JP3051598B2 - Agろう付きシールリング及びその製造方法 - Google Patents

Agろう付きシールリング及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体セラミックパ
ッケージに半導体チップを封入するために、セラミック
パッケージ本体とキャップとの間に介在させるAgろう
付きシールリングの改良に係り、反りが少なく封着生に
優れ、特に量産性に優れたAgろう付きシールリング及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体セラミックパッケージに使用され
るAgろう付きシールリングは、予めシールリング本体
の一方主面にシールリング本体とほぼ同形状のAgろう
材を積層一体化した構成からなり、半導体セラミックパ
ッケージの封着時にシールリングとAgろうとの位置合
わせをする必要がなく、封着作業の効率を向上すること
ができる。これらのAgろう付きシールリングの製造方
法としては、所要形状の治具内に配置されたシールリン
グ本体の一方主面にシールリング本体とほぼ同形状のA
gろう材を積層配置した後、これらを非酸化性雰囲気に
てAgろう材の溶融点以上の温度で加熱することによっ
て、溶融一体化する方法(例えば、特公平3−5063
9号、特開昭61−248536号)が知られている。
【0003】しかし、上記の製造方法によって得られる
Agろう付きシールリングは、シールリング本体の一方
主面全域にAgろうが溶着するため、Agろうの凝固時
の収縮を要因とする反りが発生することから、セラミッ
クパッケージの良好な封着が実現できないという問題点
を有している。
【0004】この問題点を解決したAgろう付きシール
リングとして、シールリング本体の一方主面に、Agろ
うが接合前の原形状をほぼ保持した状態で取り付け配置
された構成が提案(特開昭63−104355号)され
ている。この改良された構成からなるAgろう付きシー
ルリング1は、図6に示すように、シールリング本体2
とその一方主面2aに載置されたAgろう材3とが、該
Agろう材3の形状をほぼ原形状に維持した状態で所定
温度にて拡散接合して一体化されている。
【0005】上記構成からなるAgろう付きシールリン
グ1の具体的な製造方法としては、図7に示すように、
予め治具4内に配置されたFe−Ni合金等の合金製平
板から打ち抜き形成された方形枠状のシールリング本体
2(図8参照)の一方主面2aに、所定長さに切断され
た円形断面のAgろう線材を曲折加工した方形枠状Ag
ろう材3(図9参照)を載置し、さらに、これらを治具
4とともに非酸化性雰囲気の電気炉内に配置してAgろ
う材3の溶融点以下の温度で加熱することにより、拡散
接合して一体化する方法が紹介されている。従って、こ
の製造方法によって得られるAgろう付きシールリング
1は、Agろう材の全体を加熱溶融して得られる構成に
比べ、Agろう材のシールリング本体との一体化に要す
る加熱量を少なくすることができることから、Agろう
材の凝固収縮を要因とするシールリングの反りを低減す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、シールリ
ング本体とAgろう材とをAgろう材の溶融点以下の温
度で拡散接合する製造方法によって得られるAgろう付
きシールリングは、Agろう材の全体を加熱溶融する構
成に比べシールリングの反りを低減することができる。
しかし、かかる製造方法では、予め治具内に配置された
シールリング本体の一方主面に、ほぼシールリング本体
と同形状からなるAgろう材を正確に載置する必要があ
ることから、該Agろう材の載置作業は手作業に頼るし
かなく、これらの作業が非常に煩雑となり、工業的規模
における量産化の妨げとなっている。
【0007】この発明は、上記の問題点を解決すること
を目的とし、特に、反りが少なく封着性に優れたAgろ
う付きシールリングを工業的規模において量産性よく提
供とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、反りが少な
く封着性に優れたAgろう付きシールリングを目的に種
々検討した結果、短柱状のAgろう部材片をシールリン
