JPS6290521A

JPS6290521A - シヤ−レ取り扱い装置

Info

Publication number: JPS6290521A
Application number: JP22979885A
Authority: JP
Inventors: Yoshinobu Saito; 斉藤　良信; Takahito Tabata; 田畑　高仁
Original assignee: Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Current assignee: Hitachi High Tech Corp
Priority date: 1985-10-17
Filing date: 1985-10-17
Publication date: 1987-04-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、シャーレ取り扱い装置に関し、特に、コロニ
ー自動移植システムにおいて、連続的にシャーレを供給
し、又は排出する場合のシャーレ移送についてのシャー
レ取り扱い装置に関する。

［従来技術］従来、新しい菌種は、一般に、次のような９つの工程を
経て処理され、培養されている。

それは、（１）土壌の採取、（２）水による希釈。

（３）培養シャーレ内の寒天培地への植え付け、（４）
保温器内で一定時間の培養、（５）寒天培地上で繁殖し
た各種の菌のコロニーを目視判定、（６）所望の色をし
たコロニーのみを白金耳などで採取。

（７）試験シャーレまたは試験管の寒天培地への移植、
（８）培養してみて有望な菌であれば種々のテストを繰
り返して検討、（９）薬、醸造、その他のバイオテクノ
ロジーの分！Ｆｆへの適用というステップを経て行われ
る。

以上の工程で有望そうな特定の菌のコロニーの目視判定
と採取、そして移植にあっては、人手によって行われ、
面倒で効率の貞くない作業となっている。このような欠
点を解消するために、Ｘ−Ｙステージを利用してシャー
レの培地を順次観察できるような操作装置とか、直接肉
眼あるいは顕微鏡を介して培養シャーレの培地を観察す
ることに代わって、カラーＴＶモニターを有する画像処
理装置によって画像処理をし、このカラーＴＶを目視す
ることによって観察し、その作業の効率化と疲労を軽減
しようとする自動装置が提案され、また、開発されてい
る。

この種の自動装置として開発されたコロニー自動移植処
理装置は、各種のコロニーが混在した状態で繁殖してい
るソースシャーレの培地かう、所定の色のコロニーを選
別し、選別に応じたコロニーを自動的に、かつ、連続的
に順次採取してオブジェクトシャーレ上の培地に順次移
植することができる。

［発明が解決しようとする問題点コしかし、この移植作業はしばしば数百枚から数十枚のシ
ャーレを使用し、長時間にわたっておこなわれる。そこ
で多くのシャーレを供給し、回収するために、シャーレ
を所定ＭＬドに収納したカートリッジが使用されること
が多い。この場合、カートリッジから１つずつシャーレ
を取り出して、所定のシャーレ設置テーブルに設置し、
また、シャーレ設置テーブルからこれを回収する逆のハ
ンドリング処理が行われる。

このような場合のシャーレハンドリング機構においては
、例えば、シャーレの上下の而を把持してカートリッジ
から取り出し、又はその逆に収納する。

しかしながら、このようなシャーレハンドリング機構で
は、機構全体が大型化するとともに、そのシャーレ取り
扱い数量をあまり多くできず、しかもハンドリング速度
が遅いという欠点がある。

その結果、多くのシャーレを連続的に高速に処理するコ
ロニー自動移植装置の処理速度に１分には対応しきれな
いことになる。

「発明の１」的］本発明は、このような問題点等にかんがみてなされたも
のであって、このような問題点等を解決するとともに、
小型で多くの容量のシャーレを移送することができるシ
ャーレ取り扱い装置を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］このような目的を達成するためにこの発明のシャーレ取
り扱い装置における手段は、積層された複数のシャーレ
を一ヒ界させるエレベータ機構と、積層されたシャーレ
の上部に配置され、シャーレの両側面で把持する把持ア
ームとを備えていて、エレベータ機構をヒ昇させて前記
把持アームにより最上部のシャーレを把持して移送する
というものである。

［作用］このように構成することにより、シャーレ自体を間隔な
く、積層した状態で収容し、かつこの積層したものから
順次シャーレを取り出すことができ、シャーレの収納容
積が低減できるとともに、より多（のシャーレを少ない
容積に収容できる。

