JPS6297907A - 極細マルチフイラメントの製造法 - Google Patents
極細マルチフイラメントの製造法Info
- Publication number
- JPS6297907A JPS6297907A JP23694285A JP23694285A JPS6297907A JP S6297907 A JPS6297907 A JP S6297907A JP 23694285 A JP23694285 A JP 23694285A JP 23694285 A JP23694285 A JP 23694285A JP S6297907 A JPS6297907 A JP S6297907A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spinneret
- yarn
- cooling air
- denier
- rotary roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は単糸デニールが１．０デニール以下の極細マル
チフィラメントを通常の溶融紡糸方式゛ で紡糸操業性
よく得るための極細マルチフィラメントの製造法に関す
る。
チフィラメントを通常の溶融紡糸方式゛ で紡糸操業性
よく得るための極細マルチフィラメントの製造法に関す
る。
近年、極細マルチフィラメントは衣料用スェード、高密
度織物、フィルター等の素材として注目され又おり、極
細マルチフィラメントを通常の溶融紡糸法で製造しよう
と′する試みがなされている。しかしながら極細マルチ
フィラメントを通常の溶融紡糸法で製造するには、高度
の紡糸技術が必要であり、特に単糸デニール１．０デニ
ール以下というような極細マルチフィラメントを通常の
溶融紡糸法で製造しようとすると紡糸、延撚工程での著
しい糸切れを生じ、操業性を高めることは困難であった
。
度織物、フィルター等の素材として注目され又おり、極
細マルチフィラメントを通常の溶融紡糸法で製造しよう
と′する試みがなされている。しかしながら極細マルチ
フィラメントを通常の溶融紡糸法で製造するには、高度
の紡糸技術が必要であり、特に単糸デニール１．０デニ
ール以下というような極細マルチフィラメントを通常の
溶融紡糸法で製造しようとすると紡糸、延撚工程での著
しい糸切れを生じ、操業性を高めることは困難であった
。
すなわち、従来の溶融紡糸技術を用いて極細マルチフィ
ラメントを得るには、紡糸口金当りの吐出量を極めて少
なくするか、あるいはフィラメント数を極めて多くする
必要があるが、いずれの場合にも以下に述べるような問
題点を有していた。
ラメントを得るには、紡糸口金当りの吐出量を極めて少
なくするか、あるいはフィラメント数を極めて多くする
必要があるが、いずれの場合にも以下に述べるような問
題点を有していた。
例えば吐出量をある水準以上に維持し、フィラメント数
を多くする場合、多フィラメントに係る空気抵抗による
糸張力増大、不均一冷却等によって糸斑、ドラフト切れ
等の問題が生じ、他方フィラメント数を増やさずに吐出
量を少なくする場合、単孔当りの吐出量が極めて少なく
なるため吐出状態が極端に悪化し、雨ダレ現象となるた
め糸斑が増大し、紡糸糸切れ、延撚糸切れ等が多発した
。
を多くする場合、多フィラメントに係る空気抵抗による
糸張力増大、不均一冷却等によって糸斑、ドラフト切れ
等の問題が生じ、他方フィラメント数を増やさずに吐出
量を少なくする場合、単孔当りの吐出量が極めて少なく
なるため吐出状態が極端に悪化し、雨ダレ現象となるた
め糸斑が増大し、紡糸糸切れ、延撚糸切れ等が多発した
。
単糸デニールが１．０デニール以下の極細マルチフィラ
メントを得る方法としては、通常の溶融紡糸法が上記の
如く種々困難が伴なうため適当でなく、従って例えば特
公昭４４−１８３６９号公報に示されるようにポリマー
を２成分用いて海島繊維を得た後、海成分を溶解して極
細繊維束を得る方法、或いは特公昭４８−２８００５号
公報に示される多分割繊維とした後、分割処理を施し、
極細繊維束な得る方法などの特殊紡糸方式が提案されて
きた。
メントを得る方法としては、通常の溶融紡糸法が上記の
如く種々困難が伴なうため適当でなく、従って例えば特
公昭４４−１８３６９号公報に示されるようにポリマー
を２成分用いて海島繊維を得た後、海成分を溶解して極
細繊維束を得る方法、或いは特公昭４８−２８００５号
公報に示される多分割繊維とした後、分割処理を施し、
極細繊維束な得る方法などの特殊紡糸方式が提案されて
きた。
しかし、これらの方法では複合紡糸する設備が新たに必
要であり、また溶解処理、分割処理等の後処理が必要と
なるため高コストとなり、又、製造工程も複雑となる等
の問題があった。
要であり、また溶解処理、分割処理等の後処理が必要と
なるため高コストとなり、又、製造工程も複雑となる等
の問題があった。
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解７６し、均一
な極細マルチフィラメントを通常の溶融紡糸方式で極め
て安定に製造し得る新規な極細マルチフィラメントの製
造法を提供するにある。
な極細マルチフィラメントを通常の溶融紡糸方式で極め
て安定に製造し得る新規な極細マルチフィラメントの製
造法を提供するにある。
