JPS629153B2 - - Google Patents

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JPS629153B2
JPS629153B2 JP12875478A JP12875478A JPS629153B2 JP S629153 B2 JPS629153 B2 JP S629153B2 JP 12875478 A JP12875478 A JP 12875478A JP 12875478 A JP12875478 A JP 12875478A JP S629153 B2 JPS629153 B2 JP S629153B2
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JP
Japan
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zno
phosphor
pigment particles
less
display tube
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JP12875478A
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JPS5556182A (en
Inventor
Katsuzo Kanda
Akyuki Kagami
Yoshuki Mimura
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Dai Nippon Toryo Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Toryo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS629153B2 publication Critical patent/JPS629153B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は低速電子線励起用発光組成物およびこ
の発光組成物を螢光膜とする低速電子線励起螢光
表示管に関する。 周知のように、低速電子線励起螢光表示管(以
後「螢光表示管」と略称する)は片面に螢光膜を
有する陽極プレートと、前記螢光膜に対向した陰
極とを、その内部が真空である容器内に封入した
本質的構造を有し、陰極から放射される低速電子
線によつて陽極プレート上の螢光膜を励起して発
光せしめるものである。第1図および第2図は螢
光表示管の典型例の概略構成図であり、第1図は
二極管、第2図は三極管を示すものである。第1
図および第2図に示すようにアルミニウム板等か
らなる陽極プレート11の片面に螢光膜12が設
けられている。陽極プレート11はセラミツク基
板13によつて支持されている。陽極プレート1
1の片面に設けられた前記螢光膜12に対向して
陰極14が設けられ、この陰極14から放射され
る低速電子線によつて螢光膜12が励起されて発
光する。特に第2図の三極管においては陰極14
と螢光膜12との間隙に、陰極14より放射され
る低速電子線を制御あるいは拡散せしめるための
格子電極15が設けられている。なお第1図およ
び第2図に示された螢光表示管においては1本の
陰極14が使用されているが、螢光膜12が広面
積である場合等には陰極を2本以上設けてもよ
く、その本数に特に制限はない。片面に螢光膜1
2を有する前記陽極プレート11、セラミツク基
板13および陰極14(第1図)あるいは片面に
螢光膜12を有する陽極プレート11、セラミツ
ク基板13、陰極14および格子電極15(第2
図)はガラス等の透明な容器16中に封入されて
おり、その内部17は10-5〜10-9Torrの高真空に
保たれている。 従来、低速電子線励起によつて高輝度に発光す
る螢光体として亜鉛付活酸化亜鉛螢光体(ZnO:
Zn)が知られている。このZnO:Zn螢光体は加
速電圧が1KV以下、特に100V以下の低速電子線
にて励起した場合、510nm付近に発光スペクトル
のピークを有する高輝度の緑白色発光を示し、こ
のZnO:Zn螢光体からなる螢光膜を有する上記構
造の螢光表示管は例えば卓上電子計算機、各種計
測器等の表示素子として工業的に広く利用されて
いる。 一般に、ZnO:Zn螢光体を螢光膜とする螢光表
示管を表示素子として用いるに際しては、表示の
コントラストを高める目的でZnO:Zn螢光体の発
光スペクトルのうちの一部の可視域をカツトする
と共に外光の一部を吸収するフイルター(緑色系
フイルター)が螢光表示管の前面に設置される。
しかしながら、螢光表示管の前面にフイルターを
設置することは、螢光表示管の付属部品が増える
ことになるので好ましくない。また、各表示セグ
メントの螢光膜がそれぞれZnO:Zn螢光体を含む
