JPS6296957A - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

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JPS6296957A
JPS6296957A JP60238178A JP23817885A JPS6296957A JP S6296957 A JPS6296957 A JP S6296957A JP 60238178 A JP60238178 A JP 60238178A JP 23817885 A JP23817885 A JP 23817885A JP S6296957 A JPS6296957 A JP S6296957A
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敏春 長谷川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 CD技術分野 本発明は感光体に原稿像を投影して静電潜像を形成し、
この潜像を現像してシートに転写する複写装置に関し、
特に、複写関連の制御を行なう3個以上のマイクロプロ
セッサの組合せにかかる複写制御装置に関する。
■従来技術 複写機、特に複写処理機能が多くかつ高度な複写機にお
いては、複写関連の制御が複雑となり、またマイクロプ
ロセッサなどの制御ユニットの人。
出力信号線数が多くなるので、最近は2個以上のマイク
ロプロセッサを制御ユニットに用いてそれらで制御機能
を分担することが多い。また、入出力ボード(操作ボー
ド)、原稿走査装置、自動原稿供給装置(ADF又は5
ADF)、ソータ等をユニット化し、これらにマイクロ
プロセッサを備えてユニット結合構成とすることも多い
。この種の、2個以上のマイクロプロセッサを複写関連
の各種制御に用い、各種制御機能をマイクロプロセッサ
のそれぞれに分担させる従来技術に、米国特許第3,9
36,180号明細書、米国特許第4,086,658
号明細書、特開昭57−64749号公報および特開昭
59−37561号公報等がある。また、コンピュータ
分野一般において、特開昭51−113511号公報、
特開昭51−57256号公報、特開昭50−6823
9号公報等が、複数のマイクロコンピュータの相互接続
を開示している。
マイクロプロセッサは一般に、シリアルデータ転送ポー
トを有する。そこで従来は複数個のマイクロプロセッサ
のシリアルデータ転送ポート間を接続している。この接
続にカスケード接続と並列接続がある。カスケード接続
ではデータを順次に上流側のマイクロプロセッサから下
流側のマイクロプロセッサに転送し、最下流のマイクロ
プロセッサのデータを最上流のマイクロプロセッサに転
送する。これにおいてはマイクロプロセッサ間のデータ
転送用の結線は簡単であるが、データ転送方向で配列位
置差が大きいマイクロプロセッサ間のデータ転送に時間
がかかると共に、それらの間のマイクロプロセッサを該
データ転送のために動作させなけれならず、マイクロプ
ロセッサのタスクが増大するとし9う問題がある。並列
接続の場合には、データをマイクロプロセッサ間で一対
一の関係で比較的に速く送ることができ、しかもデータ
に関して送、受信となるべきマイクロプロセッサ以外の
ものを該データ転送に作用させる必要がないので、マイ
クロプロセッサのタスクは格別に多くならない。しかし
通常のマルチステーション並列接続と同様に、転送元マ
イクロプロセッサ、転送先マイクロプロセッサを送信デ
ータで明示し、受信側におt)で自己名宛の検出を要す
る。また。
転送順番や優先順番を定める動作プログラムあるいは、
交換用マイクロプロセッサ又はデータセレクタ等が必要
になる。複写機においては、複数マイクロプロセッサシ
ステムを構成する場合、マイクロプロセッサシステムの
ハードウェアの複雑化を回避し、かつこの種のデータ転
送速度低下や動作タスクの増大等を回避するため、2個
のマイクロプロセッサで制御システムを組むのが一般で
ある。2個のマイクロプロセッサの場合、それらのデー
タ転送ポートを互に接続すればよく、ハードならびに制
御プログラムが簡単である。しかし2個のマイクロプロ
セッサでは、処理機能の拡張や高度化におのずから限度
がある。
■目的 本発明は、複写機においてデータ転送が早く、ハード構
成が比較的に簡単で、しかもデータ転送制御が簡単な、
3個以上のマイクロプロセッサの組合せにかかる複写関
連制御システム備える複写装置を提供することを目的と
する。
■構成 上記目的を達成する本発明の複写装置においは、コピー
サイクル制御を実行する複写制御手段は。
シリアルデータ転送用のデータ転送ポートとデータ転送
先選択ポートを有する第1マイクロプロセッサを備える
ものとし:入力手段、荷電手段、露光処理手段、現像手
段、転写処理手段、シート送り手段の少なくとも1者は
、シリアルデータ転送用のデータ転送ポートとデータ転
送先選択ポートを有する第2マイクロプロセッサを備え
るものとし;他の少なくとも1者はシリアルデータ転送
用のデータ転送ポートを有する第3マイクロプロセッサ
を備えるものとして;第1マイクロプロセッサのデータ
転送ポートに第2および第3マイクロプロセッサのデー
タ転送ポートを接続し、第1マイクロプロセッサのデー
タ転送先選択ポートに第2マイクロプロセッサのデータ
転送先選択ポートを接続し;第1マイクロプロセッサは
そのデータ転送先選択ポートを2値信号の一方にして第
2マイクロプロセッサに処理制御データを送信し、デー
タ転送先選択ポートを2値信号の他方にして第3マイク
ロプロセッサに処理制御データを送信する複写制御デー
タ送信手段とする。
これによれば、第1マイクロプロセッサのデータ転送ポ
ートで第2マイクロプロセッサおよび第3マイクロプロ
セッサのそれぞれに、個別にデータを転送することがで
き、同様に第2マイクロプロセッサおよび第3マイクロ
プロセッサのそれぞれより個別に第1マイクロプロセッ
サにデータを転送することができる。これらのデータ転
送のための3個のマイクロプロセッサ間のポート接続は
単純である。また、第2および第3マイクロプロセッサ
はデータ転送中継用の制御機能を要せずまた転送データ
に転送元、転送先を示すデータを要しない。
本発明の好ましい実施例では、感光体に原稿像を露光す
るための露光処理手段は、JM稿を照明する照明灯およ
び原稿の光像を感光体に投影する光学系、該光学系の反
射鏡と該照明灯を搭載したキャリッジ、キャリッジを往
復駆動する駆動系、および、該駆動系を制御する第2マ
イクロプロセッサでなるスキャナユニットとし;駆動系
は、キャリッジの移動に同期した電気パルスを発生する
同期パルス発生手段および該電気パルスをカウントする
カウント手段を含み、第2マイクロプロセッサは、第1
マイクロプロセッサより予め受信した、複写条件に従っ
たカウント数、すなわち、現像バイアス開始、レジスト
ローラ駆動、転写チャージャオン、スキャナリターン開
始等のタイミングデータをカウントするとこれを示すデ
ータ(タイミング情報)を第1マイクロプロセッサに転
送するものとし、更に、第1マイクロプロセッサは、露
光走査区間はそのデータ転送先選択ポートを2値信号の
前記一方に維持するものとする。
これによれば、第1マイクロプロセッサは、タイミング
演算2刺定のタスクから解放され、第2マイクロプロセ
ッサよりのタイミング情報に応答するのみでシーケンス
制御を実行し得る。スキャナ走査の間は、データ転送ポ
ートが第2マイクロプロセッサに設定されているので、
第1マイクロプロセッサからデータ(情報要求)を転送
することなく第2マイクロプロセッサがタイミング情報
を一方的に第1マイクロプロセッサに転送するので。
シーケンスタイミング処理が迅速となり第1マイクロプ
ロセッサによる露光走査中のシーケンス制御が正確とな
る。
本発明の好ましい実施例では更に、第1マイクロプロセ
ッサは、第3マイクロプロセッサにデータを転送しそれ
に対して第3マイクロプロセッサが返信データを転送し
ないときは、その後そのデータ転送先選択ポートを2値
信号の前記一方に維持するものとする。これによれば、
例えば第3マイクロプロセッサがADFやソータなどの
オプションユニットの制御手段であるとき、それが接続
されていないことが、ディスクリートスイッチなどを付
加することなく検出され、したがってハード構成が簡単
となり、しかもオプションユニットの着脱に対応した第
1マイクロプロセッサの合理的な制御動作を設定し得る
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の
実施例の説明により明らかになろう。
第2図に本発明の一実施例の機構部の概要を示す。第2
図を参照すると、■は原稿を乗せるコンタクトガラスで
あり、原稿はADFlaによりコンタクトガラス1上に
送られる。
コンタクトガラスlの下方には、照明ランプ、ミラーお
よびレンズ等を備える光学走査系2が備わっており、原
稿からの反射光による像が、この光学走査系2を介して
感光体ドラム3表面(感光面)に結像される0本実施例
は原稿固定式であり、光学走査系2が、感光体ドラム3
の回転に同期して原稿と平行に移動して光学走査する。
この例で、感光体ドラム3は時計方向に回転する。
給紙系は2段になっており、給紙カセット4または5の
いずれか選択されたものから対応する給紙コロ6または
7により記録シートが繰り出される。
繰り出された記録シートは、レジストローラ8と、先端
折曲ローラ9の間を通って感光体ドラム3に導びかれる
(給紙)。
感光体ドラム3の周囲には帯電チャージャ10゜イレー
ザ11.現像ユニット12.転写前除電ランプ13.転
写チャージャ142分難チャージャ15、分離爪16.
