JPS6295371A - 粉末状吸湿架橋性ホツトメルト接着剤の製造方法 - Google Patents

粉末状吸湿架橋性ホツトメルト接着剤の製造方法

Info

Publication number
JPS6295371A
JPS6295371A JP23453585A JP23453585A JPS6295371A JP S6295371 A JPS6295371 A JP S6295371A JP 23453585 A JP23453585 A JP 23453585A JP 23453585 A JP23453585 A JP 23453585A JP S6295371 A JPS6295371 A JP S6295371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamide resin
group
melt adhesive
adhesive
organosilicon compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23453585A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0137433B2 (ja
Inventor
Chiharu Okada
岡田 千春
Yoshihiko Kasahara
笠原 良彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP23453585A priority Critical patent/JPS6295371A/ja
Publication of JPS6295371A publication Critical patent/JPS6295371A/ja
Publication of JPH0137433B2 publication Critical patent/JPH0137433B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリアミド系の反応性ホットメルト接着剤の製
造方法に関する。
〔従来の技術及び問題点〕
従来より接着芯地にはポリアミド系のホットメルト接着
剤が粉末状で塗布されたものが多(使用されている。ポ
リアミド系ホットメルト接着剤は種々の生地に対する接
着性が良く、又耐ドライクリーニング性に優れているが
、一方、ポリエステル系のホットメルト接着剤にくらべ
て硬く、耐熱水洗濯性がやや悪いという欠点を有してい
る。又、アイロン掛けを繰返す間に接着剤が塑性変形を
起こして風合が硬(なったり、あるいは布の表面ににじ
み出てくるといった欠点がある。
このような欠点を改良し耐熱水洗濯性並びに耐アイロン
掛は性に優れ、しかも風合が軟らかく種々の繊維接着の
用途に利用できるポリアミド系ホットメルト接着剤とし
て本発明者らは既に、(alポリアミド樹脂を反応釜も
しくはニーグーに入れ該樹脂の軟化点〜軟化点+30℃
の温度で加熱溶融し、イソシアネート基を有するアルコ
キシシラン化合物を添加し反応せしめる方法、(blポ
リアミド樹脂をジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ジメチルスルホキサイド等の極性溶媒に加熱溶
解し、60〜120℃の温度で上記のアルコキシシラン
化合物を添加し反応せしめる方法によって得られるポリ
アミド樹脂を開発している。
しかしながらこれらの方法によって製造される吸湿架橋
性ポリアミド樹脂は変性温度が高いため変性中に一部の
アルコキシシリル基が加水分解架橋反応を起こしたり、
変性後の粉末化工程において吸湿し部分的に架橋したり
する。その結果、繊維に対する接着温度を高くしないと
充分な接着力が得られにくいという問題点があることが
明らかになってきた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはこのような問題点を改良し、より低い温度
で生地をいためることなく接着することができ、しかも
耐温水洗濯性並びに耐アイロン掛は性に優れ、且つ風合
が軟らかく種々の繊維接着の用途に利用できるポリアミ
ド系吸湿架橋性ホントメルト接着剤を得るべく鋭意検討
を重ねた結果、特定の方法によって得られた粉末状のポ
