JPS6289095A - 電子楽器の楽音ピツチ設定装置 - Google Patents

電子楽器の楽音ピツチ設定装置

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JPS6289095A
JPS6289095A JP60229083A JP22908385A JPS6289095A JP S6289095 A JPS6289095 A JP S6289095A JP 60229083 A JP60229083 A JP 60229083A JP 22908385 A JP22908385 A JP 22908385A JP S6289095 A JPS6289095 A JP S6289095A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は電子楽器に係り、特に、発生楽音のピッチを
変更する際に用いられる楽音ピッチ設定装置に関する。
「従来の技術」 従来、電子楽器の楽音ピッチ設定装置において、楽音の
ピッチを基準ピッチから変更する方法として、例えば鍵
盤で操作さ゛れたキーに対応して発生させる基準ピッチ
に対応した周波数ナンバに対してピッチ変更量を表すデ
ータを乗算して上記基準周波数ナンバを変換し、この変
換後の周波数ナンバに基づいて発生楽音のピッチ設定を
行う方法が知られている(特開昭60−178494号
参照)。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、上述した方法は押鍵毎に乗算をしなけれ
ばならず、したがって、高速の乗算器が必要となり、ま
た、ソフトウェアによって乗算する場合は時間がかかり
、発音の立ち上がりが遅れがちになる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、高速
の乗算器を必要とせず、簡単な構成で、しかも短時間で
ピッチ変更をすることができる電子楽器の楽音ピッチ設
定装置を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、発生すべき楽音の音高を指定する音高指定
手段と、複数のピッチ変更量を選択的に指定するピッチ
変更量指定手段と、少なくとも12の各音名に対応して
、楽音のピッチを設定するための1組の周波数情報を、
それぞれ所定のピッチ変更量に対応して記憶した複数の
記憶手段と、前記ピッチ変更量指示手段によって指示さ
れたピッチ変更量に応して、前記複数の記憶手段のいず
れかを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択
された記憶手段内の1組の周波数情報の内の、前記音高
指定手段で指定された音高に対応する周波数情報を読み
出す読出し手段とを具備し、前記読み出された周波数情
報を用いて発生ずべき楽音のピッチを設定するよにした
ことを特徴としている。
「実施例」 以下、図面を参照しこの発明の一実施例について説明す
る。
[1]全体構成 第1図は全体構成を示すブロック図である。この図にお
いて、■は鍵盤、2は操作パネル、3は外部音を収音す
るためのマイクロフォン、4は楽音形成回路である。こ
の楽音形成回路4は、マイクロフォン3によって収音し
た外部音をサンプリングして内部の楽音メモリに記憶さ
せ、この記憶させたサンプリングデータに基づいて楽音
(サンプリング音と称す)を形成する。また、通常の電
子楽器と同様に、オーケストラ音およびリズム音を形成
する。そして、形成した各楽音信号をミキシングしてサ
ウンドンステム5へ出力する。6は装置各部を制御する
CPU(中央処理装置)であり、パスライン7を介して
各部と接続されている。8はプログラムおよびデータが
記憶されたROM。
9はRAM、10はリズム音の発生タイミングを制御す
るテンポクロックTCを発生するテンポクロック発生回
路である。
[2]動作モード この電子楽器は、次の動作モードを有している。
■サンプリングモード このモードは、マイクロフォン3によって収音した外部
音をサンプリングし、楽音形成回路4内の楽音メモリに
記憶させるモードである。
■プレイモード 操作者が鍵盤演奏を行う時の動作モードであり、つぎの
2つのモードがある。
■aサンプリング音キーボードモード このモードは、鍵盤lの全鍵域の操作に応じてオーケス
トラ音およびサンプリング音の双方を発生するモードで
ある。
■bサンプリング音ベースモード このモードは、鍵盤lの全鍵を高音側と低音側に、例え
ばF#3音を境として仮想分割し、低音側の鍵域を伴奏
鍵域、高音側の鍵域をメロディ鍵域とする。そして、メ
ロディ鍵域のキーが操作された場合は、オーケストラ音
を発生し、一方伴奏鍵域のキーが操作された場合は、サ
ンプリング音によるベース音を発生する。なお、実際に
は、伴奏鍵域のキー操作に対応して和音(コード音)も
同時に発生するものであるが、この実施例ではこの点を
省略しである。
なお、リズム音は、操作パネル2のリズムスイッチによ
ってリズム音発生が指示された場合にのみ発生する。ま
た、リズム音発生が指示されていない時は、上述したベ
ース音も発生しない。
また、この電子楽器においては、上述したサンブリング
音のピッチを自在に変更できるようになっている。
[3]各部の構成の詳細 (1)操作パネル2 第2図は、操作パネル2の構成を示す図である。
この図において、12はサンプリングモード/プレイモ
ードを選択するためのサンプリングスイッチ、13はサ
ンプリングモードが設定された時点灯するLED、14
はサンプリング開始を指示するスタートスイッチ、15
は後述するレピート発音を指示するレピートスイッチ、
16はレビート発音が指示された時点灯するLEDであ
る。17U、17Dは各々、サンプリング音のピッチ変
更量を設定するためのピッチ変更スイッチ、18はサン
プリング音キーボードモード/サンプリング音ベースモ
ードを選択するためのスイッチ、19はサンプリング音
の音量調整用ボリューム、20はオーケストラ音の音色
を選択するための音色選択スイッチ、21はリズムの種
類を選択するためのリズム選択スイッチ、22はオーケ
ストラ音の音量調整用ボリューム、23はリズム音の発
生/停止を指示するリズムスイッチ、24はリズム音発
生が指示されている時点灯するLED、25はリズム音
の音量調整用ボリュームである。
