JPS6284155A - 樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
樹脂組成物及びその製造方法Info
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- JPS6284155A JPS6284155A JP22432485A JP22432485A JPS6284155A JP S6284155 A JPS6284155 A JP S6284155A JP 22432485 A JP22432485 A JP 22432485A JP 22432485 A JP22432485 A JP 22432485A JP S6284155 A JPS6284155 A JP S6284155A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(a)産業上の利用分野
本発明は紫外線遮蔽用のシートやフィルム等の成形体を
形成するための、樹脂組成物及びその製造方法に関する
ものである。
形成するための、樹脂組成物及びその製造方法に関する
ものである。
(b)従来の技術
紫外線は合成樹脂及び有機化合物等の分子結合を励起、
切断する等のエネルギーを有し、これによってプラスチ
ックフィルム、食品、化粧品或は印刷物等の製品を変質
或は変色させて商品価値を失わせる大きな原因となる。
切断する等のエネルギーを有し、これによってプラスチ
ックフィルム、食品、化粧品或は印刷物等の製品を変質
或は変色させて商品価値を失わせる大きな原因となる。
このため、製品に紫外線吸収剤を添加したり、或は製品
を紫外線から保護する目的で紫外線遮蔽用の樹脂組成物
で形成したフィルムやシートで製品を被覆して保護する
ことが提案されている。
を紫外線から保護する目的で紫外線遮蔽用の樹脂組成物
で形成したフィルムやシートで製品を被覆して保護する
ことが提案されている。
ところで、この種の紫外R遮蔽用の樹脂m酸物としては
、従来以下のものが知られている。
、従来以下のものが知られている。
第一の紫外線遮蔽用の樹脂組成物は有機基の紫外線吸収
剤を合成樹脂に含有させたものである。
剤を合成樹脂に含有させたものである。
第二の紫外線遮蔽用の樹脂組成物は酸化チタン等の無機
顔料を合成樹脂に含有させたものである。
顔料を合成樹脂に含有させたものである。
(c)発明が解決しようとする問題点
しかしながら、第一の紫外線遮蔽用の樹脂組成物を形成
する場合、基材となる合成樹脂における分子結合が紫外
線のどの波長に弱いかを充分に把握し、その樹脂(基材
)の安定化に役立つ紫外線吸収剤を配合しなければ全く
意味がなく、紫外線吸収剤の選択を誤ると実用性に欠け
た樹t1組成物となる結果、紫外線吸収剤の選択に相当
の注意を要し、至極繁雑になる等の問題があった。
する場合、基材となる合成樹脂における分子結合が紫外
線のどの波長に弱いかを充分に把握し、その樹脂(基材
)の安定化に役立つ紫外線吸収剤を配合しなければ全く
意味がなく、紫外線吸収剤の選択を誤ると実用性に欠け
た樹t1組成物となる結果、紫外線吸収剤の選択に相当
の注意を要し、至極繁雑になる等の問題があった。
又、この種の紫外線吸収剤は高価であり、製品のコスト
アップにつながる等の問題があった。
アップにつながる等の問題があった。
又、第二の紫外線遮蔽用の樹脂組成物は光線の屈折率が
大きく、紫外線を吸収、散乱させるだけではな(可視光
線をも遮蔽し、このため、この組成物でフィルムを形成
し、該フィルムで製品を包装した場合、製品が外側から
見えなくなる等の問題があった。
大きく、紫外線を吸収、散乱させるだけではな(可視光
線をも遮蔽し、このため、この組成物でフィルムを形成
し、該フィルムで製品を包装した場合、製品が外側から
見えなくなる等の問題があった。
(d)問題点を解決するための手段
本発明者らは上記問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた
結果、平均粒子径が300Å以下の透明性金属酸化物を
基材に含有させると、紫外線を効果的に遮蔽する一方、
可視光線をよく透過することを見い出し、本発明を完成
するに至ったものである。
結果、平均粒子径が300Å以下の透明性金属酸化物を
基材に含有させると、紫外線を効果的に遮蔽する一方、
可視光線をよく透過することを見い出し、本発明を完成
するに至ったものである。
即ち、本発明の第一の要旨は平均粒子径が300Å以下
の透明性金属酸化物を基材に含有させたことを特徴とす
る。ものである。
の透明性金属酸化物を基材に含有させたことを特徴とす
る。ものである。
以下、先ず、本発明の第一の要旨について詳細に説明す
る。
る。
本発明に用いられる平均粒子径が300Å以下の透明性
金属酸化物には、例えば、透明性酸化鉄、透明性酸化チ
タン、透明性酸化亜鉛、透明性酸化コバルト、透明性酸
(1,クロム、透明性酸化錫及び透明性酸化7ンチモン
等が挙げられ、これらは単独又は二以上併用されるが、
これらのうち透明性酸化鉄及び/又は透明性酸化チタン
を用いたものが安全で、しかも紫外線を広い波長領域で
吸収或は故乱し、つまり紫外線の遮光効果が優れるから
好ましい。
金属酸化物には、例えば、透明性酸化鉄、透明性酸化チ
タン、透明性酸化亜鉛、透明性酸化コバルト、透明性酸
(1,クロム、透明性酸化錫及び透明性酸化7ンチモン
等が挙げられ、これらは単独又は二以上併用されるが、
これらのうち透明性酸化鉄及び/又は透明性酸化チタン
を用いたものが安全で、しかも紫外線を広い波長領域で
吸収或は故乱し、つまり紫外線の遮光効果が優れるから
好ましい。
この場合、二種以上の透明性金属酸化物を用いることに
より、色の調整や物性の変化等を図ることができる。
より、色の調整や物性の変化等を図ることができる。
そして透明性金属酸化物として透明性酸化チタンのよう
に基材、つまり樹脂、の特性を劣化させるものは、当該
透明性酸化チタンの表面を酸化亜鉛等でコーティングし
て成る透明性金属酸化物の複合体を用いるのが望ましい
。
に基材、つまり樹脂、の特性を劣化させるものは、当該
透明性酸化チタンの表面を酸化亜鉛等でコーティングし
て成る透明性金属酸化物の複合体を用いるのが望ましい
。
又、本発明者らの研究結果によると、透明性金属酸化物
の平均粒子径が300人を還えると透明性が損なわれる
と共に基材への分散性が悪化する場合があるため好まし
くない。
の平均粒子径が300人を還えると透明性が損なわれる
と共に基材への分散性が悪化する場合があるため好まし
くない。
そして、紫外線の遮蔽性と可視光線の透過性の2つの特
性を効果的に発揮させるには上記透明性金属酸化物の平
均粒子径を100Å以下になるように調整するのが最も
好ましい。
性を効果的に発揮させるには上記透明性金属酸化物の平
均粒子径を100Å以下になるように調整するのが最も
好ましい。
又、本発明に用いられる基材としては、特に限定される
のもではなく、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、天然或は
合成のゴム類、更に天然1fllff等が挙げられる。
のもではなく、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、天然或は
合成のゴム類、更に天然1fllff等が挙げられる。
上記熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリ
オレフィン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、セロハ
ン、ポリへキサメチレンアッパミド、ポリカーボネート
、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート等が挙げら
れ、これらのうち待に軟質ポリ塩化ビニール、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート
が成形加工性の点から最も好ましい。
ビニリデン、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリ
