JPS6293808A - ウレタン樹脂被覆電線 - Google Patents
ウレタン樹脂被覆電線Info
- Publication number
- JPS6293808A JPS6293808A JP60232462A JP23246285A JPS6293808A JP S6293808 A JPS6293808 A JP S6293808A JP 60232462 A JP60232462 A JP 60232462A JP 23246285 A JP23246285 A JP 23246285A JP S6293808 A JPS6293808 A JP S6293808A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urethane resin
- coating layer
- polyurethane resin
- insulated wire
- crosslinking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、耐熱水性、耐熱性に優れた放射線架橋ウレタ
ン樹脂被覆電線に関する。
ン樹脂被覆電線に関する。
熱可塑性ウレタン樹脂は、優れた機械的強度、耐マモウ
性を生かして、ホース、ベルト、電線被覆、バイブ、靴
底、各種成型品等の種々の分野に用いられている。所が
、ウレタン樹脂では、エステル結合やウレタン結合の加
水分解の為に、長時間水分にさらされる所や蒸気、熱水
を使用する用途には使用できない。最近では、加水分解
の起こしやすいエステル結合をもつ脂肪族エステルでは
なくエーテル結合もつものや、カプロラクタム系のポリ
オールを使用して耐水性の改良が行なわれているものの
、ウレタン樹脂では本質的に加水分解はさけられない。
性を生かして、ホース、ベルト、電線被覆、バイブ、靴
底、各種成型品等の種々の分野に用いられている。所が
、ウレタン樹脂では、エステル結合やウレタン結合の加
水分解の為に、長時間水分にさらされる所や蒸気、熱水
を使用する用途には使用できない。最近では、加水分解
の起こしやすいエステル結合をもつ脂肪族エステルでは
なくエーテル結合もつものや、カプロラクタム系のポリ
オールを使用して耐水性の改良が行なわれているものの
、ウレタン樹脂では本質的に加水分解はさけられない。
更に又、ウレタン樹脂は180°C以上の温度で溶融す
ることから、例えば電線での半田浸漬等の作業により被
覆層が変形する為、150°C以上の高温にさらされる
用途には使えないといった問題がある。
ることから、例えば電線での半田浸漬等の作業により被
覆層が変形する為、150°C以上の高温にさらされる
用途には使えないといった問題がある。
更に、又、防火防災の立場から、難燃化の要求も厳しく
なっており、難燃性で且つ、耐水性、耐熱性の優れたウ
レタン樹脂被覆電線が要求される様になった。
なっており、難燃性で且つ、耐水性、耐熱性の優れたウ
レタン樹脂被覆電線が要求される様になった。
高分子材料の耐熱性等の改良の方法としては、ポリエチ
レン等で行なわれている分子同志の架橋という方法があ
る。一般に、この架橋方法には、有機ペルオキシドによ
る化学架橋、電子線、γ線に上る放射線架橋、反応性シ
ランによる水架橋等がある。しかし、熱可塑性ウレタン
樹脂の成型加工温度が180°C以上であることから、
有機ペルオキシドの分解温度以上である、反応性シラン
付加がコントロールできない等の理由から化学架橋や水
架橋は出来ない。
レン等で行なわれている分子同志の架橋という方法があ
る。一般に、この架橋方法には、有機ペルオキシドによ
る化学架橋、電子線、γ線に上る放射線架橋、反応性シ
ランによる水架橋等がある。しかし、熱可塑性ウレタン
樹脂の成型加工温度が180°C以上であることから、
有機ペルオキシドの分解温度以上である、反応性シラン
付加がコントロールできない等の理由から化学架橋や水
架橋は出来ない。
放射線架橋では、反応性多官能上ツマ−を添加して架橋
を促進させるという方法が一般的であり多官能性モノマ
ーとしては、官能基数が多く、官能基当りの七ツマー分
子量が小さいものが効率が良いと云われている。多官能
性モノマーとしてはジエチレングリコールジアクリレー
トのようなジアクリレート系、エチレングリコールジメ
タクリレートなどのジメタクリル系、トリメチロールエ
タントリアクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレートなどのトリアクリレート系、トリメチロール
エタントリメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレートなどのトリメタクリレート系、トリア
リルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジア
リルフタレート、トリメチルアクリルイソシアヌレート
−、トリメチルアクリルシアヌレート、トリメチルアク
リルイソシアヌレート、トリアクリルホルマールなどで
ある。
を促進させるという方法が一般的であり多官能性モノマ
ーとしては、官能基数が多く、官能基当りの七ツマー分
子量が小さいものが効率が良いと云われている。多官能
性モノマーとしてはジエチレングリコールジアクリレー
