JPS6299393A - 新規アラビノヌクレオシド−リン脂質複合体 - Google Patents
新規アラビノヌクレオシド−リン脂質複合体Info
- Publication number
- JPS6299393A JPS6299393A JP23769585A JP23769585A JPS6299393A JP S6299393 A JPS6299393 A JP S6299393A JP 23769585 A JP23769585 A JP 23769585A JP 23769585 A JP23769585 A JP 23769585A JP S6299393 A JPS6299393 A JP S6299393A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- residue
- arabinonucleoside
- nucleoside
- novel
- phospholipid complex
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規アラビノヌクレオシド−リン脂’R?M合
体またはその塩に関する。さらに詳しくは、本発明は一
ド記一般式(13 %式% (ただし式中、R2およびR2はc+6−zoの長鎮脂
肪酸残基を示し、N、はアラビノシルシトシン基、アラ
ビノシル−5−フルオロシトシン残基、アラビノジルア
デニン残基およびアラビノシルチミン残基からなる群よ
り選ばれたヌクレオシド残基を示す)で表はされるアラ
ビノヌクレオシド−リン脂′a複合体またはその塩に関
する。
体またはその塩に関する。さらに詳しくは、本発明は一
ド記一般式(13 %式% (ただし式中、R2およびR2はc+6−zoの長鎮脂
肪酸残基を示し、N、はアラビノシルシトシン基、アラ
ビノシル−5−フルオロシトシン残基、アラビノジルア
デニン残基およびアラビノシルチミン残基からなる群よ
り選ばれたヌクレオシド残基を示す)で表はされるアラ
ビノヌクレオシド−リン脂′a複合体またはその塩に関
する。
ヌクレオシド系抗腫瘍剤は、種々の型の84瘍細胞の化
学療法に有用な薬剤として従来から広く臨床に応用され
てきた。しかしながら、抗腫瘍化学療法剤としての応用
において、いくつかの問題点が指摘されている。即ち、
これらヌクレオシド系抗腫瘍剤の作用機作として生体内
で、ヌクレオシドの5°位水酸基がリン酸化を受けない
限り作用を発現し得ない。また加リン酸分解、脱アミノ
化等の不活化を受は急速に不活性な物質に分解されやす
いこと、腫瘍細胞がこれら抗ll!1i瘍剤に抵抗性を
有するようになること、分裂しつつある正常細胞に対し
ても毒性をあられすことなど種々の欠点があった。この
ようなヌクレオシド系抗腫瘍剤の欠点を改善する目的で
種々のヌクレオシド誘4体が合成されてきた。一方、C
DPジアシルグリセロールが、生体のグリセロリン脂質
の生合成中間体として重要な役割を演じていることから
そのアナローブとして、アラビノシルシトシン−リン脂
質複合体が、化学的に合成され、ある程度の抗腫瘍効果
が認められていた( Biochimica et 8
iop−hysica Acta、 619(1980
) 619−631.J、 Med、 Ch−eta、
、 1982.25.1322−1329)。
学療法に有用な薬剤として従来から広く臨床に応用され
てきた。しかしながら、抗腫瘍化学療法剤としての応用
において、いくつかの問題点が指摘されている。即ち、
これらヌクレオシド系抗腫瘍剤の作用機作として生体内
で、ヌクレオシドの5°位水酸基がリン酸化を受けない
限り作用を発現し得ない。また加リン酸分解、脱アミノ
化等の不活化を受は急速に不活性な物質に分解されやす
いこと、腫瘍細胞がこれら抗ll!1i瘍剤に抵抗性を
有するようになること、分裂しつつある正常細胞に対し
ても毒性をあられすことなど種々の欠点があった。この
ようなヌクレオシド系抗腫瘍剤の欠点を改善する目的で
種々のヌクレオシド誘4体が合成されてきた。一方、C
DPジアシルグリセロールが、生体のグリセロリン脂質
の生合成中間体として重要な役割を演じていることから
そのアナローブとして、アラビノシルシトシン−リン脂
質複合体が、化学的に合成され、ある程度の抗腫瘍効果
が認められていた( Biochimica et 8
iop−hysica Acta、 619(1980
