JPS629542Y2 - - Google Patents

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JPS629542Y2
JPS629542Y2 JP15143581U JP15143581U JPS629542Y2 JP S629542 Y2 JPS629542 Y2 JP S629542Y2 JP 15143581 U JP15143581 U JP 15143581U JP 15143581 U JP15143581 U JP 15143581U JP S629542 Y2 JPS629542 Y2 JP S629542Y2
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JP
Japan
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tape
brake
reel
magnetic tape
tension
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JP15143581U
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JPS5856352U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テープレコーダやビデオテープレコ
ーダ等に使用されるテープ走行装置に関し、特
に、磁気テープのいわゆる片伸びや寝押し等の事
態を未然に防止し得るテープ走行装置を提案しよ
うとするものである。
一般に、テープ走行装置では、供給リール側と
巻取りリール側の制動力に方向比を持たせて、こ
の方向比によつて、磁気テープがたるみのない状
態で停止するようにしている。例えばバンド・ブ
レーキ方式の場合は、そのブレーキの方向比は2
〜2.5:1程度に設定している。ところで、この
種のテープ走行装置では、適当なブレーキ比を得
るために、摩擦力あるいはブレーキ比の自動食込
み力を利用しているので、その方向比を必要以上
に大きく設定しなければならないのが現状であ
る。
しかし、ブレーキの方向比が大きすぎると、磁
気テープに極端に大きなテープテンシヨンが生じ
たまま磁気テープが停止することとなるため、磁
気テープの片伸びの原因となることがある。それ
ばかりでなく、回転ドラムに巻き付けた状態でテ
ープを走行させるビデオテープレコーダ等にあつ
ては、磁気テープが回転ドラムの外周面に対し、
所定以上のテープテンシヨンを以つて接触した状
態で停止する場合には、回転ドラムに設けられた
磁気ヘツドの摩耗速度を早め、また、クロツギン
グ等の発生率を高める原因ともなるものである。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、磁
気テープが極端に大きなテープテンシヨンを生じ
たまま継続して停止することがないようにしたテ
ープ走行装置を提案しようとするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案をテープレコーダに適用した場
合の一実施例を示すもので、第2図は磁気テープ
のテープ走行状態からテープ停止状態に移行後、
ブレーキを解除及び維持するまでの段階を経時的
に示すものである。
上記第1図に示すように、供給リール1と巻取
りリール2との間には、磁気テープ3がかけ渡た
されており、この磁気テープ3は、供給リール1
と巻取りリール2との間に配設されたピンチロー
ラ4とキヤプスタン5とで走行駆動されるように
なつている。この磁気テープ3には、記録用又は
再生用等の磁気ヘツド6が当接している。
一方、上記供給リール1と巻取りリール2とに
は、制動機構7,8がそれぞれ設けられている。
この制動機構7,8は、各供給リール1と巻取り
リール2のうち、一方又は双方を完全に制動状
態、すなわち停止状態とした後、一度そのリール
1,2をその制動状態から解除して磁気テープ3
のテープテンシヨンを下げ、その後再び各リール
1,2を完全に制動するように駆動する機構であ
る。この制動機構7,8は、例えばこの実施例で
示すように、支軸9,10に回動自在に枢着され
た制動杆11,12と、この制動杆11,12の
先端に設けられた摩擦体13,14を供給リール
1及び巻取りリール2に圧着してそれら各リール
1,2にブレーキをかけるプランジヤーソレノイ
ド装置15,16と、このソレノイド装置15,
16を駆動するプランジヤ駆動回路17と、上記
各制動杆11,12を所定の方向に引つ張るスプ
