JPS6296462A - ビス(スルフオチオイソブチリル)シスチンの製造法 - Google Patents
ビス(スルフオチオイソブチリル)シスチンの製造法Info
- Publication number
- JPS6296462A JPS6296462A JP23441385A JP23441385A JPS6296462A JP S6296462 A JPS6296462 A JP S6296462A JP 23441385 A JP23441385 A JP 23441385A JP 23441385 A JP23441385 A JP 23441385A JP S6296462 A JPS6296462 A JP S6296462A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cystine
- bis
- reaction
- sulfothioisobutyryl
- thiosulfate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はN、N’−ビス(2−スルフォチオインブチリ
ル)シスチンの製造法に関するものである。
ル)シスチンの製造法に関するものである。
本発明のN、N’−ビス(2−スルフォチオイソブチリ
ル)シスチンは、例えば電解還元することにより、リー
ーマチ治療薬・かったん溶解剤として有用な、N−(2
−メルカプトインブチリル)システィンを得ることがで
きる、医薬上重要な合成中間体である。
ル)シスチンは、例えば電解還元することにより、リー
ーマチ治療薬・かったん溶解剤として有用な、N−(2
−メルカプトインブチリル)システィンを得ることがで
きる、医薬上重要な合成中間体である。
(従来技術)
N−(2−メルカプトインブチリル)システィンを製造
する従来の技術としては、2−ペンノルメルカブトイソ
ブチリルハロケ8ニドとS−ペンノルシスティンとをシ
ョツテンバウマン法等によシ反応させて得られるN−(
2−ベンジルメルカプトインブチリル)−8−ペンノル
システィンを還元剤で脱ベンジル化してN−(2−メル
カプトインブチリル)システィンを得る方法(特公昭5
6−5388 )が知られているが、原料の2−ペンジ
ルメルカブトイソブチリルハログニドやS−ペンノルシ
スティンが高価なうえ、還元には液体アンモニア−金属
ナトリウムを使うため、安全性・操作性に問題がある等
、工業的利用価値に乏しいものであった。
する従来の技術としては、2−ペンノルメルカブトイソ
ブチリルハロケ8ニドとS−ペンノルシスティンとをシ
ョツテンバウマン法等によシ反応させて得られるN−(
2−ベンジルメルカプトインブチリル)−8−ペンノル
システィンを還元剤で脱ベンジル化してN−(2−メル
カプトインブチリル)システィンを得る方法(特公昭5
6−5388 )が知られているが、原料の2−ペンジ
ルメルカブトイソブチリルハログニドやS−ペンノルシ
スティンが高価なうえ、還元には液体アンモニア−金属
ナトリウムを使うため、安全性・操作性に問題がある等
、工業的利用価値に乏しいものであった。
(本発明の構成)
本発明によれば、安価にN、N’−ビス(2−スルフォ
チオイソブチリル)シスチンを製造することができ1、
これを電解還元することにより、容易に、且つ安価にN
−(2−メルカプトインブチリル)システィンを得るこ
とができる。従って、本発明は工業的に大きな意義を有
するものである。以下、本発明の詳細な説明する。
チオイソブチリル)シスチンを製造することができ1、
これを電解還元することにより、容易に、且つ安価にN
−(2−メルカプトインブチリル)システィンを得るこ
とができる。従って、本発明は工業的に大きな意義を有
するものである。以下、本発明の詳細な説明する。
本発明は、下記一般式(1)で表わされる、(式中Xは
、塩素、臭素、もしくは、よう素原子を示す。)N、N
’−ビス(2−ハロケゝツインブチリル)シスチンとチ
オ硫酸アルカリ金属塩もしくはチオ硫酸アンモニウムを
水性溶媒中、50−100℃、pH3−7にて反応させ
、N、N’−ビス(2−スルフォチオイソブチリル)シ
スチンを製造することに関するものである。
、塩素、臭素、もしくは、よう素原子を示す。)N、N
’−ビス(2−ハロケゝツインブチリル)シスチンとチ
オ硫酸アルカリ金属塩もしくはチオ硫酸アンモニウムを
水性溶媒中、50−100℃、pH3−7にて反応させ
、N、N’−ビス(2−スルフォチオイソブチリル)シ
スチンを製造することに関するものである。
原料ノN、N’−ビス(2−ハロケ8ノイソブチリル)
シスチンは、シスチンと、下記一般式(2)で表わされ
る、 H3 CH5−C−coy (2)(式中X
、Yは、同一もしくは異なって、塩素、臭素、もしくは
、よう素原子を示す。) α−ハロケ8ノイソブチリルハロケゝニドを水溶媒中、
5−40℃、pH8−12にて反応させることに」:り
容易に得られる。本発明においては、上記反応液から単
離したN、N’−ビス(2−ハロヶゝノイソブチリル)
シスチンを使用できるが、」二記反応液を、■)1]調
整のみで使用することもできる。
シスチンは、シスチンと、下記一般式(2)で表わされ
る、 H3 CH5−C−coy (2)(式中X
、Yは、同一もしくは異なって、塩素、臭素、もしくは
、よう素原子を示す。) α−ハロケ8ノイソブチリルハロケゝニドを水溶媒中、
5−40℃、pH8−12にて反応させることに」:り
容易に得られる。本発明においては、上記反応液から単
離したN、N’−ビス(2−ハロヶゝノイソブチリル)
シスチンを使用できるが、」二記反応液を、■)1]調
整のみで使用することもできる。
PHは3−7がよく、好ましくは、4−6である。