トのようなジアクリレート系、エチレングリコールジメ
タクリレートなどのジメタクリル系、トリメチロールエ
タントリアクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレートなどのトリアクリレート系、トリメチロール
エタントリメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレートなどのトリメタクリレート系、トリア
リルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジア
リルフタレート、トリメチルアクリルイソシアヌレート
−、トリメチルアクリルシアヌレート、トリメチルアク
リルイソシアヌレート、トリアクリルホルマールなどで
ある。
これらの多官能性上ツマ−を熱可塑性ウレタン樹脂に添
加し、放射線架橋を検討した所、特定の多官能性上ツマ
−を添加したウレタン樹脂組成物からなる被覆層を有し
、その被覆層が放射線照射架橋された電線が耐熱水性及
び耐熱性に優れていることが分かった。
加し、放射線架橋を検討した所、特定の多官能性上ツマ
−を添加したウレタン樹脂組成物からなる被覆層を有し
、その被覆層が放射線照射架橋された電線が耐熱水性及
び耐熱性に優れていることが分かった。
この発明は、熱可塑性ウレタン樹脂に、デカブロモジフ
ェニルエーテル及ヒ三酸化アンチモニンを添加してなる
樹脂組成物を被覆層とし、該被覆層が放射線照射架橋さ
れてなるウレタン樹脂被覆電線を提供するものである。
ェニルエーテル及ヒ三酸化アンチモニンを添加してなる
樹脂組成物を被覆層とし、該被覆層が放射線照射架橋さ
れてなるウレタン樹脂被覆電線を提供するものである。
トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート及びトリアクリルホル
マールの多官能性モノマーを添加したウレタン樹脂組成
物は100″Cの熱水中で老化しても十分な強度と伸び
を保持する。
ロールプロパントリアクリレート及びトリアクリルホル
マールの多官能性モノマーを添加したウレタン樹脂組成
物は100″Cの熱水中で老化しても十分な強度と伸び
を保持する。
又、難燃化を計る為に、種々のハロゲン化合物としては
、デカブロモジフェニルエーテルカ耐水性に最も優れて
いることがわかった。二酸化アンチモンは、ハロゲン化
合物と併用することにより難燃性を著しく高めることか
ら添加するものである。
、デカブロモジフェニルエーテルカ耐水性に最も優れて
いることがわかった。二酸化アンチモンは、ハロゲン化
合物と併用することにより難燃性を著しく高めることか
ら添加するものである。
又、照射線量は、多官能性モノマーの配合量によっても
異なるが、照射線量が3 Mrad以上、50Mrad
以下である場合が特に好ましい。
異なるが、照射線量が3 Mrad以上、50Mrad
以下である場合が特に好ましい。
3Mrad以上の照射は照射架橋の効果が特に顕著に表
われ、例えば180°Cでの加熱変形試験で変形が小さ
い。一方、50Mrad以下の照射する場合には機械的
強度の低下が少ない。なお、放射線として電子線又はγ
線が使用される。
われ、例えば180°Cでの加熱変形試験で変形が小さ
い。一方、50Mrad以下の照射する場合には機械的
強度の低下が少ない。なお、放射線として電子線又はγ
線が使用される。
以下に本発明について具体的に説明する。
実施例−1〜−3
熱可塑性ウレタン樹脂(エラストラン E385PNA
T :日本エラストラン商品名)に対し、第1表に示し
た組成物を、外径2.5珊のポリエチレン樹脂被覆電線
三芯より線の上に、外径が7m1I+になる様に押出被
覆した後、2 MeVの電子線で2.5Mrad 、
15 Mrad各々照射した。
T :日本エラストラン商品名)に対し、第1表に示し
た組成物を、外径2.5珊のポリエチレン樹脂被覆電線
三芯より線の上に、外径が7m1I+になる様に押出被
覆した後、2 MeVの電子線で2.5Mrad 、
15 Mrad各々照射した。
ウレタン樹脂被覆層について、180°Cにおいて第1
図に示した方法により、荷重0.5 kgをかけ予熱1
0分、加圧10分後の試料の変形率を測定した。変形率
は、次式により算出した。
図に示した方法により、荷重0.5 kgをかけ予熱1
0分、加圧10分後の試料の変形率を測定した。変形率
は、次式により算出した。
更に、実施例−1,−2,−3の15Mrad照射試料
について100°Cの熱水中で7日及び1.4+日老化
した後の引張強度変化について測定した。
について100°Cの熱水中で7日及び1.4+日老化
した後の引張強度変化について測定した。
又、JASO規格に基づいて水平燃焼試験も行なった。
各々の結果を第1表に示した。
比較例A−C
熱可塑性難燃ウレタン樹脂(エラストランE585
FUOO:日本エラストラン商品名)を用い、第1表に
示した組成物を実施例と同様にウレタン制服被覆電線を
作成した。しかる後、2ΔfcVの電子線を2.5 M
、 15 Mrad照射し、実施例と同様にして、加
熱変形試験、水平燃焼試験、熱水老化試験を行なった。
FUOO:日本エラストラン商品名)を用い、第1表に
示した組成物を実施例と同様にウレタン制服被覆電線を
作成した。しかる後、2ΔfcVの電子線を2.5 M