オレフィン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、セロハ
ン、ポリへキサメチレンアッパミド、ポリカーボネート
、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート等が挙げら
れ、これらのうち待に軟質ポリ塩化ビニール、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート
が成形加工性の点から最も好ましい。
又、熱硬化性樹脂としては、ポリテトラプルオロエチレ
ン、エポキシ樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、7ラン樹
脂等が挙げられる。
ン、エポキシ樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、7ラン樹
脂等が挙げられる。
上記ゴムには、天然ゴムや合成ゴムが挙げられる。合成
ゴムとしては、ブタジェンゴム、シリコーンゴム、ポリ
イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ポリエチレン−プ
ロピレンゴム、ブチルゴム、インブチレンゴム、スチレ
ン−ブタジェンゴム、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロック共重合体ゴム、アクリルゴム、アクリロニトリ
ル−ブタノエンゴム、塩酸ゴム、クロロスルホン化ポリ
エチレンゴム、多硫化ゴム等が挙げられる。
ゴムとしては、ブタジェンゴム、シリコーンゴム、ポリ
イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ポリエチレン−プ
ロピレンゴム、ブチルゴム、インブチレンゴム、スチレ
ン−ブタジェンゴム、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロック共重合体ゴム、アクリルゴム、アクリロニトリ
ル−ブタノエンゴム、塩酸ゴム、クロロスルホン化ポリ
エチレンゴム、多硫化ゴム等が挙げられる。
又、本発明に用いられる他の基材としでは、ポリビニル
アルコール、再生セルロース、酢酸セルロース等が挙げ
られる。
アルコール、再生セルロース、酢酸セルロース等が挙げ
られる。
そして、これらの基材のうち、熱可塑性樹脂を用いたも
のが生産性及び加工性に優れ、しかも広範な用途がある
から最も好ましい。
のが生産性及び加工性に優れ、しかも広範な用途がある
から最も好ましい。
そして、上記透明性金属酸化物の配合比としては、透明
性金属酸化物と上記基材との全重量に対して0.01〜
50重量%の範囲とするのが好ましく、特に1〜7重1
%の範囲とするのが望ましい、この配合比が0.01重
量%未満では紫外線の遮蔽効果が乏しいので好ましくな
く、一方50重量%を超えると、紫外線の遮蔽効果に限
界が生じると共に成形体の特性を悪化させる場合がある
から好ましくない。
性金属酸化物と上記基材との全重量に対して0.01〜
50重量%の範囲とするのが好ましく、特に1〜7重1
%の範囲とするのが望ましい、この配合比が0.01重
量%未満では紫外線の遮蔽効果が乏しいので好ましくな
く、一方50重量%を超えると、紫外線の遮蔽効果に限
界が生じると共に成形体の特性を悪化させる場合がある
から好ましくない。
そして、本発明に用いる透明性金属酸化物の添加量を5
0重1%と高濃度にしうる理由はこの透明性金属酸化物
は樹脂との親和性が極めて高く、このため樹脂にさほど
悪影響を与えないからである。
0重1%と高濃度にしうる理由はこの透明性金属酸化物
は樹脂との親和性が極めて高く、このため樹脂にさほど
悪影響を与えないからである。
そして、本発明に用いる透明性酸化鉄は、例えば以下に
述べる方法で製造される。
述べる方法で製造される。
即ち、第二鉄塩水溶液に塩基性水溶液或は陰イオン文換
樹脂を加えてpl+を1〜4に調整し、これによって粒
子径が300Å以下の透明な水和酸化鉄ゾルを形成した
後、これに陰イオン性界面活性剤を加えて該水利酸化鉄
ゾルを一旦凝集させる。
樹脂を加えてpl+を1〜4に調整し、これによって粒
子径が300Å以下の透明な水和酸化鉄ゾルを形成した
後、これに陰イオン性界面活性剤を加えて該水利酸化鉄
ゾルを一旦凝集させる。
次に、この凝集物に、水に不溶の有機溶媒を加えて激し
く攪拌し、微細な水和酸化鉄粒子を有機溶媒中に移行、
分散させた復水を分離し、これによって形成したオルガ
ノゾルを有機溶媒の沸点で蒸発還流して水分を除去し、
このものを濃縮してペースト状とするか又は完全に溶媒
を除去して粉末状とするものである。
く攪拌し、微細な水和酸化鉄粒子を有機溶媒中に移行、
分散させた復水を分離し、これによって形成したオルガ
ノゾルを有機溶媒の沸点で蒸発還流して水分を除去し、
このものを濃縮してペースト状とするか又は完全に溶媒
を除去して粉末状とするものである。
又、本発明に用いられる透明性酸化クロム、透明性酸化
コバルト及び透明性酸化チタン等の透明性金属酸化物は
、例えば以下の方法で!!遺される。
コバルト及び透明性酸化チタン等の透明性金属酸化物は
、例えば以下の方法で!!遺される。
CS”、Co”、Zn2+、S[13”、T i”、A
13+の金属塩水溶液に塩基性水溶液を加えてpHを1
〜Gに調整し、これによって、これらの金属イオンに対
応する平均粒子径が300Å以下の透明且つ陽性の水和
金属酸化物のヒドロシルを作り、これに陰イオン性界面
活性剤を加えて、このゾルを一旦凝集させ、次に、この
凝集物に、水に不溶の有機溶媒を加えて攪拌し、これに
よって微細な水和金属酸化物粒子を有機溶媒中に移行、
分散させた後、水を分離して上記金属に対応する透明な
水和金属酸化物のオルガノゾルを作り、このオルガノゾ
ル中の有機溶媒を蒸留等の繰作によって除去した後、得
られた固形物を300℃以下の温度で乾燥、脱水するこ
とによって得られる。
13+の金属塩水溶液に塩基性水溶液を加えてpHを1
〜Gに調整し、これによって、これらの金属イオンに対
応する平均粒子径が300Å以下の透明且つ陽性の水和
金属酸化物のヒドロシルを作り、これに陰イオン性界面
活性剤を加えて、このゾルを一旦凝集させ、次に、この
凝集物に、水に不溶の有機溶媒を加えて攪拌し、これに
よって微細な水和金属酸化物粒子を有機溶媒中に移行、
分散させた後、水を分離して上記金属に対応する透明な
水和金属酸化物のオルガノゾルを作り、このオルガノゾ
ル中の有機溶媒を蒸留等の繰作によって除去した後、得
られた固形物を300℃以下の温度で乾燥、脱水するこ
とによって得られる。
更に、本発明に用いられる透明性酸化錫は、例えば以下
の方法で製造される。
の方法で製造される。
即ち、錫塩の水溶液を加水分解してコロイド粒子を生成
し、該コロイド粒子を熟成して水洗したのち酸性にし、
これに有機溶媒を添加し、該有機溶媒に上記コロイド粒
子が移行、分散する範囲まで界面活性剤を添加して当該
コロイド粒子の表面に界面活性剤の略単分子吸着層を形
成し、これを静置分離して油層を回収した後、乾燥する
ことによって得られる。・ 次に、本発明の樹脂組成物は、例えば次の製造方法によ
って簡単に製造される。
し、該コロイド粒子を熟成して水洗したのち酸性にし、
これに有機溶媒を添加し、該有機溶媒に上記コロイド粒
子が移行、分散する範囲まで界面活性剤を添加して当該
コロイド粒子の表面に界面活性剤の略単分子吸着層を形
成し、これを静置分離して油層を回収した後、乾燥する
ことによって得られる。・ 次に、本発明の樹脂組成物は、例えば次の製造方法によ
って簡単に製造される。
即ち、上記の透明性金属酸化物と基材、更に所望により
可塑剤等の配合剤を加え、これらを従来公知の混合技術
、例えばリボンブレンダー、スーパーミキサー等の混合
装置を用いて均一に混合すればよく、この場合、上記の
透明性金属酸化物は超微粒子で分散性に極めて優れる結
果、上記基材との混合に特殊な条件を必要としないので
ある。
可塑剤等の配合剤を加え、これらを従来公知の混合技術
、例えばリボンブレンダー、スーパーミキサー等の混合
装置を用いて均一に混合すればよく、この場合、上記の
