JP2002040880A - ユーザーインターフェース用表示装置 - Google Patents

ユーザーインターフェース用表示装置

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JP2002040880A
JP2002040880A JP2000231339A JP2000231339A JP2002040880A JP 2002040880 A JP2002040880 A JP 2002040880A JP 2000231339 A JP2000231339 A JP 2000231339A JP 2000231339 A JP2000231339 A JP 2000231339A JP 2002040880 A JP2002040880 A JP 2002040880A
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Yoshihisa Tanaka
義久 田中
Yoshinobu Kawakami
善信 川上
Kazuharu Sonetaka
和晴 曽根高
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、複数の選択肢を表示する表示画面を有し、複
数の選択肢のうち、少なくとも1つを選択することによ
り、選択された選択肢の細部項目を展開するポップアッ
プ画面を表示するユーザインターフェース用表示装置に
関する。 【課題】ポップアップ画面を表示いる時に、ポップアッ
プ画面エリア以外の複数の選択肢を表示する表示画面エ
リアをヒットすれば、ポップアップ画面エリアの上に表
示画面エリアが表示することができるので、簡単に操作
性の向上を図ることができるユーザインターフェース用
表示装置を提供する。 【解決手段】その選択肢の細部項目を展開するポップア
ップ画面を表示している時に、ポップアップ画面エリア
以外の複数の選択肢を表示する表示画面エリアをヒット
すれば、ポップアップ画面エリアの上にその表示画面エ
リアが表示され、さらに、その後、ポップアップ画面エ
リアをヒットすれば、表示画面エリアの上にポップアッ
プ画面エリアが表示されことを特徴とするユーザインタ
ーフェース用表示装置を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の選択肢を表
示する表示画面を有し、複数の選択肢のうち、少なくと
も1つを選択することにより、選択された選択肢の細部
項目を展開するポップアップ画面を表示するユーザイン
ターフェース用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の記録装置では、コンピ
ュータの導入により高度な制御技術、データ処理技術を
駆使するようになったため、利用できる機能も多様化し
またそのための機能選択や機能実行の条件設定に多くの
且つ種々の操作が必要になる。オペレータにとっては、
覚える操作の種類が多く操作が煩雑になるため、操作手
順の間違いや誤操作が発生しやすくなる。そこで、でき
るだけオペレータの操作を容易にするため、コンソール
パネルが採用されている。コンソールパネルは、操作選
択のための各種キースイッチや、テンキー等の操作手段
が設けられ、さらにキー操作による選択、設定状態、操
作案内のメッセージを表示する表示ランプや表示器が設
けられる。
【0003】従来のユーザインターフェースは、キーや
LED、液晶表示器を配置したコンソールパネルが主流を
占め、例えばバックリットタイプやメッセージ表示付き
のもの等がある。バックリットタイプのコンソールパネ
ルは、予め所定の位置に固定メッセージが配置された表
示板を背後からランプ等で選択的に照明することによっ
て、その部分を読めるようにしたものであり、メッセー
ジ表示付きのコンソールパネルは、例えば液晶表示素子
から構成され、表示面積を大きくすることなく様々なメ
ッセージを随時表示するようにしたものである。これら
のコンソールパネルにおいて、そのいずれを採用するか
は、複写機のシステム構成の複雑さや操作性等を考慮し
て複写機毎に決定されている。
【0004】図48は複写機に採用されるコンソールパネ
ルの一例を示すであり、このコンソールパネル701に
は、その上部にニュー表示板702が配置されており、そ
れぞれのパネル部分(703〜708)の内容が文字で表示さ
れている。このうちソーター用パネル703には、1つの
スイッチ709と2つの表示ランプ710が配置されており、
ソーターが接続された場合におけるソーティングのモー
ド(スタックモードと丁合モード)を選択することがで
きるようになっている。機能選択用パネル704には、画
像の編集、または修正・確認を行うためのスイッチ71
1、ジョブメモリに記憶させるためのスイッチ712、ペー
ジ連写機能やわく消し機能、とじしろ機能その他いろい
ろな複写形態をとるためのスイッチ713及び画面コピー
をとるためのスイッチ714と、これらのスイッチの選択
の有無を表示するための表示ランプ715が配置されてい
る。
【0005】単色カラー強調用パネル705には、その一
番上にカラー現像剤の種類(色)を示す表示ランプ715
が4個配置され、残りの部分には、4つのスイッチ716
〜719とこれらのスイッチ716〜719のいずれが設定され
たかの表示を行うための表示ランプ710が配置されてい
る。これらは、マーキングカラースイッチ716、部分カ
ラー変換スイッチ717、連写カラー合成スイッチ718、単
色カラースイッチ719である。
【0006】コピー濃度パネル70 6には、5段階のコピ
ー濃度のいずれが選択されたかを示す表示ランプ710
と、これらのコピー濃度の1つを選択するためのシフト
キー720、721が配置されている。上側のシフトキー720
が押されるとコピー濃度が薄くなる方向、下側のシフト
キー721が押されるとコピー濃度が濃くなる方向でそれ
ぞれ濃度設定が行われ、例えば16段階に調整できるよう
になっている。コピー濃度パネル706の下には自動濃度
調整スイッチ723が配置され、その操作により自動濃度
表示ランプ722が点灯して自動濃度調整モードとなる。
倍率・用紙選択用パネル707には、その左側に倍率の設
定および表示を行う部分が配置されており、右側に用紙
の選択を行う部分が配置されている。
【0007】倍率の設定および表示を行う部分には、任
意倍率を設定するシフトキー724、725及び倍率表示部72
3が配置され、その隣には、予め定められた固定倍率の
選択を行う固定倍率キー726とその倍率表示板727と表示
ランプ710が配置されている。コピー用紙の選択を行う
部分には、用紙サイズあるいは用紙の種類を表示した8
種類の表示板728と、これらのうちの1つを選択するた
めのシフトキー729、730が配置されている。また、8種
類の表示板728の左隣りには、いずれの用紙サイズある
いは用紙が選択されたかを示す表示ランプ710が配置さ
れている。さらに、倍率・用紙選択用パネル707の下方
には、予めセットされた倍率と用紙サイズの組み合わせ
を選択する自動用紙/倍率選択スイッチ731が配置され
ている。
【0008】倍率・用紙選択用パネル707の右側に位置
する表示パネル708には、この複写機の柄732と液晶表示
部733とが配置されている。柄732は、供給トレイの選択
状態や紙づまりの生じた場所等をランプの点灯で表示
し、液晶表示部733は、漢字を含んだ文章により種々の
メッセージを表示し、機能の選択や実行条件の設定を行
う。
【0009】さらに、表示パネル708の下方にも、種々
のキーまたはボタンが配置されている。これらは、複写
機を基本状態すなわち優先モードに戻すためのオールク
リアボタン734、コピー枚数をセットしたり、複写機の
診断を行う際の診断内容の特定等を行うための数値入力
に用いるテンキー735、連続コピーを行っているとき
で、他の緊急コピーをとる必要があるときに使用される
割り込みボタン736、コピー作業を途中で停止するとき
や、コピー枚数の設定時やソータのビンの設定時のクリ
アボタンとして使用するとストップクリアボタン737、
コピー作業を開始させるためのスタートボタン738、液
晶表示部733に表示されたメッセージに対してカーソル
を動かすための選択キー739、カーソルで指定された場
所に設定するための設定キー740等である。
【0010】以上説明したコンソールパネルは、例えば
用紙の選択やコピー濃度の設定といった基本操作のエリ
アと、例えば機能選択や単色カラー強調といった応用操
作のエリアを分離した配置となっている。これに加えて
液晶表示部733に漢字カナ混じり文を表示して応用操作
の補助を行うことで、パネル操作における間違いの発生
を可能な限り低下させるよう工夫している。複写機の場
合には、本体マシンに各種の機能を備えたもの、付加装
置としてソータや自動原稿送り装置、用紙トレイ、ICカ
ード装置等の装備されたもの等その組み合わせが非常に
多くなる。当然、これらの組み合わせに応じて利用可能
な機能も異なるので、コンソールパネルに配置される機
能選択のためのスイッチの数や操作に伴う装置内での処
理も異なり、また、それに対応して表示ランプや表示器
の配置や数も異なってくる。そのため、コンソールパネ
ルは、複写機の規模によってスイッチ類や表示器類の配
置、サイズを決定しコンソールパネルの構成内容を変更
することが必要になる。
【0011】〔発明が解決しようとする課題〕複写機等
の記録装置は、オフィスにおいて大きな比重を占めてい
るが、事務スペースのコストが高騰している状況にあっ
て、事務スペースを効率的に利用するため、複写機等の
記録装置もコンパクト化し専有面積を小さくすることが
強く要請される。しかし、上記のようにコンソールパネ
ルでは、機能が多くなるとその選択や実行条件の設定の
ためにスイッチや表示器の取り付け数が増えるので広い
スペースを必要とし、大きくなってしまうため、その取
り付けスペースが確保できなくなってしまうという問題
がある。従って、複写機等を多機能化しさらにコンパク
ト化しようとする場合、特にコンソールパネルは多機能
化とコンパクト化が相反するため、コンパクト化に限界
が生じるという問題がある。
【0012】また、装置をコンパクトにしつつ多機能に
し操作性を高めようとすると、コンソールパネルの操作
性の点から取り付け位置が装置手前の限られた位置とな
る。そこで、逆にスペースを制限してしまうと、スイッ
チや表示器等を減らさざるを得なくなるが、そうなる
と、少ないスイッチや表示器ではそれらを組み合わせて
活用せざるを得ず、操作や表示が複雑になってしまう。
また、限られたスペースでスイッチや表示器等をできる
だけ減らさないようにすると、スイッチや表示器等を密
集した配置となったり、サイズの小さいものを使用せざ
るを得なくなる。その結果、表示器における表示文字の
密度も増し、コンソールパネルの表示が煩雑になるとい
う問題がある。
【0013】そこで、ユーザインターフェースとしてこ
の種のコンソールパネルを採用するのではなく、タッチ
パネルを採用し、キー操作によりタッチパネル画面の選
択領域を設定することによって、機能の選択、実行条件
の設定を行いキーの数を極力少なくする記録装置を別途
提案している。ただ、タッチパネルを採用する場合にお
いても、多機能化に対応した情報を提供するにはそれだ
け情報が多くなるため、単純に考えると広い表示面積が
必要となり、コンパクト化に対応することが難しくな
る。コンパクトなサイズのタッチパネルを採用すると、
必要な情報を全て1画面により提供することは表示密度
の問題だけでなく、ユーザにとって見易い、判りやすい
画面を提供するということからも難しくなる。
【0014】上記の提案は、このような問題を画面の分
割表示方式を採用することによって解決しているが、画
面を分割し、適宜切り換え表示することによって各画面
でそれぞれの設定を行うようにすると、画面の切り換え
操作が多くなるため、切り換えを迅速に行うことが重要
になる。他方。上記のように多機能化すると当然それに
伴って選択肢の数も多くなるためさらに分割画面数も多
くなり、必要な時に必要な画面を迅速に表示することも
一定の限界が生じる。本発明は、上記の問題点を解決す
るものであって、複数の選択肢と選択肢の細部項目を展
開するポップアップ画面を表示する表示画面の有効利用
をり、さらにポップアップ画面の表示を消去する際の操
作性の向上をることを目的とするものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】そのために本発明は、
図1に示すようにユーザインターフェース01にディスプ
レイ02を使用して複数の画面03を切り換え表示しキー入
力手段04により機能選択や実行条件を入力設定する記録
装置において、画面中の特定の選択肢05に細部項目を展
開するポップアップ画面06を設け、ポップアップ画面06
を有する選択肢05が選択されたことを条件として表示中
の原画面の輝度を下げて当該ポップアップ画面06を上書
き表示するユーザインターフェース用表示装置、及び連
続記録中にかかる記録動作を停止して他の記録動作を実
行する割り込みモードを有し、複数の選択肢のうち少な
くとも1つの選択肢を選択することにより、複数の選択
肢のうち少なくとも一部が表示されている領域を含む領
域に前記選択された選択肢の細部項目を展開するポップ
アップ画面を表示すると共に、選択肢の細部項目を展開
するポップアップ画面を表示しているとき、少なくとも
2つ以上のポップアップ画面を表示している時に、1つ
のポップアップ画面エリアをヒットすれば、そのエリア
に重複しているポップアップ画面のみをロータリー式
に、繰返し表示することを特徴とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、請求項1に記載の発明によれば、複
数の選択肢を表示する表示画面を有し、その複数の選択
肢のうち少なくとも1つの選択肢を選択することによ
り、その複数の選択肢のうち少なくとも一部が表示され
ている領域を含む領域にその選択された選択肢の細部項
目を展開するポップアップ画面を表示する表示制御手段
を有するユーザインターフェース用表示装置において、
その選択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表
示いる時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の選択
肢を表示する表示画面エリアをヒットすれば、ポップア
ップ画面エリアの上に表示画面エリアが表示され、さら
に、その後、ポップアップ画面エリアをヒットすれば、
表示画面エリアの上にポップアップ画面エリアが表示さ
れことを特徴とするユーザインターフェース用表示装置
を提供するものである。
【0017】この請求項1記載の発明により、複数の選
択肢のうち少なくとも1つの選択肢を選択することによ
り、複数の選択肢のうち少なくとも一部が表示されてい
る領域を含む領域に前記選択された選択肢の細部項目を
展開するポップアップ画面を表示するので、表示画面の
有効利用をることができる。また、ポップアップ画面を
表示いる時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の選
択肢を表示する表示画面エリアをヒットすれば、ポップ
アップ画面エリアの上に表示画面エリアが表示すること
ができるので、簡単に操作性の向上をることができる。
【0018】次に、請求項2に記載の発明によれば、複
数の選択肢を表示する表示画面を有し、その複数の選択
肢のうち少なくとも1つの選択肢を選択することによ
り、その複数の選択肢のうち少なくとも一部が表示され
ている領域を含む領域にその選択された選択肢の細部項
目を展開するポップアップ画面を表示する表示制御手段
を有するユーザインターフェース用表示装置において、
その選択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表
示いる時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の選択
肢を表示する表示画面エリアをヒットすれば、ポップア
ップ画面エリアの上に表示画面エリアが表示され、さら
に、同一ジョブの設定変更を可能とすることを特徴とす
るユーザインターフェース用表示装置を提供するもので
ある。
【0019】この請求項2記載の発明により、複数の選
択肢のうち少なくとも1つの選択肢を選択することによ
り、複数の選択肢のうち少なくとも一部が表示されてい
る領域を含む領域に前記選択された選択肢の細部項目を
展開するポップアップ画面を表示するので、表示画面の
有効利用をることができる。また、ポップアップ画面を
表示いる時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の選
択肢を表示する表示画面エリアをヒットすれば、ポップ
アップ画面エリアの上に表示画面エリアが表示すること
ができるので、ポップアップ画面にて、設定の事項を入
力中でも、同一ジョブの表示画面の設定変更が可能とな
り操作性の向上をることができる。
【0020】次に、請求項3に記載の発明によれば、複
数の選択肢を表示する表示画面を有し、その複数の選択
肢のうち少なくとも1つの選択肢を選択することによ
り、その複数の選択肢のうち少なくとも一部が表示され
ている領域を含む領域にその選択された選択肢の細部項
目を展開するポップアップ画面を表示する表示制御手段
を有するユーザインターフェース用表示装置において、
その選択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表
示している時に、ポップアップ画面エリアをヒットすれ
ば、ポップアップ画面エリアの上にその表示画面エリア
が表示され、さらに、その後、そのポップアップ画面エ
リアをヒットすれば、表示画面エリアの上にポップアッ
プ画面エリアが表示され、同一ポップアップ画面エリア
をヒットにより、ポップアップ画面エリア、表示画面エ
リアの表示を繰返し表示することを特徴とするユーザイ
ンターフェース用表示装置を提供するものである。
【0021】この請求項3記載の発明により、ポップア
ップ画面を表示している時に、ポップアップ画面エリア
をヒットすれば、ポップアップ画面エリアの上にその表
示画面エリアが表示され、さらに、その後、そのポップ
アップ画面エリアをヒットすれば、表示画面エリアの上
にポップアップ画面エリアが表示され、同一ポップアッ
プ画面エリアをヒットにより、ポップアップ画面エリ
ア、表示画面エリアの表示を繰返し表示することで、ポ
ップアップ画面毎の必要な設定事項を簡単に選択するこ
とが可能となり操作性の向上をることができる。
【0022】次に、請求項4に記載の発明によれば、複
数の選択肢を表示する表示画面を有し、その複数の選択
肢のうち少なくとも1つの選択肢を選択することによ
り、その複数の選択肢のうち少なくとも一部が表示され
ている領域を含む領域にその選択された選択肢の細部項
目を展開する少なくとも2つ以上のポップアップ画面を
表示する表示制御手段を有するユーザインターフェース
用表示装置において、その選択肢の細部項目を展開し、
少なくとも2つ以上のポップアップ画面を表示している
時に、1つのポップアップ画面エリアをヒットすれば、
そのエリアに重複しているポップアップ画面のみをロー
タリー式に、繰返し表示することを特徴とするユーザイ
ンターフェース用表示装置すを提供するものである。
【0023】この請求項4記載の発明により、ポップア
ップ画面を表示している時に、ポップアップ画面エリア
をヒットすれば、ポップアップ画面エリアの上にその表
示画面エリアが表示され、さらに、その後、そのポップ
アップ画面エリアをヒットすれば、表示画面エリアの上
にポップアップ画面エリアが表示され、同一ポップアッ
プ画面エリアをヒットにより、ポップアップ画面エリ
ア、表示画面エリアの表示を繰返し表示することで、ポ
ップアップ画面毎の必要な設定事項を簡単に選択するこ
とが可能となり操作性の向上をることができる。
【0024】次に、請求項5に記載の発明によれば、そ
の選択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表示
している時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の選
択肢を表示する表示画面エリアをヒットして、ポップア
ップ画面エリアの上に表示画面エリアが表示され場合
に、表示画面エリア上に、ポップアップ画面エリアを透
過させて表示させることを特徴とする第1乃至4項記載
のユーザインターフェース用表示装置を提供するもので
ある。
【0025】この請求項5記載の発明により、ポップア
ップ画面を表示している時に、ポップアップ画面エリア
以外の複数の選択肢を表示する表示画面エリアをヒット
すれば、ポップアップ画面エリアの上に表示画面エリア
が表示され場合に、表示画面エリアに、ポップアップ画
面エリアを透過させることによって、下位にどんなポッ
プアップ画面エリアがあるか把握でき、簡単にそのポッ
プアップ画面が選択することが可能となり操作性の向上
をることができる。
【0026】次に、請求項6に記載の発明によれば、そ
の選択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表示
している時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の選
択肢を表示する表示画面エリアをヒットすれば、ポップ
アップ画面エリアの上に表示画面エリアが表示され、か
つ、表示画面エリアによって、ポップアップ画面のエリ
アがすべて覆われる場合に、ポップアップ画面エリア
を、表示画面エリアから重複しない部分を必ず設けるこ
とを特徴とする第1乃至5項記載のユーザインターフェ
ース用表示装置を提供するものである。
【0027】この請求項6記載の発明により、ポップア
ップ画面を表示している時に、ポップアップ画面エリア
以外の複数の選択肢を表示する表示画面エリアをヒット
すれば、ポップアップ画面エリアの上に表示画面エリア
が表示され場合に、ポップアップ画面エリアを、表示画
面エリアから覆われるない部分を必ず設けることによっ
て、下位にどんなポップアップ画面エリアがあるか把握
でき、簡単にそのポップアップ画面が選択することが可
能となり操作性の向上をることができる。
【0028】次に、請求項7に記載の発明によれば、そ
の選択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表示
している時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の選
択肢を表示する表示画面エリアをヒットして、ポップア
ップ画面エリアの上に表示画面エリアが表示され場合
に、表示画面エリア上に、ポップアップ画面エリアの外
形を所定時間毎に、点滅させて表示させることを特徴と
する第1乃至6項記載のユーザインターフェース用表示
装置を提供するものである。
【0029】この請求項7記載の発明により、ポップア
ップ画面を表示している時に、ポップアップ画面エリア
以外の複数の選択肢を表示する表示画面エリアをヒット
すれば、ポップアップ画面エリアの上に表示画面エリア
が表示され場合に、表示画面エリアに、ポップアップ画
面エリアの外形を所定時間毎に、点滅させて表示させる
ことによって、下位にどんなポップアップ画面エリアが
あるか把握でき、簡単にそのポップアップ画面が選択す
ることが可能となり操作性の向上をることができる。
【0030】
〔実施例〕
目次 この実施例では、複写機を記録装置の一例として説明す
る。説明に先立って、本実施例の説明についての目次を
示す。なお、以下の説明において、(I)〜(II)は、
本発明が適用される複写機の全体構成の概要を説明する
項であって、その構成の中で本発明の実施例を説明する
項が(III)である。 (I)装置の概要 (I−1)装置構成 (I−2)システムの機能・特徴 (I−3)システム構成 (I−4)シリアル通信方式 (I−5)ステート分割 (II)具体的な各部の構成 (II−1)光学系 (II−2)ベルト廻り (II−3)用紙搬送系 (II−4)自動原稿送り装置 (II−5)ソータ (III)ユーザインターフェース(U/I) (III−1)ユーザインターフェースの構成概要 (III−2)制御システムの構成 (III−3)ポップアップ画面表示 (III−4)表示画面の構成 (III−5)キー/LEDボード及びディスプレイ表示回路 (III−6)ポップアップ画面表示
