JPS6297240A - X線管用陽極構体及びその製造方法 - Google Patents
X線管用陽極構体及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS6297240A JPS6297240A JP23567585A JP23567585A JPS6297240A JP S6297240 A JPS6297240 A JP S6297240A JP 23567585 A JP23567585 A JP 23567585A JP 23567585 A JP23567585 A JP 23567585A JP S6297240 A JPS6297240 A JP S6297240A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anode
- brazing
- target
- face
- ray tube
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、固定陽極型XIfM管に使用して好適なX
線管用陽極構体及びその製造方法に関する。
線管用陽極構体及びその製造方法に関する。
一般にX線管、例えば固定陽極型X線管には陽極構体が
使用されているが、この陽極構体は、従来、第5図(、
) 、 (b)及び第6図(a) 、 (b)に示すよ
うに銅製の柱状陽極基体11と、この陽極基体1ノの一
端傾斜面に埋設された円板状陽極ターff、 ) 12
からなっている。
使用されているが、この陽極構体は、従来、第5図(、
) 、 (b)及び第6図(a) 、 (b)に示すよ
うに銅製の柱状陽極基体11と、この陽極基体1ノの一
端傾斜面に埋設された円板状陽極ターff、 ) 12
からなっている。
このような陽極構体を製造方法するには、従来、2つの
方法が実用化されている。即ち、キャスティング法(C
asting法)とろう接法である。先ずキャスティン
グ法は、第5図(a) 、 (b)に示すように、Mo
又はWからなるピン13で固定されている陽極ターゲッ
ト12に対し、銅から陽極基体1ノを溶融させ、気密封
止している。
方法が実用化されている。即ち、キャスティング法(C
asting法)とろう接法である。先ずキャスティン
グ法は、第5図(a) 、 (b)に示すように、Mo
又はWからなるピン13で固定されている陽極ターゲッ
ト12に対し、銅から陽極基体1ノを溶融させ、気密封
止している。
更に、ろう接法は第6図(a) 、 (b)に示すよう
に、予め陽極基体11の傾斜面に陽極ターゲット12が
入る凹部141!r:形成し、この凹部14の底面側に
、適当なろう材15をシート状又は置きろう等の方法で
ろう接によう陽極ターグツト12金接合している。
に、予め陽極基体11の傾斜面に陽極ターゲット12が
入る凹部141!r:形成し、この凹部14の底面側に
、適当なろう材15をシート状又は置きろう等の方法で
ろう接によう陽極ターグツト12金接合している。
ところが、これらの方法は、いずれも次に述べる欠点を
有している。
有している。
先ずキャスティング法では、鋼材からなる陽極基体11
を高周波加熱法、電熱法あるいはバーナー法等により、
融点以上に温度上昇させるため、高エネルギーを要し、
コストアップの原因となっている。又、鋼材を溶融する
ためのルッ?等の耐久性が短く、陽極構体製作の経費ア
ッグの主原因となっている。
を高周波加熱法、電熱法あるいはバーナー法等により、
融点以上に温度上昇させるため、高エネルギーを要し、
コストアップの原因となっている。又、鋼材を溶融する
ためのルッ?等の耐久性が短く、陽極構体製作の経費ア
ッグの主原因となっている。
次にろう接法では、ろう材溶融の際の気泡発生が原因と
なり、繰返し負荷による熱応力のためのターゲット剥が
れ、あるいは熱伝導率低下によるターゲット表面にクラ
ック全発生する。
なり、繰返し負荷による熱応力のためのターゲット剥が
れ、あるいは熱伝導率低下によるターゲット表面にクラ
ック全発生する。
又、陽極ターゲット12と陽極基体IJの隙間発生が、
不純物混入又は耐電圧低下の原因となり得る。
不純物混入又は耐電圧低下の原因となり得る。
この発明の目的は、ろう材溶融の除の気泡が確実に抜け
るように構成したX+1ii!管用陽極構体及びその製
造方法を提供することである。
るように構成したX+1ii!管用陽極構体及びその製
造方法を提供することである。
この発明は、陽極基体の端面に凹部が形成され、この凹
部に陽極ターゲットが埋設され、ろう接によシ固着され
てなるX線管用陽極構体において、上記陽極基体と上記
陽極ターゲットとのろう接面が、ターゲット面に対して
非平行に形成されてなるX線管用陽極構体である。
部に陽極ターゲットが埋設され、ろう接によシ固着され
てなるX線管用陽極構体において、上記陽極基体と上記
陽極ターゲットとのろう接面が、ターゲット面に対して
非平行に形成されてなるX線管用陽極構体である。
又、この発明は、柱状陽極基体の一端傾斜面に円錐状凹
部を形成し、この凹部内に傘状のろう材を間に挾んで円
錐状の陽極ターグツ)?配置し、ろう接面を非水平にし
なからろう接するX線管用陽極構体の製造方法である。
部を形成し、この凹部内に傘状のろう材を間に挾んで円