本発明は、単糸デニールが１．０デニール以下の極細マ
ルチフィラメントを溶融紡糸法により製造するに際し、
紡糸口金を通してポリマーを溶融吐出し、紡糸口金直下
で紡出糸条に冷却気流を吹き当てて冷却し、しかる後紡
糸口金下面から５０〜１００ｃｍの位置で回転ローラに
より油剤を糸条に付与して集束した後、巻取ることを特
徴とする極細マルチフィラメントの製造法にある。
ルチフィラメントを溶融紡糸法により製造するに際し、
紡糸口金を通してポリマーを溶融吐出し、紡糸口金直下
で紡出糸条に冷却気流を吹き当てて冷却し、しかる後紡
糸口金下面から５０〜１００ｃｍの位置で回転ローラに
より油剤を糸条に付与して集束した後、巻取ることを特
徴とする極細マルチフィラメントの製造法にある。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明で使用する紡糸
口金は特開昭６０−１０４５１０号公報で示す紡糸口金
、すなわち中央部にポリマーを導入するための一つの導
入孔を有し、且つ導入孔から放射状に分岐して各々口金
板の投数の吐出孔にポリマーを分配するための分配孔を
有する分配板を口金板の上面に接し工設けた紡糸口金を
使用するのが好ましく、かかる紡糸口金を使用すること
によって、複数の吐出孔へのポリマーの分配を均一に行
なうことが出来る。
口金は特開昭６０−１０４５１０号公報で示す紡糸口金
、すなわち中央部にポリマーを導入するための一つの導
入孔を有し、且つ導入孔から放射状に分岐して各々口金
板の投数の吐出孔にポリマーを分配するための分配孔を
有する分配板を口金板の上面に接し工設けた紡糸口金を
使用するのが好ましく、かかる紡糸口金を使用すること
によって、複数の吐出孔へのポリマーの分配を均一に行
なうことが出来る。
この場合、ポリマーとして分子量の低いポリマー、例え
ハ相対粘度〔２５℃のフェノール／テトラクロルエタン
＝１／１の混合溶媒中で測定〕が１．４０〜１．６０、
好ましくは１．４５〜１．５８のポリエステル系重合体
を使用するのが好ましく、これによりポリマーの流動性
が高くなりて、より一層均−な分配、延いては均一な吐
出が可能になり、且つ尚変形速度下での変形に追従し易
くなる。又、極細マルチフィラメントの溶融紡糸におい
ては紡出糸条の冷却速度が速いため、均一な冷却を行な
うには紡糸口金直下で紡出糸条に冷却気流を吹き当てて
冷却する必要がある。
ハ相対粘度〔２５℃のフェノール／テトラクロルエタン
＝１／１の混合溶媒中で測定〕が１．４０〜１．６０、
好ましくは１．４５〜１．５８のポリエステル系重合体
を使用するのが好ましく、これによりポリマーの流動性
が高くなりて、より一層均−な分配、延いては均一な吐
出が可能になり、且つ尚変形速度下での変形に追従し易
くなる。又、極細マルチフィラメントの溶融紡糸におい
ては紡出糸条の冷却速度が速いため、均一な冷却を行な
うには紡糸口金直下で紡出糸条に冷却気流を吹き当てて
冷却する必要がある。
史に本発明においては糸条の油剤伺与及び集束位置の設
定が極めて重要となり、空気抵抗からくる糸強力を抑制
し、糸形成の早期完了を図って変形固化点までに他から
の糸条に対する悪影響を受は難くするために、紡出糸条
への油剤付与を紡糸口金下面から５０〜１００ｃ＋ｙ＋
の位置のクエンチボックス内にて行なう必要があり、従
ってスペースの制約から小型の回転ローラによりて油剤
を付与することか必要である。そして油剤付着斑、ルー
プ等を避ける目的で集束ガイドを油剤付与の回転ローラ
の下方８〜２０ｃｒｒｔの位置に設けると同時に冷却気
流吹出し領域な油剤付与位置の直前迄とし、油剤付与位
置より下方は遮風することが必要である。
定が極めて重要となり、空気抵抗からくる糸強力を抑制
し、糸形成の早期完了を図って変形固化点までに他から
の糸条に対する悪影響を受は難くするために、紡出糸条
への油剤付与を紡糸口金下面から５０〜１００ｃ＋ｙ＋
の位置のクエンチボックス内にて行なう必要があり、従
ってスペースの制約から小型の回転ローラによりて油剤
を付与することか必要である。そして油剤付着斑、ルー
プ等を避ける目的で集束ガイドを油剤付与の回転ローラ
の下方８〜２０ｃｒｒｔの位置に設けると同時に冷却気
流吹出し領域な油剤付与位置の直前迄とし、油剤付与位
置より下方は遮風することが必要である。
かかる本発明の方法により極細マルチフィラメントを紡
糸糸切れがなく安定に紡糸することかでき、又延撚工程
での糸切れのない極細マルチフィラメントを操業性よく
得ることができる。
糸糸切れがなく安定に紡糸することかでき、又延撚工程
での糸切れのない極細マルチフィラメントを操業性よく
得ることができる。
以下実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例１
・相対粘度が１．５４８のポリエチレンテレフタレート
を２９３℃で溶融したのち、１３６個の孔径０，１６Ｂ
の吐出孔を有する紡糸口金板を設けた特開昭６０−１０
４５１０号公報に示す紡糸口金を用いて１８，２．１’
／分の吐出量で２３℃の空気中に押し出し、紡糸口金下
面より７５ｃｍ迄の領域で冷却気流を０．２ｍ／ｓｅｃ
の速度で吹当てた後、紡糸口金下面から８５ｃｒ！
Ｌ下方の位置であってクエンチボックス内に配置した回
転ローラにより油剤を付与し、この回転ローラ下１３０