【0031】(I)装置の概要 (I−1)装置構成 図2は本発明が適用される複写機の全体構成の1例を示
すである。本発明が適用される複写機は、ベースマシン
1に対して幾つかの付加装置が装備可能になったもので
あり、基本構成となるベースマシン1は、上面に原稿を
載置するプラテンガラス2が配置され、その下方に光学
系3、マーキング系5の各装置が配置されている。他
方、ベースマシン1には、上段トレイ6−1、中段トレ
イ6−2、下段トレイ6−3が取り付けられ、これら各
給紙トレイは全て前面に引き出せるようになっており、
操作性の向上と複写機の配置スペースの節約がられると
共に、ベースマシいン1に対して出っ張らないスッキリ
としたデザインの複写機が実現されている。また、給紙
トレイ内の用紙を搬送するための用紙搬送系7には、イ
ンバータ9、10およびデュープレックストレイ11が配置
されている。さらに、ベースマシン1上には、CRTディ
スプレイからなるユーザインターフェイス12が取付けら
れると共に、プラテンガラス2の上にDADF(デュープレ
ックスオートドキュメントフィーダ:自動両面原稿送り
装置)13が取り付けられる。また、ユーザインターフェ
ース12は、スタンドタイプであり、その下側にカード装
置が取り付け可能となっている。
【0032】次に、ベースマシン1の付加装置を挙げ
る。DADF13の代わりにRDH(リサイクルドキュメントハ
ンドラー:原稿を元のフィード状態に戻し原稿送りを自
動的に繰り返す装置)15或いは通常のADF(オートドキ
ュメントフィーダ:自動原稿送り装置)、エディタパッ
ド(座標入力装置)付プラテン、プラテンカバーのいず
れかを取付けることも可能である。また、用紙搬送系7
の供給側には、MSI(マルチシートインサータ:手差し
トレイ)16およびHCF(ハイキャパシティフィーダ:大
容量トレイ)17を取付けることが可能であり、用紙搬送
系7の排出側には、1台ないし複数台のソータ19が配設
可能である。
【0033】なお、DADF13を配置した場合には、シンプ
ルキャッチトレイ20或いはソータ19が取付可能であり、
また、RDH15を取付けた場合には、コピーされた1組1
組を交互に重ねてゆくオフセットキャッチトレイ21、コ
ピーされた1組1組をステープルでとめるフィニッシャ
22が取付可能であり、さらに、紙折機能を有するフォー
ルダ23が取付可能である。
【0034】(I−2)システムの機能・特徴 (A)機能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、上記ユーザインターフェイス12においては、機能
の選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の表
示をタッチパネルで行い、誰もが簡単に操作できること
を大きな特徴としている。その主要な機能として、タッ
チパネル上で表示画面を切換えることにより、基本コピ
ー、応用コピーおよび専門コピーの各モードに類別し
て、それぞれのモードで機能選択や実行条件の設定等の
メニューを表示すると共に、キー入力により画面のカス
ケードを移動させて機能を選択指定したり、実行条件デ
ータを入力可能にしている。
【0035】本発明が適用される複写機の機能として
は、主要機能、自動機能、付加機能、表示機能、ダイア
グ機能等がある。主要機能では、用紙サイズがA6〜A2、
B6〜B3までの定形は勿論、定型外で使用でき、先に説明
したように3段の内蔵トレイを有している。また、7段
階の固定倍率と1%刻みの任意倍率調整及び99%〜101
%の間で0.15%刻みの微調整ができる。さらに、固定7
段階及び写真モードでの濃度選択機能、両面機能、1mm
〜16mmの範囲での左右単独とじ代設定機能、ビリング機
能等がある。
【0036】自動機能では、自動的に原稿サイズに合わ
せて行う用紙選択、用紙指定状態で行う倍率選択、濃度
コントロール、パワーオン後のフューザレディで行うス
タート、コピーが終了して一定時間後に行うクリアとパ
ワーセーブ等の機能がある。付加機能では、合成コピ
ー、割り込み、予熱モード、設定枚数のクリア、オート
モードへのオールクリア、機能を説明するインフォメー
ション、ICカードを使用するためのPキー、設定枚数を
制限するマキシムロック原稿戻しやDADFを使用するフル
ジョブリカバリー、ジャム部以外の用紙の排紙するパー
ジ、ふちけなしの全面コピー、原稿の部分コピーや部分
削除を行うエディタ、1個ずつジョブを呼び出し処理す
るジョブプログラム、白紙をコピーの間に1枚ずつ挿入
する合紙、ブックものに利用する中消し/枠消し等があ
る。
【0037】表示機能では、タッチパネル等を用い、ジ
ャム表示、用紙残量表示、トナー残量表示、回収トナー
満杯表示、フューザが温まるの待ち時間表示、機能選択
矛盾やマシンの状態に関する情報をオペレータに提供す
るメッセージ表示等の機能がある。
【0038】また、ダイアグ機能として、NVRAMの初期
化、入力チェック、出力チェック、ジャム回数や用紙フ
ィード枚数等のヒストリファイル、マーキングや感材ベ
ルトまわりのプロセスコードに用いる初期値の合わせ込
み、レジゲートオンタイミングの調整、コンフィギュレ
ーションの設定等の機能がある。さらには、オプション
として、先に説明したようなMSI、HCF、セカンドデベの
カラー(赤、青、緑、茶)、エディター等が適宜装備可
能になっている。
【0039】(B)特徴 上記機能を備える本発明のシステム全体として下記の特
徴を有している。 (イ)省電力化の達成 1.5kVAでハイスピード、高性能の複写機を実現してい
る。そのため、各動作モードにおける1.5kVA実現のため
のコントロール方式を決定し、また、目標値を設定する
ための機能別電力配分を決定している。また、エネルギ
ー伝達経路の確定のためのエネルギー系統表の作成、エ
ネルギー系統による管理、検証を行うようにしている。 (ロ)低コスト化 高額部品を内製化し技術改善および標準化をると共に、
画材ライフのハード側からの改善、トナー消費の低減に
より画材費の低減化をっている。
【0040】(ハ)信頼性の向上 部品故障の低減及び長寿命化をり、各パラメータのイン
/アウト条件を明確化し、設計不具合の低減化し、100k
CVノーメンシナンスの実現をっている。 (ニ)高画質の達成 本装置においてはトナー粒子にフェライトからなるマイ
クロキャリアを使用して精細にし、また反発磁界により
現像する方式を採用している。また感光体としては有機
感材を何層にも塗って形成した高感度汎色有機感材ベル
トを採用し、さらにセットポイントを駆使したビクトリ
アルモードにより中間調を表現できるようにしている。
これらのことによりジェネレーション・コピーの改善、
黒点低減化をり、従来にない高画質を達成している。
【0041】(ホ)操作性の改善 原稿をセットしコピー枚数を入力するだけでスタートキ
ーの操作により所定のモードでコピーを実行する全自動
モードを有すると共に、基本コピー、応用コピー、専門
コピーに分割した画面によるコピーモードの設定を含
め、多様なモード設定をユーザの要求に応じて選択でき
るようにしている。これらのユーザインターフェース
は、CRTディスプレイとその周囲に画面と対応して配置
した少数のキー及びLEDにより行い、見易い表示メニュ
ーと簡単な操作でモード設定を可能にしている。また、
不揮発性メモリやICカードにコピーモードやその実行条
件等を予め記憶しておくことにより、所定の操作の自動
化を可能にしている。
【0042】(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、ICカードに格納されたプ
ログラムにより複写機の機能を左右することができる。
従って、ICカードに格納されるプログラムをカード単位
で変化させることで、複写機の使用に対する差別化が可
能になる。これについて、分かり易い例を幾つか挙げて
説明する。図1の例として、雑居ビルに複数の会社が共
同使用する複写機が備えられていたり、一つの会社内や
工場内であっても異なった部門間で共同使用する複写機
が備えられている場合を説明する。後者の共同使用は、
予算管理上で必要となるものであり、従来ではコピーラ
イザ等の機器を用いて各部門の使用管理を行っていた。
【0043】この複写機は、図2で示したベースマシン
1にICカード装置、DADF13、ソータ19、ユーザインター
フェース12、供給トレイ(6−1〜6−3)、およびデ
ュープレックストレイ11を備えた比較的高度なシステム
構成の複写機であるとする。共同使用者の中には、DADF
13やソータ19を必要とする人あるいは部門もあれば、な
んら付加装置を必要としない人または部門もある。これ
ら使用態様の異なる複数の人または部門が複写機の費用
負担を各自のコピーボリュームからだけで決定しようと
すれば、低ボリュームのコピーしかとらない人または部
門は、各種付加装置が装備された複写機の導入に反対し
てしまい、複写機を高度に使用しようとする人または部
門との間の調整が困難となってしまう。
【0044】このような場合には、各人または各部門の
使用態様に応じたICカードを用意しておき、高度な機能
を望む人あるいは部門ほど基本的な費用を多く負担する
と共に、多くの機能を活用することができるようにして
おけばよい。例えば最も高度なICカードの所有者は、そ
のICカードをICカード装置にセットした状態で複写機を
動作させることにより、DADF13、ソータ19、供給トレイ
(6−1〜6−3)およびデュープレックストレイ11を
自在に使用することができ、事務効率も向上させること
ができる。これに対してコピー用紙のソーティングを必
要としない人は、ソーティングについてのプログラムを
欠くICカードをセットして、キャッチトレイ20のみを使
用することで経費を節減をすることができる。
【0045】図2の例として、コピー業者がICカードで
セルフコピーサービス店を営む場合を説明する。店の中
には、複数台の複写機が配置されており、それぞれにIC
カード装置22が取りつけられている。客はサービス態様
に応じたICカードを請求し、これを自分の希望する複写
機にセットしてセルフサービスでコピーをとる。複写機
に不慣れな客は、操作説明の表示機能をプログラムとし
て備えたICカードを請求し、これをセットすることでUI
12に各種操作情報の表示を可能とし、コピー作業を間違
いなく実行することができる。DADF13の使用の可否や、
多色記録の実行の可否等も貸与するICカードによって決
定することができ、また使用機種の制限も可能となって
料金にあった客の管理が可能になる。更にコピー枚数や
使用したコピー用紙のサイズ等のコピー作業の実態をIC
カードに書き込むことができるので、料金の請求が容易
になり、常連客に対するコピー料金の割り引き等の細か
なサービスも可能になる。
【0046】図3の例として、特定ユーザ向けのプログ
ラムを格納したICカードを用いたサービスについて説明
する。例えば特許事務所では写真製版により縮小された
特許公報類を検討するときに原寸と同一のコピーをとる
必要から200%という比較的大きな拡大率でコピーをと
る仕事がある。また官庁に提出する面を作成する際に、
その要請に応えるために元の面を小刻みに縮小あるいは
拡大する作業が行われる。また、市役所あるいは区役所
等の住民票のコピーを行う部門では、請求の対象外とな
る人に関する記載箇所や個人のプライバシを保護するた
めに秘密にすべき箇所の画情報を削除するようにして謄
本や抄本を作成する。
【0047】このように使用者(ユーザ)によっては、
複写機を特殊な使用態様で利用する要求がある。このよ
うに要求にすべて満足するように複写機の機能を設定す
ると、コンソールパネルが複雑となり、また複写機内部
のROMが大型化してしまう。そこで特定ユーザ別にICカ
ードを用意し、これをセットさせることでそのユーザに
最も適する機能を持った複写機を実現することができ
る。
【0048】例えば特許事務所の例では、専用のICカー
ドを購入することで、固定倍率として通常の数種類の縮
倍率の他に200%の縮倍率を簡単に選択できるようにな
る。また微調整を必要とする範囲で例えば1%刻みで縮
倍率を設定することができるようになる。更に住民票の
発行部門では、テンキー等のキーを操作することによっ
て液晶表示部等のディスプレイに住民票の種類や削除す
べき欄や項目を指示することができるようになり、この
後スタートボタンを押すことでオリジナルの所望の範囲
のみがコピーされたり、必要な部分のみが編集されて記
録されるようになる。
【0049】(I−3)複写機の電気系制御システムの
構成 図3は本発明が適用される複写機のサブシステムの構成
を示す、図4はCPUによるハード構成を示すである。本
発明が適用される複写機のシステムは、図3に示すよう
にメイン基板31上のSQMGRサブシステム32、CHMサブシス
テム33、IMMサブシステム34、マーキングサブシステム3
5からなる4つのサブシステムと、その周りのU/Iサブシ
ステム36、INPUTサブシステム37、OUTPUTサブシステム3
8、OPTサブシステム39、IELサブシステム40からなる5
つのサブシステムとによる9つのサブシステムで構成し
ている。そして、SQMGRサブシステム32に対して、CHMサ
ブシステム33及びIMMサブシステム34は、SQMGRサブシス
テム32と共に図4に示すメインCPU41下にあるソフトウ
エアで実行されているので、通信が不要なサブシステム
間インターフェース(実線表示)で接続されている。
【0050】しかし、その他のサブシステムは、メイン
CPU41とは別個のCPU下のソフトウエアで実行されている
ので、シリアル通信インターフェース(点線表示)で接
続されている。次にこれらのサブシステムを簡単に説明
する。SQMGRサブシステム32は、U/Iサブシステム36から
コピーモードの設定情報を受信し、効率よくコピー作業
が実施できるように各サブシステム間の同期をとりなが
ら、各サブシステムに作業指示を発行すると共に、各サ
ブシステムの状態を常時監視し、異常発生時には速やか
な状況判断処理を行うシーケンスマネージャーである。
【0051】CHMサブシステム33は、用紙収納トレイや
デュープレックストレイ、手差しトレイの制御、コピー
用紙のフィード制御、コピー用紙のパージ動作の制御を
行うサブシステムである。IMMサブシステム34は、感材
ベルト上のパネル分割、感材ベルトの走行/停止の制
御、メインモータの制御その他感材ベルト周りの制御を
行うサブシステムである。マーキングサブシステム35
は、コロトロンや露光ランプ、現像機、感材ベルトの電
位、トナー濃度の制御を行うサブシステムである。U/I
サブシステム36は、ユーザインターフェースの全ての制
御、マシンの状態表示、コピーモード決定等のジョブ管
理、ジョブリカバリーを行うサブシステムである。
【0052】INPUTサブシステム37は、原稿の自動送り
(DADF)や原稿の半自動送り(SADF)、大型サイズ(A
2)の原稿送り(LDC)、コンピュータフォーム原稿の送
り(CFF)、原稿の2枚自動送り(2−UP)の制御、原
稿の繰り返し自動送り(RDH)の制御、原稿サイズの検
知を行うサブシステムである。OUTPUTサブシステム37
は、ソーターやフィニッシャーを制御し、コピーをソー
ティングをスタッキング、ノンソーティングの各モード
により出力したり、綴じ込み出力するサブシステムであ
る。
【0053】OPTサブシステム39は、原稿露光時のスキ
ャン、レンズ移動、シャッター、PIS/NON−PISの制御を
行い、また、LDCモード時のキャリッジ移動を行うサブ
システムである。IELサブシステム40は、感材ベルト上
の不要像の消し込み、像に対する先端・後端の消し込
み、編集モードに応じた像の消し込みを行うサブシステ
ムである。上記システムは、図4に示す7個のCPUを核
として構成され、ベースマシン1とこれを取り巻く付加
装置等の組み合わせに柔軟に対応することを可能にして
いる。
【0054】ここで、メインCPU41が、ベートマシン1
のメイン基板上にあってSQMGRサブシステム32、CHMサブ
システム31、IMMサブシステム34のソフトを含み、シリ
アルバス53を介して各CPU42〜47と接続される。これら
のCPU42〜47は、図3に示すシリアル通信インターフェ
ースで接続された各サブシステムと1対1で対応してい
る。シリアル通信は、100msecを1通信サイクルとして
所定のタイミングに従ってメインCPU41と他の各CPU42〜
47との間で行われる。そのため、機構的に厳密なタイミ
ングが要求され、シリアル通信のタイミングに合わせる
ことができない信号については、それぞれのCPUに割り
込みポート(INT端子信号)が設けられシリアルバス53
とは別のホットラインにより割り込み処理される。
【0055】すなわち、例えば64cpm(A4LEF)、309mm/
secのプロセススピードでコピー動作をさせ、レジゲー
トのコントロール精度等を±1mmに設定すると、上記の
如き100msecの通信サイクルでは処理できないジョブが
発生する。このようなジョブの実行を保証するためにホ
ットラインが必要となる。従って、この複写機では、各
種の付加装置を取りつけることができるのに対応して、
ソフトウェアについてもこれら各付加装置に対応したシ
ステム構成を採用することができるようになっている。
【0056】このような構成を採用した理由の1つは、
(i)これらの付加装置すべての動作制御プログラムを
仮にベースマシン1に用意させるとすれば、このために
必要とするメモリの容量が膨大になってしまうことによ
る。また、(ii)将来新しい付加装置を開発したり、現
在の付加装置の改良を行った場合に、ベースマシン1内
のROM(リード・オンリ・メモリ)の交換や増設を行う
ことなく、これらの付加装置を活用することができるよ
うにするためである。このため、ベースマシン1には、
複写機の基本部分を制御するための基本記憶領域と、IC
カードから本発明の機能情報と共に取り込まれたプログ
ラムを記憶する付加記憶領域が存在する。付加記憶領域
には、DADF13の制御プログラム、ユーザインターフェー
ス12の制御プログラム等の各種プログラムが格納される
ようになっている。
【0057】そして、ベースマシン1に所定の付加装置
を取りつけた状態でICカードをICカード装置22にセット
すると、ユーザインターフェース12を通してコピー作業
に必要なプログラムが読み出され、付加記憶装置にロー
ドされるようになっている。このロードされたプログラ
ムは、基本記憶領域に書き込まれたプログラムと共働し
て、あるいはこのプログラムに対して優先的な地位をも
ってコピー作業の制御を行う。ここで使用されるメモリ
は電池によってバックアップされたランダム・アクセス
・メモリから構成される不揮発性メモリである。
【0058】もちろん、ICカード、磁気カード、フロッ
ピー(登録商標)ディスク等の他の記憶媒体も不揮発性
メモリとして使用することができる。この複写機ではオ
ペレータによる操作の負担を軽減するために、画像の濃
度や倍率の設定等をプリセットすることかできるように
なっており、このプリセットされた値を不揮発性メモリ
に記憶するようになっている。
【0059】(I−4)シリアル通信方式 図5はシリアル通信の転送データ構成と伝送タイミング
を示す、図6は1通信サイクルにおける相互の通信間隔
を示すタイムシャートである。メインCPU41と各CPU(42
〜47)との間で行われるシリアル通信では、それぞれ図
5(a)に示すようなデータ量が割り当てられる。同
(a)において、例えばユーザインターフェースの場合
にはメインCPU41からの送信データTXが7バイト、受信
データRXが15バイトであり、そして、次のスレーブすな
わちオプティカルCPU45に対する送信タイミングTi(同
(c))が26mSであることを示している。
【0060】この例によると、総通信量は86バイトとな
り、9600BPSの通信速度では約100mSの周期となる。そし
て、データ長は、同(b)に示すようにヘッダー、コマ
ンド、そしてデータから構成している。同(a)による
最大データ長による送受信を対象とすると、全体の通信
サイクルは、図6に示すようになる。ここでは、9600BP
Sの通信速度から、1バイトの送信に要する時間を1.2mS
とし、スレーブが受信終了してから送信を開始するまで
の時間を1mSとし、その結果、100mSを1通信サイクルと
している。
【0061】(I−5)ステート分割 図7はメインシステムのステート分割を示すである。
ステート分割はパワーONからコピー動作、及びコピー動
作終了後の状態をいくつかに分割してそれぞれのステー
トで行うジョブを決めておき、各ステートでのジョブを
全て終了しなければ次のステートに移行しないようにし
てコントロールの能率と正確さを期するようにするため
のもので、各ステートに対応してフラグを決めておき、
各サブシステムはこのフラグを参照することによりメイ
ンシステムがどのステートにいるか分かり、自分が何を
すべきか判断する。また各サブシステムもステート分割
されていてそれぞれ各ステートに対応して同様にフラグ
を決めており、メインシステムはこのフラグを参照して
各サブシステムのステートを把握し管理している。
【0062】先ず、パワーオンするとプロセッサーイニ
シャライズの状態になり、ダイアグモードかユーザーモ
ード(コピーモード)かが判断される。ダイアグモード
はサービスマンが修正用等に使用するモードで、NVMに
設定された条件に基づいて種々の試験を行う。ユーザー
モードにおけるイニシャライズ状態においてはNVMの内
容により初期設定を行う。例えば、キャリッジをホーム
の位置、レンズを倍率100%の位置にセットしたり、ま
た各サブシステムにイニシャライズの指令を行う。イニ
シャライズが終了するとスタンバイに遷移する。
【0063】スタンバイは全てのサブシステムが初期設
定を終了し、スタートボタンが押されるまでのステート
であり、全自動画面で「おまちください」の表示を行
う。そしてコルツランプを点灯して所定時間フューザー
空回転を行い、フューザーが所定のコントロール温度に
達するとU/Iがメッセージで「コピーできます」を表示
する。このスタンバイ状態は、パワーON1回目では数10
秒程度の時間である。セットアップはスタートボタンか
押されて起動がかけられたコピーの前準備状態であり、
メインモータ、ソーターモータが駆動され、感材ベルト
のVDDP等の定数の合わせ込みを行う。
【0064】またADFモータがONし、1枚目の原稿送り
出しがスタートし、1枚目の原稿がレジゲートに到達し
て原稿サイズが検知されてAPMSモードではトレイ、倍率
の決定がなされ、ADF原稿がプラテンに敷き込まれる。
そして、ADF2枚目の原稿がレジゲートまで送り出さ
れ、、サイクルアップに遷移する。サイクルアップはベ
ルトを幾つかのピッチに分割してパネル管理を行い、最
初のパネルがゲットパークポイントへくるまでのステー
トである。即ち、コピーモードに応じてピッチを決定
し、オプチカル・サブシステムに倍率を知らせてレンズ
移動を行わせる。
【0065】そして、CHMサブシステム、IMMサブシステ
ムにコピーモードを通知し、倍率セットが認識される
と、倍率と用紙サイズによりスキャン長が決定されてオ
プチカル・サブシステムに知らせる。そして、マーキン
グ・サブシステムにコピーモードを通知し、マーキング
・サブシステムの立ち上げが終了すると、IMMサブシス
テムでピッチによって決まるパネルL/Eをチェックし、
最初のコピーパネルが見つかり、ゲットパークポイント
に到達するとゲットパークレディとなってサイクルに入
る。サイクルはコピー動作中の状態で、ADC(Automatic
Density Control)、AE(Automatic Exposure)、DDP
コントロール等を行いながらコピー動作を繰り返し行
う。
【0066】そしてR/L=カウント枚数になると原稿交
換を行い、これを所定原稿枚数だけ行うとコインシデン
ス信号が出てサイクルダウンに入る。サイクルダウン
は、キャリッジスキャン、用紙フィード等を終了し、コ
ピー動作の後始末を行うステートであり各コロトロン、