グ本体の所要位置にに載置して仮付けしただけの構成で
も、従来の構成からなるAgろう付きシールリングを用
いた場合と同等以上の封着特性が得られ、目的とする封
着特性を有する半導体セラミックパッケージが得られる
ことを確認し、さらに、シールリング本体所定位置への
Agろう材の載置を効率よく実施する手段を種々検討し
た結果、該Agろう部材片を予め治具内に配置されてい
るシールリング本体の所定位置に振り込み配置すること
が可能で極めて量産性に優れることを知見し、提案する
ものである。
【0009】すなわち、この発明は、半導体セラミック
パッケージに半導体チップを封入するために、セラミッ
クパッケージ本体とキャップとの間に介在させるAgろ
う付きシールリングにおいて、シールリング本体の一方
主面の所定位置に、振り込み配置してなる少なくとも1
箇のAgろう部材片が仮付けされていることを特徴とす
るAgろう付きシールリングである。さらに、予めAg
ろう仮付け用治具内に配置されているシールリング本体
の一方主面の所定位置に、少なくとも1箇のAgろう部
材片を振り込み配置した後、シールリング本体とAgろ
う部材片を仮付けすることを特徴とするAgろう付きシ
ールリングの製造方法を併せて提案する。
【0010】この発明において振り込み配置とは、後述
する実施例等によって詳細に説明するが、シールリング
本体やAgろう部材片等を予め治具に形成されている所
要形状及び寸法からなる溝や貫通孔内に、該治具を振動
させながら入れることを示し、その振動手段等は公知の
種々の手段を採用することができる。また、この発明に
おいて、シールリング本体とAgろう部材片を仮付けす
るとは、Agろう部材片を完全に溶融せずに、Agろう
部材片の原形状をほぼ維持した状態にてシールリング本
体の一方主面に接合固着することを示すもので、後述す
る実施例の電気炉内での溶融固着に限らず、Agろう仮
付け用治具内に電極部材を配置する等によりスポット溶
接にて仮付けする等、公知の接合技術を採用することが
できる。
【0011】シールリング本体としては、Fe−Ni系
合金(例えば、Fe−42%Ni合金)やNi−Co−
Fe系合金(コバール)等の低熱膨張合金が使用され、
通常、長尺の平板から打ち抜き形成された方形枠状のも
のが多用される。また、Agろう部材片としても、Ag
−Cu合金(例えば、85%Ag−Cu合金)またはA
g−Cu−Zn合金等からなるAgろう線材を所定寸法
に切断して得られる短尺の円柱状のものが多く使用され
る。しかし、この発明のAgろう付きシールリングを構
成するシールリング本体及びAgろう部材片の形状も実
施例における図1に示す形状に限定されるものでなく、
特にAgろう部材片については、最終的に良好な封着を
実現するに足るAgろうの量や、振り込み配置が容易な
形状等を考慮して円柱状、球状等を選定することが望ま
しい。
【0012】
【作用】この発明を図1から図4に示す一実施例に基づ
いて詳細に説明する。図1はこの発明のAgろう付きシ
ールリング11の斜視説明図であり、方形枠状のシール
リング本体12の一方主面12aの所定位置(図におい
てはシールリング本体12の各辺の中央部)に円柱状の
4箇のAgろう部材片13が仮付けされている。このA
gろう付きシールリング11は、図3のa及びbに示す
Agろう仮付け用治具を用いて製造する。図3のaはA
gろう仮付け用治具の平面説明図であり、図3のbは図
3のaのイ−ロ縦断面説明図である。
【0013】Agろう仮付け用治具は、図示のごとくシ
ールリング本体配置部材14とAgろう部材片配置部材
15とからなり、いずれもカーボンにて構成されてい
る。この発明のAgろう付きシールリング11を得るた
めには、まずシールリング本体配置部材14に形成され
たシールリング本体12と相似形の溝14a内にシール
リング本体12を振り込み配置する。なお、シールリン
グ本体配置部材14に形成される溝14aについては、
必ずしもシールリング本体12の内側に位置する凸部1
4bが必要でなく、全体としてシールリング本体12を
収納可能な方形状凹部を形成する構成でもよい。
【0014】次いで、シールリング本体配置部材14の
上面にAgろう部材片配置部材15を載置し、該Agろ