クリーニングユニット17および除電ランプ18等が配
置されている。
感光体ドラム3の下流には、搬送ベルト19.定着ユニ
ット20および排紙ローラ21等が備わっている。
22は、コピーを排紙するコピートレイである。
第1a図に、第2図に示す複写装置の電気回路の概略構
成を示す。第1a図を参照する。
主制御部は、マイクロコンピュータ(CPU)50、シ
ステムコントローラ51.読み出し専用メモリ (RO
M)52.読み書きメモリ(RAM)53および入出力
ポート(Ilo)54.55等で構成されている。
入出力ポート54には、自動原稿給徘装置(ADF)1
aが接続され、またオプションとしてソータを接続可能
である。入出力ポート54にはこれらの他に1分離ジャ
ムセンサ、重送検知センサ、Pセンサ、トナーセンサ、
その他のセンサユニット。
記録シートサイズ検出用のリードスイッチユニット56
および操作ボード57等が接続されている。
入出力ポート55には、各種モータを駆動するドライバ
、照明ランプの露光量を制御するランプレギュレータ、
定着ヒータ制御ユニット、高圧電源ユニット、スキャナ
ユニットSCU、イレーサユニットおよびクラッチ&ソ
レノイドドライバ等が接続されている。
ADFlaは、原稿搬送機構、ペーパセンサおよび制御
ユニットとしてマイクロプロセッサ50aを有し、複写
機本体制御ユニットMCUのマイクロプロセッサ50よ
りの給紙指示に応じて原稿台の原稿を上から1枚づつコ
ンタクトガラス1上に送る。第2枚目以降最後の原稿ま
では、給紙動作に伴って、コンタクトガラス1上の露光
済済稿が原稿排紙台に送り出される。!&後の原稿はマ
イクロプロセッサ50よりの排紙指示(設定枚数のコピ
ー終了信号)に応じて排出される。
スキャナユニットSCUは、光学走査系2の走査モータ
を付勢するPLLドライバ、光学走査系2に結合され、
照明灯およびミラーを搭載したキャリッジの所定微小距
離の移動毎に1パルスを発生する同期パルス発生器の発
生パルスを増幅および波形整形するセンサ信号処理回路
、キャリッジのホームポジション(露光走査起点より助
走距離分手前の位置)到達を検出するHPセンサおよび
リミット位!!(最大原稿の露光走査終点に余裕代を加
えた位置)到達を検出するLPセンサを付勢し検出信号
を発生するセンサ信号処理回路、ならびに、マイクロプ
ロセッサ50よりの露光走査指示に応じて走査モータの
正転付勢を開始し、マイクロプロセッサ50より与えら
れた原稿走査長のキャリッジ往動の後に正転付勢を停止
して逆転付勢を開始し、ホームポジションでキャリッジ
を停止位置決めし、この走査モータの正転付勢からホー
ムポジションでの停止位置決めの間、同期パルスをカウ
ントし、予めマイクロプロセッサ50から与えられてい
る各位にカウント値が合致する毎に、それを知らせる情
報をマイクロプロセッサ50に転送する。スキャナ制御
ユニットとしてのマイクロプロセッサ50sを有する。
第3図に、操作ボード57を示す。第3図を参照すると
、操作ボード57には、予熱キー23゜予熱ランプ24
.プリントキー25.標準モードキー26.テンキー2
7.クリア及ストップキー(Cキー)28.コピ一枚数
表示器29.セット枚数表示器30.給紙カセット選択
キー31.上段シートサイズ表示器32U、下段シート
サイズ表示器32D、シートエンド表示器33.ライト
キー34.ダークキー35.濃度表示器36.ランニン
グ表示器37.変倍キー38,40.42および442
倍率表示器ランプ39,41.43および45.コール
サービスマン表示器46.ジャム表示器47.トナー、
回収表示器48およびトナーエンド表示器49が備わっ
ている。
予熱キー23は、予熱モードを選択するとき使用する。
予熱モードでは、定着ユニット20が低温制御され、長
時間コピーを作成しないときの消費電力を抑えるととも
に、動作モードを設定するときの立ち上り準備時間を改
善している。この予熱キー23は、オルタネートスイッ
チであり、このキー23の操作ごとに予熱モードの設定
と解除が繰り返される。予熱モード設定時は予熱ランプ
24のみが点灯となり、その他の操作ボード57上の表
示は消灯となる。
また、この複写装置の電源は、図示しないメインスイッ
チによりオン/オフされるが、オペレータの操作上はこ
の予熱キー23が電源オン/オフスイッチに等しい。
オペレータは、プリントキー25を操作してコピースタ
ート指示を入力する。このキー25は透過形表示スイッ
チで、裏面には緑ランプおよび赤ランプが備っている。
これらを択一的に点灯し。
緑ランプ点灯でコピー可(Readyセット)を表示し
、赤ランプ点灯でコピー不可(Readyリセット)を
表示する。
オペレータは、2枚以上の連続コピーを作成する場合に
テンキー27からその枚数を入力する。
この実施例の複写装置では、最大で99枚の連続コピ一
枚数(リピート枚数)を設定でき、その設定枚数はセッ
ト枚数表示器30に表示される。入力の訂正にはCキー
28を使用する。Cキー28の入力でリピート枚数は1
枚に設定される。
コピー処理において1作成したコピ一枚数はコピ一枚数
表示器29に逐次表示される。
給紙カセット(第1図の4および5)を選択するときは
給紙カセット選択キー31を使用する。
このキー31の操作ごとに上段給紙系と下段給紙系が交
互に設定される。上段給紙系設定時は、上段シートサイ
ズ表示器32Uの「上」ランプと上段給紙カセット(4
)に収容されている記録シートサイズ(例えばB5)が
表示され;下段給紙系設定時は、下段シートサイズ表示
器32Dの「下」ランプと下段給紙カセット(5)に収
容されている記録シートサイズ(例えばA3)が表示さ
れる。
この記録シートサイズは、配給紙カセットに備わるマグ
ネットコードで第3図のリードスイッチユニット56に
備わる磁気感応のリードスイッチがオン/オフすること
により検知される。
選択中の給紙カセットに記録シートが収容されていない
場合には、シートエンド表示器33が赤で点灯する。
この複写装置は、7段階にコピー濃度を調整できる。コ
ピーの濃度を薄くするときにはライトキー34を操作し
、濃くするときにはダークキー35を操作する。これら
のキー操作に伴って、濃度表示器36の1口」印が左右
に移動してコピー濃度を表示する。1口」印が中央の「
・」印の下にあるときには基準濃度を、それより右側に
あるときには薄い濃度を、左側にあるときには濃い濃度
をそれぞれ示している。
ランニング表示器37は、左から順次ランプが点灯して
光学走査系2の原稿走査状態を表示する。
オペレータはこのランニング表示器37を見て原稿交換
のタイミングを知ることができる。
オペレータは、原稿を拡大または縮小したコピーを必要
とするときには変倍キー38,40゜42および44を
操作する。複写装置が設定している変倍率は、直上の倍
率表示ランプ39,41゜43または45が点灯して表
示される。
複写装置の処理モードをw準モードに設定するときには
、標準モードキー26を使用する。このキー操作がある
と、リピート枚数を1枚、給紙系を上段、a度を基準濃
度、および変倍率を等倍(X]、、O)に設定する。
オペレータは、原稿をコンタクトガラス1上にセットし
、操作ボード57から所定のコピー条件を入力して、プ
リントキー25からコピースタート指示を入力する。
マイクロコンピュータ50は、オペレータの入力に応じ
て処理モードを設定し、コピースタート指示を開始トリ
ガとして、スタートサイクル、コピーサイクルおよびエ
ンドサイクルの順に複写装置を構成する各部を制御して
コピープロセスを実行する8次に、概略のコピープロセ
スを説明する。
スタートサイクルは、機械駆動系の安定化および露光初
期条件の統−化等の目的でなされる。まず、メインモー
タ等の機械駆動系が付勢され、次いで、感光体ドラム3
を回転しながら感光面のクリーニングが行なわれる。こ
れにおいて、クリーニングユニット17に備わる接地さ
れた導電性ブラシおよびクリーニングブレードによりク
リーニング除電され、さらに除電ランプ18により除電
される。クリーニングおよび除電を完了してスタートサ
イクルを抜はコピーサイクルとなる。
チャージャ10により一様に帯電された感光体ドラム3
の感光面は、イレーザ11により記録シートサイズに応
じて不要領域がイレースされる。
光学走査系2の原稿走査に同期して回転する感光体ドラ
ム3の感光面にコンタクトガラスl上の原稿反射光が照
射されて、その表面電位が原稿反射光の強度に応じて変
化する。これにより感光体ドラム3の感光面上に静電潜
像が形成される。
この静電潜像は、現像ユニット12を通る間に、トナー
が付着して可視化(トナー像)される。
露光開始前にレジストローラ8に繰り出された記録シー
トは、感光体ドラム3の回転に応じた所定のタイミング
で、レジストローラ8によって感光体ドラム3の感光面
