JPS6291556A - 自己融着性樹脂組成物 - Google Patents

自己融着性樹脂組成物

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JPS6291556A
JPS6291556A JP23394785A JP23394785A JPS6291556A JP S6291556 A JPS6291556 A JP S6291556A JP 23394785 A JP23394785 A JP 23394785A JP 23394785 A JP23394785 A JP 23394785A JP S6291556 A JPS6291556 A JP S6291556A
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resin
solvent
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oxazoline
pbo
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Misao Wake
操 和気
Hiroaki Nakamura
宏明 中村
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Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は新規な自己融着性樹脂組成物に係り、特に電気
絶縁材料および耐熱材料の分野において有用な用途を有
する樹脂組成物に関する。
(発明の技術的背景とその問題点) 従来から電気機器、通信機器のフィル成型工程における
省力化、簡略化、あるいは機器等のワニス含浸処理工程
における安全衛生および環境汚染対策の見地から、導体
上に絶縁物層を介して熱融着性の塗膜を設けてなるいわ
ゆる自己融着性絶縁111線が使用されている。
この自己融着性絶縁電線の熱融着層としては、ポリビニ
ールブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、フェノキシ樹脂
等が多用されているが、このような熱可塑性樹脂は、1
50℃までに軟化してしまうので、実際上コイルに過負
荷電流が流れた場合や、高温雰囲気中に置かれた場合に
融着強度が著るしく低下してしまうという難点があった
又、アルコール司溶性ナイロン樹脂は高温において、高
い接着力を有しているが、実際の使用にあたってその絶
縁電線の温度に対する寿命である接着層の熱劣化特性は
105°C程度と低い。
さらに、ポリスルホン樹脂は高温における接着力は問題
はないがコイル成形特に十分な接着力を保持するために
は250″C以上の高温で長時間の必要となり作業性が
悪いという欠点を有している。
(発明の目的) 本発明はかかる従来の問題を解決すべくなされたもので
2.2’(1,3−フェニレン)ビス(2−オキサゾリ
ン)〔以下PBOと称す〕を使用した融着性に優れた自
己融着性樹脂組成物を提供することを目的としている。
(発明の概要) すなわち第一の発明は、溶剤にフェノキシ樹脂とPBO
あるいはそり誘導体を溶解せしめたこと、第二の発明は
溶剤にフェノキシ樹脂とPBOと熱硬化性樹脂を溶解せ
しめたこと、第三の発明はフェノキシ樹脂とPBOある
いはその誘導体を溶剤に溶解iしめたものに、平均粒子
径20P@以下の有機質充填剤を配合せしめたこと、第
四の発明はフェノキシ樹脂とPBOと熱硬化性樹脂を溶
剤に溶解せしめたものに、平均粒子径20μ属以下の有
機質充填剤を配合せしめたことを特徴としている。
本発明に使用されるフェノキシ樹脂としては、分子中に
水酸基を含有する化合物であり、分子量20.000〜
30,000の例えばPKHHlPKHJ(米国ユニオ
ンカーバイド社製:商品名)等がある。
本発明に使用されるPBOは の構造を有し、酸又は活性水素を有する化合物とオキサ
ゾリン環が開票反応を起し、副生物を生成することなく
エステルアミド結合で三次元架橋構造を形成する性質を
有している。
前記PBOの誘導体は、PBOと多価カルボン酸とを無
溶剤又は溶媒中でトリフェニレンホスファイトを触媒と
して少なくとミニも100°C以上の温度で反応させる
ことにより得られる。使用する溶媒としてはケトン系、
芳香族系、フェノール系炭化水素、非プロトン系極性溶
媒等がある。
PBOと反応させる多価カルボン酸は、PBOとの開環
反応およびエポキシ樹脂との硬化反応に寄与するもので
、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、4 、4’−ベ