(11)楽音形成回路4 第3図は楽音形成回路4の構成を示すブロック図である
。この図において、30は端子TIを介してパスライン
7に接続されるインターフェイス、31はオーケストラ
音形成回路、32はリズム音形成回路である。33,3
4.35は各々CPU6によって書き込みが行なわれる
モードレジスタ。
キーオンレジスタ、レピートレノスタであり、いずれも
1ビツトのレジスタである。36はCPU6によって後
述する周波数ナンバFNが書き込まれるFNレジスタ、
37はCPU6によってセットされるフリップフロップ
、38は入力される信号の立ち下がりにおいてパルス信
号を出力する微分回路である。39.40は各々スター
トアドレスレジスタ、エンドアドレスレジスタであり、
同図に示す楽音メモリGMの最も若いアドレスAI(通
常「0」)および最終アドレスA2を各々示すデータが
電源投入時にCPU6によって設定される。
41はゲート回路であり、そのエネーブル端子ENへ“
l”信号が供給された時「開」、“0”信号が供給され
た時「閉」となる。42はゲート回路41の出力を一定
周期のクロックパルスφのタイミングで累算するアキュ
ムレータ、43は入力される信号の立ち上かりにおいて
パルス信号を出力する微分回路、44はアキュムレータ
42の出力が変化する毎にパルス信号PIを出力する変
化検出回路、45はアキュムレータ42の出力と、スタ
ートアドレスレジスタ39の出力とを加算する加算回路
、46は加算回路45の出力とエンドアドレスレジスタ
40の出力とを比較し、両者が一致した時一致信号EQ
(“1”信号)を出力する比較回路である。
47は、端子T2を介して供給されるマイクロフォン3
の出力(アナログ信号)をディジタルデータに変換して
出力するA/D(アナログ/ディジタル)変換回路、G
MはA/D変換回路47の出力(サンプリングデータ)
が記憶される楽音メモリである。この楽音メモリGMに
おいて、ADはアドレス端子、WPはライトパルス端子
、R/Wはり−ド/ライト端子、DATAはデータ端子
である。
この楽音メモリGMは、リード/ライト端子R/Wへ“
1”信号が供給されている場合において、ライトパルス
端子WPへ“1”のパルス信号が供給されると、データ
端子DATAに得られるデータをアドレス端子ADへ印
加されているアドレスデータが示すアドレス内に書き込
み、また、リード/ライト端子R/Wへ“0”信号が供
給されている場合は、アドレス端子ADへ印加されてい
るアドレスデータが示すアドレス内のデータを読み出し
、出力する。48はエンベロープ発生回路である。
このエンベロープ発生回路48は、第4図に示すように
、キーオンレジスタ34の出力信号KONが“l”信号
に立ち上がった時点でデータrlJとなり、以後データ
「1」を保持し;信号KONが“0”信号に立ち下がっ
た時点以降徐々に「0」まで減少するエンベロープデー
タEDを出力する回路である。4つは楽音メモリGMの
出力とエンベロープデータEDとを乗算する乗算回路、
50は乗算回路49の出力をアナログ信号に変換するD
/A(ディフタル/アナログ)変換回路であり、このD
/A変換回路50の出力としてサンプリング音が得られ
る。22,25.19は各々操作パネル2に設けられて
いる音量調整用ボリュームであり、オーケストラ音形成
回路31から出力されるオーケストラ音信号、リズム音
形成回路32から出力されるリズム音信号およびD/A
変換回路50から出力されるサンプリング音信号が各々
、これらのボリューム22,25.19を介してミキシ
ング回路51へ供給され、ここでミキシングされた後、
端子T3を介してサウンドシステム6に供給される。
(iii )ROM 8 第5図はROMB内に設定されている各メモリを示す図
である。この図において、M(0)〜M(12)は各々
、12種類の周波数ナンバFNが記憶された周波数ナン
バメモリ、8aはリズム音形成時に使用されるリズムパ
ターンが記憶されたりズムパターンメモリ、8bはベー
ス音形成時に使用されるベースパターンが記憶されたベ
ースパターンメモリ、8cはCPU6のプログラムが記
憶されたプログラムメモリである。
(1v)RAM9 第6図はRAM9内に設定されているレジスタおよびメ
モリを示す図である。各レジスタに書き込まれるデータ
は次の通りである。
NKC:最新押下キーのキーコード KCREG:発音中のサンプリング音のキーコード MODE:サンプリングモード−“I”プレイモード→
′0” KB:サンプリング音ベースモード→“l”サンプリン
グ音キーボードモード−“0゛PC(ピッチカウンタ)
、SFT、FMN:ピッチ制御用データ TPCTR(テンポカウンタ)lリズム音制御用データ RPTニレピート発音設定時→“1“ レビート発音否設定時→“0” RHY:リズムオン→“l“ リズムオフ→“0″ TYPE:和音のコードタイプ ROOT:和音の根音 また、FMEMは楽音メモリGMの読み出しの際使用さ
れる周波数ナンバが記憶される周波数ナンバメモリ、T
EMPは各種のデータが一時記憶される一時記憶メモリ
である。
[4a周波数ナンバFN 第3図における楽音メモリGMの書き込み/読み出し時
のアドレスは、この周波数ナンバFNに基づいて作られ
る。すなわち、FNレジスタ36内の周波数ナンバFN
が、アキュムレータ42において累算され、この累算値
が逐次加算回路45を介して楽音メモリGMのアドレス
端子ADへ供給される。この場合、アキュムレータ42
の累算周期φが一定であることから、周波数ナンバFN
の値が小さいときは、楽音メモリGMから読み出される
波形の周波数が小になり、一方、周波数ナン/(FHの
値が大きいときは、楽音メモリGMから読み出される波
形の周波数が犬となる。すなわち、周波数ナンバFNは
楽音メモリGMの読み出し周波数を決定し、同様に、楽
音メモリGMの書き込み時の書き込み周波数(サンプリ
ング周波数)を決定する。
ところで、この実施例においては、前述した■プレイモ
ードにおけるメモリGMの読み出し周波数を、キーの音
高に対応して、基本的に第7図に示す周波数としている
。また、メモリ書き込み時の周波数(サンプリング周波
数)を同図に破線で囲った周波数としている。そして、
破線内に示す12のキーC#4〜C5の各周波数に各々
対応する12の周波数ナンバFNを、第5図に示すRO
M8の周波数ナンバメモリM(6)内に予め記憶させて
いる。この場合、第7図の破線外の周波数に対応する周