現像機等をOFFし、最後に使用したパネルの次のパネル
がストップパーク位置に停止するようにパネル管理して
特定のパネルだけが使用されて疲労を生じないようにす
る。このサイクルダウンからは通常スタンバイに戻る
が、プラテンモードでコピーしていた場合に再度スター
トキーを押すリスタートの場合にはセットアップに戻
る。またセットアップ、サイクルアップからでもジャム
発生等のサイクルダウン要因が発生するとサイクルダウ
ンに遷移する。
【0067】パージはジャムが発生した場合のステート
で原因ジャム用紙を取り除くと他の用紙は自動的に排出
される。通常、ジャムが発生するとどのようなステート
からでもサイクルダウン→スタンバイ→パージと遷移す
る。そしてパージエンドによりスタンバイまたはセット
アップに遷移するが、再度ジャムが発生するとサイクル
ダウンへ遷移する。ベルトダウンはタッキングポイント
よりトレイ側でジャムが発生したような場合に生じ、ベ
ルトクラッチを切ることによりベルト駆動が停止される
状態で、ベルトより先の用紙は排出することができる。
ハードダウンはインターロックが開けられて危険な状態
になったり、マシーンクロックフェイルが発生して制御
不能になったような状態で、24V電源供給が遮断され
る。そして、これらベルトダウン、ハードダウン要因が
除去されるとスタンバイに遷移する。
【0068】(II−1)光学系 図8(a)は光学系の概略側面、図8(b)は平面、
(c)は(b)のX−X方向側面である。本実施例の走
査露光装置3は、像を感材ベルト4の移動速度よりも速
い速度で感材上に露光するPIS(プリセッション・イメ
ージング・システム)方式を採用すると共に、図2走査
系Bを固定し、図1走査系Aを独立して移動可能にする
方式を採用している。すなわち、図1走査系Aは、露光
ランプ102および図1ミラー103を有する図1キャリッジ
101と、図2ミラー106および図3ミラー107を有する図
2キャリッジ105から構成され、プラテンガラス2上に
載置された原稿を走査する。一方、図2走査系Bは、図
4ミラー110および図5ミラー111を有する図3キャリッ
ジ109と、図6ミラー113を有する図4キャリッジ112か
ら構成されている。また、図3ミラー107と図4ミラー1
10の光軸上にはレンズ108が配置され、倍率に応じてレ
ンズモータにより移動されるが、走査露光中は固定され
る。
【0069】これら図1走査系Aおよび図2走査系Bに
は、直流サーボモータであるキャリッジモータ114によ
り駆動される。キャリッジモータ114の出力軸115の両側
に伝達軸116、117が配設され、出力軸115に固定された
タイミングプーリ115aと伝達軸116、117に固定されたタ
イミングプーリ116a、117a間にタイミングベルト119a、
119bが張設されている。また、伝達軸116にはキャプス
タンプーリ116bが固定されこれに対向して配置される従
動ローラ120a、120b間には、図1のワイヤーケーブル12
1aがたすき状に張設され、該ワイヤーケーブル121aに
は、前記図1キャリッジ101が固定されると共に、ワイ
ヤーケーブル121aは、図2キャリッジ105に設けられた
減速プーリ122aに巻回されており、キャリッジモータ11
4を示矢印方向に回転させた場合には、図1キャリッジ1
01が速度V1で示矢印方向に移動すると共に、図2キャリ
ッジ105が速度V1/2で同方向に移動するようにしてい
る。
【0070】また、伝達軸117に固定されたタイミング
プーリ117bとこれに対向して配置される伝達軸123のタ
イミングプーリ123a間には、タイミングベルト119cが張
設され、伝達軸123のキャプスタンプーリ123bとこれに
対向して配置される従動ローラ120c間に図2のワイヤー
ケーブル121bが張設されている。該ワイヤケーブル121b
には、前記図4キャリッジ112が固定されると共に、ワ
イヤケーブル121bは、図3キャリッジ109に設けられた
減速プーリ122bに巻回されており、キャリッジモータ11
4を示矢印方向に回転させた場合には、図4キャリッジ1
12が速度V2で示矢印方向に移動すると共に、図3キャリ
ッジ109が速度V2/2で同方向に移動するようにしてい
る。
【0071】さらに、図8(b)に示すように、伝達軸
117には、タイミングプーリ117aの回転をタイミングプ
ーリ117bに伝達させるためのPISクラッチ125(電磁クラ
ッチ)が設けられていて、該PISクラッチ125の通電がオ
フになるとこれを係合させ、回転軸115の回転が伝達軸1
17、123に伝達される。また、PISクラッチ125に通電さ
れこれが解放すると伝達軸117、123には回転軸115の回
転が伝達されないように構成されている。
【0072】また、図8(c)に示すように、タイミン
グプーリ116aの側面には、係合突起126aが設けられ、LD
Cロックソレノイド127のオンにより係合片126bが係合突
起126aに係合して、伝達軸116を固定しすなわち図1走
査系Aを固定し、LDCロックスイッチ129をオンさせるよ
うにしている。さらに、タイミングプーリ123aの側面に
は、係合突起130aが設けられ、PISロックソレノイド131
のオンにより係合片130bが係合突起130aに係合して、伝
達軸123を固定しすなわち図2走査系Bを固定しPISロッ
クスイッチ132をオンさせるようにしている。
【0073】以上のように構成した走査露光装置におい
ては、PISクラッチ125の係合解放によりPIS(プリセッ
ション・イメージングシステム)モードとNON−PISモー
ドの露光方式が選択される。PISモードは、例えば倍率
が65%以上の時にPISクラッチ125を係合させて図2走査
系Bを速度V2で移動させることにより、感材ベルト4の
露光点を感材と逆方向に移動させ、光学系の走査速度V1
をプロセススピードVPより相対的に速くして単位時間当
たりのコピー枚数を増大させる。このとき、倍率をMと
するとV1=VP×3.5/(3.5M−1)であり、M=1、VP=
308.9mm/sとするとV1=432.5mm/sとなる。また、V2はタ
イミングプーリ117b、123aの径により決まりV2=(1/3
〜1/4)V1となっている。一方、NON−PISモードにおい
ては、縮小時における走査系の速度の増大および照明パ
ワーの増大を防止し消費電力を抑制するために、例えば
64%以下の場合には、PISクラッチ125を解放させると共
にPISロックソレノイドをオンさせることにより、図2
走査系Bを固定し露光点を固定してスキャンし、駆動系
の負荷および原稿照明パワーの増大を回避し、1.5KVAの
実現に寄与するものである。
【0074】上記レンズ108は、図9(a)に示すよう
に、プラテンガラス2の下方に配設されるレンズキャリ
ッジ135に固定された支持軸136に摺動可能に取付けられ
ている。レンズ108はワイヤー(示せず)によりレンズ
モータZ137に連結されており、該レンズモードZ137の回
転によりレンズ108を支持軸136に沿ってZ方向(で縦方
向)に移動させて倍率を変化させる。また、レンズキャ
リッジ135は、ベース側の支持軸139に摺動可能に取付け
られると共に、ワイヤー(示せず)によりレンズモータ
X140に連結されており、レンズモータX140の回転により
レンズキャリッジ135を支持軸139に沿って、X方向(で
横方向)に移動させて倍率を変化させる。これらレンズ
モータ137、140は4相のステッピングモータである。レ
ンズキャリッジ135が移動するとき、レンズキャリッジ1
35に設けられた小歯車142は、レンズカム143の雲型面に
沿って回転しこれにより大歯車144が回転しワイヤーケ
ーブル145を介して図2走査系の取付基台146を移動させ
る。従って、レンズモータX140の回転によりレンズ108
と図2走査系Bの距離を所定の倍率に対して設定可能に
なる。
【0075】また、図9(b)に示すように、レンズ10
8の1側面にはレンズシャッタ147がリンク機構148によ
り開閉自在に設けられ、シャッタソレノイド149のオン
オフにより、イメーズスキャン中はレンズシャッタ147
が開となり、イメージスキャンが終了すると閉となる。
レンズシャッタ147により遮光する目的は、ベルト感材
上にDDPパッチ、ADCパッチを形成することと、PISモー
ド時において図2走査系Bがリターンするときの像の消
込を防止することである。図10は光学系のサブシステム
の概要を示すブロック構成を示している。オプティカル
CPU45は、メインCPU41とシリアル通信およびホットライ
ンにより接続され、メインCPU41から送信されるコピー
モードにより感材上に潜像を形成するために、各キャリ
ッジ、レンズ等のコントロールを行っている。制御用電
源152は、ロジック用(5V)、アナログ用(±15V)、ソ
レノイド、クラッチ用(24V)からなり、モータ用電源1
53は38Vで構成される。
【0076】キャリッジセンサ155は、図1ミラー101の
レジスト位置に対応するように配置され、図1走査系A
に取付けられたアクチュエータがキャリッジレジセンサ
155を踏み外すと信号を出力する。この信号はオプティ
カルCPU45に送られレジストレーショを行うための位置
或いはタイミングを決定したり、図1走査系Aのリター
ン時におけるホーム位置Pを決定するようになってい
る。また、キャリッジの位置を検出するために図1ホー
ムセンサ156a、図2ホームセンサ156bが設けられてお
り、図1ホームセンサ156aは、レジスト位置と図1走査
系Aの停止位置との間の所定位置に配置され、図1走査
系Aの位置を検出し信号を出力している。また、図2ホ
ームセンサ156bは図2走査系の位置を検出し信号を出力
している。
【0077】ロータリエンコーダ157は、キャリッジモ
ータ114の回転角に応じて90゜位相のずれたA相、B相
のパルス信号を出力するタイプのものであり、例えば、
200パルス/回転で図1走査系のタイミングプーリの軸
ピッチが0.1571mm/パルスに設計されている。偏倍用ソ
レノイド159は、CPU45の制御により偏倍レンズ(示せ
ず)を垂直方向に移動させ、偏倍レンズの移動を偏倍ス
イッチ161のオンオフ動作で確認している。レンズホー
ムセンサ161、162は、レンズXモータ140およびレンズ
Zモータ137のホーム位置を検出するセンサである。LDC
ロックソレノイド127は、CPU45の制御により図1走査系
Aを所定位置に固定するもので、ロックしたことをLDC
ロックスイッチ129により確認している。PISロックソレ
ノイド131は、NON−PISモード時にPISクラッチ125が解
放されたときに、図2走査系Bを固定するもので、ロッ
クしたことをPISロックスイッチ132で確認している。PI
Sクラッチ125は、通電時にクラッチを解放させ非通電時
にクラッチを係合させるタイプのもので、PISモード時
の消費電力を低減させ1.5KVAの実現に寄与している。
【0078】図11(a)、(b)は光学系のスキャンサ
イクルの制御を示し、本制御は図1走査系Aを指定され
た倍率、スキャン長で走査するもので、ホットラインよ
りスキャンスタート信号を受信すると起動する。メイン
より受信したスキャン長データから、レジセンサの割り
込みからスキャン終了までのエンコーダクロックのカウ
ント数であるイメージ・スキャンカウントが演算され
る。先ず、倍率に対応した基準クロックデータを設定し
た後、ステップでキャリッジモータをスキャン方向(C
W)に回転させ、スキャン時の加速制御を行う(ステッ
プ)。次いでステップにおいてPLL(位相制御)モード
にセットし、ステップでレジセンサがオフの割り込み信
号があれば、イメージスキャンを開始しエンコーダクロ
ックのカウント数が上記スキャン長に相当する値以上に
なると(ステップ)、PLLモードを解除して速度モード
にセットし、キャリッジモータをリターン方向(CCW)
に回転させる。
【0079】次いで、ステップにおいてCWからCCW(逆
転信号)への割り込みがあるか否かが判断され、あれば
リターン時の加速制御を行い(ステップ)、エンコーダ
のカウント数が予め設定されたブレーキ開始点に到れば
(ステップ)、リターン時の減速制御を行い(ステッ
プ)、再度逆転信号があればキャリッジモータを停止す
る(ステップ)。また、(b)に示すように、シャッタ
をオン(開)するカウント数を設定し、エンコーダのク
ロック数がシャッタオンカウント以上になればシャッタ
を開き、エンコーダのクロック数がシャッタオフカウン
ト以上になれば、シャッタを閉じてイメージスキャンを
終了する。
【0080】(II−2)ベルト廻り ベルト廻りはイメージング系とマーキング系からなって
いる。イメージング系はIMMサブシステム34によって管
理され、潜像の書込み、消去を行っている。マーキング
系はマーキングサブシステム35により管理され、帯電、
露光、表面電位検出、現像、転写等を行っている。本発
明においては、以下に述べるようにベルト上のパネル管
理、パッチ形成等を行ってコピーの高速化、高画質化を
達成するために、IMMサブシステム34とマーキングサブ
システム35とが互いに協動している。
【0081】図12はベルト廻りの概要を示すである。ベ
ースマシーン1内には有機感材ベルト4が配置されてい
る。有機感材ベルトは電荷発生層、トランスファ層等何
層にも塗って感材を形成しているので、Seを蒸着して感
材を形成する感光体ドラムに比して自由度が大きく、製
作が容易になるのでコストを安くすることができ、また
ベルト回りのスペースを大きくすることができるので、
レイアウトがやり易くなるという特徴がある。一方、ベ
ルトには伸び縮みがあり、またロールも温度差によって
径が変化するので、ベルトのシームから一定の距離にベ
ルトホールを設けてこれを検出し、またメインモータの
回転速度に応じたパルスをエンコーダで発生させてマシ
ーンクロックを形成し、一周のマシーンクロックを常時
カウントすることにより、ベルトの伸び縮みに応じてキ
ャリッジのスタートの基準となるピッチ信号、レジゲー
トのタイミングを補正する。
【0082】本装置における有機感材ベルト4は長さが
1m以上あり、A4サイズ4枚、A3サイズ3枚が載るように
しているが、ベルトにはシームがあるため常にパネル
(ベルト上に形成される像形成領域)管理をしておかな
いと定めたパネルのコピーがとれない。そのため、シー
ムから一定の距離に設けられたベルトホールを基準にし
てパネルの位置を定め、ユーザーの指定するコピーモー
ド、用紙サイズに応じてベルト上に載るパネル数(ピッ
チ数)を決め、またスタートボタンを押して最初にコピ
ーをとるパネルがロール201の近傍のゲットパークの位
置にきたとき信号を出し、ここからコピーがとれるとい
う合をするようにしている。
【0083】有機感材ベルト4はチャージコロトロン
(帯電器)211によって一様に帯電されるようになって
おり、の時計方向に定速駆動されている。そして最初の
パネルがレジ(露光箇所)231の一定時間前にきたとき
ピッチ信号を出し、これを基準としてキャリッジスキャ
ンと用紙フィードのタイミングがとられる。チャージコ
ロトロン211によって帯電されたベルト表面は露光箇所2
31において露光される。露光箇所231には、ベースマシ
ン1の上面に配置されたプラテンガラス2上に載置され
た原稿の光像が入射される。このために、露光ランプ10
2と、これによって照射された原稿面の反射光を伝達す
る複数のミラー101〜113および光学レンズ108とが配置
されており、このうちミラー101は原稿の読み取りのた
めにスキャンされる。またミラー110、111、113は図2
の走査光学系を構成し、これはPIS(Precession Image
Scan)と呼ばれるもので、プロセススピードを上げるの
には限界があるため、プロセススピードを上げずにコピ
ー速度が上げられるように、ベルトの移動方向と反対方
向に図2の走査光学系をスキャンして相対速度を上げ、
最大64枚/min(CPM)を達成するようにしている。
【0084】露光箇所231でスリット状に露光された画
情報によって有機感材ベルト4上には原稿に対応した静
電潜像が形成される。そして、IEL(インターイメージ
ランプ)215で不要な像や像間のイレーズ、サイドイレ
ーズを行った後、静電潜像は、通常黒色トナーの現像装
置216、またはカラートナーの現像装置217によって現像
されてトナー像が作成される。トナー像は有機感材ベル
ト4の回転と共に移動し、プリトランスファコロトロン
(転写器)218、トランスファコロトロン220の近傍を通
過する。プリトランスファコロトロン218は、通常、交
流印加によりトナーの電気的付着力を弱めトナーの移動
を容易にするためのものである。また、ベルトは透明体
で形成されているので、転写前にプリトランスファラン
プ225(イレーズ用に兼用)で背面からベルトに光を照
射してさらにトナーの電気的付着力を弱め、転写が行わ
れ易くする。
【0085】一方、ベースマシン1の供給トレイに収容
されているコピー用紙、あるいは手差しトレイ16に沿っ
て手差しで送り込まれるコピー用紙は、送りロールによ
って送り出され、搬送路501に案内されて有機感材ベル
ト4とトランスファコロトロン220の間を通過する。用
紙送りは原則的にLEF(Long Edge Feed)によって行わ
れ、用紙の先端と露光開始位置とがタッキングポイント
で一致するようにレジゲートが開閉制御されてトナー像
がコピー用紙上に転写される。そしてデタックコロトロ
ン221、ストリップフィンガ222で用紙と感材ベルト4と
が剥がされ、転写後のコピー用紙はヒートロール232お
よびプレッシャロール233の間を通過して熱定着され、
搬送ロール234、235の間を通過して示しない排出トレイ
上に排出される。
【0086】コピー用紙が剥がされた感材ベルト4はプ
レクリーンコロトロン224によりクリーニングし易くさ
れ、ランプ225による背面からの光照射により不要な電
荷が消去され、ブレード226によって不要なトナー、ゴ
ミ等が掻き落とされる。なお、ベルト4上にはパッチジ
ェネレータ212により像間にパッチを形成し、パッチ部
の静電電位をESVセンサ214で検出して濃度調整用として
いる。またベルト4には前述したようにホールが開けら
れており、ベルトホールセンサ213でこれを検出してベ
ルトスピードを検出し、プロセススピード制御を行って
る。またADC(Auto Density Control)センサ219で、パ
ッチ部分に載ったトナーからの反射光量とトナーがない
状態における反射光量とを比較してトナーの付着具合を
検出し、またポップセンサ223で用紙が剥がれずにベル
トに巻きついてしまった場合を検知している。
【0087】図13は感材ベルト4上のパネル分割の様子
を示すものである。ベルト4はシーム部251があるの
で、ここに像がのらないようにしており、シーム部から
一定距離lの位置にベルトホール252が設けられ、例え
ば周長1158mmの場合でlは70mmとしている。の253、254
は感材ベルト面をNピッチ分割したときの先頭と最後の
パネルで、のBはパネルの間隔、Cはパネル長、Dはパ
ネルのピッチ長さであり、4ピッチ分割の場合は289.5m
m、3ピッチ分割の場合は386mm、2ピッチ分割の場合は
579mmである。シーム251は、パネル253のLE(Lead Edg
e)とパネル254のTE(Tail Edge)との中央にくるよう
にA=B/2とする。
【0088】なお、パネルのLEは用紙のLEと一致させる
必要があるが、TEは必ずしも一致せず、パネル適用の最
大用紙TEと一致する。図14はIMMサブシステムの機能の
概略を示すブロック構成である。IMMサブシステム34の
機能を概説すると、IELサブシステム40とバスラインに
よるシリアル通信を行い、高精度のコントロールを行う
ためにホットラインにより割り込み信号を送って像形成
の管理を行うと共に、マーキングサブシステム35、CHM
サブシステム33に制御信号を送ってベルト廻りのコント
ロールを行っている。
【0089】また有機感材ベルト4に開けたホールを検
出してメインモータの制御を行うと共に、パネルの形成
位置を決定してパネル管理を行っている。また低温環境
の場合にはフューザーの空回転を行わせて定着ロールを
所定温度に維持し、迅速なコピーが行えるようにしてい
る。そして、スタートキーが押されるとセットアップ状
態になり、コピーに先立ってVDDP等の定数の合わせ込み
を行い、コピーサイクルに入ると原稿サイズに基づいて
イメージ先端、後端の縁消しを行って必要な像領域を形
成する。またインターイメジ領域にパッチを形成してト
ナー濃度調整用のパッチの形成を行っている。さらにジ
ャム要因、ベルトフェール等のハードダウン要因が検出
されると、ベルトの停止、あるいはシーケンスマネージ
ャと交信してマシンの停止を行う。
【0090】次にIMMサブシステムの入出力信号、及び
動作について説明する。ブラックトナーボトル261、カ
ラートナーボトル262におけるトナーの検出信号が入力
されてトナー残量が検出される。オプチカルレジセンサ
155からはIMMサブシステムからマーキングサブシステム
へ出すPGリクエスト信号、バイアスリクエスト信号、AD
Cリクエスト信号の基準となるオプチカルレジ信号が入
力される。プラテン原稿サイズセンサS6〜S10からは原
稿サイズが入力され、これと用紙サイズとからIEL215に
よる消し込み領域が決定される。ベルトホールセンサ21
3からはベルトホール信号が入力され、メインモータ26
4、265によりプロセススピードの制御を行ってベルトが
一周する時間のバラツキに対する補正を行っている。メ
インモータは2個設けて効率のよい動作点で運転できる
ようにし、負荷の状態に応じてモータのパワーを効率よ
く出せるようにし、また電力の有効利用をると共に、停
止位置精度を向上させるためにモータによる回生制動を
行っている。またモータは逆転駆動を行うことができ
る。これはブレードを感材ベルトに密着させてクリーニ
ングを行うとブレードの手前側に紙粉やトナーの滓が溜
るのでこれを落とすためである。またモータによるベル
ト駆動はベルトクラッチ267を介して行っており、ベル
トのみ選択的に停止することができる。このモータの回
転と同期してエンコーダからパルスを発生させ、これを
マシンクロックとして使用してベルトスピードに応じた
マシンクロックを得ている。
【0091】なお、ベルトホールセンサ213で一定時間
ホールが検出できなかったり、ホールの大きさが変わっ
てしまったような場合にはこのことがIMMからシーケン
スマネージャに伝えられてマシンは停止される。また、
IMMサブシステムは、IELサブシステム40とシリアル通信
を行うと共に、ホットラインを通じて割り込み信号を送
っており、IELイネーブル信号、IELイメージ信号、ADC
パッチ信号、IELブラックバンド信号を送出している。I
ELイメージ信号で不要な像の消し込みを行い、ADCパッ
チ信号でIELサブシステム40により、パッチジェネレー
タ212で形成されたパッチ領域の形状、面積を規定する
と共に、電荷量を調整して静電電位を500〜600Vの一定
電位に調整する。IELブラックバンド信号はブレード226
によりベルト4を損傷しないように、所定間隔毎に像間
にブラックバンドを形成してトナーを付着させて一種の
潤滑剤の役割りを行わせ、特に白紙に近いような状態の
ようなトナー量が極めて少ないときコピーの場合でもベ
ルト4を損傷しないようにしている。
【0092】さらに、IMMはマーキングサブシステム35
とはホットラインによる通信を行っており、オプチカチ
カルレジ信号を基準にしてパッチ形成要求信号、バイア
ス要求信号、ADC要求信号を送出する。マーキングサブ
システム35はこれを受けてパッチジェネレータ212を駆
動してパッチを形成すると共に、ESVセンサ214を駆動し
て静電電位を検出し、また現像機216、217を駆動してト
ナー画像を形成している。またプリトランスファコロト
ロン218、トランスファコロトロン220、デタックコロト
ロン221の駆動制御を行っている。IMMからはピッチリセ
ット信号が送出されており、これを基準にしてキャリッ
ジのスタートのタイミングをとるようにしている。
【0093】またカラー現像器ユニットが装着されてい
るか否かの検知信号が入力され、現像器のトナーが黒色
かカラーかを検出している。CHMサブシステム33へはIMM
からレジゲートトリガ信号を送ってタッキングポイント
