JPS6299614A - エンジンの冷却構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、　産業上の利用分野 本発明は、エンジンの冷却構造に関するもので、詳しく
は、シリンダヘッドに冷却油を供給するようにしたエン
ジンの冷却構造に関する。

ｂ、　従来の技術とその問題点 従来より、シリンダヘッドに′冷却油を供給するように
したエンジンの冷却構造がある。

このような冷却構造では、シリンダヘッドに供給された
冷却油は、エンジンの外部に別途に付設されたホースあ
るいはパイプを介してクランクケース内に戻されるよう
になっている。

ところで、エンジン外部にホースあるいはパイプを配設
することは、部品点数を多くさせ、したがって、その組
立作業性を低下させる一因となっていた。

本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、組立作業
性を向上できるエンジンの冷却構造を提供することを目
的とする。

Ｃ１問題点を解決するための手段 本発明では、上記目的を達成するために、シリンダヘッ
ドに冷却油を供給するようにしたエンジンの冷却構造に
おいて、上記シリンダヘッド内に上記冷却油の溜め部を
形成するとともに、シリンダブロック内にオイル通路を
設け、上記溜め部から冷却油を上記オイル通路を介して
クランクケース内に戻すようにしている。

ｄ、　実施例 以下、本発明に係るエンジンの冷却構造の実施例につい
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例の要部を示す断面図である
。

本実施例のエンジンの冷却構造では、エンジン１のシリ
ンダヘッド２の上部に環状の冷却油溜め部３を形成して
いる。

この溜め部３は、シリンダヘッド２の中央に突設された
環状リブ４と、該環状リブの前後に位置される弁収容部
５．５，６，６．　と、その左右に位置されるリブ７．
８とによって囲まれて形成されている。

リブ７．８の一端には、切欠いて成る小さい門７ａ、　
８ａが形成されている。

リブ７とシリンダヘッド２の外壁２ａとの間にはオイル
通路９が形成されている。

また、リブ８と外壁２ａとの間には、カムシャフトＩＯ
とクランクシャフト１１とを連絡するタイミングチェー
ン１２の挿通孔１３が形成されている。

また、シリンダブロック１４には、タイミングチェーン
１２挿通用の孔１５が孔１３に対応して形成されるとと
もに、シリンダヘッド２のオイル通路９に対応してオイ
ル通路１６が形成されている。

クランクケース１７にもタイミングチェーン１２の挿通
用孔１８が孔１５に対応して形成されるとともに、シリ
ンダブロック１４のオイル通路１６に対応してオイル通
路Ｉ９が形成されている。

クランクシャフト１１の一方端には、スタータギヤ２０
が取付けられている。

このスタータギヤ２０は、断面が皿状に形成されており
、これによって、クランクシャフト１１が嵌入された一
方のベアリング２１を支持するクランクケース１７の上
部リブ１７ａ　とともに、漏斗形状のオイル人口２２を
形成している。

シリンダヘッド２とヘッドカバー２３とによって形成さ
れる室２４は、孔１３．１５．１８　　を介してクラン
クケース１７内に連通されるとともに、他方、オイル通
路９．１６．１９を介してオイル人口２２に連通されて
いる。

また、シリンダヘッド２のリブ８側には雌ネジ孔２５を
有するボス２６が形成されている。

このボス２６には、ボルト２７によって略し字状のもの
で一端部２８ａが長く延設されたオイルガイドプレート
２８が取付けられている。

オイルガイドプレート２８の一端部２８ａの両側端縁に
は棒状のゴム２９が配設されている。

オイルガイドプレート２８は、タイミングチェーン１２
と、ＴＬ１３．１５．１８の内側壁１３ａ、　１５ａ、
　１８ａ　との間に配置されている。

さらに、オイルガイドプレート２８の両側のゴム２９、
２９は内側壁１３ａ、　１５ａ、　１８ａの突出部分に
当接され、それによって、該オイルガイドプレート２８
と内側壁１３ａ、　１５ａ、　１８ａ　との間にオイル
通路３ｏが形成されている。

また、クランクケース１７のベアリング２１側の外側面
３１には、ベアリング２１を取り巻くように突条３２が
形成されている。

この突条３２は、スタータギヤ２０に当接されるが、あ
るいはわずかに離間されている。

なお、第１図および第２図において、３３はシリンダヘ
ッド２に冷却油を供給するパイプ、３４は発電機、３５
はピストン、３６はスリーブである。

このような冷却構造によると、パイプ３３．３３を介し
て図示しないポンプによって圧送されてくる冷却油は、
オイル溜め部３に一時貯留されてシリンダヘッド２の冷
却に供された後、門８ａおよびオイル通路３０を介して
クランクケース１７内に流れるとともに、他方、門７ａ
およびオイル通路９，１６゜１９を介してクランクケー
ス１７内のオイル人口２２に供給される。

冷却油のオイル通路３０の通過に当たり、この冷却油の
タイミングチェーン１２へのふりかがりが防止され、オ
イル通路３０内の流れが乱されることがなくスムーズに
行なわれるとともに、該冷却油は、シリンダブロック２
およびスリーブ３６を冷却する。

また、同様に、オイル通路９．１６．１９を流れる冷却
油は、シリンダブロック２およびスリーブ３６を冷却し
、さらに、オイル人口２２からスタータギヤ２０とベア
リング２１の間の少な（とも突条３２によって囲まれた
部分を満たし、主にクランクシャフト１１とスタータギ
ヤ２０との間に配設されたニードルベアリング３７に潤
滑油として供給される。

ｅ、　発明の詳細 な説明したように、本発明に係るエンジンの冷却構造に
よれば、シリンダブロック内にオイル通路を設け、該オ
イル通路を介してシリンダヘッドに供給される冷却油を
クランクケース内に戻すようにしているため、ホースあ
るいはパイプ等が不必要になり、これによって部品点数
を低減でき、その組立作業性を向上させることができる
。

また、上記オイル通路をシリンダブロックに設けること
により、冷却油をシリンダヘッドからクランクケース内
に戻す途中でシリンダブロック等の冷却を行なうことが
でき、したがって、スリーブの焼付等を防止でき、冷却
油の有効利用を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明に係るエンジンの冷却構造
の一実施例の要部を示すもので、第１図はその縦断面図
、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図である。 １・・・エンジン、　　　　　２・・・シリンダヘッド
、３・・・溜め部、　　　　　　４・・・環状リプ、７
．８・・・リブ、 ９、１６．１９．３０・・・オイル通路、１４・・・シ
リンダブロック、１７・・・クランクケース、２８・・
・オイルガイドプレート。 特許出願人　　鈴木自動車工業株式会社（ほか２名） 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シリンダヘッドに冷却油を供給するようにしたエンジン
   の冷却構造において、上記シリンダヘッド内に上記冷却
   油の溜め部を形成するとともに、シリンダブロック内に
   オイル通路を設け、上記溜め部から冷却油を上記オイル
   通路を介してクランクケース内に戻すようにしたことを
   特徴とするエンジンの冷却構造。