JPH0678816B2 - セラミツクグロ−プラグ - Google Patents
セラミツクグロ−プラグInfo
- Publication number
- JPH0678816B2 JPH0678816B2 JP60018158A JP1815885A JPH0678816B2 JP H0678816 B2 JPH0678816 B2 JP H0678816B2 JP 60018158 A JP60018158 A JP 60018158A JP 1815885 A JP1815885 A JP 1815885A JP H0678816 B2 JPH0678816 B2 JP H0678816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- electrode lead
- wire
- heating element
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23Q—IGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
- F23Q7/00—Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
- F23Q7/001—Glowing plugs for internal-combustion engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、主としてディーゼルエンジンに装着されるセ
ラミックグロープラグに関するものである。
ラミックグロープラグに関するものである。
「従来の技術」 従来、この種のセラミックグロープラグは、第3図に示
すように棒状のセラミック発熱体101の先端側に発熱線1
02を埋設し、発熱線102の両端にそれぞれ陽電極取出し
線103および陰電極取出し線104を接続し、陽電極取出し
線103の他端をセラミック発熱体101の基端側に露出させ
て陽極金具105と接続し、陰電極取出し線104の他端をセ
ラミック発熱体101の中間外周部に露出させ、前記陰電
極取出し線104の露出部106と接触するようにして接触金
属筒体107を介在させて、セラミック発熱体101を金属外
筒108に内嵌めしている。
すように棒状のセラミック発熱体101の先端側に発熱線1
02を埋設し、発熱線102の両端にそれぞれ陽電極取出し
線103および陰電極取出し線104を接続し、陽電極取出し
線103の他端をセラミック発熱体101の基端側に露出させ
て陽極金具105と接続し、陰電極取出し線104の他端をセ
ラミック発熱体101の中間外周部に露出させ、前記陰電
極取出し線104の露出部106と接触するようにして接触金
属筒体107を介在させて、セラミック発熱体101を金属外
筒108に内嵌めしている。
陰電極取出し線104の露出部106と接触金属筒体107との
接合および陽電極取出し線103の露出部と陽極金具105と
の接合は、セラミックと金属との接合になるため、セラ
ミック表面にメタライズ層を形成した後、銀ロウ層を介
在させて金属を接合している。
接合および陽電極取出し線103の露出部と陽極金具105と
の接合は、セラミックと金属との接合になるため、セラ
ミック表面にメタライズ層を形成した後、銀ロウ層を介
在させて金属を接合している。
「発明が解決しようとする問題点」 陰電極取出し線104と接触金属筒体107、陽電極取出し線
103と陽極金具105の電極取出し線と金属との接合部は、
製品完成時は第4図に示すようにセラミックと金属との
接合部に隙間はないが、温度が上がった状態では、第5
図に示すようにセラミック発熱体101のセラミック109、
電極取出し線104、接触金属筒体107、銀ロウ110などの
線膨張係数の違いにより、セラミック109とメタライズ
層111との間に隙間Cができることが多い。その隙間に
空気が入り、電極取出し線および発熱線の酸化により抵
抗値が変化し、一定の抵抗値を長時間維持できなくな
り、その上、電極取出し線および発熱線の酸化による体
積膨張によって、セラミック109の焼結体にクラックを
生じさせる虞があり発熱線の寿命が短かくなったりする
という問題が生じている。
103と陽極金具105の電極取出し線と金属との接合部は、
製品完成時は第4図に示すようにセラミックと金属との
接合部に隙間はないが、温度が上がった状態では、第5
図に示すようにセラミック発熱体101のセラミック109、
電極取出し線104、接触金属筒体107、銀ロウ110などの
線膨張係数の違いにより、セラミック109とメタライズ
層111との間に隙間Cができることが多い。その隙間に
空気が入り、電極取出し線および発熱線の酸化により抵
抗値が変化し、一定の抵抗値を長時間維持できなくな
り、その上、電極取出し線および発熱線の酸化による体
積膨張によって、セラミック109の焼結体にクラックを
生じさせる虞があり発熱線の寿命が短かくなったりする
という問題が生じている。
「問題点を解決するための手段」 電極取出し線の露出部分に金属メッキを施す。
「実施例」 第1図に示すように、棒状の窒化ケイ素SiNなどのセラ
ミック発熱体1の先端側に発熱線2を埋設し、発熱線2
の両端にそれぞれ陽電極取出し線3および陰電極取出し
線4を接続し、陽電極取出し線3の他端をセラミック発