で用紙と像の先端とが一致するように制御すると共に、
レジゲートの開くタイミングを補正する必要がある場合
は、その補正量を算出して送っている。またブレード22
6で掻き落としたトナーは回収トナーボトル268に回収さ
れ、ボトル内のトナー量の検出信号がIMMに入力され、
所定量を超えると警報するようにしている。またIMMは
ファンモータ263を駆動して異常な温度上昇を防止し、
環境温度が許容温度範囲内にあって安定した画質のコピ
ーが得られるようにしている。図15はタイミングチャー
トを示すものである。
【0094】制御の基準となる時間はオプチカルレジセ
ンサ位置である。オプチカルレジセンサオン/オフ信号
の所定時間(T1)後よりIELがオフされる。すなわちT1
まではオンしていて先端消し込みを行い、T2以後はオン
して後端消し込みを行っている。こうしてIELイメージ
信号により像形成が行われ、またレジゲートのタイミン
グを制御することでタッキングポイントでの用紙の先端
と像の先端を一致させている。像形成終了後、パッチジ
ェネレータ要求信号(基準時よりT5後)によりADCパッ
チ信号が発生し、インターイメージにパッチを形成す
る。またパッチ形成後、バイアス要求信号が発せられて
(T6後)現像が行われ、その後ADC要求信号が発せられ
(T7後)てトナー濃度の検出が行われる。またブラック
バンド信号によりインターイメージにブラックバンドが
形成される。なお、AE(Auto Exposure)スキャン中に
おいては、IELイメージ信号のON/OFFは行わない。
【0095】(II−3)用紙搬送系 図16において、用紙トレイとして上段トレイ6−1、中
段トレイ6−2、下段トレイ6−3、そしてデュープレ
ックストレイ11がベースマシン内に装備され、オプショ
ンによりサイドに大容量トレイ(HCF)17、手差しトレ
イ(MSI)16が装備され、各トレイには適宜ノーペーパ
ーセンサ、サイズセンサ、およびクラッチ等が備えられ
ている。ここで、ノーペーパーセンサは、供給トレイ内
のコピー用紙の有無を検知するためのセンサであり、サ
イズセンサはトレイ内に収容されているコピー用紙のサ
イズを判別するためのセンサである。また、クラッチ
は、それぞれの紙送りロールの駆動をオン・オフ制御す
るための部品である。このように複数の供給トレイに同
一サイズのコピー用紙をセットできるようにすることに
よって、1つの供給トレイのコピー用紙がなくなったと
き他の供給トレイから同一サイズのコピー用紙を自動的
に給送する。
【0096】コピー用紙の給送は、専用に設けられたフ
ィードモータによって行われ、フィードモータにはステ
ップモータが使用されている。コピー用紙の給送が正常
に行われているかどうかはフィードセンサによって検知
される。そして、一旦送り出されたコピー用紙の先端を
揃えるためのレジストレーション用としてゲートソレノ
イドが用いられる。このゲートソレノイドは、通常のこ
の種のソレノイドと異なり通電時にゲートが開きコピー
用紙を通過させるような制御を行うものである。
【0097】従って、コピー用紙の到来しない待機状態
ではゲートソレノイドに電源の供給がなく、ゲートは開
いたままとなって消費電力の低減をっている。そして、
コピー用紙が到来するわずか手前の時点にゲートソレノ
イドが通電され、通過を阻止するためにゲートが閉じ
る。しかる後、所定のタイミングでコピー用紙の搬送を
再開する時点で通電を停止しゲートを開くことになる。
このような制御を行うと、コピー用紙の先端が通過を阻
止されている時点でのゲートの位置の変動が少なくな
り、コピー用紙が比較的強い力でゲートに押し当てられ
た場合でもその位置決めを正確に行うことができる。
【0098】用紙の両面にコピーする両面モードや同一
面に複数回コピーする合成モードにより再度コピーする
場合には、デュープレックストレイ11へスタックする搬
送路に導かれる。両面モードの場合には、搬送路から直
接デュープレックストレイ11へスタックされるが、合成
モードの場合には、一旦搬送路から合成モード用インバ
ータ10へ搬送され、しかる後反転してデュープレックス
トレイ11へに導かれる。なお、搬送路501からソーター
等への排紙出口502とデュープレックストレイ11側との
分岐点にはゲート503が設けられ、デュープレックスト
レイ11側において合成モード用インバータ10へ導く分岐
点には搬送路を切り換えるためのゲート505、506が設け
られ、さらに、排紙出口502はゲート507が設けられトリ
ロールインバータ9で反転させることにより、コピーさ
れた面を表面にして排出できるようにしている。
【0099】上段トレイ及び中段トレイは、用紙枚数が
500枚程度、A3〜B5、リガルー、レター、特B4、11×17
の用紙サイズが収容可能なトレイである。そして、図17
に示すようにトレイモータ551を有し、用紙が少なくな
るとトレイ552が傾く構造になっている。センサとして
は、用紙サイズを検知する3つのペーパーサイズセンサ
553〜555、用紙切れを検知するノーペーパーセンサ55
6、トレイ高さの調整に使用するサーフェースコントロ
ールセンサ557を備えている。また、トレイの上がりす
ぎを防止するためのイマージェンシイスイッチ558があ
る。下段トレイは、用紙枚数が1100枚程度、上段トレイ
及び中段トレイと同様の用紙サイズが収納可能なトレイ
である。
【0100】図16において、デュープレックストレイ
は、用紙枚数が50枚程度、上記各トレイと同じ用紙サイ
ズが収容可能なトレイであり、用紙の1つの面に複数回
のコピーを行ったり、2つの面に交互にコピーを行う場
合にコピー済の用紙を一時的に収容するトレイである。
デュープレックストレイ11の入口側搬送路には、フィー
ドロール507、ゲート505が配置され、このゲート505に
より合成モードと両面モードに応じた用紙搬送の切り換
え制御を行っている。例えば両面モードの場合には、上
方から搬送されてきた用紙がゲート505によりフィード
ロール509側に導かれ、合成モードの場合には、上方か
ら搬送されてきた用紙がゲート505、506により一旦合成
モード用インバータ10に導かれ、しかる後反転するとゲ
ート506によりフィードロール510、デュープレックスト
レイ11側に導かれる。デュープレックストレイ11に用紙
を収納して所定のエッジ位置まで自由落下させるには、
一般に17゜〜20゜程度のトレイ傾斜角が必要である。
【0101】しかし、本発明では、装置のコンパクト化
をりデュープレックストレイ11を狭いスペースの中に収
納したため、最大で8゜の傾斜角しかとれない。そこ
で、デュープレックストレイ11には、図18に示すように
サイドガイド561とエンドガイド562が設けられている。
これらサイドガイドとエンドガイドの制御では、用紙サ
イズが決定されるとその用紙サイズに対応する位置で停
止させる。大容量トレイ(HCF)は、数千枚のコピー用
紙を収容することのできる供給トレイである。
【0102】例えば原稿を拡大したり縮小してコピーを
とる必要のない顧客や、コピー量が少ない顧客は、ベー
スマシン単体を購入することが適切な場合が多い。これ
に対して、多量のコピーをとる顧客や複雑なコピー作業
を要求する顧客にとってはデュープレックストレイや大
容量トレイが必要とされる場合が多い。このような各種
要求を実現する手段として、この複写機システムではそ
れぞれの付加装置を簡単に取りつけたり取り外すことが
できる構造とし、また付加装置の幾つかについては独立
したCPU(中央処理装置)を用意して複数のCPUによる分
散制御を行うことにしている。このことは、単に顧客の
希望する製品が容易に得られるという利点があるばかり
でなく、新たな付加装置の取り付けの可能性は顧客に対
して新たなコピー作業の可能性を教示することになり、
オフィスの事務処理の進化を推進させるという点でこの
複写機システムの購入により大きな魅力を与えることに
なる。
【0103】手差しトレイ(MSI)16は、用紙枚数50枚
程度、用紙サイズA2F〜A6Fが収容可能なトレイであっ
て、特に他のトレイに収容できない大きなサイズの用紙
を使うことができるものである。従来のこの種の手差し
トレイは、1枚ずつ手差しを行うので、手差しが行われ
た時点でコピー用紙を手差しトレイから優先的に送り出
せばよく、手差しトレイ自体をオペレータが選択する必
要はない。これに対して本発明の手差しトレイ16は複数
枚のコピー用紙を同時にセットすることができる。従っ
て、コピー用紙のセットをもってその手差しトレイ16か
らの給送を行わせると、コピー用紙の複数枚セットして
いる時点でそのフィードが開始される可能性がある。こ
のような事態を防止するために、手差しトレイ16の選択
を行わせるようにしている。
【0104】本発明では、トレイにヌジャーロール51
3、フィードロール512、テイクアウェイロール511を一
体に取り付ける構成を採用することによってコンパクト
化をっている。用紙先端がテイクアウェイロール511に
ニップされた後、フィードアウトセンサーで先端を検知
して一時停止させることによって、転写位置を合わせる
ためのプレレジストレーションを行い、フィーダ部での
用紙の送り出しばらつきを吸収している。送り出された
用紙は、アライナ装置515を経て感材ベルト4の転写位
置に給送される。
【0105】(II−4)原稿自動送り装置(DADF) 図19においてDADF13は、ベースマシン1のプラテンガラ
ス2の上に取りつけられている。このDADF13には、原稿
601を載置する原稿トレイ602が備えられている。原稿ト
レイ602の原稿送り出し側には、送出パドル603が配置さ
れており、これにより原稿601が1枚ずつ送り出され
る。送りだされた原稿601は、図1の駆動ローラ605とそ
の従動ローラ606および図2の駆動ローラ607とその従動
ローラ608により円弧状搬送路609に搬送される。さら
に、円弧状搬送路609は、手差し用搬送路610と合流して
水平搬送路611に接続されると共に、円弧状搬送路609の
出口には、図3の駆動ローラ612とその従動ローラ613が
設けられている。
【0106】この図3の駆動ローラ612は、ソレノイド
(示せず)により上下に昇降自在になっており、従動ロ
ーラ613に対して接離可能に構成されている。水平搬送
路611には、示しない駆動モータにより回動される停止
ゲート615が設けられると共に、水平搬送路611から円弧
状搬送路609に向けて反転用搬送路616が接続されてい
る。反転用搬送路616には、図4の駆動ローラ617が設け
られている。また、水平搬送路611の出口と対向してプ
ラテンガラス2の上にベルト駆動ローラ619が設けら
れ、その従動ローラ620間に張設されたベルト621を正逆
転可能にしている。このベルト搬送部の出口には、図5
の駆動ローラ622が設けられ、また、前記手差し用搬送
路610には図6の駆動ローラ623が配設されている。
【0107】該駆動ローラ623はベースマシン1の前後
方向(で紙面と垂直方向)に2個設けられ、同一サイズ
の原稿を2枚同時に送ることが可能に構成されている。
なお、625は図7の駆動ローラ626により送出パドル603
の表面をクリーニングするクリーニングテープである。
次に図20をも参照しつつフォトセンサS1〜S12について
説明する。S1は原稿トレイ602上の原稿601の有無を検出
するノーペーパーセンサ、S2は原稿の通過を検出するテ
イクアウエイセンサ、S3、S4は手差し用搬送路610の前
後に設けられるフィードセンサ、S5はスキューローラ62
7により原稿の斜め送りが補正され停止ゲート615におい
て原稿が所定位置にあるか否かを検出するレジセンサ、
S6〜S10は原稿のサイズを検出するペーパサイズセン
サ、S11は原稿が排出されたか否かを検出する排出セン
サ、S12はクリーニングテープ625の終端を検出するエン
ドセンサである。
【0108】次に図21をも参照しつつ上記構成からなる
DADF13の作用について説明する。(イ)はプラテンモー
ドであり、プラテン2上に原稿601を載置して露光する
モードである。(ロ)はシンプレックスモードであり、
原稿トレイ602には、原稿601をそのコピーされる図1の
面が上側となるようにして積層する。スタートボタンを
押すと先ず、図1の駆動ローラ605および図2の駆動ロ
ーラ607が回転するが、図3の駆動ローラ612は上方に移
動して従動ローラ613と離れると共に、停止ゲート615は
下降して水平搬送路611を遮断する。これにより原稿601
は円弧状搬送路609を通り、停止ゲート615に押し当てら
れる(〜)。この停止ゲート615の位置でスキューロー
ラ627により、原稿はその端部が水平搬送路611と直角に
なるように補正されると共に、センサS6〜S10で原稿サ
イズが検出される。
【0109】次いで、図3の駆動ローラ612が下方に移
動して従動ローラ613と接触すると共に、停止ゲート615
は上昇して水平搬送路611を開き、図3の駆動ローラ61
2、ベルト駆動ローラ619および図5の駆動ローラ622が
回転し、原稿のコピーされる面が下になってプラテン2
上の所定位置に送られ露光された後、排出される。な
お、手差し用搬送路610から単一原稿を送る場合にも同
様な作用となり、原稿を1枚づつ送る機能に加え、同一
サイズの2枚の原稿を同時に送る機能(2−UP)、大型
原稿を送る機能(LDC)、コンピュータ用の連続用紙を
送るコンピュータフォームフィーダ(CCF)機能を有す
る。
【0110】(ハ)はデュープレックスモードであり、
原稿の片面を露光する工程は上記(ロ)の〜の工程と同
様であるが、片面露光が終了するとベルト駆動ローラ61
9が逆転し、かつ、図3の駆動ローラ612は上方に移動し
て従動ローラ613と離れると共に、停止ゲート615は下降
して水平搬送路611を遮断する。従って、原稿は反転用
搬送路616に搬送され、さらに図4の駆動ローラ617およ
び図2の駆動ローラ607により、円弧状搬送路609を通
り、停止ゲート615に押し当てられる(〜)。次いで、
図3の駆動ローラ612が下方に移動して従動ローラ613と
接触すると共に、停止ゲート615は上昇して水平搬送路6
11を開き、図3の駆動ローラ612、ベルト駆動ローラ619
および図5の駆動ローラ622が回転し、原稿の裏面が下
になってプラテン2上の所定位置に送られ露光される。
両面の露光が終了すると再びベルト駆動ローラ619が逆
転し、再度反転用搬送路616に搬送され以下同様にして
プラテン2上を通って図5の駆動ローラ622により排出
される(〜)。従って排出された原稿は、コピーされる
図1の面が下面になって最初に原稿トレイ602に積層し
た順番で積層されることになる。
【0111】(II−5)ソータ 図22においてソータ19は、可動台車651上にソータ本体6
52と20個のビン653を有している。ソータ本体652内に
は、搬送ベルト655を駆動させるベルト駆動ローラ656お
よびその従動ローラ657が設けられると共に、チェーン6
59を駆動させるチェーン駆動スプロケット660およびそ
の従動スプロケット661が設けられている。これらベル
ト駆動ローラ656およびチェーン駆動スプロケット660は
1個のソータ用モータ658により駆動される。搬送ベル
ト655の上部には用紙入口662、用紙出口663および示し
ないソレノイドにより駆動される切換ゲート665が設け
られている。また、チェーン659には、コピー用紙を各
ビンへ切換供給するためのインデクサー666が取付けら
れている。図23に示すように、ソータ用モータ658のド
ライブシャフト671の回転はタイミングベルト672を介し
てプーリ673に伝達される。該プーリ673の回転は、ベル
ト駆動ローラ656に伝達されると共に、ギヤ装置674を介
してチェーン駆動スプロケット660に伝達される。
【0112】次にその作用を図24により説明する。
(イ)はノンソートモードを示し、切換ゲート665はノ
ンソートの位置にあってコピー用紙を最上段の排出トレ
イに送るものである。(ロ)はソートモードを示し、切
換ゲート665がソート位置に切換えられ、奇数枚目の用
紙が上から下のビンに向けて奇数段目のビンに搬送さ
れ、偶数枚目の用紙が下から上のビンに向けて偶数段目
のビンに搬送される。これによりソート時間が短縮され
る。(ハ)および(ニ)はスタックモードを示し、
(ハ)は4枚の原稿を原稿毎に4部コピーした例を示
し、(ニ)は1ビン当たりの最大収納枚数を越えた場合
であり、例えば50枚をえた場合には次の段のビンに収納
するようにしている。
【0113】(III)ユーザインターフェース(U/I) (III−1)ユーザインターフェースの構成概要 図25はディスプレイを用いたユーザインターフェースの
取り付け状態を示す、図26はディスプレイを用いたユー
ザインターフェース
【0114】(A)取付位置の特徴 本発明は、ユーザインターフェースとして先に述べた如
き従来のコンソールパネルを採用するのではなく、スタ
ンドタイプのディスプレイを採用することを特徴として
いる。ディスプレイを採用すると、図25(a)に示すよ
うに複写機本体(ベースマシン)1の上方へ立体的に取
り付けることができるため、特に、ユーザインターフェ
ース12を図25(b)に示すように複写機本体1の右奥隅
に配置することによって、ユーザインターフェース12を
考慮することなく複写機のサイズを設計することがで
き、装置のコンパクト化をることができる。複写機にお
いて、プラテンの高さすなわち装置の高さは、原稿をセ
ットするのに程よい腰の高さになるように設計され、こ
の高さが装置としての高さを規制している。
【0115】従来のコンソールパネルは、先に述べたよ
うにこの高さと同じ上面に取り付けられ、目から結構離
れた距離に機能選択や実行条件設定のための操作部及び
表示部が配置されることになる。その点、本発明のユー
ザインターフェース12では、図25(c)に示すようにプ
ラテンより高い位置、すなわち目の高さに近くなるた
め、見易くなると共にその位置がオペレータにとって下
方でなく前方で、且つ右側になり操作もし易いものとな
る。しかも、ディスプレイの取り付け高さを目の高さに
近づけることによって、その下側をユーザインターフェ
ースの制御基板やカード装置24の取り付けスペースとし
ても有効に活用できる。従って、カード装置24を取り付
けるための構造的な変更が不要となり、全く外観を変え
ることなくカード装置24を付加装備でき、同時にディス
プレイの取り付け位置、高さを見易いものとすることが
できる。
【0116】また、ディスプレイは、所定の角度で固定
してもよいが、角度を変えることができるようにしても
よいことは勿論である。このように、ディスプレイをユ
ーザインターフェースに使用する場合には、プラテンの
手前側に平面的に取り付ける従来のコンソールパネルと
違って、その正面の向きを簡単に変えることができるの
で、図25(c)に示すようにディスプレイの画面をオペ
レータの目線に合わせて若干上向きで且つ図25(b)に
示すように左向き、つまり中央上方(オペレータの目の
方向)へ向けることによって、さらに見易く操作性のよ
いユーザインターフェース12を提供することができる。
このような構成の採用によって、特に、コンパクトな装
置では、オペレータが装置の中央部にいて、移動するこ
となく原稿セット、ユーザインターフェースの操作を行
うことができる。
【0117】(B)画面上での特徴 一方、ディスプレイを採用する場合においても、多機能
化に対応した情報を提供するにはそれだけ情報が多くな
るため、単純に考えると広い表示面積が必要となり、コ
ンパクト化に対応することが難しくなるという側面を持
っている。コンパクトなサイズのディスプレイを採用す
ると、必要な情報を全て1画面により提供することは表
示密度の問題だけでなく、オペレータにとって見易い、
判りやすい画面を提供するということからも難しくな
る。そこで、コンパクト化を命題としてユーザインター
フェースにディスプレイを採用する場合には、そのバラ
ンス上からディスプレイもコンパクトなサイズのものを
採用して、その中で表示制御に工夫をすることが必要と
なる。本発明では、ディスプレイが、コンソールパネル
で使用されているLEDや液晶表示器に比べ、多様な表示
態様、表示制御を採用することができるというメリット
を活用し、コンパクトなサイズであっても判りやすく表
示するために種々の工夫を行っている。
【0118】例えば本発明のユーザインターフェースで
は、基本コピー、応用コピー、専門コピーの各コピーモ
ードに類別して表示画面を切り換えるようにし、それぞ
れのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニューを
表示すると共に、キー入力により画面のカスケード(カ
ーソル)を移動させ選択肢を指定したり実行条件データ
を入力できるようにしている。また、メニューの選択肢
によってはその詳細項目をポップアップ表示(重ね表示
やウインドウ表示)して表示内容の拡充をっている。そ
の結果、選択可能な機能や設定条件が多くても、表示画
面をスッキリさせることができ、操作性を向上させるこ
とができる。
【0119】このように本発明では、画面の分割構成、
各画面での領域分割、輝度調整やグレイ表示その他の表
示態様の手法で工夫し、さらには、操作キーとLEDとを
うまく組み合わせることにより操作部を簡素な構成に
し、ディスプレイの表示制御や表示内容、操作入力を多
様化且つ簡素化し、装置のコンパクト化と多機能化を併
せ実現するための問題を解決している。このような考え
によりCRTディスプレイを用いて構成したユーザインタ
ーフェースの外観を示したのが図26である。この例で
は、CRTディスプレイ301の下側と右側の正面にキー/LED
ボードを配置している。画面の構成として選択モード画
面では、その画面を複数の領域に分割しその1つとして
選択領域を設け、さらにその選択領域を縦に分割しそれ
ぞれをカスケード領域として各機能を個別に選択設定で
きるようにしている。そのため、キー/LEDボードでは、
縦に分割した画面の選択領域の下側にカスケードの選択
設定のためのカスケードキー319−1〜319−5を配置
し、選択モード画面を切り換えるためのモード選択キー
308〜310、その他のキー(302〜304、306、307、315〜3
18)及びLED(305、311〜314)は右側に配置する構成を
採用している。このようにキー及びLEDの数を少なく
し、かつこれらをCRTディスプレイ301の横と下に配置し
ているので、サイズをCRTディスプレイ301より僅かに大
きくするだけでよく、コンパクトなユーザインターフェ
ースを提供できる。
【0120】(III−2)制御システムの構成 図27はU/I用CPUとシリアル通信で接続されたメインCPU
との関係を示す、図28はユーザインターフェースのハー
ドウエア構成を示す、図29はユーザインターフェースの
ソフトウエア構成を示すである。 (A)ハードウエア構成 メインCPU41は、図27に示すようにROM323、NVRAM(不揮
発性メモリ)324、ベースマシンとのデータの授受を行
うインターフェース321、付加装置(OPTION)とのデー
タの授受を行うインターフェース322を有し、バスがバ
スアービター326を介して通信制御回路327に接続され、
通信制御回路327を通してシリアルの通信ライン上でU/I
用CPU46その他のCPUとの通信を行うように構成されてい
る。ROM323は、先に説明したシーケンスマネージャーや
イメージングモジュール、コピーハンドリングモジュー
ル等の各サブシステムを含むプログラムを格納するもの
である。バスアービター326は、システムRAM325を有
し、メインCPU41から他のCPUに送出するデータ及び他の
CPUから受信するデータを保持し、メインCPU41がシリア
ル通信のタイミングと非同期でデータを授受できるよう
にするものであり、ROM328は、通信制御回路327により
シリアル通信ラインでのデータの送受信を行う通信プロ
グラムを格納するものである。
【0121】なお、通信に関するこれらのバスアービタ
ー326や通信制御回路327に関する機能を全てメインCPU4
1で行うように構成してもよい。メインCPU41におけるシ
ーケンスマネージャーのサブシステムは、シリアル通信
により各サブシステムの状態を監視し、ユーザインター
フェースからコピーモードの信号を受信すると、所定の