リング18,19とから構成されている。なお、
上記プランジヤー駆動回路17は、停止ボタン2
0の押圧操作により駆動されるようになつてい
る。
以上のような構成を有する本考案の動作につい
て説明する。
まず、第2図A中上部に示すように磁気テープ
3の走行途中において、停止ボタン20を押圧す
ると、この停止ボタン20からの停止指令により
プレンジヤー駆動回路17が駆動して、プランジ
ヤーソレノイド装置15,16が駆動する。この
ため、各制御杆11,12の摩擦体13,14が
スプリング18,19の弾性力に抗して供給リー
ル1及び巻取りリール2の外周面に圧着される。
従つて、各リール1,2にブレーキがかかり(第
2図B,C参照)、そのため各リール1,2及び
磁気テープ3の慣性力により一定時間磁気テープ
3がテープ走行した後、磁気テープ3がテープ走
行状態からテープ停止状態に移行されることとな
る(第2図A参照)。
このとき、磁気テープ3には、大きなテープテ
ンシヨンが生ずるが、磁気テープ3のテープ走行
が完全に停止状態となつた直後に、プランジヤー
駆動回路17は、供給リール1側のプランジヤー
ソレノイド装置15に解除パルスaを供給するの
で、そのソレノイド装置15は、制動動作を停止
する。従つて、制動杆11はスプリング18の引
張り力により枢軸9を回動支点として第1図中反
時計方向に回動する。そのため、供給リール1へ
の制動杆11によるブレーキ状態は解除される。
従つて、その瞬間、大きなテープテンシヨンが加
わつていた磁気テープ3のテープテンシヨンは緩
和され、そのためその磁気テープ3の片伸び等の
事態は未然に防止される。
一旦、供給リール1のブレーキ状態が解除され
た後は、直ちにプランジヤー駆動回路17は駆動
を再開する。従つて、プランジヤーソレノイド装
置15による供給リール1へのブレーキが再度行
なわれる。ここで、供給リール1のブレーキを解
除した後、再度供給リール1にブレーキを加える
のは、磁気テープ3のたるみすぎを防止するため
である。
なお、上述した実施例では、供給リール1側に
ブレーキを加えるようにした場合について説明し
たが、第2図Cに示すように、巻取りリール2側
のプランジヤーソレノイド装置15に解除パルス
bを供給するようにしても、同様な効果を奏する
ことができる。
次に、第3図は本考案の他の実施例を示したも
のである。
この実施例では、例えば供給リール21側に設
けられた制動機構22をメカニカルな要素で構成
している。
すなわち、この制動機構22は、供給リール2
1に対してブレーキを加える制動杆23と、上記
供給リール21より送り出される磁気テープ3の
テープテンシヨンを検出するテープテンシヨン検
出アーム24とから構成されている。
前者の制動杆23は、第1の枢軸25に回動自
在に枢着されており、その一端23aには、引張
りスプリング26の一端26aが係止されてい
る。このスプリング26は、制動杆23に設けら
れた摩擦体27を供給リール21の中心部に形成
したリブあるいは供給リール駆動軸に押し当てる
ように弾性的に作用している。
後者のテープテンシヨン検出アーム24も、第
2の枢軸28に回動自在に枢着されており、その
一端24aには、磁気テープ3を案内するテープ
ガイドピン29が植立形成されていると共に、バ
ランスバネ30の一端30aが係止されている。
また、テープテンシヨン検出アーム24の他端2
4bには、押圧ピン31が植立されており、この
押圧ピン31が前記制動杆23の他端23bの側
縁部を押圧し得るようになつている。このテープ
テンシヨン検出アーム24のバランスバネ30側
には、ストツパー部32が設けられている。
なお、テープテンシヨン検出アーム24は、磁
気テープ3が走行中においては、ストツパー部3
2に圧接された位置で固定されているが、磁気テ
ープ3が停止した時などの際においては、それに
設けた押圧ピン31が制動杆23の他端23bを
押圧する位置まで回動されるようになつている。
そのため、バランスバネ30の引張り力は、上記
テープテンシヨン検出アーム24を上述した状態
に固定又は回動させるに充分なように設計されて
いる。
そこで、いま、磁気テープ3が供給リール21
から送り出されているテープ走行中のときは、そ
のテープテンシヨンよりもバランスバネ30のバ
ネ力の方が強く設定されているので、そのバネ力
によりテープテンシヨン検出アーム24はストツ
パー部32に圧接され、従つて、その位置で固定
されている。
次に、上述のテープ走行状態の途中で制動杆2
3の他端23bを第3図中左方向に押圧すると、
供給リール21に摩擦体27が圧接されるので、