ンゾフェノンジカルボン酸、4゜4′−ジフェニルジカ
ルボン酸、4.4’−ジ7工二ルメタンジカルボン酸、
アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、コハク酸、マロ
ン酸、等の二塩基酸および無水フタル酸、無水マレイン
酸、無水ドデシルコハク酸、無水へキサヒドロフハク酸
、無水メチルナジック酸、無水ジクロルフハクm、無水
クロレンデイツク酸等の二塩基酸無水物、トリメリット
酸、3 、4 、4’−ベンゾフェノントリカルボン酸
、およびこれらの無水物等の三塩基酸無水物、ピロメリ
ット酔、3.3’、4.4’−ペンゾフエノンテトラカ
ルボン酸、ブタンテトラカルボン酸、ビフェニルテトラ
カルボン酸、ビシクロ(2゜2)−オクト(7)エン−
2,3,5,6−テトラカルボン酸、ビストリメリット
酸、シクロペンタテトラカルボン酸およびこれらの無水
物等の四塩基酸類等がある。
また、本発明に使用される熱硬化性樹脂としてはエポキ
シ樹脂、メラミン樹脂あるいはフェノール系樹脂等があ
る。
このうちエポキシ樹脂としては、分子中にエポキシ基を
2個以上含有する化合物であり、例えばビスフェノール
型エポキシ樹脂、ポリオール型エポキシ樹脂、ノボラッ
クエポキシ樹脂、多価カルボン酸型エポキシ樹脂、トリ
アジン型エポキシ樹脂、ポリオレフィン型エポキシ樹脂
、脂R型エポキシ樹脂のいずれも使用することができる
更にメラミン樹脂としてはメラミン−ホルムアルデヒド
樹脂、ブチル化メラミン樹脂等が、フェノール系樹脂と
しては、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、クレゾー
ル−ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール−フルフラール
樹脂等がある。
PBOとフェノキシ樹脂と、多価カルボン酸との配合比
率は、1〜75重量%のPBOに対し5.0〜95重量
%のフェノキシ樹脂と1〜30重景%置屋価カルボン酸
とを配合することが適当である。
この配合比率の範囲を越えるものについては分子量が低
下してしまうため好ましくない。又PBOとフェノキシ
樹脂と熱硬化性樹脂との配合比率は、1〜60重ff1
%のPBOに対し、5〜95重蓋%のフェノキシ樹脂と
5〜50重量%の熱硬化性樹脂とを配合することが透明
な溶液及び充分な融着性を得る上で適当である。
溶剤にフェノキシ樹脂とPBOあるいはその誘導体を、
又フェノキシ樹脂とPBOと熱硬化性樹脂を溶解させる
溶媒としてはクレゾール、ナフサ等の低沸点石油系炭化
水素、シクロヘキサノン等の脂環式炭水素等があり、特
にワニスの安定性からシクロヘキサノンが好ましい。
又、溶解させる温度としては、反応が生起しない100
℃以下が好ましい。
更に、前記溶媒に溶解させたワニスに平均粒子径20p
a以下の超微粒子の有機質充填剤を配合すれば耐摩耗性
に優れた自己融着性樹脂組成物が得られる。
この有機質充填剤としてはポリエチレン樹脂、四フッ化
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等を1種又は2種以
上添加することができる。
(実施例) 以下実施例にて本発明を詳述する。
実施例1 31三ツロフラスコにフェノキシ樹脂2009、シクロ
ヘキサノン5009を加え室温より加熱開始し、120
°C付近で完全に溶解させる。
これに、PBOI(lをシクロヘキサノン130り中で
70℃付近で溶解させたものを混合し、濾過する。得ら
れた樹脂組成物は不揮発分25.0%であった。
常法により炉温430−360−280℃(上→下)、
線速14票/分の条件で0.95鴎φの銅線上にエステ
ルイミド樹脂(口触社製アイソミツド40H)を焼付け
その上に炉温210−200−190°C(上→下)、
線速14鳳/分の条件で上記樹脂組成物を塗布焼付を行
ない絶縁電糊を得た。
JIS  03003及びNEMA  Part357
に準拠して測定した特性の結果は以下の通りであった。
外観        平滑 ピンホール     0個1581 可撓性       Xld良 耐摩耗性(7009荷重) 60回 融着力       17.0JJ 80℃保持力    14.5に9f 融着力半減温度   110℃ 実施例2〜実施例9 実施例1と同一の装置を用い第1表の配合で自己融着性
樹脂組成物を得た。実施例1と同様にして得た絶縁電線
の特性を第2表に示す。
第    1    表 以下金白 第   2   表 また、フェノキシ樹脂2109とメラミン樹脂75りを