透明性金属酸化物は超微粒子で分散性に極めて優れる結
果、上記基材との混合に特殊な条件を必要としないので
ある。
上述の方法によって樹脂組成物を経済的に生産できるが
、最も!1済的で、量産化に適する樹脂組成物の!!遣
方法としては以下に述べる新規な方法が挙げられる。
、最も!1済的で、量産化に適する樹脂組成物の!!遣
方法としては以下に述べる新規な方法が挙げられる。
即ち、本発明の第二の要口は上記樹脂組成物の製造方法
に関するものであり、Fe”、T i 4 +、Z n
2” 、Co 2” % Cr’ ”、3 n44、
sb”、A13+の金属塩を単独、或は二種以上含む水
溶液に塩基性水溶液を加えてこれらの金属に対応する平
均粒子径が300Å以下の透明な陽性の水和金属酸化物
のゾルを調製し、これに界面活性剤を加えるか、或はア
ルミニウムイオンを加えた状態で界面活性剤を加えてゾ
ルを一旦凝集させ、次に、この凝集物を濾過し、洗浄を
行った後、常圧或は減圧下で熱処理して脱水することに
より透明性金属酸化物を製造し、該透明性金属酸化物を
基材に乾式混合或は溶融混合することにより含有させて
成るtjf脂組成物の製造方法を特徴とするものである
。
に関するものであり、Fe”、T i 4 +、Z n
2” 、Co 2” % Cr’ ”、3 n44、
sb”、A13+の金属塩を単独、或は二種以上含む水
溶液に塩基性水溶液を加えてこれらの金属に対応する平
均粒子径が300Å以下の透明な陽性の水和金属酸化物
のゾルを調製し、これに界面活性剤を加えるか、或はア
ルミニウムイオンを加えた状態で界面活性剤を加えてゾ
ルを一旦凝集させ、次に、この凝集物を濾過し、洗浄を
行った後、常圧或は減圧下で熱処理して脱水することに
より透明性金属酸化物を製造し、該透明性金属酸化物を
基材に乾式混合或は溶融混合することにより含有させて
成るtjf脂組成物の製造方法を特徴とするものである
。
以下、本発明の第二の要旨について詳細に説明する。
本発明においては、先ず、Feコ+、’l’ i4+、
Zn2+、Co”、Cr3+、Sn”、sb”、Af”
の金属塩を単独、或は二種以上含む水溶液に塩基性水溶
液を加えてこれらの金属に対応する平均粒子径が300
Å以下の透明な陽性の水和金属酸化物のゾルを7F!4
製する工程AI実施する。
Zn2+、Co”、Cr3+、Sn”、sb”、Af”
の金属塩を単独、或は二種以上含む水溶液に塩基性水溶
液を加えてこれらの金属に対応する平均粒子径が300
Å以下の透明な陽性の水和金属酸化物のゾルを7F!4
製する工程AI実施する。
本発明に用いられる上記金属塩としては、水溶性で、し
かも後述の塩基性水溶液により透明な水和金属酸化物の
ゾルを生成するものであれば特に限定されるものではな
く、例えばF e”、T i 4 +、Zn” 、Co
” 、CS”、S +1”、Sb3”、A13+の硫酸
塩、硝酸塩、或は塩化物等が挙げられるが、これらのう
ち特に硝酸塩や塩化物が好ましく、又これらは単独で、
或は所望により二種以上併用してもよいのである。
かも後述の塩基性水溶液により透明な水和金属酸化物の
ゾルを生成するものであれば特に限定されるものではな
く、例えばF e”、T i 4 +、Zn” 、Co
” 、CS”、S +1”、Sb3”、A13+の硫酸
塩、硝酸塩、或は塩化物等が挙げられるが、これらのう
ち特に硝酸塩や塩化物が好ましく、又これらは単独で、
或は所望により二種以上併用してもよいのである。
又、上述の塩基性水溶液としては、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物の水溶
液、炭酸す) 17ウム、炭酸カリウム等の炭酸塩水溶
液、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素
アンモニウム等の炭酸水素塩、アンモニア水等が挙げら
れる。
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物の水溶
液、炭酸す) 17ウム、炭酸カリウム等の炭酸塩水溶
液、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素
アンモニウム等の炭酸水素塩、アンモニア水等が挙げら
れる。
そして、上記の金属塩水溶液と塩基性水溶液の各々の濃
度は平均粒子径が300Å以下、好ましくは200Å以
下、特に好ましくは100Å以下の透明性金属酸化物が
得られるように適宜決定される。
度は平均粒子径が300Å以下、好ましくは200Å以
下、特に好ましくは100Å以下の透明性金属酸化物が
得られるように適宜決定される。
そして、上記金属塩水溶液の濃度としては、0゜1〜5
wrol/ 1の範囲とするのが好ましく、5 mo
1/1を遁えると、ゾルが濁ったり或は平均粒子径が3
00人を超えて沈澱したり、デル化したりして透明なゾ
ルが得られにくい。一方0 、 1 mo171未満で
は、濃度が薄くなり過ぎて量産性に欠け、極めて不経済
であるから好ましくない。
wrol/ 1の範囲とするのが好ましく、5 mo
1/1を遁えると、ゾルが濁ったり或は平均粒子径が3
00人を超えて沈澱したり、デル化したりして透明なゾ
ルが得られにくい。一方0 、 1 mo171未満で
は、濃度が薄くなり過ぎて量産性に欠け、極めて不経済
であるから好ましくない。
又、上記塩基性水溶液の濃度としては、0.5〜5mo
1/j!とするのが好ましく、0 、 51nol/
1を超えると濃度が高過ぎて後述の、+1の調整が困第
1となり、一方0.5 mob/ 1未満になると逆に
濃度が薄くなり過ぎて取り扱い上問題があるから好まし
くない。
1/j!とするのが好ましく、0 、 51nol/
1を超えると濃度が高過ぎて後述の、+1の調整が困第
1となり、一方0.5 mob/ 1未満になると逆に
濃度が薄くなり過ぎて取り扱い上問題があるから好まし
くない。
この金属塩水溶液と塩基性水溶液とを反応させて、その
金属に対応する平均粒子径が300Å以下の透明な陽性
の水和金属酸化物のゾルを調製するにあたり、pill
〜pH6の範囲で行うのが好ましい。
金属に対応する平均粒子径が300Å以下の透明な陽性
の水和金属酸化物のゾルを調製するにあたり、pill
〜pH6の範囲で行うのが好ましい。
そして、この工程Aで得られた透明性水和金属酸化物の
ゾルの粒子径はそのまま透明性金属酸化物粒子の大きさ
となり、従って、この工程Aで生成したゾルを加熱した
り、或は長時間放置すると粒子が成長してゾルが濁った
り、デル化する恐れがあるため、ゾルを調製する際の温
度を60℃以上にしたり、又はこの工程Aから次に述べ
る工程Bに移行するまで長時間放置するのを避ける必要
がある。
ゾルの粒子径はそのまま透明性金属酸化物粒子の大きさ
となり、従って、この工程Aで生成したゾルを加熱した
り、或は長時間放置すると粒子が成長してゾルが濁った
り、デル化する恐れがあるため、ゾルを調製する際の温
度を60℃以上にしたり、又はこの工程Aから次に述べ
る工程Bに移行するまで長時間放置するのを避ける必要
がある。
本発明においては、次に、上記工程Aで得られた溶液に
、界面活性剤を加えるか、或はアルミニウムイオンを加
えた状態で界面活性剤を加えて、透明性水利金m酸化物
のゾルを一旦凝集させる工程Bを実施する。
、界面活性剤を加えるか、或はアルミニウムイオンを加
えた状態で界面活性剤を加えて、透明性水利金m酸化物
のゾルを一旦凝集させる工程Bを実施する。
即ち、上記工程へで得られた溶液に直接界面活性剤を加
えて透明性水和金属酸化物のゾルを一旦凝集させてもよ
く、或はこれに代えて、上記工程Aで得られた溶液にア
ルミニウムイオンを加えた状態で界面活性剤を加え、こ
れによって透明性水和金属酸化物のゾルを一旦凝集させ
てもよいのである。
えて透明性水和金属酸化物のゾルを一旦凝集させてもよ
く、或はこれに代えて、上記工程Aで得られた溶液にア
ルミニウムイオンを加えた状態で界面活性剤を加え、こ
れによって透明性水和金属酸化物のゾルを一旦凝集させ
てもよいのである。
そして、アルミニウムイオンを加える理由は酸化チタン
等の透明性金属酸化物の表面を酸化アルミニウムで包み
、これによって、組成物や成形体中での合成樹脂等の基