リアミド樹脂が上記の目的を達成し得ることを見出し、
本発明を完成した。
即ち、本発明は、アミノ基を有するポリアミド樹脂の粉
末を、 (alイソシアネート基を持つ加水分解性有機珪素化合
物を含有する、活性水素を持たず且つ該ポリアミド樹脂
を溶解しない有機液体、または、 (b)イソシアネート基を持つ液状の加水分解性有機珪
素化合物 の中に分散せしめ、該ポリアミド樹脂と該加水分解性有
機珪素化合物とを反応せしめることを特徴とする粉末状
吸湿架橋性ホットメルト接着剤の製造方法を提供するも
のである。
本発明の吸湿架橋性ホントメルト接着剤の骨格をなすポ
リアミド樹脂は公知の方法により重縮合乃至開環重合し
て得られる。該ポリアミド樹脂の合成に用いられるジカ
ルボン酸の例としてはアジピン酸、β−メチルアジピン
酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸
、ノナンジカルボン酸、デカンジカルボン酸、ウンデカ
ンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、エイコサンニ
酸等の脂肪族ジカルボン酸、炭素数36のジカルボン酸
を主成分とするダイマー酸等、それにn−ドデセニルコ
ハク酸、イソドデセニルコハク酸、イソドデシルコハク
猷、イソオクチルコハク酸、n−オクチルコハク酸等及
びこれらの酸無水物、末端カルボキシル化1゜2−ポリ
ブタジェン、末端カルボキシル化水添l。
2−ポリブタジェン等の末端カルボキシル化液状ゴム、
イソフタル酸の如き芳香族ジカルボン酸が挙げられる。
本発明のポリアミド樹脂の合成に用いられるジアミンと
しては、プロピレンジアミン、1.2−ジアミノプロパ
ン、テトラメチレンジアミン、ピペラジン、ペンタメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1.7−ジア
ミノへブタン、1.8−ジアミノオクタン、1.9−ジ
アミノノナン、1.10−ジアミノデカン、分子量30
0〜2.000の両末端アミノ化したポリエチレングリ
コールジアミン等が例示される。
又ε−カプロラクタム、ω−ラウリルラクタム等の炭素
数6乃至12のラクタム類もしくはそれらのω−アミノ
酸を用いることもできる。
上記原料のうちジアミンの仕込モル数をジカルボン酸の
仕込みモル数より若干多くすることによりアミノ基を有
するポリアミド樹脂が得られる。
本発明に使用するポリアミド樹脂の数平均分子量は2.
000乃至20,000、より好ましくは4 、000
乃至12,000であることが望ましい。数平均分子量
が小さ過ぎると衣料へのしみ込みが多くなり反対面への
しみ出しによる外観の悪化、初期接着力の不足等のトラ
ブルが生じるので好ましくない。逆に数平均分子量が大
き過ぎると被着体への濡れ性が悪(なったり、架橋密度
が低下して充分な耐熱圧着性が得られなかったり耐ドラ
イクリーニング性に問題を生じたりするので好ましくな
い。
本発明に用いられるイソシアネート基を持つ加水分解性
有機珪素化合物としては次の一般式(1)で表されるも
のが好ましい。
R2゜ 0CN−R’−5i−Xz−−(I )ただし、R1は
脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素
基より選ばれる非置換もしくは置換炭化水素基であり、
炭化水素の連鎖の中に−N HCON l(−あるいは
−NHCO5−の如き異種元素を含んでいてもかまわな
い。R2はメチル基またはエチル基、Xは加水分解性官
能基、aは0または1または2である。Xとしてはメト
キシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキ
シ基、メトキシエトキシ基等のアルコキシ基、アセI・
キシ基、オクタノイロキシ基、ベンゾイルオキシ基等の
アシロキシ基、プロペノキシ基、イソプロペノキシ基、
5,5−ジメチルシクロヘキサン−1−オン−3−イル
オキシ基等のアルケノキシ基、N、N−ジメチルアミノ
基、N。
N−ジエチルアミノ基、N、N−メチルエチルアミノ基
、N、N−メチルシクロへキシルアミノ基等のN。
N−置換アミノ基、ジメチルケトキシム基、メチルエチ
ルケトキシム基、ジエチルケトキシム基、ブタノキシム
基等のケトキシム基、N、N−ジメチルアミノキシ基、