発光色が互に異なる複数種の螢光体からなる螢光
表示管、すなわち多色螢光表示管の場合には、螢
光表示管の前面に設置されるフイルターはZnO:
Zn螢光体を螢光膜とするセグメントの発光に対
してはコントラストを高めるのに有効であつても
ZnO:Zn螢光体以外の螢光体を螢光膜とするセグ
メントからの光を著しく吸収するので好ましくな
い。従つて、前面にフイルターを設置しなくても
高コントラストの発光を示すようなZnO:Zn螢光
体を螢光膜とする螢光表示管が望まれている。 本発明は上述のような現状に鑑みてなされたも
のであり、加速電圧が1KV以下、特に100V以下
の低速電子線で励起した場合に従来のZnO:Zn螢
光体よりも高コントラストの発光を示すZnO:Zn
螢光体を提供することを目的とするものである。 また本発明は従来のZnO:Zn螢光体を螢光膜と
する螢光表示管よりも高コントラストの発光を示
し、従つて表示素子として使用するにあたつてそ
の前面にコントラストを向上させるためのフイル
ターを設置する必要のないZnO:Zn螢光体を螢光
膜とする螢光表示管を提供することを目的とする
ものである。 本発明者等は上記目的を達成するためにZnO:
Zn螢光体のコントラスト改良について種々の研
究を行なつた。その結果、ZnO:Zn螢光体に適当
量のTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒
子を混合することによつて得られる発光組成物
は、TiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒
子のフイルター効果によつてZnO:Zn螢光体の発
光スペクトルのうちの一部の可視域がカツトされ
て発光色が鮮明になり、さらに外光の一部が吸収
されて反射光が減少するためコントラストが向上
することを見出し本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明の低速電子線励起用発光組成物
はZnO:Zn螢光体と、TiO2―ZnO―CoO―NiO系
酸化物緑色顔料粒子とを混合してなり、前記顔料
粒子の含有量が前記ZnO:Zn螢光体と前記顔料粒
子の合計量の0重量%より多く25重量%以下であ
ることを特徴とする。 また本発明の螢光表示管は片面に螢光膜を有す
る陽極プレートと、前記螢光膜に対向してある陰
極とを、その内部が真空である容器内に封入した
構造を有する螢光表示管において、前記螢光膜
が、ZnO:Zn螢光体と、TiO2―ZnO―CoO―NiO
系酸化物緑色顔料粒子とを混合してなり、前記顔
料粒子の含有量が前記ZnO:Zn螢光体と前記顔料
粒子の合計量の0重量%より多く25重量%以下で
ある発光組成物よりなることを特徴とする。 以下本発明を詳しく説明する。 本発明の低速電子線励起用発光組成物に用いら
れるZnO:Zn螢光体は、酸化亜鉛(ZnO)を還元
性雰囲気中で焼成するかあるいはZnOに硫化亜鉛
(ZnS)等の亜鉛化合物を微量添加して空気中で
焼成する等の従来知られている製造方法によつて
得られたものである。 一方、本発明の低速電子線励起用発光組成物の
もう一つの構成成分であるTiO2―ZnO―CoO―
NiO系酸化物緑色顔料粒子としては、一般に市販
されているものが使用される。TiO2―ZnO―
CoO―NiO系酸化物緑色顔料は酸化チタン
(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化コバルト
(CoO)、および酸化ニツケル(NiO)を主成分と
するものであり、その製造方法、粒子径、前記各
成分含有量等によつて体色が異なるものである
が、本発明の発光組成物に用いられるTiO2
ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子は、酸化
マグネシウム拡散板の反射率を100%とした時、
可視領域の反射率、すなわち400nm、450nm、
500nm、550nm、600nm、650nmおよび700nmに
おける反射率がそれぞれ下表の範囲にあるもので
ある。
【表】 第3図、曲線eは本発明の低速電子線励起用発
光組成物に用いられるTiO2―ZnO―CoO―NiO系
酸化物緑色顔料粒子の反射スペクトルを例示する
ものである。第3図において縦軸の反射率は酸化
マグネシウム拡散板の反射率を100%とした相対
値で示してある。また本発明の発光組成物に用い
られるTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料
粒子は平均粒子径が3.0μ以下のものが好まし
い。より好ましい平均粒子径は0.1μ乃至1.5μで
ある。 本発明の発光組成物は上述のZnO:Zn螢光体と
TiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子と