材の安定化を図るためのものであり、従って、その添加
量は用いる透明性金属酸化物のf!1類によって適宜決
定される。
等の透明性金属酸化物の表面を酸化アルミニウムで包み
、これによって、組成物や成形体中での合成樹脂等の基
材の安定化を図るためのものであり、従って、その添加
量は用いる透明性金属酸化物のf!1類によって適宜決
定される。
従って、透明性金属酸化物を添加しても合成樹脂等の基
材が安定な場合には、上述の如く、アルミニツムイオン
を加える必要はないのである。
材が安定な場合には、上述の如く、アルミニツムイオン
を加える必要はないのである。
本発明に用いられる界面活性剤としては、例えばドデシ
ル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、カプロン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、
ラウリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリツム、フルキ
ルナフタリンスルホン酸ナトリウム、或は、リン酸エス
テル塩型の陰イオン界面活性剤、例元ば、高級アルコー
ルリン酸モノエステルジナトリウム塩、高級アルコール
リン酸ジエステルナトリウム塩等の陰イオン界面−活性
耐、オレイン酸、リノール酸、リルイン酸、ラウリン酸
、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸等の脂肪
酸、低重合度ポリカルボン酸の塩、例えば低重合度ポリ
アクリル酸ソーダ、低重合度ポリアクリル酸ブチル、低
重合度ポリメタアクリル酸ソーダ、更に、下記一般式 (但し、分子量5ooo〜600万、又、Xはアルカリ
金属、水酸化テトラアルキルアンモニウムをいう) で示されるスルホン化ポリスチレン等の界面活性M等が
挙げられ、これらのうち特にドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン
酸、ステアリン酸を用いるのが好ましい。
ル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、カプロン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、
ラウリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリツム、フルキ
ルナフタリンスルホン酸ナトリウム、或は、リン酸エス
テル塩型の陰イオン界面活性剤、例元ば、高級アルコー
ルリン酸モノエステルジナトリウム塩、高級アルコール
リン酸ジエステルナトリウム塩等の陰イオン界面−活性
耐、オレイン酸、リノール酸、リルイン酸、ラウリン酸
、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸等の脂肪
酸、低重合度ポリカルボン酸の塩、例えば低重合度ポリ
アクリル酸ソーダ、低重合度ポリアクリル酸ブチル、低
重合度ポリメタアクリル酸ソーダ、更に、下記一般式 (但し、分子量5ooo〜600万、又、Xはアルカリ
金属、水酸化テトラアルキルアンモニウムをいう) で示されるスルホン化ポリスチレン等の界面活性M等が
挙げられ、これらのうち特にドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン
酸、ステアリン酸を用いるのが好ましい。
この工程Bにおいて、界面活性剤の添加量は、透明性金
属酸化物の種類や量、用いる界面活性剤の種類によって
異なるので適宜決定される3本発明においては、上記工
程B″Ch得られた凝集物を濾過して洗浄する工程Cを
実施する6本発明の最も大きな特徴はこの工程Cを導入
した点にある。
属酸化物の種類や量、用いる界面活性剤の種類によって
異なるので適宜決定される3本発明においては、上記工
程B″Ch得られた凝集物を濾過して洗浄する工程Cを
実施する6本発明の最も大きな特徴はこの工程Cを導入
した点にある。
そして、凝集物を濾過して洗浄することにより、従来の
ように有機溶媒に移行、分散させるのに比べて、以下に
述べる長所を有するのである。
ように有機溶媒に移行、分散させるのに比べて、以下に
述べる長所を有するのである。
(イ)先ず、生産性が大幅に向上し、大量生産を実現し
て経済的に微細な透明性金属酸化物を得ることができる
。
て経済的に微細な透明性金属酸化物を得ることができる
。
即ち、従来のように、■水溶液中で調製した水和金属酸
化物のゾルの凝集物を有機溶媒に移行、分散させる工程
、■更に、水を分離してオルγ/ゾルを作成する工程、
■このオルガノゾル中の有機溶媒を蒸留等によって除去
、回収する工程、の各工程が不要となり、しかも濾過と
洗浄を繰り返しつつ、微細な水和金属酸化物を洗浄する
のであるから洗浄効果が極めて良好でpjIを容易に中
性にすることができると共に純度の高い透明性金属酸化
物が得られるのである。
化物のゾルの凝集物を有機溶媒に移行、分散させる工程
、■更に、水を分離してオルγ/ゾルを作成する工程、
■このオルガノゾル中の有機溶媒を蒸留等によって除去
、回収する工程、の各工程が不要となり、しかも濾過と
洗浄を繰り返しつつ、微細な水和金属酸化物を洗浄する
のであるから洗浄効果が極めて良好でpjIを容易に中
性にすることができると共に純度の高い透明性金属酸化
物が得られるのである。
そして、上記工程Bで得られた凝集物はスポンジ状で濾
過の際の水の流れが非常に良く、従ってこの凝集物の洗
浄、濾過が極めて良好になしうるのである。
過の際の水の流れが非常に良く、従ってこの凝集物の洗
浄、濾過が極めて良好になしうるのである。
(ロ)界面活性斉りの使用量を少なくできる。
本発明においては、水溶液中で得た水和金属酸化物のゾ
ルta集するだけの界面活性剤の量でよく、従来の方法
に比べて、172〜2/3の量で充分なのである。
ルta集するだけの界面活性剤の量でよく、従来の方法
に比べて、172〜2/3の量で充分なのである。
(ハ)配向吸着している過剰の界面活性剤を簡単に除去
できるため、透明性金属酸化物の含有率を高くすること
ができる。
できるため、透明性金属酸化物の含有率を高くすること
ができる。
(ニ)配向吸着している界面活性剤は透明性金属酸化物
粒子表面に親木基を出しているから、該透明性金属酸化
物粒子の親油性を低下させでいる。
粒子表面に親木基を出しているから、該透明性金属酸化
物粒子の親油性を低下させでいる。
ところが、この配向吸着している界面活性剤は物理吸着
であり、濾過、洗浄を繰り返すことによって容易に除去
できるため親油性が増大し、これによって有機溶媒中へ
の分散性が至極増大する。
であり、濾過、洗浄を繰り返すことによって容易に除去
できるため親油性が増大し、これによって有機溶媒中へ
の分散性が至極増大する。
(ホ)本発明では有酸溶媒を用いないから界面活性剤と
して水溶性の低重合度ポリアクリル酸ソーダ、スルフォ
ン化ポリスチレン等の界面活性剤を使用でき、従って、
この種の界面活性剤を用いると水との親和性が増大する
結果、水中での分散性に優れるのであり、このため、こ
の種の透明性金属酸化物は水性塗料等に使用できるので
ある。
して水溶性の低重合度ポリアクリル酸ソーダ、スルフォ
ン化ポリスチレン等の界面活性剤を使用でき、従って、
この種の界面活性剤を用いると水との親和性が増大する
結果、水中での分散性に優れるのであり、このため、こ
の種の透明性金属酸化物は水性塗料等に使用できるので
ある。
(へ)低重合度ポリアクリル酸ソーダの、スルホン化ス
チレンのオリゴマーを界面活性剤として用いると、これ
らの界面活性剤はビニル系樹曜と親和性がよく、従って
、これを界面活性剤として用いた透明性金属酸化物はビ
ニル系樹脂に添加してもこの樹脂の特性をさほど劣化さ
せることがなく、又プルーミング等の問題も発生しない
のである。
チレンのオリゴマーを界面活性剤として用いると、これ
らの界面活性剤はビニル系樹曜と親和性がよく、従って
、これを界面活性剤として用いた透明性金属酸化物はビ
ニル系樹脂に添加してもこの樹脂の特性をさほど劣化さ
せることがなく、又プルーミング等の問題も発生しない
のである。