N、N−メチルエチルアミノキシ基、N、N−ジエチル
アミノキシ基等のアミノキシ基、N−メチルアセトアミ
ド基、N−エチルアセトアミド基、N−ブチルアセトア
ミド基、N−ベンジル7セトアミド基等のアミド基が例
示される。
本発明において好んで用いられる加水分解性官能基はア
ルコキシ基である。
一般式(1)で表されるアルコキシシラン化合物の例と
しては3−イソシアナトプロピルトリメトキシシラン、
3−イソシアナトプロピルメチルジメトキシシラン、3
−イソシアナトプロピルトリエトキシシラン、3−イソ
シアナトプロピルメチルジェトキシシラン等が挙げられ
る。
また、−NHCONH−あるいは−NHCO5−の如き
結合を含むアルコキシシラン化合物はへキサメチレンジ
イソシアネート、トルエンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、ジシ
クロヘキシルメタンジイソシアネート、リジンジイソシ
アネート、トリメチルへキサメチレンジイソシアネート
、キシリレンジイソシアネート等のジイソシアネート化
合物と、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン等の末端アミノ
もしくは末端メルカプトアルコキシシラン化合物との付
加反応によって得られる。
本発明に用いられる活性水素を持たず且つポリアミド樹
脂を溶解しない有機液体としてはn−ヘキサン、ヘプタ
ン、流動パラフィン等の低分子量炭化水素類、アセトン
やメチルエチルケトン等のケトン類、ベンゼンやトルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、トリクロルエチレン、パーク
ロルエチレン等の塩素系溶剤類が例示されるが、これら
に限定されるものではない。
本発明の粉末状の吸湿架橋性ホットメルト接着剤は次の
ようにして製造される。まず、前記の方法により合成さ
れたポリアミド樹脂を液体窒素により冷却し、該ポリア
ミド樹脂のガラス転移点以下の温度で機械的に粉砕して
500ミクロン以下、より好ましくは200ミクロン以
下の粉末にする。こうして得られたポリアミド樹脂の粉
末を真空乾燥あるいは熱風乾燥して粉末中の水分を0.
4%以下、より好ましくは0.2%以下に調製する。該
ポリアミド樹脂粉末と一般式(1)で表される加水分解
性有機珪素化合物、それに必要に応じて前記の有機液体
を反応釜に仕込み、室温ないし液体成分の沸点以下の温
度に保つことにより該加水分解性有機珪素化合物がポリ
アミド樹脂粉末の表面のみならず内部にまで浸透してポ
リアミド分子のアミン基と尿素結合して目的とする変性
ポリアミド樹脂となる。
この反応においてポリアミド樹脂の粉末は該加水分解性
有機珪素化合物にも分散媒として加えた有機液体にも溶
解せず、最初の粒子形状が反応後も維持される。反応終
了後、液体成分を口割し粉末成分を室温ないし50℃の
温度、より好ましくは室温ないし40℃の温度で真空乾
燥することにより粉末状の吸湿架橋性ホットメルト接着
剤が得られる。
ポリアミド分子のアミノ基に対する一般式(I)で表さ
れる加水分解性有機珪素化合物の結合割合(変性率)は
反応温度、反応時間、該加水分解性有機珪素化合物の濃
度によって1〜100%の範囲で自由に調整することが
できる。
本発明の方法によれば、本発明者らが先に開発した方法
に比べてより低い温度で変性反応を行うことができる。
このため変性中の副反応、即ち反応系中の微量の水分が
ポリアミド分子に結合した一Si−Xff−m基に作用
して加水分解しシラノール基を生成し、引き続いて分子
間で脱水縮合して分子間架橋を生じる架橋反応を低く抑
えることができる。その結果、ホントメルト接着時の温
度を未変性ポリアミドによる接着温度と同程度まで低く
することが可能となるのである。
本発明の吸湿架橋性ホットメルト接着剤は架橋反応を促
進する目的で、該樹脂にオクチル酸錫、ジブチル錫ジラ
ウレート、ジオクチル錫マレート、ジオクチル錫オキサ
イド等の有機錫化合物、テトラ−1−プロポキシチタン
、テトラ−n−ブトキシチタン、テトライソプロピルビ
ス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオク
チルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート等の
有機チタン化合物を0.01乃至3重量%加えて使用す
ることもできる。
本発明の粉末状吸湿架橋性ホットメルト接着剤の軟化温
度は、60ないし160℃、より好ましくは80ないし
130°Cの範囲内であるのが望ましい。
軟化温度が低過ぎると粉末の流動性が悪くなり、また、
シロキサン結合による架橋反応が進んだ後でもアイロン
掛けや熱プレス等による熱圧着を繰返す毎に樹脂の塑性
変形が起きて接着した衣料の風合に変化が生じるので好
ましくない。軟化温度が高過ぎると衣料に対する接着温
度もそれ以上に高くせねばならず、この場合繊維の収縮
や変色が起きやすくなるので好ましくない。
本発明の吸湿架橋性ホットメルト接着剤の粉末の流動性
をよくする目的で酸化珪素や酸化チタン等の無機微粉末
を粉末に対して0.05ないし5%加えて使用してもよ
い。
本発明の吸湿架橋性ホットメルト接着剤は水分が0.3
%以下、より好ましくは0.1%以下になるよう乾燥状
態で密封しておけば貯蔵中の架橋反応の進行を低く抑え
ることができ長時間の保存が可能である。
本発明の吸湿架橋性ホットメルト接着剤はポリアミド分
子鎖中に導入された加水分解性有機珪素官能基が空気中
の湿気あるいは被着体中の水分によって加水分解しシラ
ノール基に変化した後、分子間の脱水縮合反応を起こし
てシロキサン結合を形成することにより架橋構造体にな
る。被着体が水酸基を持つ場合には被着体ともシロキサ
ン結合を形成すると考えられる。該架橋反応は温度が高
いほど促進される。スチーム等による加湿は必ずしも必
要ではない。水分の供給が多過ぎると接着界面に水の層
ができたり、接着温度が低下したり、あるいは接着時の
熱により水が急激に蒸発して接着部に剥離の応力を生じ
たりするので好ましくない。
〔実施例〕
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 ε−カプロラクタム 3564.5重量部(45,0モ
ルχ)アジピン酸     912.5  〃(8,9
2〃)デカンジカルボン酸 1438.0  〃(8,
92〃’)エイコサンニ酸   2018.7  〃(
8,92〃)をセパラブルフラスコに仕込み減圧脱気を
繰返し系内を窒素雰囲気ζご置換した後、昇温し系内の
原料が溶融して攪拌可能になった時点でヘキサメチレン
ジアミン2297.2重量部(28,24モルχ)を滴
下しながら更に昇温を続けた。ヘキサメチレンジアミン
の滴下が終わり縮合水の留出が始まってから窒素をゆる
やかに流し始め、230°Cまで昇温しで常圧下に1時
間反応を続けた。
そして50〜70wHgに減圧して1時間反応を行い共
重合ポリアミド樹脂を得た。該ポリアミド樹脂の酸価は
0.86KOHmg/g 、全アミン価は13.5KO
Hmg/g 、軟化温度は115℃であった。
なお、軟化温度は品性製作所製フローテスターにより8
0℃にて1分間予熱した後、20 kg / ciの荷
重をかけて6°C/分で昇温したときに樹脂粉末が溶融
してゴム状の状態になる温度である。
該ポリアミド樹脂を液体窒素で冷却し凍結粉砕して平均
粒径40ミクロンの粉末にした後、30℃にて真空乾燥
して水分が0.1χの乾燥粉末を得た。
該ポリアミド樹脂粉末100重量部、3−イソシアナト
プロピルトリエトキシシラン100重量部をセパラブル
フラスコに仕込み、35℃にて3日間静置した後、口過
しn−ヘキサンで洗浄し、30℃にて1日真空乾燥して
吸湿架橋性ホットメルト接着剤の粉末を得た。
該吸湿架橋性ホットメルト接着剤粉末の緒特性は表1の
通りである。また、該接着剤で接着した布の耐久性は表
2の通りである。
実施例2 実施例1で調整したポリアミド樹脂粉末100重量部、
n−ヘキサン80重量部、3−イソシアナトプロピルト
リエトキシシラン20重量部をセパラブルフラスコに仕
込み、60℃にて12時間攪拌した後、実施例1と同様
にして口過、洗浄、乾燥して粉末状の吸湿架橋性ホット
メルト接着剤を得た。該接着剤の緒特性は表1、表2の
通りである。
実施例3 ε−カプロラクタム  2829.0重量部(25,0
モルχ)アジピン酸      1753.7  〃(
12,0〃”)デカンジカルボン酸  2763.6 
 〃(12,0〃)イソフタル酸     1993.