う部材片配置部材15の所定位置に形成された方形状の
Agろう部材片振り込み用貫通孔15aが、予めシール
リング本体配置部材14内に配置されているシールリン
グ本体12上に位置するよう調整した後、各々配置部材
14,15を固定する。図2に示すような円形断面のA
gろう線材から所定寸法に切断した円柱状Agろう部材
片13を、前記Agろう部材片配置部材15の貫通孔1
5a内に振り込み配置する。さらに、上記の如くシール
リング本体12の所定位置にAgろう部材片13を配置
した状態にて治具(各々配置部材14,15)とともに
非酸化性雰囲気の電気炉内に入れ、Agろう部材片13
の溶融点以下、好ましくはAgろう部材片13の共晶点
付近の温度で加熱することによってシールリング本体1
2とAgろう部材片13を仮付けし、図1に示すこの発
明のAgろう付きシールリング11を得ることができ
る。
【0015】図4のa及びbは、Agろう仮付け用治具
の他の実施例を示すものである。図4のaはAgろう仮
付け用治具の平面説明図であり、図4のbは図4のaの
ハ−ニ縦断面説明図である。このAgろう仮付け用治具
は、図示のごとくシールリング本体12およびAgろう
部材片13をともに一方の配置部材15に振り込み配置
する構成からなり、前記図3のa及びbに示すAgろう
仮付け用治具のAgろう部材片配置部材15に形成され
る貫通孔15aとシールリング本体配置部材14に形成
される溝14aとの位置ずれによるシールリング本体1
2とAgろう部材片13との仮付け精度の低下を防止
し、該仮付け精度を一層向上することができる構成であ
る。
【0016】すなわち、予め配置部材15に形成された
シールリング本体12と相似形の溝15b内にシールリ
ング本体12を振り込み配置する。このシールリング本
体12の振り込み配置に際しては、溝15bが配置部材
15の上面に位置するように保持し、シールリング本体
12の振り込み配置が完了した後、平板状の配置部材1
4を載置し、さらにこれら配置部材14,15を同時に
反転させて、図示の如く配置部材15に形成されたAg
ろう部材片振り込み用貫通孔15aを上面に位置させ
る。次いで、円形断面のAgろう線材から所定寸法に切
断した円柱状Agろう部材片13を、配置部材15の貫
通孔15a内に振り込み配置する。さらに、図3のa及
びbに示す治具を用いた場合と同様に、シールリング本
体12の所定位置にAgろう部材片13を配置した状態
にて治具(各々配置部材14,15)とともに非酸化性
雰囲気の電気炉内に入れ、Agろう部材片13の溶融点
以下の温度で加熱することによってシールリング本体1
2とAgろう部材片13を仮付けし、図1に示すこの発
明のAgろう付きシールリング11を得ることができ
る。
【0017】図3のa及びbと図4のa及びbでは、そ
れぞれ一組のAgろう付きシールリングを製造する場合
について示したが、工業的規模における量産において
は、同時に複数組のAgろう付きシールリングを製造す
ることから、各々の配置部材14,15にも複数の溝1
4a,15bや貫通孔15aが形成される。したがっ
て、これらの配置部材14、15に形成される複数の溝
14a、15bや貫通孔15aの寸法精度は、シールリ
ング本体12とAgろう部材片13の個々の寸法精度だ
けでなく要求されるシールリング本体12へのAgろう
部材片13の仮付精度に応じて決定する必要があり、ま
た、互いの配置部材14,15の位置合わせや固定を効
率よく実施するために、図3のa及びbや図4のa及び
bに示す構成に限定されることなく、各々の配置部材1
4,15の形状や寸法及び固定手段等を適宜考慮するの
が望ましい。
【0018】特に、シールリング本体12へのAgろう
部材片13の仮付精度の要求が高い場合には、例えば、
シールリング本体12及びAgろう部材片13をそれぞ
れ一回の振り込み配置にて直接図3のa及びbや図4の
a及びbの如く配置しなくとも、比較的振り込み配置が
容易な他の治具にて仮配置をした後、より高精度の治具
に移し替える等の工程を採用することも可能である。い
ずれにしても、従来の手作業によるシールリング本体へ
のAgろう配置に比べ、振り込み配置を採用することに
よって、これら作業の効率を大幅に改善することができ
る。
【0019】さらに、シールリング本体12へのAgろ
