JPH022580A - 記録装置の通信方式 - Google Patents

記録装置の通信方式

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JPH022580A
JPH022580A JP63146616A JP14661688A JPH022580A JP H022580 A JPH022580 A JP H022580A JP 63146616 A JP63146616 A JP 63146616A JP 14661688 A JP14661688 A JP 14661688A JP H022580 A JPH022580 A JP H022580A
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subsystem
copy
signal
paper
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JP63146616A
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Inventor
Takayuki Tanabe
田辺 隆之
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH022580A publication Critical patent/JPH022580A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の記録装
置の通信方式に関する。
〔従来の技術] 近年、複写機等の記録装置においては、コンピュータの
導入により高度な制御技術、データ処理技術を駆使する
ようになったため、高速複写が可能となりまた利用でき
る機能も多用化する一方、制御内容も高度化、複雑化し
ている。その制御の内容としては、例えば複写機の光学
系においては、原稿露光時のスキャン、レンズ移動制御
等があり、感材系においては感材の駆動、停止の制’<
8、その他感材回りの制御等があり、用紙搬送系におい
ては用紙収納トレイの制御、コピー用紙のフィード制御
およびパージ動作の制御等があり、ユーザインタフェー
スにおいては、コピーモード等のジシブ管理、マシンの
状態表示等の制御nがあり、さらに、原稿自動送り装置
、ソータ等の付加装置の制御等があり、これらの制御を
いかに高速複写および多機能化に対応させるかが大きな
課題となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した光学系、感材系、用紙搬送系、
ユーザインタフェース、付加装置等の各サブシステムの
制御nは、従来は全て1つのCPUで行われていたが、
すべての動作制御プログラムを複写機本体に用意するた
めに、必要とするメモリが膨大になってしまい、また、
将来新しい付加装置を開発したり、現在の8!能の改良
を行う場合に、複写機本体内のROMの交換や増設を行
わなければならないという問題を存している。
これを解決するために本出願人は、複数のCPUによる
処理の分散化により、処理の有効率アップを図り、例え
ば16ビツトCPUを用いず、安価な8ピントCPUを
用いることによっても、複雑でかつ高速が要求されるよ
うなプログラムの処理を可能にするシステムのプログラ
ムの修正が不要になる場合があり、変更が必要な場合で
も最小限で済むことになる。
本方式においては、第3図に示すように、メイン基板3
1上のSQMGR(シーケンスマネイジャー)サブシス
テム32(各サブシステムへの作業指示、状態監視、状
況判断を行う)、CHM(コピーハンドリングモジュー
ル)サブシステム33(各トレイの制御、コピー用紙の
フィード制?11を行う)、IMM(イメージングモジ
ュール)サブシステム34(感材系の制御を行う)、マ
ーキングサブシステム35(露光、現像の制御を行う)
からなる4つのサブシステムと、その回りのU/Iサブ
システム36(ユーザインタフェースの全ての制御を行
う)、INPUTサブシステム37(原稿の自動送り制
御、原稿サイズの検知を行うL 0UTPUTサブシス
テム38(ソータ、フィニッシャの制御を行う)、○P
T(オプティカル)サブシステム39(光学系の制御を
行う)、IEL(インターイメイジングランプ)サブシ
ステム40(感材上の像の消し込み制御を行う)からな
る5つのサブシステムとによる合計9つのサブシステム
で構成している。
そして、SQMCRサブシステム32、CHMサブシス
テム33および1MMサブシステム34は、第4図に示
すメインCPU41下にあるソフトウェアで実行される
ので、通信が不要なサブシステム間インタフェース(実
線表示)で接続されている。しかし、その他のサブシス
テムはメインCPU41とは別個のCPU下のソフトフ
ェアで実行されるので、シリアル通信インタフェース(
点線表示)で接続されている。
このシリアル通信は、高速複写と多機能をローコストで
実現するために、各通信ラインは共有されており、l0
0m5を1通信サイクルとして所定のタイミングに従っ
てメインCPU41と他の各CPU42〜47との間で
通信が行われる。そのため、機構的に厳密な夕・イミノ
ジが要求され、シリアル通信のタイミングに合わせるこ
とができない信号については、それぞれのCPUに割り
込みポート(INT端子)が設けられ、シリアルバス5
3とは別のホットラインにより割り込み処理される。
例えば、64cpm、309mm/secのプロセスス
ピードでコピーを動作させ、レジゲートのコントロール
精度等を±1mmに設定すると、上記の如き100m5
の通信サイクルでは処理できないジョブが発生する。従
って、「スキャン開始」、「スキャン終了」等の内容の
動作指令開始または終了の通信は、このホットラインを
使用することによりメインCPUから他の各CPUへの
通信速度を早め、高速複写への対応を図っている。
しかしながら、上記のように通信速度を速くして応答性
を良(した結果、ホットラインの信号が、複写機内の他
の出力の変化により発生するノイズに弱くなってしまう
という問題を生じている。
例えば、OPTサブシステム(光学系の制御)39にお
いては、複写機の停止中に用紙トレイの引き出しやイン
ターロックカバーの開閉があると、各種リレーが動作す
ることによりノイズが発生し、「スキャン開始」の信号
を出力し、光学系のキャリッジが勝手に駆動してしまっ
たり、「スキャン開始」信号が入ってキャリッジがスキ
ャン中に、チャージコロトロンのリークによりノイズが
発生し、再度「スキャン開始」信号が入ってキャリッジ
が暴走してしまうという問題を有している。
この問題はOPTサブシステムに限らず、ホットライン
を使用している全ての前記各サブシステムについても、
ノイズの発生により要求されるタイミング精度が補償で
きなくなるという問題を生じている。例えば、1MMサ
ブシステム(感材系の制御)34においては、現像バイ
アス、トナー量、チャージコロトロン電位を制御するた
めの各種バッチの読取開始信号があり、CHMサブシス
テム33(各トレイの制御、コピー用紙のフィード制御
)においては、レジゲート、排出ゲートの切り替え信号
があり、IELサブシステム40(感材上の像の消し込
み制?B)においては、画像消去開始信号があり、また
、INPUTサブシステム37(原稿の自動送り制御、
原稿サイズの検知)においては、原稿交換開始信号等が
ホットラインとして使用されている。
もっとも、上記したノイズをハードウェア或いはソフト
ウェアでフィルタを作り除去することも可能であるが、
応答性を良くするためにホットラインを採用したことか
ら、フィルタの時定数を大きくとることには不具合があ
った。
本発明は、上記問題を解決するものであって、複数のシ
ステムにより処理の分散化を図る記録装置の通信方式に
おいて、メインシステム側でホットライン信号の受付期
間を判断しそれをシリアル通信でリモートに対して教え
ることにより、通信速度を早めかつサーボモータの暴走
を防止したり、各種コントロールの精度を上げることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明の記録装置の通信方式は、第1図に示
すように、サブシステム792を監視しサブシステム7
92に作業指示を行うメインシステム791と、メイン
システム791からの作業指示により作業を行うサブシ
ステム792と、これらメインシステム791とサブシ
ステム792との間を接続するシリアル通信ラインおよ
びホットラインとを備えた記録装置の通信方式において
、前記メインシステム791またはサブシステム792
のいずれかに前記ホットラインの信号を受付ける期間を
判断するホットライン受付期間判断手段793を設け、
該ホットラインの信号を受付ける期間のみシリアル通信
に割り込みをかけることにより、サブシステム792が
ホットラインの信号を受信することを特徴としている。
〔作用〕
本発明においては、前記サブシステムが記録装置の光学
系を制御するサブシステムであり、前記ホットラインの
信号は、前記光学系のサーボモータの駆動開始信号であ
り、また、前記サブシステムが記録装置の感材系を制御
するサブシステムであり、前記ホットラインの信号は、
現像バイアス、トナー量、チャージコロトロン電位を制
御するための各種バッチの読取開始信号であり、また、
前記サブシステムが記録装置の用紙送りを制御するサブ
システムであり、前記ホットラインの信号は、レジゲー
ト、排出ゲートの切り替え信号であり、また、前記サブ
システムが記録装置の惑村上の像の清し込みを制御する
サブシステムであり、前記ホットラインの信号は、画像
消去開始信号であり、また、前記サブシステムが記録装
置の原稿自動送りを制御するサブシステムであり、前記
ホットラインの信号は、原稿交換開始信号である。従っ
て、メインシステム側でホットライン信号の受付期間を
判断しそれをシリアル通信でリモートに対して教えるこ
とにより、通信速度を早めかつサーボモータの暴走を防
止したり、各種コントロールの精度を上げることができ
る。
〔実施例〕
以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
且次 この実施例では、複写機を記録装置の一例として説明す
る。説明に先立って、本実施例の説明についての目次を
示す。なお、以下の説明において、(り〜(■)は、本
発明が適用される複写機の全体構成の概要を説明する項
であって、その構成の中で本発明の詳細な説明する項が
(Ill)である。
([)装置の概要 (1−1)装置構成 (1−2)システムの機能・特徴 (1−3)複写機の電気系制御システムの構成([−4
)シリアル通信方式 (+−5)ステート分割 (n)具体的な各部の構成 (II−1’)マーキング系 (II−2)ユーザインターフェイス (■−3)用紙搬送系 (■−4)原稿自動送り装置 (If−5)ソータ (I[I’)光学系 ([[[−1)装置の構成 (I[l−2)制御システムの構成 (III−3)ハードウェアの構成 ([[l−4)光学系のコントロールフロー−←Ll裂
1ツ111 (1−1)装置構成 第2図は本発明が適用される複写機の全体構成の1例を
示す図である。
本発明が適用される複写機は、ベースマシン1に対して
幾つかの付加装置が装備可能になったものであり、基本
構成となるベースマシン1は、上面に原稿を載置するプ
ラテンガラス2が配置され、その下方に光学系3、マー
キング系5の各装置が配置されている。他方、ベースマ
シン1には、上段トレイ6−1、中段トレイ6−2、下
段トレイ6−3が取り付けられ、これら各給紙トレイは
全て前面に引き出せるようになっており、操作性の向上
と複写機の配置スペースの節約が図られると共に、ベー
スマシン1に対して出っ張らないスソキリとしたデザイ
ンの複写機が実現されている。
また、給紙トレイ内の用紙を搬送するための用紙搬送系
7には、インバータ9.10およびデユープレックスト
レイ11が配置されている。さらに、ベースマシン1上
には、CRTデイスプレィからなるユーザインターフェ
イス12が取付けられると共に、プラテンガラス2の上
にDADF (デユーツブレックスオートドキュメント
フィーダ二自動両面原稿送り装置)13が取り付けられ
る。また、ユーザインターフェース12は、スタンドタ
イプであり、その下側にカード装置が増り付は可能とな
っている。
次に、ベースマシン1の付加装置を挙げる。DADF 
13の代わりにRDH(リサイクルドキュメントハンド
ラー:原稿を元のフィード状態に戻し原稿送りを自動的
に繰り返す装置)15或いは通常のADF (オートド
キュメントフィーダ:自動原稿送り装置)、エディタパ
ッド(座標入力装置)付プラテン、プラテンカバーのい
ずれかを取付けることも可能である。また、用紙搬送系
7の供給側には、MSI(マルチシートインサータ:手
差しトレイ)16およびHCF(ハイキャパシティフィ
ーダ二大容匿トレイ)17を取付けることが可能であり
、用紙搬送系7の排出側Gごは、1台ないし複数台のソ
ータ19が配設可能である。
なお、DADF 13を配置した場合には、シンプルキ
ャッチトレイ20或いはソータ19が取付可能であり、
また、RDH15を取付けた場合には、コピーされた1
AIl1組を交互に重ねてゆくオフセントキャッチトレ
イ21、コピーされた14111Mをステープルでとめ
るフィニッシャ22が取付可能であり、さらに、紙折機
能を有するフォールダ23が取付可能である。
(1−2)システムの機能・特徴 (A)+19能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、上記ユーザインターフェイス12においては、機
能の選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の
表示をCRTデイスプレィで行い、誰もが簡単に操作で
きることを大きな特徴としている。
その主要な機能として、CRTデイスプレィ上で表示画
面を切換えることにより、基本コピー応用コピーおよび
専門コピーの各モードに類別して、それぞれのモードで
機能選択や実行条件の設定等のメニューを表示すると共
に、キー人力により画面のカスケードを移動させて機能
を選択指定したり、実行条件データを入力可能にしてい
る。
本発明が通用される複写機の機能としては、主要機能、
自動機能、付加機能、表示機能、ダイアグ機能等がある
主要機能では、用紙サイズがA6〜A2.86〜B3ま
での定形は勿論、定形外で使用でき、先に説明したよう
に3段の内蔵トレイを有している。
また、7段階の固定倍率と1%刻みの任意倍率調整及び
99%〜101%の間で0.15%刻みの微調整ができ
る。さらに、固定7段階及び写真モードでの濃度選択機
能、両面機能、1mrr+−16mmの範囲での左右単
独とじ代設定機能、ピリング機能等がある。
自動機能では、自動的に原稿サイズに合わせて行う用紙
選択、用紙指定状態で行う倍率選択、濃度コントロール
、パワーオン後のフユーザレディで行うスタート、コピ
ーが終了して一定時間後に行うクリアとパワーセーブ等
の機能がある。
付加機能では、合成コピー、割り込み、予熱モード、設
定枚数のクリア、オートモードへのオールクリア、機能
を説明するインフォメーション、ICカードを使用する
ためのPキー、設定枚数を制限するマキシマムロック原
稿戻しやDADFを使用するフルジョブリカバリー、ジ
ャム部以外の用紙を排紙するパージ、ぶちけしなしの全
面コピ、原稿の部分コピーや部分削除を行うエディタ、
1個ずつジョブを呼び出し処理するジョブプログラム、
白紙をコピーの間に1枚ずつ挿入する合紙、ブックもの
に利用する中消し/砕潰し等がある。
表示機能では、CRTデイスプレィ等を用い、ジャム表
示、用紙残量表示、トナー残量表示、回収トナー満杯表
示、フユーザが温まるの待ち時間表示、機能選択矛盾や
マシンの状態に関する情報をオペレータに提供するメツ
セージ表示等の機能がある。
また、ダイアグ機能として、NVRAMの初期化、入力
チェツク、出力チェツク、ジャム回数や用紙フィード枚
数等のヒスドリフアイル、マーキングや感材ベルトまわ
りのプロセスコードに用いる初期値の合わせ込み、レジ
ゲートオンタイミングの調整、コンフィギユレーション
の設定等の機能がある。
さらには、オプションとして、先に説明したようなMS
I、f(CF、セカンドデベのカラー(赤、青、緑、茶
)、エディター等が適宜装備可能になっている。
(B)特徴 上記機能を備える本発明のシステム全体として下記の特
徴を有している。
(イ)省電力化の達成 1.5kVAでハイスピード、高性能の複写機を実現し
ている。そのため、各動作モードにおける1、5kVA
実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標値
を設定するための機能別電力配分を決定している。また
、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系統表
の作成、工不ルギー系統による管理、検証を行うように
している。
(ロ)低コスト化 高額部品を内製化し技術改善および標準化を図ると共に
、画材ライフのハード側からの改善、トナー消費の低減
により画材費の低減化を図っている。
(ハ)信頼性の向上 部品故障の低減及び長寿命化を図り、各パラメータのイ
ン/アウト条件を明確化し、設計不具合の低減化し、l
 OOkCVノーメンシナンスの実現を図っている。
(ニ)高画質の達成 本装置においてはトナー粒子にフェライトからなるマイ
クロキャリアを使用して精細にし、また反発磁界により
現像する方式を採用している。また怒光体としては有機
感材を何層にも塗って形成した高感度汎色有機感材ベル
トを採用し、さらにセントポイントを駆使したビクトリ
アルモードにより中間調を表現できるようにしている。
これらのことによりジェネレーション・コピーの改善、
黒点低減化を図り、従来にない高画質を達成している。
(ホ)操作性の改善 原稿をセットしコピー枚数を入力するだけでスタートキ