) 619−631.J、 Med、 Ch−eta、
、 1982.25.1322−1329)。
上述したようなりボヌクレオシドは化学的合成法で合成
されているがために、その合成には多段階反応工程を必
要とし、従って収率も低くしかも工程も煩雑であった。
されているがために、その合成には多段階反応工程を必
要とし、従って収率も低くしかも工程も煩雑であった。
また、そのためにリン脂質−ヌクレオシド誘導体のヌク
レオシド残基成分としてシトシンアラビノシドの例しか
なく、他のヌクレオシド残基を有するリン脂質−ヌクレ
オシド複合体の合成が望まれる。
レオシド残基成分としてシトシンアラビノシドの例しか
なく、他のヌクレオシド残基を有するリン脂質−ヌクレ
オシド複合体の合成が望まれる。
c問題点を解決するための手段〕
このような欠点を解決するための一手段とじては、シト
シンアラビノシド以外のヌクレオシド化合物を使用すれ
ばよいのであるが、それらのリン脂質−ヌクレオシド複
合体を化学的に合成するには多段階の合成工程を必要と
し、反応条件も設定し難<、合成は実質上困難であった
。
シンアラビノシド以外のヌクレオシド化合物を使用すれ
ばよいのであるが、それらのリン脂質−ヌクレオシド複
合体を化学的に合成するには多段階の合成工程を必要と
し、反応条件も設定し難<、合成は実質上困難であった
。
本発明者らは、このような欠点を有する合成法を改善し
てリン脂質−ヌクレオシド複合体を合成し、前記公知の
抗腫瘍剤よりもすぐれた物質を得ようとして研究を重ね
た結果、グリセロリン脂質とヌクレオシドをホスホリパ
ーゼDの存在下反応させるごとにより、ヌクレオシドの
一級アルコール基とグリセロリン脂質とが簡便に反応し
て合成されるリン脂質−ヌクレオシド複合体を得た(特
願昭60−78283号) 更に、本発明者らは抗腫瘍活性を有し、医薬として開発
の可能性もある化合物を得んとして研究を進め、先に見
出した糖残基と異なる糖部分、即ちアラビノースをその
構造式中に存し、興味ある抗腫瘍スペクトルを有する一
般式(1)で表わせられる新規アラビノヌクレオシド−
リン脂質複合体を得たものである。
てリン脂質−ヌクレオシド複合体を合成し、前記公知の
抗腫瘍剤よりもすぐれた物質を得ようとして研究を重ね
た結果、グリセロリン脂質とヌクレオシドをホスホリパ
ーゼDの存在下反応させるごとにより、ヌクレオシドの
一級アルコール基とグリセロリン脂質とが簡便に反応し
て合成されるリン脂質−ヌクレオシド複合体を得た(特
願昭60−78283号) 更に、本発明者らは抗腫瘍活性を有し、医薬として開発
の可能性もある化合物を得んとして研究を進め、先に見
出した糖残基と異なる糖部分、即ちアラビノースをその
構造式中に存し、興味ある抗腫瘍スペクトルを有する一
般式(1)で表わせられる新規アラビノヌクレオシド−
リン脂質複合体を得たものである。
本発明は、上記の知晃に基づいて完成されたちので、下
記一般式(1) %式% (ただし式中、R+−、Rz % NSは前記と同じ基
を示す)で表わされるアラビノヌクレオシド−リン脂f
篠合体またはその塩である。
記一般式(1) %式% (ただし式中、R+−、Rz % NSは前記と同じ基
を示す)で表わされるアラビノヌクレオシド−リン脂f
篠合体またはその塩である。
まず、本発明の一般式[13で表はされるアラビノヌク
レオシド−リン脂質複合体を得るために用いられるグリ
セロリン脂質としては、例えば下記一般式[11)で表
わされるホスファチジルコリン系グリセロリン脂質があ
げられる。
レオシド−リン脂質複合体を得るために用いられるグリ
セロリン脂質としては、例えば下記一般式[11)で表
わされるホスファチジルコリン系グリセロリン脂質があ
げられる。
CHz−0−R+
CH−0−R。
CHz−0−P−0−R3
(ただし式中、R4およびR2は前記と同じ基を示し、
R1はコリン残基を示す) さらに一般式(II)で表はされるホスファチジルコリ
ン系グリセロリン脂質において、基R1、Rzは同一ま
たは異なった炭素数16−20の長鎖脂肪酸残基であり
、詳細には、例えばバルミトイル、ステアロイル、ドデ
カノイルなどの炭素数16−20の長鎖飽和脂肪酸残基
、パルミトオレオイル、オレオイル、リルオイル、アラ
キトニルなどの1−4つの不飽和結合を有する炭素数1
6−20の長鎖不飽和脂肪酸残基があげられる。
R1はコリン残基を示す) さらに一般式(II)で表はされるホスファチジルコリ