に組込んだ集束ガイドで糸条を集束した後、１０００
ｍ７分の速度で巻取って１６０．５デニール／１３６フ
イラメントの未延伸糸を得た。
を２９３℃で溶融したのち、１３６個の孔径０，１６Ｂ
の吐出孔を有する紡糸口金板を設けた特開昭６０−１０
４５１０号公報に示す紡糸口金を用いて１８，２．１’
／分の吐出量で２３℃の空気中に押し出し、紡糸口金下
面より７５ｃｍ迄の領域で冷却気流を０．２ｍ／ｓｅｃ
の速度で吹当てた後、紡糸口金下面から８５ｃｒ！
Ｌ下方の位置であってクエンチボックス内に配置した回
転ローラにより油剤を付与し、この回転ローラ下１３０
に組込んだ集束ガイドで糸条を集束した後、１０００
ｍ７分の速度で巻取って１６０．５デニール／１３６フ
イラメントの未延伸糸を得た。
得られた未延伸糸を延伸倍率１，０１１Ｘ３，０３４倍
で延伸したところ、糸切れ、巻付きなく良好な５２．３
デニール／１３６フイラ、メント〔単糸デニール０．３
８５デニール〕の極細マルチフィラメント糸が得られた
。
で延伸したところ、糸切れ、巻付きなく良好な５２．３
デニール／１３６フイラ、メント〔単糸デニール０．３
８５デニール〕の極細マルチフィラメント糸が得られた
。
比較のため、通常の紡糸口金と相対粘肌１．６２５のポ
リエチレンテレフタレートを使用し、油剤付与及び集束
位置を紡糸口金下面から５５０ｃｍの位置にて行ない、
１０００ｍ／分の巻取速度で紡糸し、１，０１１ｘ２，
４０倍で延伸した結果を本発明の結果と共に第１表に記
した。
リエチレンテレフタレートを使用し、油剤付与及び集束
位置を紡糸口金下面から５５０ｃｍの位置にて行ない、
１０００ｍ／分の巻取速度で紡糸し、１，０１１ｘ２，
４０倍で延伸した結果を本発明の結果と共に第１表に記
した。
第 １ 表
〔発明の効果〕
本発明によれば、通常の溶融紡糸方式にて均一な極細マ
ルチフィラメントを極めて安定に製造することが出来る
のであって、その工業的効果は極めて大である。
ルチフィラメントを極めて安定に製造することが出来る
のであって、その工業的効果は極めて大である。
Claims (3)
- （１）単糸デニールが１．０デニール以下の極細マルチ
フィラメントを溶融紡糸法により製造するに際し、紡糸
口金を通してポリマーを溶融吐出し、紡糸口金直下で紡
出糸条に冷却気流を吹き当てて冷却し、しかる後紡糸口
金下面から５０〜１００ｃｍの位置で回転ローラにより
油剤を糸条に付与して集束し、巻取ることを特徴とする
極細マルチフィラメントの製造法。 - （２）油剤付与の回転ローラの下方８〜２０ｃｍの位置
に設けた集束ガイドにて糸条を集束する特許請求の範囲
第１項記載の極細マルチフィラメントの製造法。 - （３）冷却気流吹出し領域を油剤付与位置直前迄とし、
油剤付与位置より下方を遮風する特許請求の範囲第１項
記載の極細マルチフィラメントの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23694285A JPS6297907A (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 極細マルチフイラメントの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23694285A JPS6297907A (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 極細マルチフイラメントの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6297907A true JPS6297907A (ja) | 1987-05-07 |
Family
ID=17008029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23694285A Pending JPS6297907A (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 極細マルチフイラメントの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6297907A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5219506A (en) * | 1991-12-06 | 1993-06-15 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Preparing fine denier staple fibers |
-
1985
- 1985-10-23 JP JP23694285A patent/JPS6297907A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5219506A (en) * | 1991-12-06 | 1993-06-15 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Preparing fine denier staple fibers |
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