JPS63102957A

JPS63102957A - サ−マルヘツド取付装置

Info

Publication number: JPS63102957A
Application number: JP24834586A
Authority: JP
Inventors: Shiro Uchida; 内田　司郎
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1986-10-21
Filing date: 1986-10-21
Publication date: 1988-05-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は、ライン走査型サーマルヘッドの取付装置に関
するものである。

（従来技術）第２図は、従来例の要部の構成を示したもので、１はサ
ーマルヘッド、２はプラテン、３はヘッド保持用のブラ
ケット、４はブラケット支持軸で、この軸を中心にブラ
ケットを矢印入方向に回動してヘッド１を持ち上げるこ
とができる。５はヘッド支持ピンで、ブラケット３に設
けた長穴〇に係合している。７はブラケットに設けられ
たヘッド位置決め爪、８はプラテンに設けられた位置決
め軸受、９はヘッドを押圧するスプリングである。

このように構成された従来例は、メンテナンス時にはブ
ラケットとともにヘッドが持ち上げられるが、これを下
げると、位置決め爪７が軸受８に係合し、ヘッドの発熱
素子部がプラテン２上に位置決めされる。このときヘッ
ド１は、ヘッド支持ピン５が長穴６の長径方向に若干移
動することができる。

第３図は、他の従来例を示したもので、第２図と同一名
称のものには同一符号を付してあり、またＩＯは側板、
１１は側板に形成したヘッド位置決めガイド溝、１２は
ヘッド１の側面から突出した位置決めビンである。

この従来例の場合は、ヘッド１を保持するブラケット３
を下げると、位置決めピン１２がガイド溝１１に係合し
、ヘッドの発熱素子部がプラテン２上に位置決めされる
。勿論この場合もヘッド１は長穴６の長径方向に移動す
ることができる。

しかしながら、ヘッドを下げて発熱素子部の位置決めを
行なう際のヘッドの動きは、単純な上下運動ではなく、
回動運動が加わっているので複雑な動きをし、ヘッド支
持ピン５が長穴〇の長径方向に移動するのみでなく、短
径方向にも力が加わる。従ってヘッド支持ピン５と長穴
６のガタが小さい場合は、移動に対する負荷となり、そ
の負荷がヘッド重量（５００〜１０００　ｇ程度）に加
わってヘッドの移動が困難になり、位置決め不能となる
場合がある。さらに部品精度のバラツキやそり等があっ
て左右ブラケットの長穴の平行度の精度が悪いと移動の
困難さは顕著になる。そこで現状の処置として、ブラケ
ットを閉じる際、力をいれて強く閉じるようにするが、
このようなことは、スキャナユニット等の他の精密部品
に悪影響を及ぼし。

サーマルヘッド自体の寿命をも短くするものである。さ
らにブラケットを閉じる際に不快な音まで発生する。

これに対し、ヘッド支持ピン５と長穴６のガタを大きく
とることが考えられる。しかしこのガタを大きくすると
、次のような問題がある。即ち、第４図に示したように
、ヘッド自体の重さＷがその重心から下向きに作用する
から、位置決めピン１２を中心として矢印Ｍ方向にモー
メントｍ１が発生する。また、プラテン２を矢印Ｂ方向
に駆動するとき、やはりヘッドに矢印Ｍ方向のモーメン
トｍ２がかかる。さらに記録紙１３を搬送するとその摩
擦により、やはり矢印Ｍ方向のモーメントｍ。

がヘッドにかかる。これらの総合したモーメントにより
、第５図に示したようにヘッド１の後端が下がり、その
結果、発熱素、子部の水平に対する傾きαが生じてヘッ
ド圧力が低下する。また、ヘッド支持ピン５と長穴６の
ガタを大きくとると、ヘッドの後端を下げるだけでなく
、部品のバラツキや平行度のくるいから左右の傾き、い
わゆるヘッドの片当りも発生する。このようにガタの余
裕度を大きくとることよって生じるヘッドの傾きは画像
品質に直接影響することになる。

（発明の目的）本発明は、上記従来技術の問題点を解消するものであり
、ブラケットとともにヘッドを下げて発・熱素子とプラ
テンとの位置合わせを行なうとき、ヘッドがスムーズに
移動し、しかも発熱素子部の水平度が確実に維持できる
ようにしたサーマルヘッド取付装置を提供するものであ
る。