タイミングで効率よくコピー作業が実施できるように各
サブシステムに作業指示を行う。
【0122】U/I用CPU46を備えたユーザインターフェー
スのシステムは、ハードウエアとして図28に示すように
基本的にCRT基板331とCRTディスプレイ301とキー/LEDボ
ード333より構成される。そして、CRT基板331は、全体
を統括制御するU/I用CPU46、CRTディスプレイ301を制御
するCRTコントローラ335、キー/LEDボード333を制御す
るキーボード/ディスプレイコントローラ336を備え、
さらに、メモリとして上記の各プログラムを格納するプ
ログラムメモリ(ROM)337、フレームデータを格納する
フレームメモリ(ROM)338、一部は不揮発性メモリとし
て構成され各テーブルや表示制御データ等を格納すると
共に作業領域として使用される等339、2組のV−RAM
(ビデオ用RAM)340、キャラクタジェネレータ342RAMを
有している。
【0123】メインCPU41とCRT基板331のU/I用CPU46と
の間では、ドライバ344とレシーバ343を介してシリアル
の通信ラインによりデータの送受信が行われる。TXDがC
RT基板331から送信信号、RXDがCRT基板331への受信信号
である。クロック発生器346には、例えば11.0592MHzの
水晶発振器が用いられ、これをU/I用CPU46内部で1/12に
分周することによって、0.9216MHzの基本周波数を生成
している。そして、U/I用CPU46の通信では、これを内部
タイマにより1〜256分周波数(プログラマブル)する
ことにより転送クロックを設定している。従って、基本
周0.9216MHzをプログラムで1/3に分周決定し、さらに1/
32に分周すると、転送クロックは9600Hz(送信ビット速
度は9600BPS)になる。
【0124】U/I用CPU46は、メインCPU41からマシンの
状態信号を受信し、また、キーボード/ディスプレイコ
ントローラ336からキー/LEDボード333の操作信号を入力
してCRTディスプレイ301に表示する画面の切り換え、コ
ピーモードの設定、CRTディスプレイ301に表示するメモ
リの生成を行う。そして、キー/LEDボード333の操作信
号の入力処理において、スタートキー318が操作される
と、そのときのコピーモードをチェックし矛盾がなけれ
ばメインCPU41へそのコピーモードを送信し、コピーモ
ードに矛盾がある場合にはJコードメッセージを生成し
てCRTディスプレイ301に表示するような処理を行う。CR
Tディスプレイ301の表示処理では、表示画面に対応して
キャラクタジェネレータのコードを設定し、そのコード
をV−RAM340に書き込む。そのキャラクタジェネレータ
のコードを設定する情報を格納したものがフレームメモ
リ338である。V−RAM340にコードが書き込まれると、C
RTコントローラ335の制御によってラスタアドレスに同
期してキャラクタジェネレータ342のドットデータが読
み出され、並/直変換回路355でシリアルデータに変換
され、CRTディスプレイ301に表示される。
【0125】暴走をチェックするものであり、U/I用CPU
46がある特定の番地例えばデータ領域7000〜77FFのいず
れかの番地をリードした時リセットされる。従って、15
0mS以内にこの特定番地をリードするようにプログラム
を作成しておくことによって、U/I用CPU46が暴走する
と、150mS以上経過しても特定番地がリードされなくな
りウォッチドッグタイマ(W.D.T)345がリセットされな
いので、U/I用CPU46暴走に対する処理がなされる。
【0126】キーボード/ディスプレイコントローラ33
6は、U/I用CPU46に入力しているクロック発生器346の出
力をカウンタ347で1/4に分周して2.7648MHzにしたクロ
ックを入力し、さらにプリスケーラにより1/27に分周し
て102kHzにすることにより4.98mSのキー/LEDスキャンタ
イムを作り出している。このスキャンタイムは、長すぎ
ると入力検知に長い時間を要することになるためオペレ
ータによるキー操作時間が短いときに入力データの取り
込みがなされなくなるという問題が生じ、逆にあまり短
くするとCPUの動作頻度が多くなりスレープットを落と
すことになる。従って、これらの状況を勘案した最適の
スキャンタイムを選択する必要がある。
【0127】(B)ソフトウエア構成 ユーザインターフェースのソフトウエア構成は、図29に
示すようにI/O管理やタスク管理、通信プロトコルの機
能を有するモニターと、キー入力管理や画面出力管理の
機能を有するビデオコントローラと、ジョブの管理や制
御、選択の判定、モード決定等の機能を有するジョブコ
ントローラからなる。ここで、所定枚数のコピーを取る
場合、そのコピー動作をスタートさせて所定枚数のコピ
ーを行い終了させるまでが1つのジョブとされる。この
ようにソフトウエアを分割して構成し、ビデオコンロー
ラで画面の編集制御やキー入力の変換処理を行うことに
よって、ジョブコントローラでは、表示装置やキーボー
ドに関係なくソフトウエアを設計することができる。従
って、例えばディスプレイをコンソールパネルに取り換
える場合でもジョブコントローラは全く変えることな
く、ビデオコントローラをコンソールパネルに合わせて
設計変更するだけでよい。つまり、ビデオコントローラ
は、表示装置やキーボードとジョブコントローラとの間
にあって、ジョブコントローラへ論理キーを渡し、ジョ
ブコントローラから受けたインターフェースコマンドを
表示装置やキーボードへ反映させるようにすればよい。
【0128】このようなソフトウエアの分割を可能にし
ているが論理キーとインターフェースコマンドであり、
ジョブコントローラからインターフェースコマンドでビ
デオコントローラを制御することによってジョブコント
ローラでは画面を全く意識せずジョブの管理を行えるよ
うにし、ソフトウエアの構築を容易にしている。従っ
て、キー入力に関しては、ビデオコントローラでキーの
物理的情報を処理し、ジョブコントローラでモードを認
識してキー受付条件のチェックを行いジョブのコントロ
ールを行う。
【0129】画面表示では、ジョブコントローラでマシ
の状態情報や選択モード情報等により画面制御を行いビ
デオコントローラにインターフェースコマンドを発行す
ることによって、ビデオコントローラでそのコマンドを
実行し画面の編集、描画を行う。なお、以下で説明する
キー変化検出部362、その他のデータの処理や生成、コ
ントロールを行うブロックは、それぞれ一定のプログラ
ム単位(モジュール)で示したものであり、これらの構
成単位は説明の便宜上まとめたものであって、さらにあ
るものはその中を複数のモジュールで構成したり、或い
は複数のモジュールをまとめて構成するのもあることは
勿論である。
【0130】「ビデオコントローラ」キー変化検出部36
2は、物理キーテーブル361によりモニターから渡される
物理キーの情報について二重押しチェックやキー連続押
し状態検知を行うものである。キー変換部363は、この
ようにして検知された現在押状態の物理キーを論理キー
(論理的情報)に変換するものであり、その論理キー
(カーレントキー)のキー受付条件のチェックをジョブ
コントローラに依頼する。変換テーブル364は、この物
理キーから論理キーへの変換の際にキー変換部363が参
照するものであり、例えばカスケードキーは同じ物理キ
ーであっても画面によって論理的情報は異なるので、表
示制御データ367の表示画面情報により物理キーから論
理キーへの変換が制御される。
【0131】画面切り換え部368は、ジョブコントロー
ラからキー受付信号と論理キーを受け、或いはビデオコ
ントローラ内で直接キー変換部363から論理キーを受け
て、論理キーが基本コピー画面や応用コピー画面の呼び
出し、或いはカスケードの移動によってポップアップ画
面を展開するような単なる画面切り換えキーで、モード
更新やステート更新のないキーの場合には表示制御デー
タ367を当該画面番号に表示画面の番号を更新する。そ
のため、画面切り換え部368では、テーブルとしてポッ
プアップ画面を展開する論理キーを記憶し、当該論理キ
ーが操作され且つ750msec以内に他のキー入力がなかっ
た場合には、ポップアップ画面を展開するように表示制
御データ367の更新を行う。
【0132】この処理は、ある選択肢の選択過程におい
て一時的にカスケードキーの操作によってポップアップ
画面を展開する選択肢が選択される場合があり、このよ
うな場合にもポップアップ画面が一々展開されるのを防
止するために行うものである。従って、ポップアップ画
面を展開する論理キーであっても750msec以内に他のキ
ー入力があった場合には、一時的なキー入力として無視
されることになる。また、ジャムの発生等のステートの
更新、カスケードの移動その他のコピーモードの更新、
メッセージやカウント値の更新の場合には、表示制御部
369がジョブコントローラからインターフェースコマン
ドを受けて解析し、表示制御データ367の更新を行う。
【0133】表示制御データ367は、表示する画面番号
や画面内の表示変数情報等、各画面の表示を制御するデ
ータを持ち、ダイアログデータ370は、各画面の基本フ
レーム、各フレームの表示データ、表示データのうち変
数データの参照アドレス(表示変数情報を格納した表示
制御データ367のアドレス)を持つ階層構造のデータベ
ースである。ダイアログ編集部366は、表示制御データ3
67の表示する画面番号をもとに表示する画面の基本フレ
ーム、表示データをダイアログデータ370から読み出
し、さらに変数データについては表示制御データ367の
表示変数情報に従って表示データを決定して画面を編集
しV−RAM365に表示画面を描画展開する。
【0134】「ジョブコントローラ」キー管理部14は、
ステートテーブル371を参照して論理キーが受付可能な
状態か否かをチェックするものであり、受け付け可であ
ればその後750msec経過するまで他のキー情報が入力さ
れないことを条件としてキー情報を確定しキーコントロ
ール部375に送る。キーコントロール部375は、キーの受
付処理を行ってコピーモード378の更新、モードチェッ
クやコピー実行コマンドの発行を行い、マシン状態を把
握して表示管理部377に表示制御情報を渡すことによっ
て表示制御を行うものである。コピーモード378には、
基本コピー、応用コピー、専門コピーの各コピー設定情
報がセットされる。表示管理部377は、キー管理部14又
はキーコントロール部375による処理結果を基にインタ
ーフェースコマンドをビデオコントローラに発行し、イ
ンターフェースルーチン(表示制御部369)を起動させ
る。ステート管理部372は、キー受付状態やジャムやフ
ェイルの発生、インターロックが開いている等のマシの
状態情報からステートの変化を判断してキー受付のため
のステートテーブル371を更新する。
【0135】そして、これらのステート情報によってキ
ーの受付条件がチェックされる。ジョブコントロール部
376は、スタートキーの操作後、マシンの動作情報を受
けてマシン制御のためのコマンドを発行して原稿1枚に
対するコピー動作を実行するための管理を行うものであ
る。コマンドコントロール部373は、本体から送信され
てきた受信コマンドの状態をステート管理部372及びジ
ョブコントロール部376に通知すると共に、ジョブ実行
中はジョブコントロール部376からその実行のためのコ
マンドを受けて本体に送信する。
【0136】従って、スタートキーが操作され、キーコ
ントロール375がコピーモードに対応したコマンドを送
信バッファ380にセットすることによってコピー動作が
実行されると、マシンの動作状態のコマンドが逐次受信
バッファ379に受信される。コマンドコントロール部373
よりこのコマンドをジョブコントロール部376に通知す
ることによって所定枚数のコピーが終了してマシン停止
のコマンドが発行されるまで、1枚ずつコピーが終了す
る毎に次のコピー実行のコマンドが発行される。コピー
動作中において、ジャム発生のコマンドを受信すると、
コマンドコントロール部373を通してステート管理部372
でジャムステートを認識し、ステートテーブル371を更
新すると同時にキーコントロール部375を通して表示管
理部377からビデオコントローラにジャム画面制御のイ
ンターフェースコマンドを発行する。
【0137】「インターフェースコマンド」ジョブコン
トローラからインターフェースコマンドを発行してビデ
オコントローラを制御する構成の採用によってジョブコ
ントローラとビデオコントローラがそれぞれ独立に設計
可能となり、ビデオコントローラを変更することによっ
て簡単にディスプレイをコンソールパネルに変更した
り、他の入出力手段に変更することができる。インター
フェースコマンドは、登録コマンドとして、例えばトレ
イに関してNo.、用紙サイズ、向き、付加装置に関して
装置名、有無、セカンドデベに関してその有無、カラー
等があり、通常設定コマンドとして、カスケード、カス
ケード、設定枚数、とじしろ等がある。
【0138】また、編集設定コマンドとしてボックス表
示、座標表示等があり、ジョブ設定コマンドとして、呼
び出し数値,登録数値等、表示コマンドとして、通常メ
ッセージ、ステート表示、メイド表示、トナー残留表
示、回収トナー表示、ノーペーパー表示等、モードコマ
ンドとして、ジャム、ジャムクリア、インフォメーショ
ン変更、予熱、割り込み、復帰、変更等がある。さら
に、表示コントロールコマンド、マシン動作状態コマン
ド、イニシャライズコマンド、ダイアグコマンド等があ
る。ビデオコントローラの表示制御部369では、これら
のカモンドを解析して表示制御部データ367の更新処理
を行う。例えば登録コマンドでは、各画面の初期設定を
行い、通常設定コマンドでは、通常設定画面におけるカ
スケードの設定状態表示や不要カスケードの消去、設定
枚数(セットカウント)の表示、とじしろ値の表示を行
い、モード変換コマンドでは、それぞれをモード画面の
表示やLED(示省略)のオン/オフを行う。
【0139】上記のようにしてカスケードキーの操作で
は、カスケードキーがオンからオフになった時、引き続
き750msec押され続けた時、その後もさらに引き続き押
され続け125msec経過した時、を契機として対応するキ
ーが受付可であれば1ランク移動する。また、その移動
先がモード受付不可であれば1ランクスキップされ次の
キーが選択される。この動作は、カスケードがアップし
たことによりそれに対応する論理コードがジョブコント
ローラにキー受付として渡され、表示データとしてジョ
ブコントローラからビデオコントローラにフィードバッ
クされる。
【0140】「テーブル」図30はジョブコントローラに
用意されるテーブルの例を示すである。本発明では、上
記のようにユーザインターフェースでキー管理やコピー
モードの生成のために種々のテーブルを持っている。特
に、64cpm、309mm/secのプロセススピードでコピーを動
作させるような高速の複写機に本発明を適用した場合、
ユーザインターフェースは、マシンの制御を統括管理す
るシーケンスマネージャー(SQMGRサブシステム)との
間がシリアル通信で接続され、マシンステート情報が所
定の通信タイミングでないと渡されないことから、ユー
ザインターフェースのキー操作とマシンの動作とを直結
させることはできない。そのために種々のステートを生
成してキー受付管理を行う必要が生じ、テーブルが使用
される。
【0141】ジョブコントローラでは、先に説明したよ
うにユーザの要求を論理キーで処理し、ユーザに入力設
定情報やマシン情報を提供するために各種のテーブルを
用意してこれらの情報を処理している。ステートテーブ
ル371はその1つにあって、先に説明したようにキーの
受付を管理するのに用いられるものであり、そのテーブ
ル構成を示したのが図30(a)である。ステート情報と
しては、ジョブステート、マシンステート、ランケー
ス、コンステート、ステートケース、モード情報からな
る。
【0142】ジョブステートは、ジョブコントローラの
状態を示すものであり、同(b)に示すように通常のジ
ョブ(1stジョブ)か割り込みジョブ(2ndジョブ)か、
さらにそのジョブが終了状態(COMPLETE)か実行中(IN
COMPLETE)か、デュープレックスモードの状態(S/S,D/
S,S/D,D/D)がどうかの情報に区別し、デュープレック
ストレイを使用するモード(S/D,D/D)の場合には、さ
らにその中でジョブが終了状態か実行中かの情報を管理
している。例えばプラテン上に原稿をセットして設定枚
数5枚のコピーを実行する場合には、その5枚のコピー
を実行している間、すなわち5枚のコピーの実行を終了
するまでがINCOMPLETE、終了するとCOMPLETEとなる。
【0143】マシンステートは、図30(c)に示すよう
に本体からマシンの状態をもらったときに覚えておく情
報であり、本体が初期状態(INITIARIZE)、コピーサイ
クルに入った所謂動作状態(PROGRESS)、コピーサイク
ルが終わって止まろうとしている状態(SOFTDOWN COI
N)、ジャムやベルト切断等の異常停止状態(SOFTDOWNP
AUSE)、ジャム後に自動的に排紙する状態(PURGE)、
マシンの停止状態(STAND−BY)、スタート指令でパー
ジを実行する状態(PURGE STAND−BY)、マシンがジャ
ムで停止した状態(JAM)かの情報がある。従って、マ
シン動作との関係は、スタンバイからスタートキーが操
作されると、プログレスになり、ソフトダウンコインを
経て通常に動作終了すると再びスタンバイになる。しか
し途中でジャムが発生すると、ソフトダウンポーズにな
り、停止するとジャムになる。そして、用紙を排出する
必要があればパージスタンバイになり、用紙を排出する
するとパージになって再度コピーを続行するとプログレ
スに移行する。
【0144】ランケースは、ステート管理部で作り出さ
れるキー管理特有のステートの1つであり、マシンステ
ートの情報であって、さらにプログレスやパージでスト
ップキーを押していないか押されたか、ソフトダウンコ
インのプラテンモードでスタートキーが押されていない
か押されたか、パージスタンバイでジョブコンプリート
かインコンプリートの情報を持っている。本発明では、
本体との通信があるためその通信との兼ね合いでキーの
受付が変わるので、このような情報を持っている。そし
て、ジョブステート、ランケース、ステートケース等の
それぞれの状態でキー対応のテーブルを持っていて、そ
のテーブルから受付可能か否かを検索している。
【0145】コンステートは、ステート管理が作り出す
ステートであって、レディ(RDY)、ウエイト(WAI
T)、Jコード、コーション、Uコード、ジャムの情報
を持ち、ステートケースでは、Jコードのナンバーを持
っている。このようなステートによって表示するメッセ
ージやプライオリティが違う。モード情報では、オート
スタートやアパワーセーブ、編集入力等の情報を持って
いる。以上の各ステート情報によってキー管理を行って
いる。図30(d)はコピーモードテーブル378の構成を
示すものであり、バイト0から12までの本体送信情報と
バイト13から24までのFEATURE RECOVERY情報とバイト2
5、26のジョブステータスからなる。
【0146】上記のほか、コマンドコントロール部373
には、Uコードテーブル、ジャムステータス情報、コー
ションテーブル等を持っている。このうちUコードテー
ブルは、マシンに異常が生じたときに本体から送られて
くる情報より生成するものであり、この情報をもとにス
テートケースに応じてコンステートを作ることによっ
て、キー管理部で受付可能なUコードか否かを判断す
る。コーションテーブルは、インターロック開、トレイ
抜け、ノーペーパーの状態等の情報を有するものであ
る。
【0147】(C)処理の流れ 次に、オペレータによる操作及びマシンの状態に対応し
た処理の例を説明する。まず、電源がオンされ初期化さ
れると、ステートテーブル371が初期ステートでキー入
力がないことを条件にキー管理部374から画面切り換え
部368に初期画面の指示を出す。ビデオコントローラで
は、この指示を受けて画面切り換え部368が表示制御デ
ータ367の表示画面を初期画面にする。表示制御データ3
67において初期画面が基本コピー画面とされている場合
には、ダイアログ編集部366がダイアログデータ370から
基本コピーのフレームを読み出す。このフレームには各
領域毎に表示制御データ367のアドレスが示されている
ので、ダイアログ編集部366によってこのアドレスを基
に表示制御データ367を読み出し編集してV−RAM365に
基本コピー画面を描画する。同時に基本コピーのLEDを
点灯する。ここで、キーボードの応用コピー、専門コピ
ーのモード選択キーが操作されると、キー管理部374で
キー受付条件のチェックを行って同様に画面切り換え部
368に対応する画面の指示を出す。なお、表示制御デー
タ367において初期画面が全自動画面とされていれば全
自動画面が描画される。この設定は、ダイアグモードで
行われる。
【0148】これらの画面の表示状態において、オペレ
ータによってカスケードキーが操作され物理キーテーブ
ル361が更新されると、キー変化検出部361でそれを検知
し、キー変換部363で論理キーに変換する。カスケード
キーは、画面によって論理キーへの変換が異なるので、
表示制御データ367の画面情報より変換テーブル364の参
照位置を制御し論理キーへの変換が行われる。例えば、
図26においてカスケードキー19−3が操作された場合、
画面が基本コピー画面であれば両面コピーカスケードの
論理キーに変換されるが、応用コピー画面であればカラ
ーカスケードの論理キーに変換される。
【0149】キー管理部374では、ステートテーブル371
より今受け付けられる状態か否かを判断し、この場合に
は選択モード画面でのカスケードキーという条件で受付
許可し、このキーをキーコントロール部375さらにはこ
こからステート管理部372に送る。キーコントロール部3
75では、このキーからコピーモード378を更新すると共
に表示管理部377にカスケードの表示情報を渡し、表示
管理部377でインターフェースコマンドを生成して表示
制御部369に発行する。表示制御部369は、このインター
フェースコマンドを受けて表示制御データ367のカスケ
ード設定情報を更新する。以後、この内容はダイアログ
編集部366により画面に反映されることは、先に説明し
た通りである。このようにして各選択モード画面の切り
換えを行い、各カスケードが設定されると、その設定状
態がディスプレイに表示されると共に、ジョブコントロ
ーラのコピーモード378、ステートテーブル371が更新さ
れてゆく。
【0150】そして、スタートキーが操作されると、キ
ーコントロール部375は、コピーモード378をチェックを
行いコピー実行コマンドを発行する。このコピー実行コ
マンドの発行は、送信バッファ380にセットすることに
より行われ、モニターによりシリアルの通信ラインを介
してメインCPUに送信される。モード設定が矛盾してい
る場合には、表示管理部377から表示制御のインターフ
ェースコマンドを生成、発行してメッセージを制御す
る。コピー実行コマンドの発行を契機にジョブコントロ
ール部376は、コピー1枚毎にコピー動作を管理する。
例えばマシンがコピー動作を開始してマシン状態コマン
ドが受信バッファ379に刻々と受信されると、コマンド
コントロール部373でこれを解析してステート管理部372
及びジョブコントロール部376に通知する。ジョブコン
トロール部376は、マシン状態コマンドを受けてコピー
1枚毎に設定枚数までマシン動作に必要なコマンドを発
行する。これは、コマンドコントロール部373を通して
送信バッファ380にセットされる。他方、ステート管理
部372は、このマシン状態コマンドに従ってステートテ
ーブル371を更新する。従って、このステートになると
キー管理部374でモード選択キーやカスケードキー等が
受付許可されなくなる。
【0151】コピー実行中にジャムが発生しマシンから
ジャム発生コマンドを受信すると、その情報がコマンド
コントロール部373を通してジョブコントロール部376及
びステート管理部372に渡される。その結果、ステート
テーブル371はジャム発生状態で更新され、ジョブは中
断される。そして、キーコントロール部375でジャムの