そして、濾過の方法としては、特に限定されるものでは
なく、従来公知の方法、例えば、吸引濾過、自然濾過、
加圧源3I!J等、各種の方法を採用しう る 。
なく、従来公知の方法、例えば、吸引濾過、自然濾過、
加圧源3I!J等、各種の方法を採用しう る 。
本発明においては、上記工程Cで得られた透明性金属酸
化物を常圧或は真空中で熱処理して脱水することにより
平均粒子径が300Å以下の透明性金属酸化物を得る工
程りを実施する。
化物を常圧或は真空中で熱処理して脱水することにより
平均粒子径が300Å以下の透明性金属酸化物を得る工
程りを実施する。
この乾燥方法としては、特に限定されるものではな(、
大気中で加熱、乾燥してもよく、真空乾燥、不活性〃ス
中での加熱乾燥させてもよいが、乾燥温度としては水和
金属酸化物の水分を除去し、しかも透明性酸化物粒子に
化学吸着している界面活性剤が分離しない程度の温度で
ある。従って、この乾燥温度としては、乾燥方法、水和
金属酸化物や界面活性剤の種類によって異なるが、通常
300℃以下の温度である。
大気中で加熱、乾燥してもよく、真空乾燥、不活性〃ス
中での加熱乾燥させてもよいが、乾燥温度としては水和
金属酸化物の水分を除去し、しかも透明性酸化物粒子に
化学吸着している界面活性剤が分離しない程度の温度で
ある。従って、この乾燥温度としては、乾燥方法、水和
金属酸化物や界面活性剤の種類によって異なるが、通常
300℃以下の温度である。
本発明においては、最後に、上記工程Dt’得られた透
明性金属酸化物と基材を乾式混合或は溶融混合すること
により樹脂組成物を得る工程Eを実施する。
明性金属酸化物と基材を乾式混合或は溶融混合すること
により樹脂組成物を得る工程Eを実施する。
この場合において、透明性金属酸化物と基材との混合に
は特殊な技術や装置を要するものではなく、従来公知の
混合方法、例えば透明性金属酸化物と基材のベレットと
をニーグー等で乾式混合したり、或は透明性金属酸化物
と基材とを溶融、押し出しつつ混合する等の方法を採用
しうる。
は特殊な技術や装置を要するものではなく、従来公知の
混合方法、例えば透明性金属酸化物と基材のベレットと
をニーグー等で乾式混合したり、或は透明性金属酸化物
と基材とを溶融、押し出しつつ混合する等の方法を採用
しうる。
更に、本発明の第三の1旨は、Fe’“、T;4+、Z
n” 、Co” 、Cr” 、 Sn”
、 sbコ+ 、 A 1コ+の金属塩のうちい
ずれか一種の水溶液に塩基性水溶液を加えてその金属に
対応する平均粒子径が300Å以下の透明な陽性の水和
金属酸化物のゾルを調製し、これに、上記金属塩のうち
他種の金属塩の水溶液を加え、この混合物に塩基性水溶
液を加えてこの他種の金属に対応する透明な陽性の水和
金属酸化物を調製することにより透明性金属酸化物の複
合ゾルを形成させ、これに界面活性剤を加えるか、或は
アルミニウムイオンを加えた状態で界面活性剤を加えて
上記複合ゾルを一旦2筑果させ、次に、この凝集物を濾
過し、洗浄を行った後、常圧或は減圧下で熱処理して脱
水することにより透明性金属酸化物を製造し、該透明性
金属酸化物を基材に乾式混合或は溶融混合することによ
り含有させて成る樹脂組成物の製造方法を特徴とするも
のである。
n” 、Co” 、Cr” 、 Sn”
、 sbコ+ 、 A 1コ+の金属塩のうちい
ずれか一種の水溶液に塩基性水溶液を加えてその金属に
対応する平均粒子径が300Å以下の透明な陽性の水和
金属酸化物のゾルを調製し、これに、上記金属塩のうち
他種の金属塩の水溶液を加え、この混合物に塩基性水溶
液を加えてこの他種の金属に対応する透明な陽性の水和
金属酸化物を調製することにより透明性金属酸化物の複
合ゾルを形成させ、これに界面活性剤を加えるか、或は
アルミニウムイオンを加えた状態で界面活性剤を加えて
上記複合ゾルを一旦2筑果させ、次に、この凝集物を濾
過し、洗浄を行った後、常圧或は減圧下で熱処理して脱
水することにより透明性金属酸化物を製造し、該透明性
金属酸化物を基材に乾式混合或は溶融混合することによ
り含有させて成る樹脂組成物の製造方法を特徴とするも
のである。
以下、この第三のv!!−舌について、詳細に説明する
。
。
本発明においては、先ずF e 3 + 、T i 4
+ 、Z n 24s、Co”、Crコ+、S 第1
”、Sb”、A1コ+の金属塩のうちいずれか一種の水
溶液、例えばTi4+の水溶液に塩基性水溶液を加えて
その金属に対応する平均粒子径が300Å以下の透明な
陽性の水和金属酸化物のゾル、この場合は透明性酸化チ
タンのゾルを調製し、これに、上記金属塩のうち他種の
金属塩の水溶液、つまりTi4今以外の金属塩の水溶液
を加え、この混合物に塩基性水溶液を加えてこの他種の
金属に対応する透明な陽性の水和金属酸化物を調整する
ことにより透明性金属酸化物の複合ゾルを形成する。
+ 、Z n 24s、Co”、Crコ+、S 第1
”、Sb”、A1コ+の金属塩のうちいずれか一種の水
溶液、例えばTi4+の水溶液に塩基性水溶液を加えて
その金属に対応する平均粒子径が300Å以下の透明な
陽性の水和金属酸化物のゾル、この場合は透明性酸化チ
タンのゾルを調製し、これに、上記金属塩のうち他種の
金属塩の水溶液、つまりTi4今以外の金属塩の水溶液
を加え、この混合物に塩基性水溶液を加えてこの他種の
金属に対応する透明な陽性の水和金属酸化物を調整する
ことにより透明性金属酸化物の複合ゾルを形成する。
池の条件は上記工程Aと同様である。
以下、上記の工程Bから工程Eと同様にして本発明の樹
脂組成物を得る。
脂組成物を得る。
そして、このようにして得られた樹脂組成物は従来公知
の方法でシートやフィルム、包装用袋やビン等の容器な
どの成形体に形成される。この場合において、成形加工
性が悪いときには、成形加工性を向上させる配合剤を添
加するのが好ましい。
の方法でシートやフィルム、包装用袋やビン等の容器な
どの成形体に形成される。この場合において、成形加工
性が悪いときには、成形加工性を向上させる配合剤を添
加するのが好ましい。
成形体がシート(フィルム)である場合、その厚さは3
〜1000μm程度とするのが好ましく、3μm以下で
は実用に耐える強度がなく、一方、1000μ1以上で
は硬(なって取扱い難くなると共に不経済であり、特に
30〜500μIII程度にするのが最も望ましい。
〜1000μm程度とするのが好ましく、3μm以下で
は実用に耐える強度がなく、一方、1000μ1以上で
は硬(なって取扱い難くなると共に不経済であり、特に
30〜500μIII程度にするのが最も望ましい。
そしてこの成形体は、食品、医薬品及ゾ化粧品等の容器
、農業用の施設栽培ハウスの被覆材、又印刷物、写真及
びショーウィンド等の被覆材、更に各種合成樹脂成形品
の保護材等に使用される。
、農業用の施設栽培ハウスの被覆材、又印刷物、写真及
びショーウィンド等の被覆材、更に各種合成樹脂成形品
の保護材等に使用される。
(e)作用
本発明の樹脂組成物には平均粒度が300Å以下の透明
性金属酸化物が含有されており、該透明性金属酸化物は
超微粒子であって透明性に至極優れて可視光線をよ(透
過する一方、アモルフアスの金属酸化物で紫外線を広い
波及領域で吸収或は散乱する作用があるのである。
性金属酸化物が含有されており、該透明性金属酸化物は
超微粒子であって透明性に至極優れて可視光線をよ(透
過する一方、アモルフアスの金属酸化物で紫外線を広い
波及領域で吸収或は散乱する作用があるのである。
又、本発明の樹脂組成物の製造方法によれば、樹脂組成
物の製造工程数を減することができ、しかも育成溶媒を
用いないから安全性が若しく向上する作用がある。
物の製造工程数を減することができ、しかも育成溶媒を
用いないから安全性が若しく向上する作用がある。
(f)実施例
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
明はこれに限定されるものではない。
(1)透明性金属酸化物の製造
■透明性酸化鉄の製造
1 +no l / 1の塩化第二鉄水溶液100a+
1に2.5+Ilo l / (lのアンモニア水を1
00+ai’を加えて透明な水和酸化鉄ゾルを調整しく
このときのpl+は1.82)、このゾルに0.2 +