ン系グリセロリン脂質において、基R1、Rzは同一ま
たは異なった炭素数16−20の長鎖脂肪酸残基であり
、詳細には、例えばバルミトイル、ステアロイル、ドデ
カノイルなどの炭素数16−20の長鎖飽和脂肪酸残基
、パルミトオレオイル、オレオイル、リルオイル、アラ
キトニルなどの1−4つの不飽和結合を有する炭素数1
6−20の長鎖不飽和脂肪酸残基があげられる。
具体的にはR+およびR2がともにバルミトイル基で示
されるジパルミトイルホスファチジルコリン、R3およ
びR2がともにオレオイル基で示されるジオレオイルホ
スファチジルコリンなどの飽和または不飽和長鎖脂肪酸
残基を有するホスファチジルコリンがよい。またこれら
のR1およびR2の基を有するホスファチジルコリンは
、適宜炭素数16−20の脂肪酸を用いて合成して得た
ものでもよく、市販のものを用いてもよい。
されるジパルミトイルホスファチジルコリン、R3およ
びR2がともにオレオイル基で示されるジオレオイルホ
スファチジルコリンなどの飽和または不飽和長鎖脂肪酸
残基を有するホスファチジルコリンがよい。またこれら
のR1およびR2の基を有するホスファチジルコリンは
、適宜炭素数16−20の脂肪酸を用いて合成して得た
ものでもよく、市販のものを用いてもよい。
また本発明に使用されるヌクレオシドとしては、例えば
、アラビノシルシトシン、アラビノシル−5−フルオロ
シトシン、アラビノジルアデニンまたはアラビノシルチ
ミンがあげられる。さらに一般式(1)で表わされるア
ラビノヌクレオシド−リン脂質複合体を得るためには、
前記のグリセロリン脂質とヌクレオシドとを金属イオン
の存在下、ホスホリパーゼDを用いて溶媒中で反応せし
めればよい。用いられるホスホリパーゼDとしては、例
えばストレプトミセス属に属するストレプトミセス・ニ
ス・ピー・A A 586 (Streptom−y
ces sp −AA586 ; FERM P−6
100)由来のホスホリパーゼD−P (特開昭58−
152481号公報、東洋醸造社製カタログ番号P−3
9)が好ましい。またその使用量は、ホスファチジルコ
リンl m g当たりホスホリパーゼD0.01jB位
以上、好ましくは1−10(1位である。さらに用いら
れる溶媒としては、例えばエーテル、ベンゼンまたはク
ロロホルムなどの有機溶媒とpH4−9の緩衝液、好ま
しくは100mM酢酸緩衝液(pH5,6)の有機溶媒
層−水層の二層系溶媒やジメチルホルムアミドやジメチ
ルスルホキシドと上記緩衝液との混合溶媒の−Jul均
−系溶媒があげられる。さにまた金属イオン形成のため
の水溶性塩類としては、通常塩化カルシウムが用いられ
、その他の金属イオンとしては特開昭58−15248
1号公報に記載の酵素活性を阻害しないものを用いても
よい。また反応温度は通常30−5060で、反応時間
は30分−5時間で充分である。このようにして得られ
たアラビノヌクレオシド−リン脂質複合体は、分液法お
よびシリカゲルクロマトグラフィーにより簡便に精製す
ることができる。
、アラビノシルシトシン、アラビノシル−5−フルオロ
シトシン、アラビノジルアデニンまたはアラビノシルチ
ミンがあげられる。さらに一般式(1)で表わされるア
ラビノヌクレオシド−リン脂質複合体を得るためには、
前記のグリセロリン脂質とヌクレオシドとを金属イオン
の存在下、ホスホリパーゼDを用いて溶媒中で反応せし
めればよい。用いられるホスホリパーゼDとしては、例
えばストレプトミセス属に属するストレプトミセス・ニ
ス・ピー・A A 586 (Streptom−y
ces sp −AA586 ; FERM P−6
100)由来のホスホリパーゼD−P (特開昭58−
152481号公報、東洋醸造社製カタログ番号P−3
9)が好ましい。またその使用量は、ホスファチジルコ
リンl m g当たりホスホリパーゼD0.01jB位
以上、好ましくは1−10(1位である。さらに用いら
れる溶媒としては、例えばエーテル、ベンゼンまたはク
ロロホルムなどの有機溶媒とpH4−9の緩衝液、好ま
しくは100mM酢酸緩衝液(pH5,6)の有機溶媒
層−水層の二層系溶媒やジメチルホルムアミドやジメチ
ルスルホキシドと上記緩衝液との混合溶媒の−Jul均
−系溶媒があげられる。さにまた金属イオン形成のため
の水溶性塩類としては、通常塩化カルシウムが用いられ
、その他の金属イオンとしては特開昭58−15248