を乳鉢、ボールミル、ミキサーミル等によつて充
分混合することによつて得ることができる。 本発明の低速電子線励起用発光組成物におい
て、ZnO:Zn螢光体に混合するTiO2―ZnO―
CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子量を増してゆく
と得られる発光組成物の発光輝度は徐々に低下す
るが、それと共に得られる発光組成物の比反射率
も徐々に低下する。そして発光組成物のコントラ
ストがTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料
粒子が混合されてない従来のZnO:Zn螢光体のコ
ントラストよりも高くなるのは、TiO2―ZnO―
CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子含有量が得られ
る発光組成物の量(すなわち、ZnO:Zn螢光体と
TiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子の
合計量)の0重量%より多く25重量%以下の場合
である(以下TiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑
色顔料粒子含有量を重量%で表わす場合、その重
量%は上記と同様にして計算されたものであ
る)。TiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料
粒子含有量が25重量%より多い場合には、得られ
る発光組成物のコントラストは顔料粒子が混合さ
れてないZnO:Zn螢光体のコントラストよりも低
くなり、本発明の目的は達成されず、また発光強
度も著しく低下する。特にTiO2―ZnO―CoO―
NiO系酸化物緑色顔料粒子含有量が0.5重量%乃
至20重量%の範囲にある時、実用的な条件の下で
顕著なコントラスト効果が得られる。 第3図は本発明の発光組成物、ZnO:Zn螢光体
およびTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料
粒子の反射スペクトルを示すものであり、曲線
a、bおよびcはTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化
物緑色顔料粒子含有量がそれぞれ0.5,5,10重
量%である本発明の発光組成物の反射スペクト
ル、曲線dはZnO:Zn螢光体の反射スペクトル、
曲線eはTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔
料粒子の反射スペクトルである。なお縦軸の反射
率は酸化マグネシウム拡散板の反射率を100%と
した相対値で示してある。第3図から明らかなよ
うに、本発明の発光組成物に用いられるTiO2
ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子は530〜
550nm付近に反射スペクトルのピークを有し、こ
のピークは510nm付近に存在するZnO:Zn螢光体
の発光スペクトルのピークに比較的良く合致して
いる。従つて、全可視波長領域に亘つて高い反射
率を有する(すなわち体色が白色である)ZnO:
Zn螢光体と混合されたTiO2―ZnO―CoO―NiO系
酸化物緑色顔料粒子は発光組成物中でZnO:Zn螢
光体の発光の緑色領域の光を選択的に透過させ、
緑色領域以外の可視領域の光を吸収し、それと同
時に外光の緑色領域以外の可視領域の光を吸収し
て螢光体表面におけるその反射を減少させるとい
う優れたフイルター効果を示す。TiO2―ZnO―
CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子含有量が増加す
るに従つてこのフイルター効果は顕著となる。 第4図は本発明の発光組成物のTiO2―ZnO―
CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子含有量と発光強
度(曲線a)および平均反射率(曲線b)との関
係を示すグラフである。発光強度および平均反射
率はいずれも顔料粒子が混合されてないZnO:Zn
螢光体の発光強度および平均反射率を100%とし
た相対値で示してある。なお、平均反射率とは反
射スペクトルの400nm乃至700nmにおける積分値
を、酸化マグネシウムの反射スペクトルのそれに
対する百分率で示した値である。第4図から明ら
かなように、TiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑
色顔料粒子含有量が増加するに従つて得られる発
光組成物の平均反射率は徐々に低下し、それと同
時に発光強度も徐々に低下する。そしてTiO2
ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子含有量が
25重量%までは平均反射率の低下率の方が発光強
度の低下率よりも大きいが、25重量%を越えると
発光強度の低下率の方が平均反射率の低下率より
も大きくなり、従つてTiO2―ZnO―CoO―NiO系
酸化物緑色顔料粒子含有量が25重量%より多くな
ると得られる発光組成物のコントラストは顔料粒
子が混合されてないZnO:Zn螢光体のコントラス
トよりも低くなり、本発明の目的は達成されな
い。すなわち、螢光表示管の螢光膜面でのコント
ラストcは一般に C=B/EoK+1 (但しBは螢光膜面の発光強度、Eoは周囲光
の強度およびKは螢光膜面の反射率)で表わされ
るので、顔料粒子が混合されてないZnO:Zn螢光
体からなる螢光膜面および本発明の発光組成物か
らなる螢光膜面が周囲光Eoのもとで発光してい
る時、そのコントラストをそれぞれCoおよび
C、螢光膜面での発光強度をそれぞれBoおよび
B、螢光膜面での反射率をそれぞれKoおよびK
とすると、前記コントラストCoとCの差は Co−C=1/Eo・Bo/Ko{1−(B/Bo)/
(K/Ko)} となる。従つて本発明の発光組成物からなる螢光
膜面および顔料粒子が混合されてないZnO:Zn螢
光体からなる螢光膜面においてそれら両者の発光
強度の比(B/Bo)と反射率の比(K/Ko)と
の比、すなわち(B/Bo)/(K/Ko)の値が
1以上の時周囲光の強度にかかわらずCoよりC
が大きくなることがわかる。このことは本発明の
発光組成物からなる螢光膜面と顔料粒子が混合さ
れてないZnO:Zn螢光体からなる螢光膜面を比較
した時、後者の発光強度に対する前者の発光強度
の相対値(B/Bo)が後者の平均反射率に対す
る前者の平均反射率の相対値(K/Ko)より大
きい時、前者、すなわち本発明の発光組成物から
なる螢光膜面の方が顔料粒子が混合されてない
ZnO:Zn螢光体からなる螢光膜面よりコントラス
トが高くなることを意味する。第4図から明らか
なように、TiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色
顔料粒子含有量が25重量%以下の場合に発光輝度
の値の方が平均反射率の値よりも大きく、従つて
TiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子含
有量が0重量%より多く25重量%以下の範囲にあ
る発光組成物は顔料粒子が混合されてないZnO:
Zn螢光体よりもコントラストの高い螢光膜を与
える。 周囲光強度Eoが200ft―Lであり(昼中におけ
る室内の明るさはこの程度である)、ZnO:Zn螢
光体の発光強度Boが現在実用の螢光表示管にお
けるZnO:Zn螢光体の発光強度に近い200ft―L
である実用的な周囲光強度および発光強度の場合
について、発光組成物のコントラストを上述の式
を用いて計算し図示すると第5図のような結果が
得られる。すなわち、第5図は実用的な条件下に
おける本発明の発光組成物のTiO2―ZnO―CoO
―NiO系酸化物緑色顔料粒子含有量とコントラス
トとの関係を示すグラフである。コントラストは
周囲光強度およびZnO:Zn螢光体の発光強度が変
化すると当然変化するが、第5図から明らかなよ
うに、周囲光強度およびZnO:Zn螢光体の発光強
度がいずれも200ft―Lである実用的な条件の下
ではTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒
子含有量が0.5重量%乃至20重量%の範囲にある
場合に螢光膜のコントラストが著しく向上する。 本発明の螢光表示管は以下に述べる方法によつ
て作製される。まず上述の発光組成物を沈降塗布
法等によつて通常セラミツク基板によつて支えら
れている陽極プレート上に塗布し螢光膜とする。
沈降塗布法によつて螢光膜を作成する場合には発
光組成物を水中に分散させた懸濁液中に陽極プレ
ートをおき、発光組成物の自重によつて発光組成
物を陽極プレートの片面上に沈降させて塗布し、
その後水を除去して塗膜を乾燥させる。この場合
得られる螢光膜の陽極プレートへの接着性を向上
させるために懸濁液に微量(0.01〜0.1%)の水
ガラスを添加してもよい。また塗布密度は2mg/
cm2〜30mg/cm2が適当である。なお螢光膜作成方法
は上述の沈降塗布法が一般的であり広く行なわれ
ているが、本発明の螢光表示管において螢光膜の
作成方法はこの沈降塗布法に限られるものではな
く、シルクスクリーン法等のその他の塗布方法で
螢光膜を作成してもよい。次に線状ヒーターを
BaO、SrO、CaO等の酸化物で被覆してなる陰極
を陽極プレート上の螢光膜に対向させて約1mm〜
5mm程度の間隔において配置し、この一対の電極
をガラス等の透明な容器中に設置した後容器内の
排気を行なう。容器内が少なくとも10-5Torr以