ーの操作により所定のモードでコピーを実行する全自動
モードを有すると共に、基本コピ、応用コピー、専門コ
ピーに分割した画面によるコピーモードの設定を含め、
多様なモード設定をユーザの要求に応じて選択できるよ
うにしている。これらのユーザインターフェースは、C
RTデイスプレィとその周囲に画面と対応して配置した
少数のキー及びLEDにより行い、見易い表示メニュー
と前車な操作でモード設定を可能にしている。また、不
揮発性メモリやICカードにコピーモードやその実行条
件等を予め記憶しておくことにより、所定の操作の自動
化を可能にしている。
(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、ICカードに格納された
プログラムにより複写機の機能を左右することができる
。従って、ICカードに格納されるプログラムをカード
単位で変化させることで、複写機の使用に対する差別化
が可能になる。これについて、分かり易い例を幾つか挙
げて説明する。
第1の例として、雑居ビルに複数の会社が共同使用する
複写機が備えられていたり、一つの会社内や工場内であ
ワても異なった部門間で共同使用する複写機が備えられ
ている場合を説明する。後者の共同使用は、予算管理上
で必要となるものであり、従来ではコピーライザ等の機
器を用いて各部門の使用管理を行っていた。
この複写機は、第2図で示したベースマシン1にICカ
ード装置、DADF 13、ソータ19、U112、供
給トレイ(6−1〜6−3)、およびデユープレックス
トレイ11を備えた比較的高度なシステム構成の複写機
であるとする。共同使用者の中には、DADF l 3
やソータ19を必要とする人あるいは部門もあれば、な
んら付加装置を必要としない大または部門もある。
これら使用1様の異なる複数の人または部門が複写機の
費用負担を各自のコピーボリュームからだけで決定しよ
うとすれば、低ボリュームのコピーしかとらない人また
は部門は、各種付加装置が装備された複写機の導入に反
対してしまい、複写機を高度に使用しようとする大また
は部門との間の調整が困難となってしまう。
このような場合には、各人または各部門の使用態様に応
じたICカードを用意しておき、高度な機能を望む人あ
るいは部門はど基本的な費用を多く負1■すると共に、
多くの機能を・活用することができるようにしておけば
よい。例えば最も高度なICカードの所有者は、そのI
CカードをICカード装置にセットした状態で複写機を
動作させることにより、DADF l 3、ソータ19
、供給1−レイ(6−1〜6−3)およびデユーブレッ
クストレイ11を自在に使用することができ、事務効率
も向上させることができる。これに対してコピー用紙の
ソーティングを必要としない人は、ソーティングについ
てのプログラムを欠(ICカードをセットして、キャッ
チトレイ20のみを使用することで経費を節減すること
ができる。
第2の例として、コピー業者がICカードでセルフコピ
ーサービス店を営む場合を説明する。
店の中には、複数台の複写機が配置されており、それぞ
れにICカード装置22が取りつけられている。客はサ
ービス態様に応じたICカードを請求し、これを自分の
希望する複写機にセットシてセルフサービスでコピーを
とる。複写機に不慣れな客は、操作説明の表示機能をプ
ログラムとして備えたICカードを請求し、これをセッ
トすることでUl 12に各種操作情報の表示を可能と
し、コピー作業を間違いなく実行することができる。
DADF 13の使用の可否や、多色記録の実行の可否
等も貸与するICカードによって決定することができ、
また使用機種の制限も可能となってtit金にあった客
の管理が可能になる。更にコピー枚数や使用したコピー
用紙のサイズ等のコピー作業の実態をICカードに書き
込むことができるので、料金の請求が容易になり、常連
客に対するコピー料金の割り引き等の細かなサービスも
可能になる。
第3の例として、特定ユーザ向けのプログラムを格納し
たlCカードを用いたサービスについて説明する。例え
ば特許事務所では写真製版により縮小された特許公報類
を検討するときに原寸と同一のコピーをとる必要から2
00%という比較的大きな拡大率でコピーをとる仕事が
ある。また官庁に提出する図面を作成する際に、その要
請に応えるために元の図面を小刻みに縮小あるいは拡大
する作業が行われる。また、市役所あるいは区役所等の
住民票のコピーを行う部門では、請求の対象外となる人
に関する記載箇所や個人のプライバシを保護するために
秘密にすべき箇所の画情報を削除するようにして謄本や
抄本を作成する。
このように使用者(ユーザ)によっては、複写機を特殊
な使用態様で利用する要求がある。このような要求にす
べて満足するように複写機の機能を設定すると、コンソ
ールパネルが複雑となり、また複写機内部のROMが大
型化してしまう。そこで特定ユーザ別にICカードを用
意し、これをセットさせることでそのユーザに最も適す
る機能を持った複写機を実現することができる。
例えば特許事務所の例では、専用のICカードを購入す
ることで、固定倍率として通常の数11類の縮倍率の他
に200%の縮倍率を簡単に選択できるようになる。ま
た微調整を必要とする範囲で例えば1%刻みで縮倍率を
設定することができるようになる。更に住民票の発行部
門では、テンキー等のキーを操作することによって液晶
表示部等のデイスプレィに住民票の種類や削除すべき欄
や項目を指示することができるようになり、この後スタ
ートボタンを押すことでオリジナルの所望の範囲のみが
コピーされたり、必要な部分のみが濃染されて記録され
るようになる。
(1−3’) 731写機の電気系制御システムの構成
第3図は本発明が適用される複写機のサブシステムの構
成を示す図、第4図はCP Uによるハード構成を示す
図である。
本発明が適用される複写機のシステムは、第3図に示す
ようにメインM+7i31上のSQMGRサブシステム
32、CHMサブシステム33.1MMサブシステム3
4、マーキングサブシステム35からなる4つのサブシ
ステムと、その周りのU/■サブシステム36、INP
UTサブシステム37.0UTPUTサブシステム38
、OPTサブシステム39、IELサブシステム40か
らなる5つのサブシステムとによる9つのサブシステム
で構成している。そして、SQMGRサブシステム32
に対して、CHMサブシステム33及び1MMサブシス
テム34は、SQMGRサブシステム32と共に第4図
に示すメインCPU41下にあるソフトウェアで実行さ
れているので、通信が不要なサブシステム間インターフ
ェース(実線表示)で接続されている。しめ化、その他
のサブシステムは、メインCPU41とは別個のCP 
tJ下のソフトウェアで実行されているので、シリアル
通信インターフェース(点線表示)で接続されている。
次にこれらのサブシステムを簡単に説明する。
SQMGRサブシステム32は、U/[サブシステム3
6からコピーモードの設定情報を受信し、効率よくコピ
ー作業が実施できるように各サブシステム間の同期をと
りながら、各サブシステムに作業指示を発行すると共に
、各サブシステムの状態を常時監視し、異常発生時には
速やかな状況判断処理を行うシーケンスマネージャーで
ある。
C8Mサブシステム33は、用紙収納トレイやデユープ
レックストレイ、手差しトレイの制御、コピー用紙のフ
ィード制御、コピー用紙のパージ動作の制御を行うサブ
システムである。
1MMサブシステム34は、感材ヘルド上のパネル分割
、感材ヘルドの走行/停止の制御、メインモータの制御
その他感材ヘルド周りの制御を行うり°ブシステムであ
る。
マーキングサブシステム35は、コロトロンや露光ラン
プ、現像機、感材ヘルドの電位、トナー濃度の制御を行
うサブシステムである。
U/Iサフ゛システム36は、ユーザインターフェース
の全ての制jn5マシンの状態表示、コピーモート決定
等のジョブ管理、ジョブリカバリーを行うサブシステム
である。
INPUTサブシステム37は、原稿の自動送り(DA
DF)や原稿の半自動送り(SADF)、大型サイズ(
A2)の原稿送り(LDC) 、コンピュータフオーム
原稿の送り(CFF)、原稿の2枚自動送り(2−UP
)の制御、原稿の繰り返し自動送り(RDH)の制御、
原稿サイズの検知を行うサブシステムである。
0UTPUTサブシステム37は、ソーターやフィニン
シャーを制御し、コピーをソーティングやスクッキング
、ノンソーティングの各モードにより出力したり、綴じ
込み出力するサブシステムである。
OPTサブシステム39は、原稿露光時のスキャン、レ
ンズ移動、シャッター、P I S/N0N−PISの
制御を行い、また、LDCモード時のキャリッジ移動を
行うサブシステムである。
rELサブシステム40は、感材ヘルド上の不要像の消
し込み、像に対する先端・後端の消し込み、編集モード
に応した像の消し込みを行うサブシステムである。
上記システムは、第4図に示す7個のCPUを核として
構成され、ペースマシンlとこれを取り巻く付加装置等
の組み合わせに柔軟に対応することを可能にしている。
ここで、メインCPU41が、ベースマシンlのメイン
基板上にあってSQMGRサブシステム32、C8Mサ
ブシステム33.1MMサブシステム34のソフトを含
み、シリアルバス53を介して各CPU42〜47と接
続される。これらのCPO42〜47は、第3図に示す
シリアル通信インターフェースで接続された各サブシス
テムとl対lで対応している。シリアル通信は、l O
Om s e c、を1通信サイクルとして所定のタイ
ミングに従ってメインCPU41と他の各CPO42〜
47との間で行われる。そのため、機構的に厳密なタイ
ミングが要求され、シリアル通信のタイミングに合わせ
ることができない信号については、それぞれのCPUに
割り込みボー1(INT端子信号)が設けられシリアル
バス53とは別のホンi・ラインにより割り込み処理さ
れる。すなわち、例えば64cpm(A4LEF) 、
309mm/s e cのプロセススピードでコピー動
作をさせ、レジゲートのコントロール精度等を11mm
に設定すると、上記の如き100m5ecの通信サイク
ルでは処理できないジョブが発生する。このようなジョ
ブの実行を保証するためにホットラインが必要となる。
従って、この複写機では、各種の付加装置を取りつける
ことができるのに対応して、ソフトウェアについてもこ
れら各付加装置に対応したシステム構成を採用すること
ができるようになっている。
このような構成を採用した理由の1つは、()これらの
付加装置すべての動作制御プログラムを仮にベースマシ
ン1に用意させるとすれば、このために必要とするメモ
リの容量が膨大になってしまうことによる。また、(i
i)将来新しい付加装置を開発したり、現在の付加装置
の改良を行った場合に、ベースマシンl内のROM(リ
ード・オンリ・メモリ)の交換や増設を行うことなく、
これらの付加装置を活用することができるようにするた
めである。
このため、ベースマシンlには、複写機の基本部分を制
御するための基本記憶領域と、ICカードから本発明の
機能情報と共に取り込まれたプログラムを記憶する付加
記憶領域が存在する。付加記t’Z Sn域には、DA
DF13の制御プログラム、U112の制御プログラム
等の各種プログラムが格納されるようになっている。そ
して、ベースマシンlに所定の付加装置を取りつけた状
態でICカードをICカード装置22にセットすると、
UT12を通してコピー作業に必要なプログラムが読み
出され、付加記憶装置にロードされるようになっている
。このロードされたプログラムは、基本記f、α領域に
書き込まれたプログラムと共働しζ、あるいはこのプロ
グラムに対して優先的な地位をもってコピー作業の制御
を行う。ここで使用されるメモリは電池によってバック
アップされたランダム・アクセス・メモリから構成され
る不揮発性メモリである。もちろん、’I Cカード、
磁気カード、フロッピーディスク等の他の記憶媒体も不
揮発性メモリとして使用することができる。この複写機
ではオペレータによる操作の負担を軽減するために、画
像の濃度や倍率の設定等をプリセ・ノドすることかでき
るようになっており、このプリセントされた値を不揮発
性メモリに記憶するようになっている。
(1−4)ンリアル通信方式 第5図はシリアル通信の転送データ構成と伝送タイミン
グを示す図、第6図は1通信サイクルにおける相互の通
信間隔を示すタイムシヤードである。
メインCPU41と各CPU(42〜47)との間で行
われるシリアル通信では、それぞれ第5図(a)に示す
ようなデータ長が割り当てられる。同図(a)において
、例えばUlの場合にはメインCPU41からの送信デ
ータTXが7バイト、受信データRXが15バイトであ
り、そして、次のスレーブすなわちオプティカルCP 
tJ 45に対する送信タイミングti  (同図(C
))が26m5であるこトラ示している。この例による
と、総通信量は86バイトとなり、9600BPSの通
信速度では約100m5の周期となる。そして、データ
長は、同図ら)に示すようにヘッダー、コマンド、そし
てデータから構成している。同図(a)による最大デー
タ長による送受信を対象とすると、全体の通信サイクル
は、第6図に示すようになる。ここでは、96008P
Sの通信速度から、1バイトの送信に要する時間を1.
2mSとし、スレーブが受信終了してから送信を開始す
るまでの時間を1mSとし、その結果、loomsを1
通信サイクルとしている。
(1−5)ステート分割 第7図はメインシステムのステート分8+1を示す図で
ある。
ステート分割はパワーONからコピー動作、及びコピー
動作終了後の状態をいくつかに分割してそれぞれのステ
ートで行うジョブを決めておき、各ステートでのジョブ
を全て終了しなければ次のステートに移行しないように
してコントロールの能率と正確さを朋するようにするた
めのもので、各ステートに対応してフラグを決めておき
、各サブシステムはこのフラグを参照することによりメ
インシステムがどのステートにいるか分かり、自分が何
をすべきか判断する。また各サブシステムもステート分
割されていてそれぞれ各ステートに対応して同様にフラ
グを決めており、メインシステムはこのフラグを参照し
て各サブシステムのステートを把握し管理している。
先ず、パワーオンするとプロセッサーイニシャライズの
状態になり、ダイアグモードかユーザーモード(コピー
モード)かが判断される。ダイアグモードはサービスマ
ンが修理用等に使用するモードで、NVMに設定された
条件に基づいて種々の試験を行う。
ユーザーモードにおけるイニシャライズ状態においては
NVMの内容により初期設定を行う。例えば、キャリッ
ジをホームの位置、レンズを倍率100%の位置にセッ
トしたり、また各サブシステムにイニシャライズの1旨
令を行う。イニシャライズが終了するとスタンバイに遷
移する。
スタンバイは全てのサブシステムが初期設定ヲ終了し、
スタートボタンが押されるまでのステートであり、全自
動画面で「おまちください」の表示を行う。そしてコル
ッランプを点灯して所定時間フユーザ−空回転を行い、
フユーザ−が所定のコントロールh1度に達するとU/
Tがメソセージで「コピーできます」を表示する。この
スタンバイ状態は、パワーON1回目では数lO秒程度
の時間である。
セットアツプはスタートボタンか押されて起動がかけら
れたコピーの前準備状態であり、メインモータ、ソータ
ーモータが駆動され、感材ベルトの■。8、等の定数の
合わせ込みを行う。またADFモータがONL、1枚目
の原稿送り出しがスタートし、1枚目の原稿がレジゲー
トに到達して原稿サイズが検知されてAPMSモードで
はトレイ、倍率の決定がなされ、ADF原稿がプラテン
に敷き込まれる。そして、ADF2枚目の原稿がレジゲ
ートまで送り出され、サイクルアップに遷移する。
サイクルアンプはベルトを幾つかのピッチに分割してパ
ネル管理を行い、最初のパネルがゲットパークポイント
へくるまでのステートである。即ち、コピーモードに応
じてピッチを決定し、オプチカル・サブシステムに倍率
を知らせてレンズ移動を行わせる。そして、C11Mサ
ブシステム、1MMサブシステムにコピーモードを通知
し、倍率セントが認識されると、倍率と用紙サイズによ
りスキャン長が決定されてオプチカル・サブシステムに
知らせる。そして、マーキング・サブシステムにコピー
モードを通知し、マーキング・サブシステムの立ち上げ
が終了すると、1MMサブシステムでピッチによって決
まるパネルL/Eをチエツクし、最初のコピーパネルが
見つかり、ゲットパークポイントに到達するとゲントパ
ークレディとなってサイクルに入る。
サイクルはコピー動作中の状態で、ADC(Autoo
+aLic  Density  Control) 
、AE (AuLomatic  Exposure 
) 、DDPコントロール等を行いながらコピー動作を
操り返し行う。そしてR/L−カウント枚数になると原
稿交換を行い、これを所定原稿枚数だけ行うとコインシ
デンス信号が出てサイクルダウンに入る。
サイクルダウンは、キャリッジスキャン、用紙フィード
等を終了し、コピー動作の後始末を行うステートであり
各コロトロン、現像機等をOFFし、最後に使用したパ
ネルの次のパネルがストップパーク位置に停[l二する
ようにパネル管理して特定のパネルだけが使用されて疲
労を生じないようにする。
このサイクルダウンがらは通常スタンバイに戻るが、プ
ラテンモードでコピーしていた場合に再度スタートキー
を押すリスフートの場合にはセットアツプに戻る。また
セットアツプ、サイクルアンプからでもジャム発生等の
サイクルダウン要因が発生ずるとサイクルダウンに遷移
する。
パージはジャムが発生した場合のステートで原因ジャム
用紙を取り除くと他の用紙は自動的に排出される。通常
、ジャムが発生するとどのようなステートからでもサイ
クルダウン→スタンバイ→バージと遷移する。そしてパ
ージエンドによりスタンバイまたはセットアツプに遷移
するが、再度ジャムが発生するとサイクルダウンへi!