う部材片13の仮付け位置についてもシールリング本体
12やAgろう部材片13の形状及び寸法等に応じて考
慮することが望ましく、特にシールリング本体12の反
りを低減するためには、図1に示すようにシールリング
本体12の対象位置(図1においては、シールリング本
体12の各辺の各々中央部)に配置することが望まし
い。従って、最終的に、これらのシールリング本体12
及びAgろう部材片13の形状や寸法とともに、Agろ
う部材片13の仮付け位置等に応じて、前記仮付け用治
具(各々配置部材14,15)に形成される溝14a,
15bや貫通孔15a等の形状、寸法等を決定すること
が必要である。以上に説明する仮付け用治具(各々配置
部材14,15)は、従来の製造方法においても仮付け
用治具として使用されているカーボン製、セラミック製
等のAgろうに濡れない材料を使用することが望まし
い。
【0020】
【実施例】以下の実施例においては、この発明の効果を
確認するために、図1に示すこの発明のAgろう付きシ
ールリング11を振り込み配置方法を採用して図3のa
及びbに示すAgろう仮付け治具にて同時に360個作
成した例にて説明する。すなわち、図3のa及びbに示
すカーボン製のシールリング本体配置部材14には溝1
4aが360箇所形成されており、Agろう部材片配置
部材15の方形状の貫通孔15aも上記溝14aに対応
させて360箇所(4個/1箇所×360箇所=144
0個)の所定位置に形成されている。
【0021】まず、カーボン製シールリング本体配置部
材14に形成された溝14a内にFe−42%Ni合金
からなる360個のシールリング本体12を振り込み配
置した。なお、シールリング本体12は、図8に示すよ
うに方形枠状であり、外側寸法(L0×L’0)は7.2
mm×4.7mm、内側寸法(l0×l0’)は6.2m
m×3.7mmで、厚さ(T)は0.3mmである。次
いで、シールリング本体12が振り込み配置されたシー
ルリング本体配置部材14の上面にカーボン製Agろう
部材片配置部材15を載置する。予めシールリング本体
配置部材14の外周部所定位置に凹部を形成しておき、
また、Agろう部材片配置部材15の外周部所定位置に
凸部を形成しておき、これらの凹部と凸部とを嵌合する
ことによって、Agろう部材片配置部材15の所定位置
に形成された方形状の貫通孔15aが、予めシールリン
グ本体配置部材14内に配置されているシールリング本
体12上の所定位置に対向するよう容易に固定すること
ができる。
【0022】図2に示すような組成が85%Ag−Cu
合金からなる円形断面のAgろう線材を所定寸法に切断
した外径(D)が0.6mmで長さ(L1)が0.6m
mの複数の円柱状Agろう部材片13を、前記Agろう
部材片配置部材15の貫通孔15a内に振り込み配置す
る。さらに、上記の如くシールリング本体12の所定位
置にAgろう部材片13を配置した状態にて治具(各々
配置部材14,15)とともに窒素ガス雰囲気の電気炉
内に入れ、781℃×10分の加熱処理を施すことによ
ってシールリング本体とAgろう部材片を仮付けし、図
1に示すこの発明のAgろう付きシールリング11を同
時に360個得た。
【0023】一方、シールリング本体の材質と形状およ
び寸法、さらに、Agろうの材質をこの発明のAgろう
付きシールリング11と同一とし、図6に示す従来のA
gろう付きシールリング1を同時に48個作成した。た
だし、Agろうとしては図9に示すような外径0.3m
mの円形断面のAgろう線材に曲折加工を施してシール
リング本体の各辺の略中央部に位置するように形成した
方形枠状のAgろうを用い、また、図7に示す治具4を
使用するとともに、シールリング本体へのAgろうの載
置を手作業でし、さらに上記と同一条件で仮付けを実施
した。
【0024】上記の方法によって得られたこの発明のA
gろう付きシールリング11と、従来のAgろう付きシ
ールリング1との反り量を測定したところ、図5aに示
すこの発明のAgろう付きシールリング11の反り量δ
1は平均0.002mm程度であったが、図5bに示す
の従来のAgろう付きシールリング1の反り量δ0は平
均0.02mm程度であった。また、これらのAgろう