上の真空度になつた後に排気を止めて封止を行な
う。封止後ゲツターを飛ばして容器内の真空度を
更に高める。この様にして本発明の螢光表示管を
得ることができる。 なお陽極プレート上の螢光膜は平板状であり、
陰極は線状であるので陰極より放射される低速電
子線を拡散させるために陰極と螢光膜との中間に
第2図の様に拡散電極として網目状の格子電極を
設置するのが望ましい。この場合螢光膜の発光量
の損失が少なくかつ低速電子線が良く拡散する様
に網目ができるだけ細い方が好結果を得ることが
できる。具体的には網目の径が500ミクロン以下
であり開口率(格子電極全面積に対する低速電子
線を透過する穴の面積)が50%以上であることが
望ましい。陽極プレートはその電極形態を必要と
される文字、図形の形に分割して、それぞれの電
極に必要とされる電圧が選択的に印加できる様に
しておけば任意の文字、図形を表示することがで
きる。また陽極プレートを点状あるいは線状に分
割し、その一部の電極上に本発明の発光組成物の
螢光膜を形成し、他の電極上に前記発光組成物と
は発光色が異なる低速電子線励起用螢光体よりな
る螢光膜を形成することによつて、多色表示が可
能な螢光表示管を得ることができる。 以上説明したように、本発明は加速電圧が1KV
以下、特に100V以下の低速電子線で励起した場
合に従来のZnO:Zn螢光体よりも高コントラスト
の発光を示す低速電子線励起用発光組成物、およ
びこの発光組成物を螢光膜とする高コントラスト
の螢光表示管を提供するものである。本発明の螢
光表示管を表示素子として使用するにあたつて
は、ZnO:Zn螢光体を螢光膜とする従来の螢光表
示管の場合のようにコントラストを向上させるた
めのフイルターをその前面に設置する必要はな
い。 次に実施例によつて本発明を説明する。 実施例 1 ZnO:Zn螢光体95gと平均粒子径がおよそ0.5
μのTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒
子(大日精化工業製#9320)5gを乳鉢を用いて
充分に混合し、顔料粒子含有量が5重量%の低速
電子線励起用発光組成物を得た。 次に、上述のようにして得た発光組成物20gに
3重量%のニトロセルロースを含む酢酸ブチル溶
液20c.c.を加えて混練し、ペースト状になつた発光
組成物を150メツシユのナイロン製スクリーンを
用いてセラミツク基板によつて支持された陽極プ
レート上に塗布し、その後450℃で30分間熱処理
することにより上記ニトロセルロースを分解除去
し、螢光膜を形成した。次にタングステン線状ヒ
ーターを酸化物で被覆してなる陰極を陽極プレー
ト上の螢光膜に対向させておよそ5mmの間隔を置
いて配置し、この一対の電極を硬質ガラス容器中
に設置した後、容器内の排気を行なつた。容器内
の真空度が10-5Torr程度の真空度となつた後に
排気を止め封止を行ない次いでゲツターを飛ばし
て容器内の真空度を更に高めた。このようにして
第1図に示される構造の螢光表示管を得た。 得られた螢光表示管は同一条件で螢光膜を励起
した場合、顔料粒子が混合されてないZnO:Zn螢
光体を用いて上記と同様の方法で作製した従来の
螢光表示管の発光強度が200ft―Lの時、166ft―
Lの発光強度を示した。またこの時、この螢光表
示管のコントラストは周囲光強度が200ft―Lの
場合、従来の螢光表示管の約1.3倍であり、螢光
表示管の前面にフイルターを設けなくても従来の
螢光表示管の前面にフイルターを配した場合と同
様にコントラストの良好な発光を示した。 実施例 2 ZnO:Zn螢光体90gと平均粒子径がおよそ0.5
μのTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒
子(大日精化工業製#9320)10gを乳鉢を用いて
充分に混合し、顔料粒子含有量10重量%の低速電
子線励起用発光組成物を得た。 次に上述のようにして得た発光組成物20gを用
いて実施例1と同様の方法で第1図に示される構
造の螢光表示管を作製した。 得られた螢光表示管は同一条件で螢光膜を励起
した場合、顔料粒子が混合されてないZnO:Zn螢
光体を用いて上記と同様の方法で作製した従来の
螢光表示管の発光強度が200ft―Lの時、104ft―
Lの発光強度を示した。またこの時、この螢光表
示管のコントラストは周囲光強度が200ft―Lの
場合、従来の螢光表示管の約1.2倍であり、螢光
表示管の前面にフイルターを設けなくても従来の
螢光表示管の前面にフイルターを配した場合と同
様にコントラストの良好な発光を示した。 実施例 3 ZnO:Zn螢光体99.5gと平均粒子径がおよそ
0.5μのTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔
料粒子(大日精化工業製#9320)0.5gを乳鉢を