発生位置を認識してその情報を表示管理部377に渡すこ
とによって、表示管理部377からジャムゾーンのパラメ
ータを付加した例えばモードの分類でジャムの処理コー
ドによるインターフェースコマンドを生成し発行する。
そこで、表示制御部369がこのコマンドを処理し表示制
御データ367をジャム画面表示の内容に更新することに
よって、その時の画面の輝度を1ランク下げその上にジ
ャムゾーンを表した画面が上書きされたジャム画面がデ
ィスプレイに表示される。
【0152】また、マシン状態コマンドでは、トナー残
量や回収ボトルの状態、用紙切れ、インターロック開等
の状態をキーコントロール部375で認識して表示管理部3
77を通してメッセージ領域、メンテナンス情報領域、カ
ウント部等の制御を行う。ダイアグモードは、例えば電
源をオンするときに、オールクリアキーを同時に操作す
るという特殊の操作によって移行する。このモードも、
キー管理部374を通してキーコントロール部375において
認識される。そして、表示管理部377を通してダイアグ
コマンドを発行して、ダイアグ画面を制御する。このモ
ードでは、表示制御データ367の特定領域について登
録、設定でき、ダイアグモード以外の通常のモードでは
設定できないようになっている。例えば全自動画面を表
示するが、全自動画面を表示しないようにするかの設定
はその1つである。
【0153】(III−3)ポップアップ画面表示 ポップアップ表示とは、多数の選択肢や文章からなり画
面内でそれらの表示が納まらない場合に、選択されたモ
ードを現在表示中の画面の延長としてクローズアップし
て展開表示するもので、表示中の画面上の一部を特定モ
ードのクローズアップされたウインドウで上書きする。
ポップアップオープンは、ポップアップ対象のモードを
選択して一定時間、例えば750msec経過したことを条件
とし、750msec経過以前にさらにカスケードキーが操作
される等、他のキー入力があるとキャンセルされる。こ
れは、他のモード決定と同様に一過的なモード選択に対
して応答処理することの無駄をなくすためである。この
ようなポップアップオープンによって、その部分に対応
するカスケードキーによりポップアップウインドウ上の
モード選択を可能にする一方、ポップアップウインドウ
によって隠された部分のモードはカスケードキーにより
変更できないようにする。
【0154】ポップアップクローズは、ポップアップウ
インドウ上の「閉じる」(クローズキー)が選択され一
定時間経過、例えば500msec後、画面変更キーやオート
クリアキーその他のポップアップウインドウ外のキー
(カスケーキーを含む)が操作されたとき、予熱モード
に入ったとき、割り込みモードに入ったとき等に行われ
る。従って、一旦画面が変更されてまた元の画面に戻っ
たときもそれ以前のポップアップは閉じている。なお、
クローズキーが操作されてポップアップがクローズする
ときは、一旦カスケードでポップアップを閉じることを
表示し、他のキーの入力は受け付けない。
【0155】(A)画面データ 本発明は、付加装置等の実装状況が異なってカスケード
や選択肢すなわち選択可能な機能が変わる場合でも、そ
の組み合わせに対応した画面を用意することなく、基本
的には図29に示すように画面のデータベースをダイアロ
グデータ370としてROMに持ち、その変数を表示制御デー
タ367としてRAMに持つことによって、特定の表示ブロッ
クを変化させて1画面のデータで編集できるようにして
いる。
【0156】図31(a)はダイアログデータのメモリ空
間の構成を示したものであり、32kバイトのチップを8
枚使用し、ページ(Page Number)と絶対アドレス(Abs
oluteAdtdess)でアクセスする構造になっている。そし
て、示のようにページ0の一部をジャンプテーブルとし
て用い、各画面(フレーム)のデータの格納アドレスを
ポイントすることによって、画面番号(フレームNo.と
ポップアップNo.)によりアクセスできる。基本的なデ
ータ構造は、同(b)に示すように何のデータかを示す
IDとページと絶対アドレス、そして先頭の表示位置(Sc
reen Position)のあるものと、先頭の表示位置のない
ものからなり、例えばメッセージデータ(Message Vari
able)、セットカウント等の数値データ(Numeric Vari
able)、表示内容の固定された形状データ(Figure Var
iable)、装置の実装状況によって内容が変化する変数
データ(Elementary Variable)、取り外されたトレイ
等をブリンク表示するブリンクデータ(Blink Variabl
e)、予めセット可能なカスケードデータ(Presettable
Variable)、ベーシックフレームのデータ、ポップア
ップフレームのデータ等に用いられる。
【0157】ダイアログデータの全体のデータ構造は、
同(c)に示すようにジャンプテーブルJT、フレームF
1、F2、……、各フレームを構成するベーシックフレー
ムBFやポップアップフレームPF等の構成フレーム、オブ
ジェクトリファレンスOR、それぞれの具体的な表示デー
タが格納されたオブジェクトデータODからなり、オブジ
ェクトデータODに実際の表示情報を持ち、他は矢印に示
すように階層構造(木構造)のポインタとなっている。
そして、構成フレームで全画面データが用意され、それ
ぞれの画面に対応する全表示データがオブジェクトリフ
ァレンスORとオブジェクトデータODの対で用意され、各
画面の制御には、オブジェクトリファレンスORの参照情
報(Test Variable)が用いられる。例えばオン/オフ
表示される設定状態表示領域のデータの場合、オンのデ
ータとオフのデータがオブジェクトリファレンスORとオ
ブジェクトデータODに用意され、そのいずれを用いるか
は参照情報の示すアドレスの表示制御データ367の設定
に依存するようになっている。つまり、参照情報(Test
Variable)は、表示制御データ367の参照アドレスを示
し、そのアドレスに表示制御部369(図29)がコピーモ
ードや付加装置の実装状態に応じてデータをセットすれ
ばよい。従って、ソーター等が実装されているか否かに
応じた表示制御も同様である。
【0158】次に各データ構造を詳述する。ジャンプテ
ーブルJTは、それぞれのフレームに対応してページと絶
対アドレスからなり、対応するフレームF1、F2、……の
先頭アドレスをポイントしている。フレームF1、F2、…
…は、基本コピー画面や応用コピー画面、専門コピー画
面、レビュー画面、インフォメーション画面、ジャム画
面等である。各フレームは、その先頭にデータが幾つあ
るかを示す「Possibilities」情報を有し、その後に「I
D」とデータアドレスによりベーシックフレーム、ポッ
プアップフレームからなる各構成フレームの先頭アドレ
スをポイントしている。例えば基本コピー画面の場合、
構成フレームは、ポップアップのないベーシックフレー
ムBF、倍率のポップアップフレーム、コピー濃度のポッ
プアップフレームPFからなる。
【0159】ベーシックフレームBF、ポップアップフレ
ームPF等の構成フレームも同様にその先頭に「Possibil
ities」情報を有し、その後に「ID」とデータアドレス
により当該フレームを構成する全てのオブジェクトリフ
ァレンスORの先頭アドレスをポイントすると共に、先頭
の表示装置(Screen Position)を持っている。オブジ
ェクトリファレンスORは、「Posibilities」情報の後に
表示制御データ367のアドレスを内容とする参照情報(T
est Variable)、最大の表示領域情報(Max Height &
Width)を有し、そして、各オブジェクトデータODに対
応して「ID」とデータアドレス、リバースやグレイ等の
表示態様データ(Rev/Gray)、定数(Constant)のデー
タが続いている。
【0160】例えばメッセージデータの例では、メッセ
ージデータがk個あるとすると、オブジェクトリファレ
ンスORは定数「0」から「k」までのデータを有し、そ
れぞれが対応するメッセージデータのオブジェクトデー
タODをポイントしている。そこでいま、オブジェクトリ
ファレンスORのポイントする定数「0」のオブジェクト
データのキャラクタ列が「コピーできます。」、定数
「1」のそれが「コピーしています。」であるとする
と、このオブジェクトリファレンスORの参照情報で示す
アドレスの表示制御データ367に表示制御部369から
「0」を書き込むことによって「コピーできます。」を
表示することができ、「1」を書き込むことによって
「コピーしています。」を表示することができる。この
ようにオブジェクトリファレンスORには、例えばメッセ
ージデータであれば上段のメッセージと下段のメッセー
ジに分けそれぞれに全データが用意されている。ダイア
ログ編集部366では、そのオブジェクトリファレンスOR
において参照情報をもとにオブジェクトデータODを選択
し、そのポイントするオブジェクトデータODを処理する
ことによって例えば「コピーできます。」のキャラクタ
を読み出して最終的にV−RAMに書き込む。
【0161】また、オブジェクトデータODが数データの
場合には、1行しか使用しないので高さ情報(Height)
はなく、データの幅(タイル数,Width)、ゴシック体、
明朝体等のフォントを指定するデータ、リバース等の表
示属性データ、参照情報(Test Var.)が続く。この参
照情報の指定するアドレスの表示制御データ367にはカ
ウント値や倍率値等の表示すべき数値が書き込まれてい
る。グレイスケールの場合には同様にその領域のサイズ
(Height,Width)とレベル(オフ「00」、レベル1「0
1」、レベル2「10」、…)が続く。このようにダイア
ログデータでは、種々の性格のデータを含んでおり、そ
れを基本コピー画面で類別して示したのが同(d)であ
る。
【0162】同(a)に示す基本コピー画面では、先に
述べたように設定状態表示領域及びソーターのカスケー
ド名のデータEV(Elementary Variable)がオン/オフ
表示されるデータとなる。従って、このようなデータの
場合には、同(e)に示すように定数「1」と「0」に
よりオンとオフ(ブランク)が対になったリファレンス
データとなる。従って、参照情報(Test Variable)の
指定するアドレスの表示制御データには「1」か「0」
が書き込まれ、「1」の場合には例えば「ソータ」が表
示され「0」の場合にはブランクとなる。
【0163】同(f)は変更のない固定カスケードに適
用されるデータ構造例を示したものであり、同(d)に
示す基本コピー画面では縮小/拡大や両面コピー、コピ
ー濃度の各カスケードに適用されるデータCV(Cascade
Variable)である。このデータでは、オブジェクトリフ
ァレンスORに各カスケードについて枠有り(ON)と枠無
し(OFF)のリファレンスを一連のデータとして持って
いる。そして、参照情報(Test Variable)の指定する
アドレスの表示制御データには枠有りにするカスケード
番号が書き込まれる。従って、このデータの場合には、
表示制御データで枠有りを指定しているカスケードのみ
枠有り(ON)のデータが選択され、それ以外のカスケー
ドは枠無し(OFF)のデータが選択される。先に説明し
たように枠有りでは、右側と下側に立体感を出す枠
(影)が表示されると共にバックを高輝度で表示され、
枠無しでは、バックをグレー階調で表示される。同
(g)はトレイのようなブリンクに適用されるデータ構
造の例を示したものであり、同(d)に示す基本コピー
画面では手差しを除くトレイの表示領域に適用されるデ
ータBL(Blink Variable)である。このデータでは、参
照情報(TestVariable)の指定するアドレスの表示制御
データにブリンク指定のデータがセットされると、先頭
の表示位置(Screen Position)とサイズ(Height,Widt
h)によって指定される領域をブリンクに設定する。つ
まり、ブリンク表示の対象となる領域については全てこ
のデータが設定される。
【0164】同(h)は予め設定変更が可能なカスケー
ドに適用されるデータ構造例を示したものであり、同
(d)に示す基本コピー画面では、用紙トレイやソータ
ーの各カスケードに適用されるデータPC(Presettable
Cascade Variable)である。このデータでは、枠有りの
カスケードを制御するための参照情報と「ID」と各カス
ケードのリファレンス情報を有するグループ(Group of
Figures)のアドレスを持ち、その後に各カスケード位
置に対応して参照情報(Tech Rep Variable)と先頭の
表示位置(Screen Position)を持っている。そして、
各カスケード対応の参照情報(Tech Rep Variable)で
示す表示制御データに選択肢が設定される。
【0165】同(i)〜(m)は表示制御データの仕様
例を示すである。このに示す使用に従って表示制御部36
9が表示制御データの設定を行う。例えば専門コピー画
面においてジョブメモリーのカスケードをデフォルト以
外に設定すると、表示制御部369によって表示制御デー
タ367のアドレスAOCに「1」が書き込まれる。従って、
基本コピー画面が表示されたときには、その設定状態表
示領域に「ジョブメモリー」のカスケード名が表示され
る。図32は画面編集処理を説明するためのであり、同
(a)は処理の流れ、同(b)はモジュール構成例を示
す。
【0166】先に説明したように本発明では、V−RAM
の二重化を行い、画面の一部を変更する場合にはその部
分のみを書き替え処理するが、画面の変更内容が多い場
合には裏V−RAMにデータを展開した後V−RAMを切り換
えることによって、表示画面の変更の際のちらつきをな
くしている。そのため、画面編集処理では、図32(a)
に示すようにまず1画面の書き替え処理か否かの判断を
行う必要がある。画面は、上記のようにフレームNo.と
ポップアップNo.、そして表示制御データの設定内容に
従って編集され展開される。従って、フレームNo.或い
はポップアップNo.が変更された場合には当然画面が書
き替えとなり、裏V−RAMが使用されるが、オールクリ
アキーが操作された場合にも各カスケードが全てデフォ
ルトにリセットされるため各カスケードが移動するの
で、変更内容が多くなり裏V−RAMが使用されることに
なる。従って、このような裏V−RAMを使用する処理か
表V−RAMの一部を書き替える処理かの判断をまず行う
ことになる(ステップ)。
【0167】画面の書き替え処理の場合には、ダイアロ
グ初期化を行う。この処理では、フレームNo.とポップ
アップNo.からダイアログデータの先頭アドレスを求
め、ダイアログリードポインタを設定する(ステッ
プ)。 そして、構成情報群から「Possibility」の数
だけ1ブロックずつチェック処理を行い、固定アイテム
か可変アイテムかを調べる(ステップ、)。 YESの場
合(固定アイテムの場合)には、画面グレイチェックを
行ったのちリード処理を起動し、裏V−RAMに出力して
表示データを展開する(ステップ〜)。NOの場合(可変
アイテムの場合)には、構成情報と参照情報(Test Var
iable)のアドレスをアップデートテーブルに登録し、
全ての可変アイテムを登録終了すると、アップデートテ
ーブルにEOF(エンドオブファイル)コードをセットす
る(ステップ〜)。
【0168】上記〜の処理を「Possiblity」の数だけ行
うと、次は、アップデートテーブルをEOFコードまで1
ブロックずつチェックし、上記〜と同様の処理を行う
(ステップ〜)。画面書き替え処理は、以上のように行
われるが、上記の判断処理でNOの場合には、次の部分書
き替え処理が行われる。部分書き換え処理では、アップ
データテーブルをチェックして変化した可変アイテムの
ダイアログデータをリードし、その表示ブロックデータ
を作成して表V−RAMを出力する。
【0169】(III−4)表示画面の構成 本発明のユーザインターフェースでは、CRTディスプレ
イを最大限に有効活用し、キー/LEDボードの構成を簡素
化したものである。その中でも画面をシンプル且つ見易
くし、選択設定や確認、メッセージの伝達機能を効果的
に発揮させるため、画面の分割に工夫している。画面と
しては、コピーモードを選択するための選択モード画
面、コピーモードの設定状態を確認するためのレビュー
画面、標準のモードでコピーを実行するための全自動画
面、多機能化したコピーモードについて説明画面を提供
するインフォメーション画面、ジャムが発生したときに
その位置を適切に表示するジャム画面等により構成して
いる。さらに、選択モード画面は、機能が多く1画面で
は煩雑になり、また、機能の中には極一般に使用される
機能だけでなく専門的な機能もあることから、これらを
使用される内容に応じて3分割している。この分割した
画面は、適宜モード選択キー308〜310により選択して切
り換え表示させることができ、それぞれの画面により所
望の機能を選択設定できる。さらに、これらの画面の中
を選択領域や他のモードの設定状態表示領域、メッセー
ジ領域等に分割することにより、操作状態に応じてユー
ザに情報の的確な伝達を行えるように構成している。
【0170】本発明は、これら種々の画面の中でも、例
えば選択モード画面やインフォメーション画面で、全て
の情報を一度に表示できない項目については、その細部
項目を展開するポップアップ画面を設け、その画面を持
つ選択肢が選択された場合やそのキーコードが入力され
た場合にはポップアップ画面を上書きすることによって
オリジナルの画面を簡素化しわかりやすい画面の構成と
なるように工夫している。また、ポップアップ画面を有
する選択肢には、例えばアイコン(絵文字)を使って識
別情報を付加することにより、画面上でオペレータにポ
ップアップ画面があることを表示し、ソフト的にもその
識別情報の有無を認識するアルゴリズムを加えポップア
ップ画面があるか否かの判断を簡便に行えるように構成
することもできる。ジャム画面についても、ポップアッ
プ画面と同様、ジャムが発生した場合にそのときの画面
の上にジャム画面を上書きしている。
【0171】図33は基本コピー画面とそのポップアップ
画面の例を示す、図34は応用コピー画面とのポップアッ
プ画面の例を示す、図35は専門コピー画面とそのポップ
アップ画面の例を示す、図36はインフォメーション画面
の例を示す、図3はジャム画面の例を示すである。選択
モード画面としては、図33〜図35に示す基本コピー、応
用コピー、専門コピーの3画面が選定され、モード選択
キー308〜310の操作によってCRTディスプレイに切り換
え表示される。これらの画面のうち、最も一般によく用
いられる機能を類別してグループ化したのが基本コピー
画面であり、その次によく用いられる機能を識別してグ
ループ化したのが応用コピー画面であり、残りの特殊な
専門的機能を類別してグループ化したのが専門コピー画
面である。各選択モード画面は、基本的に上から2行で
構成するメッセージ領域A、3行で構成する設定状態表
示領域B、9行で構成する選択領域Cに区分して使用さ
れる。
【0172】メッセージ領域Aには、コピー実行条件で
矛盾があるときのJコードメッセージ、サービスマンに
連絡が必要なハード的な故障のときのUコードメッセー
ジ、オペレータに種々の注意を促すCコードメッセージ
等が表示される。このうち、Jコードメッセージは、各
カスケードの設定内容によるコピー実行条件の組み合わ
せチェックテーブルを備え、スタートキー318が操作さ
れると、テーブルを参照してチェックを行いコピーモー
ドに矛盾がある場合に出される。設定状態表示領域Bに
は、他モードの選択状態、例えば基本コピー画面に対し
て応用コピーと専門コピーの選択状態が表示される。こ
の選択状態の表示では、選択領域Cのカスケードの状態
がデフォルト(再下段)以外である場合にこのカスケー
ドが表示される。
【0173】選択領域Cには、上段にカスケード名が表
示され、各カスケード領域の最下段がデフォルト領域、
それより上の領域がデフォルト以外の領域となってい
て、カスケードキーの操作によって5つのカスケード領
域で個別に選択できるようになっている。従って、選択
操作しない場合には、デフォルト領域が選択され、すべ
てデフォルトの状態が全自動コピーのモードとなる。ま
た、選択領域は、縦5つに分割されたカスケード領域に
対応する下方のカスケードキー319−1〜319−5で選択
設定が行われる。なお、メッセージ領域Aの右側はセッ
トカウントとメイドカウントを表示するカウント部とし
て、また、設定状態表示領域Bの下1行はトナーボトル
満杯、トナー補給等のメンテナンス情報部として用い
る。以下に各選択モード画面のカスケード領域の内容を
説明する。
【0174】(A)基本コピー画面 基本コピー画面は、図33(a)に示すように「用紙トレ
イ」、「縮小/拡大」、「両面コピー」、「コピー濃
度」、「ソーター」のカスケードからなる。「用紙トレ
イ」では、自動がデフォルトになっていて、この場合に
は、原稿サイズと同じ用紙を収容したトレイが自動的に
選択される。カスケードキーの操作によりデフォルト以
外の領域を使って手差しトレイや大容量トレイ、上段ト
レイ、中段トレイ、下段トレイのいずれかを選択でき
る。なお、各トレイの欄には示のように収容されている
用紙を判別しやすいようにその用紙サイズ、種類及びア
イコン(絵文字)が表示される。用紙は、長手方向に送
り込む設定と、長手方向と直角方向に送り込む設定があ
る。
【0175】「縮小/拡大」は、等倍がデフォルトにな
っていて、カスケードキーの操作により自動、固定/任
意が選択できる。自動では、選択されている用紙サイズ
に合わせて倍率を自動的に設定し、コピーする。倍率
(線倍率)は、50%から200%まで任意に1%刻みで設
定することができ、カスケードキーの操作により固定/
任意が選択されると、具体的な設定対象となる内容が図
33(b)に示すポップアップ画面により表示され、50.7
%、70%、81%、100%、121%、141%、200%の7段階
設定からなる固定倍率を選択することができると共に、
1%ずつ連続的に変化する任意倍率を選択設定すること
ができる。このポップアップ画面は、固定倍率の選択肢
の細部項目として数値選択情報を展開し、任意倍率の選
択肢の細部項目として数値入力情報を展開したものであ
る。
【0176】「両面コピー」は、片面がデフォルトにな
っていて、デフォルト以外として原稿→コピーとの関係
において両面→片面、両面→両面、片面→両面が選択で
きる。例えば両面→片面は、両面原稿に対して片面コピ
ーを行うものであり、片面→両面は、片面原稿を両面コ
ピーにするものである。両面コピーをとる場合には、最
初の面にコピーが行われたコピー用紙がデュープレック
ストレイにまず収容される。次にこのデュープレックス
トレイからコピー用紙が再び送り出され、裏面にコピー
が行われる。
【0177】「コピー濃度」は、自動がデフォルトにな
っていて、デフォルト以外として7段階の濃度設定がで
き、また写真モードでも7段階の濃度設定ができる。こ
の内容の設定は図33(c)に示すポップアップ画面によ
り行われる。このポップアップ画面は、コピー濃度の選
択肢の細部項目として濃度のレベル選択情報を展開した
だけでなく、関連する写真コピーの有無も展開したもの
である。「ソーター」は、コピー受けがデフォルトにな
っていて、デフォルト以外として丁合いとスタックが選
択できる。丁合いは、ソーターの各ビンにコピー用紙を
仕分けするモードであり、スタックモードは、コピー用
紙を順に堆積するモードである。示のように、ポップア
ップ画面を有する選択肢に中塗りしたのアイコンを識別
情報として付加表示している。
【0178】(B)応用コピー画面 応用コピー画面は、図34(a)に示すように「特殊原
稿」、「とじしろ」、「カラー」、「合紙」、「排出
面」のカスケードからなる。「特殊原稿」は、デフォル
ト以外のカスケードで同一サイズの2枚の原稿を1枚の
用紙にコピーする二丁掛機能(2−UP)、コンピュータ
の連帳出力の原稿について孔をカウントして1頁ずつコ
ピーする機能(CFF;コンピュータフォームフィーダ)、
A2/B3等の大型原稿をコピーする機能(LDC)が選択で
き、後者の2機能が図34(b)、(c)に示すポップア
ップ画面で展開される。
