JPH03276958A - イメージスキャナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は画像入力装置として用いられているカラーイメ
ージスキャナの構造に関する。

〔従来の技術〕

第４図は従来のこの種のイメージスキャナの原稿読取り
機構部分を模式的に示したもので、１は原稿Ａを載せる
プラテンガラス、２は原稿１に光を照射する蛍光灯等の
光源、３はロッドレンズアレイ、４はレンズカバー５は
密着型イメージセンサであって、キャリッジ１０の基台
１０Ａ上に搭載されており、ロッドレンズアレイ３を通
過した原稿Ａからの反射光０を受け、その光の強弱を対
応する電気信号に変換して画像処理装置（図示しない）
に供給する。

この原稿読取り機構部分は第５図に示す如くキャリッジ
１０に搭載されており、このキャリッジ１０はスキャナ
ケース２０に支持されたスライド軸２１に案内されて往
復移動する。即ち、キャリッジ１０はケース２０に固定
・支持されたレール２２上を転勤するロ−ル１１と上記
スライド軸２１に係合するスライダ１２を有し、図示し
ない駆動モータにより伝達機構（プーリ装置）を介して
往復駆動される。

〔発明が解決しようとする課８］ このロッドレンズアレイを使用する場合には、その焦点
深度が例えば±（０，５〜Ｏ，’６　）ｍｍ程度と非常
に浅く、この焦点深度が許容範囲から外れると、ＭＴＦ
　（画像情報の伝達関数）が低下して画像ボケが生じる
ので、プラテンガラス１とロッドレンズアレイ３間の距
離がキャリッジ移動範囲において常に高精度に一定であ
ることが好ましいが、プラテンガラス１もキャリッジ１
０もケース２０に支持されているので、キャリッジ１０
の上記移動範囲内において焦点深度が許容値から外れな
いようにするためには、プラテンガラス１、スライド軸
２１、レール２２を取付け、上記駆動モータやプーリー
装置を収納するケース２０を変形不能に堅牢で、かつ組
立精度の高い構造とする必要がある。

しかしながら、このような要求を満たそうとすると、板
金加工では難しいので、高価になる上、相当に重くなる
という問題があった。

本発明は上記問題を解消するためになされたもので、ス
キャナケースの変形等の機械的構造に起因する焦点深度
のずれを防止することができるイメージスキャナを提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するため、プラテンガラスを取
付けられたケース内に、画像読取り機構を搭載したキャ
リッジを収納し、このキャリッジが上記ケース内を並行
して伸びる第１のガイド体と第２のガイド体にそれぞれ
係合して案内される第１の係合子と第２の係合子をキャ
リッジ基台に有し、上記第１の係合子が駆動機構から駆
動力を伝達される係合子であるイメージスキャナにおい
て、上記第２の係合子はばねを介在して上記キャリッジ
基台の上記第２のレール側端部を支承し、このキャリッ
ジ基台の上記第２のレール側端部上には、上記ばねの弾
力により上記プラテンガラスの側端部裏面に圧接係合す
る追随ローラを備えた間隔規制機構を設けたもものであ
る。

〔作用〕

本発明では、プラテンガラスとキャリッジ基台との間に
は間隔規制機構が介在するので、プラテンガラスの第２
のガイド体側が基準面に対して下降傾斜したりしていて
も、その分、キャリッジがばねの弾力に抗して押し下げ
らで、プラテンガラスとキャリッジ基台との間は規定の
間隔に維持される。

〔実施例〕

以下、本発明の１実施例を図面を参照して説明する。

第１図および第２図において、３０は駆動モータであっ
て、タイミングプーリ４１．４２およびタイミングベル
ト４３を介して駆動プーリ４４を駆動する。４５は従動
プーリであり、該従動プーリ４４と駆動プーリ４５の画
プーリ間に亘って、駆動ロープ４６が張架され、この駆
動ロー１４６に、スライダ１２に設けたローブラッチ１
３が連結される。