7  〃(12,0〃)ヘキサメチレンジアミン453
2.2重量部(39,0モルχ)の割合で実施例1と同
様にして重合反応を行い、酸価1.IKOHmg/g、
全アミン価19.5KOHmg/g 、軟化温度98℃
の共重合ポリアミド樹脂を得た。
該ポリアミド樹脂を実施例1と同様にして粉末化し、乾
燥して平均粒径52ミクロン、水分0.15%の粉末を
調製した。
該ポリアミド樹脂粉末100.0重量部、n−へ■ キサン80,0重量部、0CN−(CHz) 6−N−
C−5−(CHz) 3−Si(OCH3) 320.
0重量部をセパラブルフラスコに仕込み、25゛Cにて
48時間浸漬した後、実施例1と同様にして口過、洗浄
、乾燥し粉末状の吸湿架橋性ホットメルト接着剤を得た
該接着剤の緒特性は表1、表2の通りである。
比較例 実施例1で合成したポリアミド樹脂2800重量部を3
に一グーに仕込み、130℃にて溶融し、毎分60回転
の速度で攪拌しなから3−イソシアナトプロピルトリエ
トキシシラン88.2重量部を5分間で滴下し、10分
間混練して変性反応を行った。こうして得られた変性ポ
リアミド樹脂を凍結粉砕して平均粒径40ミクロンの吸
湿架橋性ホントメルト接着剤粉末を得た。
該粉末の緒特性を実施例1と比較して表1に示す。
表1 接着剤の緒特性 注(1)ゲル分率: ベンジルアルコール99重1部に対 して接着剤1重量部を加え室温で24 時間攪拌した後の不溶部の割合。
(2)清水処理: 水99重量部に接着剤1重量部を加 え110℃のオイルバスにて2時間 煮沸する。
(3)溶融粘度: 品性製作所製フローテスターにより 140℃にて測定(ダイの直径11m。
長さ1重態、荷重50 Kg/ co! 、予熱2分)
(4)接着方法: テトロン/コツトン=30/70の混Vj布に粉末状接
着剤0.03 gを1mX10Cの細線状に塗布し、同
じ布を重ね て乾熱プレス機により120℃の温 度で上下両面より加熱し30g/crAの圧力で30秒
間加圧して接着。
(5)T−剥離接着: 定速引張試験機により20℃の雰囲 気中で100fl/分のクロスヘッド スピードにてT−剥離する。8枚の試 XIについて平均値をとる。
表2 接着布の耐久性(T−剥離強度;単位kg/25
mm)(2)T−剥離二表1の注(5)と同じ。
(3)洗濯試験: JIS L 1018 F−1法。
(4)  ドライクリーニング試験: JIS L 0
860゜なお、比較例の接着剤の場合テトロン/コツト
ン=30/70の混紡布に対する接着温度を140°c
、160℃に上げるとT−剥離強度はそれぞれ9.8k
g/25mm、 13.1 kg/25mmに増加した
これらの実施例と比較例から明らかなように本発明の方
法で製造された粉末状のホントメルト接着剤は比較的低
い温度でも布に対して良く接着し、しかも優れた接着耐
久性を示す。
〔発明の効果〕
かくして本発明の吸湿架橋性ホットメルト接着剤はホッ
トメルト接着剤に特有の短時間熱接着性と架橋形成によ
る優れた耐溶剤性並びに耐熱性等の永久接着性を発揮す
る。また、共重合ポリアミド骨格中のソフトセグメント
の効果により接着した衣料に柔軟な風合を賦与せしめる
ことができる。更にまた、本接着剤粉末は製造過程にお
いて架橋反応をほとんど生じないため接着温度を高くす
る必要がなく、生地に熱ダメージを与えずに接着するこ
とができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アミノ基を有するポリアミド樹脂の粉末を、(a)
    イソシアネート基を持つ加水分解性有機珪素化合物を含
    有する、活性水素を持たず且 つ該ポリアミド樹脂を溶解しない有機液体、または、 (b)イソシアネート基を持つ液状の加水分解性有機珪
    素化合物 の中に分散せしめ、該ポリアミド樹脂と該加水分解性有
    機珪素化合物とを反応せしめることを特徴とする粉末状
    吸湿架橋性ホットメルト接着剤の製造方法。
JP23453585A 1985-10-22 1985-10-22 粉末状吸湿架橋性ホツトメルト接着剤の製造方法 Granted JPS6295371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23453585A JPS6295371A (ja) 1985-10-22 1985-10-22 粉末状吸湿架橋性ホツトメルト接着剤の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23453585A JPS6295371A (ja) 1985-10-22 1985-10-22 粉末状吸湿架橋性ホツトメルト接着剤の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6295371A true JPS6295371A (ja) 1987-05-01
JPH0137433B2 JPH0137433B2 (ja) 1989-08-07

Family

ID=16972548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23453585A Granted JPS6295371A (ja) 1985-10-22 1985-10-22 粉末状吸湿架橋性ホツトメルト接着剤の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6295371A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0329600A (ja) * 1989-06-27 1991-02-07 Hitachi Kasei Polymer Kk スピーカー装置組立法