!移する。
ヘルドダウンはタッキングポイントよりトレイ側でジャ
ムが発生したような場合に生じ、ベルトクラッチを切る
ことによりヘルド駆動が停止される状態で、ヘルドより
先の用紙は排出することができる。
ハードダウンはインターロックが開けられて危険な状態
になったり、マシーンクロックフェイルが発生して制御
不能になったような状態で、24■電源供給が遮断され
る。
そして、これらベルトダウン、ハードダウン要因が除去
されるとスタンバイに遷移する。
−χ−」1−二」2−1−ご≧Σ)田[ベルト廻りはイ
メージング系とマーキング系からなっている。
イメージング系はメインCPUのIMMによって管理さ
れ、潜像の書込み、消去を行っている。
マーキング系は本体に設けられたマーキングCPUによ
り管理され、帯電、露光、表面電位検出、現像、転写等
を行っている。本発明においては、以下に述べるように
ヘルド上のパネル管理、バッチ形成等を行ってコピー速
度、高画質を達成するために、IMMとマーキングCP
Uとが互いに協動してこれを達成している。
第8図はヘルド廻りの概要を示す図である。
ベースマシーン1内には有機感材ヘルド4が配置されて
いる。有機感材ヘルドは電荷発生層、トランスファ層等
何層にも塗って感材を形成しているので、Seを蒸着し
て感材を形成する感光体ドラムに比して自由度が大きく
、製作が容易になるのでコストを安くすることができ、
またヘルド回りのスペースが大きくすることができるの
で、レイアウトがやり易くなるという特徴がある。
一方、ベルトには伸び縮みがあり、またロールも温度差
によって径が変化するので、ベルトにホールを設けてこ
れを検出し、またメインモータの回転速度に応じたパル
スをエンコーダで発生させてマシーンクロックを形成し
、−周のマシーンクロックを常時カウントすることによ
り、ベルトの伸び縮みに応じてピッチ信号、レジゲート
のタイミングを補正する必要がある。
本装置における有機感材ベルト4は長さが1m以上あり
、A4サイズ4枚、A3サイズ3枚が載るようにしてい
る。ヘルドにはシームがあるため常にパネル(ベルト上
に形成される像形成領域)管理をしておかないと定めた
パネルのコピーがとれないので、スタートボタンを押し
て最初にコピーをとるパネルがロール201の近傍のゲ
ットバークの位置にきたとき信号を出し、ここからコピ
ーがとれるという合図をするようにしている。
有機感材ヘルド4はチャージコロトロン(帯電器)21
1によって一様に帯電されるようにな−。
ており、図の時計方向に定速駆動されている。そして最
初のパネルがレジ(露光箇所)231の一定時間前にき
たときピッチという信号を出してそのピッチを基準にし
てキャリッジスキャンと用紙フィードのタイミングがと
られる。チャージコロトロン211によって帯電された
ベルト表面は露光箇所231において露光される。露光
箇所231には、ベースマシン1の上面に配置されたプ
ラテンガラス2上に!3!置された原稿の光像が入射さ
れるようになっている。このために、露光ランプ102
と、これによって照明された原稿面の反射光を伝達する
複数のミラー101〜113および光学レンズ108と
が配置されており、このうちミラー101は原稿の読み
取りのためにスキャンされる。またミラー110.11
1.113は第2の走査光学系を構成し、これはP I
 S (Precession  ImageScan
 )と呼ばれるもので、プロセススピードを上げるのに
は限界があるため、プロセススピードを上げずにコピー
速度が上げられるように、ベルトの移動方向と反対方向
に第2の走査光学系をスキャンして相対速度を上げ、最
大64枚/min(CPM)を達成するようにしている
露光箇所231でスリット状5こ露光された画情報によ
って有機感材ヘルド4上には原稿に対応した静電潜像が
形成される。そして、IEL(インターイメージランプ
)215で不要な像や像間のイレーズ、サイドイレーズ
を行った後、静電潜像は、通常黒色トナーの現像装置2
16、またはカラートナーの現像装置217によって現
像されてトナー像が作成される。トナー像は有機感材ヘ
ルド4の回転と共に移動し、プリトランスファコロドロ
ア (転写H) 218、l−ランスファコロトロン2
20の近傍を通過する。プリトランスファコロトロン2
18は、通常、交流印加によりトナーの電気的付着力を
弱めトナーの移動を容易にするだめのものである。また
、ベルトは透明体で形成されているので、転写前にプリ
トランスファランプ225(イレーズ用に兼用)で背面
からヘルドに光を照射してさらにトナーの電気的付着力
を弱め、転写が行われ易くする。
一方、ベースマシンlの供給トレイに収容されているコ
ピー用紙、あるいは手差しトレイ16に沿って手差しで
送り込まれるコピー用紙は、送りロールによって送り出
され、搬送路501に案内されて有機感材ベルト4とト
ランスファコロトロン220の間を通過する。用紙送り
は原則的にLEF (Long Edge Feed 
)によって行われ、用紙の先端と露光開始位置とがタッ
キングポイントで一致するようにレジゲートが開閉制御
されてトナー像がコピー用紙上に転写されることになる
そしてデタノクコロトロン2211ストリップフィンガ
222で用紙と感材ヘルド4とが剥がされ、転写後のコ
ピー用紙はヒートロール232およびプレッシャロール
233の間を通過して熱定着され、搬送ロール234.
235の間を通過して図示しない排出トレイ上に排出さ
れることになる。
コピー用紙が剥がされた感材ヘルド4はプレクリーンコ
ロトロン224によりクリーニングし易くされ、ランプ
225による背面からの光照射により不要な電荷が消去
され、ブレード226によって不要なトナー、ゴミ等が
掻き落とされる。
なお、ベルト4上にはパッチジェネレータ212により
像間にバッチを形成し、パッチ部の静電電位をESVセ
ンサ214で検出して濃度調整用としている。またヘル
ド4には前述したようにホールが開けられており、ヘル
ドホールセンサ213でこれを検出してベルトスピード
を検出し、プロセススピード制御を行っている。またA
DC(Auto Density  Control)
センサ219で、パッチ部分に載ったトナーからの反射
光量とトナーがない状態における反射光〒とを比較して
トナーの付着具合を検出し、またポツプセンサ223で
用紙が剥がれずにヘルドに巻きついてしまった場合を検
知している。
第9図は感材ベルト4上のパネル分別の様子を示すもの
である。
ヘルド4はシーム部251があるので、ここに像がのら
ないようにしており、シーム部から一定距離乏の位置に
ベルトホール252が設けられ、例えば周長1158a
aの場合で2は70m−としている。図の253.25
4は感材ベルト面をN分割したときの先頭と最後のコピ
ーフレームで、図のBはコピーフレームの間隔、Cはコ
ピーフレーム長、Dはコピーフレームのピッチであり、
シーム251は、コピーフレーム253のLF、(Le
ad Edge )とコピーフレーム254のTE(T
ail Edge )との中央にくるようにA=B/2
とする。
なお、コピーフレームのLEは用紙のLEと一致させる
必要があるが、TEは必ずしも一致せず、コピーフレー
ム適用の最大用紙TEと一致する。
第1O図は1MMサブシステムの機能の概略を示すブロ
ック構成図である。
IMMサブシステム34はIELサブシステム40とパ
スラインによるシリアル通信を行うと共に、ホットライ
ンにより割り込み信号を送って像形成の管理を行ってお
り、を機感材ヘルド4に開けたホールを検出してメイン
モータの制御を行いベルトの1周のバラツキに対するピ
ッチやレジゲートの補正のようなコピーフレームの管理
、低温環境の場合にフ1−ザーの空回転を行わせるなど
の処置を行うためのフユーザ−の監視、マシーンのセッ
トアンプ、イメージ先端、後端の縁消し、電位検出とト
ナー濃度調整用のバッチの形成、ブレードとベルトとの
間の潤滑の役割を与えるためのブランクハンドの形成等
のコピーサイクル管理、ジャム要因、ハードダウン要因
等の異常時における停止、トナーの空検知、回収ボトル
満杯検知、現像器管理、プラテン原稿サイズ検知、故障
検知等の機能を行っている。
1MMサブシステム34は、各部のセンサから検出信号
が入力されてIELサブシステム40、マーキングサブ
システム35、CHMサブシステム33に制御信号を送
り、またメインモータを駆動制御してプロセスのコント
ロールを行っている。
ブラックトナーボトル261、カラートナーボトル26
2におけるトナーの検出信号が入力されてトナー残量が
検出される。
光学系では、オプチカルレジセンサ155からの信号が
入力されてキャリッジアクチュエータ(図示せず)のホ
ームポジション、スタート位置、IEL制御開始位置、
露光開始位置等が入力され、またプラテン原稿サイズセ
ンサS6〜S1゜より原稿サイズが検知されて人力され
る。
ヘルドホールセンサ213からはホール信号が入力され
、メインモータ264.265を制御し°Cプロセスス
ピードの制御を行っている。メインモータは2個設けて
効率のよい動作点で運転できるようにし、負荷の状態に
応じてモータのパワーを効率よく出せるようにし、また
モータによる回生制動、逆転制動を行っている。モータ
によるロール駆動はベルトクラッチ267を介して行っ
ており、ベルトクラッチ信号によりクラッチ制御を行っ
て起動、停止の滑らかなヘルド駆動を行うようになって
いる。
rELサブシステム40とはシリアル通信を行うと共に
、ホットラインを通じて割り込み信号を送っており、I
EI、イメージ信号、ADCパンチ信号、IELブラッ
クバンド信号を送出している。
ADCパンチ信号が加えられているのは、[ELサブシ
ステム40により、バッチジェネレータ212で形成さ
れたバッチ領域の形状、面積を規定すると共に、電荷量
を調整して静電電位を500〜600Vの一定電位に調
整するためである。■ELブランクハンド信号はブレー
ド226によりベルト4を損傷しないように、所定間隔
毎に像間にブラックバンドを形成してトナーを付着させ
、一種の潤滑剤の役割りを行わせており、特に白紙に近
いような状態のコピーにおいて、トナー量が極めて少な
いときでもヘルド4をt員傷しないようにしている。
またベルトに伸縮がある場合にはベルトホール信号を基
準にしてピッチ信号を出し、ホール検出時に補正をかけ
てピッチ間のインターバルを一定に保つようにしている
マーキングサブシステム35とはホットラインによる通
信を行っており、有機感材ヘルド4に故障が生じた場合
の故障位置信号が入力されると共に、パンチ形成要求信
号、バイアス要求信号、ADC要求信号を送出する。マ
ーキングサブシステム35はこれを受けてバッチジェネ
レータ212を駆動してパンチを形成すると共に、ES
Vセンサ214を駆動して静電電位を検出し、また現像
+19216.217を駆動してトナー画像を形成して
いる。またプリi・ランスファコロトロン218、トラ
ンスファコロトロン220、ブタツクコロトロン221
の駆動制御を行っている。
またカラー現像器ユニントが装着されているか否かの検
知信号が入力され、現像器のトナーが黒色かカラーかを
検出している。
C8Mサブシステム33へはレジゲートトリガ信号を送
ってタッキングポイントで用紙と像の先端とが一致する
ように制御すると共に、レジゲートの開くタイミングを
補正する必要がある場合は、その補正量を算出して送っ
ている。
またブレード226で掻き落としたトナーは回収トナー
ボトル268に回収され、ボトル内のトナー量の検出信
号が人力され、所定量を超えると警報するようにしてい
る。
第11図はタイミングチャートを示すものである。
制御の基準となる時間はオプチカル光学系のレジセンサ
位置としている。オプチカル光学系のレジセンサにより
検出されるスタート位置より光学系の走査が開始され、
その所定時間(T1)後にIELイメージ信号により像
形成が開始され、タッキングポイントでの用紙の先端と
像の先端とを一致させている。像形成終了後、バッチジ
ェネレータ要求信号(基準時よりT5後)によりADC
パッチ信号が発生し、像間の領域にバッチが形成される
。またパンチ形成後、バイアス要求信号が発せられて(
T6後)現像が行われ、その後ADC要求信号が発せら
れ(T7後)でトナー4度の検出が行われる。またブラ
ックバンド信号によりブラックバンドが形成される。
なお、A F、 (Auto Exposure )ス
キャン中においては、I E Lイメージ信号のON1
0 F Fは行わない。
([l−2)ユーザインターフェース(U/I)(II
−2−1)ユーザインターフェースにデイスプレィを用
いるメリット 第12図はデイスプレィを用いたユーザインターフェー
スの取り付は状態を示す図、第13図はデイスプレィを
用いたユーザインターフェースの外観を示す図である。
従来のユーザインターフェースは、キーやLP。
D、液晶表示器を配置したコンソールパネルが主流を占
め、例えばバックリフトタイプやメソセージ表示付きの
もの等がある。バックリットタイプのコンソールパネル
は、予め所定の位置に固定メツセージが配置された表示
板を背後からランプ等で選択的に照明することによって
、その部分を読めるようにしたものであり、メソセージ
表示付きのコンソールパネルは、例えば液晶表示素子か
ら構成され、表示面積を大きくすることなく様々なメン
セージを随時表示するようにしたものである。
これらのコンソールパネルにおいて、そのいずれを!采
用するかは、複写機のシステム構成の複雑さや操作性等
を考慮して複写機毎に決定されている。
(A)取付位置の特徴 本発明は、ユーザインターフェースとして先に述べた如
き従来のコンソールパネルを採用するのではなく、スタ
ンドタイプのデイスプレィを1采用することを特徴とし
ている。デイスプレィを採用すると、第12図(a)に
示すように複写機本体(ベースマシン)1の上方へ立体
的に取り付けることができるため、特に、ユーザインタ
ーフェース12を第12図(b)に示すように複写機本
体1の右奥隅に配置することによって、ユーザインター
フェース12を考慮することなく複写機のサイズを設計
することができ、装置のコンパクト化を図ることができ
る。また、複写機において、プラテンの高さすなわち装
置の高さは、原稿をセットするのに程よい腰の高さにな
るように設計され、この高さが装置としての高さを規制
している。従来のコンソールパネルは、先に述べたよう
にこの高さと同じ上面に取り付けられ、目から結構離れ
た距離に機能選択や実行条件設定のための操作部及び表
示部が配置されることになる。その点、本発明のユーザ
インターフェース12では、第12[ff1(C)に示
すようにプラテンより高い位置、すなわち目の高さに近
くなるため、見易くなると共にその位置がオペレータに
とって下方でなく前方で、且つ右側になり操作もし易い
ものとなる。しかも、デイスプレィの取り付は高さを目
の高さに近づけることによって、その下側をユーザイン
ターフェースの制御基板やカード装置24の取り付はス
ペースとしても存効に活用できる。従って、カード装置
24を取り付けるための構造的な変更が不要となり、全
く外観を変えることなくカード装置1F24を付加装備
でき、同時にデイスプレィの取り付は位置、高さを見易
いものとすることができる。また、デイスプレィは、所
定の角度で固定してもよいが、角度を変えることができ
るようにしぞもよいことは勿論である。このように、プ
ラテンの手前側に平面的に取り付ける従来のコンソール
パネルと違って、その正面の向きを節単に変えることが
できるので、第12図(C)に示すようにデイスプレィ
の画面をオペレータの目線に合わせて若干上向きで且つ
第12図(blに示すように左向き、つまり中央上方(
オペレータの目の方向)へ向けることによって、さらに
見易く操作性のよいユーザインターフェース12を提供
することができる。このような構成の採用によって、特
に、コンパクトな装置では、オペレータが装置の中央部
にいて、移動することなく原稿セット、ユーザインター
フェースの操作を行うことができる。
(B)画面上での特徴 一方、デイスプレィを採用する場合においても、多機能
化に対応した情報を提供するにはそれだけ情報が多くな
るため、単純に考えると広い表示面積が必要となり、コ
ンパクト化に対応することが難しくなるという側面を持
っている。コンパクトなサイズのデイスプレィを採用す
ると、必要な情報を全て1画面により提供することは表
示密度の問題だけでな・く、オペレータにとって見易い
、判りやすい画面を提供するということからも難しくな
る。そこで、コンパクトなサイズであっても判りやすく
表示するために種々の工夫を行っている。
例えば本発明のユーザインターフェースでは、コピーモ
ードで類別して表示画面を切り換えるようにし、それぞ
れのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニューを
表示すると共に、キー人力により画面のカスケード(カ
ーソル)を移動させ選択肢を指定したり実行条件データ
を入力できるようにしている。また、メニューの選択肢
によってはその詳細項目をポツプアップ表示(重ね表示
やウィンドウ表示)して表示内容の拡充を図っている。
その結果、選択可能な機能や設定条件が多くても、表示
画面をメツキリさせることができ、操作性を向上させる
ことができる。このように本発明では、画面の分割構成
、各画面での領域分割、輝度調整やグレイ表示その他の
表示態様の手法で工夫し、さらには、操作キーとLED
とをうまく組み合わせることにより操作部を簡素な構成
にし、デイスプレィの表示制御や表示内容、操作入力を
多様化且つ簡素化し、装置のコンパクト化と多機能化を
併せ実現するだめの問題を解決している。
CRTデイスプレィを用いて構成したユーザインターフ
ェースの外観を示したのが第13図である。この例では
、CRTデイスプレィ301の下側と右側の正面にキー
/LEDボードを配置している。画面の構成として選択
モード画面では、その画面を複数の領域に分割しその1
つとして選択領域を設け、さらにその選択領域を縦に分
割しそれぞれをカスケード領域として選択設定できるよ
うにしている。そこで、キー/LEDボードでは、縦に
分割した画面の選択領域の下側にカスケードの選択設定
のためのカスケードキー319−1〜319−5を配置
し、選択モード画面を切り換えるためのモード選択キー
308〜310その他のキー(302〜304.306
.307.315〜318)及びLED(305,31
1〜314)は右側に配置する構成を採用している。
(■−2−2)表示画面の構成 画面としては、コピーモードを選択するための選択モー
ド画面、コピーモードの設定状態を確認スルタめのレビ
ュー画面、標準のモードでコピーを実行するための全自
動画面、多機能化したコピーモードについて説明画面を
提供するインフォメーション画面、ジャムが発生したと
きにその位置を適切に表示するジャム画面等により構成
している。
(A)選択モード画面 第14図は選択モード画面を説明するための図である。
選択モード画面としては、第14図(a)〜(C)に示
す基本コピー、応用コピー、専門コピーの3画面が設定
され、モード選択キー308〜310の操作によってC
RTデイスプレィに切り換え表示される。これらの画面
のうち、最も一般によく用いられる機能を類別してグル
ープ化したのが基本コピー画面であり、その次によく用
いられる機能を類別してグループ化したのが応用コピー