キャリッジ１０のキャリッジ基台１０Ａの巾方向−側端
側はスライダ１２を介しスライド軸２１で受けられ、他
側端はばね５１、摺動型の■溝ロール５２を介しガイド
レール５３で受けられている。■溝ロール５２は、キャ
リッジ基台１０Ａの裏面側に、開口側を下向きにして取
着された断面　字型のばね押え５６内に上下変位可能に
保持されており、第３図に示す如く、この上下変位可能
にするため、上下向きの長孔５２Ａを設けて、この長孔
５２Ａに固定スタッド５４を通している。

ばね５１は、その一端かばね押え５６の裏面に係合し他
端はＶ溝ロール５２に形成した縦孔５２Ｂ内に伸びて、
ばね押え５６と■溝ロール５２により圧縮されている。

キャリッジ基台１０Ａの表面側の、■溝ロル５２とほぼ
対向する部分に、高さＬの間隔規制機構が設けられ、こ
の間隔規制機構はロールホルダ５７と、このロールホル
ダ５７に支持され、プラテンガラス１の裏面に圧接する
追随ロール５８からなる。他の構成は第３図のものと同
じであるので、同一要素には同一符号を付して示しであ
る。

この構成においては、キャリッジ１０の移動中、追随ロ
ール５８がプラテンガラス１の裏面に係合して転動する
ので、何らかの理由でケース２０が歪み、プラテンガラ
ス１が、例えば第２図において左端側下降傾斜している
場合には、キャリジ基台１０Ａの左端側に、間隔規制機
構を通して下向きの力が作用し、この力に対応する高さ
だけばね５１が圧縮されるとになり、キャリッジＩＯＡ
もプラテンガラス１の傾きに対応して傾くことになる。

また、逆に、プラテンガラス１が上方傾斜している場合
には、その分、ばね５１が伸びて、上記上方傾斜分を該
ばね５１が補うことになる。

従って、本実施例では、キャリッジ基台１０Ａがスライ
ド軸２１を支点として回動状に変位可能であり、キャリ
ッジ基台左端側は上記間隔規制機構と弾性支持機構によ
りプラテンガラス１の変位に追随して変位するので、ケ
ース変形等に起因する焦点深度のずれを防ぐことができ
、従って、ケース１０を変形不能に堅牢なものとしなく
ても、画像ぼけを防止することができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明した通り、キャリッジ基台の一方側端
側をばねを介し弾性的に支承するとともに該側端側に、
プラテンガラス裏面に係合する間隔規制機構を載せたこ
とにより、プラテンガラスの基準面に対するずれを上記
ばねが吸収してプラテンガラスとキャリッジ基台との間
隔は一定に維持するので、スキャナケースの変形等に起
因する前記画像ぼけを防止することができるので、スキ
ャナケースに高価な費用をかけなくても済む利点がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す断面図、第２図は第１
図における■−■矢視図、第３図は上記実施例における
要部の分解斜視図、第４図はイメージスキャナの画像読
取り機構部分を示す図、第５図は従来のイメージスキャ
ナのキャリッジガイド機構部分を示す図である。 １−プラテンガラス、１０−キャリッジ、１０Ａ−・−
キャリッジケース、１２−スライダ、２０−・−スキャ
ナケース、２１−第１のガイド体であるスライド軸、３
〇−駆動モータ、４１．４２−タイミングプーリ、４３
−タイミングベルト、４４−駆動プーリ、４５−従動プ
ーリ、４６−・駆動ローブ、５１−ばね、５２−１溝ロ
ール、５３−第２のガイド体であるレール、５６−ばね
押え、５７−・ロールホルダ、 ８ 追随口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 プラテンガラスを取付けられたケース内に 、画像読取り機構を搭載したキャリッジを収納し、この
   キャリッジが上記ケース内を並行して伸びる第１のガイ
   ド体と第２のガイド体にそれぞれ係合して案内される第
   １の係合子と第２の係合子をキャリッジ基台に有し、上
   記第１の係合子が駆動機構から駆動力を伝達される係合
   子であるイメージスキャナにおいて、上記第２の係合子
   はばねを介在して上記キャリッジ基台の上記第２のレー
   ル側端部を支承し、このキャリッジ基台の上記第２のレ
   ール側端部上には、上記ばねの弾力により上記プラテン
   ガラスの側端部裏面に圧接係合する追随ローラを備えた
   間隔規制機構が設けられていることを特徴とするイメー
   ジスキャナ。