波数ナンバFNは、破線内の12の周波数ナンバFNか
ら容易に算出することができる。すなわち、例えばC1
音発生時の読み出し周波数2にHzはC0音発生時の読
み出し周波数4KHzのl/2となっており、C3音発
生時の読み出し周波数4KHzはC4音発生時の読み出
し周波数8KH2の1/2となっている。他の周波数に
ついても同様である。(Iオクターブ毎に周波数は1/
2異なる。)したがって、破線外の周波数に対応する周
波数ナンバFNは、破線内の周波数ナンバFNをビット
シフトすることにより簡単に求めることができる。
なお、この実施例においては、サンプリング周波数は破
線内の周波数のみであるが、メモリGMの読み出し周波
数は、以下に述べるように、第7図に示す周波数を変更
できるようになっている。
[5コ楽音メモリGMの読み出し周波数変更方法この実
施例においては、100セント(半音)を13等分し、
l5TEP=約7.7セント単位で読み出し周波数を変
更できるようになっている。
すなわち、操作者が操作パネル2(第2図)のピッチ変
更スイッチ17Uを1回、2回・・・・・・と押すと、
読み出し周波数が第7図に示す基本周波数から1STE
P、2STEP・・・・・・と上昇し、したがってサン
プリング音の音高が上昇し、また、ピッチ変更スイッチ
1’7Dを1回、2回・・・・・・と押すと、読み出し
周波数がI 5TEP、2STEP・・・・・・と下降
するようになっている。この読み出し周波数の変更は次
のようにして行なわれる。
第8図の符号SNM内の図は、第5図に示す周波数ナン
バメモリM(0)〜M(12)を再び示した図である。
この図に示すように、メモリM(6)内には、C#4〜
C1音の読み出し周波数(第7図の破線枠内参照)に対
応する周波数ナンバFNが記憶されており、メモリM(
7)には、メモリM(6)の読み出し周波数をl5TE
P(7,7セント)上げた周波数に対応する周波数ナン
バF’Nが各音名(C#〜C)に対応して記憶されてお
り、・・・・・・、メモリM(12)には、メモリM(
6)の読み出し周波数を69TEP上げた周波数に対応
する周波数ナンバFNが各音名に対応して記憶されてい
る。また、メモリM(5)内には、メモリM(6)の読
み出し周波数をl5TEP下げた周波数に対応する周波
数ナンバFNが記憶されており、・・・・・・、メモリ
M(0)内には、メモリM(6)の読み出し周波数を6
STEP下げた周波数に対応する周波数ナンバF N 
h<記憶されている。
そして、レジスタPC(第6図)内に「6」が設定され
ている時は、メモリM(6)内の周波数ナンバFNが第
6図のメモリFMEM内に転送され、このメモリFME
M内の周波数ナンバF’Nに基づいて楽音メモリGM(
第3図)の読み出しが行なわれる。この場合、サンプリ
ング周波数と読み出し周波数とが同一となり、したがっ
てピッチずれなしのサンプリング音が発生する。なおこ
こで、サンプリング周波数と涜み出し周波数とが同一と
は、例えばり、キーでサンプリングした場合、D3キー
の押下に基づく読み出し周波数がサンプリング周波数と
同一になるという意味である。次に、操作者がピッチ変
更スイッチ17Uを1回押すと、レジスタPC内に「7
」が設定され、メモリM(7)内の周波数ナンバFNが
メモリF M E M内に転送される。この場合、この
メモリF M E M内の周波数ナンバFNに基づいて
楽音メモリGMの読み出しが行なわれ、したがって、サ
ンプリング時より1STEP高いピッチのサンプリング
音が発生する。
また、操作者がピッチ変更スイッチ17Dを操作して、
レジスタPC内に「5」を設定すると、メモリM(5)
内の周波数ナンバFNがメモリFMEM内に設定され、
これにより、サンプリング時よりl5TEP低いピッチ
のサンプリング音が発生する。レジスタPC内に8〜1
2あるいは0〜4が設定された場合も同様である。
次に、レジスタPC内のデータが「13」以上(PC≧
13)の場合および「−1」以下(PO5−1)の場合
について説明する。例えば、PC=13の場合は、第8
図のテーブルM(0)+1に示す周波数、すなわち、メ
モリM(6)の読み出し周波数を7STEP上げた周波
数に対応する周波数ナンバFNをメモリFMEM内に記
憶させる必要がある。
ところで、メモリM(6)の周波数を7STEP上げる
とは、メモリM(0)の周波数をl 3 STEP上げ
ることを意味し、言い替えれば、メモリM(0)の各音
名の周波数を各々100セント(半音)上げることを意
味する。そして、メモリM(0)の各周波数を半音上げ
たテーブルM(0)+1を作るには、第9図に示すよう
に、メモリM(0)の各周波数を各々1段上へ(半音上
の音名に)シフトしてテーブルM(0)+1へ書き込み
、また、メモリM(0)の最上段(音名C#)の周波数
を2倍して、テーブルM(0)+1の最下段(音名C)
へ書き込めばよい。
ここで、上記「2倍」は、周波数を1オクターブ上げる
ことを意味する。このように、テーブルM(0)+1は
、メモリM(0)内の周波数ナンバFNをシフトするこ
とにより簡単に作成される。同様に、PC= 14.1
5・・・・・・25の場合に必要とされるテーブルM(
1)+ 1 、M(2)+ 1・・・・・・M(12)
+lは各々、メモリM(1)、M(2)・・・・・・M
(12)内の周波数ナンバFNをシフトすることにより
、簡単に作成される5また1、PC=26〜38の場合
に必要とされるテーブルM(0)+2〜M(12)+2
は各々、メモリM(0)〜M(12)内の周波数ナンバ
FNを2回シフトすることによって作成でき、レジスタ
PC内のデータがさらに大きくなった場合も、同様にし
て作成することができる。第1θ図にレジスタPC内の
データとテーブルとの対応関係を示す。なお、このテー
ブルは説明の便宜上のもので、実際のデータテーブルが
設けられているわけでないことは勿論である。
一方、レジスタPC内のデータが「−■」の場合は、第
8図に示すテーブルM(12)−1が必要となる。この
テーブルは、第11図に示すように、メモリM(12)
内の周波数ナンバFNを1段下方ヘシフトしてテーブル
M(12)−1に書き込み、また、メモリM(12)の
最下段の周波数ナンバFNを1/2倍してテーブルM(
12)−1の最上段に書き込むことにより作成される。
PO5−2の場合も同様である(第10図参照)。
なお、この実施例においては、第10図に示すように、
