JPS6310018Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、組立施工が極めて容易で、かつ堅牢
な間仕切りに関するものである。

室内に設けられる間仕切りは、堅牢で体裁のよ
いものは、構造が複雑であるとともに、組立施工
に熟練を要し、かつ面倒であり、また、構造が簡
単で組立施工が容易なものは、一般に強度が低
く、かつ体裁が悪かつた。

本考案は、上述の従来の間仕切りの欠点を解消
することを目的とするもので、以下添付の図面に
基いて具体的に説明する。

床面に左右方向に向けて敷設した、上面開口す
るチヤンネル状の基杆１の要所に、次記するよう
な複数の支持金具２における水平をなし、左右方
向に長手の基片３が、基杆１の水平片１ａと共
に、ねじ４をもつて、床面に固設されている。

基片３の中央に立設した、短寸の角筒状受筒５
の内上部には、下向Ｕ字形に屈曲する連結金具６
の下部が嵌着され、同じく左右両外側面には、平
面形横向Ｕ字形をなす受金具７，７が、固着され
ている。

連結金具６には、平面形が受筒５と同形等寸の
角管状支柱８の下部が外嵌されて、受筒５に支持
されている。

９は幅木で、側面形ほぼ下向Ｕ字形をなし、上
部水平片９ａの中央には、支柱８の前後幅と等幅
の係合突条１０が曲成され、両垂直片９ｂ，９ｂ
の左右両端は、水平片９ａより若干側方に突出し
ている。

支持金具２を挾む左右両幅木９，９の下部は、
上記基杆１に上方より外嵌するとともに、その側
端部は、支持金具２に側方より外嵌されて、受金
具７，７に支持され、かつ各突条１０の側端は、
受筒５の側面に当接するとともに、両幅木９，９
の端部同士は、受筒５の前後両面中央において当
接している。

１１はパネルで、その周面に切設した係合溝１
２は、上記支柱８と幅木９の突条１０に弛みなく
外嵌され、パネル１１の上端は、支柱８の上端よ
り若干上位に位置している。

各支柱８の上端は、前後幅が支柱８と等幅の角
管状の連結杆１３をもつて連結され、連結杆１３
は、パネル１１の上面の係合溝１２に嵌合してい
る。

１４は、支柱８と連結杆１３を結合するビス、
１５，１６は、それぞれ連結杆１３の上下両面に
穿設した、ビス１４の挿入孔と通孔、１７は、支
柱８の上端閉塞面に穿設した螺孔である。

連結杆１３の上面には、下面開口するチヤンネ
ル状をなし、前後幅がパネル１１の厚さと等しい
カバー１８が、ビス１９をもつて止着されてい
る。

２０，２１は、それぞれカバー１８と連結杆１
３の上面に穿設した、ビス１９の通孔と螺孔であ
る。

上述のように、本考案間仕切りは、各部材を相
互嵌合手段により結合して形成されているので、
組立施工が極めて容易であり、とくに、表面積の
大きいパネル１１は、全周面が両支柱８，８と幅
木９と連結杆１３で形成した枠体に嵌合してお
り、また幅木９は、前後両面が一体となつている
ので、堅牢であり、しかも体裁が良好である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案間仕切りの一実施例の正面
図、第２図は、パネルを取外した状態における第
１図Ａ−Ａ線拡大断面図、第３図は、本考案間仕
切りの支柱下部の拡大分解斜視図、第４図は、同
じく上部の拡大分解斜視図である。 １……基杆、１ａ……水平片、２……支持金
具、３……基片、４……ねじ、５……受筒、６…
…連結金具、７……受金具、８……支柱、９……
幅木、９ａ……水平片、９ｂ……垂直片、１０…
…突条、１１……パネル、１２……係合溝、１３
……連結杆、１４……ビス、１５……挿入孔、１
６……通孔、１７……螺孔、１８……カバー、１
９……ビス、２０……通孔、２１……螺孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 床面に敷設した基杆と、 基杆の要所上面に固着し、上方を向いて内上部
   に連結金具の下部を嵌設した角筒状受筒を備える
   支持金具と、 上面形が、支持金具の受筒と同形等大の角管状
   をなし、下端が、連結金具に外嵌する支柱と、 側面形がほぼ下向Ｕ字形をなし、上部水平片の
   中央に、全長にわたり、支柱の前後幅と等幅の係
   合突条を曲成し、両垂直片下部が、上記基杆に上
   方より外嵌し、側端部が、上記支持金具に側方よ
   り外嵌する幅木と、 前後幅が支柱と等幅の角管状をなして、各支柱
   の上面同士を連結する連結杆と、 周面に切設した係合溝が、両支柱と幅木と連結
   杆をもつて形成した枠体に嵌合するパネルと、 よりなる間仕切り。