シクロヘキサン700gに溶解されたものを同一の装置
を用いて製造し、絶縁電線を得たところ融着力は15.
OJ9  であった。
(発明の効果) 以上の実施例の結果からも明らかなように、本発明にお
いてはPBOを使用することにより、融着性にすぐれた
特性を発揮することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶剤にフェノキシ樹脂と2.2′(1.3−フェニ
    レン)ビス(2−オキサゾリン)あるいはその誘導体を
    溶解せしめてなることを特徴とする自己融着性樹脂組成
    物。 2、2.2′(1.3−フェニレン)ビス(2−オキサ
    ゾリン)の誘導体が2.2′(1.3−フェニレン)ビ
    ス(2−オキサゾリン)と多価カルボン酸との反応によ
    り得られた化合物であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の自己融着性樹脂組成物。 3、溶剤にフェノキシ樹脂と2.2′(1.3−フェニ
    レン)ビス(2−オキサゾリン)と1種以上の熱硬化性
    樹脂を溶解せしめて成ることを特徴とする自己融着性樹
    脂組成物。 4、熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂、メラミン樹脂および
    フェノール系樹脂のいずれか1種又は2種以上であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の自己融着性
    樹脂組成物。 5、フェノキシ樹脂と2.2′(1.3−フェニレン)
    ビス(2−オキサゾリン)あるいはその誘導体を溶剤に
    溶解せしめたものに平均粒子径20μm以下の有機質充
    填剤を配合したことを特徴とする自己融着性樹脂組成物
    。 6、2,2′(1,3−フェニレン)ビス(2−オキサ
    ゾリン)の誘導体が2,2′(1,3−フェニレン)ビ
    ス(2−オキサゾリン)と多価カルボン酸との反応によ
    り得られた化合物であることを特徴とする特許請求の範
    囲第5項記載の自己融着性樹脂組成物。 7、フェノキシ樹脂と2,2′(1,3−フェニレン)
    ビス(2−オキサゾリン)と1種以上の熱硬化性樹脂を
    溶剤に溶解せしめたものに平均粒子径20μm以下の有
    機質充填剤を配合したことを特徴とする自己融着性樹脂
    組成物。 8、熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂、メラミン樹脂および
    フェノール系樹脂のいずれか1種又は2種以上であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の自己融着性
    樹脂組成物。
JP23394785A 1985-10-18 1985-10-18 自己融着性樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0689246B2 (ja)

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JPH0689246B2 JPH0689246B2 (ja) 1994-11-09

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01141948A (ja) * 1987-11-30 1989-06-02 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 自己融着性樹脂組成物
JPH03285915A (ja) * 1990-03-09 1991-12-17 Teijin Ltd 架橋樹脂からなる成形物の製造方法
WO2009048102A1 (ja) * 2007-10-12 2009-04-16 Sumitomo Electric Wintec, Inc. 絶縁電線、その絶縁電線を用いた電気コイル、及びモータ

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WO2009048102A1 (ja) * 2007-10-12 2009-04-16 Sumitomo Electric Wintec, Inc. 絶縁電線、その絶縁電線を用いた電気コイル、及びモータ

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