nol/ 1の1tデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム水溶液を125m1加えで、水利酸1ヒ鉄粒子を完全
に凝集させる。次いでこれにキシレンを200+nN加
えて激しく振り混ぜて上記水利酸化鉄粒子をキシレン相
に移行、分散させた後、水を除去する。この操作によっ
て水和酸化鉄粒子はキシレン中に完全に分散し、透明な
オルガノゾルとなる。このオルガノゾルをこの系の沸点
の温度(約140℃)で還流して、酸化鉄のオルガノゾ
ルとした後、水浴を用いてキシレンが完全になくなるま
で減圧蒸留すると、酸化鉄顔料が残留するからこれを取
り出す。透明性酸化鉄としての収率は91%であり、そ
の平均粒子径は80人であった。
1に2.5+Ilo l / (lのアンモニア水を1
00+ai’を加えて透明な水和酸化鉄ゾルを調整しく
このときのpl+は1.82)、このゾルに0.2 +
nol/ 1の1tデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム水溶液を125m1加えで、水利酸1ヒ鉄粒子を完全
に凝集させる。次いでこれにキシレンを200+nN加
えて激しく振り混ぜて上記水利酸化鉄粒子をキシレン相
に移行、分散させた後、水を除去する。この操作によっ
て水和酸化鉄粒子はキシレン中に完全に分散し、透明な
オルガノゾルとなる。このオルガノゾルをこの系の沸点
の温度(約140℃)で還流して、酸化鉄のオルガノゾ
ルとした後、水浴を用いてキシレンが完全になくなるま
で減圧蒸留すると、酸化鉄顔料が残留するからこれを取
り出す。透明性酸化鉄としての収率は91%であり、そ
の平均粒子径は80人であった。
■透明性酸化チタンの製造
0.3規定の塩l¥12100m(に、四塩化チタン4
゜8gを溶解し、この溶液に1 、5 mol/ 1の
アンモニア水を100u+&加えて透明な水和酸化チタ
ンゾルを調整しくこのときのpHは1.8)、このゾル
に0゜2mol/1のドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム水溶液250 m(lを加えて水利酸化チタン微
粒子を完全に凝集させる。
゜8gを溶解し、この溶液に1 、5 mol/ 1の
アンモニア水を100u+&加えて透明な水和酸化チタ
ンゾルを調整しくこのときのpHは1.8)、このゾル
に0゜2mol/1のドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム水溶液250 m(lを加えて水利酸化チタン微
粒子を完全に凝集させる。
次いで、これにキシレン300!I第1を加えて、以下
上記■と同様にして粉末状の透明性酸化チタンを得る。
上記■と同様にして粉末状の透明性酸化チタンを得る。
この透明性酸化チタンの収率は92.0%であり、又そ
の平均粒子径は65人であった。
の平均粒子径は65人であった。
■透明性酸化錫の製造
5nCf、・5 H2O130gを水とエタノールの混
合液(体積比で1:1)iに溶解し、この溶液に、5
N −N H、○I4をpH7,0になるまで一定速度
で添加して酸化錫コロイド粒子を生成する。この反応は
よく攪拌しながら行う。反応後、上記コロイド粒子を8
0℃で3時間熟成したのち、アンモニウムイオンが検出
されなくなるまで洗浄する。水洗後、全量を31にし、
これに、4 N −HClを加えてpl+を2〜3に調
整した後、トルエン−ア七トン混合油(体積比1:1)
0.41を加える。次いで、この溶液に1鵠o I /
1のラフリン酸ナトリウム溶液を、上記コロイド粒子
がトルエン−ア七トン混合油に移行、分散するまで添加
する。次いで、この溶液を装置分離して油層を回収し、
酸化錫のコロイド粒子を乾燥して易分散性酸化錫微粉末
を得る。
合液(体積比で1:1)iに溶解し、この溶液に、5
N −N H、○I4をpH7,0になるまで一定速度
で添加して酸化錫コロイド粒子を生成する。この反応は
よく攪拌しながら行う。反応後、上記コロイド粒子を8
0℃で3時間熟成したのち、アンモニウムイオンが検出
されなくなるまで洗浄する。水洗後、全量を31にし、
これに、4 N −HClを加えてpl+を2〜3に調
整した後、トルエン−ア七トン混合油(体積比1:1)
0.41を加える。次いで、この溶液に1鵠o I /
1のラフリン酸ナトリウム溶液を、上記コロイド粒子
がトルエン−ア七トン混合油に移行、分散するまで添加
する。次いで、この溶液を装置分離して油層を回収し、
酸化錫のコロイド粒子を乾燥して易分散性酸化錫微粉末
を得る。
該透明性酸化鉄の収率は90.5%であり、又その平均
粒子径は75人であった。
粒子径は75人であった。
■2Iaol/1の塩化第二鉄水溶液2Nに2a+ol
/1の炭化ナトリウム水溶液をpl+が2.5になるま
で加えたのち0,2mol//2のラウリン酸ナトリウ
ム水溶液1630IIIN加えて水和酸化鉄粒子を凝集
させる。このものを濾過し沈殿物を0.01〜00O2
mo l / 1のアンモニア水24!にて洗浄濾過し
!〕IIを6.5〜7に調製したのち、さらに60℃〜
70°Cの温水24!にて2回洗浄し、濾過を行う。次
いでこの沈殿物を240℃にて1時間熱処理した後粉砕
し微粉末状の透明性酸化鉄を得る。
/1の炭化ナトリウム水溶液をpl+が2.5になるま
で加えたのち0,2mol//2のラウリン酸ナトリウ
ム水溶液1630IIIN加えて水和酸化鉄粒子を凝集
させる。このものを濾過し沈殿物を0.01〜00O2
mo l / 1のアンモニア水24!にて洗浄濾過し
!〕IIを6.5〜7に調製したのち、さらに60℃〜
70°Cの温水24!にて2回洗浄し、濾過を行う。次
いでこの沈殿物を240℃にて1時間熱処理した後粉砕
し微粉末状の透明性酸化鉄を得る。
収率は95.5%で、平均粒子径は70人であった。
■2mol/1の四塩化チタン水溶液第1に2mol/
fのアンモニア水をpl+が2になるまで加えたのち、
更に0 、05 +ool/ (lの硝酸アルミニツム
を600第11加える。次いでこれに0.2mol/1
’のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶HK2
170+nff加えて水和酸化チタン粒子を凝集させる
。
fのアンモニア水をpl+が2になるまで加えたのち、
更に0 、05 +ool/ (lの硝酸アルミニツム
を600第11加える。次いでこれに0.2mol/1
’のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶HK2
170+nff加えて水和酸化チタン粒子を凝集させる
。
以下上記■と同様にして微粉末状の透明性酸化チタンを
得る。
得る。
収率は92.5%で、平均粒子径は65人であった。
(2)a(虞組酸物(実施例■〜@)
実施例■
ポリエチレンテレフタレートのベレット100重量部に
対して上記(1)■で得た透明性酸化鉄1重量部を添加
してリボンブレングーで充分に乾式混合し、次いで、こ
れを溶融してカレンダー法により成形してフィルムを形
成し、更に二軸延伸を施して紫外線カツトフィルムを得
た。
対して上記(1)■で得た透明性酸化鉄1重量部を添加
してリボンブレングーで充分に乾式混合し、次いで、こ
れを溶融してカレンダー法により成形してフィルムを形
成し、更に二軸延伸を施して紫外線カツトフィルムを得
た。
得られた紫外線カツトフィルムは厚さ50μfnであっ
た。
た。
実施例■
透明性酸化鉄の添加量を5重1部とした以外は、実施例
■と同様の方法で厚さ50μmの紫外線カツトフィルム
を得た。
■と同様の方法で厚さ50μmの紫外線カツトフィルム
を得た。
実施例■
透明性酸化鉄の添加量を10重量部とした以外は、実施
例■と同様の方法で厚さ50μmの紫外線カツトフィル
ムを得た。
例■と同様の方法で厚さ50μmの紫外線カツトフィル
ムを得た。
実施例■
ポリエチレンのペレッ)100重jLMに、上記(1)
■で得た透明性酸化チタン5重量部を添加し、以下、実
施例■と同様の方法で厚さ100μmの紫外線カツトフ
ィルムを得た。
■で得た透明性酸化チタン5重量部を添加し、以下、実
施例■と同様の方法で厚さ100μmの紫外線カツトフ