しかも、その取り扱いも、エレベータｎ構と把持アーム
との’ＩＩＩ御で済むので、機構が小型化して制御がし
易い。

［実施例］以下、図面を参照してこの発明の一実施例にって詳細に
説明する。

第１図は、この発明のシャーレ取り扱い装置の平面図で
あり、第２図は、その側面側断面図、第３図は、その正
面側断面図である。

なお、これら各図いおいて同一のちのは、同一の符号で
示す。

各図において、■は、シャーレ取り扱い装置であって、
２列に積層された複数のシャーレ２，２゜・・・を」−
昇させるエレベータ機構３と、このエレベータ機構３の
上部で２列に積層された複数のシャーレ２，２．・４１
−の」二側に配置されていて、両側面でシャーレ２を挟
持して移送する把持アーム４と、制御回路３０とを備え
ている。

把持アーム４は、シャーレ２を挟持した状態のときに、
シャーレ２の大きさより少し大きな間隔してほぼｙＴｉ
行に配置された第１．第２の把持フレーム５，６と、こ
れら把持フレーム５，６にｉＴ通してこれらを相ｌｌ：
にスライド移動１■能にさせるスライド軸７，７と、こ
れら把持フレーム５，６の両端に架は渡されて設けられ
た間隔拡大機構８　ａ　＋８ａと、そして支持フレーム
ＩＯとを有している。

ここに間隔拡大機構８ａｗ８ａは、両端にピン９゜９が
嵌入されたエアシリンダ８ａ＋８ａと、ばね８ｂ、８ｂ
とからなり、ピン９，９は、それぞれその他端側が把持
フレーム５，６の両端側壁面に植設されている。また、
ばね８ｂ、８ｂは、それぞれ伸張状態で把持フレーム５
．６の両端に架は渡されている。

一方、支持フレーム１０は、回動ｉｉＪ能に支承され、
回転アーム１３に固定されていて、把持フレーム５，６
には、それぞれその中央ｎくに外形にへこんだ形状のゴ
ム製の挟持部材１１，１２，１１゜１２がそれぞれ２列
に固定されていて、これら挟持部材１１．１２は、それ
ぞれシャーレ２を挟持している状態では、その外径に等
しい幅位置で対向してシャーレ２の側壁を挟圧している
。なお、挟持部材１１．１２は、この発明における第１
゜第２の挟持部材の具体例の１つである。

ここで、エアシリンダ８ａ、８ａに高圧のエアーが導入
されたときには、第１．第２の把持フレーム５，６がピ
ン９．９により外側に押し出されて、その間隔りが拡大
し、挟持部材１１．１２の挟圧する部分の間隔は、シャ
ーレ２の大きさより大きくなる。そしてエアシリンダ８
ａ、８ａからエアーが排気されたときには、ばね８ｂ、
８ｂの作用により挟持間隔りにまで把持フレーム５，６
が相ｒｉに引き寄せられてシャーレ２をその挟持部材１
１．ｉ２で挟圧して保持するものである。

一方、エレベータ機構３は、モータ２０に結合されたボ
ールスクリュー機構２１とそのポールナツト部分が埋設
された押１−アーム２２とを備えていて、モータ２０が
ベースフレーム１９に固定されている。ここに押〜［−
アーム２２は、２列で積層され、配置されたシャーレ２
，２の最下部の底部中央位置に押当てられる台座部２−
３．２３を自゛している。

また、積層されたシャーレ２，２．・争・は、これらを
２列で収納する容器２４の中に順次隙間なく堆積されて
配置され、容器２４は、第３図に見るようにその中央位
置で間隔り空間を保って２つに分割された枠体２４　ａ
　＋　２４　ａから構成されていて、底の部分にシャー
レ支持棚部２５．２５が設けられている。ここに間隔り
により形成される空間部２６にエレベータ機構３の押−
１；アーム２２を通過させる通路を構成する。

次に、動作を説明すると、まず、制御回路３０の制御に
より所定の位置から回動アーム１３を積層されたシャー
レ２，２．・・・の最−に訃より上部に回動させて来て
、停止上する。次に、エアシリンダ８　ａ　ｗ　８　ａ
に高圧のエアーを導入して、第１゜第２の把持フレーム
５，６の間隔を大きくして、挾持部材１１．１２の対向
間隔をシャーレ２の外形より大きく開（。