錐状の陽極ターグツ)?配置し、ろう接面を非水平にし
なからろう接するX線管用陽極構体の製造方法である。
この発明のX線管用陽極構体は第1図に示すように構成
され、柱状の陽極基体1の一端が傾斜面1aに形成され
、この傾斜面1aには円錐状の凹部2が形成されている
。そして、この四部2には、円錐状の陽極ターゲット3
が埋設され、傘状のろう材4を間に挾んでろう接によシ
固着されている。この場合、この発明では、上記陽極基
体1と陽極ターゲット3とのろう接面は、ターゲット面
に対し非平行に形成され、この発明の特徴となっている
。即ち、既述のように、凹部2は円錐状に形成され、陽
極ターゲット3は第2図に示すように、この凹部2に対
応して円錐状であシ、両者の間に挾まれるろう材4も、
第3図(a) 、 (b)に示すように傘状に形成され
ている。
され、柱状の陽極基体1の一端が傾斜面1aに形成され
、この傾斜面1aには円錐状の凹部2が形成されている
。そして、この四部2には、円錐状の陽極ターゲット3
が埋設され、傘状のろう材4を間に挾んでろう接によシ
固着されている。この場合、この発明では、上記陽極基
体1と陽極ターゲット3とのろう接面は、ターゲット面
に対し非平行に形成され、この発明の特徴となっている
。即ち、既述のように、凹部2は円錐状に形成され、陽
極ターゲット3は第2図に示すように、この凹部2に対
応して円錐状であシ、両者の間に挾まれるろう材4も、
第3図(a) 、 (b)に示すように傘状に形成され
ている。
尚、ろう材4としては、金ろう、銀ろう、あるいはニッ
ケルろう等を用いる。
ケルろう等を用いる。
次に、上記のような陽極構体を製造するには、基本的に
は上記ろう材4を用いてろう接?行なう。即ち、第4図
に示すように、柱状陽極基体1の一端傾斜面1aに円錐
状凹部21に形成し、この凹部2内に傘状のろう材4を
間に挾んで円錐状の陽惚ターゲット3を配置する。そし
て、この陽極ターゲット3上に、重り5C101/an
2) f置いてろう接する。この場合、ろう接面を非水
平にしなからろう接する。
は上記ろう材4を用いてろう接?行なう。即ち、第4図
に示すように、柱状陽極基体1の一端傾斜面1aに円錐
状凹部21に形成し、この凹部2内に傘状のろう材4を
間に挾んで円錐状の陽惚ターゲット3を配置する。そし
て、この陽極ターゲット3上に、重り5C101/an
2) f置いてろう接する。この場合、ろう接面を非水
平にしなからろう接する。
この発明のX線管用陽極構体及びその製造方法は、柱状
陽極基体1の一端傾斜面1aに円錐状凹部2′f:形成
し、この凹部2内に傘状のろう材4を間に挾んで円錐状
の陽極ターc、トs’@配置し、ろう接面を非水平にし
なからろう接している。これにより、発生した気泡は表
面に向って動いて行き、また重シ5によシ押し出され、
確実に気泡の無い接合が得られる。
陽極基体1の一端傾斜面1aに円錐状凹部2′f:形成
し、この凹部2内に傘状のろう材4を間に挾んで円錐状
の陽極ターc、トs’@配置し、ろう接面を非水平にし
なからろう接している。これにより、発生した気泡は表
面に向って動いて行き、また重シ5によシ押し出され、
確実に気泡の無い接合が得られる。
陽極基体1と陽極ターゲット3との接合強度向上のため
(繰返し負荷における熱膨張差による剥がれ防止も含む
)に、接合面積金種やすための対策を行なった上、ろう
接を行なう。例えば、陽極ターゲット3底面に放射状あ
るいは螺旋状の細い溝を設ければ良い。
(繰返し負荷における熱膨張差による剥がれ防止も含む
)に、接合面積金種やすための対策を行なった上、ろう
接を行なう。例えば、陽極ターゲット3底面に放射状あ
るいは螺旋状の細い溝を設ければ良い。
又、接合強度向上のもう一つの方法として、重#)5の
代わりに、押圧治具によシ荷Nt加え(圧力=200乃
至1000 ’Q/cm2)、加熱温度=ろう材の融点
+10℃程度の条件で、圧接全行なう。
代わりに、押圧治具によシ荷Nt加え(圧力=200乃
至1000 ’Q/cm2)、加熱温度=ろう材の融点
+10℃程度の条件で、圧接全行なう。
又、傘状のろう材4の代わりに、粉状のろう材を用いて
も良い。
も良い。
第1図はこの発明の陽極構体を示す断面図、第2図はこ
の発明で用いる陽極ターゲットを示す斜視図、WC3図
(&) 、 (b)はこの発明で用いるろう材を示す斜
視図と断面図、第4図はこの発明の陽極構体の製造方法
を示す断面図、第5図(a)(b)は従来の陽極構体の
製造方法を示す断面図と斜視図、第6図(a) 、 (
b)は他の従来の陽極構体の製造方法を示す断面図と斜
視図である。 1・・・陽極基体、2・・・凹部、3・・・陽極ターグ
。 ト、4・・・ろう材。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦乃 1 図 第2図 第3図 (a) 第 (a) 第 (b) 5図 (b) 6図
の発明で用いる陽極ターゲットを示す斜視図、WC3図
(&) 、 (b)はこの発明で用いるろう材を示す斜
視図と断面図、第4図はこの発明の陽極構体の製造方法
を示す断面図、第5図(a)(b)は従来の陽極構体の
製造方法を示す断面図と斜視図、第6図(a) 、 (
b)は他の従来の陽極構体の製造方法を示す断面図と斜
視図である。 1・・・陽極基体、2・・・凹部、3・・・陽極ターグ