に形成されたトナー像と重なるように送り込まれる。こ
のとき、後の分離を容易にするために先端折曲ローラ9
により記録シートのわずか先端が折り曲げられる。
記録シートは、所定の電圧が印加されている転写チャー
ジャ14の直上を通過するとき、感光体ドラム3の感光
面に形成されたトナー像に接触し。
トナー像が転写される。その記録シートは、分離チャー
ジャ15と分離爪16の作用で感光体ドラム3から分離
されて、搬送ベルト19によって定着ユニット20に送
り込まれる。定着ユニット20は、ヒータを内蔵したロ
ーラ対であり、ここを通過するとき、その熱によって記
録シート上のトナー像が記録シートに定着される。定着
ユニット20を出た後の記録シートは、排紙ローラ21
を介してコピートレイ22に排紙される。
以上のコピーサイクルを設定枚数について繰り返した後
、感光体ドラム3をさらに略1回転して感光面のクリー
ニングおよび除電を行なうエンドサイクルを実行する。
このエンドサイクルは感光体ドラム3の感光面の安定維
持および保護等のために行なわれるので、エンドサイク
ルを実行中にコピースタート指示があれば、スタートサ
イクルを省略してコピーサイクルから実行する。
以上が、第2図に示す複写装置で実行されるコピープロ
セスの概略であり1次に、第1b図および第1c図を参
照して、オペレータのキー操作に応じた処理モードの設
定動作を主体とする、マイクロコンピュータ50の概略
動作を説明する。
メインスイッチが操作されて電源が投入されると第1ス
テツプ(以下S1のように略す)で出力ポート、RAM
、各レジスタ等を初期化する。
S2.S3aおよびS3bでは、複写装置構成各部の保
護回路をスキャンして異常検出を行ない、異常があれば
異常表示等の処理を行なう。異常が除去されるまでこの
ループを抜けない。
複写装置に異常がなければS4で、濃度レジスタを基準
濃度に対応する値4に1枚数レジスタをコピ一枚数1枚
を示す値1に、給紙レジスタを上段給紙系設定を示す値
1に、および変倍レジスタを等倍を示す値1にセットし
、赤のプリントランプを点灯するイニシャルセットを行
なう。
S5でパワーリレーを付勢して定着ユニット20および
送風ファン等に電源を供給する。イニシャルセットで予
熱モードは設定されないので、定着ユニット20の温度
は通常制御され、予熱ランプ24は消灯される(S6)
S7は操作ボード57のキー操作を読み取る入力読み取
りサブルーチンである。S7の入力読み取りサブルーチ
ンを抜けて、読み取りレジスタの内容が予熱キー23の
操作ありを示していると(S8)、予熱モードを設定す
る。この予熱モードは、長時間コピーを作成しないとき
などに設定しておくモードであり、S9で定着ユニット
20の制御温度を低温にセットし、予熱ランプ24を点
灯してその他の表示を消灯し、「予熱」フラグをセット
する。このモードでは予熱キー23の操作のみを監視し
くSIO,5ll)、該キー23が操作されると予熱モ
ードを解除する。512aでは、定着ユニット20の制
御温度を通常動作温度に設定し、予熱ランプ24を消灯
してその他の表示を点灯し、「予熱」フラグをリセット
する。
予熱モードで、エンドサイクル中でなければ(S12b
)、59−3IO−3I L−SL2a−39−・・・
と、予熱キー23の操作待ちループとなる。
Si2,514aおよび514bでは、複写装置構成各
部の保護回路をスキャンして異常検出を行ない、異常が
あれば異常表示等の処理を行なう。
異常が除去されるまでこのループを抜けない。
315〜S18はコピー作成終了後のエンドサイクルに
関するので後述するが、予熱モードで。
エンドサイクル中のときは(S12b)、59−8IO
−8ll−S12a−813−314a−315−S 
16−S 17−318−39−・・・と、予熱キー2
3の操作待ちループとなる。
S19は設定ルーチンである。S20で動作可能状態(
Ready)であるか否かを調べて、否であれば、S2
1で赤のプリントランプを点灯し、緑のプリントランプ
を消灯してReadyをリセットする。この状態では、
動作可能状態となるまで、520−321−■−87−
・・・・−819−820−321−・・・・・と、準
備ループを構成する。
S20で動作可能状態(Ready)であれば、S22
で緑のプリントランプを点灯し、赤のプリントランプを
消灯してReadyをセットする。この状態では、52
3−■−87−・・・・−519−S 20−322−
823−・・・・・と、プリントキー25の操作待ちル
ープを構成する。
S7の入力読み取りサブルーチンでセットした読み取り
レジスタの値がプリントキー25の操作ありを示すもの
であると(S23)、S24で赤のプリントランプを点
灯し、緑のプリントランプを消灯してReadyをリセ
ットする。
S25でエンドサイクル中であれば、82Gのスタート
サイクルを省略するが、そうでなければこれを実行する
。スタートサイクルについては前述した。
S’27の単コピールーチンでは、前述のコピーサイク
ルの、原稿走査−露光一現像一転写の一連のプロセスの
うち、原稿後端部の走査完了タイミングに該当するプロ
セスまでが実行される。
また、このとき、複写装置の休止時間(前回のエンドサ
イクル終了から今回のコピースタートまでの時間)、前
回のコピ一枚数および感光体ドラム3の表面温度等のパ
ラメータで前述の現像バイアスの初期値が修正される。
この単コピールーチンを抜けると、現像−転写一定着一
・・・の継続する一連のプロセスを実行しながら以下の
ステップを実行する。
S28では光学走査系2のキャリッジをリターン駆動す
るリターンクラッチを付勢し1枚数カウンタを1カウン
トアツプしてその値をコピ一枚数表示器29に表示する
リターンクラッチを付勢した後は、S29で光学走査系
2のキャリッジの位置を監視する。
S31で複写装置構成各部の保護回路をスキャンして異
常検出を行ない、分離ジャム等の異常があれば、S32
から■を介して514bで装置の非常停止、異常表示等
の異常処理を行なう。
S33で再度入力読み取りサブルーチンを実行するが、
ここではCキー28の操作のみに注目する。このステッ
プでセットされた読み取りレジスタがCキー28の操作
ありを示すものであると。
S34で検出し、S35で枚数レジスタの値を1にセッ
トする。
S36では複写装置の状態を監視し、続くコピーの複写
可能状S(リピート可能)となるまで、531−536
でリピート準備ループを構成する。
すなわち、記録シートが感光体ドラム3から完全に分離
され、光学走査系2のキャリッジ位置がホームポジショ
ン(HP)となってスキャナユニットSCUが走査復帰
を停止し、感光体ドラム3の表面状態等が安定するとリ
ピート可能としてこのループを抜ける。
S37では、枚数カウンタの値と枚数レジスタの値とを
比較し、枚数カウンタの値が小さいとき、S27〜S3
7のステップを繰り返すリピート処理(コピーサイクル
)を行なう。
328で枚数カウンタが逐次カウントアツプされて枚数
カウンタの値=枚数レジスタの値となった場合、または
、S33でCキーの操作があって枚数カウンタの値〉枚
数レジスタの値となった場合は、827〜S37のステ
ップを繰り返すリピート処理(コピーサイクル)を抜け
て、S38で前述のエンドサイクルをセットする。
エンドサイクルを実行しながら、前述のs7〜S23の
プリントキー25の操作待ちループを構成し、このとき
、S23でプリントキー25の操作があるとエンドサイ
クル中なのでスタートサイクルを省略する(S25,5
26)。
コピーの排紙終了を検出しく515)、感光体ドラム3
表面のクリーニング除電等を完了して終了タイミングと
なると(S16)、S17で感光体ドラム3を回転する
ために付勢していたモータやソレノイド等を消勢し、併
せて、枚数カウンタの値を枚数メモリに格納し、休止タ
イマをリセット&スタートするなどの以降の複写装置を
制御する上でのパラメータの整理が行なわれる。
すれば良い。
第4a図に複写機本体制御ユニットMCUのマイクロプ
ロセッサ50と、ADFlaのマイクロプロセッサ50
aおよびスキャナユニットSCUのマイクロプロセッサ
50sとの接続関係を示す。
この接続による3個のマイクロプロセッサ50゜50a
および50sでなるマルチプロセッサシステムにおいて
、マイクロプロセッサ50がメインである。
メインプロセッサ50のシリアルデータ転送出力ポート
Tmは、バッファアンプiclおよび抵抗R1を介して
発光ダイオードD3に接続されている。
発光ダイオードD3の光はフォトトランジスタTriで
受けられる。フォトトランジスタTrlの光検出信号は
抵抗R8およびバッファアンプic5を介してADFl
aのマイクロプロセッサ50aのシリアルデータ受信ポ
ートRaに与えられる。
メインプロセッサ50のシリアルデータ受信ポートRm
