JPS6125822A - 熱収縮チユ−ブ - Google Patents
熱収縮チユ−ブInfo
- Publication number
- JPS6125822A JPS6125822A JP59148471A JP14847184A JPS6125822A JP S6125822 A JPS6125822 A JP S6125822A JP 59148471 A JP59148471 A JP 59148471A JP 14847184 A JP14847184 A JP 14847184A JP S6125822 A JPS6125822 A JP S6125822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cyanurate
- tube
- heat
- triallyl
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、低煙、難燃性、耐熱性に優れた熱収縮チュー
ブに関する。
ブに関する。
熱収縮チューブは、各種機器類、航空機、自動車等の機
内配線端末保護用、或はパイプ防蝕保護用等に巾広く用
いられている。又、熱収縮チューブの材料も、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、シリコンゴム、フッ素
系樹脂と多岐に亘っている。特に、フッ素系樹脂を用い
た熱収縮チューブは、耐熱性、耐薬品性、難燃性に優れ
ていることから、航空機をはじめとして、非常に厳しい
環境で使用される用途に用いられる。又、近年、防災及
び安全に対する要求が厳しくなりつつあり、これまでの
単に難燃性であるばかりでなく、低煙性といった特性も
要求される様になった。この様な観点から、フッ素系樹
脂を見た場合、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体(FEP)が、低煙、難燃性、耐
熱性から最適である。FEP熱収縮チューブはすでに市
販されており、一部の用途に使用されている。
内配線端末保護用、或はパイプ防蝕保護用等に巾広く用
いられている。又、熱収縮チューブの材料も、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、シリコンゴム、フッ素
系樹脂と多岐に亘っている。特に、フッ素系樹脂を用い
た熱収縮チューブは、耐熱性、耐薬品性、難燃性に優れ
ていることから、航空機をはじめとして、非常に厳しい
環境で使用される用途に用いられる。又、近年、防災及
び安全に対する要求が厳しくなりつつあり、これまでの
単に難燃性であるばかりでなく、低煙性といった特性も
要求される様になった。この様な観点から、フッ素系樹
脂を見た場合、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体(FEP)が、低煙、難燃性、耐
熱性から最適である。FEP熱収縮チューブはすでに市
販されており、一部の用途に使用されている。
このPEP熱収縮チューブは、インフレーション等の押
出同時膨張で行なわれるなめ、収縮チューブの収縮が小
さく、加熱収縮の際加熱時間が長くなるとチューブが溶
融変形する等の問題がある。
出同時膨張で行なわれるなめ、収縮チューブの収縮が小
さく、加熱収縮の際加熱時間が長くなるとチューブが溶
融変形する等の問題がある。
更に、燃焼時にチューブが溶融して滴下するため難燃保
護層の目的が達せないという欠点があった。
護層の目的が達せないという欠点があった。
本発明は、これらの欠点を解決すべく検討したものであ
る。
る。
本発明は、低煙、難燃性に優れ、かつ耐熱性をでも優れ
るという熱収縮チューブを提供するものである。本発明
の要旨とするところ、トリアリルシアヌレート、トリア
リルイソシアヌレート、トリアクリルシアヌレート及び
トリメタアクリルシアヌレートからなる群より選ばれた
1種以上の多官能性モノマーを添加したテトラフルオロ
エチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体からなる
樹脂組成物の電子線照射架橋したものであることを特徴
とする熱収縮チューブにある。
るという熱収縮チューブを提供するものである。本発明
の要旨とするところ、トリアリルシアヌレート、トリア
リルイソシアヌレート、トリアクリルシアヌレート及び
トリメタアクリルシアヌレートからなる群より選ばれた
1種以上の多官能性モノマーを添加したテトラフルオロ
エチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体からなる
樹脂組成物の電子線照射架橋したものであることを特徴
とする熱収縮チューブにある。
本発明において、FEP樹脂を用いたのは、FEP樹脂
は比較的低煙性に優れているフッ素樹脂の中でも、特に
優れに低煙性をもち難燃性、耐薬品性等にも優れている
からである。本発明にお理由によるものである。エチレ
ンテトラフルオロエチレン共重合体(ET F E )
、ポリビニリデンフロライド(PVDF)樹脂等では
、架橋助剤として多官能性モノマーを添加することによ
り、放射線架橋することはすでによく知られているとこ
ろである。一方、PEP樹脂では、一般に放射線架橋は
出来ないとされており、多官能性モノマーとしてトリメ
チロールプロパントリメタクリレート等のトリメタクリ
レート類や、トリメチロールエタントリアクリレート等
のトリアクレート類、ジエチレングリユールジアクリレ
ート等のジアクリレート類、ジプロピレンジメタクリレ
ート等のジメタクリレート類、ジアリルマレート、ジア
リルマレート等をFEP樹脂に添加し、電子線照射を行
ない、300°Cで半田浴浸漬試験を行なった結果、い
