JPS63105839A - 放電加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、大形電極などを取り付けろ場合の操作性を
良好にした放電加工装置に関するものである。

〔従来の技術〕

この種の放電加工装置は、電極と被加工物とが対向する
極間に加工液を介在させ、上記電極と被加工物間に絶縁
破壊電圧以上の加工電圧を印加して上記極間に放電を発
生させ、この放電エネルギにより加工を行なうものであ
や、この放電加工装置の電極の微小割出しや、円筒形状
の電極を用いた回転加工が可能な機能を具備した電極割
出し回転装置の着脱に関しては、従来、第３図、第４図
に示すようになっている。

この第３図は放電加工装置における電極割出し回転装置
の要部を示し、第４図は放電加工装置の主軸ヘッドに電
極割出し回転装置を取り付けた状態を示したものである
。

まず、第３図において、１は電極割出し回転装置、２は
配線を接続するコネクタ３を具備したケーブル、４は電
８ｉｉ（図示せず）を保持するために供給された圧縮空
気（図示せず）のホースで、カプラ５で電極割出し回転
装置１に接続されている。

また、６は回転機構固定用ブレーキ（図示せず）のホー
スでカプラ７で電極割出し回転装置１に接続されている
。

電極割出し回転装Ｍ１は第４図に示すように、主軸ヘッ
ド８の下部に固定された取付部８ａに複数のクランプボ
ルト１４により取り付けられている。そしてこのクラン
プボルト１４を緩めることにより、主軸ヘッド８の取付
部８ａより電極割出し回転装置１を矢印Ａ１方向に取り
外すことができるようになっている。なお、１５は電極
割出し回転装置１を主軸ヘッド８の取付部８ａに設置す
るための位置決め用のストッパである。

次に第４図について説明する。上記主軸ヘッド８は電極
割出し回転装Ｍ１を保持し、加工送りをするもので、こ
の主軸ヘッド８はベッド１０上に固定されたコラム９に
取９付けられている。

また、１１は加工液（図示せず）を溜め加工をする加工
槽で、この加工槽１１はサドル１２．テーブル１３上に
あって左右２前後方向に移動できるようになっており、
このサドル１２はベッド１０上に設置されている。

次に、動作について説明する。電極割出し回転装置１は
比較的小重量の電極を保持できる構成となっているが、
大重量の電極を保持できる構成とはなっていない。従っ
て、大重量の電極を取り付ける場合には、電極割出し回
転装置に連結されたケーブル２．ホース４，６をそれぞ
れコネクタ３およびカプラ５，７より取り外した上で、
クランプボルト１４をゆるめ、電極割出し回転装置１を
主軸ヘッド８の取付部８ａから取り外し、所要の大重量
電ｔｉｉ　（図示せず）を取り付けて放電加工を実施す
るようにしている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように構成されている従来の電極割出し回転装置１
を具備した放電加工装置では、大重量の電極で放電加工
を実施する場合には、電極割出し回転装置１では上記大
重量の電極を保持することができないため、電極割出し
回転装置１を取り外し、適当な保管場所に運搬しなけれ
ばならない。

しかも、電極割出し回転装置１のみならず、それに付属
しているケーブル２およびホース４，６−なども取り外
さなければならず、交換作業の操作性を著しく損なって
いた。

この発明は係る問題点を解決するためになされたもので
、ケーブル、ホースなどを取り外すことなく、容易に電
極割出し回転装置を主軸ヘッドより取り外せ、かつ保管
できろ一装置を具備した放電加工装置を得ることを目的
とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る放電加工装置は、主軸ヘッドより離間し
たコラムの所望位置に、電極割出し回転装置を水平移動
させることで着脱可能に保持できるようにした保持部材
を配設したものである。

〔作用〕

この発明の放電加工装置においては、主軸ヘッドに取り
付けられた電極割出し回転装置とコラムに配設した保持
部材とを同等の高さ位置で電極割出し回転装置を保持部
材側へ水平移動させることにより上記保持部材に移行、
保管できるようにしたものである。

〔実施例〕

以下、この発明の放電加工装置の実施例について図面に
基づき説明する。第１図はその一実施例におけるｍ掻削
出し回転装置の部分を示す側面図であり、第２図はその
正面図である。乙の第１図。