（発明の構成）サーマルヘッドの発熱素子部をプラテン上に位置決めす
るヘッド位置決め機構部と、プラテンに圧接したときの
発熱素子部が略水平に維持されるようにサーマルヘッド
を支持するヘッド水平支持機構部とを備え、かつそれら
のヘッド位置決め機構部とヘッド水平支持機構部とを同
一基体上に固設するものである。

本発明によれば、ヘッド支持ピンと長穴とのガタは必要
程度許容し、ヘッドの水平度はヘッド水平支持機構部で
確保する。そしてヘッド位置決め機構部とヘッド水平支
持機構部とが同一基体上に固設されているから、相互間
の位置関係が不変であり、従ってヘッドは常に最適な状
態にセットされる。

（実施例）以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示したものであり、第３
図と同一符号のものは同一のものを示し、また１４はガ
イド板１５に設けられたヘッド水平支持部材、１６はブ
ラケット３が固定された上カバーである。ここでプラテ
ン２．側板１０、ヘッド水平支持部材１４及びガイド板
１５は同一基体上に設置されている。

メンテナンスの際、上カバー１６を上げると、それに固
定されたブラケット３とともにサーマルヘッド１が持ち
上げられる。メンテナンス終了後、上カバーを下げると
、ヘッドの側面に設けられた位置決めピン１２が側板１
０のヘッド位置決めガイド溝１１にガイドされて降下し
、ヘッドの発熱素子部がプラテン２上の所定の位置に位
置決めされる。

このときブラケット３に設けられた長穴６とヘッドの側
面に設けられたヘッド支持ピン５とは必要程度のガタが
許容されているので、ヘッド１は長穴の長径方向には自
由に動くことができ、従って位置決め動作が非常にスム
ーズに行なわれる。また、ヘッドの発熱素子部はプラテ
ンに圧接し、後部のヘッド支持ピン５の下部はヘッド水
平支持部材１４で支持されるので、ヘッド１は略水平を
維持することができ、第５図の従来例のように後部が下
がることはない。ヘッド水平支持部材１４の上面高さは
、プラテン上面がヘッドにより圧接されて多少変形する
そのレベルと水平になるようにしている。

以上のように構成された本実施例では１位置決め動作に
おけるヘッドの動きがスムーズで、移動に伴う不快な金
属音も発生せず、そのため従来のように力をいれてヘッ
ドを下げる必要は全くないから、ヘッド自体や他の精密
部品に悪い影響を及ぼすこともない。またヘッドのプラ
テンに対する押圧力も、従来５〜６ｋｇと大きくしてい
たが、これを３〜３．６ｋｇで十分であり、ヘッドの寿
命も大幅に延びることになる。さらに部品精度のバラツ
キやそり等が多少あっても、ヘッドの後端をヘッド水平
支持部材で支持するので、ヘッドの水平度も確保される
。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば、ヘッドの位置決
めがスムーズに行なわれ、かつヘッドの水平度が確実に
保持されるので、発熱素子部が記録紙に均一な圧力で当
接し、画像品質が向上する。

また、ヘッド自体の寿命を延ばし、他の精密部品を保護
することができるなどの利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の構成図、第２図及び第３
図は、それぞれ従来例の構成図、第４図及び第５図は、
欠点を説明する図である。１　・・・サーマルヘッド、　　２　・・・プラテン、
３　・・・ブラケット、　　５　・・・ヘッド支持ピン
、６　・・・長穴、　９　・・・スプリング、　　１０
・・・側板、　１１・・・ヘッド位置決めガイド溝、工
２・・・位置決めピン、　１４・・・ヘッド水平支持部
材。特許出願人　　株式会社　リ　コー第１図＋６３・　フ゛？ケット　　　　　　　　　５　・　ヘッド
１片ビン６・　＆　久　　　　　　　　　　　　９′・
・　又フ゛リンフ１１０・　イ費）＾良　　　　　　　
　　　　　１１　　ヘ１Ｆ伯ム蔓＊ｒ＋１力゛イド１１
１２゛′位ＩＬ天のし°ｙ　　　　　１４・・へ、ド永
そ良特仲材第２図

Claims

【特許請求の範囲】

プラテン上を搬送される感熱記録紙にライン走査型サー
マルヘッドを圧接して記録する記録装置において、前記
サーマルヘッドの発熱素子部をプラテン上に位置決めす
るヘッド位置決め機構部と、前記プラテンに圧接したと
きの発熱素子部が略水平に維持されるようにサーマルヘ
ッドを支持するヘッド水平支持機構部とを備え、かつ前
記ヘッド位置決め機構部とヘッド水平支持機構部とが同
一基体上に固設されていることを特徴とするサーマルヘ
ッド取付装置。