1号公報に記載の酵素活性を阻害しないものを用いても
よい。また反応温度は通常30−5060で、反応時間
は30分−5時間で充分である。このようにして得られ
たアラビノヌクレオシド−リン脂質複合体は、分液法お
よびシリカゲルクロマトグラフィーにより簡便に精製す
ることができる。
以上述べたような本発明のアラビノヌクレオシド−リン
脂質複合体の一段工程合成法は、以下のように示される
。
脂質複合体の一段工程合成法は、以下のように示される
。
C11□−〇−R。
■
C1l −0−R2+ Ns −0HC1h−0
−R+ 0!1 このようにして得られたアラビノヌクレオシド−リン脂
質複合体は、リン脂質のリン酸基の部分と、用いたヌク
レオシドの5°位の一級水酸基の部分が結合したもので
ある。さらに本誘導体は、ナトリウム塩などの無毒性塩
となすこともでき、一般に注射用蒸溜水に懸濁して投与
することができる。
−R+ 0!1 このようにして得られたアラビノヌクレオシド−リン脂
質複合体は、リン脂質のリン酸基の部分と、用いたヌク
レオシドの5°位の一級水酸基の部分が結合したもので
ある。さらに本誘導体は、ナトリウム塩などの無毒性塩
となすこともでき、一般に注射用蒸溜水に懸濁して投与
することができる。
ごのようにして得られた本発明のアラビノヌクレオシド
−リン脂質複合体は、元の原料として用いたヌクレオシ
ドと比較して、脂溶性が大きいため生体内に長時間溜ま
り(従って活性が持続することになる)、デアミネーシ
ョン、ホスホリレーション、還元等の不活性化を受けに
(い、生体膜への親和性が高まる、キナーゼの関与なし
に抗腫瘍性ヌクレオシドの5′ −モノリン酸体が細胞
内で生成する、等の利点があり、活性が持続、増強され
、毒性が低くなる。
−リン脂質複合体は、元の原料として用いたヌクレオシ
ドと比較して、脂溶性が大きいため生体内に長時間溜ま
り(従って活性が持続することになる)、デアミネーシ
ョン、ホスホリレーション、還元等の不活性化を受けに
(い、生体膜への親和性が高まる、キナーゼの関与なし
に抗腫瘍性ヌクレオシドの5′ −モノリン酸体が細胞
内で生成する、等の利点があり、活性が持続、増強され
、毒性が低くなる。
本発明の新規アラビノヌクレオシド−リン脂質複合体は
、後に示すように生体内(in viν0 )での顕著
な抗腫瘍作用が認められる。また、更に抗ウィルス活性
も認められる。
、後に示すように生体内(in viν0 )での顕著
な抗腫瘍作用が認められる。また、更に抗ウィルス活性
も認められる。
本発明のアラビノヌクレオシド−リン脂質複合体につい
てP−388白血病(leukemiap −388c
arcinoma )に対する抗腫瘍活性を調べた結果
を以下に示す。
てP−388白血病(leukemiap −388c
arcinoma )に対する抗腫瘍活性を調べた結果
を以下に示す。
く抗腫瘍作用〉
(1)試料:
表1中にボす。
(2)動物:
口叶、マウス、5−6a令、雄、1群5匹、対照群(非
薬物投与群)7匹。
薬物投与群)7匹。
(3)腫瘍細胞:
P−388白血病細胞:lX10b10゜2mA4:B
叶、マウ スの腹腔内に移植 (4)試料調製投与スケジュール: 各試料を超音波処理によりトリス塩酸緩衝化食塩水に懸
濁。マウス体重、10 g当たり0.1mj2を投与。
叶、マウ スの腹腔内に移植 (4)試料調製投与スケジュール: 各試料を超音波処理によりトリス塩酸緩衝化食塩水に懸
濁。マウス体重、10 g当たり0.1mj2を投与。
調製試料は遮光して4°Cで保存。試料投与量は試験成
績表に示投与:P−388白簡病:腫鵬移植の翌日より
1日1回、5日投与。
績表に示投与:P−388白簡病:腫鵬移植の翌日より
1日1回、5日投与。
試料投与量は試験成績表に示す。
(5)延命率は以下により求めた。
試料投与群の平均延命日数
延命率(11、S)(χ)=□
対照群の平均生存日数
× 100
対照群平均生存日数:
P−388白血病移植群ニア、57−
7.614
害圀j秒IL
以ドに本発明の実施例を挙げて具体的に述べるが、本発
明は何らこれらによって限定されるものではない。
明は何らこれらによって限定されるものではない。
実施例1
アラビノシル−5−フルオロシトシン783mF!、<
6当量)を、100mM塩化カルシウム含有1100r
n酢酸緩衝液(pH5,4)6m#に溶解し、45°C