【0179】これらのポップアップ画面も、用紙トレイ
と密接に関連する機能であるため、この選択肢の細部項
目も併せて展開したものであり、このように当該選択肢
に関する機能だけでなく、関連する機能の細部項目も併
せて展開することにより、関連する選択肢との整合をと
りながら1画面で関連する機能の選択設定を行うことが
できるようにし、操作性の向上をると共に矛盾した選択
設定やミスを少なく操作効率の向上をっている。「とじ
しろ」は、コピーの右端部または左端部に1mm〜16mmの
範囲で“綴代”を設定するものであり、右とじ、左と
じ、綴代の長さをデフォルト以外で設定することがで
き、細部項目は図34(d)、(e)に示すポップアップ
画面で展開される。このポップアップ画面は、細部項目
の認識の間違いを少なくするように配慮してアイコンを
付加し、枠表示により数値入力情報を展開したものであ
る。
【0180】「カラー」は、黒がデフォルトになってい
て、デフォルト以外で赤を選択できる。「合紙」は、OH
Pコピーの際に中間に白紙を挟みこむ機能であり、デフ
ォルト以外で選択できる。「排出面」は、おもて面とう
ら面のいずれかを強制的に指定して排紙させるようにデ
フォルト以外で選択できる。
【0181】(C)専門コピー画面 専門コピー画面は、図35(a)に示すように「ジョブメ
モリー」、「編集/合成」、「等倍微調整」、「わく消
し」のカスケードからなる。「ジョブメモリー」は、カ
ードを使用するページプログラムであって、複数のジョ
ブを登録しておき、それを呼び出してスタートキーを押
すことによって自動的にコピーを行うようにするもので
あって、その登録と呼び出しがデフォルト以外で選択で
き細部項目が図35(b)、(c)に示すポップアップ画
面で展開される。
【0182】「編集/合成」は、編集機能と合成機能を
デフォルト以外で選択できる。編集機能は、エディタ等
を用いた編集のためのデータを入力するための機能であ
り、図35(d)に示すポップアップ画面で展開されさら
にこの中を図35(e)〜(j)に示すポップアップ画面
により領域指定、マーキングカラー、抽出・削除、部分
写真、部分カラーの各機能の細部が展開され選択できる
ようになっている。部分カラーは、指定した領域のみカ
ラー1色でコピーし、残りの部分は黒色でコピーする。
部分写真は、指定した領域に写真をコピーし、部分削除
は、指定した領域をコピーしないようにする。マーキン
グカラーは、マーキングを行う領域を指定すると、一例
としてはその部分にカラーの薄い色を重ねて記録し、あ
たかもマーキングを行ったような効果を得るものであ
る。
【0183】合成機能は、デュープレックストレイを使
用し2枚の原稿から1枚のコピーを行う機能であり、図
35(k)に示すポップアップ画面により展開されるが、
合成機能としては、シート合成と並列合成がある。シー
ト合成は、図1の原稿と図2の原稿の双方全体を1枚の
用紙に重ねて記録する機能であり、図1の原稿と図2の
原稿についてそれぞれ異なった色でコピーを行うことも
可能である。他方、並列合成は、図1の原稿の全体に図
2の原稿の全体をくっつけた形で1枚の用紙に合成コピ
ーを作成する機能である。
【0184】「等倍微調整」は、99%〜101%の倍率で
0.15%の刻みで設定するものであり、この機能をデフォ
ルト以外で選択でき、その細部は図35(1)に示すポッ
プアップ画面により展開される。「わく消し」は、原稿
の周辺部分の画情報についてはコピーを行わず、あたか
も画情報の周辺に“枠”を設定したようにするものであ
り、わく消しを2.5mmで行う標準をデフォルトとし、図3
5(m)に示すポップアップ画面による任意の寸法の設
定とわく消しをしない全面コピーモードをデフォルト以
外で選択できる。専門コピー画面で展開されるポップア
ップ画面では、示のように機能の選択設定が専門的で複
雑になるためアイコンを付加すると共に、関連機能の細
部項目も展開する等、上記の各画面で採用した表示テク
ニックを最大限に駆使している。
【0185】(D)インフォメーション画面 インフォメーション画面は、図36(a)に示すようなコ
ピーモードのそれぞれについてコピーのとり方等の説明
画面を提供するための画面であり、インフォメーション
キー302の操作によって表示される、この画面で表示さ
れたインフォメーションコードをテンキーから入力する
ことによって同(b)、(c)に示すようにポップアッ
プ画面により説明画面が表示される。このポップアップ
画面は、上記設定モード画面で採用した選択肢の細部項
目の展開とは異なり、所謂インデックスを選択肢とし、
その詳細な内容を文章により展開したものである。
【0186】(E)ジャム画面 ジャム画面は、図37(a)、(b)に示すようにコピー
実行中に表示されていた画面の上に重ねて表示され、元
の画面の輝度を1ランクずつ落とすことによってジャム
表示の内容が鮮明になるようにしている。このジャム画
面の特徴は、本体のイメージに合わせて内部を黒で表現
し、ドアハンドルの絵を付加し、且つドアオープンのメ
ッセージを付加していることである。
【0187】(F)その他の構成画面 図38はレビュー画面と全自動画面の例を示すである。レ
ビュー画面は、3つに分割された上記の各選択モード画
面で選択されているコビーモードの状態を表示するもの
であって、図38(a)に示すように各選択モード画面の
カスケードの設定状態を1画面に表示するものである。
このレビュー画面では、選択項目すなわちカスケード名
とそのとき選択されているモードすなわち選択肢を表示
し、選択されているモードがデフォルトの場合には例え
ばグレイバックで、デフォルト以外の場合には通常の輝
度を背景にした表示を採用している。このようにデフォ
ルトの状態がデフォルト以外の状態かで区別することに
よって、特に全自動モードから変えたデフォルト以外の
カスケード(選択肢)を目立つように表示している。
【0188】また、画面構成は、基本コピー、応用コピ
ー、専門コピーの各コピーモードに分けて3段で表示
し、この表示位置をモード選択キーの位置と対応させ、
さらに白抜きの矢印でその画面選択キーを指示すること
によって、レビュー画面から各モード画面への切り換え
をわかりやすくしている。この表示によりオペレータ
は、各カスケードの設定状態を確認することができ、操
作性を向上させ、コピーミスを少なくすることができ
る。
【0189】全自動画面は、図38(b)に示すような画
面で、パワーオンされたときや予熱モードで予熱キー30
6が操作(解除)されたとき或いはオールクリアキー316
が操作されたときに表示され、各選択モード画面のカス
ケードがすべてデフォルトに選定されている状態の画面
である。この画面では、その指示のとおりプラテン上に
原稿をセットし、テンキーによりコピー枚数を設定して
スタートキー318を押すと、原稿と同じサイズの用紙が
選択されて設定枚数のコピーが実行される。
【0190】(G)画面の変化 画面の変化は、それぞれ図39に示す条件を契機にして行
われる。まず、電源が投入され、初期化(イニシャル)
が終了すると、ダイアグモードへの移行指示がない場合
には基本コピー画面が表示される。この基本コピー画面
は、さらにオールクリアキー、基本コピーのモード選択
キー、予熱画面時の予熱キーを操作することによって表
示され、応用コピー画面、専門コピー画面、レビュー画
面は、それぞれのモード選択キーの操作によって切り換
え表示される。これらの画面においてのみスタートキー
が受け付けられ、コピー動作の実行が可能となる。ま
た、専門コピー画面では、編集やジョブプログラムが選
択されと、その入力画面、に変化し、入力が終了すると
元の専門コピー画面に戻る。また、これらの画面からイ
ンフォメーションキーの操作、さらにそのコードの入力
ではインフォメーション画面に移行し、予熱キー(パワ
ーセーブキー)の操作で予熱画面に移行する。そして、
ジャムが発生した場合には、そのコピー実行時の選択モ
ード画面上にジャム画面が重表示される。焼付防止画面
は、上記のいずれかの画面のままで所定の時間経過して
もキー入力が一切ない場合にタイマーの動作によって移
行し、キー操作によって元の画面に復帰する。
【0191】(H)表示態様 図40は画面レイアウトの種別例を示すである。本発明
は、先に説明したように複数の画面に分割して切り換え
表示することによって、その時々における余分な情報を
少なくし1画面の情報を簡素化しているが、これらは例
えば図40に示す画面レイアウトに種別化される。すなわ
ち、同(a)は選択モード画面のレイアウト、同(b)
はレビュー画面や全自動画画面、編集入力画面、ジョブ
プログラム画面等のレイアウト、同(c)は予熱画面や
焼付防止画面、インフォメーション画面、ダイアグ画面
等のレイアウトである。
【0192】本発明では、これらのレイアウトの表示領
域やその入力設定状態等に応じて表示態様を変えること
によってアクセントのある見易く判り易い画面を構成し
ている。例えば図40(a)に示すレイアウトの選択モー
ド画面では、先に説明したようにメッセージ領域(カウ
ント領域を含む)と設定状態表示領域(メンテナンス情
報領域を含む)と選択領域に分割しているが、それぞれ
の領域の表示態様を変えている。例えばカウント部を含
むメッセージ領域では、バックを黒にしてメッセージの
文字列のみの高輝度表示にし、バックリッドタイプのコ
ンソールパネルと同じような表現を採用している。
【0193】また、設定状態表示領域では、背景を網目
表示、すなわちドットを或る所定の均等な密度で明暗表
示し、カスケード名の表示部分を反転表示(文字を暗、
背景を明表示)にしている。すなわち、この表示は、各
カスケード名をカードイメージで表現したものである。
さらに設定状態表示領域の下1行は、トナーボトルの満
杯やトナー補給等のメンテナンス情報領域として使用さ
れるが、この情報は、設定状態表示情報とはその性格が
異なるので、その違いが明瞭に確認できるようになるた
め、メッセージ領域と同様の表示態様を採用している。
そして、選択領域では、周囲を網目表示にし、カスケー
ド表示領域全体を輝度の低いグレイ表示にして選択肢や
カスケード名を反転表示している。さらに、この表示に
加えて設定された選択肢の領域のバックを高輝度表示
(反転表示)とし、また、例えば基本コピー画面におい
て用紙トレイのカスケードで用紙切れとなったトレイの
選択肢はバックを黒にして文字を高輝度表示としてい
る。
【0194】図38(b)に示す全自動画面は図40(b)
に示す画面レイアウトになるが、この画面では、表示領
域の背景を暗い網目表示にし、「原稿セット」等の各操
作指示を表示した領域を明るい網目表示にすると共にそ
の境界を縁取りして表示の明瞭性を向上させ見易くして
いる。このように背景の表示態様は、適宜自由に変更し
て組み合わせることができることは勿論である。特に、
バックを高輝度(ペーパーホワイトによる通常の輝度)
表示或いは輝度を落としたグレイ階調表示、所定の明暗
ドット密度による表示等の領域の境界について、示のよ
うに縁取りをすることによって視覚的に立体感を持た
せ、カードのイメージを与えている。このように各領域
の背景の表示態様を変えつつ縁取り表示を行うことによ
って、オペレータにとって各領域の表示内容を明瞭に区
別でき、見易い画面を提供している。また、文字の表示
においても、反転表示やブリンク表示することによっ
て、表示情報毎にそれぞれ特徴のある注意をユーザに喚
起できるようにしている。
【0195】また、上記のように文字列におけるバック
とその文字の輝度の変化を工夫するだけでなく、本発明
は、選択肢やカスケード名のその他の文字列に対してア
イコン(絵文字)を付加しようイメージ的に特徴付けし
た表示態様を採用している点でも特徴がある。例えば基
本コピー画面では、カスケード名「縮小/拡大」、「両
面コピー」、「コピー濃度」、「ソーター」のそれぞれ
頭に付加したもの、また「用紙トレイ」の選択肢で、下
段、中段、上段の用紙サイズの後ろに付加したものがそ
れである。このアイコンは、文字列だけにより情報のア
クセントが薄まるのを別の面からすなわちイメージによ
り視覚的にユーザーに情報を伝達するものであり、情報
の内容によっては文字列よりも正確且つ直観的に必要な
情報をユーザに伝達できるという点で大きなメリットが
ある。
【0196】(III−5)キー/LEDボード及びディスプ
レイ表示回路 (A)キー/LEDボード ユーザインターフェースは、図26に示すようにCRTディ
スプレイとキー/LEDボードにより構成されるが、本発明
では、特にCRTディスプレイの画面を使って選択肢の表
示及びその設定を行うように構成しているため、キー/L
EDボードにおけるキー及びLEDの数を最小限に抑えるよ
うに工夫している。すなわち、先に説明しているように
CRTディスプレイを有効に活用するために、CRTディスプ
レイに表示する画面を分割し、且つそれぞれの画面にお
いて領域を分割して表示内容の整理、見易い画面を構成
するように工夫している。例えば選択モードの画面は、
基本コピーと応用コピーと専門コピーに3分割して切り
換え表示し、さらにそれぞれの画面の選択領域を5つの
カスケード領域に分割してそれぞれカスケード領域で機
能の選択設定を行うようにしている。
【0197】そして、画面切り換えのためのモード選択
キー308〜310と、各カスケード領域の選択のためのカス
ケードキー319−1〜319−5による8つのキーで機能の
選択、設定をできるようにしている。従って、モード選
択キー308〜310を操作して基本コピー画面、応用コピー
画面、専門コピー画面のいずれかを選択すると、その後
はカスケードキー319−1〜319−5の操作以外、テンキ
ー307による数値入力だけ全ての機能を選択し、所望の
機能によるコピーを実行させることができる。カスケー
ドキー319−1〜319−5は、それぞれのカスケード領域
で設定カーソルを上下させて機能を選択設定するため、
上方への移動キーと下方への移動キーがペアになったも
のである。このように選択モードの両面は、3つの中か
らモード選択キー308〜310によって選択されその1つが
表示されるだけであるので、その画面がどのモード選択
キー308〜310によって選択されているのかを表示するの
にLED311〜313が用いられる。つまり、モード選択キー3
08〜310を操作して選択モードの画面を表示させると、
そのモード選択キー308〜310に対応するLED311〜313が
点灯する。
【0198】多くの機能を備えると、ユーザにとっては
その全ての機能を覚え、使いこなすことが容易ではなく
なる。そこで、コピーモードのそれぞれについてコピー
のとり方の説明画面を提供するのにインフォメーション
キー302が用いられる。このインフォメーション機能
は、次のようにして実行される。まず、インフォメーシ
ョンキー302が操作されると図33(c)に示すようなイ
ンフォメーションインデックス画面でインフォメーショ
ンコードの一覧表を表示する。この画面に指定されたイ
ンフォメーションコードをテンキー307により選択入力
すると、そのコードに対応するインフォメーションポッ
プアップ画面に移行し、そこでコピーモードの説明画面
を表示する。
【0199】また、上記のように選択モードの画面が3
つに分割され、3つの画面で定義される各種の機能の選
択設定が行われるため、他の画面も含めた全体の設定状
態を確認できるようにすることも要求される。そこで、
このような全画面の設定状態を確認するのにレビューキ
ー303が用いられる。このレビューキー303は、レビュー
画面を表示させるキーであり、このキーを操作すると、
基本コピー、応用コピー、専門コピーの全画面に関する
設定状態を示した図33(b)に示すようなレビュー画面
が表示される。デュアルランゲージキー304は、表示画
面の言語を切り換えるキーである。国際化に伴って種々
の異なる言語を使用するユーザが装置を共有する場合も
多い。このような環境においても、言語の障害をなくす
ために例えば日本語と英語の2言語により表示データ及
びフォントメモリを用意し、デュアルランゲージキー30
4の操作によって表示データ及びフォントメモリを切り
換えることによって、日本語と英語を自由に切り換えて
表示画面を出力できるようにする。なお、2言語に限ら
ずさらに複数の言語を容易し、デュアルランゲージキー
304の操作によって所定の順序で言語を切り換えるよう
にしてもよいし、日本語の方言を加えてもよい。
【0200】予熱キー306は、非使用状態における消費
電力の節約と非使用状態からコピー動作への迅速な移行
を可能にするために予熱モードを設定するものであり、
この予熱キー306の操作によって予熱モードと全自動モ
ードとの切り換えを行う。従って、そのいずれの状態に
あるかを表示するものとしてLED305が使用される。オー
ルクリアキー316は、複写機をクリアすなわち各選択モ
ード画面のデフォルトに設定した全自動モードとするも
のであり、全自動画面を表示する。これは図33(a)に
示すようにオペレータに現在のコピーモードが全自動の
モードであることを伝える画面の内容になっている。
【0201】割り込みキー315は、連続コピーを行って
いるときで、他の緊急コピーをとる必要があるときに使
用されるキーであり、割り込みの処理が終了した際には
元のコピー作業に戻すための割り込みの解除も行われ
る。LED314は、その割り込みキー315が割り込み状態に
あるか解除された状態にあるかを表示するものである。
ストップキー317は、コピー作業を途中で停止するとき
や、コピー枚数の設定時やソーターのビンの設定時に使
用する。スタートキー318は、機能選択及びその実行条
件が終了しコピー作業を開始させるときに操作するもの
である。図41(a)はキーボードスキャンの設定マップ
の例を示すであり、図41(B)はLEDスキャンの設定マ
ップの例を示すである。キー/LEDは、先に説明したよう
にキーボード/ディスプレイコントローラ336で102kHz
のクロックより4.98msecのスキャンタイムを作り出して
処理しているが、そのスキャンでは、図41(a)に示す
ように「0」〜「7」までの8スキャンを1サイクルと
し、各スキャンを「0」〜「7」までの1バイトのデー
タで構成し、先に説明した物理テーブルを生成してい
る。同様にLEDも図41(b)に示すようなスキャンマッ
プによりオン/オフ制御している。
【0202】(B)ディスプレイ 図42は表示タイミングを示す、図43はV−RAMのアドレ
ス対応例を示す、図44は図1のV−RAMの番地とCRT表示
位置との対応を示す、図45はキャラクタジェネレータの
読み出し回路を説明するための、図46はドットパターン
とデータ及びスキャンアドレスの対応例を示すである。
CRTディスプレイ301は、例えば9インチサイズのものを
用い、ペーパーホワイトの表示色、ノングレアの表面処
理を施したものが用いられる。このサイズの画面を使っ
て、160mm(H)×110mm(V)の表示領域に総ドット数
480×240、ドットピッチ0.33mm×0.46mm、タイル(キャ
ラクタ)のドット構成を8×16にすると、タイル数は60
×15になる。
【0203】そこで、漢字やかなを16ドット×16ドッ
ト、英数字や記号を8ドット×16ドットで表示すると、
漢字やかなでは、2つのタイルを使って30×15文字の表
示が可能になる。また、タイル単位で通常輝度、グレー
1、グレー2、黒レベルの4階調で指定し、リバースや
ブリンク等の表示も行う。このような表示の入力信号タ
イミングは、ドット周波数fdを10MHz、480×240とする
と、図42に示すように64μSを水平同期信号の周期で48
μSの間ビデオデータを処理し、16.90mSの垂直同期信
号の周期で15.36mSの間ビデオデータを処理されること
になる。
【0204】クロック発生回路353は、並/直変換回路3
55から出力するドットの周波数のクロックを発生するも
のであり、カウンタ354でキャラクタジェネレータ342か
ら読み出す並列のドットデータの読み出し周期に分周し
ている。従って、カウンタ354の出力クロックによりキ
ャラクタジェネレータ342から複数ビットのドットデー
タを並/直変換回路355に入力し、シリアルデータにし
て属性付加回路356へ送出する。属性付加回路356はCRT
コントローラ335からブランキング信号を入力して、表
示期間のみ属性データに応じてビデオ信号を制御するも
のである。また、ワンショット回路348は、CRTコントロ
ーラ335から出力されるブランキング信号のうちの垂直
同期のブランキング信号でU/I用CPU46の割り込み信号を
生成するものである。V−RAM340に書き込まれるビデオ
データは、1タイルにつき16ビットで構成され、そのう
ちの12ビットを使ってキャラクタジェネレータのコード
を表し、さらに残り4ビットを使って属性を表す。その
ため、V−RAM340は、CRT画面の番地に対応させてキャ
ラクタジェネレータのコードを下位8ビットはRAM−L
に、上位4ビット及び属性の4ビットはRAM−Hに書き
込むように構成され、これらを2画面分保持している。
【0205】V−RAM340のアドレスは、図43に示すよう
にU/I用のCPU46とCRTコントローラ335がそれぞれ独自に
管理し、V−RAM340へのビデオデータの書き込みはU/I
用CPU46で行い、CRTディスプレイ301への表示はCRTコン
トローラ335で行う。例えばCRTコントローラ335からV
−RAM340のアドレスを見ると図44に示すようになり、
「0」番地、「1」番地、……にそれぞれキャラクタジ
ェネレータのコード及び属性が書き込まれている。従っ
てCRTコントローラ335は、図45に示す回路により表示タ
イミングに同期して対応する番地のデータ「D0→D7」
(L側)、「D0→D4」(H側)を読み出すと共に、ラス
タアドレス「RA」を生成してキャラクタジェネレータを
アクセスすることによって各タイルのスキャンラインの
データ「D0→D7」を並/直変換回路355に出力する。例
えば「富」の漢字のドットパターンは、図46のように表
すことができるが、先に述べたように漢字は2タイルで
構成しているので、スキャンアドレス「A0→A3」に対応
してまず左側半分をタイルとする出力「D0→D7」、続い
て右側半分をタイルとする出力「D0→D7」がキャラクタ
ジェネレータ341の出力となる。
【0206】なお、このタイルの出力に対応して4ビッ
トの属性も読み出されるが、図47はその属性データに従
ったビデオ信号の制御回路の構成例を示すである。この
に示すように属性の制御は、ビデオデータとリバース信
号の属性データはEXOR回路によって論理処理し、リバー
ス信号がオン(ハイレベル)の場合にビデオデータを反
転させ、さらにその出力をアンド回路で処理することに
よってブリンク信号がオンの場合には、クロックでオン
/オフさせ、グレイ信号により信号レベルを変えるよう
にすればよい。先に選択モード画面で説明したように分
割領域を明瞭に表示し、或いはカスケードの位置等の注
目領域を明瞭に表示するために背景を変化させている
が、その手法として表示属性の制御によるグレイ表示、
リバース表示が利用される。さらに、例えば図38(b)
で示しているようにドットによる背景の表示態様の制御
は、タイルのドットパターンによって発生される。すな
わち、図38(b)における「原稿セット」、「枚数セッ
ト」、「スタート」の表示領域の背景と、その外側の背
景とは、タイルのドット密度を変えることによって表示
態様を変えている。
【0207】上記のようにしてCRT画面の表示されるビ
デオ信号は、CRTコントローラ335のスタートアドレスを
ダイナミックに変更することにより図1のV−RAMと図
2のV−RAMを切り換えてそのいずれかを選択して読み
出し表示される。そのために、U/I用CPU46には、ブラン
キング開始信号及び表示期間信号を入力するポート、表
示許可信号を出力するポートがそれぞれ用意される。そ
して、U/I用CPU46では、ブランキング開始信号によりCR
Tのブランキング期間の開始時の立ち下がりエッジで割
り込みがかかり、表示期間信号によりCRT表示状態を認
識する。また、表示許可信号によりCRTへの表示許可及
び禁止を指示する。なお、本発明は、上記の実施例に限
定されるものではなく、種々の変形が可能である。例え
ば上記の実施例では、コピーモード設定画面における一
部の選択肢、インフォメーション画面の説明、ジャム画
面の表示を上書きするポップアップ画面としたが、他の