画面であり、残りの特殊な専門的機能を類別してグルー
プ化したのが専門コピー画面である。
各選IJeモード画面は、基本的に上から2行で構成す
るメツセージ領域A、3行で構成する設定状態表示領域
B、9行で構成する選択領域Cに区分して使用される。
メツセージ領域Aには、コピー実行条件に矛盾があると
きのJコードメツセージ、サービスマンに連絡が必要な
ハード的な故障のときのJコードメツセージ、オペレー
タに種々の注意を促すCコードメソセージ等が表示され
る。このうち、Jコードメツセージは、各カスケードの
設定内容によるコピー実行条件の組み合わせチェンクテ
ーフ゛ルを備え、スタートキー318が1桑1乍される
と、テーブルを参照してチエツクを行いコピーモードに
矛盾がある場合に出力される。設定状態表示領域Bには
、他モードの選択状態、例えば基本コピー画面に対して
応用コピーと専門コピーの選択状態が表示される。この
選択状態の表示では、選択領域Cのカスケードの状態が
デフォルト(再下段)以外である場合にそのカスケード
が表示される0選択領域Cには、上段にカスケード塩が
表示され、各カスケード領域の最下段がデフォルト領域
、それより上の領域がデフォルト以外の領域となってい
て、カスケードキーの操作によって5つのカスケード領
域で個別に選択できるようになっている。従って、選択
操作しない場合には、デフォルト%J[域が選択され、
すべてデフォルトの状態が全自動コピーのモードとなる
。また、選択領域は、!i!5つに分割されたカスケー
ド領域に対応する下方のカスケードキー319−1〜3
19−5で選択設定が行われる。なお、メツセージ領域
Aの右側はセントカウントとメイドヵウントを表示する
カウント部として、また、設定状態表示領域Bの下1行
はトナーボトル満杯、トナー補給等のメンテナンス情報
部として用いる。以下に各選択モード画面のカスケード
領域の内容を説明する。
(イ)基本コピー 基本コピー画面は、第14図(a)に示すように「用紙
トレイ」、rt?+小/拡入/拡大両面コピー」、「コ
ピー4度J、「ソーター」のカスケードからなる。
「用紙トレイ」では、自動がデフォルトになっていて、
この場合には、原稿サイズと同し用紙を収容したトレイ
が自動的に選択される。カスケードキーの操作によりデ
フォルト以外の領域を使って手差しトレイや大容量トレ
イ、上段トレイ、中段トレイ、下段トレイのいずれかを
選択できる。
なお、各トレイの欄には図示のように収容されている用
紙を判別しやすいようにその用紙サイズ、[!頚及びア
イコン(絵文字)が表示される。用紙は、長平方向に送
り込む設定と、長平方向と直角方向に送り込む設定があ
る。
「縮小/拡大」は、等倍がデフォルトになっていて、カ
スケードキーの操作により自動、固定/任意が選択でき
る。自動では、選択されている用紙サイズに合わせて倍
率を自動的に設定し、コピーする。倍率(線倍率)は、
50%から200%まで任意に1%刻みで設定すること
ができ、固定/任意では、カスケードキーの操作により
具体的な設定対象となる内容がポツプアップ画面により
表示され、50.7%、70%、81%、100%、1
21%、141%、200%の7段階設定からなる固定
倍率を選択することができると共に、1%ずつ連続的に
変化する任意倍率を選択設定することができる。
「両面コピー」は、片面がデフォルトになっていて、デ
フォルト以外として原稿→コピーとの関係において両面
→片面、両面→両面、片面→両面が選択できる。例えば
両面→片面は、両面原稿に対して片面コピーを行うもの
であり、片面→両面は、片面原−1を両面コピーにする
ものである。両面コピーをとる場合には、最初の面にコ
ピーが行われたコピー用紙がデユープレックストレイに
まず収容される。次にこのデユープレックストレイから
コピー用紙が再び送り出され、裏面にコピーが行われる
「コピー濃度」は、自動がデフォルトになっていて、デ
フォルト以外として7段階の濃度設定ができ、また写真
モードでも7段階の濃度設定ができる。この内容の設定
はポツプアップ画面により行われる。
「ソーター」は、コピー受けがデフォルトになっていて
、デフォルト以外としてT合いとスタックが選択できる
。丁合いは、ソーターの各ビンにコピー用紙を仕分けす
るモードであり、スタックモードは、コピー用紙を順に
堆積するモードである。
(ロ)応用コピー 応用コピー画面は、第14図(b)に示すように「特殊
原稿」、「とじしろ」、「カラー」、r合紙J、’tJ
F出面」のカスケードからなる。
「特殊原稿」は、A2/83等の大型原稿をコピーする
機能(LDC)、コンピュータの連帳出力の原稿につい
て孔をカウントして1頁ずつコピーする機能(CFF;
コンピュータフオームフィーダ)、同一サイズの2枚の
原稿を1枚の用紙にコピーする二丁掛機能(2−UP)
をデフォルト以外で選択することができる。
「とじしろ」は、コピーの右端部または左端部に1mm
〜16m+nの範囲で°゛綴代を設定するものであり、
右とじ、左とし、綴代の長さをデフォルト以外で設定す
ることができる。
「カラー」は、黒がデフォルトになっていて、デフォル
ト以外で赤を選択できる。
「合紙」は、OHPコピーの際に中間に白紙を挟みこむ
機能であり、デフォルト以外で選択できる。
「排出面」は、おもて面とうら面のいずれかを強制的に
指定して排紙させるようにデフォルト以外で選択できる
(ハ)専門コピー 専門コピー画面は、第14図(C)に示すように「ジョ
ブメモリー」、「編集/合成j、「等倍微調整」、「わ
く消し」のカスケードからなる。
「ジョブメモリー」は、カードを使用するページプログ
ラムであって、複数のジョブを登録しておき、それを呼
び出してスタートキーを押すことによって自動的にコピ
ーを行うようにするものであって、その呼び出しと登録
がデフォルト以外で選択できる。
「編集/合成」は、編集機能と合成機能をデフォルト以
外で選択できる。&g集機能は、エディタ等を用いて編
集のためのデータを入力するための機能であり、さらに
この中でポツプアップ画面により部分カラー、部分写真
、部分削除、マーキングカラーの機能を選択することが
できる。部分カラーは、指定した領域のみカラー1色で
コピーし、残りの部分は黒色でコピーする。部分写真は
、指定した領域に写真をコピーし、部分削除は、指定し
た領域をコピーしないようにする。マー;トングカラー
は、マーキングを行う領域を指定すると、−例としては
その部分にカラーの薄い色を重ねて記録し、あたかもマ
ーキングを行ったような効果を得るものである。
合成機能は、デエープレックストレイを使用し2枚の原
稿から1枚のコピーを行う機能であり、シート合成と並
列合成がある。シート合成は、第1の原稿と第2の原稿
の双方全体を1枚の用紙に重ねて記録する機能であり、
第1の原稿と第2の原稿についてそれぞれ異なった色で
コピーを行うことも可能である。+th方、並列合成は
、第1の原稿の全体に第2の原稿の全体をくっつけた形
で1枚の用紙に合成コピーを作成する機能である。
1等倍微調整」は、99%〜io1%の倍率で0.15
%の刻みで設定するものであり、この機能をデフォルト
以外で選択できる。
「わく消し」は、原稿の周辺部分の画情報についてはコ
ピーを行わず、あたかも画情報の周辺に“°枠”を設定
したようにするものであり、わく消しを2.5mmで行
う標準をデフォルトとし、任官の寸法の設定とわく消し
をしない全面コピーモードをデフォルト以外で選択でき
る。
(B)その他の画面 第15図は選択モード画面以外の画面の例を示す図であ
る。
(イ)レビュー画面 レビュー画面は、3つに分割された上記の各選択モード
画面で選択されているコピーモードの状態を表示するも
のであって、第15図(b)に示すように各選択モード
画面のカスケードの設定状態を1画面に表示するもので
ある。このレビュー画面では、選択項目すなわちカスケ
ード塩とそのとき選択されているモードすなわち選択肢
を表示し、選択されているモードがデフォルトの場合に
は例えばグレイバックで、デフォルト以外の場合には通
常の輝度を背景にした反転表示を採用している。
(ロ)全自動画面 全自動画面は、第15図(a)に示すような画面で、パ
ワーオンされたときや予熱モードで予熱キー306が操
作されたとき或いはオールクリアキー316が湿作され
たときに表示され。各選択モード画面のカスケードがす
べてデフォルトに設定されている状態の画面である。こ
の画面では、その指示のとおりプラテン上に原稿をセッ
トし、テンキーによりコピー枚数を設定してスタートキ
ー318を押すと、原稿と同じサイズの用紙が選択され
て設定枚数のコピーが実行される。
(ハ)インフォメーション画面 インフォメーション画面は、第15図(C)に示すよう
なコピーモードのそれぞれについてコピーのとり方等の
説明画面を提供するための画面であり、インフォメーシ
ョンキー302の操作によって表示され、この画面で表
示されたインフォメーションコードをテンキーから入力
することによって説明画面が表示される。
(ニ)ジャム画面 ジャム画面は、第15図(d)に示すようにコピー実行
中に表示されていた画面の上に重ね°ζ表示され、元の
画面の輝度を1ランクずつ落とすことによってジャム表
示の内容が鮮明になるようにしている。
(C)表示態様 本発明は、第14図及び第15図により説明したように
複数の画面に分別して切り換え表示することによって、
その時々における余分な情報を少なくし1画面の情報を
簡素化し、これらのレイアウトの表示領域やその入力設
定状態等に応じて表示態様を変えることによってアクセ
ントのある見易く判り易い画面を構成している。例えば
選択モード画面では、先に説明したようにメツセージ領
域(カウント領域を含む)と設定状態表示領域(メンテ
ナンス情報領域を含む)と選択領域に分υ1しているが
、それぞれの領域の表示態様を変えている。例えばカウ
ント部を含むメツセージ領域では、バックを黒にしてメ
ツセージの文字列のみを高輝度表示にし、バックリッド
タイプのコンソールパネルと同じような表現を採用して
いる。また、設定状態表示領域では、背景を網目表示、
すなわちドツトを成る所定の均等な密度で明暗表示し、
カスケード名の表示部分を反転表示(文字を暗、背景を
明表示)にしている。すなわち、この表示は、各カスケ
ード名をカードイメージで表現したものである。さらに
設定状態表示領域の下1行は、トナーボトルの満杯やト
ナー補給等のメンテナンス情報領域として使用されるが
、この情報は、設定状態表示情報とはその性格が異なる
ので、その違いが明瞭に認識できるようになるため、メ
ツセージ領域と同様の表示態様を採用している。
そして、選択領域では、周囲を網目表示にし、カスケー
ド表示領域全体を輝度の低いグレイ表示にして選択肢や
カスケード名を反転表示している。
さらに、この表示に加えて設定された選択肢の領域のバ
ックを高輝度表示(反転表示)とし、また、例えば基本
コピー画面において用紙トレイのカスケードで用紙切れ
となったトレイの選択肢はバックを黒にして文字を高輝
度表示としている。
また、第15図(alに示す全自動画面では、表示領域
の背景を暗い網目表示にし、「原稿セットJ等の各操作
指示を表示した領域を明るい網目表示にすると共にその
境界を縁取りして表示の明瞭性を向上させ見易くしてい
る。このように背景の表示態様は、適宜自由に変更して
組み合わせることができることは勿論である。
特に、バックを高輝度(ペーパーホワイトによる通常の
輝度)表示或いは輝度を落としたグレイ階調表示、所定
の明暗ドツト密度による表示等の領域の境界について、
図示のように縁取りをすることによって視覚的に立体感
を持たせ、カードのイメージを与えている。このように
各領域の背景の表示態様を変えつつ縁取り表示を行うこ
とによって、オペレータにとって各領域の表示内容を明
瞭に区別でき、見易い画面を提供している。また、文字
の表示においても、反転表示やブリンク表示することに
よって、表示情報毎にそれぞれ特徴のある注意をユーザ
に喚起できるようにしている。
また、上記のように文字列におけるバックとその文字の
輝度の変化を工夫するだけでなく、本発明は、選択肢や
カスケード名その他の文字列に対してアイコン(絵文字
)を付加しよりイメージ的に特徴付けした表示態様を採
用している点でも特徴がある。例えば基本コピー画面で
は、カスケード名「縮小/拡大J、「両面コピー」、「
コピー濃度」、「ソーター」のそれぞれ頭に付加したも
の、また「用紙トレイ」の選択肢で、下段、中段、上段
の用紙サイズの後ろに付加したものがそれで0ある。こ
のアイコンは、文字列だけにより情報のアクセントが薄
まるのを別の面からすなわちイメージにより視覚的にユ
ーザに情報を伝達するものであり、情報の内容によって
は文字列よりも正確且つ直観的に必要な情報をユーザに
伝達できるという点で大きなメリットがある。
(11−2−3)キー/ 1. E Dボードユーザイ
ンターフェースは、第13図に示すようにCRTデイス
プレィとキー/LP、Dボードにより構成されるが、本
発明では、特にCRTデイスプレィの画面を使って選択
肢の表示及びその設定を行うように構成しているため、
キー/LEDボードにおけるキー及びL E Dの数を
最小限に抑えるように工夫している。
画面切り換えのためのモード選択キー308〜310と
、各カスケード領域の選択のためのカスケートキー31
9−1〜319−5による8つのキーで機能の選択、設
定をできるようにしている。
従って、モード選択キー308〜310を操作して基本
コピー画面、応用コピー画面、専門コピー両面のいずれ
かを選択すると、その後はカスケードキー319−1〜
319−5の操作以外、テンキー307による数値入力
だけで全ての機能を選択し、所望の機能によるコピーを
実行させることができる。カスケードキー319−1〜
319−5は、それぞれのカスケード領域で設定カーソ
ルをト下させて機能を選択設定するため、−F方への移
動キーと下方への移動キーがペアになったものである。
このように選択モードの画面は、3つの中からモード選
択キー308〜310によって選択されその1つが表示
されるだけであるので、その画面がどのモード選択キー
308〜310によって選択されているのかを表示する
のにLEI’)311〜313が用いられる。つまり、
モード選択キー308〜310を操作して選択モードの
画面を表示させると、そのモード選択キー308〜31
Oに対応するLED311〜313が点灯する。
多くの機能を備えると、ユーザにとってはその全ての機
能を覚え、使いこなすことが容易ではなくなる。そこで
、コピーモードのそれぞれについてコピーのとり方の説
明画面を提供するのにインフォメーションキー302が
用いられる。このインフォメーション機能は、次のよう
にして実行される。まず、インフオメーシジンキ−30
2が操作されると第15図(C)に示すようなインフォ
メーションインデックス画面でインフォメーションコー
ドの一覧表を表示する。この画面に指定されたインフォ
メーションコードをテンキー307により選択入力する
と、そのコードに対応するインフォメーションポツプア
ンプ画面に移行し、そこでコピーモードの説明画面を表
示する。
また、上記のように選択モードの画面が3つに分割され
、3つの画面で定義される各種の機能の選択設定が行わ
れるため、他の画面も含めた全体の設定状態を確認でき
るようにすることも要求される。そこで、このような全
画面の設定状態を確認するのにレビューキー303が用
いられる。
デュアルランゲージキー304は、表示画面の言語を切
り換えるキーである。国際化に伴って種々の異なる言語
を使用するユーザが装置を共有する場合も多い。このよ
うな環境においても、言語の障害をなくすために例えば
日本語と英語の2言語により表示データ及びフォントメ
モリを用意し、デュアルランゲージキー304の操作に
よって表示データ及びフォントメモリを切り換えること
によって、日本語と英語を自由に切り換えて表示画面を
出力できるようにする。なお、2具−語に限らずさらに
複数の言語を容易し、デュアルランゲージキー304の
操作によって所定の順序で言語を切り換えるようにして
もよい。
予熱キー306は、非使用状態における消費電力の節約
と非使用状態からコピー動作への迅速な移行を可能にす
るために予熱モードを設定するものであり、この予熱キ
ー306の操作によって予熱モードと全自動モードとの
切り換えを行う。従って、そのいずれの状態にあるかを
表示するものとしてL″ED305が使用される。
オールクリアキー316は、複写機をクリアすなわち各
選択モード画面のデフォルトに設定した全自動モードと
するもであり、全自動画面を表示する。これは第15図
(a)に示すようにオペレータに現在のコピーモードが
全自動のモードであることを伝える画面の内容になって
いる。
割り込みキー315は、連続コピーを行っているときで
、他の緊急コピーをとる必要があるときに使用されるキ
ーであり、割り込みの処理が終了した際には元のコピー
作業に戻すための割り込みの解除も行われる。LED3
14は、この割り込みキー315が割り込み状態にある
か解除された状態にあるかを表示するものである。
ストップキー317は、コピー作業を途中で停止すると
きや、コピー枚数の設定時やソーターのビンの設定時に
使用する。
スタートキー318は、機能選択及びその実行条件が終
了しコピー作業を開始させるときに操作するものである
(II−2−4)ユーザインターフェースの制御システ
ム構成 第16図はユーザインターフェースのハードウェア構成
を示す図、第17図はユーザインターフェースのソフト
ウェア構成を示す図である。
(A)ハードウェア構成 U/I用CPU46を備えたユーザインターフェースの
システムは、ハードウェアとして第16図に示すように
基本的にCRT基板331とCRTデイスプレィ301
とキー/LEDボード333より構成される。そして、
CRT基板331は、全体を統括制御するU/I用CP
U46、CRTデイスプレィ301を制御するCRTコ
ントローラ335、キー/LEDボード333を制御す
るキーボード/デイスプレィコントローラ336を備え
、さらに、メモリとして上記の各プログラムを格納する
プログラムメモリ(ROM)337、フレームデータを
格納するフレームメモリ(ROM)338、一部は不運
発性メモリとして構成され各テーブルや表示制御データ
等を格納すると共に作業領域として使用されるRAM3
39.2組のV−RAM(ビデオ用RAM)340、キ
ャラクタジェネレータ342等を有している。
CRTデイスプレィ301は、例えば9インチサイズの
ものを用い、ペーパーホワイトの表示色、ノングレアの
表面処理を施したものが用いられる。
このサイズの画面を使って、160mm (H) xl
 1mm (V)の表示領域に総ドツト数480×24
0、ドツトピッチ0.33mmX0.46mm、タイル
(キャラクタ)のドツト+R成ヲ8 x 16にすると
、タイル数は60X15になる。そこで、漢字やかなを
16ドノト×16ドソト、英数字や記号を8ドツト×1
6ドツトで表示すると、漢字やかなでは、2つのタイル
を使って30X15文字の表示が可能になる。また、タ
イル単位でi1輝度、グレー1、グレー2、黒レベルの
4階調で指定し、リバースやブリンク等の表示も行う。
このような表示の入力信号タイミングは、ドツト周波数
r4を10M11z、480x240とすると、64μ
sを水平同期信号の周期で48μsの間ビデオデータを
処理し、16.90m5の垂直同期信号の周期で15.