水浴中で5分間攪拌した。これに、ホスホリパーゼD−
P (ストレプトミセス属由来、東洋醸造社製)10m
gC比活性=160車位/mg)およびジパルミトイル
ホスファチジルコリン367mg (0,5mM)を2
0m1クロロホルム(Merck社製:液体クロマトグ
ラフィー川)に溶解した溶液を加え、45 Cにて、3
時間攪拌して反応せしめた。反応後反応液を冷却した。
6当量)を、100mM塩化カルシウム含有1100r
n酢酸緩衝液(pH5,4)6m#に溶解し、45°C
水浴中で5分間攪拌した。これに、ホスホリパーゼD−
P (ストレプトミセス属由来、東洋醸造社製)10m
gC比活性=160車位/mg)およびジパルミトイル
ホスファチジルコリン367mg (0,5mM)を2
0m1クロロホルム(Merck社製:液体クロマトグ
ラフィー川)に溶解した溶液を加え、45 Cにて、3
時間攪拌して反応せしめた。反応後反応液を冷却した。
この反応液にI N tr C!! 6 m l、
クロロホルム20mβお、j、びメタノール’l Q
m jl!を加えて分液して有機J〆を回収した。有機
層を水洗した後減圧乾固した。残渣にエタノールを加え
て減圧乾固を2回行った後、残渣を少瞳のクロロホルム
に溶かし、フラッシュカラム(Merck社・シリカゲ
ル^rt9385、直径2 cmX 12 cm)にチ
ャージして、クロロホルムから、クロロホルム:メタノ
ール混液(20:1)、同(10:1)、同(5: 1
) 、同(3: l) 、同(2: 1)の順にて展開
溶出した。目的物を含む溶出液区分を減圧乾固した後、
クロロホルム−メタノール(2:l)混液25mffに
溶解して、水5 m lで分液後行機溶媒層を回収し、
減圧乾固して目的化合物156mg(収率35.0%)
を得た。
クロロホルム20mβお、j、びメタノール’l Q
m jl!を加えて分液して有機J〆を回収した。有機
層を水洗した後減圧乾固した。残渣にエタノールを加え
て減圧乾固を2回行った後、残渣を少瞳のクロロホルム
に溶かし、フラッシュカラム(Merck社・シリカゲ
ル^rt9385、直径2 cmX 12 cm)にチ
ャージして、クロロホルムから、クロロホルム:メタノ
ール混液(20:1)、同(10:1)、同(5: 1
) 、同(3: l) 、同(2: 1)の順にて展開
溶出した。目的物を含む溶出液区分を減圧乾固した後、
クロロホルム−メタノール(2:l)混液25mffに
溶解して、水5 m lで分液後行機溶媒層を回収し、
減圧乾固して目的化合物156mg(収率35.0%)
を得た。
UV吸収スペクトルλrnax:284.240nm(
クロロホルム:メタノール=20:1中にて測定)、 1” A Bマススペクトル:m/e914(M+Na
)、 Rf値:0.31(クロロホルム:メタノール:水−6
5:25:3を展開溶媒とし、Merck社製Art5
715プレートを使用し、スポットはU■ランプおよび
モリブデン青試薬により検出した。なお以下の実施例中
のRf値の測定は同一条件にて行ったものである。) また本化合物の抗腫瘍活性は前記した通りであり、さら
にエールリッヒ腹水癌(Ehrlich asci−t
es carcinoma ) 2 x 10 ’個
、0.2mgをICRマウス腹腔内に投与後2日目から
本化合物30 m g / k gを1日1回、7日間
投与した場合の延命率(ILS)は60%以上であった
。また、急性毒性においてマウス150mg/kg投与
した結果、死亡例はみられなかった。
クロロホルム:メタノール=20:1中にて測定)、 1” A Bマススペクトル:m/e914(M+Na
)、 Rf値:0.31(クロロホルム:メタノール:水−6
5:25:3を展開溶媒とし、Merck社製Art5
715プレートを使用し、スポットはU■ランプおよび
モリブデン青試薬により検出した。なお以下の実施例中
のRf値の測定は同一条件にて行ったものである。) また本化合物の抗腫瘍活性は前記した通りであり、さら
にエールリッヒ腹水癌(Ehrlich asci−t
es carcinoma ) 2 x 10 ’個
、0.2mgをICRマウス腹腔内に投与後2日目から
本化合物30 m g / k gを1日1回、7日間
投与した場合の延命率(ILS)は60%以上であった
。また、急性毒性においてマウス150mg/kg投与
した結果、死亡例はみられなかった。
実施例2
アラビノシルチミン962mg(15当りを100mM