PC=103をPCの最大値としている。
これ以上PCの値が大きくなると、第3図のD/A変換
回路50の処理が時間的に追いつかなくなるからである
[6]全体動作 以下、第1図および第3図に示す回路の動作を、第12
図〜第20図に示すCPU6の処理フローチャートを参
照し、萌述したモード別に説明する。
■サンプリングモード この場合、操作者は、まずサンプリングスイッチ12(
第2図)を操作することにより、このモードに設定する
。サンプリングスイッチ12が押されると、CPU6が
これを検知し、第12図に示すサンプリングスイッチ・
オンイベント処理を行う。すなわち、まず、ステップS
81へ進み、レジスタMODE(第6図)内のデータ(
1ビツト)を反転し、次いで、レジスタMODE内のデ
ータが“l“の時はLED13の点灯指令を、“0”の
時は清澄指令を各々操作パネル2へ出力する(ステップ
SS2〜5S4)。次に、レジスタMODE内のデータ
をモードレジスタ33(第3図)に転送して書き込み(
ステップ5S5)、待機状態に戻る。
ここで、レジスタM OD Eおよびモートレジスタ3
3に“l”が書き込まれた場合は、サンプリングモード
に設定されたことを意味し、“0”が書き込まれた場合
は、プレイモードに設定されたことを意味する。また、
いずれのモードに設定されたかは、LED 13の点灯
/清澄によって検知することができる。
次に、操作者は、サンプリングすべき音の音高に対応す
る鍵盤lのキーC#4〜C6のいずれかを押下する。鍵
盤1のキーが押下されると、CPU6がこれを検知し、
第13図のキーオンイベント処理へ進む。このキーオン
イベント処理においては、まず、ステップSKIにおい
て、押下キーのキーコードKCをレジスタNKC内に書
き込む。
次に、ステップSK2へ進み、レジスタMODE内のデ
ータが“0”か否かを判断する。この場合、判断結果は
rNo j(M OD E−“l”)であり、したがっ
て、ステップSK3へ進む。ステップSK3では、レジ
スタNKC内のキーコードKCのノート検出、すなわち
、キーコードK Ch(1オクターブ内のとの音名かの
検出を行う。次に、ステップS K 4へ進むと、ステ
ップSK3において検出したノートに対応する周波数ナ
ンバFNを、第8図に示すメモリM(6)から読み出し
、F’Nレジスタ36(第3図)へ転送して書き込む。
そして、待機状態に戻る。
次に、操作者は、マイクロフォン3をセットし、そして
、スタートスイッチ14を押す。スタートスイッチ14
が押されると、CPU6が第14図に示すスタートスイ
ッチ・オンイベント処理へ進み、フリップフロップ37
(第3図)のセットを行い、そして待機状態に戻る。
フリップフロップ37がセットされると、オアケート6
0の出力が“l”に立ち上がり、この立ち」二かりにお
いて、微分回路43からパルス信号が出力され、オアゲ
ート61を介してアキュムレータ42のリセット端子へ
供給される。これにより、アキュムレータ42がリセッ
トされる。また、フリップフロップ37がセットされる
と、この時モードレンスタ33の出力信号MDが“l”
(サンプリングモード)であることから、アンドゲート
62の出力が“l”となり、この“1”信号がオアゲー
ト63を介してゲート回路41へ供給される。これによ
り、ゲート回路41が開状態となり、PNレジスタ36
内の周波数ナンバFNがアキュムレータ42へ供給され
、このアキュムレータ42においてクロックパルスφの
タイミングで逐次累算される。そして、この累算結果と
、スタートアドレスレジスタ39内のアドレスAlを示
すデータとが、加算回路45において加算され、この加
算結果が楽音メモリGMのアドレス端子ADへ供給され
る。一方、アキュムレータ42の出力が変化する毎に、
変化検出回路44からパルス信号PIが出力され、楽音
メモリGMのライトパルス端子WPへ供給される。これ
により、A/D変換回路47から出力されるデータ(マ
イクロフォン3の出力をA/D変換したデータ)が、楽
音メモ96M内に逐次書き込まれる。そ゛して、加算回
路45の出力が、エンドアドレスレジスタ40内のアド
レスA2を示すデータに一致すると、比較回路46から
一致信号EQ(“I”信号)が出力され、フリップフロ
ップ37のリセット端子Rへ供給される。
これにより、フリップフロップ37がリセットされ、そ
の出力が“0”信号に立ち下がり、この立ち下がりにお
いて、微分回路38からパルス信号(サンプリング終了
信号)SEが出力される。そして、この信号SEが、イ
ンターフェイス30を介してCPU6へ供給される。 
CPU6は、こ、の信号SEを受け、第15図に示すサ
ンプリング終了処理へ進む。この処理においては、まず
、レジスタMODE内に“0”を書き込み(ステップ5
EI)、次いでレノスタMODE内のデータをレジスタ
33に転送して書き込む(ステップ5E2)。これによ
り、自動的にプレイモードに設定される。次いで、LE
D 13の清澄指令を出力しくステップ5E13)、待
機状態に戻る。
■aサンプリング音キーボードモード この場合、操作者は、まずサンプリングスイッチ12(
第2図)によってLED 13を清澄しくLED13が
点灯していた場合)、次いでスイッチ18をキーボード
KB側へ投入する。これにより、レジスタMODEおよ
びモードレジスタ33内に“0”が設定され、また、レ
ジスタKB(第6図)内に“0”が設定される。
次に、操作者は、サンプリング音のピッチ設定を行う。
すなわち、まず、ピッチ変更スイッチ17U、17Dを
同時に押し、次いでピッチを上げたい場合はスイッチ1
7Uを、下げたい場合はスイッチ17Dを変更したい5
TEP数だけ押す。
ピッチ変更スイッチ17Uまたは17Dが押されると、
CPU6がこれを検知し、第16図に示すスイッチ17
U・オンイベント処理またはスイッチ17Dオンイベン
ト処理へ進む。スイッチ17U・オンイベント処理にお
いては、まず、ステップSHIにおいて、スイッチ17
Dが同時に押されているか否かを判断する。そして、こ
の判断結果がrYESJの場合はステップSH2へ進み
、レジスタPC(第6図)に「6」を書き込む。これに
より、「ピッチずれなし」が設定される(第8図参照)
また、ステップSHIの判断結果がrNOJの場合は、
ステップSH3へ進み、レジスタPC内のデータをイン
クリメントする。そして、ステップSH4へ進む。一方