36m5の間ビデオデータを処理されることになる。
キーボード/デイスプレィコントローラ336は、U/
I用CPU46に入力しているクロック発生器346の
出力をカウンタ347で1/4に分周して2.7648
MHzにしたクロックを人力し、さらにプリスケーラに
より1/27に分周して102 k Hzにすることに
より4.98m5のキー/LEDスキャンタイムを作り
出している。
このスキャンタイムは、長ずざると入力検知に長い時間
を要することになるためオペレータによるキー1桑作時
間が短いときに入力データの取り込みがなされなくなる
という問題が生じ、逆にあまり短くするとCPUの動作
頻度が多くなリスループツトを落とすことになる。従っ
て、これらの状況を勘案した最適のスキャンタイムを選
択する必要がある。
(B)ソフトウェア構成 ユーザインターフェースのソフトウェア構成は、第17
図に示すようにI10管理やタスク管理、通信プロトコ
ルの機能を有するモニターと、キー人力管理、画面出力
管理の機能を有するビデオコントローラと、ジョブの管
理、制御、選択の判定、モード決定等の機能を存するジ
ョブコントローラからなる。そして、キー人力に関して
は、ビデオコントローラでキーの物理的情報を処理し、
ジョブコントローラでモードを認識して受付条件のチエ
、りを行いジョブのコントロールを行う。画面表示では
、ジョブコントローラでマシンの状態情報や選択モード
情報等により画面制御を行ってビデオコントローラにイ
ンターフェースコマンドを発行することによって、ビデ
オコントローラでそのコマンドを実行し画面の編集、描
画を行う。なお、以下で説明するキー変化検出部362
、その他のデータの処理や生成、コントロールを行うブ
ロックは、それぞれ一定のプログラム単位(モジュール
)で示したものであり、これらの構成単位は説明の便宜
上まとめたものであって、さらにあるものはその中を複
数のモジュールで構成したり、或いは複数のモジュール
をまとめて構成するのもあることは勿論である。
ビデオコントローラにおいて、キー変化検出部362は
、物理キーテーブル361によりモニターから渡される
物理キーの情報について二重押しチエツクやキ一連続押
し状態検知を行うものである。キー変換部363は、こ
のようにして検知された現在押状態の物理キーを論理キ
ー(論理的情報)に変換するものであり、その論理キー
(カーレントキー)のキー受付条件のチエツクをジョブ
コントローラに依頼する。変換テーブル364は、この
物理キーから論理キーへの変換の際にキー変換部363
が参照するものであり、例えばカスケードキーは同し物
理キーであっても画面によって論理的情報は異なるので
、表示制御データ367の表示画面情報により物理キー
から論理キーへの変換が制御される。
画面切り換え部368は、ジョブコントローラからキー
受付信号と論理キーを受け、或いはビデオコントローラ
内で直接キー変換部363から論理キーを受けて、論理
キーが基本コピー画面や応用コピー画面を呼び出し、或
いはカスケードの移動によってポツプアップ画面を展開
するような単なる画面切り換えキーで、モード更新やス
テート更新のないキーの場合には表示制御データ367
を当該画面番号に表示画面の番号を更新する。そのため
、画面切り換え部368では、テーブルとしてポンプア
ップ画面を展開する論理キーを記憶し、当3f論理キー
が操作され且つ750m5ec以内に他のキー人力がな
かった場合には、ポツプアップ画面を展開するように表
示制御データ367の更新を行う。この処理は、ある選
択肢の選択過程において一時的にカスケードキーの操作
によってポンプアップ画面を展開する選択肢が選択され
る場合があり、このような場合にもポツプアップ画面が
一々展開されるのを防止するために行うものである。従
って、ポツプアップ画面を展開する論理キーであっても
750m5ec以内に他のキー人力があった場合には、
−時的なキー人力として無視されることになる。また、
ジャムの発生等のステートの更新、カスケードの移動そ
の他のコピーモードの更新、メツセージやカウント値の
更新の場合には、表示制御部369がジョブコントロー
ラからインターフェースコマンドを受けて解析し、表示
制御データ367の更新を行う。
表示制御データ367は、表示する画面番号や画面内の
表示変数情報等、各画面の表示を制j8するデータを持
ち、ダイアログデータ370は、各画面の基本フレーム
、各フレームの表示データ、表示データのうち変数デー
タの参照アドレス(表示変数情報を格納した表示制御デ
ータ367のアドレス)を持つ階層構造のデータベース
である。
ダイアログ瓜集部366は、表示制御データ367の表
示する画面番号をもとに表示する画面の基本フレーム、
表示データをダイアログデータ370から読み出し、さ
らに変数データについては表示制御データ367の表示
変数情報に従って表示データを決定して画面を編集しV
−RAM365に表示両面をfi画展開する。
ジョブコントローラにおいて、キー管理部14は、ステ
ートテーブル371を参照して論理キーが台受付可能な
状態か否かをチエツクするものであり、受は付は可であ
ればその1750m5ec経過するまで他のキー情報が
入力されないことを条件としてキー情報を確定しキーコ
ントロール部375に送る。キーコントロール部375
は、キーの受付処理を行ってコピーモード378の更新
、モードチエツクやコピー実行コマンドの発行を行い、
マシン状態を把握して表示管理部377に表示画面情報
を渡すことによって表示制jTgを行うものである。コ
ピーモード378には、基本コピー応用コピー、専門コ
ピーの各コピー設定情報がセ・7トされる。表示管理部
377は、キー管理部14又はキーコントロール部37
5による処理結果を基にインターフェースコマンドをビ
デオコントローラに発行し、インターフェースルーチン
(表示制御部369)を起動させる。ジョブコントロー
ル部376は、スタートキーの操作後、マシンの動作情
報を受けてマシン制御のためのコマンドを発行して原稿
1枚に対するコピー動作を実行するだめの管理を行うも
のである。コマンドコントロール部373は、本体から
送信されてきた受信コマンドの状態をステート管理部3
72及びジョブコントロール部376に通知すると共に
、ジョブ実行中はジョブコントロール部376からその
実行のためのコマンドを受けて本体に送信する。
従って、スタートキーが換作され、キーコントロール部
375がコピーモードに対応したコマンドを送(、tバ
ッファ380にセットすることによってコピー動作が実
行されると、マシンの動作状態のコマンドが逐次受信バ
ッファ379に受信される。
コマンドコントロール部373よりこのコマンドをジョ
ブコントロール部376に通知することによって所定枚
数のコピーが終了してマシン停止のコマンドが発行され
るまで、1枚ずつコピーが終了する毎に次のコピー実行
のコマンドが発行される。コピー動作中において、ジャ
ム発生のコマンドを受信すると、コマンドコントロール
部373を通してステート管理部372でジャムステー
トを認識し、ステートテーブル371を更新すると同時
にキーコントロール部375を通して表示管理部377
からビデオコントローラにジャム画面制御のインターフ
ェースコマンドを発行する。
(II−3)用紙搬送系 第18図において、用紙トレイとして上段トレイ6−1
、中段トレイ6−2、下段トレイ6−3、そしてデユー
プレックストレイ11かベースマシン内に装備され、オ
プシヨンによりサイドに大容量トレイ(HCF)17、
手差しトレイ (MSl)16が装備され、各トレイに
は適宜ノーペーパーセンサ、サイズセンサ、およびクラ
ッチ等が備えられている。ここで、ノーペーパーセンサ
は、供給トレイ内のコピー用紙の有無を検知するための
センサであり、サイズセンサはトレイ内に収容されζい
るコピー用紙のサイズを判別するためのセンサである。
また、クラッチは、それぞれの紙送りロールの駆動をオ
ン・オフ制御するための部品である。このように複数の
供給トレイに同一サイズのコピー用紙をセットできるよ
うにすることによって、1つの供給トレイのコピー用紙
がなくなったとき他の供給トレイから同一サイズのコピ
ー用紙を自動的に給送する。
コピー用紙の給送は、専用に設けられたフィードモータ
によって行われ、フィードモータにはステップモータが
使用されている。コピー用紙の給送が正常に行われてい
るかどうかはフィードセンサによって検知される。そし
て、−旦送り出されたコピー用紙の先端を揃えるための
レジストレーション用としてゲートソレノイドが用いら
れる。
このゲートソレノイドは、通常のこの種のソレノイドと
異なり通電時にゲートが開きコピー用紙を通過させるよ
うな制御を行うものである。従って、コピー用紙の到来
しない待機状態ではゲートソレノイドに′r4′aの供
給がなく、ゲートは開いたままとなって消費電力の低減
を図っている。そして、コピー用紙が到来するわずか手
前の時点にゲートソレノイドが通電され、通過を阻止す
るためにゲートが閉じる。しかる後、所定のタイミング
でコピー用紙の搬送を再開する時点で通電を停止しゲー
トを開くことになる。このような制御を行うと、コピー
用紙の先端が通過を阻止されている時点でのゲートの位
置の変動が少なくなり、コピー用紙が比較的強い力でゲ
ートに押し当てられた場合でもその位置決めを正確に行
うことができる。
用紙の両面にコピーする両面モードや同一面に複数回コ
ピーする合成モードにより再度コピーする場合には、デ
ユーブレックストレイ11ヘスタツクする搬送路に導か
れる。両面モードの場合には、搬送路から直接デユーブ
レックストレイ11ヘスタツクされるが、合成モードの
場合には、旦搬送路から合成モード用インバータlOへ
搬送され、しかる後反転してデユープレックストレイ1
1へに導かれる。なお、搬送路501からソーター等へ
の排紙出口502とデユーブレックストレイll側との
分岐点にはゲート503が設けられ、デユーブレックス
トレイll側において合成モード用インバータ10へ導
く分岐点には搬送路を切り換えるためのゲート505.
506が設けられ、さらに、排紙出口502はゲート5
07が設けられトリロールインバータ9で反転させるこ
とにより、コピーされた面を表側にして排出できるよう
にしている。
上段トレイ及び中段トレイは、用紙枚数が500枚程1
、A3−B5、リーガル、レター、特B4、l 1X1
7の用紙サイズが収容可能なトレイである。そして、第
19図に示すようにトレイモータ551を有し、用紙が
少な(なるとトレイ552が1頃く構造になっている。
センサとしては、用紙サイズを検知する3つのペーパー
サイズセンサ553〜555、用紙切れを検知するノー
ペーパーセンサ556、トレイ高さの調整に使用するサ
ーフエースコントロールセンサ557を備えている。ま
た、トレイの上がりすぎを防止するためのイマージェン
シイスイッチ558がある。下段トレイは、用紙枚数が
1100枚程度1上段トレイ及び中段トレイと同様の用
紙サイズが収納可能なトレイである。
第18図においてデユープレックストレイ11は、用紙
枚数が50枚程度、上記各トレイと同じ用紙サイズが収
容可能なトレイであり、用紙の1つの面に複数回のコピ
ーを行ったり、2つの面に交互にコピーを行う場合にコ
ピー済の用紙を一時的に収容するトレイである。デユー
プレックストレイ11の入口側搬送路には、フィードロ
ール507、ゲート505が配置され、このゲート50
5により合成モードと両面モードに応じた用紙搬送の切
り換え制御を行っている。例えば両面モードの場合には
、上方から搬送されてきた用紙がゲート505によりフ
ィードロール509側に導かれ、合成モードの場合には
、上方から搬送されてきた用紙がゲート505.506
により一旦合成モード用インバータ10に導かれ、しか
る後反転するとゲート506によりフィードロール51
02デユーブレツクストレイ11側に導かれる。デユー
プレックストレイ11に用紙を収納して所定のエツジ位
置まで自由落下させるには、一般に17〜20°程度の
トレイ傾斜角が必要である。しかし、本発明では、装置
のコンパクト化を図りデユープレックストレイ【1を狭
いスペースの中に収納したため、最大で8°の傾斜角し
かとれない。
そこで、デユープレックストレイ11には、第20図に
示すようにサイドガイド561とエンドガイド562が
設けられている。これらサイトガイドとエンドガイドの
制御では、用紙サイズが決定されるとその用紙サイズに
対応する位置で停止させる。
大写■トレイ(HCF)17は、数十枚のコピー用紙を
収容することのできる供給トレイである。
例えば原稿を拡大したり縮小してコピーをとる必要のな
い顧客や、コピー量が少ない顧客は、ペースマシン単体
を購入することが適切な場合が多い。
これに対して、多量のコピーをとる顧客や複雑なコピー
作業を要求する顧客にとってはデユープレックストレイ
や人容〒トレイが必要とされる場合が多い。このような
各種要求を実現する手段として、この複写機システムで
はそれぞれの付加装置を簡単に取りつけたり取り外すこ
とができる構造とし、また付加装置の幾つかについては
独立したCPU (中央処理装置)を用意して複数のC
PUによる分散制御を行うごとにしている。このことは
、単に顧客の希望する製品が容易に得られるという利点
があるばかりでなく、新たな付加装置の取り付けの可能
性は顧客に対して新たなコピー作業の可能性を教示する
ことになり、オフィスの事務処理の進化を#1#進させ
るという点でこの複写機システムの購入に大きな魅力を
与えることになる。
手差しトレイ(MSI)16は、用紙枚数50枚程度、
用紙サイズA2F−A6Fが収容可能なトレイであって
、特に他のトレイに収容できない大きなサイズの用紙を
使うことができるものである。従来のこの種の手差しト
レイは、1枚ずつ手差しを行うので、手差しが行われた
時点でコピー用紙を手差しトレイから優先的に送り出せ
ばよ(、手差しトレイ自体をオペレータが選択する必要
はない。これに対して本発明の手差しトレイ16は複数
枚のコピー用紙を同時にセットすることができる。従っ
て、コピー用紙のセットをもってその手差しトレイ16
からの給送を行わせると、コピー用紙を複数枚セットし
ている時点でそのフィードが開始される可能性がある。
このような事態を防止するために、手差しトレイ16の
選択を行わせるようにしている。
本装置では、トレイにヌジャーロール513、フィード
ロール512、ティクアウェイロール511を一体に取
り付ける構成を採用することによってコンパクト化を図
っている。用紙先端がティクアウェイロール511にニ
ップされた後、フィードアウトセンサーで先端を検知し
て一時停止させることによって、転写位置を合わせるた
めのプレレジストレーションを行い、フィーダ部での用
紙の送り出しばらつきを吸収している。送り出された用
紙は、アライナ装置515を経て窓材ベルト4の転写位
置に給送される。
(n−4)原稿自動送り装置 (DADF)m21図に
おいてDADF13は、ベースマシンlのプラテンガラ
ス2の上に取りつけられている。このDADF13には
、原稿601を載置する原稿トレイ602が備えられて
いる。原稿トレイ602の原稿送り出し側には、送出パ
ドル6゜3が配πされており、これにより原稿601が
1枚ずつ送り出される。送りだされた原稿601は、第
1の駆動ローラ605とその従動ローラ606および第
2の駆動ローラ607とその従動ローラ608により円
弧状搬送路609に搬送される。
さらに、円弧状搬送路609は、手差し用搬送路610
と合流して水平搬送路611に接続されると共に、円弧
状搬送路609の出口には、第3の駆動ローラ612と
その従動ローラ613が設けられている。この第3の駆
動ローラ612は、ソレノイド(図示せず)により上下
に昇降自在になっており、従動ローラ613に対して接
離可能に構成されている。水平搬送路611には、図示
しない駆動モータにより回動される停止ゲート615が
設けられると共に、水平搬送路611から円弧状搬送路
609に向けて反転用搬送路616が接続されている。
反転用搬送路616には、第4の駆動ローラ617が設
けられている。また、水平搬送路611の出口と対向し
てプラテンガラス2の上にベルト駆動ローラ619が設
けられ、その従動ローラ620間に張設されたベルト6
21を正逆転可能にしている。このベルト搬送部の出口
には、第5の駆動ローラ622が設けられ、また、前記
手差し用搬送路610には第6の駆動ローラ623が配
設されている。該駆動ローラ623はベースマシンlの
前後方向(図で紙面と垂直方向)に2個設けられ、同一
サイズの原稿を2枚同時に送る二七が可能に構成されて
いる。なお、625は第7の駆動ローラ626により送
出バドル603の表面をクリーニングするクリーニング
テープである。
次に22図をも参照しつつフォトセンサS、〜Satに
ついて説明する。sIは原稿トレイ602上の原稿60
1の有無を検出するノーペーパーセンサ、S2は原稿の
通過を検出するティクアウェイセンサ、S3、S−は手
差し用搬送路610の前後に設けられるフィードセンサ
、S、はスキューローラ627により原稿の斜め送りが
補正され停止ゲート615において原稿が所定位置にあ
るか否かを検出するレジセンサ、S、〜S、。は原稿の
サイズを検出するベーパサイズセンサ、Sllは原稿が
排出されたか否かを検出する排出センサ、S1□はクリ
ーニングテープ625の終端を検出するエンドセンサで
ある。
次に第23図をも参照しつつ上記構成からなるDADF
 13の作用につい°ζ説明する。(イ)はプラテンモ
ードであり、プラテン2上に原稿601t−載置して露
光するモードである。
(ロ)はシンプレックスモードであり、原稿トレイ60
2には、原稿601をそのコピーされる第1の面が上側
となるようにして積層する。スタートボタンを押すと先
ず、第1の駆動ローラ605および第2の駆動ローラ6
07が回転するが、第3の駆動ローラ612は上方に移
動して従動ローラ613と離れると共に、停止ゲート6
15は下降して水平搬送路611を遮断する。これによ