塩化カルシウムを含む100mM$酸緩衝液(pH5,
6)5mgに溶かし、45”C水浴中で10分間攪拌し
た。これに、ホスホリパーゼD−P5mgおよびL−α
−レシチンジオレイル200mg (0,263mM)
をl 0m7!のクロロホルム溶液として加え、45”
C水浴中で2時間攪拌して反応を行った0反応後反応液
を冷却した。この反応液に、メタノール8.3mg。
塩化カルシウムを含む100mM$酸緩衝液(pH5,
6)5mgに溶かし、45”C水浴中で10分間攪拌し
た。これに、ホスホリパーゼD−P5mgおよびL−α
−レシチンジオレイル200mg (0,263mM)
をl 0m7!のクロロホルム溶液として加え、45”
C水浴中で2時間攪拌して反応を行った0反応後反応液
を冷却した。この反応液に、メタノール8.3mg。
クロロホルム6.6mgを加えて分液し、有機層をさら
に水5 m lで洗って、有機層を減圧乾固した。残渣
にエタノール15mAを加えて溶解後、減圧乾固する操
作を2回くり返し、残渣をクロロホルムに溶解した。こ
のものをフラッシュカラム(Merck社、シリカゲル
Art9385 、直径2.5cmx l 2 cm)
にチャージして、クロロホルム:メタノール混液(15
:1)、同(10: 1)、更にクロロホルム:メタノ
ール:水(100:10:l)、同(TO:10:l)
、同(5o:10:1)の順で展開溶出した。目的物を
含む溶出液を減圧乾固後、クロロホルム:メタノール(
2: l) 25mItに溶解し、水5 m 12を加
えて、よく振った後分液し、有機溶媒層を減圧乾固し、
更にメタノールを加えて再び減圧乾固を行って、白色粉
末184mg(収率75.5%)を得た。
に水5 m lで洗って、有機層を減圧乾固した。残渣
にエタノール15mAを加えて溶解後、減圧乾固する操
作を2回くり返し、残渣をクロロホルムに溶解した。こ
のものをフラッシュカラム(Merck社、シリカゲル
Art9385 、直径2.5cmx l 2 cm)
にチャージして、クロロホルム:メタノール混液(15
:1)、同(10: 1)、更にクロロホルム:メタノ
ール:水(100:10:l)、同(TO:10:l)
、同(5o:10:1)の順で展開溶出した。目的物を
含む溶出液を減圧乾固後、クロロホルム:メタノール(
2: l) 25mItに溶解し、水5 m 12を加
えて、よく振った後分液し、有機溶媒層を減圧乾固し、
更にメタノールを加えて再び減圧乾固を行って、白色粉
末184mg(収率75.5%)を得た。
UV吸収スペクトルλmax=273nm(クロロホル
ム:メタノール=2031中にて測定)FAB7ススペ
クトル:m/e94B (M+Na)、 Rf値70.36 本化合物のマウスP−388白血病に対する抗腫;島効
果は前記した通りである。さらに実施例1に記載したと
同様の条件でマウスエールリッヒ腹水癌に対する抗1t
!1瘍効果を調べたところ、延命率は65.6%であっ
た。また、急性毒性において、マウスに150 m g
/ k g投与した結果、死亡例はみられなかった。
ム:メタノール=2031中にて測定)FAB7ススペ
クトル:m/e94B (M+Na)、 Rf値70.36 本化合物のマウスP−388白血病に対する抗腫;島効
果は前記した通りである。さらに実施例1に記載したと
同様の条件でマウスエールリッヒ腹水癌に対する抗1t
!1瘍効果を調べたところ、延命率は65.6%であっ
た。また、急性毒性において、マウスに150 m g
/ k g投与した結果、死亡例はみられなかった。
実施例3
実施例1において、アラビノシル−5−フルオロシトシ
ンの代わりにアラビノジルアデニンまたはアラビノシル
チミンを用いた他は、実施例1とほぼ同様に行って、そ
れぞれジパルミトイルホスファチジルアラビノシルアデ
ニン、およびジパルミトイルホスファチジルアラビノシ
ルチミンを得た。これらの化合物は抗ウィルス活性を有
し、また急性毒性において、マウス150 m g /
k g投与した結果、いずれも死亡例はみられなかっ
た。
ンの代わりにアラビノジルアデニンまたはアラビノシル
チミンを用いた他は、実施例1とほぼ同様に行って、そ
れぞれジパルミトイルホスファチジルアラビノシルアデ
ニン、およびジパルミトイルホスファチジルアラビノシ
ルチミンを得た。これらの化合物は抗ウィルス活性を有
し、また急性毒性において、マウス150 m g /