熱体1の基端側に露出させて陽極金具5と接続し、陰電
極取出し線4の他端をセラミック発熱体1の中間外周部
に露出させ、前記陰電極取出し線4の露出部6と接触す
るようにして、接続金属筒体7を介在させてセラミック
発熱体1を金属外筒8に内嵌めしてなる。
ミック発熱体1の先端側に発熱線2を埋設し、発熱線2
の両端にそれぞれ陽電極取出し線3および陰電極取出し
線4を接続し、陽電極取出し線3の他端をセラミック発
熱体1の基端側に露出させて陽極金具5と接続し、陰電
極取出し線4の他端をセラミック発熱体1の中間外周部
に露出させ、前記陰電極取出し線4の露出部6と接触す
るようにして、接続金属筒体7を介在させてセラミック
発熱体1を金属外筒8に内嵌めしてなる。
陰電極取出し線4の露出部6と接触金属筒体7、および
陽電極取出し線3の露出部と陽極金具5との接合は以下
のようにして行うが、ここでは陰電極取出し線4と接触
金属筒体7との例を第2図に図示する。
陽電極取出し線3の露出部と陽極金具5との接合は以下
のようにして行うが、ここでは陰電極取出し線4と接触
金属筒体7との例を第2図に図示する。
WまたはMoなどの発熱線2あるいは電極取出し線4を窒
化ケイ素、SiNなどのセラミック9粉末中に埋め込み、
プレス成形し、その後ホットプレスにて焼成し、研削に
より電極取出し線4が発熱体1の外周面に露出させる。
この電極取出し線4の露出部10にNiメッキ11あるいはCr
メッキなどの金属メッキを施す。すると、露出部10の電
極取出し線4のまわりにNiメッキが浸入する。その後、
セラミック9表面にメタライズ12し、接触金属筒体7を
銀ロウ付け13により接合する。この結果を次の表に示
す。
化ケイ素、SiNなどのセラミック9粉末中に埋め込み、
プレス成形し、その後ホットプレスにて焼成し、研削に
より電極取出し線4が発熱体1の外周面に露出させる。
この電極取出し線4の露出部10にNiメッキ11あるいはCr
メッキなどの金属メッキを施す。すると、露出部10の電
極取出し線4のまわりにNiメッキが浸入する。その後、
セラミック9表面にメタライズ12し、接触金属筒体7を
銀ロウ付け13により接合する。この結果を次の表に示
す。
上記の表により、露出部にNiメッキ、Crメッキを0.4〜1
3μmの厚さでかけたものはセラミック9の焼結体にク
ラックを生じてないことが分る。これは、金属メッキの
厚さが、0.3μ以下のときはセラミック9と発熱体2・
電極取出し線4との間にメッキがつきにくいためシール
が完全でなくなり、金属メッキの厚さが14μ以上のとき
は、金属が膨張すると同時にメッキ層がはがれやすくな
るためである。
3μmの厚さでかけたものはセラミック9の焼結体にク
ラックを生じてないことが分る。これは、金属メッキの
厚さが、0.3μ以下のときはセラミック9と発熱体2・
電極取出し線4との間にメッキがつきにくいためシール
が完全でなくなり、金属メッキの厚さが14μ以上のとき
は、金属が膨張すると同時にメッキ層がはがれやすくな
るためである。
「発明の効果」 本発明は、上述のように、棒状のセラミック発熱体の先
端側に発熱線を埋設し、発熱線の両端にそれぞれ陽電極
取出し線および陰電極取出し線を接続し、陽電極取出し
線の他端をセラミック発熱体の基端側に露出させて陽極
金具と接続し、陰電極取出し線の他端をセラミック発熱
体の中間部に露出させ、該セラミック発熱体の中間部の
外周に前記陰極取出し線の露出部と接触するようにして
接続金属筒体を介在させてセラミック発熱体を金属外筒
に内嵌めしたセラミックグロープラグにおいて、少なく
とも前記陰陽電極取出し線の露出部分の何れかに金属メ
ッキを施したセラミックグロープラグであり、高温の状
態であってもセラミックと金属との接合部に隙間が生ず
ることはなく、従って、電極取出し線および発熱線の酸
化による抵抗値の変化が少なく、一定の抵抗値を維持し
たまま長時間使用ができる。電極取出し線および発熱線
の酸化による体積膨張によって、焼結体にクラック等の
欠陥が生ずることがなく耐久性の良いセラミッグロープ
ラグが提供できる。
端側に発熱線を埋設し、発熱線の両端にそれぞれ陽電極
取出し線および陰電極取出し線を接続し、陽電極取出し
線の他端をセラミック発熱体の基端側に露出させて陽極
金具と接続し、陰電極取出し線の他端をセラミック発熱
体の中間部に露出させ、該セラミック発熱体の中間部の
外周に前記陰極取出し線の露出部と接触するようにして
接続金属筒体を介在させてセラミック発熱体を金属外筒
に内嵌めしたセラミックグロープラグにおいて、少なく
とも前記陰陽電極取出し線の露出部分の何れかに金属メ
ッキを施したセラミックグロープラグであり、高温の状
態であってもセラミックと金属との接合部に隙間が生ず
ることはなく、従って、電極取出し線および発熱線の酸
化による抵抗値の変化が少なく、一定の抵抗値を維持し
たまま長時間使用ができる。電極取出し線および発熱線
の酸化による体積膨張によって、焼結体にクラック等の
欠陥が生ずることがなく耐久性の良いセラミッグロープ
ラグが提供できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の具体的実施例の概要を示す縦断面図、
第2図は要部拡大断面図、第3図は従来のセラミックグ
ロープラグの縦断面図、第4図は従来のセラミックグロ
ープラグの製品完成時の要部の拡大縦断面図、第5図は
