JPS628298Y2 - - Google Patents

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JPS628298Y2
JPS628298Y2 JP6010082U JP6010082U JPS628298Y2 JP S628298 Y2 JPS628298 Y2 JP S628298Y2 JP 6010082 U JP6010082 U JP 6010082U JP 6010082 U JP6010082 U JP 6010082U JP S628298 Y2 JPS628298 Y2 JP S628298Y2
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JP
Japan
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heat
concrete
curing
retaining
cast
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JP6010082U
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JPS58161043U (ja
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  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、少なくとも初期養生の間において現
場打ち床コンクリートの露出面を覆い、その床コ
ンクリートが凍害を受けることなく、基準とした
材令に調合強度が得られるようにするための保温
養生板に関する。
現場打ち床コンクリートの表面温度の低下を抑
制すべく、従来は、床コンクリートを現場打ちし
ながら順次その表面にシートやむしろを敷きつめ
ているが、作業性が悪く、しかもシートの場合、
断熱効果がなく、シート面が直接的に風にさらさ
れるとき、水分蒸発のために奪われる潜熱による
コンクリートの冷却を防止するにとどまり、有風
時にはシート表面の熱伝導率が増大し、表面のコ
ンクリート温度が低下しやすくなる。
むしろの場合は、保温効果の面でシートよりは
有利であるも繰返し使用に耐えず、吸水により保
温効果が低下することになる。
更に、シート並びにむしろの何れにおいても、
風によつて捲れたり吹き飛ばされたりするもの
で、風による影響が大きく、管理面で手間を要す
るものであつた。
本考案は、かかる実情に鑑みて成されたもので
あつて、床コンクリートの全体を現場打ちした状
態であつても、その床コンクリート表面を凹ます
ようなことなくコンクリート表面を覆うことが可
能で、しかも、繰返し使用に耐え得ると共に、そ
れによつても常に高い保温効果を維持でき、更に
風による影響も簡単に避け得るところの、使用面
で有用な現場打ち床コンクリートの保温養生板を
提供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係る保温養生板1を示し、第
2図は現場打ち床コンクリート2の表面を前記保
温養生板1の複数枚で覆つた初期養生の状態を示
す。
前記保温養生板1は、全体が発水性に富み断熱
保温性に優れる発泡スチロールによつて矩形の板
状に成型されており、使用状態においてその下面
が平坦面Sであると共に、その上面には、長手方
向に沿う複数個の凸部3……が巾方向に間隔を置
いて一体成型されている。
前記凸部3……において、該凸部3の巾Wは、
その凸部3の隣り合うものによつて形成される凹
部4の巾W1よりもやや巾狭まであり、かつ保温
養生板1において、その巾方向一側には凸部3が
設けられていず、第3図に示すように、1個置き
の保温養生板1の天地を返すことにより、複数個
の保温養生板1……を小嵩にして段積み保管でき
るようにしてある。
そして保温養生板1の成型に際して、前記凸部
3……とそれの下部側の本体5の夫々に長手方向
に沿う用心鉄材6をインサートしてあり、保温養
生板1の長手方向における撓み強度を高くしてあ
る。
尚、本体5の用心鉄材6を格子状にして巾方向
の撓み強化を図るも良く、あるいは、鉄材6を設
けずとも良い。
前記保温養生板1は、その平坦面Sを現場打ち
床コンクリート2の表面に当てがつた状態に、敷
きつめることによつて、床コンクリート2の保温
養生を行なうものである。
この場合、保温養生板1が発泡スチロール製で
あるため断熱効果が高く、かつ、吸水性がないの
で、有風時においても保温養生を効果的に行な
え、しかも、軽量であるにもかかわらず適度の剛
性をもつから、落下物等によつてコンクリート表
面が凹むようなことを防止できる。
殊に、保温養生板1が軽量であるにもかかわら
ず適度の剛性をもつため、風による影響が小さ
く、たとえ強風条件下にあつても、保温養生板1
の上面側に廃鉄材を置いたり、あるいは第2図に
示すように、保温養生板1の上面に適当ピツチで
配筋材7などを当てがつて、それを他物8などに
縛りつける等により、前述したように床コンクリ
ート2の表面を凹ませるようなことなく、風によ
るめくれ上がりや吹き飛びを確実に回避できる。
そして、前記凸部3……が保温養生板自体の強
度アツプに機能するだけでなく、保温養生板1の
床コンクリート表面に対する敷きつめや、床コン
クリート2の養生後における保温養生板1の取外
しの作業用把手に兼用することもできるのであ
る。
尚、保温養生板1を熱融解などによつて裁断
し、かつ、鉄材6については切断を行なうことに
よつて、床コンクリート側に張り出す柱部分の養
生も簡単に行なうことができる。
以上、実施例で詳述したように本考案によれ
ば、保温養生板の全体を、断熱保温性に優れる極
めて軽量の発泡スチロール製としたので、有風時
においても現場打ち床コンクリートの保温養生を
効果的に行なえ、しかも、保温養生板が適度の剛
性を有するため、床コンクリート面の凹み防止に
も有効であると共に、風による影響が小さく、簡
易な手段によつて風によるめくれ上がりや吹き飛
びを回避でき、かつ、強度アツプを図るための凸
部を作業用把手に兼用できるので作業性がよく、
その上、非使用状態における保温養生板の格納ス
ペースを狭くすることができる等、種々の効果を
奏し得るに至つた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る保温養生板の一実施例を示
し、第1図は全体斜視図、第2図は床コンクリー
トの保温養生状態を示す断面図、第3図は格納状
態を示す側面図である。 2……現場打ち床コンクリート、3……凸部、
4……凹部、S……平坦面、W……凸部の巾、
W1……凹部の巾。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全体が発泡スチロールによつて矩形の板状に成
    型され、その下面が平坦面であると共に、上面に
    は、長手方向に沿う複数個の凸部が該凸部の隣り
    合うものによつて形成される凹部の巾よりも巾狭
    まの状態で形成してあることを特徴とする現場打
    ち床コンクリートの保温養生板。
JP6010082U 1982-04-23 1982-04-23 現場打ち床コンクリ−トの保温養生板 Granted JPS58161043U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6010082U JPS58161043U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 現場打ち床コンクリ−トの保温養生板

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JP6010082U JPS58161043U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 現場打ち床コンクリ−トの保温養生板

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Publication Number Publication Date
JPS58161043U JPS58161043U (ja) 1983-10-26
JPS628298Y2 true JPS628298Y2 (ja) 1987-02-26

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ID=30070364

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JP6010082U Granted JPS58161043U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 現場打ち床コンクリ−トの保温養生板

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5866251B2 (ja) * 2012-04-27 2016-02-17 大成建設株式会社 コンクリートの養生容器と養生方法

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Publication number Publication date
JPS58161043U (ja) 1983-10-26

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