には、抵抗R6およびバッファアンプic3を介してフ
ォトトランジスタTr2の受光信号が与えられる。また
該受信ポートRmには、バッファアンプic4を介して
、スキャナユニットSCUのマイクロプロセッサ50a
のシリアルデータ転送ポートRsが接続されている。フ
ォトトランジスタTr2に光を与える発光ダイオードD
4は、抵抗R9およびバッファアンプic6を介してA
DFlaのマイクロプロセッサ50aのシリアルデータ
転送ポートTaに接続されている。
メインプロセッサ50のデータ転送先選択ポートEnは
、バッファアンプic2および抵抗R3を介してトラン
ジスタT r 3のベースに接続されている。
トランジスタTr3は、メインプロセッサ50のデータ
転送先を50aと50sの一方に設定するためのもので
ある。メインプロセッサ50の転送先選択ポートEmの
出力がLのときには、トランジスタTr3がオンで発光
ダイオードD3に逆バイアスが加わり発光ダイオードD
3は点灯しない。すなわちメインプロセッサ50よりA
DFのプロセッサ50aにはデータが伝達されない。ま
た、バッファアンプic3の出力端がHに維持され、プ
ロセッサ50aの出力データはメインプロセッサ50の
シリアルデータ受信ポートRmには伝達されない。この
状態(Em=L、Tr:オン)では、メインプロセッサ
50のシリアルデータ転送ポートTmにプロセッサ50
sのシリアルデータ受信ポートRsが接続され、かつメ
インプロセッサ50のシリアルデータ受信ポートRmに
プロセッサ50sのシリアルデータ転送ポートTsが接
続されているので、メインプロセッサ50からプロセッ
サ50gに、またその逆にデータを転送することができ
る(E+n= L ;スキャナユニット転送モード)。
メインプロセッサ50の転送先選択ポートEmの出力が
Hのときには、トランジスタTr3がオフであるので、
発光ダイオードD3のカソードにバッファアンプicl
の出力電位が加わり、この電位がLのときに発光ダイオ
ードD3が発光する。また、バッファアンプic3には
フォトトランジスタTr3のオン、オフすなわち発光ダ
イオードD4の点灯、消灯に対応した電位が加わる。
したがって、メインプロセッサ50からプロセッサ50
aに、またその逆にデータを転送し得る(Em=H,A
DF転送モード)。なお、メインプロセッサ50の転送
データはプロセッサ50sにも加わるが、プロセッサ5
0sを、その転送先選択ポートEsがL(スキャナユニ
ット転送モード)のときには、データ受信(読込み)を
せず。
しかも送信もしないものとしておくことにより、ADF
転送モードにおいてプロセッサ50sが誤読込みや、混
信送信を行なうことはない。また、プロセッサ50aは
、メインプロセッサ50がデータを転送して来た場合の
み、それと一対一の対応でデータをプロセッサ50に転
送するものとしておくことにより、スキャナユニット転
送モードにおいて混信送信を行なうことがない。したが
って、プロセッサ50aの転送先選択ポートEaはLに
設定され、プロセッサ50aは、メインプロセッサ50
よりデータの転送を受けると、それに応答してデータを
転送するプログラムが組まれており、メインプロセンサ
はプロセッサ50aにデータを転送するときおよび50
aよりデータを受けようとするときのみ転送先選択ポー
トEmをHとし、他の時にはLとして、スキャナユニッ
トSCUのプロセッサ50gには、転送先選択ポートE
fflがLのときにデータを転送し、かつ転送先選択ポ
ートEmがLのときに受信ポートRmにデータを受ける
とこれをスキャナユニットSCUからのものとして読込
むことができる。スキャナユニットSCUのプロセッサ
50sは、したがって転送先選択ポートEsがLのとき
には何時でもデータをプロセッサ50に転送することが
できる。
コピースタートからコピー終了までのプロセスにおいて
、メインプロセッサ50からADFのプロセッサ50a
にデータを転送し、また前者から後者にデータを要求す
る回数は少なく、しかもデータ送受信のタイミングは比
較的に粗くてよいのに対して、スキャナユニットSCU
のプロセッサ50sからメインプロセッサ50ヘタイミ
ング報知データを送る回数が多くしかも報知タイミング
に精度が要求されるので、この実施例では、次の規則に
基づりて、メインプロセンサ50とADFのプロセッサ
50aが、またメインプロセッサ50とスキャナユニッ
トSCUのプロセッサ50sがデータをやり取りする。
(1)メインプロセッサ50がデータを転送して来たと
きのみ、50aおよび50sはデータをメインプロセッ
サ50に転送する。50aおよび50sは、送信すべき
データが無いときにはダミーデータを50に転送する。
(2)メインプロセッサ5oは、露光開始タイミングで
スキャナユニットSCUのプロセッサ50sに「スキャ
ナ専有」を示すデータを転送し、スキャナキャリッジが
所定位置まで行ったタイミングで「スキャナ非専有」を
示すデータをプロセッサ50sに転送する。プロセッサ
50sは、「スキャナ専有」データを受けると「スキャ
ナ専有了解」データを50に転送し、「スキャナ非専有
」データを受けるまで、データを転送する必要があると
き任意にデータを50に転送する。プロセッサ50sは
、「スキャナ非専有」データを受信すると次に「スキャ
ナ専有」データを受信するまでは上記(1)のモードと
なる。
(3)上記(1)においてメインプロセッサ50は、A
DFのプロセッサ50aに送信した後は、50からの送
信を受信してから、EmをLにしてスキャナユニットS
CUのプロセッサ50sにデータを送信し、また50s
からEraをHにしてプロセッサ50aにデータを送信
する。
(4)上記(3)においてメインプロセッサ50は。
プロセッサ50a又は50sにあるデータを要求すると
き送信データがないときはダミーデータを送信する。
(5)メインプロセッサ50は、画像形成制御開始<n
光ランプオン、スキャナ駆動開始)時にはプロセッサ5
0sに「スキャナ専有」データを送信し、以後必要なデ
ータのみ送信し、ダミーデータは送信しない。
(6)メインプロセッサ50は、画像形成終了(露光ラ
ンプオフ)時には、プロセッサ50sに「スキャナ非専
有」データを送信し、以後上記(3)、(4)に従かう
(7)ADFがオプションであるので、それが接続され
ていない場合もある。そこでADFのプロセッサ50a
 (接続なしのこともある)にデータを送信してrAD
Fなしカウンタ」を1カウントアツプし、50aよりデ
ータを受信するとrADFなしカウンタ」をクリアし、
ADFなしカウンタのカウント値が200以上になる(
200回送信したが返答がない)と、ADFが接続され
ていないものとしで、以後はプロセッサ50sとのデー
タ送、受信のみを行う。
以上の規則により、同一ポート(Tm、Rm)を使用し
て異るボーレートの、複数プロセッサとのシリアル転送
がスムーズに行われ、しかも、スキャナユニットSCU
とのデータ転送がタイミングよく行われる。またオプシ
ョンユニットの接続有無が、ハードスイッチ等を用いる
ことなく自動的に行われる。
マイクロプロセッサ50のシリアルインターフェースの
概略構成を第4b図に示す。なお、マイクロプロセッサ
50aおよび50sもマイクロプロセッサ50と同じ構
成のものである。第4b図を参照すると、シリアルイン
ターフェースはシリアルデータ出力端子T m 、シリ
アリデータ入力端子Ru+および入出力選択端子E11
の3つの端子、8ビツトのシリアルレジスタ(シリアル
→パラレル、パラレル−シリアル)、送・受信バッファ
レジスタ(TXB、RXB)、送・受信制御回路および
動作モードを指定するシリアルモードレジスタ等で構成
されている。本実施例ではアシンクロナス(調歩同期)
モードを使用するので外部シリアルクロックが不要とな
り、E+++は通常の入出力ポートとして使用している
。アシンクロナスモードは、データ伝送に際してスター
トビットを先行させストップビットを後続させるデータ
伝送方式であり。
本実施例では、第4c図に示すように、スタートビット
を1ビツト、データビットを8ビツト、パリティビット
を1ビツト、ストップビットを1ビツトとする10ビツ
トの交信キャラクタを構成している。すなわち、シリア
ル出力端子Tl11から1キヤラクタごとに、シリアル
の送信データとして送信し。
シリアル入力端子R11から1キヤラクタごとにシリア
ルの受信データとして受信する。Emは選択信号を送信
または受信する。このキャラクタの交信では、システム
クロックに10MHz、内部クロックにφ384を使用
しているので1キャラクタ当り384μSの送信時間を
要する。
以上のように構成された本実施例のマルチプロセッサシ
ステムで、プロセッサ50は、出力ポー選択ポートET
&からHレベルを出力してADFのプロセッサ50aと