付きシールリングを用いて半導体セラミックパッケージ
を作成したところ、この発明のAgろう付きシールリン
グ11を使用したパッケージは、従来のAgろう付きシ
ールリング1を使用したパッケージに比べ同等以上の封
着性を得ることが可能であることが確認できた。なお、
それぞれ100個当たりのAgろう付きシールリングの
作成時間を測定して比較した結果、この発明の製造方法
を採用することによって従来の製造方法の約10%の作
業時間で同数量の製造が可能となることが確認でき、目
的とする大幅な作業効率の向上を実現することができ
た。
【0025】
【発明の効果】以上に示すように、この発明によれば、
反りが少なく封着性に優れたAgろう付きシールリング
を工業的規模において量産性よく提供でき、信頼性の高
い半導体セラミックパッケージの提供が可能となる。特
に、この発明の製造方法においては、Agろう付きシー
ルリングを構成するシールリング本体やAgろう部材片
を所定位置に配置するに際し、振り込み配置の手段が採
用できることから、これらの仮付け作業の効率を大幅に
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のAgろう付きシールリングの一実施
例を示す斜視説明図である。
【図2】この発明のAgろう付きシールリングに使用さ
れるAgろう部材片の一実施例を示す斜視説明図であ
る。
【図3】aはこの発明のAgろう付きシールリングを製
造するためのAgろう仮付け用治具の一実施例を示す平
面説明図であり、bはそのイ−ロ縦断面説明図である。
【図4】aはこの発明のAgろう付きシールリングを製
造するためのAgろう仮付け用治具の他の実施例を示す
平面説明図であり、bはそのハ−ニ縦断面説明図であ
る。
【図5】aはこの発明のAgろう付きシールリングの反
り状態を示す縦断面説明図であり、bは従来のAgろう
付きシールリングの反り状態を示す縦断面説明図であ
る。
【図6】従来のAgろう付きシールリングを示す斜視説
明図である。
【図7】従来のAgろう付きシールリングを製造するた
めのAgろう仮付け用治具の縦断面説明図である。
【図8】従来のAgろう付きシールリングを構成するシ
ールリング本体を示す斜視説明図である。
【図9】従来のAgろう付きシールリングを構成するA
gろう材を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
1 Agろう付きシールリング 2,12 シールリング本体 2a,12a 主面 3 方形枠状Agろう材 4 治具 11 Agろう付きシールリング 13 Agろう部材片 14 シールリング本体配置部材 14a 溝 14b 凸部 15 Agろう部材片配置部材 15a 貫通孔 15b 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井 克彦 鹿児島県出水市緑町50−8 鹿児島住特 電子株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/02 H01L 23/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体セラミックパッケージに半導体チ
    ップを封入するために、セラミックパッケージ本体とキ
    ャップとの間に介在させるAgろう付きシールリングに
    おいて、シールリング本体の一方主面の所定位置に、振
    り込み配置してなる少なくとも1箇のAgろう部材片が
    仮付けされていることを特徴とするAgろう付きシール
    リング。
  2. 【請求項2】 半導体セラミックパッケージに半導体チ
    ップを封入するために、セラミックパッケージ本体とキ
    ャップとの間に介在させるAgろう付きシールリングの
    製造方法において、予めAgろう仮付け用治具内に配置
    されているシールリング本体の一方主面の所定位置に、
    少なくとも1箇のAgろう部材片を振り込み配置した
    後、シールリング本体とAgろう部材片を仮付けするこ
    とを特徴とするAgろう付きシールリングの製造方法。
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