、ステップ168において補正遅角量θ、と現在の
運転状態が存在している特定の学習領域における学習値
θGと比較し、θ、くθGの場合はそのままステップ1
72に進み、θ、≧θGの場合にはステップ170にお
いて補正遅角量θ、を特定の学習領域における学習値θ
Gとして記憶する。
以上の結果、現在の運転状態が特定の学習領域に継続し
て存在しているときには、補正遅角量と、その特定の学
習領域に対応する学習値θGとが比較され、補正遅角量
が大きくなるに従って学習値θGが更新され、学習値θ
Gの値は特定の学習領域内で運転しているときの補正遅
角量の最大値と等しくなる。
ステップ172では、基本点火進角θ8.,7からステ
ップ148及びステップ152で演算された補正遅角量
θ、を減算することにより実行点火進角θiを演算しメ
インルーチンへリターンする。
このように実行点火進角θiが演算された後イグナイタ
がオンされ実行点火進角θiに対応するクランク角でイ
グナイタがオフされてこの実行点火進角θiになった時
点で点火されるように点火時期が制御される。
第10図は、遅角量判別ルーチンを示すもので、ステッ
プ180において低回転速度域であるA SI域または
中回転速度域であるB SJI域を通過したか否かを判
断する。これらの領域を通過したか否かは、運転状態が
これらの領域以外の領域からこれらの領域に入りかつこ
れらの領域からこれらの領域以外の領域に出たか否かを
判断することにより判断する。運転状態がAwi域を通
過したと判断されたときには、ステップ182において
A ?+1域における学習値θGAが第1の所定値(例
えば、1@CA)未満か否かを判断し、ステップ182
の判断が肯定ならば機関の仕様に適合した燃料が供給さ
れていてノッキングの発生顔度が低いかまたは低オクタ
ン価燃料仕様の機関に高オクタン価燃料が供給されてい
ると判断してステップ184においてカウント値CAを
インクリメントする。
これにより、カウント(ia CAは運転状態が、a、
 95域を通過しかつへ領域の学習値θGAが第1の所
定値未満のときインクリメントされる。一方、ステップ
180において運転状態がB tiI域を通過したと判
断されたときには、ステップ186においてB領域にお
ける学習値θGBが第1の所定値未満か否かを判断しこ
の判断が肯定のときは上記と同様にノッキングの発生頻
度が低いかまたは高オクタン価燃料が供給されていると
判断してステップ188においてカウント値CBをイン
クリメントする。この結果、カウント値CBは運転状態
がB領域を通過しかつB jJl域の学習値θGBが第
1の所定値未満のときにインクリメントされる。一方、
ステップ182でθGA≧第1の所定値と判断されたと
きまたはステップ186でθGB≧第1の所定値と判断
されたときは、機関の仕様に適合した燃料が供給されて
いるがノッキングの発生頻度が高いまたは高オクタン価
燃料仕様の機関に低オクタン価燃料が供給されていると
判断して、カウント(直CA、CBをインクリメントす
ることなくリターンする。
第1図は基本点火進角補正ルーチンを示すもので、ステ
ップ122において機関i荷Q/Nとエンジン回転速度
Nとを取込み、ステップ124において機関負荷Q/N
とエンジン回転速度Nとに基づいて基本点火進角を記憶
したマツプから補間法により基本点火進角θmA!fを
演算する0次のステップ126では、カウント値CAが
所定値(例えば、3)以上か否かを判断すると共に、ス
テップ128においてカウント値CBが所定値(例えば
、3)以上か否かを判断する。カウント値CAが所定値
以上でかつカウント値CBが所定値以上のときはステッ
プ130において補正進角値θを所定値(例えば、1°
CA)としてステップ132及び134においてカウン
ト値CA及びカウント値CBをクリアする。一方、ステ
ップ126及びステップ128でカウント値CAまたは
カウント(a CBが所定値未満と判断されたときはそ
のままステップ136に進む。
ステップ136では、補正遅角量θにが第2の所定値(
例えば、2°CA)以上か否かを判断し、補正遅角量θ
、が第2の所定値以上と判断されたときには現在のノッ
キングの発生頻度が高いと判断してステップ13Bにお
いて補正進角値θを0にしてステップ140へ進む、一
方、ステップ136で補正進角値が第2の所定値未満と
判断されたときには、現在のノッキングの発生頻度が低
いと判断してそのままステップ140に進む、ステップ
140では、基本点火進角θ□、に補正進角値θを加算
して基本点火進角を進角側に補正する。
以上のように制御する結果、運転状態がA領域とB領域
とを通過しかつへ領域における学習値θGAとB領域に
おける学習値θGBが第1゛の所定値未満の条件が所定
回継続しかつ補正遅角量が第2の所定値未満のときには
基本点火進角が進角側に制御され、これらの条件を満た
していないときは基本点火進角は補正されず、また基本
点火進角が進角側に補正された結果ノッキングが発生す
れば補正遅角量がOにされて点火時期の進角側補正が停
止される。
以上説明したように本発明によれば、各学習領域におけ
る遅角量の判定を遅角量の学習値、すなわち各領域にお
ける補正遅角量の最大値で行なっているため補正遅角量
のばらつきが吸収できる。
また、各学習領域を通過した後の最大補正遅角量で判定
を行なっているためノッキングが発生しにくくなる。ま
た、基本点火進角を進角させる判定を低、中回転域の2
つの領域すなわち一般の運転領域で判定しているため基
本点火進角の補正が成立し易(なっている、更にまた基
本点火進角を進角側に補正する判定をA jJJ域及び
B ?i1域を各々所定回以上通過した時点で行なうた
めノッキング制御のばらつきも吸収できる。そして、補
正遅角量が第2の所定値以上になったときに基本点火進
角の進角補正を停止しているため、速やかにノッキング
の発生を抑制することができる、という効果が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の基本点火進角補正ルーチンを
示す流れ図、第2図は本発明が適用可能な点火時期制御
装置を備えた内燃機関の概略図、第3図は第2図の制御
回路の詳細を示すブロック図、第4図は第3図の入力回
路の詳細を示すブロック図、第5図は本発明の実施例の
メインルーチンを示す流れ図、第6図は上記実施例の時
刻一致割込みを示す流れ図、第7図は上記実施例のA/
D変換終了割込みルーチンを示す流れ図、第8図は上記
実施例の点火時期演算ルーチンと学習ルーチンを示す流
れ図、第9図は上記実施例の学習領域を示す線図、第1
0図は上記実施例の遅角量判定ルーチンを示す流れ図で
ある。 12・・・ノッキングセンサ、 16・・・気筒判別センサ、 18・・・回転角センサ、 20・・・制御回路、 24・・・エアフロメータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ノツキングが発生したとき点火時期を遅角しかつ
    ノツキングが発生しないとき点火時期を進角する補正遅
    角量を求めると共に、運転領域を機関回転速度に応じて
    低回転速度域と中回転速度域とを含む複数の領域に区分
    して各領域で運転中における前記補正遅角量の最大値に
    なるように更新される学習値を各領域毎に求め、前記低
    回転速度域と前記中回転速度域と、を通過したときに対
    応する領域の前記学習値が第1の所定値以下の状態が所
    定回以上継続し、かつ前記補正遅角量が第2の所定値以
    下のとき点火時期を進角させる内燃機関の点火時期制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0348742A (ja) * 1989-07-18 1991-03-01 Nippon Mining Co Ltd 内燃機関のノッキング検出装置
CN115013219A (zh) * 2022-06-15 2022-09-06 东风汽车集团股份有限公司 一种汽油机最小点火效率控制方法

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