の間の交信を行ない、出力ポー選択ポートEmからLレ
ベルを出力してスキャナユニットSCUのプロセッサ5
0sとの間の交信を行なう。この交信は50.50aお
よび50sにおいて割り込み処理される。再び第4b図
を参照してプロセッサ50に関して(他のプロセッサも
同様)説明すると、プロセッサ50は、シリアルデータ
入力端子Rmに到来する受信データRxD (シリアル
の交信キャラクタ)をシリアルレジスタ(S−)P)に
入力する。ここで受信データRxDをパラレル変換して
受信バッファレジスタRXBに転送し、受信バッファレ
ジスタRXBではデータがストアされると受信割り込み
信号INTSRを発生する。この受信割り込み信号IN
TSRによりデータの受信を実行するルーチンが割り込
み処理され、続いてデータを送信するルーチンが割り込
み処理される。データの送信は、送信バッファレジスタ
TXBに送信するデータを書き込むと、このデータがシ
リアルレジスタ(P−)S)でシリアル変換されてシリ
アルデータ出力端子Tfflから出力される。
プロセッサ50−50 a 、 50−50 s間のデ
ータの交信を第4d図のタイミングチャートに示す。第
4a図および第4d図を参照して概略を説明する。マイ
クロプロセッサ50は、電源投入直後、および、交信杜
絶時にデータ送信のルーチンを起動するための送信起動
用のタイマを有している。このタイマはスタートされる
と所定時間ごとにタイマ割り込信号を発生し、本実施例
ではこの値を2 m sに設定している。
ffi源が投入されるとプロセッサ50は、タイマをス
タートし、2 m s後にタイマ割り込み信号が発生す
る。このタイマ割り込み信号でプロセッサ50はタイマ
割り込みルーチンを実行し、選択ポートEmをLレベル
に設定してプロセッサ50s宛のデータTxD(交信キ
ャラクタ)を送信する。
この送信データT x Dはプロセッサ50のシリアル
データ出力端子Tmからプロセッサ50sのRsとバッ
ファアンプiclに与えられるが、発光ダイオードD3
のカソードがH(プラス定電圧)になっているので受信
データRxD (交信キャラクタ)としてプロセッサ5
0gで受信され、プロセッサ50aでは受信されない。
プロセッサ50sの受信バッファレジスタRX B s
にプロセッサ5oからのデータ(Rx D )が入力さ
れると、受信割り込み信号INTSRsを発生する。こ
れによりプロセッサ50sのメインル−チンで割り込み
許可となるとタイマ割り込みルーチンを実行して受信デ
ータをRAMにストアした後、シリアルデータ出力端子
Tsからプロセッサ50宛の送信データTxDを送信す
る。データの送(受)信は1キヤラクタを単位として行
なうので、データを受信開始してからデータを送信開始
するまでに割り込み許可待ち時間を含めて約400μs
  (1キヤラクタの交信は384μS)となる。プロ
セッサ50sの送信データTxDはプロセッサ50のR
mに送出され、受信データRxDとしてプロセッサ50
のシリアルデータ入力端子Rmで受信される。
プロセッサ50は、50sからのデータRxD受信によ
る受信割り込み信号IN”rsRlで受信割り込みルー
チンを実行する。これにおいて、受信データRx Dを
ストアした後、選択信号Emを反転(Hレベル)する。
そして次のタイマ割込では、シリアルデータ出力端子T
mからプロセッサ50a宛の送信データTxDを送信す
る。この場合は、Em=HであるのでトランジスタTr
3がオフであり、プロセッサ50aで受信される。プロ
セッサ50sはEm=Hであるので受信しない。
プロセッサ50aにおいても同様の受信割り込みルーチ
ンで、データの受信とプロセッサ5o宛データの送信が
実行され、プロセッサ5oは50aからデータを受信す
るとEmを反転(Lレベル)する。以下同様にしてプロ
セッサ5O−50s。
5O−50a間のデータの交信が繰り返される。
プロセッサ50では、送信起動用のタイマを、タイムオ
ーバ毎にリセット及スタートするが、交信のエラー等で
50に受信割り込みがかからなかった場合、このタイマ
のタイマ割り込み信号によりタイマ割り込みルーチンを
実行してデータを送信し、交信を継続する。
以上の交信動作が上記(1) 、 (3) 、 (4)
および(7)に要約したものであり、第1b図に示すス
テップS2ならびに第1c図のステップS31において
、メインプロセッサ50がADF装着有無の検出と。
スキャナユニットSCUおよびADFの状態間合せ(ス
キャナユニットのレディ又は異常、ADFのペーパジャ
ム等)のために実行する(なお、ステップS31では、
ステップS2でADF装着有無を、上記要約(7)のロ
ジックで検出しているので、それに従って、ADF装着
のときには状態問合せをするが、装置無しのときにはA
DFに対しては交信動作をしない)。
第1c図に示すステップS19では、上記と同様に上記
(1)、(3)および(4)に要約した交信動作を行な
うが、ここでは、メインプロセッサ50はADF装置を
検出しているとADFのプロセッサ50aに対してはA
DFに搭載されている原稿サイズデータを間合せして原
稿サイズデータを読込み、原稿サイズデータ、操作ボー
ド57で入力された倍率データおよび給紙カセット選択
による記録紙サイズより、原稿画像が記録紙面内に記録
され得るか否かを判定して、可であるとイベントテーブ
ル(露光走査開始を起点とした、給紙コロ停止タイミン
グ(駆動開始は露光走査開始と同一)。
現1象バイアスオンタイミング、レジストローラ駆動開
始タイミング、転写チャージャオンタイミング、メイン
チャージャオフタイミング(オンは露光開始タイミング
と同一)、キャリッジ反転タイミング、現像バイアスオ
フタイミング、レジストローラ停止タイミング、転写チ
ャージャオフタイミング等のときの同期パルスカウント
値を示すデータ)をスキャナユニットSCUのプロセッ
サ50sに転送する。原稿画像が記録紙面内に記録され
得ないときには、複写倍率および又は給紙カセットを変
更してこれらを操作ボード57に表示し、同様にイベン
トテーブルを作成してプロセッサ50sに転送する。A
DFの装着がないときには、操作ボード57に設定され
ている記録紙サイズに応じたイベントテーブルを作成し
てプロセッサ50sに転送する。
第1c図に示すステップS27では、プロセッサ50は
、(A):ADF装着ありを検出しているときには、第
1回のコピーのときと設定枚数分のコピー終了毎に原稿
給紙タイミングでプロセッサ50aに上記の(1)、(
3)および(4)の要約に示す交信でまず原稿有無を間
合せて、有りの返事があると原稿給紙指示を転送し、無
しの返事のときにはプロセッサ50aに原稿排紙(原稿
給紙と同じ指示)を転送してステップS38のエンドサ
イクルに進む。しかしてプロセッサ50は原稿給紙指示
をプロセッサ50aに転送しプロセッサ50aより原稿
送り完了を示すデータを受信すると、スキャナユニット
SCUのプロセッサ50sに走査スタート指示を転送し
、これを了解したデータを50sより受けるとプロセッ
サ50sに「スキャナ専有」データをプロセッサ50s
に転送する。
(B):プロセッサ50は、プロセッサ50gが「スキ
ャナ専有了解」データを送ってくるとその後設定枚数の
コピー終了までは、上記(2)、(5)および(6)で
要約した交信モードに切換えて、プロセッサ50はプロ
セッサ50sがホームポジション復帰を示すデータを送
ってくる毎にプロセッサ50sに走査スタート指示デー
タを転送する。コピ一枚数が設定枚数になって50gが
ホームポジション復帰を示すデータを送ってくると、プ
ロセッサ50は50sにrスキャナ非専有」を示すデー
タを転送して上記(A)に戻る。
上記(B)においてプロセッサ50sは、「スキャナ専
有」指示を受けてから「スキャナ非専有」指示を受ける
までは、メインプロセッサ50から露光スタート指示が
転送される毎に露光ランプを点灯しキャリッジを往駆動
開始し、同期パルスのカウントを開始して、カウント値
が′ステップS19で受信してメモリに保持しているイ
ベントテーブルのタイミングデータと合致する毎に、こ
れをメインプロセッサ50sに報知(転送)する。
また、カウント値がキャリッジ反転タイミングデータに
合致すると、これをメインプロセッサ50に報知すると
共に、露光ランプを消灯しキャリッジを一度停止してか
らリターン駆動する。キャリッジがホームポジションに
戻るとそれを停止し、ホームポジション復帰をメインプ
ロセッサ50に報知する。
以上に説明したメインプロセッサ50−プロセッサ50
a間、および5O−50a間のデータ交信のタイミング
の概略を第5a図に示し、交信の内容概略を第5b図に
示す。
以上に説明したマルチプロセッサ交信における、メイン
プロセッサ50の送信制御動作を第6a図に、受信制御
動作を第6b図に示し、ADFのプロセッサ50aの受