り原稿601は円弧状搬送路609を通り、停止ゲート
615に押し当°ζられる(■〜■)。この停止ゲート
615の位置でスキューローラ627により、原稿はそ
の端部が水平搬送lPt611と直角になるように補正
されると共に、センサS、〜S。で原稿サイズが検出さ
れる。次いで、第3の駆動ローラ612が下方に移動し
て従動ローラ613と接触すると共に、停止ゲート[i
15は上界して水平搬送路611を開き、第3の駆動ロ
ーラ612、ベルト駆動ローラ619および第5の駆動
ローラ622が回転し、原稿のコピーされる面が下にな
ってプラテン2上の所定位置に送られ露光された後、排
出される。なお、手差し用搬送路61Oから単一原稿を
送る場合にも同様な作用となり、原稿を1枚づつ送る機
能に加え、同一サイズの2枚の原稿を同時に送る機能(
2−UP) 、大型原稿を送る機能(LDC)、コンピ
ュータ用の連続用紙を送るコンピュータフオームフィー
ダ(CCF)a能を有する。
(ハ)はデユープレックスモードであり、原稿の片面を
露光する工程は上記(ロ)の■〜■の工程と同様である
が、片面露光が終了するとベルト駆動ローラ619が逆
転し、かつ、第3の駆動ローラ612は上方に移動して
従動ローラ613と離れると共に、停止ゲート615は
下降して水平搬送路611を遮断する。従って、原稿は
反転用搬送路616に搬送され、さらに第4の駆動ロー
ラ617および第2の駆動ローラ607により、円弧状
搬送路609を通り、停止ゲート615に押し当てられ
る(■〜■)。次いで、第3の駆動ローラ612が下方
に移動して従動ローラ613と接触すると共に、停止ゲ
ート615は上昇して水平搬送路611を開き、第3の
駆動ローラ612、ベルト駆動ローラ619および第5
の駆動ローラ622が回転し、原稿の裏面が下になって
プラテン2上の所定位置に送られ露光される。両面の露
光が終了すると再びベルト駆動ローラ619が逆転し、
再度反転用搬送路616に搬送され以下同様にしてプラ
テン2上を通って第5の駆動ローラ622により排出さ
れる(■〜@))。従って排出された原稿は、コピーさ
れる第1の面が下側になって最初に原稿トレイ602に
積層した順番で積層されることになる。
(I+−5)ソータ 第24図においてソータ19は、可動台車651上にソ
ータ本体652と20個のビン653を有している。ソ
ータ本体652内には、搬送ベルト655を駆動させる
ヘルド駆動ローラ656およびその従動ローラ657が
設けられると共に、チェーン659を駆動させるチェー
ン駆動スプロケット660およびその従動スプロケット
661が設けられている。これらベルト駆動ローラ65
6およびチェーン駆動スプロケット660は1個のソー
タ用モータ658により駆動される。搬送ベルト655
の上部には用紙入口662、用紙出口663および図示
しないソレノイドにより駆動される切換ゲート665が
設けられている。また、チェーン659には、コピー用
紙を各ビンへ切換供給するためのインデクサ−666が
取付けられている。第25図に示すように、ソータ用モ
ータ658のドライブシャフト671の回転はタイミン
グベルト672を介してプーリ673に伝達される。該
プーリ673の回転は、ベルト駆動ローラ656に伝達
されると共に、ギヤ装置674を介してチェーン駆動ス
プロケット660に伝達される。
次にその作用を第26図により説明する。(イ)はノン
ソートモードを示し、切換ゲート665はノンソートの
位置にあってコピー用紙を最上段の排出トレイに送るも
のである。(ロ)はソートモードを示し、切換ゲート6
65がソート位置に切換えられ、奇数枚目の用紙が上か
ら下のビンに向けて奇数段目のビンに搬送され、偶数枚
目の用紙が下から上のビンに向けて偶数段目のビンに搬
送される。これによりソート時間が短縮される。
(ハ)および(ニ)はスタックモードを示し、(ハ)は
4枚の原稿を原稿毎に4部コピーした例を示し、(ニ)
は1ビン当たりの最大収納枚数を越えた場合であり、例
えば50枚を越えた場合には次の段のビンに収納するよ
うにしている。
(III)光学系 本発明を複写機の光学系を例として説明する。
([[1−1)装置の構成 第27図(a)は複写機の光学系の概略側面図、同図(
b)は平面図、同図(c)は(b)図のX−X方向側面
図である。本実施例の走査露光装置3は、第1走査系A
が原稿をスキャンするときに第2走査系Bを逆方向に移
動させ、像を感材4の移動速度よりも速い速度で感材上
に露光するPIS(プリセツション・イメージング・シ
ステム)方式を採用し、かつ、第2走査系Bを固定し、
第1走査系Aを独立して移動可能にする方式を採用して
いる。
第27図(a)において、第1走査系Aは、露光ランプ
102および第1ミラー103を存する第1キヤリツジ
101と、第2ミラー106および第3ミラー107を
有する第2キヤリツジ105から構成され、プラテンガ
ラス2上にRHされた原稿を走査する。一方、第2走査
系Bは、第4ミラー110および第5ミラー111を有
する第3キヤリツジ109と、第6ミラー113を有す
る第4キヤリツジ112から構成されている。また、第
3ミラー107と第4ミラー110との間の光軸上には
レンズ108が配置され、倍率に応じてレンズモータに
より移動されるが、走査露光中は固定される。
これら第1走査系Aおよび第2走査系Bは、直流サーボ
モータであるキャリッジモータ114により駆動される
。キャリッジモータ114の出力0軸115の両側に伝
達軸116.117が配設され、出力軸115に固定さ
れたタイミングプーリ115aと伝達軸116.117
に固定されたタイミングプーリ116a、117a間に
タイミングベルト119a、119bが張設されている
また、伝達軸116にはキャプスタンプーリ116bが
固定されこれに対向して配置される従動ローラ120a
、120b間には、第1のワイヤーケーブル121aが
たすき状に張設され、該ワイヤーケーブル12+aには
、前記第1キヤリツジ101が固定されると共に、ワイ
ヤーケーブル121aは、第2キヤリツジ105に設け
られた減速プーリ122aに巻回されており、キャリッ
ジモータ114を図示矢印方向に回転させた場合には、
第1キヤリツジ101が速度■1で図示矢印方向に移動
すると共に、第2キヤリツジ105が速度■1/2で同
方向に移動するようにしている。
さらに、伝達軸117に固定されたタイミングプーリ1
17bとこれに対向して配置される伝達軸123のタイ
ミングプーリ1238間には、タイミングベルト119
cが張設され、伝達軸123のキャプスタンプーリ12
3bとこれに対向して配置される従動ローラ120c間
に第2のワイヤーケーブル121bが張設されている。
該ワイヤーケーブル121bには、前記第4キヤリツジ
112が固定されると共に、ワイヤーケーブル121b
は、第3キヤリツジ109に設けられた減速プーリ12
2bに巻回されており、キャリッジモータ114を図示
矢印方向に回転させた場合には、第4キヤリツジ112
が速度■8で図示矢印方向に移動すると共に、第3キヤ
リツジ109が速度V2/2で同方向に移動するように
している。
第27図(b)は第27図(a)に示した複写機の光学
系の動力伝達機構を説明するための平面図であり、伝達
軸117には、タイミングプーリ117aの回転をタイ
ミングプーリ117bに伝達させるためのPISクラッ
チ125(?1t(ffクランチ)が設けられていて、
3H>Isクラッチ125の通電がオフになるとこれを
係合させ、回転軸115の回転が伝達軸117.123
に伝達される。また、PISクラッチ125に通電され
これが解放すると伝達軸117.123には回転軸11
5の回転が伝達されないように構成されている。
また、第27図(C)に示すように、タイミングプーリ
116aの側面には、保合突起126aが設けられ、L
DCロックソレノイド!27のオンにより係合片126
bが係合突起126aに係合して、伝達軸116を固定
しすなわち第1走査系Aを固定し、L D Cロックス
イッチ129をオンさせるようにしている。さらに、タ
イミングプ’J 123 aの側面には、保合突起13
0aが設けられ、PISロックソレノイド131のオン
により係合片130bが係合突起130aに係合して、
伝達軸123を固定しすなわち第2走査系Bを固定しP
ISロンクスイソチ132をオンさせるようにしている
以上のように構成した走査露光装置おいては、PTSク
ランチ125の保合解放によりPIS(ブリセッシジン
・イメージングシステム)モードとN0N−PISモー
ドの露光方式が選択される。PISモードは、例えば倍
率が65%以上の時にPISクラッチ125を係合させ
て第2走査系Bを速度■2で移動させることにより、感
材ヘルド4の露光点を感材ベルト4と逆方向に移動させ
、光学系の走査速度■1をプロセススピードV、より相
対的に速(して単位時間当たりのコピー枚数を増大させ
る。
このとき、倍率をMとするとv、=v、x3゜5/(3
,5M−1)であり、M=1、■、=308.9mm/
sとするとV+ ”432.5mm/Sとなる。また、
v2はタイミングプーリ117b、123aの径により
決まりv、= (1/3〜l/4)V、となっている。
一方、N0N−PIsモードにおいては、例えば64%
以下の場合には、PISクラッチ125を解放させると
共にPISロンクツレノイドをオンさせることにより、
第2走査系Bを固定し露光点を固定してスキャンする。
これは、PIS方式では縮小時において走査系の速度が
増大すると共に、照明電力を増大させなければならず、
駆動系の負荷および照明電力の増大を回避するものであ
る。
上記レンズ108は、第28図(a)に示すように、プ
ラテンガラス2の下方に配設されるレンズキャリッジ1
35に固定された支持軸136に摺動可能に取付けられ
ている。レンズ10日はワイヤー(図示せず)によりレ
ンズモータ2137に連結されており、該レンズモータ
2137の回転によりレンズ108を支持軸136に沿
ってZ方向(図で縦方向)に移動させて倍率を変化させ
る。
また、レンズキャリッジ135は、ベース側の支持軸1
39に摺動可能に取付けられると共に、ワイヤー(図示
せず)によりレンズモータX140に連結されており、
レンズモータX140の回転によりレンズキャリッジ1
35を支持軸139に沿って、X方向(図で横方向)に
移動させて倍率を変化させる。これらレンズモータ13
7.140は4相のステッピングモータである。レンズ
キャリッジ135が移動するとき、レンズキャリッジ1
35に設けられた小歯車142は、レンズカム143の
雲型面に沿って回転しこれにより大歯車144が回転し
ワイヤーケーブル145を介して第2走査系の取付基台
146を移動させる。
従って、レンズモータX140の回転によりレンズ10
8と第2走査系Bの距離を所定の倍率に対して設定可能
になる。
また、第28図(b)に示すように、レンズ108の1
側面にはレンズシャッタ147がリンク機構148によ
り開閉自在に設けられ、シャンクソレノイド149のオ
ンオフにより、イメージスキャン中はレンズシャッタ1
47が開となり、イメージスキャンが終了すると閉とな
る。このように、イメージスキャン中以外はレンズシャ
ッタ147を閉じ光路を遮断する理由は、■ベルト惑村
上にプロセスコントロール用のDDPパッチおよびAD
Cパッチを形成すること、■PISモード時、第2走査
系Bがリターンしてベルト惑材上に形成された潜像に追
いついて像の消込を防止すること、■プラテンカバーを
あけたとき感材の外乱光による疲労を防止することであ
る。
(I[l−2)制御システムの構成 第29図はオプティカルCPU45とシリアル通信で接
続されたメインCPU41との関係を示している。メイ
ンCPU41はROM323、NVRAM (不揮発止
メモリ)324、ベースマシンとのデータの授受を行う
インターフェイス321、付加装置(オプション)との
データの授受を行うインターフェイス322を有してい
る。
インターフェイス321は、ベースマシンについている
各種センサ、スイッチより信号を入力し、CPUの所定
のシーケンスに従ってモータ、フランチ、ソレノイド類
をオンオフ信号又はアナログ値を出力している。また、
インターフェイス322はオプション(MS l、1l
cF、カラー現像器、コピーライザ、キーカウンタ等)
の制ifl!を行う。
そして、バスがバスアービタ326を介して通信制御回
路327に接続され、通信制御回路327を通してシリ
アルの通信ライン上でオプティカルCPU45その他の
CPUとの通信を行うように構成されている。
ROM323は、先に説明したシーケンスマネージャや
イメージングモジュール、コピーハンドリングモジュー
ル等の各サブシステムのプログラムを格納するものであ
る。バスアービタ326は、システムRAM325を有
し、メインCPLJ41から他のCPUに送信するデー
タおよび他のCPUから受信するデータを保持し、メイ
ンCPU41がシリアル通信のタイミングとノ[同期で
データを授受できるようにするものであり、ROM32
8は、通信制御回路327によりシリアル通信ラインで
のデータの送受信を行う通信プログラムを格納するもの
である。
なお、通信に関するこれらのハスアービタ32Gや通信
制御回路327に関する機能を全てメインCPU41で
行うように構成してもよい。メインCPU41における
シーケンスマネージャのサブシステムは、シリアル通信
により各サブシステムヲ監視し、ユーザインターフェー
スからコピーモードの信号を受信すると、所定のタイミ
ングで効率良くコピー作業が実施できるように各サブシ
ステムに作業指示を行う。
第30図は光学系のサブシステムの概要を示すブロック
構成図を示している。先に述べたように、オプティカル
CPU45は、メインCPU41とシリアル通信および
ホットラインにより接続され、メインCPU41から送
信されるコピーモードにより感材上に潜像を形成するた
めに、各キャリッジ、レンズ等のコントロールを行って
いる。制御用電源152は、ロジック用(5V)、アナ
ログ用(±]5V)、ソレノイド、クラッチ用(24■
)からなり、モータ用T;、源153は38Vで構成さ
れる。
キャリッジレジセンサ155は、第31図(a)の配置
例に示すように、第1キヤリツジ101が原稿レジスト
位置にきたとき第1キヤリツジ101に設けられたアク
チュエータ154がキャリッジレジセンサ155を踏み
外す位置に配置され、第1走査系Aに取付けられたアク
チュエータ154がキャリッジレジセンサ155を踏み
外すと信号を出力する。この信号はオプティカルCPU
45に送られレジストレーションを行うための位置或い
はタイミングを決定したり、第1走査系Aのリターン時
におけるホーム位置Pを決定するための基準になってい
る。
また、キャリッジの位置を検出するために第1ホームセ
ンサ156a、第2ホームセンサ156bが設けられて
おり、第1ホームセンサ156aは、レジスト位置と第
1走査系への停止位置との間の所定位置に配置され、第
1走査系Aの位置を検出し信号を出力している。また、
第2ホームセンサ156bは第2走査系の位置を検出し
信号を出力している。
第30図において、ロークリエンコーダ157は、キャ
リッジモータ114の回転角に応じて90″位相のずれ
たA相、B相のパルス信号を出力するタイプのものであ
り、例えば、200パルス/回転で第1走査系のタイミ
ングプーリの軸ピ・ノチが0.1571mm/パルスに
設計されている。
偏倍用ソレノイド159は、CPU45の制御により偏
倍レンズ(図示せず)を垂直方向に移動させ、光路中に
固定された偏倍スイッチ161のオン動作で確認してい
る。
レンズホームセンサ16L  162は、レンズ108
のX方向およびZ方向のホーム位置を検出するセンサで
あり、例えば第31図(b)に示すように、等(Fj時
の位置より所定間隔をもって縮小側に配置されている。
L、 D Cロックソレノイド12フは、CPU45の
制御′S11により第1走査系Aを所定位置に固定する
もので、第1走査系をロックされていることをLDCロ
ツタスイソチ129のオン動作で&ttWしている。
PISロンクツレノイド131は、N0N−PIsモー
ド時にPISクラッチ125が解放されたときに、第2
走査系Bを固定するもので、第2走査系がロックされた
ことをPISロックスイ。
(−132のオン動作で確認している。
PISクラッチ125は、通電時にクラッチを解放させ
非通電時にクラッチを係合させるタイプのもので、PI
Sモード時の消費電力を低減させている。
(II[−3)ハードウェアの構成 第32図は光学系サブシステムの構成例を示している。
なお、レンズZ、偏倍レンズ関係の構成は省略して説明
する。オプティカルCPU45は8ビツトlチツプマイ
クロコンビニータ(例えばNECμP07810シリー
ズ、富士j11μ8971Oシリーズ)であり、通信イ
ンタフェース710を介してメインに接続され、第3図
ないし第6図で述べたようにシリアル通信の送信データ
(TXD)、受信データ(RXD)およびホットライン
のスキャンスタート信号、スキャンエンド信号のやりと
りを行っている。
レジセンサ、第1、第2ホームセンサ、レンズホームセ
ンサの信号は、スイッチおよびセンサインタフェース7
11に入力されこれらを割込制御部712に出力し、ま
た、LDCロツタスイッチおよびPISロツタスイソチ
からの信号を入力しこれをオプティカルCPU45の人
出カポ−ドア13aに出力している6割込制御部712
には、前記各センサ信号の他、メインからのスキャンス
タート信号、キャリッジモータのスキャンクロック信号
、正逆転信号、レンズを移動すするための21クロック
信号が入力され、入出カポ−ドア13aによってCP 
Uへの割込み信号を選択切換する。
ROM715には演算処理に必要なプログラム、倍率と
モータ移動クロック数等の各種テーブルが格納され、演
算結果やデータを一時的に記憶するRAM716が設け
られている。出カポ−1−717はプログラマブルペリ
フェラルインタフェース(8255等)を使用し、ドラ