この時点で、制御回路３０は、モータ２０を駆動してエ
レベータ機構３の押−１−アーム２２を１シヤーレの高
さ分だけ」−昇させる。その結果、積層されたシャーレ
２の最上部のシャーレ２が挟持部材１１．１２の間に配
置され、この位置で押」ユアーム２２の」−痒が停止ｔ
する。

次に、制御回路３０は、エアシリンダ８ａ、８ａに高圧
のエアーを排気して、ばね８ｂ、８ｂにより第１．第２
の把持フレーム５，６の間隔をせばめて、シャーレ２の
外側側面を挟持するように閉じる。そこで、２列に配置
された２つの最上部のシャーレ２，２は、それぞれ同時
に挟持部材１１．１２に挟持される。

次に、制御回路３０は、回動アーム１３を駆動して、所
定の送り先まで２つのシャーレ２を同時に移送する。

ここで、シャーレ２が蓋付きの場合には、シャーレ本体
と鼾とを同時に移送する。この同時に移送するために、
挟持部材１１．１２は、それぞれ弾性体を使用している
ので、弾性変形を利用してシャーレ本体と蓋とを挟圧す
るが、この場合挟ｔ、ν部材１１．１２のド側を少し突
出した段付きの形状としておけば、シャーレの４の部分
の側面下側部分を確実に挟Ｆ、￥できるようにすること
ができる。

以Ｉ−説明してきたが、実施例では、２列のシャーレを
配置して積層しているが、これは１列でよいことはもち
ろんである。また、シャーレの挟持は、定常状態で挟持
アームを開いた状態として、挟持する際にその間隔を閉
じるように動作させてもよい。

さらに、この間隔を変える機構は、各種のものが考えら
れ、シャーレをその側面で把持できるものならばどのよ
うな構成であってもよい。

実施例では、シャーレを把持して搬送する把持アームを
回転アームの先端に取り付けているが、把持アームは、
回転アームに取り付けるばかりでな（、横移動アームに
取り付けてもよく、いわゆる移動アームに取り付けるこ
とができる。

［発明の効果］以−Ｌ説明したように、この発明のシャーレ取り扱い装
置にあっては、積層された複数のシャーレを−１−昇さ
せるエレベータ機構と、積層されたシャーレの」二部に
配置され、シャーレの両側面で把持する把持アームとを
備えていて、エレベータ機構をｌ−Ｆｒさせて前記把持
アームにより最上部のシャーレを把持して移送するよう
にしているので、シャーレ自体を間隔なく、積層した状
態で収容し、かつこの積層したものから順次シャーレを
取り出すことができ、シャーレの収納容積が低減できる
とともに、より多くのシャーレを少ない容積に収容でき
る。

しかも、その取り扱いも、エレベータ機構と把持アーム
との制御で済むので、機構が小型化して制御がし易い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明のシャーレ取り扱い装置の車面図で
あり、第２図は、その側面側断面図、第３図は、その＋
Ｅ而州側断面図ある。 ■・・・シャーレ取り扱い装置、２・・・シャーレ、３
・・・エレベータ機構、４・・・把持アーム、５・・・
第１の把持フレーム、６・・・第２の把持フレーム、７
・・・スライド軸、８ａ・・・間隔拡大機構、８ｂ・・
・ばね、９・・・ピン、１０・・・支ｔ、νフレーム、
１２・・・挟持部材、２０・・・モータ、２１・・・ボ
ールスクリューｆｉ＋＋Ｉｆ、２２・・・押ヒアーム、
２４・・・容器、３０・・・制御回路。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）積層された複数のシャーレを上昇させるエレベー
タ機構と、前記積層されたシャーレの上部に配置され、
シャーレの両側面で把持する把持アームとを備え、前記
エレベータ機構を上昇させて前記把持アームにより最上
部のシャーレを把持して移送することを特徴とするシャ
ーレ取り扱い装置。
（２）把持アームは、移動可能に支持されていて、シャ
ーレを挟持できる間隔で対向して配置された第１、第２
の挟持部材とこの間隔をシャーレ外径より大きな間隔ま
で拡大する間隔拡大機構とを有し、所定の移動位置で積
層されたシャーレの上部に配置され、前記間隔拡大機構
により第１の挟持部材と第２の挟持部材の間隔が拡大さ
れたときに、エレベータ機構をほぼ１つのシャーレの高
さ対応に上昇させて積層されたシャーレの最上部のシャ
ーレを第１、第２の挟持部材の間に配置することを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載のシャーレ取り扱い装
置。