。 ト、4・・・ろう材。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦乃 1 図 第2図 第3図 (a) 第 (a) 第 (b) 5図 (b) 6図
Claims (2)
- (1)陽極基体の端面に凹部が形成され、この凹部に陽
極ターゲットが埋設され、ろう接により固着されてなる
X線管用陽極構体において、上記陽極基体と上記陽極タ
ーゲットとのろう接面が、ターゲット面に対して非平行
に形成されてなることを特徴とするX線管用陽極構体。 - (2)柱状陽極基体の一端傾斜面に円錐状凹部を形成し
、この凹部内に傘状のろう材を間に挾んで円錐状の陽極
ターゲットを配置し、ろう接面を非水平にしながらろう
接することを特徴とするX線管用陽極構体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23567585A JPS6297240A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | X線管用陽極構体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23567585A JPS6297240A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | X線管用陽極構体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6297240A true JPS6297240A (ja) | 1987-05-06 |
Family
ID=16989536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23567585A Pending JPS6297240A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | X線管用陽極構体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6297240A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0587796U (ja) * | 1992-04-30 | 1993-11-26 | 株式会社島津製作所 | X線管 |
EP0709873A1 (en) * | 1994-10-28 | 1996-05-01 | Shimadzu Corporation | Anode for an x-ray tube, a method of manufacturing the anode, and a stationary anode x-ray tube |
KR101194361B1 (ko) | 2011-03-03 | 2012-10-25 | 주식회사 쎄크 | 공업용 ct장비의 x선 타겟장치 |
JP2019008943A (ja) * | 2017-06-22 | 2019-01-17 | 東芝電子管デバイス株式会社 | 固定陽極型x線管 |
-
1985
- 1985-10-22 JP JP23567585A patent/JPS6297240A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0587796U (ja) * | 1992-04-30 | 1993-11-26 | 株式会社島津製作所 | X線管 |
EP0709873A1 (en) * | 1994-10-28 | 1996-05-01 | Shimadzu Corporation | Anode for an x-ray tube, a method of manufacturing the anode, and a stationary anode x-ray tube |
US5693363A (en) * | 1994-10-28 | 1997-12-02 | Shimadzu Corporation | Method for producing an anode for an X-ray tube using chemical vapor deposition |
US5768338A (en) * | 1994-10-28 | 1998-06-16 | Shimadzu Corporation | Anode for an X-ray tube, a method of manufacturing the anode, and a stationary anode X-ray tube |
CN1069438C (zh) * | 1994-10-28 | 2001-08-08 | 株式会社岛津制作所 | X射线管阳极及其制造方法与静止阳极x射线管 |
KR101194361B1 (ko) | 2011-03-03 | 2012-10-25 | 주식회사 쎄크 | 공업용 ct장비의 x선 타겟장치 |
JP2019008943A (ja) * | 2017-06-22 | 2019-01-17 | 東芝電子管デバイス株式会社 | 固定陽極型x線管 |
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