項目の展開に適用してもよいし、ポップアップ画面を上
書きでなく原画面と切り換えて表示しても、マルチウイ
ンドウタイプの表示にしてもよい。
【0208】また、特別なキー入力や特定モードへの移
行を契機としてポップアップ画面を閉じるようにした
が、ポップアップ画面が展開された際にオペレータが操
作に戸惑って次の操作が滞るようなことも配慮すると、
ポップアップ画面が展開された後一定時間経過してもキ
ー入力がない場合に自動的に閉じるようにしてもよい。
【0209】(III−6)ポップアップ画面表示 以下に、面を参照して、本発明を詳細に説明する。以下
添付面を参照して,本発明を具体化した実施例につき説
明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施例は,本
発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を
限定するものではない。
【0210】(A)第1の発明 第1実施の形態(請求項1)は、ポップアップ画面を表
示している時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の
選択肢を表示する表示画面エリアをヒットすれば、ポッ
プアップ画面エリアの上にその表示画面エリアが表示さ
れ、さらに、その後、ポップアップ画面エリアをヒット
すれば、表示画面エリアの上にポップアップ画面エリア
が表示される表示装置を説明するものであり、その処理
手順を、図49〜63を用いて説明する。本発明の操作
部は、初期状態で、図49の状態である。そして、縮小
/拡大のキーを押すとポップアップ画面(図50、図5
7の状態、図53)が開き、図50、図57の状態で、
図53の画面のエリア(斜線部)をヒットすると、図4
9、図52の状態になり、表示画面を戻ることが可能に
なる。
【0211】(B)第2の発明 第2実施の形態(請求項2)は、ポップアップ画面を表
示している時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の
選択肢を表示する表示画面エリアをヒットすれば、ポッ
プアップ画面エリアの上に表示画面エリアが表示され、
さらに、同一ジョブの設定変更を可能とする表示装置を
説明するものであり、その処理手順を、図49〜63を
用いて説明する。本発明の操作部は、初期状態で、図4
9の状態である。そして、縮小/拡大のキーを押すとポ
ップアップ画面(図50、図57の状態、図53)が開
き、図50、図57の状態で、図53の画面のエリア
(斜線部)をヒットすると、図49、図52の状態にな
り、表示画面の同一ジョブ設定操作を行える。
【0212】(C)第3の発明 第3実施の形態(請求項3)は、ポップアップ画面エリ
アをヒットすれば、ポップアップ画面エリアの上にその
表示画面エリアが表示され、さらに、ヒットすれば、ポ
ップアップ画面エリアが表示され、同一ポップアップ画
面エリアをヒットにより、ポップアップ画面エリア、表
示画面エリアの表示を繰返し表示する表示装置を説明す
るものであり、その処理手順を、図49〜63を用いて
説明する。本発明の操作部は、初期状態で、図49の状
態である。そして、縮小/拡大のキーを押すとポップア
ップ画面(図50、図57の状態、図53)が開き、図
50、図57の状態で、図53の画面のエリア(斜線
部)をヒットすると、図49、図52の状態になり、さ
らに、図53の画面のエリア(斜線部)をヒットする
と、図50、図57の状態になる。同一ポップアップ画
面エリアをヒットにより、(図49、図52)→(図5
0、図57)→(図49、図52)と表示を繰返し表示
する。
【0213】(D)第4の発明 第4実施の形態(請求項4)は、少なくとも2つ以上の
ポップアップ画面を表示している時に、1つのポップア
ップ画面エリアをヒットすれば、そのエリアに重複して
いるポップアップ画面のみをロータリー式に、繰返し表
示する表示装置を説明するものであり、その処理手順
を、図49〜63を用いて説明する。本発明の操作部
は、初期状態で、図49の状態である。そして、縮小/
拡大のキーを押すとポップアップ画面1(図50、図5
7の状態、図53)が開き、さらに、そのポップアップ
画面1の200%のキーを押すと、ポップアップ画面2
(図51、図56の状態、図54)が開き、表示画面、
ポップアップ画面1、ポップアップ画面2の3つの画面
が、開いた状態になる。ここで、図55で、 (1)C(図55のポップアップ画面2)のエリア(斜
線部)を押す毎に ・図56→図57→図59→図56を繰返し表示する。 ・図56→図59→図57→図56を繰返し表示する。 いずれかの2つ表示をロータリー式に表示する。 (2)B(図55のポップアップ画面2を除いたポップ
アップ画面1)のエリア(斜線部)を押す毎に、 ・図56→図58→図56を繰返し表示する。 表示をロータリー式に表示する。 (3)C(図55のポップアップ画面1、ポップアップ
画面2を除いた表示画面1)のエリア(斜線部)を押し
た場合 この場合、ヒットしたエリアに画面が、1つしかないの
で、表示の切替は行なわない。
【0214】(E)第5の発明 第5実施の形態(請求項5)は、ポップアップ画面を表
示している時に、ポップアップ画面エリアの上に表示画
面エリアが表示され場合に、表示画面エリア上に、ポッ
プアップ画面エリアを透過させる表示装置を説明するも
のであり、その処理手順を、図61〜図63を用いて説
明する。例えば、ポップアップ画面を表示している時
に、ポップアップ画面エリアの上に表示画面エリアが表
示され場合には、図61〜図63のように、隠れた画面
は、図61のポップアップ画面1、図62のポップアッ
プ画面2、図62のポップアップ画面2とポップアップ
画面1のように、破線、点線、色違い線等で、表示され
る。
【0215】(F)第6の発明 第6実施の形態(請求項6)は、ポップアップ画面を表
示している時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の
選択肢を表示する表示画面エリアをヒットすれば、ポッ
プアップ画面エリアの上に表示画面エリアが表示され、
かつ、表示画面エリアによって、ポップアップ画面のエ
リアがすべて覆われる場合に、ポップアップ画面エリア
を、表示画面エリアから覆われるない部分を必ず設ける
表示装置を説明するものであり、その処理手順を、図6
0〜図63を用いて説明する。例えば、ポップアップ画
面を表示している時に、ポップアップ画面エリアの上に
表示画面エリアが表示され場合には、図60〜図63の
ように、隠れた画面は、図60(図61)のポップアッ
プ画面1とポップアップ画面2のタブエリア、図62の
ポップアップ画面2のタブエリア、図63のポップアッ
プ画面1のタブエリアが表示される。つまり、タブエリ
アを出すことによって、隠れた画面をユーザに明確にす
ることが、可能になる。
【0216】(G)第7の発明 第7実施の形態(請求項7)は、ポップアップ画面を表
示している時に、ポップアップ画面エリアの上に表示画
面エリアが表示され場合に、表示画面エリア上に、ポッ
プアップ画面エリアを透過させる表示装置を説明するも
のであり、その処理手順を、図61〜図63を用いて説
明する。例えば、ポップアップ画面を表示している時
に、ポップアップ画面エリアの上に表示画面エリアが表
示され場合には、図61〜図63のように、隠れた画面
は、図61のポップアップ画面1、図62のポップアッ
プ画面2、図62のポップアップ画面2とポップアップ
画面1のように、外形を所定時間毎に、点滅させて表示
される。
【0217】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数の選択肢のうち少なくとも1つの選択肢
を選択することにより、複数の選択肢のうち少なくとも
一部が表示されている領域を含む領域に前記選択された
選択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表示す
るので、表示画面の有効利用をることができる。また、
ポップアップ画面を表示いる時に、ポップアップ画面エ
リア以外の複数の選択肢を表示する表示画面エリアをヒ
ットすれば、ポップアップ画面エリアの上に表示画面エ
リアが表示することができるので、簡単に操作性の向上
をることができる。又、同一ポップアップ画面エリアを
ヒットにより、ポップアップ画面エリア、表示画面エリ
アの表示を繰返し表示することで、ポップアップ画面毎
の必要な設定事項を簡単に選択することが可能となり操
作性の向上をることができる。
【面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユーザインターフェース用表示装
置。
【図2】全体の概略構成を示す図。
【図3】制御系のシステム構成を示す図。
【図4】CPUのハード構成を示す図。
【図5】シリアル通信の転送データ構成と伝送タイミン
グを示す図。
【図6】1通信サイクルにおける相互の通信間隔を示す
タイムチャート。
【図7】プロセッサの状態遷移。
【図8】走査露光装置の構成を示す図。
【図9】レンズ駆動系の構成を示す図。
【図10】光学系の制御システム構成を示す図。
【図11】光学系の動作を説明するための図。
【図12】マーキング系を説明するための概略構成。
【図13】感材ベルト上のパネル分割を説明するための
図。
【図14】マーキング系の機能の概略を示すブロック構
成。
【図15】マーキング系制御シーケンスのタイミングチ
ャートを示す図。
【図16】用紙搬送系を説明するための側面。
【図17】用紙トレイの側面。
【図18】デュープレックストレイの平面。
【図19】原稿自動送り装置の側面。
【図20】センサの配置例を示す平面。
【図21】原稿自動送りの作用を説明するための図。
【図22】ソータの構成を示す側面。
【図23】ソータの駆動系を説明するための図。
【図24】ソータの作用を説明するための図。
【図25】ディスプレイを用いたユーザインターフェー
スの取り付け状態を示す図。
【図26】ディスプレイを用いたユーザインターフェー
スの外観を示す図。
【図27】U/I用CPUとシリアル通信で接続されたメイン
CPUとの関係を示す図。
【図28】ユーザインターフェースのハードウェア構成
を示す図。
【図29】ユーザインターフェースのソフトウエア構成
を示す図。
【図30】ジョブコントローラに用意されるテーブルの
例を示す図。
【図31】画面データの構成例を示す図。
【図32】画面編集処理を説明するための図。
【図33】基本コピー画面とそのポップアップ画面の例
を示す図。
【図34】応用コピー画面とそのポップアップ画面の例
を示す図。
【図35】専門コピー画面とそのポップアップ画面の例
を示す図。
【図36】インフォメーション画面とそのポップアップ
画面の例を示す図。
【図37】ジャム画面の例を示す図。
【図38】レビュー画面と全自動画面の例を示す図。
【図39】画面の切り換え制御を説明するための図。
【図40】画面レイアウトの種別例を示す図。
【図41(a)】キーボードスキャンの設定マップの例
を示す図。
【図41(b)】LEDスキャンの設定マップの例を示す
図。
【図42】表示タイミングを示す図。
【図43】V−RAMのアドレス対応例を示す図。
【図44】図1のV−RAMの番地とCRT表示位置との対応
を示す図。
【図45】キャラクタジェネレータの読み出し回路を説
明するための図。
【図46】ドットパターンとデータ及びスキャンアドレ
スの対応例を示す図。
【図47】属性データに従ったビデオ信号の制御回路の
構成例を示す図。
【図48】コンソールパネルを用いた従来のユーザイン
ターフェースの例を示す図。
【図49】本発明に係るユーザインターフェース用表示
装置(初期画面)。
【図50】本発明に係る表示装置(ポップアップ1)。
【図51】本発明に係る表示装置(ポップアップ2)。
【図52】本発明に係る表示画面エリア(初期画面)。
【図53】本発明に係るポップアップ1エリア。
【図54】本発明に係るポップアップ2エリア。
【図55】本発明に係るそれぞれ画面エリア(ポップア
ップ画面作動状態)。
【図56】本発明の請求項1,3,4に係る発明(状態
A)。
【図57】本発明の請求項1,3,4に係る発明(状態
B)。
【図58】本発明の請求項1,3,4に係る発明(状態
C)。
【図59】本発明の請求項1,3,4に係る発明(状態
D)。
【図60】本発明の請求項5,6に係る発明(状態
E)。
【図61】本発明の請求項5,6に係る発明(状態
F)。
【図62】本発明の請求項5,6に係る発明(状態
G)。
【図63】本発明の請求項3,4に係る発明(状態
H)。
【符号の説明】
1 ユーザインターフェース 2 ディスプレイ 3 画面 4 キー入力手段 5 選択肢 6 ポップアップ画面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月2日(2000.10.
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユーザインターフェース用表示装
置。
【図2】全体の概略構成を示す図。
【図3】制御系のシステム構成を示す図。
【図4】CPUのハード構成を示す図。
【図5】シリアル通信の転送データ構成と伝送タイミン
グを示す図。
【図6】1通信サイクルにおける相互の通信間隔を示す
タイムチャート。
【図7】プロセッサの状態遷移。
【図8】走査露光装置の構成を示す図。
【図9】レンズ駆動系の構成を示す図。
【図10】光学系の制御システム構成を示す図。
【図11】光学系の動作を説明するための図。
【図12】マーキング系を説明するための概略構成。
【図13】感材ベルト上のパネル分割を説明するための
図。
【図14】マーキング系の機能の概略を示すブロック構
成。
【図15】マーキング系制御シーケンスのタイミングチ
ャートを示す図。
【図16】用紙搬送系を説明するための側面。
【図17】用紙トレイの側面。
【図18】デュープレックストレイの平面。
【図19】原稿自動送り装置の側面。
【図20】センサの配置例を示す平面。
【図21】原稿自動送りの作用を説明するための図。
【図22】ソータの構成を示す側面。
【図23】ソータの駆動系を説明するための図。
【図24】ソータの作用を説明するための図。
【図25】ディスプレイを用いたユーザインターフェー
スの取り付け状態を示す図。
【図26】ディスプレイを用いたユーザインターフェー
スの外観を示す図。
【図27】U/I用CPUとシリアル通信で接続されたメイン
CPUとの関係を示す図。
【図28】ユーザインターフェースのハードウェア構成
を示す図。
【図29】ユーザインターフェースのソフトウエア構成
を示す図。
【図30】ジョブコントローラに用意されるテーブルの
例を示す図。
【図31】画面データの構成例を示す図。
【図32】画面編集処理を説明するための図。
【図33】基本コピー画面とそのポップアップ画面の例
を示す図。
【図34】応用コピー画面とそのポップアップ画面の例
を示す図。
【図35】専門コピー画面とそのポップアップ画面の例
を示す図。
【図36】インフォメーション画面とそのポップアップ
画面の例を示す図。
【図37】ジャム画面の例を示す図。
【図38】レビュー画面と全自動画面の例を示す図。
【図39】画面の切り換え制御を説明するための図。
【図40】画面レイアウトの種別例を示す図。
【図41】(a)キーボードスキャンの設定マップの例
を示す図。(b)LEDスキャンの設定マップの例を示す
図。
【図42】表示タイミングを示す図。
【図43】V−RAMのアドレス対応例を示す図。
【図44】図1のV−RAMの番地とCRT表示位置との対応
を示す図。
【図45】キャラクタジェネレータの読み出し回路を説
明するための図。
【図46】ドットパターンとデータ及びスキャンアドレ
スの対応例を示す図。
【図47】属性データに従ったビデオ信号の制御回路の
構成例を示す図。
【図48】コンソールパネルを用いた従来のユーザイン
ターフェースの例を示す図。
【図49】本発明に係るユーザインターフェース用表示
装置(初期画面)。
【図50】本発明に係る表示装置(ポップアップ1)。
【図51】本発明に係る表示装置(ポップアップ2)。
【図52】本発明に係る表示画面エリア(初期画面)。
【図53】本発明に係るポップアップ1エリア。
【図54】本発明に係るポップアップ2エリア。
【図55】本発明に係るそれぞれ画面エリア(ポップア
ップ画面作動状態)。
【図56】本発明の請求項1,3,4に係る発明(状態
A)。
【図57】本発明の請求項1,3,4に係る発明(状態
B)。
【図58】本発明の請求項1,3,4に係る発明(状態
C)。
【図59】本発明の請求項1,3,4に係る発明(状態
D)。
【図60】本発明の請求項5,6に係る発明(状態
E)。
【図61】本発明の請求項5,6に係る発明(状態
F)。
【図62】本発明の請求項5,6に係る発明(状態
G)。
【図63】本発明の請求項3,4に係る発明(状態
H)。
【符号の説明】 1 ユーザインターフェース 2 ディスプレイ 3 画面 4 キー入力手段 5 選択肢 6 ポップアップ画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 CQ04 CQ05 CQ12 CQ24 CQ29 CQ34 2H027 GA20 GA45 GA52 GA54 GA56 5E501 AA06 BA03 BA05 CA03 CB05 EA10 EA12 EB05 FA25 FA43 FB13 FB34 FB43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の選択肢を表示する表示画面を有し、
    その複数の選択肢のうち少なくとも1つの選択肢を選択
    することにより、その複数の選択肢のうち少なくとも一
    部が表示されている領域を含む領域にその選択された選
    択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表示する
    表示制御手段を有するユーザインターフェース用表示装
    置において、 その選択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表
    示している時に、 ポップアップ画面エリア以外の複数の選択肢を表示する
    表示画面エリアをヒットすれば、ポップアップ画面エリ
    アの上にその表示画面エリアが表示され、さらに、その
    後、ポップアップ画面エリアをヒットすれば、表示画面
    エリアの上にポップアップ画面エリアが表示されことを
    特徴とするユーザインターフェース用表示装置。
  2. 【請求項2】複数の選択肢を表示する表示画面を有し、
    その複数の選択肢のうち少なくとも1つの選択肢を選択
    することにより、その複数の選択肢のうち少なくとも一
    部が表示されている領域を含む領域にその選択された選
    択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表示する
    表示制御手段を有するユーザインターフェース用表示装
    置において、 その選択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表
    示している時に、ポップアップ画面エリア以外の複数の
    選択肢を表示する表示画面エリアをヒットすれば、ポッ
    プアップ画面エリアの上に表示画面エリアが表示され、
    さらに、同一ジョブの設定変更を可能とすることを特徴
    とするユーザインターフェース用表示装置。
  3. 【請求項3】複数の選択肢を表示する表示画面を有し、
    その複数の選択肢のうち少なくとも1つの選択肢を選択
    することにより、その複数の選択肢のうち少なくとも一
    部が表示されている領域を含む領域にその選択された選
    択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表示する
    表示制御手段を有するユーザインターフェース用表示装
    置において、 その選択肢の細部項目を展開するポップアップ画面を表
    示している時に、ポップアップ画面エリアをヒットすれ
    ば、ポップアップ画面エリアの上にその表示画面エリア
    が表示され、さらに、その後、そのポップアップ画面エ
    リアをヒットすれば、表示画面エリアの上にポップアッ
    プ画面エリアが表示され、同一ポップアップ画面エリア
    をヒットにする毎と、ポップアップ画面エリア、表示画
    面エリアの表示を繰返し表示することを特徴とするユー
    ザインターフェース用表示装置。
  4. 【請求項4】複数の選択肢を表示する表示画面を有し、
    その複数の選択肢のうち少なくとも1つの選択肢を選択
    することにより、その複数の選択肢のうち少なくとも一
    部が表示されている領域を含む領域にその選択された選
    択肢の細部項目を展開する少なくとも2つ以上のポップ
    アップ画面を表示する表示制御手段を有するユーザイン
    ターフェース用表示装置において、 その選択肢の細部項目を展開し、少なくとも2つ以上の
    ポップアップ画面を表示している時に、1つのポップア
    ップ画面エリアをヒットする毎に、そのエリアに重複し
    ているポップアップ画面のみをロータリー式に、繰返し
    表示することを特徴とするユーザインターフェース用表
    示装置。
  5. 【請求項5】その選択肢の細部項目を展開するポップア
    ップ画面を表示している時に、ポップアップ画面エリア
    以外の複数の選択肢を表示する表示画面エリアをヒット
    して、ポップアップ画面エリアの上に表示画面エリアが
    表示され場合に、表示画面エリア上に、ポップアップ画
    面エリアを透過させて表示させることを特徴とする第1
    乃至4項記載のユーザインターフェース用表示装置。
  6. 【請求項6】その選択肢の細部項目を展開するポップア
    ップ画面を表示している時に、ポップアップ画面エリア
    以外の複数の選択肢を表示する表示画面エリアをヒット
    すれば、ポップアップ画面エリアの上に表示画面エリア
    が表示され、かつ、表示画面エリアによって、ポップア
    ップ画面のエリアがすべて覆われる場合に、ポップアッ
    プ画面エリアを、表示画面エリアから覆われるない部分
    を必ず設けることを特徴とする第1乃至5項記載のユー
    ザインターフェース用表示装置。
  7. 【請求項7】その選択肢の細部項目を展開するポップア
    ップ画面を表示している時に、ポップアップ画面エリア
    以外の複数の選択肢を表示する表示画面エリアをヒット
    して、ポップアップ画面エリアの上に表示画面エリアが
    表示され場合に、表示画面エリア上に、ポップアップ画
    面エリアの外形を所定時間毎に、点滅させて表示させる
    ことを特徴とする第1乃至6項記載のユーザインターフ
    ェース用表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008234425A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 表示システム
JP2014126955A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Konica Minolta Inc 表示処理装置、画像形成装置、リモート画面の表示処理システム及び表示処理方法

Cited By (3)

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US9247082B2 (en) 2012-12-25 2016-01-26 Konica Minolta, Inc. Display processing apparatus, image forming apparatus, display processing system of a remote screen, and display processing method

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