PHが低いと、チオ硫酸イオンが分解し、逆にPI−1
が高いと、N、N’−ビス(2−ハロヶ8)′インブチ
リル)シスチンの分解を招くので好1しくない。
が高いと、N、N’−ビス(2−ハロヶ8)′インブチ
リル)シスチンの分解を招くので好1しくない。
反応開始時のPI]調整については、単111シたN、
N’−ビス(2−ハロケゝノイソブチリル)シスチンを
原料とする場合、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類
金属水酸化物やアンモニア水等を使用することができ、
シスチンとα−ハロケゝノイソブチリルハロケ゛ニドの
反応液を原料とする場合は、塩素・硫酸・りん酸等の無
機酸が使用できる。
N’−ビス(2−ハロケゝノイソブチリル)シスチンを
原料とする場合、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類
金属水酸化物やアンモニア水等を使用することができ、
シスチンとα−ハロケゝノイソブチリルハロケ゛ニドの
反応液を原料とする場合は、塩素・硫酸・りん酸等の無
機酸が使用できる。
反応温度ば50−1. O0℃、好捷しくば70−80
℃である。温度が低いと十分な反応速度が得られず、逆
に温度が高いと、N、N’−ビス(2−ハロケ゛ノイソ
ブチリル)シスチンの分解を招くので、好ましくない。
℃である。温度が低いと十分な反応速度が得られず、逆
に温度が高いと、N、N’−ビス(2−ハロケ゛ノイソ
ブチリル)シスチンの分解を招くので、好ましくない。
溶媒としては、水に可溶な有機溶媒、例えばアセトン、
ノオキサン、テトラヒドロフランのようなものも単独も
しくは混合して使用することができるが、経済的には水
が最も有利である。
ノオキサン、テトラヒドロフランのようなものも単独も
しくは混合して使用することができるが、経済的には水
が最も有利である。
N、N’−ビス(2−ハロケゝノイソブチリル)シスチ
ンの初濃度については特に規制はないが、5−20重量
%が適当である。
ンの初濃度については特に規制はないが、5−20重量
%が適当である。
反応時間は1−10時間、好ましくは2−6時間である
。
。
以下、実施例をあげて、本発明を更に詳細に説明するが
、これらは単なる例示にすぎず、本発明はこれらによっ
て何ら制限されることはない。
、これらは単なる例示にすぎず、本発明はこれらによっ
て何ら制限されることはない。
実施例1
100−三つロフラスコに、N、N’−ビス(2−ブロ
モイソブチリル)シスチン8.5 jj (15,8m
mol )及び水50gを仕込み、30チカセイソーダ
でPH4.0とした。湯浴上、攪はん下、チオ硫酸ソー
ダ5水塩を9.5 g(38,3mmol )加え、8
0℃にて2時間反応させた。この間、反応液のPHは4
.0−5.1であった。高速液体クロマトグラフィーに
より分析したところ、N、N’−ビス(2−スルフォチ
オイソブチリル)シスチンが7.2 g(11,9mm
o+)生成していた。N、N’−ビス(2−ブロモイソ
ブチリル)シスチン基準の収率753%であった。
モイソブチリル)シスチン8.5 jj (15,8m
mol )及び水50gを仕込み、30チカセイソーダ
でPH4.0とした。湯浴上、攪はん下、チオ硫酸ソー
ダ5水塩を9.5 g(38,3mmol )加え、8
0℃にて2時間反応させた。この間、反応液のPHは4
.0−5.1であった。高速液体クロマトグラフィーに
より分析したところ、N、N’−ビス(2−スルフォチ
オイソブチリル)シスチンが7.2 g(11,9mm
o+)生成していた。N、N’−ビス(2−ブロモイソ
ブチリル)シスチン基準の収率753%であった。
実施例2
300イ三つロフラスコに、L−シスチン116g(4
8,3mmol)、水100gを仕込み、冷却攪はん下
に30係カセイソーダにてpH10,3に調整した。さ
らに、pH9−11,5−20℃を保ちつつ、α−ブロ
モインブチリルブロマイド21.2g(92,2mmo
l)及び30係カセイソーダを1時間かけて滴下し、添
加終了後1時間反応させた。この時、高速液体クロマト
グラフィーにより分析したトコ口、N、N’−ビス(2
−ブロモイソブチリル)シスチンが21. Og(39
,0mmo+)生成していた。更に、この反応液を濃塩
酸にてpH−14,5に調整し、湯浴上攪はん下、50
チチオ硫酸アンモニウム水溶液を27.8 、j9 (
93,9mmol )加え、80℃にて3時間反応させ
た。この間、反応液のPHは4.5−5.2であった。
8,3mmol)、水100gを仕込み、冷却攪はん下
に30係カセイソーダにてpH10,3に調整した。さ
らに、pH9−11,5−20℃を保ちつつ、α−ブロ
モインブチリルブロマイド21.2g(92,2mmo
l)及び30係カセイソーダを1時間かけて滴下し、添
加終了後1時間反応させた。この時、高速液体クロマト
グラフィーにより分析したトコ口、N、N’−ビス(2
−ブロモイソブチリル)シスチンが21. Og(39
,0mmo+)生成していた。更に、この反応液を濃塩
酸にてpH−14,5に調整し、湯浴上攪はん下、50
チチオ硫酸アンモニウム水溶液を27.8 、j9 (
93,9mmol )加え、80℃にて3時間反応させ
た。この間、反応液のPHは4.5−5.2であった。
高速液体クロマトグラフィーにより分析したところ、N
、N’−ビス(2−スルフォチオイソブチリル)シスチ
ンが1−8.3 g(30,4mmol)生成していた
。N、N’−ビス(2−ブロモイソブチリル)シスチン
基準の収率779係、α−ブロモイソブチリルブロマイ
ド基準の収率65.9%であった。
、N’−ビス(2−スルフォチオイソブチリル)シスチ
ンが1−8.3 g(30,4mmol)生成していた