、スイッチ17D・オンイベント処理においては、まず
、ステップSH6において、スイッチ17Uが同時に押
されているか否を判断する。そして、この判断結果がr
Y E S Jの場合は、ステップSH2へ進み、また
、rNOJの場合はステップSH7へ進む。ステップS
H7では、レジスタPC内のデータをデクリメントし、
そして、ステップSH4へ進む。ステップSH4では、
レジスタPC内のデータを「13」で除算する。次に、
ステップSH8へ進むと、レジスタPC内のデータが正
または零か否かを判断する。そして、この判断結果がr
Y E S Jの場合はステップSH9へ進み、「7」
からステップSH4の除算の商を減算した値をレジスタ
SF’T(第6図)に書き込み、また、rNOJの場合
はステップ5HIOへ進み、「8」からステップSH4
の除算の商を減算した値をレジスタSFTに書き込む。
次に、ステップ5)111へ進むと、ステップSH4の
除算の余りが正または零の場合は、その余りをそのまま
レジスタF M N (第6図)に書き込み、余りが負
の場合は、その値に応じてつぎの値をレジスタFMHに
書き込む。
一1→12 一2→11 一12→l ここで、レジスタPC内のデータに対応してレジスタS
FT、FMNに各々書き込まれるデータ例を次表に示す
第1表 ところで、前述したように、例えばPC=14の場合、
第8図に示すメモリM (1)を1回上方ヘシフトした
テーブルM(1)+1の周波数ナンバFNを第6図のメ
モリFMEM内に書き込む必要がある。また、例えばp
c=−tの場合、メモリM(12)を下方へ1回シフト
したテーブルM(12)−1の周波数ナンバFNをメモ
リ、FMEMに書き込む必要がある。すなわち、第1表
に示すレジスタFMN内のデータは、メモリFMEMの
書き込みの際に、メモリM(0)〜M(12)の内のい
ずれを用いるかを、rSFT−7」はシフトの回数を、
またrSFT−7Jの符号はシフトの方向を各々示して
いる。
以上のことから、CPU6は、ステップ5HIlの処理
に続いて次の処理を行う。すなわち、まずステップ5H
12へ進むと、レジスタSFT内のデータが負のデータ
か否かを判断する。そして、この判断結果がrY E 
S Jの場合はステップ5HI3へ進む。ステップSH
+3では、レジスタSFT、FMN内に各々rOJ、r
12Jをセットする。ここで、レジスタSFT内のデー
タが負とは、レジスタPC内のデータが104以上であ
ることを意味している。そして、前述したように、この
実施例においては、PCの最大値を103としているの
で、104以上の場合は全てPC=103として処理す
るようになっている。ステップ5H13はこの処理であ
る。
一方、ステップ5H12の判断結果かrNOJの場合は
、ステップ5H13をジャンプして、ステップ5H14
へ進む。ステップ5H14では、レジスタFMN内のデ
ータに対応するメモリM(0)〜M(12)内の周波数
ナンバFN(12個)を読み出し、一時記憶メモリTE
MP(第6図)に書き込む。
次に、ステップ5H15へ進むと、ステップ5H14の
処理において一時記憶メモリTEMPに記憶させた周波
数ナンバFNを、[5FT−74の値が示す回数および
方向でシフト演算する。ここで、「シフト演算」には、
前述した2倍あるいは1/2倍の演算も勿論含んでいる
ものとする。次に、ステップ5816へ進むと、ステッ
プ5H15のシフト演算の結果をメモリF’MEM(第
6図)に書き込む。そして、待機状態に戻る。
以上が、ピッチ変更スイッチ17U、17Dの操作に基
づ<CPU6の処理である。
上述したモード設定、ピッチ設定が終了すると、次に操
作者は、レピートスイッチ15によりレピート発音を行
わせるか否かの設定を行う。ここで、レピート発音とは
、楽音メモリGM(第3図)内のサンプリングデータを
、キーが押されている間繰り返し読み出し、楽音形成を
行うことを言う。このレピート発音が指示されていない
時は、キーの押下時間にかかわらず、1回のキー操作に
対応して、楽音メモリGM内のデータが1回だけ読み出
され、楽音形成が行われる。
操作者が、レビートスイッチ15を押すと、CPU6が
これを検知し、第17図のレピートスイッチ・オンイベ
ント処理を行う。すなわち、まず、ステップSRIでは
、レジスタRPT(第6図)内のデータ(1ビツト)を
反転し、次いで同しジスタRPT内のデータをレビート
レジスタ35(第3図)内に転送して書き込む。次に、
レジスタRPT内のデータが“l”の時はLED I 
6の点灯指令を、“0”の時は清澄指令を各々操作パネ
ル2へ出力しくステップSR2〜S R4))、そして
、待機状態に戻る。ここで、レジスタRPTおよびレピ
ートレジスタ35内に“1”が設定された場合に、レピ
ート発音が指定される。
以上の各設定を終了すると、操作者が鍵盤演奏を行う。
以下、キー操作に基づく回路動作を説明する。
まず、キーが押下されると、CPU6がこれを検知し、
第13図のステップSKlへ進み、押下キーのキーコー
ドKCをレジスタNKCに書き込む。次に、ステップS
K2へ進むと、レジスタMODE内のデータが“0”か
否かを判断する。この場合、このステップSK2の判断
結果はrYEsJであり、ステップSK5へ進む。ステ
ップSK5では、レジスタKB(第6図)内のデータが
“1″か否かを判断する。この場合、判断結果はrY 
E S jであり(サンプリング音キーボードモード)
、したがって、ステップSK6へ進む。ステップSK6
では、オーケストラ音の発音割当処理を行う。すなわち
、オーケストラ音形成回路31(第3図)に設けられて
いる複数の発音チャンネルの内の空きチャンネルに、押
下キーの発音を割り当てる。なお、この割り当ては、一
時記憶メモリTEMPを用いて行なわれる。すなわち、
メモリTEMP内には、予め各発音チャンネルに対応す
る記憶エリアが設けられている。そして、CPU6は、
いずれかのチャンネルに発音を割り当てた時は、そのチ
ャンネルに対応する記憶エリア内に“1”を書き込み、
後述する割り当て解除の時には、その記憶エリアに“0
”を書き込む。次に、ステップSK7へ進むと、レジス
タNKC内のキーコードKOを、キーオンを示すキーオ
ン信号および割り当てチャンネルを示すチャンネルデー
タと共にオーケストラ音形成回路31へ出力する。これ
により、同発音チャンネルにおいて上記押下キーに対応
する楽音信号の形成が行なわれ、サウンドシステム5か