送信制御動作を第7図に、スキャナユニットSCUのプ
ロセッサ50sの受送信制御動作を第8a図に、またプ
ロセッサ50sのスキャナ制御動作を第8b図に示す。
まず第6a図を参照して複写機本体制御ユニットMCU
のプロセッサ50の送信動作を説明する。
前述の割込タイマーがタイムオーバするとプロセッサ5
0は、該割込タイマーを再セットして第6a図に示すフ
ローに進み、まずADFなしフラグの有無を参照する(
ステップ40;以下カッコ内にはステップ番号のみを示
す)。このADFなしフラグはプロセッサ50aに20
0回送信を行なっても返事がない場合にセットされるも
のであり、ADF−の接続なしを示す。まずこのフラグ
がセットされていない状態(ADFの接続があるか、接
続がなくてもまだ50aに対して200回の送信をして
いない状態)から説明を進めると、ADFなしカウンタ
を1カウントアツプしく41)、 ADFなしカウンタ
の内容が200以上か否かをテストして(42)、20
0以上でないと選択ポートE諺の設定レベルをチェック
する(43)、Em=Hであると、まず送信バッファレ
ジスタTXBにダミーデータ(送信データがない場合に
送るデータ)をセットしく44)、次にADFへの報知
データ(状態間合せデータ等)の存否をチェックしく4
5)、報知データがあるときにはそれを送信バッファレ
ジスタTXBにセットする(46)、次に送信バッファ
レジスタTXBのデータをポートTmから送出する(4
7)、以上により、報知データがあるときにはそれが、
また無いときにはダミーデータがADFに送信される。
なお、このデータを受けると50sが返事を送信して来
て次に説明する第6b図の受信動作で、 Em=Hのと
きに受信(50aより)すると次にEIIl=Lをセッ
トするので、次にタイマ割込がかかったときにはステッ
プ43でEs5=Lを検出することになる。
ステップ43でEIIl=Lを検出すると、「スキャナ
専有」フラグの存否を参照しく50)、それがない(露
光走査キャリッジ駆動期間外)と送信バッファレジスタ
TXBにダミーデータ(送信データがない場合に送るデ
ータ)をセットしく51)、次にスキャナユニットSC
Uへの報知データ(状態間合せデータ、イベントテーブ
ル等)の存否にチェックしく52)、報知データがある
ときにはそれを送信バッファレジスタTXBにセットす
る(53)。次に送信バッファレジスタTXBのデータ
をポートT+nから送出する(54)。
ADFの接続がない場合には以上に説明したメインプロ
セッサ50の送信動作をADFのプロセッサ50aに2
00回行なったときにステップ42から48に進んでA
DFなしフラグをセットし、選択ポートEmL;L、を
セットし、以後はスキャナユニットSCUのプロセッサ
50gのみに送(言し、またEm=Lであるので50.
からのみデータを受信する。
次に第6b図を参照して複写機本体制御ユニットMCU
のプロセッサ50の受信動作を説明する。
受信ポートRmが送信データの先頭のスタートビット5
b=LでLレベルになると、プロセッサ50に受信割込
がかかり、プロセッサ50は第6b図の割込制御に進み
、内部アキュムレータの内容を退避して(55)、受信
データを読込む(56)。次に読込んだデータのエラー
チェックをして、エラーであればアキュムレータに、先
に退避したデータをセットして(65) 、メインルー
チン(この割込に進む直前のステップ)に戻る(リター
ン)。読込みデータがエラーでないときには、選択ポー
トEmにセットしている信号レベルを参照しく58)、
それが)(である(プロセッサ50aよりの受信)と1
次にはプロセッサ50sの送信とそれよりの受信とする
為にEIIlをLにセットしく59)、データがダミー
データであるかをチェックしく60)、ダミーデータで
ないと受信データに対応した処理をして(61)受信割
込フローを抜ける。ステップ58でEm=Lである(プ
ロセッサ50sよりの受信)と、次にはプロセッサ50
aの送信とそれよりの受信とする為にEmをトIにセッ
トしく62)、データがダミーデータであるかをチェッ
クしく63)、ダミーデータでないと受信データに対応
した処理をして(64)受信割込フローを抜ける。なお
、ステップ62でEmをHにセットして、次の送信をプ
ロセッサ50aに指定しても、ADFなしフラグをセッ
トしているときには、第6a図の49でEIIIをLに
再セットするので、送受信はプロセッサ50sとのみで
行なわれることになる。
以上に説明した送信(第6a図)および受信(第6b図
)は、第1b図のステップS2から827の中の露光走
査開始まであ区間と、329〜S38の区間に行なわれ
、ステップS2ではプロセッサ50と50aの間で、A
DFの状態(レディ、異常)と原稿サイズ(有無を含む
)の間合せ。
原稿給紙指示(コンタクトガラス1への給紙)および報
知をやり取りする。50aが200回以上返事をしない
と、前述の通り、ADFの接続がないものとして、以降
は50aへの送信は行わない。
またステップS2ではプロセッサ5−0と50sの間で
、スキャナユニットSCUの状態(レディ。
異常)の間合せ、露光走査開始指示、「スキャナ専有」
指示および報知をやり取りする。S19では、メインプ
ロセッサ50はイベントテーブルのデータを50sに送
信する。それ以外のステップ(S27も除く)を実行し
ているときには、メインプロセッサ50は50aおよび
50sにダミーデータを送り、50aおよび50bは状
態変化や異常を検出したときに、50のダミーデータ受
信に応答して状態データを送信し、状態変化や異常を検
出していないときにはダミーデータを返送する。
第7図にADFのプロセッサ50aの受信動作と、受信
に応答した送信動作を示す。プロセッサ50aの受信ポ
ートRaが送信データの先頭のスタートビット5b=L
でLレベルになると、プロセッサ50aに受信割込がか
かり、プロセッサ50aは第7図の割込制御に進み、内
部アキュムレータの内容を退避して(66)、受信デー
タを読込む(67)。次に読込んだデータのエラーチェ
ックをして(6B) 、エラーであればアキュムレータ
に、先に退避したデータをセットして(75)、メイン
ルーチン(この割込に進む直前のステップ)に戻る(す
ターン)。読込みデータがエラーでないときには、受信
データがダミーデータか否かをチェックしく69)、ダ
ミーデータでないと受信データに応じた処理を実行して
(70)、送信バッファレジスタTXBにダミーデータ
をセットしく71)、次にメインプロセッサ50への報
知データ(状態データ、原稿サイズデータ、原稿無しデ
ータ等)の存否をチェックしく72)、報知データがあ
るときにはそれを送信バッファレジスタTXBにセット
する(73)。次に送信バッファレジスタTXBのデー
タをポートTaから送出しく74)、先に退避していた
データをアキュムレータに戻しく75)、メインルーチ
ンに戻る。
マイクロプロセッサ50aのこの受信、送信制御は受信
を条件に開始される。したがって、マイクロプロセッサ
50aは、プロセッサ50からデータ(ダミーデータを
含む)が送られてこないと送信を行わない。
第8a図に、スキャナユニットSCUのプロセッサ50
sの受信動作と、受信に応答した送信動作を示す。プロ
セッサ50gの受信ポートRsが送信データの先頭のス
タートビット5b=LでLレベルになると、プロセッサ
50sに受信割込がかかり、プロセッサ50sは第8a
図の割込制御に進み、内部アキュムレータの内容を退避
して(76)、受信データを読込む(77)。次に読込
んだデータのエラーチェックをして(7B)、エラーで
あればアキュムレータに、先に退避したデータをセット
して(87)、メインルーチン(この割込に進む直前の
ステップ)に戻る(リターン)。読込みデータがエラー
でないときには、受信データが「スキャナ専有」指示デ
ータか、「スキャナ非専有」指示データであるかをチェ
ックしく79.80)、前者であると「スキャナ専有」
フラグをセット(88) して「スキャナ専有了解」デ
ータを送信バッファレジスタTXBにセット(89) 
して送信ポートTsより送出する。後者であると「スキ
ャナ専有」フラグをクリア(90) してrスキャナ非
専有了解」データを送信バッファレジスタTXBにセッ
ト(91)して送信ポートTsより送出する。受信デー
タがこれらのデータでなかったときには、受信データが
ダミーデータか否かをチェックしく81)、ダミーデー
タでないと受信データl;応じた処理を実行して(82
)、送信バッファレジスタTXBにダミーデータをセッ
トしく83)、次にメインプロセッサ5〇への報知デー
タ(状態データ等)の存否をチェックしく84)、報知
データがあるときにはそれを送信バッファレジスタTX
Bにセットする(85)。次に送信バッファレジスタT