。N、N’−ビス(2−ブロモイソブチリル)シスチン
基準の収率779係、α−ブロモイソブチリルブロマイ
ド基準の収率65.9%であった。
Claims (1)
- N,N′−ビス(2−ハロゲノイソブチリル)シスチン
とチオ硫酸アルカリ金属塩もしくはチオ硫酸アンモニウ
ムを水性溶媒中にて反応させることを特徴とする、N,
N′−ビス(2−スルフォチオイソブチリル)シスチン
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23441385A JPS6296462A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | ビス(スルフオチオイソブチリル)シスチンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23441385A JPS6296462A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | ビス(スルフオチオイソブチリル)シスチンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6296462A true JPS6296462A (ja) | 1987-05-02 |
Family
ID=16970622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23441385A Pending JPS6296462A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | ビス(スルフオチオイソブチリル)シスチンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6296462A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005298512A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Lanxess Deutschland Gmbh | チオ硫酸誘導体の製造法 |
-
1985
- 1985-10-22 JP JP23441385A patent/JPS6296462A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005298512A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Lanxess Deutschland Gmbh | チオ硫酸誘導体の製造法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5940813B2 (ja) | マグネシウム化合物及びその製法 | |
JPS6261992A (ja) | N−ホスホノメチルグリシンの製法 | |
CA2085151A1 (en) | N,n'-diacetic acid-n'-cyanomethyl salts thereof and their preparation | |
US4116991A (en) | Hydroxy-containing agents for chelating metal ions and a process for preparing same | |
JPS6296462A (ja) | ビス(スルフオチオイソブチリル)シスチンの製造法 | |
JPS624247A (ja) | 4,4’−ジニトロジベンジル類の製造方法 | |
US3109024A (en) | Method of preparing thyroxine and its analogs | |
IE45373B1 (en) | Acyloxy- n,n'-diacylmalonamides and method of preparing them | |
JPS6242962A (ja) | アジドスルホニル安息香酸の製造法 | |
IE41827B1 (en) | Organo-copper compounds and their production | |
JP2601708B2 (ja) | N―アルカノイルシステインの製造方法 | |
JPH05112513A (ja) | N−メチル−β−アラニンの製造方法 | |
KR910003635B1 (ko) | 2-(2-나프틸옥시)프로피온아닐리드 유도체의 제조방법 | |
JPS61140554A (ja) | アルキルn‐マレイルフエニルアラネートの用途およびその製造方法 | |
JPH03287576A (ja) | キノリン酸の製造法 | |
JPS58131967A (ja) | β−(スルホチオ)プロピオン酸誘導体の二塩基酸塩類の製造法 | |
JPS62135566A (ja) | アントラキノン化合物の製造方法 | |
JPS63159339A (ja) | モノクロル酢酸ナトリウムの製造方法 | |
JPH0468304B2 (ja) | ||
US3928410A (en) | Process for the production of hydrozonitriles | |
JP3547498B2 (ja) | ベンゾチアゾロン化合物の製造方法 | |
JPS63222695A (ja) | 酵素法によるペルフルオロカルボン酸の製造法 | |
JPS60161953A (ja) | カルニチン類の製造法 | |
JPS5839664A (ja) | ペルフルオロアルキル置換ピリジニウム塩及びその製造方法 | |
JPS5822140B2 (ja) | β−クロロアラニンの製造法 |