ずれもチューブが融解し不合格となつ六〇ところが、添
加剤として、トリアリルシアヌレート又はトリアリルイ
ソシアヌレートを用いたFEP樹脂組成物を電子線照射
したもののみ800°Cの半田浴浸漬試験でもチューブ
が融解することはなかった。しかも、トリアリルシアヌ
レート又は、トリアリルイソシアヌレートの添加量はO
,I重i1部〜20重量部が好ましく、0.1重量部未
満では電子線を照射しても300°Cの半田浴浸漬試験
でチューブが溶解し、20重量部を越えると添加量が多
くなり、チューブの成型が出来ない為である。
は比較的低煙性に優れているフッ素樹脂の中でも、特に
優れに低煙性をもち難燃性、耐薬品性等にも優れている
からである。本発明にお理由によるものである。エチレ
ンテトラフルオロエチレン共重合体(ET F E )
、ポリビニリデンフロライド(PVDF)樹脂等では
、架橋助剤として多官能性モノマーを添加することによ
り、放射線架橋することはすでによく知られているとこ
ろである。一方、PEP樹脂では、一般に放射線架橋は
出来ないとされており、多官能性モノマーとしてトリメ
チロールプロパントリメタクリレート等のトリメタクリ
レート類や、トリメチロールエタントリアクリレート等
のトリアクレート類、ジエチレングリユールジアクリレ
ート等のジアクリレート類、ジプロピレンジメタクリレ
ート等のジメタクリレート類、ジアリルマレート、ジア
リルマレート等をFEP樹脂に添加し、電子線照射を行
ない、300°Cで半田浴浸漬試験を行なった結果、い
ずれもチューブが融解し不合格となつ六〇ところが、添
加剤として、トリアリルシアヌレート又はトリアリルイ
ソシアヌレートを用いたFEP樹脂組成物を電子線照射
したもののみ800°Cの半田浴浸漬試験でもチューブ
が融解することはなかった。しかも、トリアリルシアヌ
レート又は、トリアリルイソシアヌレートの添加量はO
,I重i1部〜20重量部が好ましく、0.1重量部未
満では電子線を照射しても300°Cの半田浴浸漬試験
でチューブが溶解し、20重量部を越えると添加量が多
くなり、チューブの成型が出来ない為である。
更にF”BP樹脂組成物における電子線の吸収線量は、
3Mrad以上25Mrad以下が好ましく、吸収線量
が8Mrad未満でも25Mradを越えても不思議な
ことに高温ヒートショック試験に不合格になることを見
い出した。
3Mrad以上25Mrad以下が好ましく、吸収線量
が8Mrad未満でも25Mradを越えても不思議な
ことに高温ヒートショック試験に不合格になることを見
い出した。
この様に、本発明は限られた組成及び電子線照射条件に
より、FEP樹脂が架橋出来ることを見い出したもので
ある。
より、FEP樹脂が架橋出来ることを見い出したもので
ある。
以下に実施例及び比較例全もって本発明について説明を
行なう。
行なう。
実施例−1
F’BP樹脂(テフo ンPBP : Du pont
社命品名)100重量に対し、トリアリルイソシア
ヌレートを5重量部添加してなるFEP樹脂組成物を、
チューブ内径2.0 arm 、肉厚0.5 mmのチ
ューブに押出し、加速電圧2 MeVの電子線を10M
rad照射し、FEPチューブを架橋した。しかる後、
該チューブを400°Cの電気炉で予備加熱した後所定
サイズのダイスでチューブ外部より真空引き全行ない圧
力差により、内径4.0mmのチューブに膨張せしめ熱
収縮チューブとした。この熱収縮チューブを300℃の
半田浴に3分間浸漬し、その形状を調べ、その結果を第
1表に示した。300°Cの半田浴に浸漬しても該チュ
ーブはその内径が2、0 mmと押出後のサイズに復帰
しただけでチューブが溶融することはなかった。
社命品名)100重量に対し、トリアリルイソシア
ヌレートを5重量部添加してなるFEP樹脂組成物を、
チューブ内径2.0 arm 、肉厚0.5 mmのチ
ューブに押出し、加速電圧2 MeVの電子線を10M
rad照射し、FEPチューブを架橋した。しかる後、
該チューブを400°Cの電気炉で予備加熱した後所定
サイズのダイスでチューブ外部より真空引き全行ない圧
力差により、内径4.0mmのチューブに膨張せしめ熱
収縮チューブとした。この熱収縮チューブを300℃の
半田浴に3分間浸漬し、その形状を調べ、その結果を第
1表に示した。300°Cの半田浴に浸漬しても該チュ
ーブはその内径が2、0 mmと押出後のサイズに復帰
しただけでチューブが溶融することはなかった。
実施例−2
PEP樹脂100重量部に対し、トリアリルシアヌレー
トを2重量部添加してなるPEP樹脂組成物を、実施例
−1と同サイズのチューブに押出し、2 MeVの電子
線加速器で電子線を10Mrad照射した後、実施例−
1と同様にして膨張し熱収縮チューブとした。この熱収
縮チューブを用いて300 °Cの半田浴に3分間浸漬
し、その形状を調べた。その結果を第1表に示したが、
実施例−1と同様に該収縮チューブも押出後のサイズに
収縮したが、チューブ自身が溶融することはなかった。
トを2重量部添加してなるPEP樹脂組成物を、実施例
−1と同サイズのチューブに押出し、2 MeVの電子
線加速器で電子線を10Mrad照射した後、実施例−
1と同様にして膨張し熱収縮チューブとした。この熱収
縮チューブを用いて300 °Cの半田浴に3分間浸漬
し、その形状を調べた。その結果を第1表に示したが、
実施例−1と同様に該収縮チューブも押出後のサイズに
収縮したが、チューブ自身が溶融することはなかった。
多官能?IEモノマーとしてトリアクリルシアヌレート
、トリメタクリルシアヌレートを添加しkものについて
も実施例1及び2と同様の結果を得た。
、トリメタクリルシアヌレートを添加しkものについて
も実施例1及び2と同様の結果を得た。
比較例−1
FEP樹脂単独で、実施例−1と同様にして同サイズの