ら発音される。次に、ステップSK8へ進むと、レジス
タNKC内のキーコードKOをレジスタKCREG内に
書き込む。次に、ステップSK9へ進むと、レジスタN
KC内のキーコードKCのノートを検出し、次いで、周
波数ナンバメモリFMEM(第6図)から、検出したノ
ートに対応する周波数ナンバFNを読み出す。次に、ス
テップ5KlOへ進むと、レジスタNKC内のキーコー
ドKCのオクターブを検出し、この検出結果に基づいて
上記周波数ナンバFNをシフトする(前記[4]項参照
)。次に、ステップ5KIIへ進むと、ステップ5KI
Oのシフト処理によって得られた周波数ナンバFNをF
Nレジスタ36(第3図)に転送して書き込み、また、
キーオンレジスタ34(第3図)に“1°を転送して書
き込む。そして、待機状態に戻る。
次に、CPU6による上記の各処理が終了した時点以後
の楽音形成回路4の動作を説明する。
まず、ステップ5KIIの処理が終了した時点で、モー
ドレジスタ33内には“0”が書き込まれている。また
この時、レビートレジスタ35内のデータが“0”であ
るとする。この場合、レジスタ33の出力信号MD、レ
ジスタ35の出力信号RPが共に“O”となり、したが
って、インバータ65.66の出力が共に“1”となる
。またこの時、比較回路46の出力信号EQは“0”で
あり、したがって、インバータ67の出力が“1”とな
っている。この結果、アンドゲート68の出力が“l”
となり、この“1”信号がオアゲート63を介してゲー
ト回路41へ供給され、これにより、ゲート回路41が
開状態となる。次に、FNレジスタ36に周波数ナンバ
FNがセットされ(ステップSK1り、次いでキーオン
レジスタ34に“l“がセットされると、同レジスタ3
4の出力信号KONが“l”信号に立ち上がる。これに
より、オアゲート60、微分回路43およびオアゲート
61を介してアキュムレータ42がリセットされ、また
、エンベロープデータEDが「1」に立ち上がる。また
、FNレジスタ36に周波数ナンバFNがセットされ、
ゲート回路41を介してアキュムレータ42へ供給され
ると、以後、同ナンバFNがアキュムレータ42におい
て逐次累算され、この累算結果にレジスタ39内のアド
レスAIを示すデータが加算され、この加算結果が楽音
メモリGMのアドレス端子ADへ供給される。これによ
り、楽音メモリCMからザンプリングデータが順次読み
出され、この読み出されたデータに、乗算回路49にお
いてエンベロープデータEDが乗算され、この乗算結果
がD/A変換回路50においてアナログ信号に変換され
、このアナログ信号がミキンング回路51を介してサウ
ンドシステム5へ供給されてサンプリング音が発生する
次に、加算回路45の出力が、エンドアドレスレジスタ
40内のアドレスA2を示すデータに一致すると、比較
回路46から信号EQ(“l”信号)が出力される。こ
れにより、インバータ67の出力が“0″信号となり、
したがって、オアゲート63の出力が“0”信号となる
。この結果、ゲート回路4Iが閉状態となり、その出力
が「0」となる。
ゲート回路41の出力が「0丁になると、以後アキュム
レータ42の出力変化がなくなり、したがって、楽音メ
モリGM内のデータの読み出しが停止する。
次に、レピートレジスタ35に“l”が設定されていた
場合は、アンドゲート69の出力が、信号MDが“0”
である限り連続的に“1”となる。この結果、ゲート回
路41が連続的に開状態となり、FNレジスタ36内の
周波数ナンバFNが常時アキュムレータ42へ供給され
る。また、キーオンレジスタ34の出力信号KONが“
1”信号になると、アンドゲート71の出力が“l”信
号となり、この“l”信号がアンドゲート72へ供給さ
れ、アンドゲート72が開状態となる。この結果、楽音
メモリGM内のデータが1通り読み出された時点で、一
致信号EQが出力されると、この一致信号EQがアンド
ゲート72.オアゲート6Iを介してアキュムレータ4
2のリセット端子Rへ供給され、これにより、アキュム
レータ42がリセットされる。そして、以後、再びアキ
ュムレータ42において累算が行なわれ、これにより楽
音メモリGM内のデータが再度読み出され、この過程が
キーオンの間繰り返される。
次に、操作者がキーを離ずと、CPU6がこれを検知し
、第18図に示すキーオフイベント処理を行う。すなわ
ち、まず、ステップSolへ進み、レジスタMODE内
のデータが“0”か否かを判断する。この場合、判断結
果はrYEsJであり、ステップSO2へ進む。なお、
このステップSolの判断結果がrNOJの場合、すな
わち、前述したサンプリングモードの場合は、キーオフ
の際何の処理も行なわれない。次に、ステップSO2で
は、レジスタ39内のデータが“1”か否かを判断する
この場合、判断結果はrY E S Jであり(サンプ
リング音キーボードモード)、ステップSO3へ進む。
ステップSO3では、オフとされたキーのオーケストラ
音のチャンネル割り当て解除を行う。
次に、ステップSO4へ進むと、オフとされたキーが割
り当てられているチャンネルを示すチャンネルデータお
よびキーオフを示すキーオフ信号を各々オーケストラ音
形成回路31へ出力する。これにより、当該キーのオー
ケストラ音が減衰状態に移行して発音が停止する。次に
、ステップSO5へ進むと、オフとされたキーのキーコ
ードKCがレノスタKCREG内のキーコードKCと同
一か否かを判断する。そして、この判断結果が「YES
Jの場合はステップSO6へ進み、キーオンレジスタ3
4へ“0”を転送して書き込み、そして、待機状態に戻
る。キーオンレジスタ34に“0”が書き込まれると、
同レジスタ34の出力信号KONが“0”となり、この
“0”信号がエンベロープ発生回路48へ供給される。
これにより、以後エンベローブデータEDが徐々に減少
し、したがって、サンプリング音が徐々に減衰する。一
方、ステップSO5の判断結果が「NO」の場合は、ス
テップSO6をジャンプして待機状態に戻る。なお、ス
テップSO5の判断結果がrNOJの場合の処理は次の
ことを意味する。すなわち、この実施例においては、サ
ンプリング音を、最も新しく押下されたキーについての
み発生するようになっている。
また最も新しく押下されたキーのキーコードKCは、レ
ジスタKCREG内に格納される(第13図のステップ
5K8)。したがって、ステップS05の判断結果がr
NOjの場合とは、離鍵されたキーが最も新しく押下さ
れたキーでない場合であり、この場合、サンプリング音
のキーオフ処理は行なわれない。
■bサンプリング音ベースモード この場合、操作者は、まずサンプリングスイッ、チ12
(第2図)によってLED I 3を清澄してプレイモ
ードとし、次いでスイッチ18をベースBASS側へ投
入する。これにより、レジスタMODEおよびモードレ
ジスタ33内に“0”が設定され、また、レジスタKB
(第6図)内に“l”が設定される。 次に、操作者は
、サンプリング音のピッチ設定を行い、次いでレビート
スイッチ15によってレピート否発音を設定する。
次に操作者は、リズムスイッチ23を操作することによ
り、LED24を点灯させる。操作者が、リズムスイッ
チ24を押すと、CPU6がこれを検知し、第19図の
リズムスイッチ・オンイベント処理を行う。すなわち、
まず、ステップSZIでは、レジスタRHY(第6図)
内のデータ(1ビツト)を反転する。次に、レジスタR
HY内のデータが“1”の時はLED 24の点灯指令
を、“0”の時は清澄指令を各々操作パネル2へ出力す
る(ステップSZ2〜5Z4)。次いで、レジスタTP
CTR(第6図)内に“0”を書き込み、そして、待機
状態に戻る。ここで、レジスタRHY内に“1”か設定
された場合に、リズム音およびベース音の発生が指定さ
れる。
以上述べた各設定が終了した後、操作者が鍵盤演奏を行
う。
操作者によって鍵盤キーが押下されると、CPU6は、
前述した第13図の処理へ進み、ステップSKI、SK
2.SK5を介してステップ5KI2へ進む。ステップ
5K12では、ステップSK1においてレジスタN’K
Cに書き込まれたキーコードKCが、F#3音のキーコ
ードKCより小あるいは等しいか否かを判断する。そし
て、この判断結果がrNOJの場合、すなわち、押下さ
れたキーが前述したメロディ鍵域のキーであった場合は
、ステップS K 13へ進み、オーケストラ音の発音
割当処理を行い、次いでステップSK+4へ進み、レジ
スタNKC内のキーコードKC,キーオン信号および割
り当てチャンネルを示すデータをオーケストラ音形成回
路31へ出力する。これにより、押下キーに対応するオ
ーケストラ音が発生する。
なお、ステップ5K13,5K14の処理は、前述した
ステップS K 6 、S K 7の処理と同じである
。一方、ステップ5K12の判断結果がrNOJの場合
、すなわち、レジスタNKC内のキーコードKCが伴奏
鍵域のキーであった場合は、ステップ5K15へ進む。
ステップ5K15では、その時伴奏鍵域においてオン状
態にあるキーの全てを検出し、該キーのキーコードKC
に基づいて、伴奏音(和音)のコードタイプおよび根音
を検出し、検出したコードタイプおよび根音を各々、レ
ジスタTYPEおよびROOT(第6図)内に書き込む
そして、待機状態に戻る。
このように、伴奏鍵域のキーが押下されると、CPU6
によってレジスタTYPEおよびROOTの書き込みが
行なわれる。そして、以後、これらのレジスタTYPE
、ROOT内のデータに基づいて、サンプリング音によ
るベース音が形成される。以下、この過程を説明する。
まず、第1図に示すテンポクロック発生回路lOは、一
定周期のテンポクロックTOを、常時、CPU6へ出力
する。CPU6は、このテンポクロツタTCを受ける毎
に、第20図に示すテンポクロック処理を行う。すなわ
ち、まず、ステップSTIへ進み、レジスタRHY内の
データが“l”か否かを判断する。そして、この判断結
果が「NO」の場合(リズム音の発音が指示されていな
い場合)は、そのまま待機状態に戻る。また、ステップ
STIの判断結果がrY E S Jの場合は、ステッ
プST2へ進む。ステップST2では、レジスタTPC
TR(テンポカウンタ)内のデータをインクリメントす
る。次に、ステップST3へ進むと、リズムパターンメ
モリ8a(第5図)に記憶されている複数のリズムパタ
ーンの内の、リズム選択スイッチ21(第2図)によっ
て設定されているリズム種類に対応するリズムパターン
から、レジスタTPCTR内のデータが示す発音タイミ
ングに対応するパターンを読み出し、リズム音形成回路
32へ出力する。リズム音形成回路32は、供給された
パターンに基づいてリズム音源を駆動してリズム音信号
を形成し、ミキシング回路51を介してサウンドシステ
ム5へ出力する。次に、CPU6はステップST4へ進
み、レジスタKB内のデータが“0”か否かを判断する
。そして、この判断結果が「NO」の場合、すなわち、
サンプリング音ベースモードでない場合は、待機状態に
戻る。これにより、サンプリング音キーボードモードに
おいてもリズム音を発生させることができる。一方、ス
テップST4の判断結果がrYEsJの場合は、ステッ
プST5へ進む。ステップST5では、ベースパターン
メモリ8b(第5図)に記憶されている複数のベースパ
ターンの内の、リズム選択スイッチ21によって選択さ
れているリズム種類およびレジスタTYPE内に記憶さ
れているコードタイプに各々対応するベースパターンか
ら、テンポカウンタTPCTR内のデータが示す発音タ
イミングに対応するパターンを読み出す。次に、ステッ
プST6へ進むと、ステップST5において読み出した
パターンに基づいて、ベース音発音タイミングか否かを
判断する。そして、この判断結果がrNOJの場合は待
機状態に戻り、rYEsJの場合はステップST7へ進
む。ステップST7では、レジスタROOT内に記憶さ
れている根音および読み出したベースパターンに基づい
て発音すべきベース音のキーコードKCを求め、次いで
、このキーコードKCを前述した場合と同様にして周波
数ナンバFNに変換しく第13図のステップSK9.5
KIO参照)、この周波数ナンバFNをF’Nレジスタ
36(第3図)に転送して書き込む。次に、ステップS
T8へ進むと、キーオンレジスタ34をまずクリア(“
0”を書き込み)し、その直後に“1”を書き込み、そ
して、待機状態に戻る。レジスタ36および34に各々
周波数ナンバFNおよび“1”が書き込まれると、以後
、楽音形成回路4において、前述した場合と同様にして
サンプリング音(この場合、ベース音)が形成され、サ
ウンドシステム5から発音される。このようにして、テ
ンポクロック発生回路IOからテンポクロックTCが出
力される毎に、リズム音およびサンプリング音(ベース
音)の形成が行なわれる。
次に、このサンプリング音ベースモートにおいて、押下
されていたキーが離鍵されると、CPU6がこれを検知
し、第18図の処理へ進む。この処理においては、まず
、ステップSO1の判断結果がrYEsJ、ステップS
O2の判断結果が「NO」となることから、ステップS
O7へ進む。ステップSO7では、離鍵されたキーのキ
ーコードKCがF#3音のキーコードより小あるいは等
しいか否かを判断する。そして、この判断結果か「YE
S」の場合、すなわち、離鍵されたキーが伴奏鍵域のキ
ーであった場合は、ステップSO8へ進む。ステップS
O8では、まず、伴奏鍵域においてオン状態にある全て
のキーを検出し、次いで、同キーのキーコードKCに基
づいてコードタイプおよび根音を検出し、検出し′たコ
ードタイプおよび根音を各々レジスタTYPE、ROO
Tに書き込む。そして、待機状態に戻る。なお、ステッ
プSO8の処理は、伴奏鍵域のキーの離鍵により、和音
が変化する場合があることから行う処理である。一方、
ステップSO7の判断結果がrNOJの場合、すなわち
、離鍵されたキーがメロディ鍵域のキーであった場合は
、ステップSO9へ進み、離鍵されたキーの発音(オー
ケストラ音)の割当て解除を行い、次いでステップ5O
IOへ進み、離鍵されたキーが割り当てられているチャ
ンネルを示すデータおよびキーオフ信号をオーケストラ
音形成回路31(第3図)へ出力する。そして、待機状
態に戻る。
以上がこの発明の一実施例の詳細である。なお、スター
トスイッチ14に代えて、シンクロスタートスイッチを
設け、このスイッチを押した直後はサンプリングを開始
せず、待機状態とし、マイクロフォン3からの信号人力
を検出してサンプリングを開始するようにしてもよい。
また、上記実施例においては、A/D変換回路47の出
力をそのまま楽音メモリGMに記憶させているが、A/
D変換回路47の出力をD P CM 、 A D P
 CM等の方式によって符号変換して楽音メモリGMに
記憶さ仕、読み出した時に再びもとのデータに戻すよう
にしてもよい。この場合メモリGMの容量を減らすこと
ができる。また、ピッチ調整を、ピッチ変更スイッチ+
7U、17Dによって行うようになっているが、これに
代えて、ダイヤル式等他の方式を採用してもよい。また
、上記実施例においては、ピッチ調整を約7.7セント
単位で行うようになっているが、これは何セント単位で
行うようにしてもよい。また、上記実施例はソフトウェ
アによって制御するようになっているが、専用のハード
ウェアによって制御するようにしてもよい。
また、上記実施例は、オーケストラ音形成回路31へ押
下キーのキーコードを出力するようになっているが、こ
れに代えて、周波数ナンバFNを出力するようにしても
よい。更に、上記実施例はサンプリング方式の楽音形成
部にこの発明を適用した場合であるが、この発明は;サ
ンプリング方式以外の方式による楽音形成の場合にも適
用可能である。
F発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、音高指定手段
により指定された音高に対応し、かつピッチ変更量指定
手段により指定されたピッチ変更量に対応して楽音のピ
ッチを設定するための周波数情報を出力する際に、従来
のように高速の乗算器等を必要とせず、簡単な構成で、
かっ、短時間で上記周波数情報を出力することができる
効果がある。また、この発明によれば、ソフトウェアに
よって上記周波数情報を出力する場合においても、従来
のらのより短時間で処理することができ、この結果、楽
音の立ち上がりが遅れる恐れが全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図、第2図は操作パネル2の構成例を示す図、第3図は
楽音形成回路4の構成例を示すブロック図、第4図はエ
ンベロープデータEDの波形を信号KONとの関係の上
で示す図、第5図はROM8の記憶内容の一例を示す図
、第6図はRAM9の記憶内容の一例を示す図、第7図
は楽音メモリGMの基本読み出し/書き込み周波数を示
す図、第8図〜第11図は各々ピッチ変更の方法を説明
するだめの図、第12図〜第20図は各々CPU6の処
理を説明するためのフローチャートである。 l・・・・・・鍵盤、2・・・・・・操作パネル、4・
・・・・・楽音形成回路、6・・・・・・CPU、8・
・・・・・ROM、9・・・・・RAM、GM・・・・
・・楽音メモリ。17U、17D・・・・・・ピッチ変
更スイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)発生すべき楽音の音高を指定する音高指定手段と
    、 (b)複数のピッチ変更量を選択的に指定するピッチ変
    更量指定手段と、 (c)少なくとも12の各音名に対応して、楽音のピッ
    チを設定するための1組の周波数情報を、それぞれ所定
    のピッチ変更量に対応して記憶した複数の記憶手段と、 (d)前記ピッチ変更量指示手段によって指示されたピ
    ッチ変更量に応じて、前記複数の記憶手段のいずれかを
    選択する選択手段と、 (e)前記選択手段によって選択された記憶手段内の1
    組の周波数情報の内の、前記音高指定手段で指定された
    音高に対応する周波数情報を読み出す読出し手段と、 を具備し、前記読み出された周波数情報を用いて発生す
    べき楽音のピッチを設定するよにしてなる電子楽器の楽
    音ピッチ設定装置。
JP60229083A 1985-10-15 1985-10-15 電子楽器の楽音ピツチ設定装置 Granted JPS6289095A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5719346A (en) * 1995-02-02 1998-02-17 Yamaha Corporation Harmony chorus apparatus generating chorus sound derived from vocal sound

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60125892A (ja) * 1983-12-10 1985-07-05 株式会社河合楽器製作所 電子楽器

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