XHのデータをポートTsから送出しく86)、先に退
避していたデータをアキュムレータに戻しく87)、メ
インルーチンに戻る。
マイクロプロセッサ50sのこの受信、送信制御は受信
を条件に開始される。したがって、マイクロプロセッサ
50gは、プロセッサ5.0からデータ(ダミーデータ
を含む)が送られてこないと送信を行わない。しかし、
すでに説明したように、プロセッサ50gは、露光走査
開始から同期パルスのカウントを開始して、カウント韓
が与えられたイベントテーブルの中のタイミングデータ
の値に合致するとメインプロセッサにこれを報知しなけ
ればならない。この報知はプロセッサ50sのスキャナ
制御フロー(メインルーチン)で行なわれる。
第8b図にプロセッサ50sのスキャナ制御動作を示す
。プロセッサ50gは電源が投入されると内部レジスタ
、カウンタ、フラグ等を初期時期状態のものに設定しく
92)、状態読取を行い状態データを設定する(93)
、この状態データは、前述の受信・送信動作(第8a図
)でメインプロセッサ50に送信される。状態読取(9
3)を経ると、状態データよりキャリッジがホームポジ
ション(以下11Pと記す)にあるか否かをチェックし
く94)、HPにないと、キャリッジをHPに位置決め
する(95)。なおこの位置決めにおいて、所定の動作
でHP位置到達にならないと、キャリッジ異常(HPセ
ンサ異常も含まれる)データをセットする。このデータ
も状態データとして、前述の受信・送信動作(第8a図
)でメインプロセッサ50に送信される。
キャリッジをHPにセットすると(95)、状態読取(
93)を繰り返しつつ、メインプロセッサ50よリ第6
a図に示す動作で露光走査スタート指示データが送信さ
れるのを待つ(96)。このデータは第8a図の受信・
送信制御動作で読取られる。
露光走査スタート指示データが到来するとプロセッサ5
0sは、同期パルス(キャリッジ駆動機構を駆動する走
査モータの所定角度の回転毎に1パルス発せられるパル
ス)のカウントを実行するパルス割込を許可しく97)
、露光ランプを点灯し、走査モータを往駆動付勢する(
99)。
なお、TB光走査スタート指示データがメインプロセッ
サ50より到来したとき、プロセッサ50Sは第8a図
に示す受信・送信制御動作でスタート了解データ(第5
b図の■)を送信し、これに応じてメインプロセッサ5
0が「スキャナ専有」指示データをプロセッサ50sに
送信し、これを受けて第8a図に示すフローでプロセッ
サ50sは「スキャナ専有」フラグをセットし、かつ「
スキャナ専有了解」データをメインプロセッサ50に送
信する。したがってプロセッサ50sが露光走査(ラン
プオン、キャリッジ往動)を開始したときには、メイン
プロセッサ50およびプロセッサ50sにおいてそれぞ
れ「スキャナ専有jフラグがセットされている。
さて露光走査を開始するとプロセッサ50sは、同期パ
ルスが発生される毎に割込処理で同期パルスカウンタを
1カウントアツプして、カウント値をイベントテーブル
のタイミングデータ(複数)の示す値と比較する。イベ
ントテーブルのデータはコラム(@)データとそのコラ
ムに指定されたタイミングデータ(比較参照値:先に説
明したレジストローラ駆動開始、停止等々のタイミング
データ)を、小さい値に小さい番号のコラムを割り当て
て配列されているので、プロセッサ50sは5カウント
値を小さい番号のコラムのタイミングデータから順次に
比較し、合致したタイミングデータがあると、それに割
り当てられているコラム番号と合致(タイミング到来)
を示すデータを1セツトとして送信データとし、送信バ
ッファレジスタTXBにセットしく101)、「スキャ
ナ専有」フラグの有無を参照して(102)それがある
と、ポートTsにレジスタTXHのデータを送出する(
103)。なお、「スキャナ専有」フラグがないときに
は、この送信をしない。この場合にはメインプロセッサ
50が第6a図の送信制御動作でデータを送ってきたと
きに返信として50に送信することになる。
さて、前述の通りレジスタTXBのデータを送出する(
103)と、フロセッサ50sは、メインプロセッサ5
0よりの返信を待ち(104)、返信(データ受信了解
)があると、プロセッサ50gは送信データがリターン
タイミングを示すものであるかをチェックしく105)
、そうであると露光ランプを消灯し、走査モータを停止
しく106) 、反転復帰駆動タイミングをとるために
タイマdTをセットしく107)、またカウント値をイ
ベントテーブルのタイミングデータと比較する(100
)。なお、メインプロセッサ50より返信がないときに
は、ステップ108−103−104とめぐって送信を
繰り返しつフキャリッジがリミット位置(以下LPと記
す)に到達したかをチェックし、LPに到達すると露光
ランプを消灯し走査モータの往駆動付勢を停止して(1
09)。
状態読取(93)に戻る。さて返信があってタイマdT
をセットして(107)カウント値の比較(100)に
戻ったときには、カウント値がイベントテーブルの他の
タイミングデータと合致する毎に、これを示すデータを
メインプロセッサ50に送信し、その間タイマdTがタ
イムオーバすると(110)、キャリッジの反転駆動が
可能であるので、走査モータの復帰駆動付勢を開始しく
112)、タイマdTのタイムオーバフラグをクリアし
て(113)、状態読取(111)、カウント値とイベ
ントテーブルのタイミングデータの比較(100)をめ
ぐり、カウント値が新たなタイミングデータに合致する
毎にこれをメインプロセッサに報知する(101〜10
5)。キャリッジがHPに達すると(114,115)
、走査モータを停止し、同期パルスの割込を不許可にし
、同期パルスカウンタをクリアする(116)。そして
状態読取(93)に戻り、メインプロセッサ50から露
光走査スタート指示が到来するのを待つ。
なお、プロセッサ50sがイベントテーブルの最後のコ
ラムのタイミングデータに同期パルスが合致したことを
メインプロセッサ50に報知したときに、メインプロセ
ッサ50は「スキャナ専有」フラグをクリアしてプロセ
ッサ50sに「スキャナ、非専有」指示データを送信し
、プロセッサ50Sが第8a図に示すフローでこれを受
信して「スキャナ専有」フラグをクリアして「スキャナ
非専有了解」データをメインプロセッサ50に送信する
。したがってそれ以降、次に50から「スキャナ専有」
指示データの送信を受けるまでは、プロセッサ50gは
メインプロセッサ50よりデータを受信したときにこれ
に応答して自己のデータを50に送信する。
以上の通り、1個のプロセッサと他の2個のプロセッサ
との間のデータ交信が、シンプルなハード構成で個別に
行なわれる。ADFにメインプロセッサ50からデータ
(状態間合せおよび原稿供給指示)を送信する必要があ
るのは、露光走査を開始するまでと、露光走査終了後の
区間であってしかもタイミングの微細な正確さは必要で
はなく、一方、露光走査中はレジストローラなと多くの
コピー処理要素の付勢開始、終了タイミングを正確に定
める必要があって、す早い、しかも時を得たタイミング
報知が、プロセッサ50gからメインプロセッサ50に
なされることが必要であるので。
前述の、露光走査中はプロセッサ50s−50間データ
転送専有とし、しかもプロセッサ50sから一方的にデ
ータ転送をする転送制御は、ハードをシンプルにしかつ
コピープロセス制御を正確にする上において大きな利点
がある。また、オプションであるADF (ソータであ
ってもよい)の接続有無判定を、ハードスイッチではな
く、メインプロセッサ50の送、受信制御動作で判定す
るようにしているので、またこの判定は、−回の送受信
に掻く短時間しかかからず、例え200回にしても長い
時間を要しないので、更にこの判定は、露光走査に入る
までの時間的に余裕があるタイミング(操作ボード入力
時点:電源オンからオペレータのコピースタート指示ま
での時間は長い)で完了するので、コピー処理機能を低
下させることはない。
■効果 以上の通り本発明によれば、1つのマイクロプロセッサ
(50)のデータ転送ポートで他の2つのマイクロプロ
セッサ(50a、50g)のそれぞれに、個別にデータ
を転送することができ、同様に該2つのマイクロプロセ
ッサ(50a、50s)のそれぞれより個別に該1つの
マイクロプロセッサ(50)にデータを転送することが
できる。これらのデータ転送のための3個のマイクロプ
ロセッサ間のポート接続は単純である。また、該2つの
マイクロプロセッサ(50a、50g)はデータ転送中
継用の制御機能を要せずまた転送データに転送元、転送
先を示すデータを要しない。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明の一実施例の電気システム構成を示す
ブロック図であり、第2図に示す複写機の電気制御系を