k g投与した結果、いずれも死亡例はみられなかっ
た。
ジパルミトイルホスファチジルアラビノシルアデニン
UV吸収スペクトルλmax=259nm(クロロホル
ム:メタノール=20:1中にて測定FABマススペク
トル: m/ e 898 (MH)+、820 (
M+Na)” Rf:Q、39 ジパルミトイルホスファチジン UV%収スペクトルλmax=269 (クロロホルム
:メタノール=20:1中にて測定)FAB?ススベク
トル:m/e911 (M+N a )” Rf値:0.46 手続ネili正書 昭和61年 2月21日
ム:メタノール=20:1中にて測定FABマススペク
トル: m/ e 898 (MH)+、820 (
M+Na)” Rf:Q、39 ジパルミトイルホスファチジン UV%収スペクトルλmax=269 (クロロホルム
:メタノール=20:1中にて測定)FAB?ススベク
トル:m/e911 (M+N a )” Rf値:0.46 手続ネili正書 昭和61年 2月21日
Claims (3)
- (1)下記一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (ただし式中、R_1およびR_2はC_1_6_−_
2_0の長鎖脂肪酸残基を示し、Nsはアラビノシルシ
トシン残基、アラビノシル−5−フルオロシトシン残基
、アラビノシルアデニン残基およびアラビノシルチミン
残基からなる群より選ばれたヌクレオシド残基を示す)
で表わされる新規アラビノヌクレオシド−リン脂質複合
体またはその塩。 - (2)一般式〔 I 〕において、R_1およびR_2が
パルミトイル基、Nsがアラビノシル−5−フルオロシ
トシン残基、アラビノシル−アデニン残基またはアラビ
ノシルチミン残基である特許請求の範囲第1項記載の新
規アラビノヌクレオシド−リン脂質複合体またはその塩
。 - (3)一般式〔 I 〕において、R_1およびR_2が
オレオイル基、Nsがアラビノシル−シトシン残基であ
る特許請求の範囲第1項記載の新規アラビノヌクレオシ
ド−リン脂質複合体またはその塩。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23769585A JPS6299393A (ja) | 1985-10-25 | 1985-10-25 | 新規アラビノヌクレオシド−リン脂質複合体 |
DE3612636A DE3612636C2 (de) | 1985-04-15 | 1986-04-15 | Nucleosid-Phospholipid-Komplexe |
GB08609112A GB2175588B (en) | 1985-04-15 | 1986-04-15 | Nucleoside-phospholipid conjugates |
IT20090/86A IT1188654B (it) | 1985-04-15 | 1986-04-15 | Coniugato nucleo side-fosfolipide |
FR8605371A FR2580283B1 (fr) | 1985-04-15 | 1986-04-15 | Nouveau conjugue nucleoside-phospholipide |
US06/852,881 US4797479A (en) | 1985-04-15 | 1986-04-15 | Nucleoside-phospholipid conjugate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23769585A JPS6299393A (ja) | 1985-10-25 | 1985-10-25 | 新規アラビノヌクレオシド−リン脂質複合体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6299393A true JPS6299393A (ja) | 1987-05-08 |
Family
ID=17019139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23769585A Pending JPS6299393A (ja) | 1985-04-15 | 1985-10-25 | 新規アラビノヌクレオシド−リン脂質複合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6299393A (ja) |