用いて充分に混合し、顔料粒子含有量が0.5重量
%の低速電子線励起用発光組成物を得た。 次に上述のようにして得た発光組成物20gにニ
トロセルロース系バインダー(エレクトロニク
ス・サイエンス・ラボラトリー社製#405)20g
を加えて混練し、ペースト状の発光組成物とした
外は実施例1と同様の方法で第1図に示される構
造の螢光表示管を作製した。 得られた螢光表示管は同一条件で螢光膜を励起
した場合、顔料粒子が混合されてないZnO:Zn螢
光体を用いて上記と同様の方法で作製した従来の
螢光表示管の発光強度が200ft―Lの時、186ft―
Lの発光強度を示した。またこの時、この螢光表
示管のコントラストは周囲光強度が200ft―Lの
場合、従来の螢光表示管の約1.1倍であり、螢光
表示管の前面にフイルターを設けなくても従来の
螢光表示管の前面にフイルターを配した場合と同
様に、コントラストの良好な発光を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は螢光表示管の典型例の概略
図であり、第1図は二極管、第2図は三極管であ
る。第3図は本発明の発光組成物、ZnO:Zn螢光
体および本発明の発光組成物に用いられるTiO2
―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子の反射
スペクトルを示すグラフである。第4図は本発明
の発光組成物のTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物
緑色顔料粒子含有量と発光輝度および平均反射率
の関係を示すグラフである。第5図は本発明の発
光組成物のTiO2―ZnO―CoO―NiO系酸化物緑色
顔料粒子含有量とコントラストとの関係を示すグ
ラフである。 11…陽極プレート、12…螢光膜、13…セ
ラミツク基板、14…陰極、15…格子電極、1
6…容器、17…高真空に保たれた表示管内部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 亜鉛付活酸化亜鉛螢光体と、TiO2―ZnO―
    CoO―NiO系酸化物緑色顔料粒子とを混合してな
    り、前記顔料粒子の含有量が前記螢光体と前記顔
    料粒子の合計量の0重量%より多く25重量%以下
    であることを特徴とする低速電子線励起用発光組
    成物。 2 前記顔料粒子の反射率が400nm、450nm、
    500nm、550nm、600nm、650nmおよび700nmの
    波長において、酸化マグネシウム拡散板の反射率
    を100%とする時、それぞれ15%以下、20%以
    下、15%乃至40%、20%乃至45%、25%以下、20
    %以下および20%以下であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の低速電子線励起用発光
    組成物。 3 前記顔料粒子含有量が0.5重量%乃至20重量
    %の範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の低速電子線励起用発光
    組成物。 4 片面に螢光膜を有する陽極プレートと、前記
    螢光膜に対向してある陰極とを、その内部が真空
    である容器内に封入した構造を有する低速電子線
    励起螢光表示管において、前記螢光膜が、亜鉛付
    活酸化亜鉛螢光体と、TiO2―ZnO―CoO―NiO系
    酸化物緑色顔料粒子とを混合してなり、前記顔料
    粒子の含有量が前記螢光体と前記顔料粒子の合計
    量の0重量%より多く25重量%以下である発光組
    成物よりなることを特徴とする低速電子線励起螢
    光表示管。 5 前記顔料粒子の反射率が400nm、450nm、
    500nm、550nm、600nm、650nmおよび700nmの
    波長において、酸化マグネシウム拡散板の反射率
    を100%とする時、それぞれ15%以下、20%以
    下、15%乃至40%、20%乃至45%、25%以下、20
    %以下および20%以下であることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項記載の低速電子線励起螢光表
    示管。 6 前記顔料粒子含有量が0.5重量%乃至20重量
    %の範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲
    第4項または第5項記載の低速電子線励起螢光表
    示管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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