第２図の両図において、第３図および第４図と同一部分
には同一符号を付してその重複説明を避け、第３図、第
４図とは異なる部分を主体に述べる。

第１図、第２図において、主軸ヘッド８の下部に固定き
れた取付部８ａの底面部８ｂには、あり溝１６が形成さ
れており、このあり溝１６に電極割出し回転装置１の上
面に設けたあり部１７が摺動自在に係合されて、上記電
極割出し回転装置１が保持されるようにならている。１
８は上記主軸ヘッド８下部に固定された取付部８ａの背
面側８Ｃに配設された上記電極割出し回転装置１の位置
決め用のストッパで、このストッパ１８には楕円状のボ
ルト穴１８ａが設けられてお秒、このボルト穴１８ａに
ストッパ１８固定用のボルト１９が螺合され、ストッパ
１８−１’Ａ’上記取付部８ａに固定されると共に、上
記ボルト穴１８ａを利用してストッパ１８が上下方向に
移動できるようになっている。２０は保持部材で、この
保持部材２０は上記主軸ヘッド８の背面側のコラム９の
あご部９ａにその一端２１ａを固着した複数のスペーサ
ボルト２１の他端部２１ｂにボルト２２によって固定さ
れ、上記電極割出し回転装置１を着脱自在に保持するよ
うになっている。そして、この保持部材２０の底面部に
は、上記主軸ヘッド８の軸方向と直交するあり溝２０ａ
が形成され、このあり溝２０ａに上記電極割出し回転装
置１の上面に設けたあり部１７が摺動自在に係合される
ようになっている。２２は、保持部材２０の背面側に固
着したストッパである。

次に、動作について説明する。第１図において電極割出
し回転装置１を主軸ヘッド８より取り外す場合、まず主
軸ヘッド８下部の取付部８ａに形成したあり溝１６と、
保持部材２０に形成したあり溝２０ａとを同一高さにす
る。これは、主軸ヘッド８の主軸のストローク上限位置
（図示せず）あるいは、原点位置（図示せず）を基準に
してもよい。

次に、取付部８ａの背面側８Ｃに固着したストッパ１８
のボルト１９を緩め、ストッパ１８に形成した楕円状の
ボルト穴１８ａを利用してストッパ１８を上方へ移動さ
せると共にクランプボルト１４を緩めて、電極割出し回
転装置１を後方、即ちコラム９のあご部９ａ方向へ水平
移動させる（矢印Ａ２方向）。

そして、コラム９のあご部９ａに配設した保持部材２０
のあり溝２０ａに係合して移動した電極割出し回転装置
１がストッパ２２に当接するまで移行させる。このよう
にすることで、電極割出し回転装置１の主軸ヘッド８か
らの取り外し操作は完了し、主軸ヘッド８への大電極の
取り付けが可能となる。大電極の取り付けの場合には、
ストッパ１８を定位置へ下げ、あり部１７をもつ電極取
付治具に取り付けられた大重量電極（図示せず）を主軸
ヘッド８の取付部８ａのあり溝１６に挿入し、クランプ
ボルト１４を締めっけ固定するようにすればよい。

〔発明の効果〕

この発明は、以上説明したとおり、主軸ヘッドより離間
したコラムの所望位置に、電極割出し回転装置を水平移
動させることで着脱自在に保持できるようにした保持部
材を設置したので、電極割出し回転装置の主軸からの取
り外し作業時に必ず実施していたケーブル、ホースなど
の取り外しが全く必要でなくなり、しかも重量のある電
極割出し回転装置の持ち運び作業も不必要になるなど保
管、操作性２作業性を向上させるという極めて大きな効
果を発揮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の放電加工装置の一実施例における電
極割出し回転装置の要部の側面図、第２図は第１図の正
面図、第３図は従来の放電加工装置における電極割出し
回転装置要部を示す側面図、第４図は従来の放電加工装
置の電極割出し回転装置を主軸ヘッドに取り付けた状態
の正面図である。 １・・電極割出し回転装置、８・・主軸ヘッド、１６．
２０ａ・・・ありｉ、９−、コラム、９ａ・・コラムの
あご部、１４・・クランプボルト、２０・・保持部材、
１９−・・ボルト、２１・・スペーサボルト、１８゜２
２・・ストッパ。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コラムに固定された主軸ヘッドの下部に電極割出
   し回転装置が取り外し可能に設置され、電極と被加工物
   間の放電エネルギを利用して被加工物の加工を行なうよ
   うにした放電加工装置において、上記主軸ヘッドより離
   間したコラムの所望位置に、上記電極割出し回転装置を
   水平移動させることにより着脱可能に保持できるように
   した保持部材を配設したことを特徴とする放電加工装置
   。
2. （２）電極割出し回転装置の水平移動位置を、主軸ヘッ
   ドに配置された主軸の上下移動行程の任意一点を基準と
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の放電
   加工装置。