ィルムを得た。
実施例■
ポリエチレンのベレット100重1部に、上記(1)■
で得た透明性酸化錫5重量部を添加し、以下、実施例■
と同様の方法で厚さ100μIIlの紫外線カツトフィ
ルムを得た。
で得た透明性酸化錫5重量部を添加し、以下、実施例■
と同様の方法で厚さ100μIIlの紫外線カツトフィ
ルムを得た。
実施例■
ポリエチレンテレフタレートのベレット100mff1
部に、上記(1)■で得た透明性酸化鉄5重量部を添加
し、以下、実施例■と同様の方法で厚さ50μ伯の紫外
線カツトフィルムを得た。
部に、上記(1)■で得た透明性酸化鉄5重量部を添加
し、以下、実施例■と同様の方法で厚さ50μ伯の紫外
線カツトフィルムを得た。
実施例■
ポリエチレンテレフタレートのベレZ)100ffl量
部に上記(1)■で得た透明性酸化チタン5重量部を添
加し、以下、実施例■と同様の方法で厚さ50μmの紫
外線カツトフィルムを17だ。
部に上記(1)■で得た透明性酸化チタン5重量部を添
加し、以下、実施例■と同様の方法で厚さ50μmの紫
外線カツトフィルムを17だ。
実施例■
2 II+oN/ 1の塩化第二鉄水溶j[21に2m
oβ/iの炭酸ナトリウム水溶液をpl+が2.5にな
るまで加えて透明な陽性の水利酸化鉄のゾルを調製し、
これに0.2 mol/ (lのラウリン酸ナトリウム
水溶液1630m1を加えて水利酸化鉄ゾルを凝集させ
る。
oβ/iの炭酸ナトリウム水溶液をpl+が2.5にな
るまで加えて透明な陽性の水利酸化鉄のゾルを調製し、
これに0.2 mol/ (lのラウリン酸ナトリウム
水溶液1630m1を加えて水利酸化鉄ゾルを凝集させ
る。
このものを濾過し沈澱物を0.01〜0.02m。
1/1のアンモニア水で洗浄、濾過を繰り返してpl+
を6.5〜7.0にしたのち、更に60℃〜70°Cの
温水24ρにて2回洗浄、濾過を行う。次いでこの沈澱
物を240℃にて1時間熱処理した後粉砕し平均粒子径
が75人の粉末状の透明性酸化鉄を得た。その収率は9
5%であった。
を6.5〜7.0にしたのち、更に60℃〜70°Cの
温水24ρにて2回洗浄、濾過を行う。次いでこの沈澱
物を240℃にて1時間熱処理した後粉砕し平均粒子径
が75人の粉末状の透明性酸化鉄を得た。その収率は9
5%であった。
かくして得られた透明性酸化鉄5重量部にポリエチレン
テレフタレートのベレフ)100fifigを添加し、
以下、実施例■と同様の方法で厚さ50μmnの紫外線
カツトフィルムを得た。
テレフタレートのベレフ)100fifigを添加し、
以下、実施例■と同様の方法で厚さ50μmnの紫外線
カツトフィルムを得た。
実施例■
2 +no1/ 1の四塩化チタン水溶液第1に2mo
l/1のアンモニア水をpHが2になるまで加えて透明
な陽性の水利酸化チタンのゾルを調製し、これに0゜0
5 moj!/ 1の硝酸アルミニウムを600論p加
える。
l/1のアンモニア水をpHが2になるまで加えて透明
な陽性の水利酸化チタンのゾルを調製し、これに0゜0
5 moj!/ 1の硝酸アルミニウムを600論p加
える。
次いで、これにO、’ 2 Loo1/ 1のドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液2170Ua1
を加えて、水和酸化チタンと水利酸化アルミニウムの複
合ゾルを凝集させる。
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液2170Ua1
を加えて、水和酸化チタンと水利酸化アルミニウムの複
合ゾルを凝集させる。
以下、実施例■と同様に濾過、洗浄、熱処理を行い平均
粒子径が95人の酸化アルミニウムでコーティングした
粉末状の透明性酸化チタンを得た。
粒子径が95人の酸化アルミニウムでコーティングした
粉末状の透明性酸化チタンを得た。
かくして得られた酸化アルミニウムでコーティングした
粉末状の透明性酸化チタン5重1部にポリエチレンテレ
フタレートのペレッ)100ffl量部を添加し、以下
、実施例■と同様の方法で厚さ50μmの紫外線カツト
フィルムを得た。
粉末状の透明性酸化チタン5重1部にポリエチレンテレ
フタレートのペレッ)100ffl量部を添加し、以下
、実施例■と同様の方法で厚さ50μmの紫外線カツト
フィルムを得た。
実施例[株]
第1IIo1/1の塩化第二鉄水溶液第1と1 vao
1/ 1の四塩化チタン水溶液第1の混合溶液に2第1
1ol/1の炭酸ナトリウム水溶液をI)Hが2になる
まで加えて透明な陽性の水和酸化鉄ゾルと水和酸化チタ
ンゾルの複合ゾルを調製し、以下実施例■と同様に濾過
、洗浄、熱処理を行い平均粒子径が95人の透明な酸化
鉄−酸化チタンの複合微粒子を得た。その収率は93%
であった。
1/ 1の四塩化チタン水溶液第1の混合溶液に2第1
1ol/1の炭酸ナトリウム水溶液をI)Hが2になる
まで加えて透明な陽性の水和酸化鉄ゾルと水和酸化チタ
ンゾルの複合ゾルを調製し、以下実施例■と同様に濾過
、洗浄、熱処理を行い平均粒子径が95人の透明な酸化
鉄−酸化チタンの複合微粒子を得た。その収率は93%
であった。
かくして得られた透明な酸化鉄−酸化チタンの複合微粒
子5重量部にポリエチレンテレフタレートのベレy)1
00重量部を添加し、以下、実施例■と同様の方法で厚
さ50μmの紫外線カツトフィルムを得た。
子5重量部にポリエチレンテレフタレートのベレy)1
00重量部を添加し、以下、実施例■と同様の方法で厚
さ50μmの紫外線カツトフィルムを得た。
実施例■
1 【l1o(1/ 1の四塩化チタン水溶液第1に2
moN/1’の炭酸ナトリウムの水溶液を1)!1が2
になるまで加えて透明な陽性の水利酸化チタンのゾルを
調製し、これにI l0o(1/ 1の塩化亜鉛水溶8
第11を加え、この溶液に0 、 1 mol/ 1の
炭酸水素す) リウム水溶波をp++が5.5になるま
で加えて透明な酸化亜鉛でコーティングした透明性酸化
チタンの複合ゾルを調製し、以下実施例■と同様に濾過
、洗浄、熱処理を行い平均粒子径が85人の透明な酸化
チタン−酸化亜鉛の複合微粒子を得た。その収率は90
%であった。
moN/1’の炭酸ナトリウムの水溶液を1)!1が2
になるまで加えて透明な陽性の水利酸化チタンのゾルを
調製し、これにI l0o(1/ 1の塩化亜鉛水溶8
第11を加え、この溶液に0 、 1 mol/ 1の
炭酸水素す) リウム水溶波をp++が5.5になるま
で加えて透明な酸化亜鉛でコーティングした透明性酸化
チタンの複合ゾルを調製し、以下実施例■と同様に濾過
、洗浄、熱処理を行い平均粒子径が85人の透明な酸化
チタン−酸化亜鉛の複合微粒子を得た。その収率は90
%であった。
かくして得られた透明な酸化チタン−酸化亜鉛の複合微
粒子5重量部にポリエチレンテレ7タレー ) (7)
ベレット100重量部を添加し、以下、実施例■と同
様の方法で厚さ50μmの紫外線カツトフィルムを得た
。
粒子5重量部にポリエチレンテレ7タレー ) (7)
ベレット100重量部を添加し、以下、実施例■と同
様の方法で厚さ50μmの紫外線カツトフィルムを得た
。
実施例@
1mo1/1の塩化クロム水溶液第1に1mo1/1の
炭酸ナトリウム水溶液をpHが3になるまで加えて透明
な陽性の水利酸化クロムのゾルを調製し、これに0.2
mo1/1のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水
溶液を3850mNを加え、以下、実施例■と同様に濾
過、洗浄、熱処理を行い、平均粒子径が65人の粉末状
の透明性酸化クロムを得た。その収率は94%であった
。
炭酸ナトリウム水溶液をpHが3になるまで加えて透明
な陽性の水利酸化クロムのゾルを調製し、これに0.2
mo1/1のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水
溶液を3850mNを加え、以下、実施例■と同様に濾
過、洗浄、熱処理を行い、平均粒子径が65人の粉末状
の透明性酸化クロムを得た。その収率は94%であった
。
かくして得られた透明性酸化クロム5重1部にポリエチ
レンテレフタレートのペレット100fll量部を添加