-
1985
- 1985-10-25 JP JP23769585A patent/JPS6299393A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4797479A (en) | Nucleoside-phospholipid conjugate | |
US5051499A (en) | Novel nucleoside-phospholipid conjugate | |
JPH07507068A (ja) | ホスホトリエステルタイプ生物学的活性化合物 | |
GB2053894A (en) | Benzodiazepines processes for producing them and compositions containing them | |
JPH06507644A (ja) | 抗癌剤としての2’−フルオロ−2−置換アデニニルアラビノシド | |
JPH0153880B2 (ja) | ||
DE4111730A1 (de) | Neue cytarabin-derivate, ihre herstellung und verwendung | |
EP0817790B1 (de) | Spezifische lipidkonjugate von nucleosid-diphosphaten und deren verwendung als arzneimittel | |
US3960840A (en) | Fluorescent derivatives of adenine-containing compounds | |
US4239905A (en) | 1-β-D-Arabinofuranosylcytosine-5'-oleyl phosphate and salts thereof | |
Shuto et al. | Nucleosides and nucleotides—CXXXVII. Antitumor phospholipids with 5-fluorouridine as a cytotoxic polar-head: Synthesis of 5′-phosphatidyl-5-fluorouridines by phospholipase d-catalyzed transphosphatidylation | |
JPS6299393A (ja) | 新規アラビノヌクレオシド−リン脂質複合体 | |
WO2009053654A2 (fr) | Prodrogues phosphoesters de la gemcitabine comme agents anticancereux | |
US5200515A (en) | 5'-trifluoromethyl-2'-deoxy-uridine phospholipid compounds | |
US5696097A (en) | Antineoplastic 5'-diacylglycerylphosphatidyl-2-deoxy-2'-methylenylcytidines and method of making | |
US4069382A (en) | 9-(5-O-Acyl-β-D-arabinofuranosyl)adenine compounds | |
JPS61176598A (ja) | シチジン−ジホスフエ−ト−コリンのアシル化誘導体、その製造方法及びその治療的使用 | |
JPH0560476B2 (ja) | ||
JPS61238793A (ja) | 新規リン脂質誘導体 | |
US4861873A (en) | 8-Chloroadenosine 3', 5'-cyclic monophosphate preparations | |
JPS61238797A (ja) | 新規な5−フルオロ−2′−デオキシウリジン−3′−ホスフエ−ト誘導体およびその塩 | |
JPH04210921A (ja) | 新規リン脂質・ヌクレオシド誘導体を有効成分とする抗腫瘍剤 | |
JPS6383093A (ja) | ヌクレオシド−リン脂質複合体 | |
JPH04210993A (ja) | 新規なリン脂質・ヌクレオシド誘導体 | |
JPH04211387A (ja) | ホスホリパーゼd−pによる塩基交換反応方法 |