JP2004531610A (ja) * 2001-05-09 2004-10-14 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン 顆粒形態のホットメルト接着剤
US7326350B2 (en) 2001-07-25 2008-02-05 Roche Diagnostics Corporation System for separating magnetically attractable particles
US7576158B2 (en) 2002-02-19 2009-08-18 Jowat Ag Reactive single-component coating and/or adhesive granulate

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51125130A (en) * 1974-09-17 1976-11-01 Lord Corp Adhesive composition
JPS5415946A (en) * 1978-03-17 1979-02-06 Lord Corp Adhesive composition

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51125130A (en) * 1974-09-17 1976-11-01 Lord Corp Adhesive composition
JPS5415946A (en) * 1978-03-17 1979-02-06 Lord Corp Adhesive composition

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0329600A (ja) * 1989-06-27 1991-02-07 Hitachi Kasei Polymer Kk スピーカー装置組立法
JP2004531610A (ja) * 2001-05-09 2004-10-14 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン 顆粒形態のホットメルト接着剤
US7326350B2 (en) 2001-07-25 2008-02-05 Roche Diagnostics Corporation System for separating magnetically attractable particles
US7576158B2 (en) 2002-02-19 2009-08-18 Jowat Ag Reactive single-component coating and/or adhesive granulate

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0137433B2 (ja) 1989-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3684639A (en) Heat sealing textile sheets with polyurethane heat sealing adhesives
JPS59120629A (ja) コポリエ−テルエステルアミドおよびその製法
BG99510A (bg) Втвърдяващо се от влагата полиуретаново топимо лепило, метод за производството му и използване
JPS6295371A (ja) 粉末状吸湿架橋性ホツトメルト接着剤の製造方法
JPS59147022A (ja) 下塗りしたプラスチツク部品
JPS6241989B2 (ja)
CN115304962B (zh) 低表面能基材粘接用底涂剂组合物及用途
JPH0116439B2 (ja)
US4141869A (en) Heat-sealing thermoplastic adhesive
CA1037191A (en) Polyurethane adhesive and a method for heat sealing textiles
JPH02225581A (ja) ホットメルト接着剤
JPS6335187B2 (ja)
JPS63230781A (ja) 反応性ホツトメルト接着剤
JPS59174674A (ja) ホツトメルト接着剤
JP4387518B2 (ja) 接着剤組成物
JPH0116438B2 (ja)
DE4033480C2 (de) Heißsiegeln von Textilien
EP0388730B1 (de) Polyamid-Siloxan-Copolymer
JPH01103679A (ja) コポリアミドからなる接着剤および複合材料の製法
JPH0255458B2 (ja)
JPH0649857B2 (ja) ホットメルト接着剤
JPS59172573A (ja) ホットメルト接着剤
JPH06192638A (ja) 反応性ホットメルト接着剤フィルムの製造方法
JPS59207978A (ja) 熱シ−ル方法
AT351654B (de) Verfahren zum heisssiegeln

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term