イバ719.720に信号を送り、ドライバ719は4
相のステッピングモータであるレンズXモータを制御し
、ドライバ720はLDCロツタソレノイド、PTSロ
ンクツレノイド、PrSクラッチを制御する。
プログラマブルインターバルタイマ723は8254を
使用し、シャンクを開(ときに一定時間ソレノイドを2
4Vで過励磁させるタイミング信号をシャッタ制御部7
22に送り、ドライバ721によりレンズシャッタを駆
動させる。また、タイマ725はレンズXモータを移動
するための基準クロック信号を作成し、タイマ733は
キャリッジモータをコントロールする19クロック信号
とワンショット信号を作成している。
一方、サーボ機構は基本的には、エンコーダインターフ
ェイス726、パルス処理部727、アップダウンカウ
ンタ729、F/Vコンバータ730、アナログ信号処
理部731、キャリッジモータを駆動制御するための増
幅器732がら構成される。
エンコーダインタフェース726は、エンコーダのA相
とB相のパルス信号をパルス処理部727送ると共に、
A相信号をアップダウンカウンタ729に送る。パルス
処理部727においては、エンコーダのA相とB和から
正転(CW)、逆転(CCW)信号を生成しこれをF/
Vコンバータ730に出力すると共に、A相の周波数を
2倍と1/3の周波数に分周している。2倍に分周する
理由は、2倍周波数信号をタイマ733に入力してワン
ショット信号を生成する際に、負荷変動によりエンコー
ダの位相が振れこの雑音を吸収するためであり、1/3
に分周する理由はキャリッジのリターン時の速度が速く
これをソフトで処理するためである。
アップダウンカウンタ729は、位相制御を行うための
もので例えばCW力方向回転させるときには、そのアッ
プカウント端子にタイマ733から倍率に応じた速度指
示データである基準クロック信号が人力され、ダウンカ
ウント端子には位相制御用のフィードバック信号として
人相信号が入力される。また、アンプダウンカウンタ7
29には速度データ(DACデータ)を入力することに
よりその出力値を固定できるようになっている。
そして、アップダウンカウンタ729は、その出力値を
アナログ信号処理部731のD/Aコンバータ731a
に出力しアナログ信号に変換する。
一方、F/Vコンバータ730には、パルス処理部72
7から正転(CW)、逆転(CCW)信号が入力される
と共に、タイマ733がら一定パルス幅のワンシヲット
信号が入力され、ここでエンコーダの2倍周波数信号が
正逆転に対応した正負の電圧信号に変換される。そして
、前記アップダウンカウンタ729とF/Vコンバータ
730から出力された速度信号は加算器/補償器731
Cに入力され、両信号の差が増幅器732に出力される
。増幅器732においてモータ回転速度を加速、減速す
るスイッチングコントロール等が行われキャリッジモー
タを制御する。
」二記サーボ機構の作用について説明すると、メインか
らスキャンスター1・信号が入力されると、CPU45
は出力ポードア35によりアップダウンカウンタ729
にスキャン信号およびカウント禁止信号を出力すると共
に、速度データ(DACデータ)をアップダウンカウン
タ729に出力してその出力値を;トヤリッジモータ1
14の設定速度■、に応じた基準値に固定し、この基準
値はD/Aコンバータ731aによってアナログ値に変
換し、加算器/補償器731cに入力する。
一方、モータの速度に応じたエンコーダ信号は、F/V
コンバータ730により電圧レベルの速度信号として出
力され、加算器/補償器731cに人力される。加算器
/補償器731cは一定アナログ値と速度信号の差を演
算し、その差信号を低減する方向に信号を出力しモータ
を加速する。前記制御は速度比較制御といわれるもので
あるが、イメージスキャン時には、モータの回転速度が
所定の速度、例えば設定速度■、の90%に達すると、
出力ポードア35によりアップダウンカウンタ729の
カウント禁止信号を解除し、速度比較制御に変えて位相
比較制御(PLL)を行う。
すなわち、タイマー733から設定速度V、に応じた周
波数の基準クロック信号をアップダウンカウンタ729
のアンプカウント端子に入力し、1:/]−ダのA相信
号をダウンカウント端子に入力し、両者の計数値の差を
位相比較信号として出力する。モータの速度が設定速度
V1より大になってA相の位相が進むとアップダウンカ
ウンタ729の出力が減少し、逆の場合にはアップダウ
ンカウンタ729の出力が増大する。スキャンが終了す
ると再度カウント禁止信号が出力され再び速度比較制御
に戻り減速され、リターン時には出力ポードア35から
アップダウンカウンタ729にリターン信号を出力し、
アップダウンカウンタ729のアップカウント端子とダ
ウンカウント端子の入力を切換えてダウンカンウドを行
う。
このように、イメージスキャン時にはPLL(位相比較
制御)を採用し、その他は速度比較制御を採用する理由
は、モータの加減速時におけるアンプダウンカウンタ7
29の出力のレベルが大になるため、そのアナログ電圧
変換値が制御用電圧±15Vを越えることがあるために
、速度制御が適正でなく、また、速度精度を上げるため
に制御回路の利得を大にすると、回路の飽和現象により
立ち上がり時のダンピングが大きくなるため、原稿走査
時にレジセンサに到達するまでにキャリッジの速度が整
定せず、コピーの先端にスキップを生じるからである。
次に第33図により、本発明の記録装置の通信方式を光
学系のコピーサイクルを例にして説明する。
図はメインシステムとオプティカルサブシステムとの間
でシリアル通信されるコマンドの流れを示している。先
ず、スタートボタンがオンされコピーサイクルの開始で
、メインシステムから倍率セットコマンドがオプティカ
ルサブシステムに送信され、次いで、セットが終了する
とオプティカルサブシステムからメインシステムへセッ
ト終了コマンドを送信する6次に、メインシステムがら
スキャン長コマンドを受信すると、ホットラインのス;
トヤンスタート信号の受付期間を開始し、メインシステ
ムにはスキャン長受信コマンドを送信する。メインシス
テムではコピーサイクルが終了するとスキャン禁止コマ
ンドをシリアル通信でオプティカルサブシステムに送信
する。スキャン禁止コマンドは、スキャンスタート信号
の受付期間を終了するもので、再度、受付期間を開始さ
せる場合には、スキャン長コマンドをオプティカルサブ
システムに送信する。なお、上記したホットラインの受
付期間を判断する手段は、オプティカルサブシステムに
設けてもよいし、メインシステムに設けてもよい。
従って、例えば、オプティカルサブシステムにおいては
、複写機の停止中に用紙トレイの引き出しやインク−ロ
ンフカバーの開閉があると、各種リレーが動作すること
によりノイズが発生し、「スキャン開始」の信号を出力
し、光学系のキャリッジが勝手に駆動してしまったり、
「スキャン開始」信号が入ってキャリッジがスキャン中
に、チャージコロトロンのリークによりノイズが発生し
、再度「スキャン開始」信号が入ってキャリッジが暴走
してしまうという問題がなくなり、ホットラインの信号
が、複写機内の他の出力の変化により発生するノイズの
tVを受けることがなくなる。
また、ホットラインを使用している全ての前記各サブシ
ステムについても、ノイズの影響を防止することができ
る。例えば、1MMサブシステム(感材系の制′4n)
においては、現像バイアス、トナー量、チャージコロト
ロン電位を制御するための各種バッチの読取開始信号が
あり、CHMサブシステム(各トレイの制御、コピー用
紙のフィード制御)においては、レジゲート、排出ゲー
トの切り替え信号があり、IELサブシステム(怒村上
の像の消し込み制御)においては、画像消去開始信号が
あり、また、INPUTサブシステム(原稿の自動送り
制御、原稿サイズの検知)においては、原稿交換開始信
号等がホットラインとして使用されているが、これらの
ホットラインの信号が、複写機内の他の出力の変化によ
り発生ずるノイズのtillを受けることがなくなる。
従って、複数のシステム間の高速制御を維持しつつ通信
を安定化させることができる。
(III−4)光学系のコントロールフロー次に上記オ
プティカルCPU45における制御の内容について説明
する。制御は大別して初期設定、コピー開始条件設定、
キャリッジスキャン制御、シャック開閉制御(O11述
)およびP[S/N0N−PISモード設定、LDC設
定処理に分かれる。
第34図(a)〜(f)は初期設定のフローを示してい
る。第34図(a)において、先ず、ステップ■でレン
ズを等倍の位置に設定する処理を行った後、ステップ■
で第1走査系Aをホーム位置〔第31図(a)〕に設定
する処理を行い、モータの回転方向、キャリッジの移動
スピード、センサのレベル等、制御系が正しく動作する
かどうかのチエツクを行い、ステップ■〜■において電
源投入時のみ、第1走査系と第2走査系の位置合わせお
よびシャッタを24Vで過励磁させるタイミングを設定
する。
第34図(b)は上記ステップ■のレンズ等倍位置設定
の処理を示し、先ず、ステップ■でレンズホームセンサ
161 〔第31図(b)〕がオンか否かを判断し、オ
フ(レンズが縮小(1!l)であればステップ■に進み
、オン(レンズが拡大側)にあれば、ステップ■でレン
ズモータを縮小方向に回転する。ステップ■でレンズホ
ームセンサ161のオフの割り込みがあれば、レンズモ
ータを停止してその振動を抑えるために所定時間待機し
くステップ■、■)、次いでステップ■でレンズモータ
を拡大方向に回転させ、再びレンズホームセンサ161
のオンの割り込みがあれば、所定のステップ回転後、等
倍位置に停止する(ステ、ンプ■、■)。このようにレ
ンズを拡大側からセットするのは、ホームポジションセ
ントのばらつきを少なくするためである。
第34図(c)は、第1走査系Aをホーム位置に設定す
る処理を示し、第1走査系Aに第34図(g)に示すA
1−A3の往復運動を行わせることにより、ここでモー
タ、エンコーダ、センサが正しく動作するかのチエツク
が行われる。先ず、ステップ■でPISクラッチ125
に通電してこれを解放し、ステップ■でホームセンサ1
56aおよびレジセンサ155がオフ(踏んでいない)
か否かが判断される。No、すなわち第31図ca)に
おいて第1走査系がレジセンサ155より左側にあれば
、ステップ■に進み、第1走査系がレジセンサ155よ
り右側にあれば、ステップ■に進みキャリッジモータ1
14をリターン方向に回転する。その後、レジセンサ[
55のオンの割り込みがあれば所定距離進んで停止する
(ステップ■、■)。
次いでキャリッジモータ114をスキャン方向に回転し
、レジセンサ155のオフ割り込みがあれば、所定距離
進んだか否かの判定を行う(ステップ■〜■)、このス
テップ■における所定距離35閤進める理由は、キャリ
ッジモータ114を1回転以上回転させエンコーダの歯
抜は等の異常がないかどうかをチエツクするためである
。さらに再度キャリッジモータ114をリターン方向に
回転し、レジセンサ155のオンの割り込みがあれば所
定距M(ホーム位置)進んで停止する(ステップ■〜■
)。さらにステップ■でPISロックスイッチ132が
オンか否かを判断し、オンでかつパワーオン1回目でな
ければあればPISo、7りを解除し、PISロツタス
イソチ132がオフまたはパワーオン1回目であれば終
了する(ステップ@、■)。
第34図(d)は第1走査系と第2走査系の位置合わせ
の処理を示している。
これを第27図(a)、(b)、(c)および第34図
(g)を参照しつつ説明すると、ステ・ノブ■で第2走
査系Bが第2ホームセンサ156bを踏み込んでオンし
ているか否かが判定され、オンしていれば(B2位置)
ステップ■に進み、オフであれば(B1位置)、第1走
査系AをA3位置からA4位置くレジセンサから303
mmの位置で最もレジセンサから離れたスキャンエンド
側)に移動させる(ステップ■)。次に、キャリッジモ
ータ114をオフするとともにPI3クラ、チ125を
オフ(係合)させ(ステップ■)た後、第2走査系Bを
第2ホームセンサ156bをy♂み込むB2位置まで移
動させる(ステップ■)。このとき第1走査系AはA5
位置まで進み、P]Sクラッチ125を解放させた後(
ステップ■)、第1走査系Aが第1ホームセンサ156
aを踏み込むA6位置までP−+)+させ、PI3クラ
ッチ125を係合させる(ステップ■、■)。上記一連
の処理(ステップ■〜■)は、?dlが切られた場合等
のパワーオン−回目に、第1走査系と第2走査系の位置
を確定するために、これらをホーム位置にセットするも
のである。
次いでステップ■で第2走査系Bを215口。
りしてN0N−PISモードにおけるレジ位置(B4)
で固定した後、PISクラッチ125を解放させ、次に
ステップ[相]において第1走査系AをLDCロックし
て通常コピー時におけるレジ位1(AIO)で固定して
(ステップ[相])から、PIsクラッチ125を再度
係合して第1走査系をAIO〜AI2のように移動させ
、レジから45鴎の位置(等倍時における停止位置A1
2に停止させる(ステップ@)。同時に第2走査系はB
4位置からB6位置まで移動し、2つの走査系の位置合
わせを終了する。
第34図(c)は、前回ステンプ■のPISロックのコ
ントロールを示し、ステップ■でキャリ7ジモータ11
4をスキャン方向に回転しB3からB4位置に移動させ
、PISソレノイド131をオンする。従って第27図
(c)で説明した係合片130bが係合突起130aに
係合する位置に動き、ステ、プ■で第2ホームセンサ1
56bがオンからオフになったかを調べ、オフになって
所定時間(例えば256m5)経過後、キャリ・ノブモ
ータをオフすると共にPISソレノイド131をオフす
る。この所定時間(例えば256 rnS)は、係合片
130bが係合突起130aに完全に突き当たって係合
しPIS口97クスイ、7チ132がオンするのに必要
な時間である。
次いでステップ■でPISロツクスイ・ノチ132がオ
ンか否かを調ベオフであればフェイルとする。例えば、
PSSソレノイド131をオフしたとき保合片130b
がフリーの状態となるが、正常な位置で口・7りしてい
ない場合には係合片l30bが係合突起130aから外
れてしまいPISロックスイッチ132がオフになる。
PISロツタスイノチ132がオンであれば、ステ・2
ブ■でPISクラッチ125を解放させる(第2走査系
はレジ位置で固定されている状態となる)。所定時間経
過後、ステップ■でPISロックスイッチ132がオン
か否かを再度調べる。この所定時間(例えば300m5
)後に調べる理由は、PISソレノイド131をオフし
たとき保合片130bが完全に下がるまでの時間が必要
であり、保合片130bが完全に係合していないで引っ
掛かった状態のときには、PISロックスイッチ132
がオン状態となるためである。そしてPISロツタスイ
ソチ132がオフであればフェイルとし、オンであれば
キャリッジモータをリターン方向に回転させ、第1走査
系をA8からA9の位置に移動させ、ステップ■で第1
ホームセンサ156aを踏の込めばキャリッジモータを
停止する。
なお、本制御は、第1走査系をホームセンサオン直後、
第2走査系をレジ位置でロック状態にセットすれば、N
0N−PISモードの設定終了となる。
第34図(f)は第34図(d)のステップ0のLDC
ロツタのコントロールを示し、ステップ■でキャリッジ
モータ114をスキャン方向に回転しA9からAl0位
置に移動させ、LDCソレノイド127をオンする。従
って第27図(C)で説明した係合片126bが係合突
起126aに係合する位置に動き、ステップ■で第1ホ
ームセンサ156aがオンからオフになったかを調べ、
前回の処理と同様に所定時間経過後(LDCロツタが完
全にロックされる)、キャリッジモータをオフすると共
にLDCソレノイド127をオフする。
次いでステップ■でL D Cロックスイッチ129が
オンか否かを調ベオフであればフェイルとし、オンであ
ればPISクラッチ125を解放させる(第1走査系は
レジ位置で固定される)。ステップ■でLDCロックス
イッチ129がオンか否かを前記同様に再変調ベオフで
あればフェイルとし、オンであればキャリッジモータを
リターン方向に回転させてAIOからAl1位置まで移
動させ、ステップ■で第1ホームセンサ156aを踏み
込めばキャリッジモータを停止する。
なお、第1走査系と第2走査系の位置合わせ終了後、第
1走査系と第2走査系をホームセンサオン直後にセット
すれば、PlSモードの設定終了となる。
なお、上記したPISロックおよびLDCロツタ時は、
P L Lモードにて100+nm/sの速度で第1、
第2走査系を移動させる。これは第1、第2ホームセン
サの立ち上がりをトリガーにして時間でロック位置につ
き当てているためである。この場合、PLLモードを採
用するのは移動速度の誤差を少なくさせるためであり、
移動速度はPLI7モードがかかる最も遅い速度を選ん
でいる。これは速度を速くさせると、つき当てる時にロ
ック機構がはねかえってしまい、ロック位置に誤差が出
てしまう。また、ロックするまでの時間は、〔(移動距
離/移動速度)+30〜50)msとしている。これは
機械組立上の誤差を吸収できるようにするためであり、
また、長時間つき当てるとモータに過電流が流れドライ
バに組み込んでいるフユーズが切れてしまうためである
第35図(a)〜(e)はコピー開始条件設定の処理を
示している。
第35図(a)は全体のフローを示し、電aON時にワ
ンショソ1−のセントデータが設定され、ステップ■に
おいてキャリッジモータ114の速度の目標値である基
卓クロックデータを倍率に応じて演算t7設定する(例
えば等倍時で2.7KH2)。ステップ■は、スキャン
開始時に速度モードによる速度制御における第1走査系
Aの速度目標値(DACデータ)を設定するもので、キ
ャリッジモータのエンコーダの割り込み毎に目標値を大
きくして加速させると共に、倍率に対するエンコーダの
カウント数の対照テーブルを参照して設定し、第35図