第4図のセラミックグロープラグの高温状態の要部の拡
大縦断面図である。 1…セラミック発熱体 2…発熱線 3…陽電極取出し線 4…陰電極取出し線 5…陽極金具 7…接続金属筒体 8…金属外筒 11…Niメッキ(金属メッキ)
第2図は要部拡大断面図、第3図は従来のセラミックグ
ロープラグの縦断面図、第4図は従来のセラミックグロ
ープラグの製品完成時の要部の拡大縦断面図、第5図は
第4図のセラミックグロープラグの高温状態の要部の拡
大縦断面図である。 1…セラミック発熱体 2…発熱線 3…陽電極取出し線 4…陰電極取出し線 5…陽極金具 7…接続金属筒体 8…金属外筒 11…Niメッキ(金属メッキ)
Claims (3)
- 【請求項1】棒状のセラミック発熱体の先端側に発熱線
を埋設し、発熱線の両端にそれぞれ陽電極取出し線およ
び陰電極取出し線を接続し、陽電極取出し線の他端をセ
ラミック発熱体の基端側に露出させて陽極金具と接続
し、陰電極取出し線の他端をセラミック発熱体の中間部
に露出させ、該セラミック発熱体の中間部の外周に前記
陰電極取出し線の露出部と接触するようにして接続金属
筒体を介在させてセラミック発熱体を金属外筒に内嵌め
したセラミックグロープラグにおいて、前記陰、陽電極
取出し線の露出部分に金属メッキを施したことを特徴と
するセラミックグロープラグ - 【請求項2】金属メッキがニッケル(Ni)またはクロム
(Cr)である特許請求の範囲第1項記載のセラミックグ
ロープラグ - 【請求項3】金属メッキの厚さが0.4〜13μmである特
許請求の範囲第1項記載のセラミックグロープラグ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60018158A JPH0678816B2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | セラミツクグロ−プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60018158A JPH0678816B2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | セラミツクグロ−プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61175415A JPS61175415A (ja) | 1986-08-07 |
JPH0678816B2 true JPH0678816B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=11963801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60018158A Expired - Fee Related JPH0678816B2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | セラミツクグロ−プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678816B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10208853A (ja) * | 1996-11-19 | 1998-08-07 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックヒータ、およびその製造方法 |
JP3816073B2 (ja) | 2003-01-28 | 2006-08-30 | 日本特殊陶業株式会社 | グロープラグ及びグロープラグの製造方法 |
JP5557488B2 (ja) * | 2009-08-05 | 2014-07-23 | 日本特殊陶業株式会社 | セラミックグロープラグ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55126989A (en) * | 1979-03-24 | 1980-10-01 | Kyoto Ceramic | Ceramic heater |
JPS5952725A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-27 | Hitachi Ltd | 空気式力平衡サ−ボ機構 |
-
1985
- 1985-01-31 JP JP60018158A patent/JPH0678816B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55126989A (en) * | 1979-03-24 | 1980-10-01 | Kyoto Ceramic | Ceramic heater |
JPS5952725A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-27 | Hitachi Ltd | 空気式力平衡サ−ボ機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61175415A (ja) | 1986-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |