JPS6284711A - 電気コ−ヒ抽出器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕本発明は電気コーヒ抽出器に関するもの
であって、その目的とするところは無駄な電力の消費が
なく、安全で、しかもコーヒ湯の抽出を最適の条件で行
なうことの−できる電気コーヒ抽出器を提供することに
ある。

従来の電気コーヒ抽出器を第３図の模式図によって説明
する。１は水２を収容する水タンク、３は水タンク１を
加熱するメーンヒータ、４は水タンク１内の蒸気圧を検
知する蒸気圧検知器、５は給″湯弁、６は電源スィッチ
、６′はヒータスイッチ、７はフィルタ８を備えた濾過
器、９はコーヒカップ１０を保温する補助ヒータである
。

上記の構造において、水タンク１に水２を注入し、フィ
ルタ８内にコーヒの粉末を投入し、電源スィッチ６をオ
ンにすると水タンク１内の水２はメーンヒータ３によっ
て加熱されて沸騰−する。蒸気圧検知器４゛がこれを検
知すると給湯弁５を開いて熱湯を濾過器７に供給し、コ
ーヒ湯の抽出が行なわれる。抽出されたコーヒ湯は補助
ヒータ９によって保温されているコーヒカツブＩＯＫ収
容される。蒸気圧検知器４は蒸気圧を検知すると給湯弁
５を開くと共にヒータスイッチ６′をオフにしてメーン
ヒータ３への通電を停止する。

ところで上記従来の電気コーヒ抽出器には以下述べるよ
うな問題がある。ヒータスイッチ６′は給湯弁５が開い
て熱湯の供給が開始されるときにオフになシ、メーンヒ
ータ３への通電が停止されるので給湯開始の当初は高温
の熱湯が供給されるが、時間の経過と共に熱湯の温度が
低下する。この熱湯の温度低下を防止するためにヒータ
スイッチ６′のオンを給湯が終了するまで持続すると、
水タンク１が空たきになる危険があるのでヒータスイッ
チ６′は水タンク１内に熱湯が残っているうちにオフに
しなければならない。そのために保温用の補助ヒータ９
が必要になる。この補助ヒータ９はメーンヒータ３と同
時にオンになるので水タンク１の水２が沸騰して給湯が
開始されるまでの間は空のコーヒカップを加熱すること
になシ、電力が無駄に消費される。また、この保温用の
補助ヒータ９は、コーヒカップ１０の装着前は露出して
いるので手が触れると火傷をする危険がある。本発明は
これらの問題を解決して、安全でしかも無駄な電力消費
のない構造を有する電気コーヒ抽出器を提供することを
発明の目的とするものである。

〔発明の構成〕本発明の電気コーと抽出器は、時限機構
を有するヒータスイッチを直列に接続したメーンヒータ
と給湯弁とを備えた水タンクと、この水タンク内に発生
した蒸気を検出して作動レバーを動作させる蒸気圧検出
器と、抽出されたコーヒ湯を収容する断熱保温構造を有
するコーヒカップとを有し、前記作動レバーは前記給湯
弁を開いて前記水タンク内の熱湯を濾過器に供給すると
共に、前記ヒータスイッチの時限機構を動作させる時限
スイッチを閉じるよう構成されていることを特徴とする
。

本発明の実施例を第１図について説明する。

１１はこの電気コーヒ抽出器の本体でステンレス製の水
タンク１２を支持すると共にこれを加熱するメーンヒー
タ１３を有し、蒸気圧検知器１４およびその他の付属機
構が取付けである。１５は本体１１を載置する基台で、
保温用の補助ヒータ１６と電源接続部１７が取付けであ
る。本体１１と基台１５との間にはコ型の空間１８を形
成し、フィルタ１９を有する漏斗型の濾過６加を断熱性
バッキングｎを介して載置したコーヒカップ２１を収容
している。乙はテ過器加のカバーである。コーヒカップ
２１は底面の一部を除いてステンレス製の真空２重壁の
断熱保温構造を有し、その底面の２重壁でない部分が基
台１５に取付けた保温板２４に密接して載置される。６
は補助ヒータ１６の温度を制御するサーモスタット、カ
は水タンク１２の温度を検知してメーンヒータ１３を制
御するサーモスタットである。

水タンク１２は上部に蓋板ｎを設けた注水口路と蒸気パ
イプ四とを有し、底部に給湯弁力が取付けである。給湯
弁（資）は給湯口３１への通路を閉じる弁体３０ａと、
これを取付けた弁軸３０ｂと、弁体３０ａを、給湯口３
１を閉じるように付勢するばね３０ｃとよりなり、弁軸
３０ｂをばね３０ｅ　に抗して押上げると給湯口３１が
開かれる。

蒸気パイプ３に連結された蒸気圧検知器１４は、Ｔｉ−
Ｎｉ系の形状記憶合金よりなるコイル−状の蒸気圧検知
素子１４ａと、バイアスはね１４ｂと、作動軸１４ｃと
、これらを収容する筒体１４ｄとよりなり、筒体１４ｄ
には蒸気排出孔１４ｅが設けである。蒸気圧検知素子１
４４はその下方に配置されたバイアスばね１４ｂの弾発
力によって押上けられておシ、蒸気圧によって所定の温
度に達すると圧縮された状態から伸長して復元するよう
記憶処理が施されている。３２は蒸気圧検知器１４の作
動軸１４ｃの下方に設けた作動レバーで、作動軸１４ｃ
が降下すると補助ヒータ１６と直列に接続された保温ス
イッチおおよびサーモスタット３５を加熱するサーモヒ
ータ３５ａと直列に接続された時限スイッチ調を閉じ、
他端は給湯弁Ｉの弁軸３０ｂを押上げて給湯口３１を開
く。３６は作動レバー３２がスイッチオ、アを閉じたと
きこれに係止してその状態を保持する係止レバーである
。

３７は電源押釦で、これを押下げると電源スィッチあを
閉じる。３９は電源押釦３７が電源スィッチあを閉じた
状態を保持する係止レバーである。

４０はリセット押釦で、これを押圧すると係止レバー謁
によるスイッチオ、アのオンおよび係止レバー３９によ
るスイッチあのオンを解除してこれらをオフにすると共
にサーモスタットあをリセットする。サーモスタットあ
はサーモヒータ３５ａによってその感熱面が加熱され、
所定の温度に達するとノーンヒータ１３０回路オフにす
る作用を有する。この実施例においてサーモスタット３
５およびサーモヒータ３５ａは本発明のいう時限機構を
有するヒータスイッチに相当する。

この時限機構を有するヒータスイッチにはサーモスタッ
トのほかに、ＣＲタイマ等を採用することもできる。第
２図はこれらの電気的接続を示す回路図で、４１．４２
は電源端子、４３は温度フユーズである。

次にその作用を説明する。コーヒの粉末をフィルタ１９
内に投入した濾過６加をコーヒカップ２１の上にのせ、
コーヒカップ２１を保温板冴の上に載置し、水タンク１
２に注水して電源スイッチ襲を電源押釦訂によジオンに
する。電源スィッチあのオンによりメーンヒータ１３の
通電が開始され、水タンク１２はサーモスタツ）２６に
よって調整される所定の温度に達する。水タンク１２内
の水が沸騰して蒸気が発生すると発生した蒸気は蒸気パ
イプ四を通って蒸気圧検知器１４に入る。

蒸気圧検知素子１４＆はとの蒸気によって加熱され、１
００Ｃ以上になると圧縮された状態から記憶している元
の状態にもどる復元力が作用してバイアスはね１４ｂに
抗して伸長する。この蒸気圧検知素子１４ａの伸長によ
って作動軸１４ｃは押下げられて作動レバー３２に作用
し、作動レバー３２は保温スイッチおおよび時限スイッ
チ讃を閉じ、補助ヒータ１６とサーモヒータ３ｓａの通
電を開始すると共に、同時に給湯弁（９）を開いて水タ
ンク１２内の熱湯を濾過６加に供給する。作動軸１４ｃ
によって押下けられた作動レバー３２は係止レバーあに
係止してスイッチオ、アの閉および給湯非力の開を保持
する。かくしてコーヒ湯の抽出が開始される。

時限スイッチ３４のオンによりサーモヒータ３５ａの通
電が開始され、サーモヒータ３５ａはサーモスタツ）３
５を加熱する。そして設定された時間が経過すると、サ
ーモスタツｌ−３５は動作温度に達してメーンヒータ１
３０回路を遮断する。給湯弁（９）は水タンク１２内の
熱湯の供給がコーヒ湯の抽出に最適の抽出時間３〜４分
と一致するよう設定されており、一方、サーモヒータ３
５ａはサーモスタット３５が動作温度に達するまでの時
間を前記３〜４分よりも若干短かい３分前後に設定しで
あるので、水タンク１２から濾過６加への熱湯の供給が
終了する以前（水タンク１２が空になる前）にメーンヒ
ータ１３への給電は停止されるＯ 時限スイッチあと同時に保温スイッチおがオンにな９、
補助ヒータ１６の通電が開始される。

補助ヒータ１６はサーモスタット５によってその温度が
調節されて保温温度に達し、コ〜ヒカツプ２１を保温す
る。この保温断熱構造を有するコーヒカップ乙に濾過６
加を通過して抽出されたコーヒ湯を収容して、コーヒ湯
の抽出を終了する。コーヒ湯の抽出が終了するとリセッ
ト押釦４０を押して電源スィッチあを開くと共に係止レ
バーＩによる作動レバー３２の係止を開放して保温スイ
ッチあと時限スイッチあをオフにする。

リセット押釦４０は同時にサーモスタットあをリセット
する。

〔発明の効果〕本発明は以上の構成を有するので以下述
べるような効果がある。（１）従来の電気コーヒ抽出器
の補助ヒータは、メーンヒータの通電と同時にオンにな
るので水タンクの水が沸騰して給湯が開始されるまでの
間は空のコーヒカップを加熱することになり、電力が無
駄に消費される。しかし、本発明においては給湯が−開
始される直前に、保温スイッチおがオンになり、補助ヒ
ータ１６への通電が開始されるので電力の無駄な消費が
ない。（２）保温用の補助ヒータはコーヒカップ今装着
前は露出しておシ、従来の電気コーヒ抽出器は電源が早
期に投入されるため、手を触れると火傷をする危険があ
ったが、本発明の補助ヒータはコーヒカップを装着して
抽出を開始する直前に通電されるので手を触れる危険も
なく、火傷をするおそれもない。（３）メーンヒータ１
３は熱湯の供給が終了する前の水タンクの内が空になる
前にオフになるので空たきをする危険がない。（４）従
来のコーヒ抽出器は水が沸騰するとメーンヒータの加熱
を停止していたが本発明においては、沸騰した熱湯が供
給直前までさらに加熱されるので、沸騰時間が長く、こ
の間にコーヒ湯の風味を害するカルキ、トリハロメタン
、二酸化炭素等の有害成分が除去される。（５）風味の
よいコーヒ湯をうるためには沸騰した高温の熱湯を短時
間で通過させることが要件であるが、従来の電気コーヒ
抽出器は、給湯弁を開いて熱湯の供給を開始するときに
ヒータスイッチをオフにするため、給湯開始の当初は高
温の熱湯が供給されるが時間の経過と共に熱湯の温度が
次第に低下する。しかし、本発明においては、給湯弁（
９）を開いて熱湯の供給を開始してから熱湯の供給が終
了するまで、メーンヒータ１３は加熱されているのでコ
ーと湯の抽出を終始高温の熱湯で行なうことができる。

そして給湯弁（９）の熱湯の通過量を１回の抽出に必要
な量が通過する時間を、コーヒ湯の最適の抽出時間３〜
４分となるように設定し、かつ給湯が開始された後、サ
ーモメタン）３５がメーンヒータ１３のオンを持続する
時間を前記抽出時間３〜４分よりも若干短かい持続時間
２〜３分に設定すれば、コーヒ湯の抽出を最適の温度、
最適の時間で行なうことができ、風味のよい良質のコー
ヒ湯をうることかできる。（６）従来のコーヒ抽出器は
抽出時間が長いため保温用の補助ヒーターにかなシの容
量を必要としたが、本発明のコーヒ抽出器は給湯が短時
間に終了し、かつ、コーヒカップが断熱保温構造を有す
るため補助ヒーターを小型小容量ものとすることができ
、個人用の小型コーヒ抽出器の場合はこれを省略するこ
ともできる。

【図面の簡単な説明】

第１図：本発明の電気コーヒ抽出器の実施例の断面図 第２図：第１図の電気コーヒ抽出器の電気回路図 第３図：従来の電気コーヒ抽出器の模式図〔記号）　１
１・・・本体、１２・・・水タンク、１３・・・メーン
ヒータ、１４・・・蒸気圧検知器、１５・・・基台、１
６・・・補助ヒータ、１７・・・電源接続部、　１８・
・・空間、１９・・・フィルタ、加・・・濾過器、２１
・・・コーヒカップ、ρ・・・バッキング、る・・・カ
バー、２４・・・保温板、５、あ・・・サーモスタット
、ｎ・・・蓋板、公・・・注水口、四・・・蒸気パイプ
、加・・・給湯弁、３１・・・給湯口、翌・・・作動レ
バー、お・・・保温スイッチ、あ・・・時限スイッチ、
あ・・・サーモスタット、Ｉ・・・係止レバー、３７・
・・電源押釦、３９・・・係止レバー、切・・・リセッ
ト押釦、４１．４２・・・電源端子、４３・・・フユー
ズ代理人弁理士　芝　崎　政　信　　−（−ン。 第１図 ３５・　サー七スタ→ト（ヒ７タスイッ子ン　　４０−
・り亡つドＰ枦のコ第２図 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）時限機構を有するヒータスイッチを直列に接続し
   たメーンヒータと給湯弁とを備えた水タンクと、この水
   タンク内に発生した蒸気を検出して作動レバーを動作さ
   せる蒸気圧検出器と、抽出されたコーヒ湯を収容する断
   熱保温構造を有するコーヒカップとを有し、前記作動レ
   バーは前記給湯弁を開いて前記水タンク内の熱湯をろ過
   器に供給すると共に、前記ヒータスイッチの時限機構を
   動作させる時限スイッチを閉じるよう構成されているこ
   とを特徴とする電気コーヒ抽出器
2. （２）前記ヒータスイッチは所定の温度に達すると前記
   メーンヒータの電源回路を遮断するサーモスタットであ
   つて、前記時限機構はこのサーモスタットを所定の時間
   でその動作温度に加熱するサーモヒータであることを特
   徴とする特許請求の範囲（１）の電気コーヒ抽出器（３
   ）前記蒸気圧検出器は形状記憶合金よりなる蒸気圧検出
   素子と作動軸とよりなり、所定の温度に達すると前記蒸
   気圧検出素子が圧縮された状態から伸長復元して前記作
   動軸を介して前記作動レバーを動作させるよう構成され
   ていることを特徴とする特許請求の範囲（１）の電気コ
   ーヒ抽出器