(b)に示すようにキャリッジモータを何カウントまで
加速させるのかを決定する。
ステップ■は、シャッタ147のオンオフタイミングを
設定するもので、倍率に対応するエンコ−ダのカウント
数の対照テーブルを参照して設定する。ステップ■にお
いては、PISモードかN0N−PISモードかの設定
を行い、ステップ■において、指定された倍率により第
1走査系へのスキャン条件を設定する。これを第35図
(C)により説明する。図は縦軸が速度−■でキャリッ
ジのリターン時における速度と時間の関係を示し、面積
Vtはエンコーダのカウント数すなわちキャリッジの進
んだ距離を示している。倍率によりホーム位置をレジ位
置より5段階に分け、それぞれに対応してレジ位置から
のエンコーダのカウント数が用意されており、また、ブ
レーキモートの開始点のカウント数も設定される。倍率
に応じてホーム位置を変える理由は、単位時間当たりの
コピー枚数(CPM)が、用紙長および倍率に比例して
減少するからであり、用紙長についていえば、本実施例
においては感材ベルト上にシーム部を避けてパネル分割
を行っている(例えばA4で4枚、A3で3枚にピッチ
分割している)関係でこの影響が大きい。また、倍率に
ついていえば、倍率が大きくなるに従いスキャンスピー
ドが遅くなりプレスキャン時間が長くなるためである。
第35図(d)は倍率を増大させたとき例えば1、L 
 1.2.1.3.1.4倍の所でキャリ2ジの停止位
置を短くすることにより、単位時間当たりのコピー枚数
(CPM)を維持する様子を示している。
次いでステップ■において、レンズモータ140の位置
が設定される。そのために倍率に対応したレンズモータ
の移動パルス数が記憶されたテーブルが用意されていて
、第35図(e)に示すように、ステップ■で倍率に対
応したレンズモータの移動パルスを求め、ステップ■で
レンズモータの移動方向を決定し、ステップ■〜■にお
いて変更前後の倍率と64%とを比較してPISモード
かN0N−PISモードかをセットし、レンズモータを
新倍率の位置にセットするものである。
次に第36図(a)、(b)によりキャリッジモータ+
14のスキャン制御について説明する。
本制御は第1走査系Aを指定された倍率、スキャン長で
走査するもので、ホットラインよりスキャンスタート信
号を受信すると起動する〔36図(b))、メインより
受信したスキャン長データから、レジセンサの割り込み
からスキャン終了までのエンコーダクロックのカウント
数であるイメージ・スキャンカウント(ISCN  C
NT)が演算される。先ず、ステップ■で倍率に対応し
た基準クロックデータを設定した後、ステップ■でキャ
リッジモータをスキャン方向(CW)に回転させ、速度
モードにおいてエンコーダパルスの、91り込み毎にD
ACデータをセットしスキャン時の加速制御を行う(ス
テップ■)。
次いでステップ■においてPLL (位相制御)モード
にセットし、ステップ■でレジセンサがオフの割り込み
信号があればステップ■に進み、ここでエンコーダクロ
ツタのカウント数がト記スキャン長に相当する(ISC
N  CNT)以上になると、ステップ■に進みPLL
モードを解除して速度モードにセットし、キャリッジモ
ータに逆駆動力を与えて減速させる。次いで、ステップ
■においてCWからCCW(逆転信号)への割り込みが
あるか否かが判断され、あれば速度モードにおいてリタ
ーン時の加速制御を行い(ステップ■)、エンコーダの
カウント数が予め設定されたブレーキ開始点に到れば(
ステップ[相])、リターン時の減速制御を行い、レジ
センサを踏み込むとスキャンエンド信号(ハイレヘル)
をメインCPUに知らせ(ステップ■)、再度逆転信号
があればキャリッジモータを停止する(ステップ@〜■
)。なお、CPUでは■、■、■、■、■の点でエンコ
ーダクロックをカウントするカウンタを0にリセットし
ている。
次に、第36図(b)〜(e)−により、上記ブレーキ
開始点の制御について説明する。先ず、エンコーダクロ
ックをカウントするRAM内のバッファ令■域をクリア
すると共に、指定された倍率による基準停止位置〔第3
5図(C)]を設定する。
次いで、スキャンスタート信号によりキャリ、ジモータ
114が移動開始すると(■)、第36図(C)に示す
ように、エンコーダクロックの削り込み毎に前記バッフ
ァ領域の中にストアされている値を+1インクリメント
してゆき(ステップ750)、レジセンサの割り込みが
あると(■、ステップ752)、前記バッファ領域にス
トアされているカウント数(面積A)と、前記基準停止
位置とを比較し、その差αによって第36図(d)の点
線に示すようにブレーキ開始点のカウント値〔第36図
(b)の面積D〕を補正する。
そのためにステップ753において、スキャン長データ
から求められるスキャンカウント数Bとブレーキ開始点
からレジセンサまでのカウント数Eとの差をα分だけ補
正する。そしてエンコーダカウント数をクリアする。例
えば、差が+2のときは前回のサイクルで2カウント遠
くに停止しているので、ブレーキ開始点のカウント数を
2カウント差し引いて設定する。このブレーキ開始点の
補正範囲は、±10カウント(4,7mm)とし、これ
以上補正する必要が生じても±10カウント以内の範囲
でしか変化させない。
そして、■においてエンコーダカウント数が面+1のカ
ウント数に達してイメージスキャンが終了すると、再度
エンコーダカウント数をクリアし、次の減速行程で面積
Cをカウントし、■においてCWからCCW(逆転信号
)の割り込みがあると、第36図(e)の割り込み処理
を行う。すなわち、前記補正したブレーキ開始点のカウ
ント数りに前記Cを加えてこれをDとし、エンコーダカ
ウント数をクリアしてリターン時の加速処理を行う。リ
ターン時に入ると、第36図(C)のステップ750に
おいて、エンコーダカウント数を+1インクリメントし
、ステップ755において、このエンコーダカウント数
が前記ブレーキ開始点のカウント数りに一致すれば、減
速処理開始を行う。以上のように、レジセンサオフの割
り込みでブレーキ開始点を補正するので、例えば、CW
からCCWの割り込み時にI+tt正する場合と比較し
てメモリ容量が少なくてすむ。さらに、停止位置を倍率
によ変化させた場合にも同様にして正確に所定の位置に
停止させることができる。
次に、第37図(a)、(b)によりシャツタ開閉制御
について説明する。第28図(b)で説明したシャンク
147は、イメージスキャン中の必要な期間のみ開放さ
せる制御が行われる。シャッタを開閉させるシャッタソ
レノイド149のオンオフとシャッタの全開、全閉との
間には時間的なずれがあるため、シャッタはレジセンサ
を通過する直前でソレノイドをオンさせ、スキャンエン
ド直前でソレノイドをオフさせるように制御する〔第3
7図(b)]。
先ず、ステップ■でスキャンスタートからシャッタをオ
ン(開)するまでのカウント数をシャンクオンカウント
(SHTR0NCNT) とし、ステップ■でイメージ
・スキャンカウント数(ISCN  CNT)とシャ、
夕をオフ(閉)してスキャンエンドまでのカウント数(
シャッタオフカウント)との差を5HTR0FCNTと
する。
これらシャッタオンカウントおよびシャッタオフカウン
トのデータは、倍率によってスキャン速廣が異なるため
、例えば第37図(f)に示すようなテーブルとしてR
OM内に用意される。本方式によれば用紙サイズのデー
タからスキャンカウント数を演算するため、用紙サイズ
毎にシャッタオンカウントおよびシャッタオフカウント
のテーブルを持つ必要がない。なお、シャッタオンカウ
ントおよびシャッタオフカウントのデータは、演算式に
よって計算してもよいし、演算式とテーブルを併用して
もよい。
そして、イメージスキャンを開始しく■)、ステップ■
においてエンコーダのクロックnh<シャンクオンカウ
ント以」二になればステ・ンフ゛■でシャンクを開き、
レジセンサオフのδリリ込みがあれば(■)、ステップ
■に進みここでエンコーダのクロック数とシャッタオフ
カウントを比較し、エンコーダのクロック数がシャッタ
オフカウント以上になれば、ステップ■でシャッタを閉
じてイメージスキャンを終了する。このように、エンコ
ーダクロックでシャツタ開閉タイミングを制御する理由
は、リアルタイマを用いて時間で制御すると、リアルタ
イマがモータコントロールを優先しているため精度が落
ちるからであり、また、通常リアルタイムでコントロー
ルするモニタのソフトを作成する場合、本来の処理を優
先するため、最も精度の高いリアルタイムは、5ms−
10msで設定されることが多いが、このリアルタイマ
の分解能であると1ms以下の精度を必要とするシャッ
タコントロールには使用できないからである。
ところで、本実施例においては高速複写に対応させるた
め応答時間を短縮する必要があり、シャッタソレノイド
をオンする時に一定時間過励磁させている。第37図(
C)はその電気回路を示し、カウンタ761はカウンタ
用LSI(例えば8254)であり、920 k )I
 Zのクロック信号と設定データのデジタル値が入力さ
れる。カウンタ761のゲートGOにシャッタオン信号
のハイレベルが入力されると、カウントが開始され0U
TOが所定時間ローレベルになりトランジスタQ1がオ
ンとなり24Vの電圧がシャッタソレノイド149に印
加される。所定時間経過すると0UTOがハイレベルに
なりトランジスタQ1がオフすると同時に、ゲートGO
にハイレベルが入力され、カウントが開始され0UTI
が所定時間ローレベルになり所定時間経過すると0UT
Iが/%イレベルとなりトランジスタQ2がオンとなり
5■の電圧がシャッタソレノイド149に印加される。
第37図(e)はそのタイミングチャートを示している
。24Vの通電時間は50m5で24Vをオフしたとき
に5vをオンするまでに、OVの電源切換時間は20m
5を設けている。これは24■オフ時にシャッタソレノ
イドに発生する逆起電力を回避させるためである。
第37図(d)は電源オン時におけるカウンタの初期設
定のフローを示している。ステ・ノブ■および■で0t
JTOおよび0tJT1のカウンタのモードを設定する
。ごれはゲートGO,,G1にハイレベル信号が入ると
カウントを数え0UTOおよびou’rtにワンショッ
ト信号を出力するモードに設定するものである。そして
ステップ■、■で24Vの過励磁時間および24Vから
5■への電源切換時間をセットする。
なお、LDCモードのコピー時におけるシャッタの開閉
制御は、第1走査系と第2走査系がそれぞれのレジ位置
で固定され、スキャン動作をしないで原稿を移動するた
め、上記したシャッタの開閉制御はできない。そのため
に、シリアル通信とl D Cモード時には使用してい
ないスキャンスタート用のホットラインを使用して、シ
ャッタの開閉制御を行う。すなわち、メインCPUは次
に送信するホットラインがシャッタ開か閉かを決めてお
いたコマンドデータに基づき、オプティカルCP tJ
に対して送信する。これによりオプティカルCPUは、
シャッタのコントロールモードを開か閉のどちらかにセ
ットしておき次にくるホットラインによりシャンクソレ
ノイドをオン、オフさせる。また、ホットラインはスキ
ャンスタート用を用いず他の専用ラインを設定してもよ
い。
第38図はLDCコピー時における設定の処理を示して
いる。レンズを設定倍率にセットし、N0N−PISモ
ードにセットして第2走査系を切り離す(ステップ■、
■)。次いで、キャリッジモータを114をスキャン方
向に回転し、レジセンサを踏み外すと(ステップ■)、
LDCソレノイド127をオンし所定時間経過後(ステ
ップ■、■)、キャリッジモータをオフすると共に、L
DCソレノイド127をオフする。ステップ■でLDC
ロツタスイソチ129がオンであるか否か調ベオフであ
ればフヱイルとし、オンであれば(第1走査系がLDC
位置でセット)PISクラッチ125を係合させる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、複数のシステムにより処
理の分散化を図る記録−+jc置の通信方式において、
メインシステム側でホットライン信号の受付期間を判断
しそれをシリアル通信でリモートに対して教えることに
より、通信速度を早めかつサーボモータの暴走を防止し
たり、各種コンI・ロールの精度を上げることができる
。従って、複数のシステム間の高速制御を維持しつつ通
信を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における請求項1記載の構成図、第2図
ないし第26図は本発明が適用される複写機を説明する
ための図であり、第2図は全体の概略構成図、第3図は
制御系のシステム構成図、第4図はCPUのハード構成
を示す図、第5閏はシリアル通信の転送データ構成と伝
送タイミングを示す図、第6図は1通信サイクルにおけ
る相互の通信間隔を示すタイムチャートを示す図、第7
図はプロセッサの状態遷移図、第8図はマーキング系を
説明するための概略構成図、第9図は感材ベルト上のパ
ネル分割を説明するための図、第10図はマーキング系
の機能の概略を示すブロック構成図、第11図はタイミ
ングチャートを示す図、第12図はデイスプレィを用い
たユーザインタフェースの取付状態を示す図、第13図
は同じくその外観を示す図、第14図は選択モード画面
を説明するための図、第15図は選択モード以外の画面
の例を示す図、第16図はユーザインタフェースのハー
ドウェア構成を示す図、第17図はユーザインタフェー
スのソフトウェア構成を示す図、第18図は用紙搬送系
を説明するための側面図、第19図は用紙トレイの側面
図、第20図はデユープレックストレイの平面図、第2
1図は原稿自動送り装置の側面図、第22図はセンサの
配置例を示す平面図、第23図原稿自動送りの作用を説
明するための図、第24図はソータの構成を示す側面図
、第25図はソータの駆動系を説明するための図、第2
6図はソータの作用を説明するための図、第27図ない
し第37図は本発明に関する光学系を説明するための図
であり、第27図(a)は走査露光装置の側面図、同図
(b)は平面図、同図(c)は(b)図におけるX−X
方向側面図、第28図(a)はレンズ駆動系の平面図、
同図(b)はレンズの側面図、第29図はメインとオプ
ティカルCP Uとの関係を示す制御系のシステム構成
図、第30図はオプティカルCP tJのブロック構成
図、第31図はセンサの配置を説明するための図、第3
2図は光学系の制御の詳細システム構成図、第33図は
本発明に係わる通信方式の1実施例を説明するための図
、第34図(a)〜(f)は光学系制御の初期設定のフ
ロー示す図、同図(g)は第1走査系と第2走査系の位
置合わせを説明するための図、第35図(a)、(e)
はスキャン条件の設定のフロー図、同図(b)、(c)
はROMに記す復されるテーブルを説明するための図、
同図(d)は倍率とサイクルタイムの関係を示す図、第
36図(a)〜(e)はコピーサイクルの制御を説明す
るための図で、(a)は全体の制御フロー図、(b)は
タイミングチャート図、(C)、(e)は停止制御を説
明するためのフロー図、(d)はブレーキ開始点の補正
方式を説明するための図、第37図(a)〜(r)は本
発明の光学装置の制御装置における1実施例を説明する
ための図で、(a)はシャツタ開閉制御のフローを示す
図、(+1)はシャッタ開閉のタイミングチャート図、
(C)はシャッタソレノイドの駆動回路図、(d)はシ
ャッタソレノイドの制御フロー図、(e)はシャッタソ
レノイドの印加電圧を説明するための図、(r)はシャ
ツタ開閉タイミングのデータ構造を示す図、第38図は
L D Cコピーの設定処理のフロー図である。 791・・・メインシステム、792・・・サブシステ
ム、793・・・ホットライン受付期間判断手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サブシステムを監視しサブシステムに作業指示を
    行うメインシステムと、メインシステムからの作業指示
    により作業を行うサブシステムと、これらメインシステ
    ムとサブシステムとの間を接続するシリアル通信ライン
    およびホットラインとを備えた記録装置の通信方式にお
    いて、前記メインシステムまたはサブシステムのいずれ
    かに前記ホットラインの信号を受付ける期間を判断する
    ホットライン受付期間判断手段を設け、該ホットライン
    の信号を受付ける期間のみシリアル通信に割り込みをか
    けることにより、サズシステムがホットラインの信号を
    受信することを特徴とする記録装置の通信方式。
  2. (2)前記サブシステムが記録装置の光学系を制御する
    サブシステムであり、前記ホットラインの信号は、前記
    光学系のサーボモータの駆動開始信号であることを特徴
    とする請求項1記録装置の通信方式。
  3. (3)前記サブシステムが記録装置の感材系を制御する
    サブシステムであり、前記ホットラインの信号は、現像
    バイアス、トナー量、チャージコロトロン電位を制御す
    るための各種パッチの読取開始信号であることを特徴と
    する請求項1記録装置の通信方式。
  4. (4)前記サブシステムが記録装置の用紙送りを制御す
    るサブシステムであり、前記ホットラインの信号は、レ
    ジゲート、排出ゲートの切り替え信号であることを特徴
    とする請求項1記録装置の通信方式。
  5. (5)前記サブシステムが記録装置の感材上の像の消し
    込みを制御するサブシステムであり、前記ホットライン
    の信号は、画像消去開始信号であることを特徴とする請
    求項1記録装置の通信方式。
  6. (6)前記サブシステムが記録装置の原稿自動送りを制
    御するサブシステムであり、前記ホットラインの信号は
    、原稿交換開始信号であることを特徴とする請求項1記
    録装置の通信方式。
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