し、以下、実施例■と同様の方法で厚さ50μIIIの
紫外線カツトフィルムを得た。
レンテレフタレートのペレット100fll量部を添加
し、以下、実施例■と同様の方法で厚さ50μIIIの
紫外線カツトフィルムを得た。
実施例■
0 、5 mo(1/ 1の塩化第二飲水溶液250社
に0゜5moN/1の炭酸ナトリウム水溶液をpl+が
2.5になるまで加えて透明な陽性の水和酸化鉄のゾル
を調製し、これにスルホン化ポリスチレン(分子量60
0万)の1重量%溶1m 87 u+Nを加えて水和酸
化鉄ゾルを凝集させる。
に0゜5moN/1の炭酸ナトリウム水溶液をpl+が
2.5になるまで加えて透明な陽性の水和酸化鉄のゾル
を調製し、これにスルホン化ポリスチレン(分子量60
0万)の1重量%溶1m 87 u+Nを加えて水和酸
化鉄ゾルを凝集させる。
以下、実施例■と同様に濾過、洗浄、熱処理を行い、平
均粒子径が75人で粉末状の透明性酸化鉄を得た。その
収率は94%であった。
均粒子径が75人で粉末状の透明性酸化鉄を得た。その
収率は94%であった。
かくして得られた透明性酸化鉄5重量部にポリエチレン
テレフタレートのベレッ)100重fiiを添加し、以
下、実施例■と同様の方法で厚さ50μtoの紫外線カ
ツトフィルムを得た。
テレフタレートのベレッ)100重fiiを添加し、以
下、実施例■と同様の方法で厚さ50μtoの紫外線カ
ツトフィルムを得た。
比較例■
実施例■において透明性酸化鉄の添加量を0゜005重
量部とした以外は、実施例■と同様の方法で製造した厚
さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用
いた。
量部とした以外は、実施例■と同様の方法で製造した厚
さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用
いた。
比較例■
実施例のにおいて、透明性酸化鉄は全く加えず、実施例
■と同様の方法で製造した厚さ50μ翰のポリエチレン
テレ7タレートフイルムヲ用いた。
■と同様の方法で製造した厚さ50μ翰のポリエチレン
テレ7タレートフイルムヲ用いた。
比較例■
実施例■において、透明性酸化チタンを全く加えず、実
施例■と同様の方法で製造した厚さ100μmのポリエ
チレンフィルムを用いた。
施例■と同様の方法で製造した厚さ100μmのポリエ
チレンフィルムを用いた。
上記の実施例■〜■及び比較例■〜■の各フィルムを、
日立社製自記分光光度計(323型)を用いて光線透過
率を測定した。
日立社製自記分光光度計(323型)を用いて光線透過
率を測定した。
その結果をfjS1表に示す。
(以下余白)
zi表
f51表より本発明の樹脂組成物で形成した紫外線カツ
トフィルムは紫外線の全波長頌域をほぼ完全に遮蔽する
ことが認められる。
トフィルムは紫外線の全波長頌域をほぼ完全に遮蔽する
ことが認められる。
なお、ポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンの
各々の100重量部に上記透明性金属酸化物を13重量
部加えたものは紫外線の遮蔽率が実施例■と変わらない
が、フィルムの強度が低下した。
各々の100重量部に上記透明性金属酸化物を13重量
部加えたものは紫外線の遮蔽率が実施例■と変わらない
が、フィルムの強度が低下した。
(g)発明の効果
本発明の樹脂組成物は平均粒子径300Å以下の透明性
金属酸化物を基材に含有させて形成されたものであり、
該樹脂組成物を用いて広範な用途に使用できる紫外線遮
蔽用の種々の成形体を容易に形成しうる結果、極めて有
益なのである。
金属酸化物を基材に含有させて形成されたものであり、
該樹脂組成物を用いて広範な用途に使用できる紫外線遮
蔽用の種々の成形体を容易に形成しうる結果、極めて有
益なのである。
Claims (6)
- (1)平均粒子径が300Å以下の透明性金属酸化物を
基材に含有させて成る樹脂組成物。 - (2)透明性金属酸化物が二種以上の透明性金属酸化物
の複合体から成る特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成
物。 - (3)透明性金属酸化物の平均粒子径が100Å以下で
ある特許請求の範囲第1項又は第2項記載の、樹脂組成
物。 - (4)透明性金属酸化物の配合比が当該透明性金属酸化
物と基材の合計重量に対して0.01〜50重量%であ
る特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載
の樹脂組成物。 - (5)Fe^3^+、Ti^4^+、Zn^2^+、C
o^2^+、Cr^3^+、Sn^4^+、Sb^3^
+、Al^3^+の金属塩を単独、或は二種以上含む水
溶液に塩基性水溶液を加えてこれらの金属に対応する平
均粒子径が300Å以下の透明な陽性の水和金属酸化物
のゾルを調製し、これに界面活性剤を加えるか、或はア
ルミニウムイオンを加えた状態で界面活性剤を加えてゾ
ルを一旦凝集させ、次に、この凝集物を濾過し、洗浄を
行った後、常圧或は減圧下で熱処理して脱水することに
より透明性金属酸化物を製造し、該透明性金属酸化物を
基材に乾式混合或は溶融混合することにより含有させて
成る樹脂組成物の製造方法。 - (6)Fe^3^+、Ti^4^+、Zn^2^+、C
o^2^+、Cr^3^+、Sn^4^+、Sb^3^
+、Al^3^+の金属塩のうちいずれか一種の水溶液
に塩基性水溶液を加えてその金属に対応する平均粒子径
が300Å以下の透明な陽性の水和金属酸化物のゾルを
調製し、これに、上記金属塩のうち他種の金属塩の水溶
液を加え、この混合物に塩基性水溶液を加えてこの他種
の金属に対応する透明な陽性の水和金属酸化物を調製す
ることにより透明性金属酸化物の複合ゾルを形成させ、
これに界面活性剤を加えるか、或はアルミニウムイオン
を加えた状態で界面活性剤を加えて上記複合ゾルを一旦
凝集させ、次に、この凝集物を濾過し、洗浄を行った後
、常圧或は減圧下で熱処理して脱水することにより透明
性金属酸化物を製造し、該透明性金属酸化物を基材に乾
式混合或は溶融混合することにより含有させて成る樹脂
組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22432485A JPS6284155A (ja) | 1985-10-08 | 1985-10-08 | 樹脂組成物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22432485A JPS6284155A (ja) | 1985-10-08 | 1985-10-08 | 樹脂組成物及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6284155A true JPS6284155A (ja) | 1987-04-17 |
Family
ID=16811966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22432485A Pending JPS6284155A (ja) | 1985-10-08 | 1985-10-08 | 樹脂組成物及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6284155A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0317950A (ja) * | 1989-06-14 | 1991-01-25 | Matsushita Electron Corp | 高圧水銀ランプ |
-
1985
- 1985-10-08 JP JP22432485A patent/JPS6284155A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0317950A (ja) * | 1989-06-14 | 1991-01-25 | Matsushita Electron Corp | 高圧水銀ランプ |
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