、 15 Mrad照射し、実施例と同様にして、加
熱変形試験、水平燃焼試験、熱水老化試験を行なった。
その結果を第1表に示したが、特に熱水試験では、−A
、−Bが7日でも試料が脆くなり引張試験が出来なか
った。又、−Cでは架橋することが出来なかった。
、−Bが7日でも試料が脆くなり引張試験が出来なか
った。又、−Cでは架橋することが出来なかった。
この様に本発明による難燃ウレタン樹脂被覆電線では高
い難燃性とともに優れた耐水性を示すことが明らかとな
り、産業上非常に有益である。
い難燃性とともに優れた耐水性を示すことが明らかとな
り、産業上非常に有益である。
第1図は、加熱変形試験方法の概略図である。
1:9.5印グの金属棒
2:ウレタン被覆層
3 : 1 mmOの金属棒
稗1 図
手 続 補 正 書
昭和61年7月lす
1、事件の表示
昭和60年特許願第232482号
2 発明の名称
ウレタン樹脂被覆電線
3、補正をする者
71L件との関係 特許出願人化 所
大阪市東区北浜5丁目15番地名 称(213)住友電
気工業株式会社社 長 川 上 哲
部4、代理人 住 所 大阪市此花区島屋1丁目1番3号住
友電気工業株式会社内 6、補正の対象 明細古中発明の詳細な説明の欄 ″′捕正の内容 ■)明細書第2頁第11行目の「150°C」を「18
0°C」と補正する。
大阪市東区北浜5丁目15番地名 称(213)住友電
気工業株式会社社 長 川 上 哲
部4、代理人 住 所 大阪市此花区島屋1丁目1番3号住
友電気工業株式会社内 6、補正の対象 明細古中発明の詳細な説明の欄 ″′捕正の内容 ■)明細書第2頁第11行目の「150°C」を「18
0°C」と補正する。
Claims (1)
- (1)熱可塑性ウレタン樹脂に、トリメチロールプロパ
ントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタ
クリレート又はトリアクリルホルマール及びデカブロモ
ジフェニルエーテル、三酸化アンチモンを添加した樹脂
組成物を被覆層とし、該被覆層が放射線照射架橋されて
なることを特徴とするウレタン樹脂被覆電線。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60232462A JPS6293808A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | ウレタン樹脂被覆電線 |
KR1019860007105A KR900006331B1 (ko) | 1985-09-04 | 1986-08-27 | 우레탄수지조성물 성형물 |
CA000517199A CA1310295C (en) | 1985-09-04 | 1986-08-29 | Molding of urethane resin composition |
DE8686112126T DE3683569D1 (de) | 1985-09-04 | 1986-09-02 | Formartikel aus urethanharzzusammensetzung. |
EP86112126A EP0214602B1 (en) | 1985-09-04 | 1986-09-02 | Molding of urethane resin composition |
AT86112126T ATE71960T1 (de) | 1985-09-04 | 1986-09-02 | Formartikel aus urethanharzzusammensetzung. |
US07/987,561 US5284883A (en) | 1985-09-04 | 1992-12-08 | Molding of urethane resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60232462A JPS6293808A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | ウレタン樹脂被覆電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6293808A true JPS6293808A (ja) | 1987-04-30 |
JPH0453045B2 JPH0453045B2 (ja) | 1992-08-25 |
Family
ID=16939664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60232462A Granted JPS6293808A (ja) | 1985-09-04 | 1985-10-17 | ウレタン樹脂被覆電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6293808A (ja) |
-
1985
- 1985-10-17 JP JP60232462A patent/JPS6293808A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453045B2 (ja) | 1992-08-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |