JPS628493B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS628493B2
JPS628493B2 JP58031470A JP3147083A JPS628493B2 JP S628493 B2 JPS628493 B2 JP S628493B2 JP 58031470 A JP58031470 A JP 58031470A JP 3147083 A JP3147083 A JP 3147083A JP S628493 B2 JPS628493 B2 JP S628493B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
low
rolled
aluminum alloy
formability
thickness
Prior art date
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Expired
Application number
JP58031470A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59157253A (ja
Inventor
Kozo Arai
Masashi Sakaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP3147083A priority Critical patent/JPS59157253A/ja
Publication of JPS59157253A publication Critical patent/JPS59157253A/ja
Publication of JPS628493B2 publication Critical patent/JPS628493B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、器物、キヤツプ、箔容器等の成形
に用いられる成形用アルミニウム合金に関する。 従来、このような用途のアルミニウム合金とし
ては、主に1100合金や1030合金等の1000番系合金
が多く用いられている。このようなアルミニウム
合金は、半硬質材や軟質材として成形用に使用さ
れるものであるから、耳率が低いこと、肌荒れし
ないこと、深絞りや張出し等の成形性が良いこと
等の諸性能の具備が要求される。しかしながら、
上記のような1000番系の合金は、その組成上圧延
方向に45゜耳が高く発生し易い傾向がある。この
ため熱間圧延工程、中間焼鈍工程等の製造条件の
厳密なコントロールが必要となり、製造が厄介で
あるのみならず、その場合でも安定して低耳な材
料を得ることが困難である。特に、薄板材になる
と、低耳材を得るためには中間焼鈍の回数が増え
るため、製造コストの増大と、結晶粒の粗大化に
伴う肌荒れを生じ、成形性を低下させる等の欠点
が派生する。 この発明は上記のような事項に鑑み、深絞り
性、張出し性等の成形性を良好に保持しつつ、耳
率の低い成形用材料を低コストに得ることを可能
とするべく、成形用アルミニウム合金の組成上の
改善をはかることを目的とする。 上記目的において、この発明に係るアルミニウ
ム合金は、Cr0.05〜0.5%、Fe0.2〜0.8%、Si0.05
〜0.3%を含み、かつFe/Si比が1.5以上であり、
残りアルミニウムと不可避不純物からなることを
特徴とするものである。 なお、この明細書において「%」は、いずれも
「重量%」を示すものである。 この発明に係る上記合金は、要するところ従来
多く用いられている1100合金、あるいは1030合金
等の1000番系アルミニウム合金をベースにして、
これにCr0.05〜0.5%を必須成分として強制添加
含有せしめたものであり、更に要すれば任意的添
加成分として、Cuを0.3%以下の範囲で含有せし
めることも許容される。 Crは、45゜耳を低下させ、成形加工性、延性
を増加させるとともに、結晶粒の微細化に効果が
ある。0.05%未満ではその効果がなく、0.5%を
越えると粗大化合物を生成し、逆に成形加工性、
延性を低下させる。 Fe及びSiは、結晶粒を微細化し、成形加工性
を維持しながら強度を増大させるのに効果があ
る。Fe0.2%未満、Si0.05%未満ではこれらの効
果がなく、またFe0.8%、Si0.3%を越えると、成
形加工性、耐食性が低下すると共に、特にSiの増
加は陽極酸化処理性を阻害する。Fe/Si比が1.5
未満であると、深絞りによる0−90゜方向の耳が
高くなりすぎる欠点を派生する。 任意添加成分としてのCuは、強度、成形性の
改善に寄与するが、0.3%をこえると耐食性を阻
害するので好ましくない。 上記のこの発明に係るアルミニウム合金は、そ
の鋳塊に熱間圧延、冷間圧延、軟質焼鈍の各工程
を必須の製造工程として成形用材料に製品化され
るものである。ここに製品の板材が、厚さ0.4mm
以上の比較的厚い器物材であるような場合には、
当該アルミニウム合金鋳塊を熱間圧延後、所定厚
さまで途中に中間焼鈍しない直通圧延で冷間圧延
し、然る後軟質焼鈍するという最も簡略な普通の
製造工程により、低耳で成形性に優れた材料を得
ることができる。従つて、製造条件を複雑にコン
トロールしなければならない従来の1100合金等を
用いるような場合に較べて、はるかに低コストに
低耳な成形用材料を得ることができるものであ
る。 もつとも、製品とする材料が薄板である場合に
は、冷間加工率の増加とともに45゜耳が高くなる
傾向を示すので、この場合には冷間圧延途中で中
間焼鈍工程を付加して製造することが望ましい。
即ち、この中間焼鈍工程を入れることによつて、
厚さ0.4mm以下の薄板材の場合にも、低耳な材料
を簡易に得ることができる。 上記いずれの材料も低耳で、かつ延性があり、
張り出し性も良好な成形性に優れたものである
が、更に、耳率の安定性、肌荒防止、延性の増
加、張り出し性の増加などをはかるために、望ま
しくは熱間圧延工程前に処理温度520〜610℃での
均質化処理を施すこと、熱間圧延開始温度を500
〜580℃とすること、中間焼鈍を行う場合におい
てはその処理温度を450℃以上とし、かつ該中間
焼鈍後の冷間圧延加工率を50%以上とすること等
が有効な製造条件として推奨される。 次に、この発明の実施例を比較例と対比して示
す。 実施例 1 第1表の左欄に示す各種組成のアルミニウム合
金の半連続鋳造スラブを580℃で均質化処理し、
開始温度520℃で厚さ4mmまで熱間圧延した。そ
してこの火延板を、厚さ0.8mmまで冷間圧延した
のち、370℃で軟質焼鈍を行い、軟質材としての
試料1〜7を得た。 これらの各試料の引張性能につき、引張強さ
(σB)、伸び(δ)及び肌荒を調べると共に、ポ
ンチ直径32mm、ブランク直径62mmの条件で深絞り
を行つた場合の耳率、方向、成形性(L.D.R)を
調べた。結果は第1表右欄部分に示すとおりであ
つた。
【表】
【表】 実施例 2 第2表の左欄に示す各種組成のアルミニウム合
金の半連続鋳造スラブを580℃で均質化処理し、
次いで開始温度520℃で厚さ4mmまで熱間圧延し
た。そしてこの火延板を、厚さ0.5mmまで冷間圧
延したのち、400℃および520℃で中間焼鈍し、更
に厚さ0.15mmまで冷間圧延し、その後370℃で軟
質焼鈍して試料8〜15を得た。 そして、これらの各試料につき、前記同様にし
て引張性能および深絞り性を調べたところ、第2
表右欄に示すとおりであつた。
【表】 第1表および第2表から明らかなように、この
発明に係るアルミニウム合金によれば、簡易な製
造工程により、耳率が低く成形性、強度等にも優
れた成形用板材を得ることができるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Cr0.05〜0.5%、Fe0.2〜0.8%、Si0.05〜0.3
    %を含み、かつFe/Si比1.5以上であり、残りア
    ルミニウムと不可避不純物とよりなることを特徴
    とする成形用アルミニウム合金。
JP3147083A 1983-02-25 1983-02-25 成形用アルミニウム合金 Granted JPS59157253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3147083A JPS59157253A (ja) 1983-02-25 1983-02-25 成形用アルミニウム合金

Applications Claiming Priority (1)

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JP3147083A JPS59157253A (ja) 1983-02-25 1983-02-25 成形用アルミニウム合金

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Publication Number Publication Date
JPS59157253A JPS59157253A (ja) 1984-09-06
JPS628493B2 true JPS628493B2 (ja) 1987-02-23

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ID=12332146

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JP3147083A Granted JPS59157253A (ja) 1983-02-25 1983-02-25 成形用アルミニウム合金

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062062A (ja) * 1992-06-18 1994-01-11 Showa Alum Corp 絞り加工用アルミニウム合金
JP6902821B2 (ja) * 2015-06-22 2021-07-14 三菱アルミニウム株式会社 アルミニウム合金箔およびアルミニウム合金箔の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528244A (en) * 1975-07-09 1977-01-21 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd Floating wave power plant with propeller turbine

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