チューブを押出した。その後、実施例−1に記載した方
法で膨張しようとした所、チューブが溶融し膨張するこ
とが出来なかった。
チューブを押出した。その後、実施例−1に記載した方
法で膨張しようとした所、チューブが溶融し膨張するこ
とが出来なかった。
比較例−2
F’EP樹脂100重量部に対し、トリメチロールプロ
パントリメタクリレートを5重量部添加シたFDP樹脂
組成物を、実施例−1と同サイズに押出し、2 MeV
の電子線を10Mrad照射した。
パントリメタクリレートを5重量部添加シたFDP樹脂
組成物を、実施例−1と同サイズに押出し、2 MeV
の電子線を10Mrad照射した。
該チューブを実施例−1と同様に膨張しようとしたが、
チューブが溶融し膨張することが出来なかった。
チューブが溶融し膨張することが出来なかった。
比較例−3
実施例−1の熱収縮チューブにおいて、電子線の吸収線
量を30MradにしてFDPを架橋せしめた。該熱収
縮チューブを300°Cの半田浴に3分浸漬した所、チ
ューブが溶融し、著しく形状が変形した。その結果を第
1表に示し六〇この様に本発明によってのみ、耐熱性に
優れた熱収縮F’BPチューブが得られた。
量を30MradにしてFDPを架橋せしめた。該熱収
縮チューブを300°Cの半田浴に3分浸漬した所、チ
ューブが溶融し、著しく形状が変形した。その結果を第
1表に示し六〇この様に本発明によってのみ、耐熱性に
優れた熱収縮F’BPチューブが得られた。
第 1 表
Claims (3)
- (1)トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌ
レート、トリアクリルシアヌレート及びトリメタクリル
シアヌレートからなる群より選ばれた1種以上の多官能
性モノマーを添加したテトラフルオロエチレン−ヘキサ
フルオロプロピレン共重合体からなる樹脂組成物の電子
線照射架橋物からなることを特徴とする熱収縮チューブ
。 - (2)多官能性モノマーの添加量が0.1重量部〜20
重量部である特許請求の範囲第(1)項記載の熱収縮チ
ューブ。 - (3)電子線の吸収線量が3Mrad以上25Mrad
以下である特許請求の範囲第(1)項記載の熱収縮チュ
ーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59148471A JPS6125822A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 熱収縮チユ−ブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59148471A JPS6125822A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 熱収縮チユ−ブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6125822A true JPS6125822A (ja) | 1986-02-04 |
Family
ID=15453486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59148471A Pending JPS6125822A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 熱収縮チユ−ブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6125822A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5298300A (en) * | 1991-01-09 | 1994-03-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Heat-shrinkable tubing and process for producing the same |
JP2017052244A (ja) * | 2015-09-11 | 2017-03-16 | 大日本印刷株式会社 | 複合プリフォーム、複合容器、プラスチック製部材および複合容器の製造方法 |
JP2019151765A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 住友電工ファインポリマー株式会社 | 架橋フッ素樹脂チューブの製造方法、架橋フッ素樹脂チューブ及び熱回復物品 |
-
1984
- 1984-07-16 JP JP59148471A patent/JPS6125822A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5298300A (en) * | 1991-01-09 | 1994-03-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Heat-shrinkable tubing and process for producing the same |
JP2017052244A (ja) * | 2015-09-11 | 2017-03-16 | 大日本印刷株式会社 | 複合プリフォーム、複合容器、プラスチック製部材および複合容器の製造方法 |
JP2019151765A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 住友電工ファインポリマー株式会社 | 架橋フッ素樹脂チューブの製造方法、架橋フッ素樹脂チューブ及び熱回復物品 |
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