JPH0233309Y2 - - Google Patents

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JPH0233309Y2
JPH0233309Y2 JP1982082088U JP8208882U JPH0233309Y2 JP H0233309 Y2 JPH0233309 Y2 JP H0233309Y2 JP 1982082088 U JP1982082088 U JP 1982082088U JP 8208882 U JP8208882 U JP 8208882U JP H0233309 Y2 JPH0233309 Y2 JP H0233309Y2
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JP
Japan
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brake
lever
levers
reel stand
brake lever
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カセツトテープレコーダのブレーキ
装置に関するものである。
従来のカセツトテープレコーダのブレーキ装置
の一例を、第1図及び第2図を基に説明すると、
外周がドラム状に形成されている左右のリール台
1,2には、ピン3を中心に回転可能な左右のブ
レーキレバー4,5のブレーキゴム6が接離可能
に対向しており、これら左右のブレーキレバー
4,5にはブレーキゴム6をリール台1,2と接
触する方向に付勢するスプリング7が巻設してあ
り、また左右のブレーキレバー4,5の端部は、
上下方向に移動可能なスライド片8の爪部8aに
それぞれ接触している。
第1図は、テープがノーマル方向に走行中の状
態を示しており、この場合、スライド片8が上限
まで移動しているため、左右のブレーキレバー
4,5は爪部8aによつて上方に押し上げられ、
従つて左右のリール台1,2のドラム外周とそれ
ぞれのブレーキゴム6の間には間隙ができ、左右
のリール台1,2は自由に回転できる。
第2図は、ブレーキが作動した状態を示すもの
であり、この場合、スライド片8が下端まで移動
しているため、左右のブレーキレバー4,5はス
プリング7の弾性力によつて下方に回転移動し、
それぞれのブレーキゴム6は左右のリール台1,
2のドラム外周に接触する。これで、当然リール
台1,2にはブレーキがかかるのであるが、ブレ
ーキ動作の重要なポイントは、そのかかり始めに
ある。すなわち、第1図の様にテープがノーマル
方向に走向していてこれを停止する場合、スライ
ド片8の下降に伴つて左右のブレーキレバー4,
5は同じタイミングでリール台1,2のドラムに
接触するが、この時、ブレーキゴム6がスプリン
グ7によつてPなる力でドラムに接触したとする
と、ブレーキゴム6は第3図に示す様に左側のリ
ール台1のドラムの接線方向μPの力で引かれる。
この力の延長線と左側のブレーキレバー4の回転
中心間の距離をとすると、左側ブレーキレバー
4には時計方向に M=μP× のモーメントが発生し、喰い込み現象を起こすか
ら強い制動力が得られる。反対に、右側のリール
台2では、前記モーメントMが右側のブレーキレ
バー5を持ち上げる方向に作用するので、結果的
には同じタイミングでブレーキゴム6が左右のリ
ール台1,2に接触したとしても、テープの供給
側である左側リール台1での制動力が巻取側であ
る右側リール台2での制動力をうわまり、テープ
をたるみなく停止できるのである。(テープがリ
ワインド方向に走行している場合は、ブレーキレ
バー4,5の喰い込み側と逃げ側が上述したノー
マル方向と逆になるだけで、結果は同じとなる。) しかし乍ら、前述したブレーキ装置では、各部
品の寸法のバラツキにより必ずしも理想的な制動
がかけられる訳ではなく、供給側よりも先に巻取
側にブレーキがかかつてしまう場合もあり、この
場合、一度たるんだテープを前述した左右の制動
力の差によつて引つぱろうとしても完全にたるみ
を吸収することは困難である。
本考案は、この様な欠点を解消するためになさ
れたものであり、左右のリール台の近傍にそれぞ
れ独立したブレーキレバーを枢支し、それらブレ
ーキレバーを前記リール台との接触方向に付勢す
るスプリングを各ブレーキレバーに弾設し、前記
各ブレーキレバーを前記リール台と接触すること
により前記リール台のブレーキ制動を行なうカセ
ツトテープレコーダのブレーキ装置において、前
記ブレーキレバーのそれぞれの対向する端部を互