示す。 第1b図および第1C図は、第1a図に示すマイクロプ
ロセッサ50の複写制御動作を示すフローチャートであ
る。 第2図は本発明を実施した複写機の、主に機械系の構成
を示す側面図である。 第3図は第2図に示す複写機の操作ボードの拡大平面図
である。 第4a図は第1a図に示すマイクロプロセッサ50.5
0aおよび50gの3者の接続関係を示す電気回路図で
ある。 第4b図は、マイクロプロセッサ50のデータ送、受信
ポート部の構成を示すブロック図である。 第4c図はマイクロプロセッサ50,50aおよび50
a間で転送するデータの構成を示す平面図である。 第4d図はマイクロプロセッサ50,50aおよび50
a間のデータ送、受信タイミングを示すタイムチャート
である。 第5a図はマイクロプロセッサ50の送、受信タイミン
グを示すタイムチャートである。 第5b図はマイクロプロセッサ50.50aおよび50
a間の送、受信データの内容と送、受信タイミングを示
すブロック図である。 第6a図はマイクロプロセッサ50の、タイマー割込に
よる送信制御動作を示すフローチャートである。 第6b図はマイクロプロセッサ50の、受信割込による
受信制御動作を示すフローチャートである。 第7図はマイクロプロセッサ50aの、受信割込による
受信・送信制御動作を示すフローチャートである。 第8a図はマイクロプロセッサ50sの、受信割込によ
る受信・送信制御動作を示すフローチャートである。 第8b図はマイクロプロセッサ50sの、スキャナ制御
動作を示すフローチャートである。 1a:ADF       1:コンタクトガラス2:
光学走査系     3:感光体ドラム4.5:給紙カ
セット  6,7:給紙コロ8ニレジストローラ   
9:先端折曲ローラ10;帯電キャージャ 11:イレ
ーザ12:現像ユニット  13:転写前除電ランプ1
4:転写チャージャ 15:分離チャージャ16:分離
爪   17:クリーニングユニツト18;除電ランプ
   19:搬送ベルト20:定着ユニット  21:
排紙ローラ22:コピートレイ MCU:複写機本体制御ユニット SCU:スキャナユニット 50: (第1)マイクロプロセッサ 50a:  (第3)マイクロプロセッサ50s:  
(第2)マイクロプロセッサ第6a口 m(50fl ’14Eh 41 ) ’16bl!] [10四コ(5o0籠勧刊 17目 音!%4’!’ )

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)静電潜像を形成するための感光体;該感光体を一
    様に荷電する荷電手段;該感光体の荷電面に原稿光像を
    露光する露光処理手段;露光により形成された静電潜像
    を顕像化する現像手段;感光体の顕像をシートに転写す
    る転写処理手段;顕像をシートに転写する位置にシート
    を送り、該位置よりシートを所定位置に搬送するシート
    送り手段;複写条件を入力し、入力された複写条件を表
    示する入力手段;および、入力された複写条件に従って
    前記荷電手段、露光処理手段、現像手段、転写処理手段
    、シート送り手段の動作を制御する複写制御手段;を備
    える複写装置において: 前記複写制御手段は、シリアルデータ転送用のデータ転
    送ポートとデータ転送先選択ポートを有する第1マイク
    ロプロセッサを備え;前記入力手段、荷電手段、露光処
    理手段、現像手段、転写処理手段、シート送り手段の少
    なくとも1者は、シリアルデータ転送用のデータ転送ポ
    ートとデータ転送先選択ポートを有する第2マイクロプ
    ロセッサを備え;他の少なくとも1者はシリアルデータ
    転送用のデータ転送ポートを有する第3マイクロプロセ
    ッサを備え;第1マイクロプロセッサのデータ転送ポー
    トに第2および第3マイクロプロセッサのデータ転送ポ
    ートを接続し、第1マイクロプロセッサのデータ転送先
    選択ポートに第2マイクロプロセッサのデータ転送先選
    択ポートを接続し;第1マイクロプロセッサはそのデー
    タ転送先選択ポートを2値信号の一方にして第2マイク
    ロプロセッサに処理制御データを送信し、データ転送先
    選択ポートを2値信号の他方にして第3マイクロプロセ
    ッサに処理制御データを送信する複写制御データ送信手
    段とした;ことを特徴とする複写装置。
  2. (2)露光処理手段は、原稿を照明する照明灯および原
    稿の光像を感光体に投影する光学系、該光学系の反射鏡
    と該照明灯を搭載したキャリッジ、キャリッジを往復駆
    動する駆動系、および、該駆動系を制御する第2マイク
    ロプロセッサでなる、前記特許請求の範囲第(1)項記
    載の複写装置。
  3. (3)駆動系は、キャリッジの移動に同期した電気パル
    スを発生する同期パルス発生手段および該電気パルスを
    カウントするカウント手段を含み、第2マイクロプロセ
    ッサは、第1マイクロプロセッサより予め受信した、複
    写条件に従ったカウント数をカウントするとこれを示す
    データを第1マイクロプロセッサに転送する前記特許請
    求の範囲第(2)項記載の複写装置。
  4. (4)第1マイクロプロセッサは、露光走査区間はその
    データ転送先選択ポートを2値信号の前記一方に維持す
    る前記特許請求の範囲第(2)項又は第(3)項に記載
    の複写装置。
  5. (5)第1マイクロプロセッサは、第3マイクロプロセ
    ッサにデータを転送しそれに対して第3マイクロプロセ
    ッサが返信データを転送しないときは、その後そのデー
    タ転送先選択ポートを2値信号の前記一方に維持する、
    前記特許請求の範囲第(1)項、第(2)項又は第(3
    )項記載の複写装置。
  6. (6)露光処理手段は、原稿を照明する照明灯および原
    稿の光像を感光体に投影する光学系、ならびに、原稿を
    該照明灯で照明される位置に駆動する、第3マイクロプ
    ロセッサを備える自動原稿供給手段でなる、前記特許請
    求の範囲第(1)項記載の複写装置。
  7. (7)第1マイクロプロセッサは、第3マイクロプロセ
    ッサにデータを転送しそれに対して第3マイクロプロセ
    ッサが返信データを転送しないときは、その後そのデー
    タ転送先選択ポートを2値信号の前記一方に維持する、
    前記特許請求の範囲第(6)項記載の複写装置。
  8. (8)露光処理手段は:原稿を照明する照明灯および原
    稿の光像を感光体に投影する光学系、該光学系の反射鏡
    と該照明灯を搭載したキャリッジ、キャリッジを往復駆
    動する駆動系、および、該駆動系を制御する第2マイク
    ロプロセッサでなるスキャナ手段と;第3マイクロプロ
    セッサを備え原稿を該照明灯で照明される位置に駆動す
    る自動原稿供給手段と;を備える前記特許請求の範囲第
    (1)項記載の複写装置。
  9. (9)第1マイクロプロセッサは、露光走査区間はその
    データ転送先選択ポートを2値信号の前記一方に維持す
    る前記特許請求の範囲第(8)項記載の複写装置。
  10. (10)第1マイクロプロセッサは、第3マイクロプロ
    セッサにデータを転送しそれに対して第3マイクロプロ
    セッサが返信データを転送しないときは、その後そのデ
    ータ転送先選択ポートを2値信号の前記一方に維持する
    前記特許請求の範囲第(8)項又は第(9)項記載の複
    写装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01142667A (ja) * 1987-11-30 1989-06-05 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JPH022580A (ja) * 1988-06-13 1990-01-08 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置の通信方式
JPH0273375A (ja) * 1988-09-09 1990-03-13 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436732A (en) * 1977-08-26 1979-03-17 Ricoh Co Ltd Device for controlling copying apparatus with plural micro-computer

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