そのリール21にブレーキがかかる。従つて、テ
ープ走行を継続している磁気テープ3にテープテ
ンシヨンが加わり、そのテンシヨンが急速に増大
してバランスバネ30のバネ力に打ち勝つテープ
テンシヨンがテープテンシヨン検出アーム24の
ガイドピン29に作用すると、そのテープテンシ
ヨン検出アーム24は、第2の枢軸28を支点と
して、第3図中反時計方向に回動する。従つて、
その検出アーム24の他端24bに設けた押圧ピ
ン31が制動杆23の他端23bの側縁部を押圧
することとなる。このため、制動杆23は、第1
の枢軸25を支点として、引張りスプリング26
の引張り力に抗して第3図中時計方向に回動す
る。従つて、この制動杆23の摩擦体27は、供
給リール21から離れ、そのブレーキが解除され
る。
供給リール21のブレーキが解除されると、大
きなテンシヨンが加わつていた磁気テープ3のテ
ープテンシヨンは緩和され、そのためその磁気テ
ープ3の片伸び等の事態は未然に防止される。
一旦、供給リール21のブレーキ状態が解除さ
れると、上述のように磁気テープ3のテープテン
シヨンはなくなるので、テープテンシヨン検出ア
ーム24は、バランスバネ30のバネ力により再
度枢軸28を支点として第3図中右方向に引張ら
れる。そのため、テープテンシヨン検出アーム2
4はストツパー部32に当接しその位置で固定さ
れ、そのため、制動杆23は、引張りスプリング
26の引張り力により枢軸25を支点として第3
図中反時計方向に回動する。従つて、再度、供給
リール21にブレーキが作用する。
以上の説明から明らかなように、本考案は、一
対のテープリールのうち、少なくとも一方のリー
ルを完全に制動した後、そのリールを制動状態か
ら解除して磁気テープのテープテンシヨンを下
げ、その後、再度上記リールを完全に制動するよ
うに駆動する制動機構を設けて構成したものであ
るから、磁気テープのいわゆる片伸びや寝押し現
象等を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をテープレコーダに適用した場
合の一実施例を示す概略平面図、第2図Aないし
Cは磁気テープのテープ走行状態からテープ停止
状態に移行後、ブレーキを解除及び維持するまで
の段階を経時的に示すタイミングチヤートであ
る。第3図は本考案の他の実施例を示す要部拡大
平面図である。 1,2,21……テープリール、3……磁気テ
ープ、7,8,22……制動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のテープリールにブレーキをかけることに
    よりそれら各テープリール間に亘つて巻装された
    磁気テープをテープ走行状態からテープ停止状態
    に切換えできるようにしたテープ走行装置におい
    て、上記各テープリールの少なくとも一方のテー
    プリールを完全に制動した後、一度そのテープリ
    ールを制動状態から解除してその磁気テープのテ
    ープテンシヨンを下げ、その後再び上記各テープ
    リールを完全に制動するように駆動する制動機構
    を設けて成ることを特徴とするテープ走行装置。
JP15143581U 1981-10-12 1981-10-12 テ−プ走行装置 Granted JPS5856352U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15143581U JPS5856352U (ja) 1981-10-12 1981-10-12 テ−プ走行装置

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JP15143581U JPS5856352U (ja) 1981-10-12 1981-10-12 テ−プ走行装置

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Publication Number Publication Date
JPS5856352U JPS5856352U (ja) 1983-04-16
JPS629542Y2 true JPS629542Y2 (ja) 1987-03-05

Family

ID=29944123

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JP15143581U Granted JPS5856352U (ja) 1981-10-12 1981-10-12 テ−プ走行装置

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