いに交差させ、該端部のそれぞれの先端に相手方
ブレーキレバーが係合可能なピン部を設け、該ブ
レーキレバーのそれぞれに一体にブレーキロツド
をそれぞれ設けるとともに、制動状態にあつて
は、前記ピン部のそれぞれと相手方ブレーキレバ
ーとの間に所定の間隙を有する構成にしたことに
より、供給側リール台のブレーキタイミングを巻
取側リール台に較べ積極的に早めるようにし、テ
ープたるみのない理想的な制動を可能にすること
を目的とするものである。
以下、第4図乃至第8図を基に本考案の実施例
を説明する。
第4図は本考案に係るブレーキ装置の正面図で
あり、第5図はその平面図であり、左右のリール
台1,2の外周はドラム状になつている。左右の
ブレーキレバー4,5は、それぞれの回転中心ま
わりに回動可能であり、各ブレーキレバー4,5
にはブレーキゴム6が取り付けられている。また
各ブレーキレバー4,5に植設したスプリング受
けピン4a,5aにはスプリング7が掛合してあ
り、このスプリング7によつて前記ブレーキゴム
6は前記各リール台1,2のドラムと接触する方
向に付勢されている。前記各ブレーキレバー4,
5の先端にはそれぞれピン部4b,5bが形成し
てあり、左側ブレーキレバー4の先端は右側ブレ
ーキレバー5のピン部5bを真つ直ぐ下からくぐ
り抜けて上方に延び自らのピン部4bを形成し、
一方、右側ブレーキレバー5の先端は左側ブレー
キレバー4のピン部4bを鉤形に曲がつて下から
くぐり抜け、その先で上方に延びて自らのピン部
5bを形成してている。前記各ピン部4b,5b
は、第5図から明らかなように後方に伸びてお
り、これら各ピン部4b,5bの下方に左右のブ
レーキロツド9,10が上下動可能に設けてあ
る。第6図は、前記各ピン部4b,5b付近の拡
大図であるが、この図から明らかなように、それ
ぞれのブレーキレバー4,5本体と各ピン部4
b,5bとの間には間隙Lが設けてある。
第4図はブレーキが制動している状態を示すも
のであるが、この状態で左側のブレーキロツド9
を持ち上げると右側のブレーキレバー5のピン部
5bが上昇し、第7図に示すように右側のブレー
キレバー5本体と右側のブレーキレバー4のピン
部4bとの間隙Lがゼロになると、右側のブレー
キレバー5に接触して左側のブレーキレバー4も
上昇を開始し、両方のブレーキレバー4,5のブ
レーキゴム6が各リール台1,2のドラムから離
反する(この動作は、ブレーキゴム6が各々のリ
ール台1,2のドラムを離れていくタイミングを
考えた場合、まず右側のブレーキゴム6が右側リ
ール台2のドラムから離れ、次に左側のブレーキ
ゴム6が左側リール台1のドラムから離れること
を意味する)。
上記動作を逆に、すなわち、ブレーキ解放状態
から制動状態へ行なう場合は、左側ブレーキロツ
ド9を上限から下方へ移動すると、まず左側のブ
レーキゴム6が左側リール台1のドラムに接触
し、次に右側のブレーキゴム6が右側リール台2
のドラムに接触し、両リール台1,2の回転を停
止させることになる。また、右側ブレーキロツド
10を動作すると、左右リール台1,2のブレー
キ解放及びブレーキ制動は、上記左側ブレーキロ
ツド9の場合と反対のタイミングになる。
上記実施例では、早巻き(FF)状態からのブ
レーキ制動時には左側ブレーキロツド9が動作
し、巻戻し(REW)状態からのブレーキ制動時
には右側ブレーキロツド10が動作するので、い
ずれの場合も、必ず巻取側リール台より供給側リ
ール台のブレーキが先にかかり、しかも各ブレー
キレバー4,5には第3図で説明した様な逃げと
喰い込み現象が作用するので、供給側は早いタイ
ミングで強い制動力を持ち、反対に巻取側は遅い
タイミングで弱い制動力しか作用せず、テープを
たるみなく停止することができる。尚、第6図を
基に説明した前記間隙Lは、部品の寸法バラツキ
に対しては十分な値をとつてあるので、巻取側が
先にブレーキゴム6に接触してしまうという惧れ
はない。
第8図は、前記ブレーキゴム6の代りに歯状の
凹凸部11を各ブレーキレバー4,5に一体形成
し、一方、各リール台1,2のドラムにはこの凹
凸部11と噛合可能なギア部12を形成した別の
実施例を示すものであり、この様な構成によつて
強力な制動力を発生させると共に、ブレーキゴム
6の表面変化による摩擦係数の低下等を防止でき
る。
本考案は上述したように、左右のリール台の近
傍にそれぞれ独立したブレーキレバーを枢支し、
これらブレーキレバーを前記リール台との接触方
向に付勢するスプリングを各ブレーキレバーに弾
設し、前記各ブレーキレバーを前記リール台と接
触することにより前記リール台のブレーキ制動を
