JPS6295514A - 金属製メガネ枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野− この発明は、金属製メガネ枠、特にそのフロントに関す
るものである。

一従来の技術− 従来、金属製メガネ枠のフロントは、金属線材を屈曲し
て形成したリムないしリムバーにリムロック及びブリフ
ジや丁番を溶接により接合して形成されている。

一発明が解決しようとする問題点− 近年、金属製メガネ枠の材料として軽くて耐蝕性に優れ
、生体適合性にも優れたチタン材が多く使用されるよう
になってきているが、チタン材は、機械加工性及び溶接
性が悪く、そのために従来のようにリムにブリフジや丁
番等を溶接により接合。

する製造方法では、熟練を要する多数の溶接工程が必要
で、不良率も高くなり、検品や補修に手数がかかる等、
材料のコストともあいまってチタン製のメガネ枠が非常
に高価となる原因となっていた。また、従来の線材を屈
曲してリムやリムバーを形成したものでは、フロントの
デザインにも制約があり、装飾性に優れた金属製のメガ
ネ枠を得ることは困難であった。

この発明は、このような問題点を解決することを目的と
して為されたもので、製造工数が少なく、装飾性のある
各種のデザインを採用することができる金属製メガネ枠
を提供することを目的とするものである。

一問題点を解決するための手段− この発明のメガネ枠は、ブリッジ３を有するブローバー
１が智４の丁番２を含めて金属鋳物により一体成形され
、ブローバー１のレンズ装着部下辺には凹溝５が形成さ
れ、金属線材を屈曲成形したリム６．９を上記凹溝に嵌
挿接合して成ることを特徴とするものである。

一作用一 従来、プラスチック枠では一体に成形したブローバーの
智に埋込み丁番を設けたものが知られている。しかし金
属製メガネ枠のフロントは、リムやブリッジ等の部品の
接合体として認識されており、バンド足やブリッジ等の
部品を金属鋳物により製作することが一部に行われてい
たが、丁番を含めたブローバー全体を金属鋳物により一
体に成形することは不可能と考えられていた。しかし、
本願発明者の研究の結果、ロストワックス法を用いた無
酸素雰囲気下での鋳造によれば、洋白、ニッケル合金等
の従来用いられていた材料を含め、材料としてチタンを
用いた場合でも、丁番を含むブローバー全体を一体に鋳
造することが可能であることが判明した。

即ち、ロストワックス法により鋳型を製作し、無酸素雰
囲気下で遠心鋳造機を用いて鋳込みを行ってやると、レ
ンズ装着部下辺にリムを嵌挿するための綱い凹溝を有す
るブローバーを丁番と共に一体鋳造することが可能で、
巣等の欠陥がなく、寸法精度が高く、而も表面性状も優
れたブローバーを得ることができた。そして金属鋳物に
より一体成形したブローバーの前記凹溝に従来方法によ
り屈曲成形したリムを嵌挿して溶接により接合すること
により、金属製メガネ枠のフロントを得ることができる
。

成形されるブローバーの形状は、第１及び２図に例示す
る形状の他、金属製及びプラスチ、り製の従来公知の各
種形状のブローバーは総て製作することができ、また、
ブローバーの断面を第３図に示す各種の断面として溝部
１３にイオンブレーティング、メブキ、七宝カラー付は
等の装飾を施すことが可能であり、また前方から見たブ
ローバー１の幅等も任意に変化させることができる等、
従来にない装飾性に冨んだ金属製のメガネ枠を容易に製
作することができる。

一実施例− 次に、図示実施例のメガネ枠について説明する。

第１図中、１は丁番２及びブリッジ３を含めて両端の智
４から智４にいたる全体をチタン、洋白等の金属鋳物に
より一体に成形したブローバー、５はブローバー１のレ
ンズ装着部下辺に形成した凹溝、６は該凹溝５に嵌挿接
合されたリム、７はリム５の外側端に設けたリムロック
、８はリムロックネジ、第２図の９はナイロールリム、
１０はナイロールリム９の両端に架は渡された細いナイ
ロンの線材等からなるバンドである。

第゛１図に示すものは、従来のプラスチック製のブロー
バーを有するメガネ枠に近いデザインのものであるが、
丁番２を含めたブローバー１全体が金属鋳物により一体
に成形されている点に特徴がある。ブローバー１のレン
ズ装着部下辺には同図（ｂ）に示ず凹溝５が形成されて
おり、従来手段でレンズの外周に合わせて屈曲成形され
たリム６が凹溝５に嵌挿された状態で溶接により接合さ
れている。

第２図に示すものは、ナイロール又はみそはり枠と呼ば
れるものである。ナイロールリム９の内周には同図（ｂ
）に示すような溝１１が形成され、該溝１１に嵌挿され
た保持体１２とナイロールリム９の両端に架は渡したバ
ンド１０により外周に溝を設けたレンズを保持するもの
である。この第２図に示すブローバー１も、丁番２等を
含めて全体が一体成形され、ブローバー１の下辺に設け
た凹溝５にナイロールリム９を挿入接合してフロントが
製作されている。

このような本発明のメガネ枠では、前から見たブローバ
ーの幅を長手方向に自由に変化させることができるばか
りでなく、ブローバーｌの断面を第３図（ａ）ないし軸
）に示すような各種の形状とすることが容易に可能であ
り、この断面にあられれる凹部１３にイオンブレーティ
ング、メッキ、七宝カラー付は等を施してやれば、従来
の金属枠では得ることができない優れたデザインのメガ
ネ枠を得ることができる。

以上のようにこの発明のメガネ枠は、プローバ−１を一
体に成形してその凹溝５に従来手段で成形したリム６な
いしナイロールリム９を挿入接合し、必要に応じて表面
研磨ないし艶消し処理を行えば完成したメガネ枠を得る
ことができるから、従来の金属製メガネ枠に比較して製
造工数を大幅に短縮することができ、溶接による接合工
程もリム６．９とブローバー１との接合のみとなり、而
もこの接合部分はブローバー１の凹溝５にリム６．９を
嵌挿した状態で行われるので、溶接も容易で熟練を必要
としない。

従ってこの発明の金属製メガネ枠は、多数の部品の接合
により製作された従来の金属製メガネ枠に比べて製造工
数を大幅に低減させることができ、熟練を要する溶接工
程を必要としないから、金合金、真鍮、洋白、青銅、モ
ネル、ハイニッケル合金、ステンレス、アルミ合金をは
じめ、溶接が困難なチタン製のメガネフレームも安価に
提供することが可能で、而も自由なデザインの装飾性に
富んだメガネ枠を得ることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のメガネ枠の第１実施例を示す図で、
同図（ａ）は正面図、（ｂ）は第１図（ａ）におけるＡ
−、Ａ線断面図、（Ｃ１はリムの正面図である。 第２図は第２実施例を示す図で、同図（ａ）は正面図、
（ｂ）は第２図（ａ）におけるＢ−Ｂ線断面図、（Ｃ）
はリムの正面図である。第３図（ａ）ないしくｇ）は成
形可能なブローバーの断面を例示した図である。 図中、 １ニブローバー　　　　２＝丁番 ３ニブリツジ　　　　　４．智 ５：凹溝　　　　　　　６：リム ９：ナイロールリム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ブリッジを有するブローバーが丁番を含めて金属鋳
   物により一体成形され、該ブローバーのレンズ装着部下
   辺に凹溝が形成されており、金属線材を屈曲成形したリ
   ムを上記凹溝に嵌挿接合して成る、金属製メガネ枠。