行なうカセツトテープレコーダのブレーキ装置に
おいて、前記ブレーキレバーのそれぞれの対向す
る端部を互いに交差させ、該端部のそれぞれの先
端に相手方ブレーキレバーが係合可能なピン部を
設け、該ブレーキレバーのそれぞれに一体にブレ
ーキロツドをそれぞれ設けるとともに、制動状態
にあつては、前記ピン部のそれぞれと相手方ブレ
ーキレバーとの間に所定の間隙を有することを特
徴とするものである。
この様な構成をとることにより、早巻き状態か
らテープを停める際、必ず巻取側リール台よりも
供給側リール台を先にブレーキ制動し、テープた
るみのない理想的な制動が可能になる。
また、ブレーキレバーのそれぞれの対向する端
部を互いに交差させ、該端部のそれぞれの先端に
相手方ブレーキレバーが係合可能なピン部を設け
るだけの簡単な構成にしてあることから、部材点
数が少なく製作原価を安くすることができ、また
このように部材点数が少ないことに伴つて製作誤
差を抑制でき作動タイミングの設定が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のブレーキ解放時の正面図、第
2図は従来例のブレーキ制動時の正面図、第3図
はブレーキ制動時に作用する力を示す説明図、第
4図は本考案の一実施例を示すブレーキ制動時の
正面図、第5図は同じく平面図、第6図はピン部
の拡大図、第7図は第4図の一部ブレーキ解放状
態を示す正面図、第8図は他の実施例におけるブ
レーキレバーとリール台の関係を示す正面図であ
る。 1,2……リール台、4,5……ブレーキレバ
ー、4a,5a……スプリング受けピン、4b,
5b……ピン部、6……ブレーキゴム、7……ス
プリング、9,10……ブレーキロツド、11…
…凹凸部、12……ギア部、L……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右のリール台の近傍にそれぞれ独立したブレ
    ーキレバーを枢支し、これらブレーキレバーを前
    記リール台との接触方向に付勢するスプリングを
    各ブレーキレバーに弾設し、前記各ブレーキレバ
    ーを前記リール台と接触することにより前記リー
    ル台のブレーキ制動を行なうカセツトテープレコ
    ーダのブレーキ装置において、前記ブレーキレバ
    ーのそれぞれの対向する端部を互いに交差させ、
    該端部のそれぞれの先端に相手方ブレーキレバー
    が係合可能なピン部を設け、該ブレーキレバーの
    それぞれに一体にブレーキロツドをそれぞれ設け
    るとともに、制動状態にあつては、前記ピン部の
    それぞれと相手方ブレーキレバーとの間に所定の
    間隙を有することを特徴とするカセツトテープレ
    コーダのブレーキ装置。
JP8208882U 1982-06-02 1982-06-02 カセツトテ−プレコ−ダのブレ−キ装置 Granted JPS58187042U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8208882U JPS58187042U (ja) 1982-06-02 1982-06-02 カセツトテ−プレコ−ダのブレ−キ装置

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JP8208882U JPS58187042U (ja) 1982-06-02 1982-06-02 カセツトテ−プレコ−ダのブレ−キ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58187042U JPS58187042U (ja) 1983-12-12
JPH0233309Y2 true JPH0233309Y2 (ja) 1990-09-07

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ID=30091166

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8208882U Granted JPS58187042U (ja) 1982-06-02 1982-06-02 カセツトテ−プレコ−ダのブレ−キ装置

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JPS58187042U (ja) 1983-12-12

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